Somatic First Aid WS demo and procedure







震災後に,TVから流れる悲惨な映像を見過ぎることによって,或いは地震に対する恐怖から身体が身構えたままの緊張状態をなかなか解くことができず,心身のバランスを崩す方が少なくありません。被災地から距離のある都心の方もかなり影響を受けています。
まずは,安心できる生活環境がある程度得られた上でのことになりますが,
とりあえず,”今”は安全であることを,タッチを通して身体が納得することが,震災前の状態へリセットするシンプルな近道となります。
是非,ご家族の中やお近くの人同士で試してみて下さい。お子さんが寝ている時でもOKです。このワークによって,休息しやすい状態が引き出され,結果として食欲が戻ったり,よく眠れるようになったという感想も頂いています。


以下デモンストレーションの動画です。

注意点として,時間をかけすぎないこと。何かを掘り起こさず,震災前の状態にリセットすることを目的としてください。理由は,元々多くのトラウマを抱えている方や身体的な入力に対して感受性が高い場合には,必要以上に様々な反応が進むことが希にあります。少しづつ進めることが近道であり安全です。従って一回のワークは,20〜30分で終えてください。十分効果があるはずです。余計な意図のない,受け手が安心できる方の手を用いれば,うまくいくはずです。実際にワークショップに参加された方々全員(延べ35人程)が上手にワークされていました。万が一受け手の方が,固まってしまったり,怖い感じになるようでしたら,専門家の手を借りることをお薦めします。いずれにしても,プロアマ問わず,一番大切なリソースとなるのは,神経系が落ち着いた人間の手です。

in her supine position(横たわって行う方法)


in her sitting position (座ったまま行う方法)



このムーブメントワークは,Rolf MovementのYieldingワークを基に構成しています。Movementトレーニングで強調される,γ-タッチの質がこのワークに直接影響するでしょう。トラウマに対しての捉え方は,トレーニング中のSomatic experiencing®(SE)の考えを参考にしています。
その他の参考情報:
グラウンディングに関しては,SEコミュニティを通じてPeter Levine博士から得た私信 (〜地震後身体は大地への信頼を失い,グラウンディングが困難になるため,SEプラクティショナーのお腹に足をつけるというワークが有効となる)が参考になっています。
また,実際のワークショップの参加者からのフィードバックが参考になりました。
First Aidの考え方については,兵庫県こころのケアセンターのサイトを参考にしました。