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ブログ・アーカイブ2005〜2014年(171件)

旧ブログ(2005〜2015年)とrolfinger.comのブログ(2015〜2026年)の記事を、年ごとにまとめています。題名をクリックすると開きます。

2005年20件

ブログ開始!旧ブログ2005年9月29日

こんにちは,ロルファーの田畑です。 ロルフィング体験や,その実際例や結果を通じて,そのすばらしさを知って頂ければと思い,立ち上げてみました。特定の個人を誹謗/中傷する内容や,読んでいて気分を害する内容,信憑性の低い記述,そしてRolfing(呼称ロルフィング)の商標権侵害の可能性があるコメントは,削除させて頂きますので,あらかじめご了承ください。

このブログを通じて,ロルファーへの道に入るきっかけや,Rolfingそのものを深めたいと思う方の手助けになればと願う次第です。

弦楽器を奏でる音色が”太く”なる旧ブログ2005年9月30日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

邦楽演奏家のある方が,先週10回のセッションを終えた。先週海外で公演から戻られたばかりで,その時に一緒に演奏された方2人から,音が太くなったというフィードバックをもらったという。盛り上げるところで,力をこめて強く弦をたたいても,音量は大きくなるが,それは音の”太さ”とは関係ないらしい。太い音を出すためには,力みのない無理のない動きができているときに結果として望ましい太い音がでるらしい。声楽は,身体全体が楽器なので,Rolfingによって声のクオリティが変わるのは容易に想像がつくが,楽器の弾き方のみならず,音のクオリティが変化するのは興味深い変化だ。しかし,そうした繊細ながらも表現の上で重要な部分に影響が及ぶというのは,ロルファー冥利につきる。

ムチウチの影響旧ブログ2005年10月2日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

ずいぶん前だが,車に乗車中追突され,ムチウチになってしまった方がいらした。すでに10シリーズを終えて不幸にもその後,事故にあってしまった。あまりの不調に鍼灸や,整形外科的処置を受けたが,改善しなかったという。そこで,ロルフィングを試み,かなり回復したという。先日新聞で,車による追突事故を原因とする,脳脊髄液減少症が話題になった。その治療法として,液の漏れを塞ぐ処置が有効だという。確かにこれは,直接的な考え方だが,体には膜組織を修復する能力があるはずだが,それが起こりにくい構造状態になっている可能性が高い。その正常な機能が発揮される条件設定をしてやるためにも,トレーングをしっかり積んだManual medicine として分類されるCranialワークや,Chiropractic ,Osteopathy,ロルフィングなど,柔軟組織特に深部靭帯の歪みを解消できる手法が有効となると考えられる。多くの場合,たかが軽い追突がそんな不調の原因になるとは考えにくいし,精神論に置き換えられて,苦しむケースは潜在的に多いと予想される。まず,衝撃の大きさや外見の様子と,実際の被害者の苦痛は相関しないということを認識し,次にそこから回復するために,従来よく知られた治療法が有効とならないことも実際あるという事実を知ることが大切だと思う。経験及び,他のロルファーの実績からも,こうしたケースにロルフィングを選択する価値は十分あると思う。

腰椎を整体で骨折?!旧ブログ2005年10月3日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

怖い話ですが,今いらしている方の中に,整体にいって腰椎を骨折させられた方がいます。その人災以来,当たり前ですが,慢性的な腰痛に加え,かかとが痛むという状態が続いていたそうです。これって訴訟してもいいような気がしますが,結構泣き寝入りしている方って潜在的に多いのかもしれない,そう思いました。なってしまったものは仕方がないので,その事故による影響から回復させるために,過度に萎縮してしまっている組織に動きを引き出しながら,ワーク10回目を終えたところです。ようやく朝動き始めの時以外は,痛みから解放されてきているので,もうちょっとというところです。それにしても,例えば牽引のやりすぎで,脊柱のカーブが失われ,柔軟な動きが失われ慢性的な緊張に悩む人も少なくありません。緊急時にタイミングよく圧迫を除くために必要な処置もあるとは思いますが,2次災害を引き起こしては,元も子もありません。無機質な塊の集まりではなく,身体は,有機的なものだととらえなければ,根本的な治癒からほど遠い行為になってしまいます。

ワークショップの感想旧ブログ2005年10月5日

カテゴリ:ワークショップ

約1年ムーブメントのワークショップに参加されているご夫妻の感想を頂きました。プラクティショナーと受け手の本質的なディープなところまで探求されているのが伝わってきて,主催側としても嬉しい限りです。

(Sさんのご感想)

昨日はありがとうございました。

背中へのワークは、シンプルでいて効果が高く、とても興味深かったです。今朝になっても、背中のゆるんだ状態が続いています。

ところで、昨日のみんなの感想から改めて実感したのですが、ワークする側とされる側の感覚には結構差があって、特に受け手の側はやる側の意識とは異なる場所の変化を感じることが多い気がします。施術者の意図や予想を超えた変化を引き起こす、というのがMovement Integrationなのかなと、感じました。

また、1年もの間、ワークショップに参加していると、ワークを受ける技術が進歩するというか態勢が整うというか、妻が申していたように、「田畑さんの顔を見ただけで体が緩む気がする」状態になるようです。これは、効果的なワークになるためには受け手の意識・態度が重要、とも考えられますが、もう一歩進めて考えると、受け手の側の意識が進歩することにより、ワークを受けなくても、日々意識の仕方によって、制限を軽減できることにつながる可能性を示しているような気がします。

最後に、前の「受け手の側が重要」との感想と矛盾するようですが、ワークする側の緊張や姿勢が、ワークされる側に敏感につながるということ、すなわち、ワークする側が制限の少ない状態でいないと、なかなかうまくいかない気がします。ロルファーになろうと考える方は、まず自分の抱える問題点を改善しないといけないのかもしれませんね。

(S’さん)

主人が、日頃感じていることを、とても分かりやすくまとめてくれました。

いつも感想を聞かれても、あまりまともに答えられなくてすみません。

昨日の最後のワークは全身の緊張がすっかりとれて、それでいて体の中心にしっかり軸があって、軽やかで、とても気持ちよかったです。

本当に気持ちよいときは言葉がなくなります。

「ただただ、にこにこ」って言う感じです。

まだまだ体のあちこちに問題があって、完全とは言えない体なのですが、

時々、すべてのものがあるべきところに収まっている感覚、これで充分、満足、完璧という感じを味わいます。

ワークショップは、「不思議。楽しい。気持ち良い。」ので続けています。

いつも相手の中に、神聖なものを感じます。

私には繊細でもあり、ダイナミックで、パワフルでしなやかで

美しく、調和がとれているというふうに感じられます。

相手とつながっている感覚も楽しいです。

体の緊張が緩むと、エネルギーのどこにブロックがあるのか感じやすくなります。エネルギー治療に繋げて、いかしていきたいと思います。

グランディングが弱いと気付いたので、日々の生活の中で、強めるよう

心がけています。少し改善されました。

ではまた次のワークショップを楽しみにしています。

受け手の身体の反応を”聴く”ことの大切さ旧ブログ2005年10月7日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

ここのところ,2人の方から,workに関して”どうしたら,セッション後の反応を和らげられるか?”という質問を頂きました。反応とはつまり,セッション後しばらくしてから受け手が訴える強い痛みと,翌朝だるく頭がぼんやりしたり,身体がつらいという変化です。これらの反応については,身体がhealing processに入り,回復する過程でおこる必要なプロセスと,過度の入力と変化を強要したために起こるcataltic reactionとは別であることを認識する必要があります。catalsisから回復するためには,余計なエネルギーを消耗することになりますし,身体が合意していない変化も含まれるため,いわゆる過剰なリバウンドが起きます。古典的なスタイルのStructural Integrationに用いられたToo much directな変化強要型のhighly organized stress(高度に編成されたストレス)をインプットするやり方ではこのcatalticな反応が起こるリスクがあります。一方で,受け手のtissue responseを十分尊重した上で,核心に触れるようなワークによって,2,3日身体のだるさが抜けないなどの反応がでることもあります。healingのプロセスであれば,数日の違和感の後,以前の状態に比べて,身体が軽くなっている,抱えていた不具合が改善している等の治癒の促進を含むWell-beingへの変化が体験されるはずです。catalsisではなく,healingが起きるためには,受け手の反応を傾聴し,身体が合意する必要なだけの介入をすることが重要になってきます。

相談されてきた方のコメントを引用させて頂きます。

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ロルフムーブメント体験旧ブログ2005年10月11日

カテゴリ:ロルフィング体験

昨年心停止を体験された39才男性からのRolf Movement Integrationの体験記です。

《ムーブメント》

Basic10を終え、続いてムーブメントのセッションを受けました。セッションの間隔は、Basic10はだいたい1回/週でしたが、ムーブメントは1回/月のペースで受けました。

田畑さんから、Basic10は身体の構造に重点をおきますが、ムーブメントは動きに重点をおくことになります、と聞いていました。どんなふうに違うのだろう?と興味深々でしたが、実際、セッションを受けての感想は両者とも感触的には同じように感じました。しかし、ムーブメントに入ってから、身体の変化はより大きく、そして徐々に自分自身の姿勢の問題点をはっきりと意識できるようになりました。

特に大きな変化は、5回目のセッションを終えてしばらくした頃でした。

上半身と下半身が、例えれば外れたコンセントがカチャッと接続するように、腰椎の辺りでつながるような感触を味わうようになりました。今までに比べて無駄な力が腰から抜け、胸を自然に楽に開くことが出来るようになり、身体的にも気分的にも心地よくなりました。

当初、ムーブメントのセッションを何回受けるか判断できなかったのですが、姿勢がある程度の統一に達したと感じ、結局6回目を受けて一旦セッションを終わらせることにしました。

《ムーブメントを終えて》

ロルフィングを最初に受けた頃、問題となっていたムチウチ症の痛みは今もありません。

日常生活でも、たとえばパソコンを使っているとき「右肩が上がっている。」とか「腰椎の右側の背筋が緊張している。」など自分でよく気が付くようになりました。以前にはなかったことです。

私は趣味で気功をやっています。「形不正即気不順 気不順即意不寧」(体の形が正しくなければ気は順調に流れない、気が順調に流れなければ意識は安定しない。)。気功の言葉です。身体、気、意識を合わせることは気功の基本である、と言うことだと思います。ロルフィングのセッションを受け始めてから、このおよそ1年間、楽な良い姿勢をとれるようになったことは、私の気功にとても良い影響を与えているようです。

私にとってロルフィングは、より良い姿勢を探求することでした。健康はもちろんのこと、身体の形と内面のつながりを大切にするような気功や、(おそらく)ヨガなどをやっている方にはなかなか面白いものだと思います。少なくとも私はとても楽しむことが出来ました。

ロルフィングの効果旧ブログ2005年10月14日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

ロルフィングってどんな効果がありますか?とよく聞かれます。例えば,腰痛が治りますか?とか,こんな症状をかかえていますけれども。。。等いろいろです。その場合,こちらからいえるのは,その負担を減らすような身体の状態と使い方を身体に覚えこんでもらうことはできると思いますし,期待されるような結果が起きる可能性は十分あるし,助けになると思いますが,正直,やってみないとわかりません,とお応えしています。経験からすると,例えば腰痛を抱え,ロルフィング後それが改善した方は割合からすれば多いですが,依然として痛みが残るケースもあります。最近は,髄膜や髄液への働きかけを取り入れるなどして,ワークの精度は上がっているとは思うのですが,身体以外のレベルでもその痛みが関わっていることもあるようです。ある方は,10シリーズ終了後しばらくは痛みが改善しなかったらしいのですが,数ヶ月後に大きく感情が解放される場面があって,それからは,痛みが全く消失してしまったという体験をシェアしてくれました。

シリーズは完結していましたから,そのプロセスは,その方が自発的に起こしたことになります。そして,身体の痛みという感覚は単に肉体的なレベルの問題ではない場合もあることを示唆しています。つまり,その場合ロルフィングは,ヒーリングのプロセスを起こすためのセッティングはできるが,それ自体を起こすことは受け手側ということになります。

じゃあ,受け手がどういう心構えや状態であればいいのでしょうか?

身体意識の高い方のフィードバックでは,最初の2,3セッションは,こちらのロルファー側の独特のやり方に慣れるのに時間がかかり,それ以後は,もっと変化をリアルに自覚できるようになったとおっしゃっていました。ロルファーはもちろん受け手の組織の反応性やパターンを把握しようとしますが,受け手側(Rolfee)もまたロルファーにチューングすることが必要なのかもしれません。それとこの場合,表面的に協力的だったり,思考だけが,変わりたいと思っていても,実際の身体の変化には何の関係もないようです。

まあ,いろいろなケースがありますが,ロルフィングやってみる価値はあります。

結果ですか? ~ ~ ~ そうですね,やれるだけのことをやる自信はありますが,あなたが望む結果が起こるかどうかは,やってみないとわかりません,としか申し上げられません。

受け手として旧ブログ2005年10月16日

カテゴリ:How ?

受け手として,変わりたいと心底腹の底から思っていれば,絶対変われると思います。このセッションでだめでも次のセッションで,このロルファーでなければ,別のロルファーで,というように。ただ,ロルフィングの場合は,変化が長い期間を経て起こるものです。最初の数回で,なんだか変わった感じが実感できなくても,見切りをつけるのはもうちょっとまってみてください。ベーシック10の6回目で,やっと変化を実感することができたという人もいれば,10回終了後,半年くらい経ってからという方もいます。ちなみにこの一番遅く実感を感じた方は,慢性的な痛みのために,長期に渡ってステロイド系の薬剤を服用していた方でした。こういうケースでは,変化が起こらないわけではないけれども,組織が変化するのが通常に比べてゆっくり進むとされています。

ロルファー側の技巧ももちろん影響しますが,大切なのは,受け手が,セッションルームという空間の中で,安全が確保され,安心して身体をオープンにしていく環境が整えられていることが,最低にして絶対条件といえます。私のUnit 2のインストラクターであるJane Harringtonは,ロルフィング成功の条件は,1にラポール,2にラポール,3,4がなくて5にラポールといってました。ラポールは,よくプラクティショナーとクライアントとの信頼関係と訳されますが,友人のカイロプラクターは,ラポールを両者間の”同調”というニュアンスで用いるといってました。なるほどなと思います。

普通我々が使う意味で,”信頼関係”とは,一日で形成されるような軽いものではないですし,初回から,よく知りもしないロルファーと”信頼関係”があると思える方がおかしいでしょう。セッションの時間枠の中で,ロルファーの手に身体を委ね,セッションに集中できさえすれば,ラポールは築かれていると思います。

この完全に同調した時には,非常に明晰な精神状態になります。非常にIntentionがクリアで,次に何をどれだけワークしたらよいか,”わかっている”状態です。

これは,受け手側は受動的ですが,同調に関しては対等なレベルでないとうまくいかないようです。ロルフィングは,ベストなタイミングでロルファーと受け手が出会い,集中的にプロセスを押し進める興味深いプロセスです。ロルファーは,その時その時で,集中的に考えていることや重点項目(課題?)がそのタイミングで異なり(私の場合はそうですが),やり方も常に進化させています。あること(例えば,膝とか)をよく理解したタイミングで,そのためのクライアントが突然コンタクトしてくるということはよくあります。とてもスピリチュアルなやりとりだと思います。

ロルフィングの体験投稿募集旧ブログ2005年10月16日

カテゴリ:ロルフィング体験

RolfingあるいはRolf Movementを受けられた方の体験をお寄せください。

どんな変化があったか?抱えていた問題の解決などありましたら,お願いします。

ロルフィングの有効性や可能性,それがどんなものなのかを知るきっかけになるような情報をお待ちしてます。

(注) 特定のロルファーの中傷や誹謗につながるコメントは削除させて頂きます。

股関節の左右の密接な関係旧ブログ2005年10月19日

カテゴリ:ワークショップ

股関節を扱うMovementのワークショプに参加された方から感想を頂きました。左股関節の不調は右股関節から大きく影響を受けていたというケースで興味深いご報告です。

今回の内容は、この2ヶ月以上股関節の痛みには悩み続けていたので、とても興味深いものになりました。ワークを受けている間ほぼ実況中継的に身体の中で感じられた動きをお伝えしましたが、まさに股関節の骨と靭帯のつながりを密に感じたとても深いレベルの解放を感じることができ、正直びっくりしました。

ずっと左股関節が問題だと思い込んでいましたが、右股関節をワークして頂いているうちに、勝手に左股関節周りの筋肉が収縮し始め、しばらく引っ張り合いをしていたかと思ったら、(その時には,激痛とは言いませんが、この2ヶ月間に痛みが出た箇所すべてに不快な緊張感を覚えました)

急に一つの筋肉以外がすべてあきらめたようにすっと弛緩し,脱力できました。

身体の方が自分の意識を超え、勝手に変わって行く(行ける)のだということを改めて実感致しました。キャロル(Rolfing instructor)からセッションを受けた時も同様な感想を持ったのですが、今回に関しては特に自分の身体の中の動きがはっきりと確認できたので、違う意味で強烈な印象を持ちました。

昨日は股関節の深部に違和感がありましたが、今のところそれは解消されているようです。ありがとうございました。

毎回本当に身を以て学ぶことが多く、大変興味深いです。

歌が上達旧ブログ2005年10月21日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

セッション終盤の方からご感想をメールで頂きましたので,紹介したいと思います。

「変化の項目」としては、予想の外でしたが、

一番大きかったのは、歌が上達したことです。

音大に在籍する頃から、歌(専攻ではありません)は苦手、でも、仕事がら歌を歌っていかなければいけないという葛藤がありましたが、

あっけなくそれが解消されたのが、一番大きかったです。

最近は安定して、声の響きがとてもいいです。

RolfingとRolf Movement Integration旧ブログ2005年10月23日

カテゴリ:ロルフムーブメント

Rolfingが終わった後,Rolf Movementに興味があるけど,どんなものですか?とよく聞かれます。Rolfingの柱は,Connective tissueへのmanipulationとMovement educationの二つです。この後者部分のみを扱うワークが,Rolf Movementということになります。両者とも,機能的な構造を目指すための統合プロセスといえますが,構造的な切り口から戦略的に進めるか,機能面から進めるかという違いがあります。身体構造が変われば機能も変わります。これは,事故や外科手術などのトラウマにより組織に根本的な制限(歪みや滞り)が生じている場合は,我々がTissue workと呼ぶところの組織を分化させるmanipulationが有効となります。一方で,ある程度主要な組織の構造的制限が解放されている状態においてなお,身体が痛みを伴うような負荷のかかる動きとなっている場合は,機能つまり”動かし方”が問題となります。身体が,機能的な動かし方を知らない状態では,意味のある変化まで至っていないことになります。実際の体験として,Normal motionを膝に教えるMovementワークにより,痛みのない歩き方ができるようになる例は多く観察されます。

動きには,関節から生じるようなマクロ的な動きと,組織自体が生来もつ微細なミクロ的な動きがあります。理学療法やリハビリなどでは,マクロ的な動きを扱いますが,Rolf Movementでは,ミクロ的な組織に内在する動き,Motilityを重要視します。この組織自体の活性が,マクロ的な動きを支えています。この組織の活性が再生すると,知覚も回復し,身体の外の空間認識も広がり,結果として,周囲の環境との関係性もより統合されることになります。

長くなりましたが,身体が統合するためには,構造面からだけではなく,動きと知覚を扱うことが不可欠であり,それを扱うのが,Rolf Movemen Integrationということになります。統合という目的のために,根底を支える原理/原則も共通しているため,Rolfingと矛盾なく進めることができ,相乗的に効果を上げることが可能だと考えられます。

雑誌コンシャス創刊!旧ブログ2005年10月27日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

10/26創刊の雑誌コンシャスにロルフィングの記事掲載中です。今回は,5回分のAdvanced Rolfing sessionの写真データ付きです。各セッションに何をしたかについての詳細のコメントが,専門的過ぎることから採用されなかったので,私のHP上にUpする予定です。雑誌をお買い求めの上,写真データと照らし合わせてください。骨盤はより水平性を獲得し,わずかですが身長も伸びているのがわかると思います。

霊的なトラウマの身体への影響旧ブログ2005年11月2日

カテゴリ:スピリチュアルな身体

少し前に私のクライアントの方が,大野百合子さんの個人セッションをお受けになって,すばらしい体験をされたとのご報告を受けました。彼は,10シリーズRolfing後,Rolf Movementセッションも受けた方ですが,大野さんの前世療法を受けて,心理的に納得できる解釈を得ることに留まらず,肩が軽くなったりする等,身体にも改善が得られたそうです。大野さんには,先のRolf Movement認定コースの通訳をしていただきましたが,アカシックレコードをリーディングするゲリーさんの著書等の多くのスピリチュアルな書籍の翻訳を手がけていらっしゃいます。葉山統合研究所を主催され,有名な書籍”前世療法”の著者であるブライアン L.ワイス氏の先生から,そのセラピーを学ばれたそうです。

大野さんのように優れたスピリチュアリティを扱うセラピストによるセッションにより,身体的な変化が現実的に起こるとすれば,霊的な要因が身体になんらかの影響を与える例は確かにあるでしょう。身体は神秘的です。変化はどんなタイミングでやってくるかわからないものです。

自分をより知りたいという方は,大野さんのセッションはお奨めです.

葉山統合研究所

注射の影響旧ブログ2005年11月11日

カテゴリ:スピリチュアルな身体

3年くらい前に,30代男性クライアントの臀部をアプローチしているときのことだ。突然,注射の前の消毒液の匂いを感じた。筋筋膜的には,中殿筋あたりが骨盤に付着している箇所だった。股関節の可動性が比較的少なく,腸骨自体の動きが少ないと最初のボディリーディングで感じたので,臀部に着目した。気のせいかと思いきや反対側の臀部をアプローチするとやはり,あるポイントで薬剤の強い匂いがはっきりと感じられた。受け手にこの周辺に注射を打たれたことはあるか尋ねると,幼少時期に確かに複数回臀部に注射を打たれたことを記憶しているという。この箇所は,まさに彼にとってポイントだったらしく,脚や腰のみならず,身体全体がより統合への変化を示した。

過去受けた衝撃は,軟部組織に蓄積記憶されるというが,イソプロパノールなどの揮発性の溶媒が数十年単位で残留しているというのは,常識的にはありえない。しかし,この嗅覚にリアルに感じたのは何だったのか,ずっと自分の中で謎だった。他人にいえば,間違いなく気のせいだといわれるだろう。

ところが,先日,科学者でありロルファーでもあるJames Oshman著書のEnergy Medicineの翻訳本を読んでいたら,同様の体験をしているセラピストの記述を見つけたときには,ほっとした。科学的な解釈はともかく,そういった体験は共有されるもので,実際それは意味のある反応つまり,癒しの過程で起こりうるものであるらしい。

こんな浄化もある!?旧ブログ2005年11月15日

休暇で,約一週間台湾に行ってきた。そこで,薬膳スープなるものを試してみた。50種類のなにがしかが入ったという真っ黒な液体の中に,烏骨鶏が入っている。最低3杯はスープを飲むように書かれていたが,なんとか喉に流し込もうとするもののあまりの強烈な奇妙な味に翻弄された。当日は多少ハイになった感じだったが,中には鼻血を出す仲間もいた。そして,次の日はとりあえず不調もなく観光していたが,2日後の真夜中にいままで体験したことも無いような大下痢になった。あまりの腹痛とショックで立つこともできず,猛烈な震えも止まらず,フロントに電話するなど大騒ぎになってしまった。眠ることもできないので,アセトアミノフェンを服用してなんとか落ち着きを取り戻した。次の日は一日寝て過ごし,なんとか空港を通過できるまでに回復したが,熱がそれほど出たわけでもなく,ウイルス性の感冒にも似ているが,滅多になることがないシビアな頭痛が一週間続いた。サイキックな鑑定によると,強力な浄化が起きているらしく,日本人にはきつすぎなのだという。たかがスープといえど,一週間続けての下痢と頭痛を引き起こすとはあなどれない。

頭痛が引くころには身体も軽くなったような気がする。

もうしばらく様子を見ないとなんともいえないが,中国4千年の知恵は深遠なのだろう。

ロルフィング体験者からのメールを紹介します旧ブログ2005年11月29日

カテゴリ:ロルフィング体験

10回目を終えてから1ヶ月以上が経ちました。

その間、いろいろと変化があり、いまも変化が続いていると思います。

例えば、ある箇所が痛くなったり、痛くなくなったり、また痛くなったりなどです。

最近の特徴を書きます。

・自分の姿勢のくせに気づくようになりました。

具体的には、

肩を上げている時、

肩を前方に巻いてしまう(胸を閉じるというか)時、

座る時に前かがみな時(ずっと目が悪いせいかもしれません、見えないので)、

歩く時に左足の動きが悪い時、

右顎をかみしめている時(最近ようやくわかりました)、

内臓が緊張している時(忙しくて先のことばかり考えている時になります)、

などです。

気づくってすごいことなので、きっと大きい変化なのだと思います。

・症状的に良くなったこととしては(少なくとも現時点で)、

以前も言いました、声の響き

肩こりの軽減、こっても翌日は治っています。

首の後ろのいたみの軽減(ほとんど痛まない)

腰痛の軽減(変動中ですが、ここ1週間くらいは痛くない)

疲れからの回復力(疲れに対して敏感になったので、必然的に断続的に

体を休めるようになった)

歩きやすさ

自転車をこぐ時にお腹とお尻を意識するととてもこぎやすい(腸腰筋?)

お腹をのばすととても気持ちいいこと(自然と深呼吸?)

・今も引き続き気になることで、できたら改善したいことは、

事故でぶつけた左ほほが、10回目のワークの後にいろいろありましたが

(あつくなったり痛くなったり)、まだもう少し働きかけていただいたほうが

いいような気がすること。

左顎が今でもばきっと鳴ること。

疲れからの回復は良くなりましたが、ひざ下の疲れは残りやすいこと(もともとですが)

椅子の座り方が悪いこと、

つまり、椅子の上に正座したり、足をぶらぶらさせないと長時間もたないことです。

(セッション依頼の内容省略)

余談ですが。

ロルフィングによる感覚的変化についてです。

力を抜くことで、「響き」や「余韻」(=世界?)を感じられる感性が

開かれたような気がします。

力みに気づく→あまり力まないようになる→世界を感じ世界と調和する方向

という流れがあるような気がしています(大げさな表現ですね)。

きっかけはロルフィング以外にもたくさんありましたが、

そのきっかけとなるメッセージに気づけたのは、

ロルフィングによって比較的ゆったり構えられるようになったことも

関係していると思っています。

今でもいつも急いで前のめりな生活ですが(もうすぐ師走ですしね)、

時々意識してゆっくり動いたりするようになり、それが良い作用をもたらしているような

気がします。

勘が磨かれたり、タイミングは良くなったりという現象はあります。

(以下2回目のメール)

ロルフィングをしていただいている期間は、

週に1回ゆったりした感覚を思い出すのがとても良かったです。

終わってからしばらくは、またゆったりできないままになってしまうかと

思っていましたが、

最近、意識して自分でゆったり感覚を思い出すことが少しできるようになりました。

(自立?)

前回のメールで、省略したことあります。

ロルフィングが関係しているかわかりませんが、時期的に一致したことです。

食生活が変わりました。

きっかけは、おそらく、10シリーズ後半の頃、

スーパーで買ってきたみかんの後味をとても「まずい」と感じたことです

(偶然、農薬がきついものだったのかもしれません)。

音の響きについて不思議に思ったことがあります(10シリーズの後半?)。

毎日使っているピアノの響きが豊かに変わったと感じる瞬間がありました。

?単に調律をしたせいなのか(毎年していますが、豊かに感じたのは今年だけです)

?弾き方が変わったからなのか

?聴覚が変化したのか

そのどれが理由なのかはわかりませんが。

左頬については、

事故から数ヶ月? 痛みを感じる

それ以降?     しこりやひきつりという感じ

10回目の後?   しこりがやわらかくなった感覚

その1週間後?   熱くなったり痛くなったり

さらにその後?   再び、しこりの感じ

という変化です。

膝のワークショップ後旧ブログ2005年12月11日

カテゴリ:ワークショップ

先日の11/12の膝に関するワークショップにご夫婦で参加された方からのメールを紹介します。

” 12日の膝は、特に妻に大きな変化があったようで、足がしなやかで軽くなった上、山歩き(と言っても散歩に毛のはえた程度ですが)をしても、後で足が痛くならなくなったそうです。私も膝の痛みが消えた状態が続いています。”

12月10日のワークショップにも参加頂きましたが,その時点でも効果が持続しているとのことでした。

膝のワークショップ後旧ブログ2005年12月11日

カテゴリ:ワークショップ

先日の11/12の膝に関するワークショップにご夫婦で参加された方からのメールを紹介します。

” 12日の膝は、特に妻に大きな変化があったようで、足がしなやかで軽くなった上、山歩き(と言っても散歩に毛のはえた程度ですが)をしても、後で足が痛くならなくなったそうです。私も膝の痛みが消えた状態が続いています。”

12月10日のワークショップにも参加頂きましたが,その時点でも効果が持続しているとのことでした。関節の中により空間を作ることが,機能亢進につながったようです。

2006年12件

雑誌コンシャスvol.2の紹介記事旧ブログ2006年1月22日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

昨年発売された創刊号のコンシャスでは,ロルフィング1回目から5回目までの結果の写真が掲載されました。今回のvol.2では,残り6回目から10回目までの記録写真が載っています。5回目から6回目までの間には,6週間のブランクがありましたが,その間も身体は変化を続け,重力をより受け容れる状態になっているのがお分かり頂けると思います。この持続性こそがロルフィングで求められるものですが,それを示すいい例だと思います。

ここで行ったのは,ストローク中心のBasic10シリーズではなく,受け手の方の状態に応じたAdvancedセッションです。衣服もアンダーウェアではなく,写真に写っている服装のまま行っています。BasicなTissueワークをしないので,衣服の上からでもワークは可能です。身体もよりラインに乗った直線性を示していますが,結果としてそうなりましたが,その姿勢になるように強制的に強い圧力をかけ矯正したわけでもありません。身体の機能性を引き出すことで,構造的は統合へ向かうのです。

蓄膿症が一発で !?旧ブログ2006年1月27日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

先日のワークショップに参加されたロルファーの方から聞いた話です。もう6年前にロルフィングしたクライアントの方が今はそのロルファーの方のところにいってらしゃるそうで,もともと蓄膿症だったのだけれど,最初のロルフィングのときにそれがなくなってしまったのがすごく印象的だったという話を聞きました。Basicの7回目は,鼻腔を扱いますが,内側に空間ができることで,嫌気性細菌の増殖の抑制につながるのは考えられることですが,治ってしまったというのはたまたまかもしれませんが,興味深い変化だと思います。この例が他の方にすべて適応されるとは思えませんが,ロルフィングのさまざまな可能性のひとつを示唆するものだと思います。

ロルフィングとは?旧ブログ2006年2月20日

カテゴリ:ロルフィングとは?

ロルフィング(Rolfing)を定義づけるものは何でしょう?

誤解されやすいのですが,それが深部マッサージの一種というようなあるテクニックだという捉え方です。Basic 10で使われる10レシピもロルフィングの一側面でしかありません。Advanced Rolfingは,Basicシリーズとは別の進め方で行われますが,それもまたロルフィングなのです。それを根底で支えているもの,それが,Principlesと呼ばれる,原則であり,根本方針です。いかなるテクニックを用いたとしても,このPrinciplesを踏まえていないのなら,ある種のハンズオン テクニックであって,ロルフィングではありませんが,このPrinciplesに則って公式認定ロルファーがワークした場合,ロルフィングと呼ばれるプラクティスとなります。

ブランドを守る旧ブログ2006年2月21日

カテゴリ:ロルフィングとは?

ちょっと前に,あるブランドの会社社長と話す機会がありました。彼は,途中からその会社に移ったのですが,その会社自体が自分の会社の製品に誇りを持ち,そのブランドを守る姿勢にとても感銘を受けたといっていました。ブランドを守るというのは確かに大変なことです。そのまねのできない伝統の技術を守り,発展させ,製品の質を落とさずに,ブランドに恥じないモノを世に送り出し続けなければいけません。

職人さんは,自分の仕事と製品に誇りを持ち,販売の担当者は,いいものを売っているという自信が仕事への情熱につながっている,それが当たり前のことのはずです。

ロルフィング(Rolfing)を推奨してくれている著名人は数多くいます。そして,すばらしいセッションだったという体験記もたくさんあります。でも,そこにでてくるロルファーと別のロルファーが行うロルフィングは,当然別の捉え方と別のタッチで行われるでしょう。コメントにあるような同様の感動を与えてくれるかという保証もありません。そのブランド名を信頼してやってきたクライアントを裏切らないために,ブランド名に恥じないワークを提供できているでしょうか?

誰々の行うロルフィングというブランドを守り,ワークの質を落とさず,さらに探求を続け発展させていくのは,なかなか大変なことです。やりがいはありますけど。。

脳梗塞で倒れて以来麻痺に悩まれている方をワークして旧ブログ2006年7月18日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

数年前に脳梗塞で倒れて,回復したものの半身の痺れに悩む方へのロルフィングが,2ヶ月ほど前に終了しました。左半身に麻痺があるので,右半分の頭蓋内部の広がりを引き出すようにワークしましたところ,左手に力も入るようになり,食事も容易になったとのことです。身体として楽になる以外に,気持ちがとにかく前向きになったといううれしい報告もありました。一ヶ月後も多少のしんどさはあるにしても,以前のような何もしたくない希望のない状態とは明らかに違い,効果は持続しているようです。身体がとにかく重く,動いた方がいいとわかっていても,つらさからそんな気にもなれず,周囲からはなかなかその理解を得られない,それは想像を超えた苦悩だと思います。同じようなつらさを抱えた方も少なくないでしょう。

このような方に対しては,conventionalな医者は悲観的なことしか言わないし,その他の療法を試しても,可能性のないことしか言われないというのが現状のようです。ロルフィングは勿論すべてのケースに有効ではないとしても,この恩恵をうけられるケースは多いと思いますし,そういう方がロルフィングを活用する機会が増えるといいなと思います。

ワークを進化させるプロセス旧ブログ2006年7月23日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

ロルフィングはタッチを含め,やり方をUpdate常にしていく必要がある。やり方の違いは,ロルファー個々の違いのみならず,ロルファー本人の中でも大きく変遷していくものだ。私自身も認定直後は,筋膜をリリースするストローク中心で圧力も今に比べるとしっかりかけていたと思う。悪いところを見つけてそこを修理するというマインドではなく,変化しうる可能性に焦点を置くということも,実感として分かってきたような気がする。しかしながら,目の前のクライアントが,改善したいという気持ちに共感すると,なんとかしたいと思うのは当然なので,多少,correctiveなマインドでfix なワークをすることも多かったように思う。しかし,その不具合に焦点を置きすぎると,結果に広がりがでないこともわかった。アイダ ロルフ博士も含め,名だたるプラクティショナーに共通しているのは,ある時点で,”治療”するのを止めている点だ。しかし,一方で私が思うには,自分のワークを進化させる途中で,クライアントの訴える不具合を”改善する”ようにワークする時期は必要な過程なのではないかと思っている。そのことによって,どう手助けできるかを工夫し,ワークを向上させることができる。

ロルフィングは,第三パラダイムの統合的ワークとして分類されている。それを支える第二パラダイムには,治療的なアプローチが含まれている。より満足のいく状態を目指すとき,木だけを見て森を見ない捉え方は,無論偏っているが,傷んだ枝を見落として,遠くから森だけを眺めている見方は,総合的ではない。すべてに注意を払いつつも,全体との連携を引き出してこそ,統合への変化を引き出せるに違いない。

ロルフィングが統合を目指すものであるからこそ,ロルファー個人がワークをさまざまな捉え方や段階を経るのもまた,必要なプロセスのように思う。

ロルフィングでやること旧ブログ2006年7月25日

カテゴリ:ロルフィングとは?

ロルフィングでやること,それは受け手を身体を通して,”今”に戻すことだ。最終的には,より身体を感じるところから,子供のときのように身体を感じなくてもちゃんとつながっている状態。ただ,そのゴールに到達するためには,自覚的になってもらう時期も必要とは思うが,あくまで途中ではである。

ロルファーも,せっかく築いた信頼関係を維持するため,故障したときに常に融通してくれるERのような存在であるよりも,怪我をしにくい身体になってもらうことが望ましい。

それはつまり,重力と調和した状態とイコールなのだと思う。

最近うれしかったこと旧ブログ2006年8月13日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

脳梗塞になった方のロルフィングシリーズをとにかく10回で完結して,それから経過をみて,受け手の方とご相談してどうするか決めることにした。今回ほど,ロルフィングのPrinciplesの一つ,Closureを意識したセッションはないかもしれない。確かに標準的なケースより身体がダメージを受けている例外的ケースだけに,回数もそれなりに多く設定することもできる。しかし,大切なのは,ある時点で打ち切り,受け手の身体の底力に期待しつつ,変化を見守り信頼することだ。

10回が終わったところで,一ヶ月後にいらしたときには,ロルフィングの変化が持続しているようだった。そして,さらに一ヶ月後に12 回目の予約をいれた。梅雨は気圧や天候の変動もあって一年の中でもかなり辛い季節ということなので,この時期一ヶ月という期間空けることには,クライアントの方にとっては,とても勇気がいったと思う。

そして,12回目に先日お見えになったのだが,途中痺れはゼロではなかったが,それが辛くてどうしようもないレベルにまでは下がらず,ロルフィングの効果がやはりこの時期でも持続していることに,とても喜んでいた。この時期を乗り切れるのであれば,見通しは極めて明るい。

今回私がなによりうれしく感じたのは,次のスケジュールを決める時に,今度のセッションつまり13回目は,2ヶ月先にして,それまでがんばってみると自ら言ってくれたことだ。

身体にはどんな状態であっても再生する可能性と底力がある。それを身をもって学んだすばらしい体験だった。

できないからきている旧ブログ2006年8月14日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

ロルフィングシリーズが完結した後であっても,繋がりが不十分だったり,主要な制限が残ったままでは,受け手は決して快適な状態に至ることはできない。そこから,受け手が一人でなんとかできる段階ではない。身体については一人ではどうにもコントロールできないことがある。受け手の底力が発揮されるには,ある程度重力と調和された状態が必要なのだ。

うまく緊張を弛めたり,ある動きができないのはしかたのないことだ。だからこそ,セッションを受けにきているのだから。

根性でなんとかなるような精神論ではなんの解決にもならないばかりか,むしろ受け手にとって自分を責めるストレスになるだけである。ピアノに例えるなら,まだ習いはじめたばかりにも関わらず,難しい曲をいきなり弾くように突然いわれて,なぜ弾けないと責められるのと同じことである。力みや慢性的なパターンがあることを気づかせるのは身体を自覚してもらうために必要だが,それはほんの少しでいい。大切なのはその状態から,よりいいパーツの配置や動きにつながるようにロルファーが手助けすることだ。それができないのなら,指摘したり,病名をつけてはいけない。それは別の場所で行われることのはずである。ロルフィングのオフィスは,ただ嫌な気持ちになって終わってしまう場所ではない。常にロルファーは,受け手にとって,availableでなければいけない。受け手は,バランスの取り方を本当には知らないし,それが自分だけではできないからセッションに来ている。

リコネクティブヒーリングによる身体構造の変化旧ブログ2006年9月30日

カテゴリ:リコネクティブヒーリング

エリックパールD.O.のセミナーに参加してから,リコネクティブヒーリングの練習をことあるごとに行っている。試みにロルファーの知り合いにモデルになってもらったところ,それまで気になっていた肩や首のつらさが顕著に改善したとのことだった。完全に手を触れずに行っているが,途中何度も身体がビクンと動いて,なんらかの調整がなされているようだった。参考までにセッション前後で写真をとって比較したところ,骨盤に明らかな変化が認められて,より水平性が得られていた。構造的にもリアルな変化が引き出されるのはとても興味深いものである。

変えられることと変えられないこと旧ブログ2006年10月6日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

身体は変化しうる存在(plastic)である。これは,アイダロルフ博士が残した革新的な言葉だ。それまで,身体は成長が止まれば,生まれつきの問題や年齢によって,変わらないか劣化していくだけだと多くの人は信じ切っていた。しかし,ロルフィングによって,姿勢や内臓空間に拡がりができたりと,実際に大きく変わることが可能であることがわかってきた。この場合に変わっているのは,筋膜を中心とした結合組織の状態やつり合いである。骨にしても,筋膜ほど早い速度で変化はしないが,負荷のかかる場所や質が変わるので,年単位で変化する可能性がある。

しかし,一方で変わらないことがあることも事実だ。それは,身体の支えている材料は,永遠に変わらない。骨があって,筋肉がそれらをつなぎ,関節によって動きが決まっていて,それは変えられないことだ。その関節の動きが最大限に引き出されるMovementが可能であるほど,パフォーマンスの高い動きが可能である。

また,家系や民族的に引き継がれる遺伝的な傾向としての” 形 ”は,容易には変えがたい。個々の身体の特質として,その形状に収まろうとする,方向性/嗜好性が存在するのであれば,それを考慮する必要があるだろう。

この遺伝的な傾向についてだが,働きかけによっては,その根本的な特質も変えられるのではないかと思っている。Advanced trainingに参加したときに,講師のJan Sultanは,この傾向を"trait"と呼んで説明していた。そして,私がカナダ人のclassmateにワークしているときに,

" Hiro, talk to his ancester "というアドバイスをくれた。これは,metaphorかもしれないが,そのアドバイスをもらった途端に,tissueが変化して,ワークのクオリティが変わったのを体感した。この体験から,私は遺伝的な特質ですら,変えられる可能性があると感じた。

身体を支える材料を変えることはできないが,それを再構成することはできる。生まれつきとか,年齢のせいとして諦めていることが,実は変えられる可能性を秘めていることをもっと多くの人が知ってほしいと思う。

トランス脂肪酸旧ブログ2006年12月17日

カテゴリ:健康

先日,J-waveを聞いていたら,トランス脂肪酸という耳慣れない単語を話題にしていた。何でも工業的に油脂をつくるときにできる脂肪酸で,自然界には存在しないらしい。これが,非常に身体に悪さをするらしく,血管に炎症を起こさせ,その摂取が心筋梗塞の原因につながるということだ。しかも,驚いたのは,欧米ではその対策がこうじられていて,例えばベルギーでは法的に含有料が1%を超える油を売ってはいけないとの規制ができているとのこと。しかし,日本では全くその対策がなされていない。その内閣府の言い訳が,日本の食生活が欧米とは異なる(=油をそれほどとらないだろう??)からという。食生活の欧米化がこれだけすすんだ現状をみれば,全くとぼけた話だ。

多くトランス脂肪酸を含む食品は,安価に作られたマーガリン,ショートニングをはじめたくさんある。ショートニングは,子供がよく口にするチョコレートやケーキなどのお菓子類に多く含まれている。軽く検索したところによると,アトピー性皮膚炎の原因の可能性もあるという。要するに,天然に存在しない油脂が脂質を組成とする細胞膜に入り込み,性質を変えてしまうらしい。基礎研究の蓄積もなく,量的にどれくらいから毒性があるのか等全くわかっていないらしい。となると,1%以下であっても問題ないのかということすら,はっきりわからない。身体には,代謝によって,有害なものを排出する能力があるので,神経質になるのも問題だが,リスクを可能な限り減らすことはできるのだから,国としては少なくとも,対策をこうじるべきだ。

2007年26件

感度が向上した例旧ブログ2007年1月13日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

ロルフィングを受けることによって,身体感覚は当然変化しますが,それ以外の感覚においても変化が起きた話を耳にします。

これまで,直接自分のクライアントの方から聞いた例としては;

ピーマンを一度も食べることができなかったのに突然食べられるようになった,

歯医者に通院中,歯科医師に検出できなかった箇所がどうしても気になり,再チェックしてもらったところ,う歯の箇所がはっきり見つかった。

お酒が少量でとても酔いやすくなった,

味覚の感度が上がって,一つ一つの味がはっきりわかるようになった,

など,興味深い変化です。

リコネクションセミナー旧ブログ2007年3月16日

カテゴリ:リコネクティブヒーリング

3/10,11に行われたエリックパール氏によるリコネクションのセミナーレベル3にいってきました。一日目は,埃っぽさといろんな匂いに気分が悪くなって2日目は絶対無理と思ったのですが,なんとか2日見届けることができました。リコネクティブヒーリングと違ってこれはセミナー後にしっかりMentoring受けるとか,復習を重ねないととてもできないです。certificateの意味は,とりあえずセミナー受けました程度の意味しかないでしょう。終わった時点で\54333とってワークするには,かなり無理あります。とにかく参加生が多すぎ!試験も行き届いてないぞ!がんばれ,エリック。とはいえ,かなり混沌とした状況でも,エリック本人はしっかりツボを押さえた教え方をしながら,評価していたので”偉い”と思いました。でも人多すぎ!彼に続くスタッフをもっと充実して大勢でやるべき!がんばれナチュラルスピリット!ちょっと無理あったけど,今後の改善に期待します。クラスをサポートされていた日本人お二人のTA (Teaching assistant)は,優秀でした。ジーパンヒーラーという方と,愛子さんという方です。この方々からリコネクション受けるのは意味があると思います。

統合への変化旧ブログ2007年4月4日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

あらゆるセラピー,ボディワーク,各種療法によって,その変化が望むべきものであれば,身体には空間的な広がりや解放されて自由な感覚が伴う。例えば,それが受け手の合意のない介入や圧力であれば,働きかけられた場所は,伸ばされ拡がるかもしれないが,一方で深部の例えば硬膜管などの別の組織が萎縮してしまう可能性がある。先日,カリフォルニアのサンディエゴで古典的な痛みの強烈なStructural Integrationを8年間,3ヶ月おきに受けてきたというクライアントがいらした。受ける前の状態を観察すると,脊柱が萎縮しており前彎傾向が顕著だった。セッション中まさに拷問のように痛いが,直後は真っ直ぐになるという。効果は3ヶ月しかもたないとのことだった。これは持続的変化とはいいがたいし,Closureされていないというのも気になる。

また,ヒーラー養成のトレーニングを受けている最中のクライアントを何度かワークしたことがある。決まって,そのトレーニングから戻ってロルフィングを再開しようとすると,全体が萎縮していた。ご本人は,それを必要なプロセスといいはっていたが,必要なプロセスが,身体に悪影響を及ぼすはずがない。それは,個の許容量を超えた,過剰なインプットか,適切な時期を選ばずしたoverworkか,或いは不必要な介入に違いないと推測する。なぜなら,身体は無意識の現れであり。精神と切り離せない存在なので,嘘がつけないからだ。

脳梗塞後遺症のある方へのロルフィング(その2)旧ブログ2007年4月28日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

先週から,新たに別の脳梗塞後遺症のある方にロルフィングを行っています。この方は,ピラティスによってかなり改善されたようです。

その様子が詳細にブログに書かれています。http://blogs.yahoo.co.jp/ohji0227

ロルフィングセッションの後の感想もコメントされているのでチェックしてみてください。

前回の方同様,硬膜管等の深部組織及びその周囲のCSFへの働きかけや,頭蓋内部で損傷を受けたエリアにスペースを与えることが有効となる手応えを感じています。

Well-beingを目指す旧ブログ2007年4月29日

カテゴリ:ロルフィングとは?

ロルフィングは,重力との関係性やFascial networkに働きかけるものですが,結果的にWell-beingに繋がらなければ意味がありません。姿勢も単に変わったことより,どう変わったかの質的変化が重要です。そのプロセスによって,快適さは増したのかどうか,benefitはあったのか,持続した変化は得られたのか?チェックしてみる必要があります。

いかなるすごいテクニックを用いたということや,すごい先生に習った技をまねまねで披露してもらうことでもない。そのワークが,Well-beingにつながっているかです。どのような状態が,Well-beingかというのは,その担い手であるロルファーによって価値観がさまざまです。どう身体やWell-beingを捉えているか?全体論的にそれらすべてがワークに反映することにもなります。

After 5 hr旧ブログ2007年5月10日

カテゴリ:ロルフィング体験

今10シリーズ進行中の方から,

Rolfing 5回目のセッション後にご感想を頂きました。

以下メールからの引用です。

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周囲の接し方に変化が旧ブログ2007年5月16日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

先日パリ在住のご婦人が弓道の大会のため,帰国することになり,この機会を利用して,12シリーズを終了した。セッション中盤まで大きな身体的改善はあまり感じられないとのことだったが,興味深い変化があったとのことだった。それは,飲み会の時に,男性がやたらと寄ってきてきたとのこと。そのようなことは,ここ数十年はなかったことだが,とにかく,やたらとかまってきたらしい。10回をすぎたあたりから,弓道の師匠に誉められるような弓道のパフォーマンスにも変化がでてきたらしいが,セッション開始したあたりから,周囲のその方への接し方に違いがでてきたという。もちろん,ロルフィングのみの効果かどうかは,断定できないが,興味深い話である。

機器により,身体の歪みを計測旧ブログ2007年5月20日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

今,統合医療を提供する高輪クリニックに通われている方が,ロルフィングにいらしています。ここでは,波動測定のために,E.A.V.という機器等を使って,各臓器の状態そして,骨格の不均衡を数値化して治療経過をモニターするシステムを導入しているそうです。EAVは,指の経絡に電極を当てて,測定する機器で私もかつて体験したことがあります。ここでは,コンピューター処理によって,さらに脊柱一つ一つの歪みを表示することができるようです。評価は,A=非常によい,B=よい,C=悪い,D=非常に悪い,E=極めて悪い,に分類され,頸椎x7,胸椎x 12,腰椎x 5,仙骨x2(仙骨と尾骨の意味 ? ),膝,それぞれに左右があって,計56の項目があります。

ロルフィング開始前 A 35, B 10, C 11, D 0

ロルフィング6 回目後 A 43, B 13, C 0, D 0

Cが0となり,全体的に改善しているという結果が得れました。

高輪クリニックでは,ホメオパシーやフラワーレメディ,重金属除去の歯科治療等を併用していますので,この変化がロルフィングだけで起こっているとは断定できません。ただ,骨格の歪みに対しての指導として,ある種の体操等を勧められたそうですが,ご本人いわく,それらを行っても数値が改善したことはなかったそうです。6回目を終えて確かに写真的に構造的には変化していますが,こうした機器を用いてその変化が反映されるのは実に興味深いことです。ちなみに,この方は,ロルフィングを受けていることをクリニックには伝えていないので,ある程度ですが,先入観なく,測定していることになります。

After 7th旧ブログ2007年5月23日

カテゴリ:ロルフィング体験

After 5thで感想をお寄せ頂いた方からの続編で,7回目のセッション後のレポートです。

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前回のセッションは 今までで一番衝撃的でした。

いろいろお知らせしたいのですが 頭がパンクしているような感じです。なんだか頭が今までの労力の10分の一くらいで機能するようなので 使い方に慣れていないような感じです。セッション後 左へ左へ重心が引っ張られるので いつもは恵比寿に出るのですが 目黒川沿いをぷらぷらぷらぷら大橋まで歩きました。こんなに注意散漫だと 車にはねられるんじゃないか、と自分でも心配なほどでしたが そういう危ない目には一度も合わず 人との会話も普通に成立していたので驚きでした。いつもはもっと注意を集中してそれらのことをしているらしい・・・です。それ以来 ゆるゆるゆるゆる 快状態で暮らしています。

帰り道で「今までは夢(現実でないという意味で)を見ていたのだなぁ。。」という思いが浮かんできました。これが全てカンシ分娩のせいだとすると とんでもない暴力ですよね!そういう生まれ方をした子供には出来るだけ早い時期にロルフィングをすべきだと思いました。

最初は田畑さんのロルフィングの技術に100%、ロルファーとしてのあり方に100% で 200%満足だと思っていましたが

その後、お話から ロルフィングの求めている物、その求め方(無理なく身体に任せる)などを知り それぞれで100%で今は400%満足です!

こんな素晴らしいものがあったなんて!・・・凄い!考え付いたアイダ・ロルフはどういう人だったのでしょうか?

正しい姿勢を無理にとろうとすると却って無理がかかるので調整された身体にゆだねれば良い方向に向く(・・・というように理解しましたが)という考え方は怠け者の私には思わず「バンザ~イ。私にピッタリ」と後から気づきましたが あの瞬間、「殆ど宗教の領域だ!」と感動しました。

考えてみれば無理にしても出来ないのですよね。多くの人がロルフィングを受けて努力、気力、体力、熱意、能力などなどに頼らない ねじれ、よじれのない身体になれば何かに執着や依存することのない楽で快な人生が送れるかも? 私自身は変化が愉しくて このままず~~っとセッションを受け続けていきたい。。と思っていますが 矛盾するようですが コレ(人と技法)に依存しないですむロルフィングのシステムは素晴らしい!と思っています。

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この方は,出生時に鉗子分娩でお生まれになったとのことでしたので,その影響が多岐に渡っている可能性が考えられました。髄膜等の深部膜組織も解放されたであろう第7セッションでした。

産後バランス回復のためにいらした方の体験談 ( ~session 2)旧ブログ2007年5月29日

カテゴリ:ロルフィング体験

出産による負荷からバランスを崩された方のsession 2までのロルフィング体験談です。

以下ペーストさせて頂きます。

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今回ロルフィングを受けようと思ったわけ

● それは産後のこと・・・

産後3日目くらいに、自分の身体を鏡で見て愕然としました。「すごいゆがんでる・・・」。

妊娠中、お腹の真ん中に縦に走っていた体毛のラインは、お腹がへこんでみたら、

おへその辺りで右にぐにゃりとまがり(それだけゆがんでいるということ?!)

左右の腰骨のラインは非対称だし、体重は左足だけに乗っているみたいだし、すごく

あせりました。このままだと、身体や脚の曲がったおばあちゃんになっちゃう!

また、子宮が下に引っ張られるようなしんどさが続き、「そんなことどこにも書いてな

いよ!もしやわたしだけ?」とあせり、いろんな本からの知識を寄せ集めての自己流

で、産後3週間目くらいに、骨盤ベルトでぎゅうぎゅう締めて寝ました。

今思えば、気ばかりあせって、ずいぶんと頭でっかちになっていたと思います。身体

が自然に回復していくのを待てなかった。

その、骨盤ベルトを締めて寝た次の日、仙骨付近が「ミシミシ」と油が切れた感じが

して、「これは、まずい」と思いました。イメージとしては、産後ゆるんでいた骨盤付

近が、間違って変なふうに固まって癒着してしまったような感じです。

それからは、仙骨付近がいつも重苦しく、毎日日替わりで腰付近のあちこちが痛み、

仰向けに寝ると仙骨あたりが緊張してリラックスできない、という状態になってしま

いました。

仙骨付近だけでなく、足首から先ががちがちに固まって痛かったり、ひざや手首に痛

みを感じるようにもなりました。これもぜんぶ、締めたせいなのだろうか・・・?

妊娠中はとても元気に過ごし、ホメオパシーやゆる体操、操体法などもとてもよく効

いて、「自分はそうとううまいことやっている健康な妊婦だ」と自信満々(ちょっと天

狗ぎみ?)だっただけに、産後のこの状態にはとても落ち込みました。出産も自然分

娩で理想どおりに出来たのに、変にあせって、自ら骨盤をめちゃくちゃにしてしまっ

た、これからこの腰痛と一生付き合っていかなくてはいけないのか?と落ち込みまし

た。

ゆがんでいる姿勢をなんとか立て直そうと、産後のリハビリ本などを見て、正しい授

乳姿勢や普段の姿勢を鏡の前でまねしてみるのですがうまくできず、それどころか腰

の痛みで知らぬ間に前傾姿勢になっているのを母に指摘されたり。もうどれが正しい

姿勢なのか、いままでどうやってバランスを保っていたのか、よくわからなくなって

しまいました。

● そうだ!ロルフィングがあった!

そんなとき、ロルフィングの経験を書いている人のブログを見つけました。

『姿勢が悪い人に「ぴしっとしなさい!」なんつて怒るのは間違っている。こうすればいいんだよ、なんてアドバイスしても無駄だ。筋肉がそーゆー形に慣れちゃってる場合、自力の努力だけで正しい姿勢にしようとしても苦しいばっかりで身にならない。そーゆー時こそロルフィングの出番なのだ。癖のついた筋肉ちゃん(正確には筋膜だっけ?)をあーしてこーしてチョチョイ、としてもらうと、あーら不思議。頑張って正しい姿勢に・・・じゃなくて、一番楽な格好がイコール正しい姿勢になってるのだ。』・・・。

あ!ロルフィング!と、この記述を読んで、以前ロルフィングに興味を持っていたことを思い出しました。たしか、「重力に対し無理のない・・・」というところと、あの男の子のシルエットにすごく納得したのだった・・・。そうだ、いまこそロルフィングを受けたい!きちんと身体を立て直して、痛みと別れ、ゆがみと別れ、正しいバランスの身体に、正しい筋肉をつけていきたい。そして楽しく子育てしたい!と思ったのでした。

そして、ネットで検索し、「書かれていることは少し難しいけれど、これが真実だ、真摯で研究熱心で信頼できそうな方だな」と思って(偉そうな言い方ですみません)

田畑さんにメールをしたのでした。

● セッション第1回を受けて

実は、予約ができて、田畑さんから「産後にロルフィングは役に立つと思います」というメールをいただいて、それだけでもう何割か腰が軽くなるような気がしたのでした。ほんと、こういうひとことは救われる気がするものですね。

セッション前のお話タイムでは、「ロルフィングは重力に対して身体を整えるものであって、何らかの不調の治療をするものではない」ということの同意書にサインまでしているのに、ついつい腰の違和感について熱く語ってしまい、ちょっと反省しました。

セッションがはじまって、ソフトなタッチと聞いていましたが、本当に繊細なタッチ

で驚きました(以前受けたのはもうすこしぐいぐいと痛かったので)。一度受けたことがあるクラニオみたいだなぁと思いました。いつもは仰向けに寝ていると身体が緊張

してしまうのですが、そんなこともなく、寝てしまったのには自分でも驚きました。

1 2回少しくすぐったいようなところがあったり、軽くびくっと足が動いたなぁ、身

体が動きたがっているのかなぁと思いながらまどろんでいました。

「では歩いてみてください」といわれ、歩いてみてまず、腰がすごく軽くなり、腰一

帯がのびのびと伸びた感じがすることに気づきました。そして、左足が勝手に前に出

てしまうみたいに、つま先も開いて引っ張られるように前に出ることに気づいて、そ

うお伝えしました。その後、座って、田畑さんの言われるように身体を動かしました。

骨盤を前に倒したり、戻したり。そのときにミシミシいわずに痛みもなく骨盤を倒せ

ることに気づき、さらに「きもちいいところでとめてください」といわれて、一瞬「え?

自分でそのポイントを決めていいの?」と思ってしまいました。そうだった、自分の

身体だった。うれしかったです。

セッション後の写真を見て、胸やお腹の辺りがのびのびしているのを確認して嬉しく

思ったし、そういう感じがしている、と思いました。背が伸びたのもびっくりもする

けど、そうだろうなぁと納得できる気もしました。帰る途中は、久しぶりに歩くのを

楽しんでいました。

その日、料理をしているとき、自然に両方の足に体重を乗せていることに気づいて、

また驚きました。今までは(妊娠中も)気がつけば左足だけに体重を乗せて立って作

業していたのです!そしてその日は眠くて眠くて仕方がなかったです。

寝て起きてみると、腰は軽く、その代わりにもう少し上のほうの背中辺りが筋肉痛み

たいな感じでした。

その後も、仰向けで寝ていても、まだ仙骨の奥あたりに緊張が残っている感じが多少

あるものの、身体全体が緊張して眠れないということはもうありません。(早くも!)

● セッション2回目を受けて

2回目は、「支え(サポート?)を作る」とのこと。うつ伏せで左から。ひざから下を中心に、今回も繊細なタッチ。気持ちいい。ひざやかかとをそっと手で包み込んでもらっているだけのようなのに、はっきりと身体が変わっていくのだから不思議で仕方がない。左だけ終わったところで歩いてみると、歩き始めの数歩は少しふらつくものの、その後は重心が以前より内側になった感じで心地よく歩けました。続いて右側。左よりもじっくりやっていただいている感じ。歩いてみると、こちらはまだあまり重心が内側に感じられず、右足だけ、身体の中心から置いていかれる感じ。それをお伝えして、また座って続きをやっていただきました。1回目のセッション前からの写真を見せていただくと、1回目のセッションが終わってから2回目のセッションまで、戻ったりしていない!つい授乳時に毎回身体を丸めてしまうので、戻ってるんじゃないかとひやひやしていたのですが、そうでなかったと分かってホッとしました。そして、今回2回目の横向きの写真では、足がかかとからまっすぐ上に伸びているのが分かります。ロルフィング特有の「重力」にまっすぐになってきた、と思い、うれしかったです。重心が内側に入った感じがしたのも、重心が乗ってきた、ということなのかな?と思いました。

帰り道、うきうきして歩いていると、ほんの少しの段差に、右足裏を思いっきりぶつけてつまづきました。コーンと右足が釘になって打ち込まれたような・・・。そして腰の下のほう右側に少々痛みが・・・。「あんなに繊細に調整してもらったのに、また台無しにしてしまったのでは!?」とまたまたあせりました。大丈夫かな?しかし、その3日後にも1度右足でつまづきました。足が上がってないのかな?右足が伸びて長くなったのかな?

その日はまたまただるくしんどく眠かったです。その後1週間に気づいたこととしては、

・ その日、オナラが!

驚くほどの回数、オナラが出ました。しかも、くちゃい!内蔵も刺激されたので

しょうか?すいません、こんな話で。

・ ウエストから足にかけての左右のラインが、左右対称になっていきそうな予感!

すごくすごく気になっていた左右非対称の腰のライン。鏡を見るたびに暗い気持ちになっていたのですが、すこし対称になってきました。そして、もっときれいになっていきそうな予感・・・。これはうれしい!!すごくうれしい!見た目って、大事ですね。気持ちに大きく影響しますね。特に女性だからかな?「あー、私もオンナだった」と実感しました。もっときれいに健康的になっていくといいなぁ。

・ 左足、土踏まずの辺りに前から後にかけてアーチを感じました。

左足の裏、タコがいっぱいできていて、今までにも「足の裏のアーチがつぶれている」といわれたことがあったのですが、立っているときに、なんとなくアーチの存在を感じました。右足は感じなくて、逆にアーチ部分よりも接地面(足跡になる部分)に意識がいきます。(右足はタコがないのですが)

・ 右側のお尻から腰付近に重だるい痛みあり。

右側に重だるさや痛さがあったのですが、毎日少しずつ違う位置で違う痛みでした。

躓いたときに出た痛みと同じだったことも・・。

・ 眠れるようになりました。

セッションに伺う前は、寝ると身体が緊張して、長い時間眠れなかったのですが、いまは眠れるようになりました。

・ 歩くと右足にまだ少し違和感があります。

右足だけ宙に浮いているような、身体の中心から分離しているような感じが少し

あります。

・ 風邪をひきました。

熱はないのですが、寝汗がすごい。さすがに関係ないですかね、これは。

←

以上お送り頂いた,2回目までの体験談でした。

*ロルフィングの経験を書いている人のブログからのの引用は,ご本人が著者の方に確認して頂き,掲載の許可が得られています。

After the 3rd hr旧ブログ2007年6月4日

カテゴリ:ロルフィング体験

10シリーズ進行中の方から,3回目のご感想を頂きました。

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ロルフィングセッション第3回を受けて

3回目のセッション。この日は「身体を前後にひろげる」とのことでした。ぺちゃんこの身体に厚みが出る感じなのかな?と想像しました(アコーディオンみたいに?)。そして、股関節と肩関節を中心にワークするとのこと。横向きになって、足のほうからはじまりました。「股関節」といっても股関節そのものに触れるのではなくて、たとえば大腿のあたりへのタッチだったりしたので少し意外に思いました。股関節につながっていくいくつかの箇所ということでしょうか。腰やわきの下あたりへのタッチの時には、身体が勝手にびくっとなってしまったり、少しくすぐったかったりするのですが、気を遣っていただいて、尊重されている感じがしました。そんなときは私も、「わぁ、勝手に動いてしまってこちらこそすみません!」と思うのですが、なるべく身体を固めてしまわずに「ふ?っとリラックスだ?」と自分に言い聞かせて受けています。いつものように、左側が終わって歩いてみたところ、左腕がよく振れて左足もまっすぐ前に出やすくなったような気がしました。続いて右側です。じーっとしばらくのタッチの後に、時折、足などの部分部分が「ひくっ」というか「きしっ」というように勝手に動きます。これは、「ビックリしたときなどのびくっとした反射的な動き」という激しさのある動きとは違って、なんというのでしょう「筋肉が今までとは違う位置を見つけてその位置におさまるように動いた」という感じがします。これが、何度かありました。右側も終わったところで歩いてみた感じでは、肩が若干後ろへ下がったような、その分鎖骨あたりに陽があたるような感じがしました。そして、その後四つんばいになって、胸の辺りを上(天井のほう)へ近づけるように背を丸めたり、反らせたり。妊娠中にマタニティヨガでやった「猫のポーズ」に似ているな、そういえばこういう姿勢をとるのは久しぶりだなと思いました。妊娠中は、まったく躊躇なくぐにぐにと伸ばしたり縮めたりしていたのが、最近は腰の痛みもあってしばらくこんな動きもしておらず、おそるおそるです。でも、気持ちよかったです。

終わって歩いてみると、ワーク前の右足が宙に浮いた感じがなくなり、安定感が増した感じです。田畑さんにもそういっていただき、やっぱりなぁと思いました。そして、撮った写真を見てみると、びっくり!明らかに、右の股関節あたりのラインが変わっています!左右がさらにそろってきました。うれしい!ものすごく分かりやすく変わっています。本当にビックリしました。身体の中心軸ができてきたという感じです。すごい!すごいなぁ!

その後の変化、気づいたことなど

その日の帰り道は、ウキウキと歩けました。以前より左右にぶれずにまっすぐ歩けている感じです。

これは毎回そうなのですが、その後1週間、毎日のように感じが変わっていきます。身体も少しずつ変化しているということかな?

朝起きて、四つんばいから立ち上がろうとする間、右の股関節が何度か「コキ」といいます。仰向けになって膝を曲げて、股関節からぐるぐる回したときもコキコキいいます。でも股関節回しの時の音は、たまに左側もするし、以前からしてたような気もします。

立って本を読んでいたときに、上半身が左に傾いているのに気づきました。腰から「くの字」に傾けている感じです(鏡は見ていないので体感ですが)。重心がまたもや左にかかっているのだろうか、まずい!?しかし、以前と少し違うのは、以前は右足が宙に浮いているような感じで左足の上に立っている感覚だったのが、今度は注意深く感じてみるに、右足も左足も地面にまっすぐ着いているのに、上半身が左に傾いているということです(右足から逃げている感じ、それで右足に体重が乗ってない感じ)。ちょうど、右上にある物を見上げようとして、首を左に傾けて体重も左足に乗せているような感じです。

その後、同じような身体の使い方をしている瞬間を発見。大きめでたくさん入るやかんから急須にお湯を注ごうとするとき、右手でよいしょとやかんを持ち上げながら、身体を左に傾けて(左側を縮めて)注いでいました。うーん、これは身体の使い方のクセでしょうか。

身体も日々変化しているようなので、適度に動いたほうがいいのかなと思うのですが、なんだかまだ外へ出るのも億劫で、ほとんど家を出ることがありません。身体がいいバランスになったとしても、そのとき支えられるだけの筋肉はまだあるかな?と思ってしまいます。座って、ついテーブルなどに寄りかかるようにしていることも多いです。筋肉の衰えも少々気になるところです。

その他・腰の感じ、仙骨あたりの違和感について(これは長い目で見ています)

以前は分厚い鉄板が入っているように硬く、重苦しく、仰向けに寝ると身体が腰を基点に上下にも左右にも反るように身体中が緊張状態に。交感神経スイッチオン!頭蓋骨もキリキリ、胃酸がシャーッ、そして不快感と不安感とイライラに襲われる、という感じでしたが、その鉄板が徐々に薄くなってきた感じです。まだ、「芯がかたい」感じがあるので、セッション4からの身体のコアへのアプローチでどうなっていくのかなと思っています。朝晩は、朝、寝ていることが辛くなって起き、夜、身体を立てて座っていることがしんどくなって寝る、という感じです。しかし、目覚めたときのしんどさ、痛さは、すこーしずつ少なくなってきつつあります。

After the 3rd hr旧ブログ2007年6月4日

カテゴリ:ロルフィング体験

先日ご紹介した2回目までの体験談をお寄せ頂いた方からの続編です。

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ロルフィングセッション第3回を受けて

3回目のセッション。この日は「身体を前後にひろげる」とのことでした。ぺちゃんこの身体に厚みが出る感じなのかな?と想像しました(アコーディオンみたいに?)。そして、股関節と肩関節を中心にワークするとのこと。横向きになって、足のほうからはじまりました。「股関節」といっても股関節そのものに触れるのではなくて、たとえば大腿のあたりへのタッチだったりしたので少し意外に思いました。股関節につながっていくいくつかの箇所ということでしょうか。腰やわきの下あたりへのタッチの時には、身体が勝手にびくっとなってしまったり、少しくすぐったかったりするのですが、気を遣っていただいて、尊重されている感じがしました。そんなときは私も、「わぁ、勝手に動いてしまってこちらこそすみません!」と思うのですが、なるべく身体を固めてしまわずに「ふ?っとリラックスだ?」と自分に言い聞かせて受けています。いつものように、左側が終わって歩いてみたところ、左腕がよく振れて左足もまっすぐ前に出やすくなったような気がしました。続いて右側です。じーっとしばらくのタッチの後に、時折、足などの部分部分が「ひくっ」というか「きしっ」というように勝手に動きます。これは、「ビックリしたときなどのびくっとした反射的な動き」という激しさのある動きとは違って、なんというのでしょう「筋肉が今までとは違う位置を見つけてその位置におさまるように動いた」という感じがします。これが、何度かありました。右側も終わったところで歩いてみた感じでは、肩が若干後ろへ下がったような、その分鎖骨あたりに陽があたるような感じがしました。そして、その後四つんばいになって、胸の辺りを上(天井のほう)へ近づけるように背を丸めたり、反らせたり。妊娠中にマタニティヨガでやった「猫のポーズ」に似ているな、そういえばこういう姿勢をとるのは久しぶりだなと思いました。妊娠中は、まったく躊躇なくぐにぐにと伸ばしたり縮めたりしていたのが、最近は腰の痛みもあってしばらくこんな動きもしておらず、おそるおそるです。でも、気持ちよかったです。

終わって歩いてみると、ワーク前の右足が宙に浮いた感じがなくなり、安定感が増した感じです。田畑さんにもそういっていただき、やっぱりなぁと思いました。そして、撮った写真を見てみると、びっくり!明らかに、右の股関節あたりのラインが変わっています!左右がさらにそろってきました。うれしい!ものすごく分かりやすく変わっています。本当にビックリしました。身体の中心軸ができてきたという感じです。すごい!すごいなぁ!

その後の変化、気づいたことなど

その日の帰り道は、ウキウキと歩けました。以前より左右にぶれずにまっすぐ歩けている感じです。

これは毎回そうなのですが、その後1週間、毎日のように感じが変わっていきます。身体も少しずつ変化しているということかな?

朝起きて、四つんばいから立ち上がろうとする間、右の股関節が何度か「コキ」といいます。仰向けになって膝を曲げて、股関節からぐるぐる回したときもコキコキいいます。でも股関節回しの時の音は、たまに左側もするし、以前からしてたような気もします。

立って本を読んでいたときに、上半身が左に傾いているのに気づきました。腰から「くの字」に傾けている感じです(鏡は見ていないので体感ですが)。重心がまたもや左にかかっているのだろうか、まずい!?しかし、以前と少し違うのは、以前は右足が宙に浮いているような感じで左足の上に立っている感覚だったのが、今度は注意深く感じてみるに、右足も左足も地面にまっすぐ着いているのに、上半身が左に傾いているということです(右足から逃げている感じ、それで右足に体重が乗ってない感じ)。ちょうど、右上にある物を見上げようとして、首を左に傾けて体重も左足に乗せているような感じです。

その後、同じような身体の使い方をしている瞬間を発見。大きめでたくさん入るやかんから急須にお湯を注ごうとするとき、右手でよいしょとやかんを持ち上げながら、身体を左に傾けて(左側を縮めて)注いでいました。うーん、これは身体の使い方のクセでしょうか。

身体も日々変化しているようなので、適度に動いたほうがいいのかなと思うのですが、なんだかまだ外へ出るのも億劫で、ほとんど家を出ることがありません。身体がいいバランスになったとしても、そのとき支えられるだけの筋肉はまだあるかな?と思ってしまいます。座って、ついテーブルなどに寄りかかるようにしていることも多いです。筋肉の衰えも少々気になるところです。

その他・腰の感じ、仙骨あたりの違和感について(これは長い目で見ています)

以前は分厚い鉄板が入っているように硬く、重苦しく、仰向けに寝ると身体が腰を基点に上下にも左右にも反るように身体中が緊張状態に。交感神経スイッチオン!頭蓋骨もキリキリ、胃酸がシャーッ、そして不快感と不安感とイライラに襲われる、という感じでしたが、その鉄板が徐々に薄くなってきた感じです。まだ、「芯がかたい」感じがあるので、セッション4からの身体のコアへのアプローチでどうなっていくのかなと思っています。朝晩は、朝、寝ていることが辛くなって起き、夜、身体を立てて座っていることがしんどくなって寝る、という感じです。しかし、目覚めたときのしんどさ、痛さは、すこーしずつ少なくなってきつつあります。

After the 4th hr旧ブログ2007年6月20日

カテゴリ:ロルフィング体験

ご紹介した中の,3回目までの体験談をお寄せ頂いた方からの続編です。

ロルフィングセッション第4回を受けて

4回目。いよいよ深層です。4回目から7回目のメニューには魅力的な単語(仙骨とか骨盤底とか)が並んでいてワクワクします。この日は、骨盤底と尾骨と脚の内側、とのことでした。こ、これは私の弱そうなところばかりです。骨盤底は出産で大きく動いたはずのところ。妊娠中も「骨盤底筋を鍛えなさい」とはよく言われていたけれど、鍛えることが出来ていたのかよくわかりません。また「凝ってるなぁ」と思ったことも何回かあるけれど、マッサージに行っても「骨盤底が凝ってるんです」とはいえないものです。尾骨は小学6年のときに転んでひびが入ったところであり、今回の腰の重だるさを感じるエリアでもあるし、脚の内側は、たしか、よく「O脚の人(私です)は使えていない」といわれ「膝に紙を挟んで鍛えて」とも言われますが、それもなかなかできないものです。

セッションは横向きに寝て左の脚の内側からスタートしました。膝、足首、腿のあたり…いつものソフトなタッチです。向きを変えて右脚も。そういえば、第3回頃から私の中で焦点が当たっている右の股関節が、小2の頃に痛かった(たぶん右・原因不明)ことを思い出しました。キャンプの夜みんなで輪になって歩くのですが、大腿骨の中に上向き=股関節に向けて針が入っているようなかんじで1歩1歩歩くたびに激痛なのです。突然そうなって1日くらいで治りました。あれはなんだったのだろう?という思い出です。

その後、仰向けになり尾骨の下に手を当ててもらっていました。これが、とてもここちよく、気持ちもホッとしました。尾骨が「ああ、やっと気づいてもらえた、やっと癒してもらえてる!」といっている感じです!そうやって尾骨が喜んでるのがわかって私も嬉しい、という気持ちでした(なんだか変な言い方ですけど)。その瞬間、胃もぎゅるぎゅる?と音を立てて動きました。ゆるんだのだなぁ。そして、仰向けのまま大きめのゆっくりした動き、脚をあげたり、曲げたり。痛みはないのですがそこはかとなく深いかんじがして、あぁ今まで無意識にヘンな使い方をして足腰には無理をかけてきたんだろうなぁ、それが調整されているのかなぁ、嬉しいなぁという気持ちでいました。

そして歩いてみると、腰の辺りでくっと重さ(重心?)を感じます。それをお話して、今度はイスに浅く腰掛けてのワークに移りました。「仙骨を立ててみてください」とのこと、最近いろんな本で「仙骨の角度」という言葉を目にします。自分では立てたつもりだったのですが、どうもちょっと重心を前に移動させただけだったみたいです。アドバイスにそって、仙骨を上へ伸ばすようにしてみたらこれがまたすごく気持ちよかった。背中側から上下に手を当ててもらって背骨を少しずつそらせるような動きをしました。

もう一度歩いてみると、今度は腰が軽い。不思議です。

帰り道、あっ!と思いました。右足裏のアーチが感じられます。今までは足裏の接地面が意識されていたのに、アーチを感じるということは、右足も重心が内側に乗ってきたのかな?と思いました。

その後、気づいたことなど

4回目を終えて、また一段階、腰の重だるさが取れました。もう「面」が重い感じは薄らぎ、あと少し「硬い芯」がある感じです。毎日少しずつ、気づけばよくなっていってる感じです。朝、起き上がるまでの動作がはやくなっています。

垂れたお尻が気になるので、鏡を見ながらきゅっと締めて(力を入れて)筋肉で持ち上げようとするのですが、その動きでまた仙骨近くの「芯」のあたりが硬く痛くなりそうなので怖くてあまりできません。

左に重心が乗っていくクセがなかなか抜けず、またそれによく気づくようになり、少々落ち着かず気持ち悪いです。しかし、歩いたりバランスボールで弾んだりした後は、偏りが少ないようです(気のせいかもしれませんが)。適度な運動があったほうが、重力の働きと身体が協働できるのかな?

少しずつ身体がラクだったり痛みが和らいだりしているので、だいぶ気持ちも前向きになってきました!動きたい出歩きたい欲が出てきています。感謝です。

ロルフィングを受けるといつも不思議で、「どこがどうなっているのだろう?」という好奇心がわき、「身体運動の機能解剖」という本まで買ってしまいました。身体にはほんとにたくさんの筋肉や腱があるのですね。面白いです。

After the 5th旧ブログ2007年6月22日

カテゴリ:ロルフィング体験

先の方の続編です。

ロルフィングセッション第5回を受けて

5回目。セッションに向かうバスの中で、座っていて膝頭をつけてみたら、あまり無理なくくっつけ続けていられることに気づく。今までは、内股の筋肉を鍛えるためにorお行儀よく見えるためにくっつけて座りましょう、といわれても、自然に膝頭が離れてきてしまって、くっつけ続けようとするだけでけっこうしんどかったのです。脚の内側のあたりに変化があったのかな?と思いました。

5回目は、腸腰筋(腸骨筋とか大腰筋とか)とのこと。最近、インナーマッスルとかピラティス界隈でよく聞く名前で、興味津々。まずは仰向けで「大腰筋に行く前に、腕と胸から始めます」とのことで、腕、胸、そして脚へ。左側だけ終わったところで感じてみると、左半身だけ空気でも入れたように、厚みも増え、長さも長くなり体積が増えたように感じました。右半身も終えて、いよいよおへその下あたりの左と右へ。何センチか離れた2箇所に指を置いてもらって(というふうに感じました)「ハイ、ここへ息を入れるようなかんじで」といわれてやってみる。それを少しずつ場所を変えて何箇所かやりました。しかしこんなことするのははじめてなので「これでいいのかな?」と思っていると、「ハイ、そうそう、そうですね」といいタイミングで声をかけてもらえ、「あ、今のでよかったですか?おぉー」となんだか妙にうれしかったです。誉められた子供のよう(笑)。途中「あ、今ここ伸びましたね」といわれたのですが、そう感じられたような、わからなかったような(す、すみません)。でも今回は、他の動きもいろいろあって、今までで一番自分も動きに参加することが多く、ナビされながら一緒に身体を探検していくようでとてもおもしろかったです。

終わりごろ、いつものように、何回か歩いてみてそのつど調整。最後、右腰後方に10円玉くらいの痛みがあるとお伝えすると、浅く腰掛けて背中をそらせたり、左右の脚を交互に前に出すような動きをして調整。すると、ぴたりと痛みが消えてびっくりしました。セッション後のお話では、今回、身体の前面の支えが弱かったので、前面を少し強くなるように(背骨だけでなく前面も使って筒で支えるイメージに)調整もされたとのこと。前面の支えが弱いというのは腹筋(腹直筋)あたりが弱いということかな?と思いました。たしかに妊娠中に伸びきってしまい、産後はお腹を押してもヘコヘコ状態なってしまったのです!そういうこともお見通しなのだなぁ、そしてそれをサポートしてもらえたのだなぁと思いました。また、「筒のイメージ」という言葉はすごく腑に落ちて、帰りに歩きながら「背骨だけじゃない、筒で支えてる」と思ったら、心持ちまで強くなった気がしました。

その後、気づいたこと

次の日の朝、また一段階、腰が軽くなりました。毎回、セッションの次の日の朝、変化に気づくのですが、分厚い鉄板→薄い鉄板→分厚いムシロ→ボール紙と回を重ねるごとに確実に軽くなってます!もう一息、という感じ。

子どもを抱っこするとき、ラクに抱けるようになりました。筒で抱っこしているイメージです。ただいま6キロ超。腰の心配をせずに抱けるのはとても嬉しい。気分が全く違います。(なんだかいいお母さんになったみたい。気のせいか…)

座っていても立っていても以前よりシャンとしてきました。前はあんなにヘナヘナですぐに何かに寄りかかっていたのに。これも胴が筒になっているイメージです。

全体的に体力が底上げされたかのような感覚。いろんな動きが前よりも少しずつ楽になっていたり、痛みを気にせずパッと動けていたり、元気になっています。

筒というイメージを与えてもらうことや、深層の筋肉を(確信まではないながらも)意識やイメージすることが、とても楽しいし、また、いい感じです。脳みそが、ゆっくり咀嚼して納得しておいついてくるような。頭での理解よりも、この変化は先に身体がわかっているだろうなとは思うのですが、頭にも教えてやると、喜ぶ(笑)。

身長の変化旧ブログ2007年6月24日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

ロルフィングセッション前後で身長を測定しています。通常呼吸が入りやすくなるように,関節の空間を引き出し,重力の圧縮を解放するように一回目はセッションしています。理論的には当然身長は伸びそうな気がするのですが,実際どうなんだ?という問いへの答えのために測定してみました。

ケース Before After

A 176.0 cm → 176.9 cm

B 159.1cm → 160.0 cm

C 166.4 cm → 167.4 cm

D 167.5 cm → 167.0 cm

E 165.0 cm → 165.4 cm

F 163.7 cm → 165.0cm   1.3 cm伸長*

G 161.6 cm → 163.0 cm 1.4 cm 伸長**

程度に差はありますが,一様に重力の圧縮から解放される傾向が認められました。

After the 6th旧ブログ2007年7月2日

カテゴリ:ロルフィング体験

体験記の続きをまたお寄せ頂きました。

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ロルフィングセッション第6回を受けて

6回目は仙骨を中心にしたセッション。ロルフィングを受けるきっかけのひとつが、仙骨あたりの緊張や重だるさだったし、ベルトでぎゅうぎゅう締めて仙骨近辺を傷めてしまったのでは?という疑惑も持っていたので、6回目は内心とっても期待大、でのぞみました。

今回のセッションはうつ伏せでスタート。4回目の尾てい骨のときのように、仙骨そのものにじわーっと手をあててもらう感じかな?と勝手に予想していたのですが、そうではなくむしろ5回目のセッションと近い感じでした。仙骨あたりにフォーカスしつつ、左右の脚を交互に足裏方向に押し出したり縮めたり、という動き。5回目では同じような動きを仰向けで、今回はうつ伏せで行い、この2回が対になっているように感じました。ただ、5回目が田畑さんとやりとりしながらの(まるで搗くとこねるの)餅つきのような楽しい雰囲気だったのに対し、今回は、静かな静かなセッションでした。どちらがいいということではなくて、毎回違うのがおもしろい。その後、背骨のよこ周辺もワークしていただきました。

終わって歩いてみて、いつものように感想を聞かれるのだが言葉が出てこない。歩くのはなんというか、ふつうにすんなり歩けている。言葉にできない自分にちょっとビックリ。頭が寝ぼけているのかな!?それだけすんなりと歩けていたということかな?

最後にもう一度歩いたとき、背が高くなったような感じ(背中が伸びて頭の位置がやや上部後方に位置しなおした感じ)がしたのですが、写真を見たら感じたように変化していたのでおもしろかったです。

●その後、感じたことなど。

・その日は、いつものようにちょっと眠くなり、少し昼寝をしました。

次の日は、今までにないしんどい一日になってビックリしました(睡眠2時間で長距離移動したせいもあるかもしれませんが)。身体がばらばらになったような。脚のほうから身体上部へ向かってしっかりしてきつつあったのが、腰の辺りがリセットされたみたいにぐらぐらになったような。徐々に薄らいでいた仙骨あたりの重い痛みも復活。「あ?これこれこの感じ」と思い出すのはイヤでしたが、いままでのセッション後の経過からいって、これ以上悪くはならないだろうと思い、そんなに焦りはしませんでした。

その次の日、皮を一枚はぐように、重い痛みがやわらぐ。やわらいだ分、その奥に隠れていた身体の感じに気づく。その1、背骨の脇や、わき腹の奥が筋肉痛みたいになっている。その2、腰のツボ(?ロルフィングを始める前に毎週のように通っていた鍼で、鍼さしていたところ)に痛みが残る。

さらにその後。どうも当初の懸念だった仙骨の奥の痛みの芯、みたいなのは、とうとうほとんどなくなったようです!一度不調がぶり返したかのようになって、引くときは芯の痛みも一緒に引いていったよう。まるで、水泳した後、耳に残った水を出すのに「呼び水」と称してさらに耳に水を入れ、一気に出したときのようです。不思議です!

自分が感じた感じで言えば、今回、もっとも大きく作用した感じがします。私の場合は腰が弱点ということだったのか、やはり仙骨というところは中心で影響が大きいということなのか。

上半身が左右の脚に均等に乗る、左だけに乗る、腰をそらせたときにややがくがくする(なめらかでない)ことがある、などからだの様子はその日によって、また朝と夜でも違います。何が影響しているのかな?これからもまたかわっていくのかな?

夜寝るときに、仙骨あたりがジンジンするかんじがあります。またちょっと新しい感覚です。

After the 7th旧ブログ2007年7月17日

カテゴリ:ロルフィング体験

引き続き体験記をお寄せ頂きました。

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ロルフィングセッション第7回を受けて

第7回目は、深層へのワークのうちの最後の回で、首より上です。足元のほうから少しずつ進めてきて、一番上まで来ました。ながらく首のコリと付き合ってきた私としては、今回も期待大なのです。セッションはまずは仰向けで。腕や手に触れつつ、同時に首にも触れていきました。腕や手と首はつながってる(影響しあっている)ということなんだな、と思いました。人差し指を足先方向へ伸ばしてくださいといわれたり、ほんの少しの動きでワークが進んでいくのが不思議です。今回も繊細なワークで…寝てしまいました!どんな感じかしっかり味わうためにも起きて覚えていようと思うのですが…気持ちいい…。その後、ロルフィングに特徴的な、と噂に聞く(?)口の中と鼻の中のワークへとすすみました。まず口の中は、歯茎と唇との境目あたりをゆっくり広げていくような感じです。うーん、不思議。なんとなく気持ちいいです。そして鼻の中!いやぁ、指って入るものですね、鼻の中って広いんですね。そしてさらに広がった気がします。鼻息がますます荒くなりそうです!!身体はいろんなところが縮みがちなのだな、と思いました。こうして伸ばしたり拡げたりすると気持ちいいし、自分の内部空間が広がる感じは、自分に余裕が生まれるような気もします。

終わって歩いてみると、首が少し後ろについたような気がしました。頭の後ろに見えない壁があって、そこに吸い付いてるような感じです。頭と首に安定感があります。そして不思議なことに、頭と首が安定すると、腰が軽く感じられるのです!頭が安定して、腰が喜んでいます!今まではへたくそな皿回しのように、ぐらんぐらんする皿(頭)にふりまわされて、手元(腰)もぐらんぐらんと動かざるを得なかったのが、今は皿(頭)も手元(腰)も垂直に安定している。だから、手元(腰)が上方の面倒を見なくてよく、自由を手に入れてラク、というかんじです。

帰り道、「あ、これで深層が一通り終わったんだ」ということを身体で感じました。全体のバランスが、キリのいいところまで来たんだな、と思います。もしもワークの時間的間隔をあけるなら、第3回の後か第7回の後、というのが分かる気がしました。

その他気づいたこと

その後、よく、肩を下げていたい気分になり、下げて下げて?と自分に言い聞かせて下げることが多くありました。

眼鏡がよくずりおちぎみになり、それを掬いに行くように首が前へ出ている状態が常になっていることを発見しました。そんなこんなでだいぶ首に負担をかけていたのでは?と思います。

腰の重だるさはほとんどなくなり、途中、右のお尻のあたり(最初にぎゅうぎゅう締めたときに痛みが走ったところ)に痛みが残りましたが、それも今はほとんど気にならなくなりました!

抱っこ紐での抱っこも、前より長い時間いけるようになって来ました。こどもは重くなっていってるのに。よかった!

だいぶ気持ちも明るく元気になってきました。気がつけば歩きながら鼻歌を歌い、腕を振り回しています♪

日常生活で痛みを感じることが少なくなると、今度は欲が出てきました。踊れるようになりたい…。腰を曲げたりそらせたり、また左右に腰を振ったりという動きのときに、まだ腰がギクシャクしたり、痛みが怖くて恐る恐るだったりします。左右で動ける範囲に違いがあるのも感じます。なめらかな動きもキレある動きもできる腰になりたいなぁ。

あまり動かず座ってばかりいると、身体の左側が縮んで右腰が出っ張ってゆがんで見えるいつもの癖が出てくるのですが、体側をよく伸ばしたりバランスボールで弾みながら左右に腰を振ったりすると、左右差が少なくなります(これはすぐにわかるくらい)。以前は何をしても変わらなかったのに。

ロルフィングを受けたのをいい機会として、正しい身体の動き方を覚えたいという気持ちが強くなっています。ロルフィングムーブメント、というのは動き方も同時に習っていくものでしたでしょうか?またどんなかんじのものか教えていただきたいです。そして是非受けたいと思います。

After the 8th旧ブログ2007年7月24日

カテゴリ:ロルフィング体験

引き続きご紹介します。

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ロルフィングセッション第8回を受けて

10回のワークもいよいよ仕上げ、統合の段階に入って来ました。今回は、上半身を中心にとのことでした。仰向けになって、首と腕、首と腰、そして首と頭など、首を中心に、まさに上半身のいろいろなところとの調整をしていただいているかのようでした。前回もそうでしたが今回も半ばうとうととしてしまいました。私の場合、首へのワークが眠りの国への扉のようです。そしてこれまた前回同様、胃が気持ちよくギュルル?ギュルギュル?と音を立てて動き始めます。ゆるんでる!本当に身体も効果もわかりやすい。嬉しくなります。起き上がった後は、座った姿勢でのワーク。頭が幅広く(肩よりもっとはみ出すくらいに)なっているイメージなどをしました。そのときは、「このイメージのどのへんがロルフィング?」と思っていましたが、今になって思えば、イメージすることで首の辺りの寝ていた(働いていなかった)筋肉が目覚めたのかな?という気がします。その後、歩いてみると、頭の左右の両側を風が吹き抜けていくような、風をきって歩いているような感じがしました。田畑さんが「首や頭のまわりの知覚をひろげました」というようなことをおっしゃって、納得しました。(しかし、そんなこともできるなんてすごい!)他のところも全部、こうして知覚が広がっていったらどんな感覚になるんだろう?きっと、ふだんうまく使えていない休眠状態(?)のような筋肉がまだまだたくさんあるんだろうなぁとおもいます。それを一つ一つ目覚めさせていったら、身体全体としてはさらに気持ちよく、いろいろ感じられておもしろいだろうなぁとイメージしました。

その後気づいたことなど

帰宅してすぐパソコンを見ていたら、頭がいたくなってきました。首と頭がゆるんでいたのに、パソコンで目と頭を使ってキリキリしてしまったのかな?

次の日、その次の日は腰や腰の脇が筋肉痛のようになったりだるくなったりしました。いつもこのようにワーク後はいったん逆戻りのようになって、その後は知らないうちに前よりもよくなっているのがパターンです。

そして、ここのところ首や上半身のワークなのに、痛くなるのはそれとは関係なく毎回腰のエリア。腰はいろんなところと直接つながるからだの中心だからかな?と思います。

歩くことをはじめ、いろいろな動作が本当に安定してきました。そして、怖くなくなってきました。鏡を見ても、うれしいです。感謝です!

After 9th旧ブログ2007年7月30日

カテゴリ:ロルフィング体験

引き続き体験記をお寄せ頂きました。

ロルフィングセッション 第9回を受けて

今回は、セッション前に「どこか気になるところはありますか?」と聞いていただいたので、「左側が狭く感じる」ことをお話しました(あ、あとやっぱり少し気になってしまうO脚のことも)。「左側が狭く感じる」というのは肩幅も胴の部分も股関節の辺りも、右側に比べて動かせる範囲(可動域?)や、正面から見た、見た目そのものの幅が狭く感じる、ということです。その後、下半身中心のワークにうつりました。うつぶせになって「腎臓を下げるようにイメージしてみてください」などの言葉にそって、つぎつぎとやってみます。私もさすがに9回目になって少しは慣れてきました(笑)。言われる箇所に意識を向けてイメージどおりにやってみることで、ふだん意識上にのぼらないその筋肉が、もう少し伸びたりゆるんだりしているのではないかな、と思います。それにしても今回も胃がぎゅるぎゅると鳴りっぱなしで笑ってしまうほどでした。終わった後歩いてみると、左足がすっすっと左前に出るような感じがしました。まさに左側の動かせる範囲が広がっています!田畑さんは「○○(左足とか背中とかの部位)がよく動くようになりましたね」という言い方をされますが、見ておられる側からもそういうふうに見えるのだ、そしてそれがロルフィングの変化だということが腑に落ちた感じがしました。

その他、その後に気づいたこと

楽しく歩くことが出来ていると思います。しみじみと「変わったなぁ」と思います。

身体を動かしたいということだけでなく、いろんなことをはじめてみたくなってきました。気持ちもだいぶ前向きです。

足を肩幅の広さにして立ち、右へ左へ上半身をスライドさせるように体重移動すると、若干ですがまだ左側の動きが悪い(狭い)ことに気づきます。右側へ上半身をスライドさせたときに、スライドしきれず、ややひっかかりがあるかんじです。

首や胸を独立して別々に動かすのが下手で、今後、トライしていきたいと思っています。

2007秋Rolf Movement 認定トレーニングにおける外部クライアント募集開始旧ブログ2007年8月1日

カテゴリ:ロルフムーブメント

Rolf Movement 認定トレーニングの外部クライアントに,是非お申し込みお願いします。

Rolf Movement Integration(以下RMIと略記)とは,ロルフィング(Rolfing)の創始者であるアイダ・ロルフ博士と,複数のMovement教師により開発されたソマティックプラクティス(身体教育的技法)です。ロルフィング後の効果を高めたり,身体を機能的に統合するための技法です。これを提供できるのは,米国コロラド州のRolf Instituteで認定されたRolf Movement practitionerです。Rolfingは構造的に身体を統合するための技法ですが,このRMIは,動きに着目し,機能を重点的に引き出す点が異なります。この認定トレーニングへの参加が許されているのは,Rolfingの正規トレーニングを修了し,すでに実際の経験を積んできた公式認定ロルファーです。これまでの施術経験とインストラクターのアドバイスをもとにワークにあたります。

□日程:5回シリーズ: 10月 5, 9, 11, 15, 17日(5日間)

3回シリーズ: 10月10, 12, 16日 (3日間)

シングルセッション(1回のみ): 10月2、3日(予定)

□時間: 訓練生5回シリーズ: 13:30 - 15:00または15:00 - 16:30

アシスタントインストラクター5回シリーズ:  11:00 - 12:30

インストラクター3回シリーズ: 11:00 - 12:30

インストラクターシングルセッション:  17:00 - 18:30(予定)

□定員: 計17名(訓練生5回シリーズ13時半の部6または7名、15時の部6または7名、

アシスタントインストラクターの部1名、インストラクターの部1名

インストラクターシングルセッション各1名)

□費用: 訓練生:5回シリーズ22,500円

アシスタント・インストラクター(田畑浩良):  5回シリーズ 40,000円

インストラクター(Carol Agnessense): 3回シリーズ 24,000円

シングルセッション各8,000円

□会場: 貸教室・貸会議室 内海    http://www.kaigishitsu.co.jp/access.htm

□交通: JR総武線水道橋駅から徒歩1分

条件: ■ 期間中の所定の日時・時間帯に上記会場まで来ていただける方。

(セッション開始時間の10分前には会場にお越しください)

ロルフィング10シリーズを終了されている方が望ましいです。

その他:

クライアント1人につき、1人のプラクティショナーが継続して5回(インストラクターからのセッションの場合は1回または3回)のセッションを担当します。

複数の方のワークが同時に行われます。からだの構造や動きの特徴を分析する段階で、担当プラクティショナーの他に、必要に応じてインストラクターや他のプラクティショナー、通訳が同席することがありますのでご了承ください。

着衣でワークを行いますが、動きやすい服装でお願い致します。

応募方法:

「Rolf Movement認定トレーニング・外部クライアント申請書*」にご記入の上、下記連絡先までファックスまたは郵送・E-mailにてお送りください。

*http://homepage.mac.com/rolfer/2007RMIoutsideclientApplication.doc

からダウンロードしてください。

住所:

東京都新宿区西新宿3-5-3-716 事務センター内 日本ロルフィング協会外部クライアント受付係宛

ファックス番号:03-5339-7285

(送信時には“日本ロルフィング協会外部クライアント受付係”とお書きください)

E-mailアドレス:jra@iva.jp(受付担当:金子)

期日: 2007年8月30日

募集締め切り後、人数によりこちらで選考させて頂き,、その後お申し込み決定の連絡をさせていただきます。その後、希望されたセッションの日程の確認をしていただき、セッションのための費用

(訓練生5回¥22,500,各インストラクター3回¥24,000、5回¥40,000,シングルセッション¥8,000)を日本ロルフィング協会の口座に期日までに振り込んでいただきます(申し込み決定連絡と同時に口座番号を連絡。送料手数料各自負担)。お支払いの確認が済んだ時点で予約は完了です。参加される側のご都合で,キャンセルが生じる事態が万が一生じた場合,原則的に返金はできませんので,ご了承ください。

以上よろしくお願いします。

Good bye our friend , Gio旧ブログ2007年8月4日

Our friend, Gio passed away peacefully with loved ones near him on the 13th of July .

Gio was practicing Rolfing for 9 years in Seattle, Washinton state. He was a sweet lovely person. I am very shocked with that sorrow news.

I met Gio in the class of Principles~Unit2 in 1997. The class was so wonderful. It was like a big family. Gio was so special, charismatic happy man in the class. Always, always, he got a laugh. Although I was apt to be shy because of my poor English, his open-minded heartwarming attitude could have helped me to be comfortable there. I really appreciate him. I remember that most students screamed with laughter watching our team presentation for Support with Gio. Gio always respected and spoke well of both instructors , Jane and Lael.

He was born in Argentina. He told me that children in Argentina grew up by not only their parents but also their relatives. They often moves to different relatives home. This growing way must have made Gio so open and adaptable. Then, Gio went up to California University. (← Maybe) He received his doctorate of Education there.

After knowing about his educational background, I said to him, "Wow, you are so high educated, Doctor Gio".

He said, "No, No,No, Hiro, I am ashamed"

Gio seemed to be shy about having the academic title.

While he is young, he visited the Commune of Rajneesh in India. He was given another name involved in " something wise". Also, he told me that name in a shamefaced way.

He might have desired to be free and simple.

When he was driving to dropping me off, he told me one scatterbrained episode on him as follows;

One day, he met a traffic accident in driving. He has been suffering from the neck pain until then. After the crackup, his chronic pain on his neck was completely disappeared. (so supernatural !)

At the end of the story, Gio said , " Definitely, it was a GOOD whiplash !?".

As he was driving without looking where he was going,

I in the front seat, said immediately, "Watch where you are going, please ! "

He swerved against oncoming car just like a cartoon.

It was thrilling driving and good memory on funny Gio.

Gio was my Rolfer in our Unit 2 . His touch was gentle with no pushiness. Of course, his technique was still student level. But, my body has changed a lot to be more integrated than ever before.

I have learned that the holistic personality and matching must be reflected on how the body can be transformed.

I talked to Gio before last September. He intended to come to Boulder and kindly help me to do my challenging presentation in 2006 Annual meeting.

I was so much looking forward to reunion after the long time , 10 years.

But, the annual meeting was cancelled unfortunately.

I wish we could have met him again there.

Last December,I have heard that he would attend the advanced training in Seattle.

I thought he might have made a start as an advanced Rolfer.

But, he seems to have moved through the next spiritual level.

Our love and pray can reach his soul.

We will miss Gio Aguilera forever.

Let to right; Hiro,Melanie, Gio, Melanie's boyfriend in the Unit 2 farewell party.

After the 10th (Closure)旧ブログ2007年8月9日

カテゴリ:ロルフィング体験

全セッションに渡って,詳細にご自分で感じられたボリュームある内容をお送り頂いてきた,Tさんのラストセッションの体験記です。本当にありがとうございました。ロルフィングでこちらが行ったワークが,受け手としてどう受け止めて,実際にはどうなるかは,ロルファーには分かりません。こうした貴重な体験記が,ロルフィングとは?ということを知るための貴重なリソースとなるので,とてもありがたかったです。

→

ロルフィングセッション第10回を受けて

とうとう最後のセッションとなりました。ワーク前に歩いてみると「だいぶ安定してきましたね」とのお言葉。はい、私もそう思います!いま気になる点として、上半身を左右にスライドさせた時の左右差(上半身を右へ移動させようとすると、左半身に引っ掛かりがあって、右側へうまく乗れない)をお話して、スタートしました。うつ伏せで左の下半身から。脚の裏側全体を丁寧に丁寧に進めていきました。片足の指をそらせ腰のほうへ引き上げるように、反対側の足は足裏方向へ蹴りだすように。地味な動きですが、その動きで腰のあたりの筋肉もよく動くことが、今では感じられるようになりました。右側も終えて歩いてみると、さらに腰が軽くなったよう。上半身を左右へスライドさせてみると…!!左の引っ掛かりがなくなり、左右差もなくなっていました!びっくり!お話してみてよかった!すごい劇的な変化にまたもや言葉を失いました。ラストは仰向けで、首や頭、腕を中心に最終調整といった感じ。全て終わって歩いたときには、本当に気持ちよく歩けて、しみじみ感激しました。あんなに気分も鬱々としていたのに、ここまで晴れ晴れと元気になったなぁ、と。奇しくもこの日は私の誕生日。本当に嬉しく、今までで一番いい誕生日だと思いました。最後に、今までの写真を見せていただきました。2ヵ月半前の最初と、10回終わった今では大きく違っていることを、写真も物語っています。以前は、首が詰まっていて猫背で、胴も短くつぶれている感じ。そのうえさらにゆがんでいるのです。それが今では、首も胴もすんなりと伸びやかで、ウエストにはうっすらとくびれが(しかも左右対称)!!見た目にも元気そうです。

●10回のセッションを終えて

このたび10回のセッションを受けることができて、とても満足し、そして感謝しています。毎回、セッションに伺うのが楽しみでした。今では気持ちも身体も以前とは別人のようです。

当初は、腰の奥の重苦しさと痛みで途方にくれ、毎日そのことばかり考えてしまい気持ちも晴れず、つらい日々でした。でも、あのときロルフィングを思い出し、受けることを決めて、田畑さんにセッションしていただけて、本当によかったと思います。当初の懸念であった腰の痛みから解放されただけでなく、身体全体のバランスが取れ、歩くこと動くことも楽しくなりました。今はもう運動したくて仕方がありません!鏡の前での身体のチェックも楽しく、あちこち動かしては眺めていると時間のたつのを忘れてしまうほどです。

痛いところがなくなって、身体を好きになってきたら、やりたいこともいっぱいできてきました。気持ちもいたって前向きで、毎日楽しいです。この身体を大切に、凝り固まらせることのないように、適度な運動を続けていきたいと思います。

10回セッションを終えた今でさえ、なぜあんなにソフトなセッションであのように身体が変わり、そして戻らないのか、やっぱり不思議に思ってしまいます。セッション途中も、楽しいながらはてなマークだらけの私でしたが、田畑さんは、常に静かで落ち着いた真摯な姿勢で、まるで「私には真実が分かっています」というかのように、進むべき方向を見据えてよどみなく進んでいかれました。なんといいますか、私以上に、私の身体を信頼してくださっていたような気がします。とても信頼できるロルファーさんで、安心してセッションにのぞめました。ありがとうございました。その確かな技術にも信頼と尊敬を覚えました。

これからも少し変化が続くとのことですので、楽しみにしていきたいなと思っています。

ロルフィングがあってよかった。本当に救われました。田畑さん、本当にありがとうございました。

ロルフムーブメントのモデルクライアントになりませんか?旧ブログ2007年8月23日

カテゴリ:ロルフムーブメント

ロルフムーブメント認定トレーニング募集条件緊急変更です!!

インストラクターモデルはすでに締め切らせて頂きました。訓練生3セッション用のモデルとなっていただける方を募集中です。

日程;10月10, 12, 16日 (3日間)

時間 13:30 - 15:00または15:00 - 16:30

料金: 3000円 x 3回 = 9000 円

ロルフムーブメントは,Rolfing後の効果をさらに高めたり,より動きやすい身体に発展させるための技法です。このクラスでは,外部からの方をモデルクライアントとして行う実習が,トレーニングの重要なパートを占めます。

ロルフムーブメントの場合,また,着衣 ( T-シャツ/短パンのような服装,柔軟な素材であればOK)でお受け頂けるのと,強いタッチはほとんど用いませんので,安全性も高く,すでにロルファーになっている人間のみが訓練生として参加しています。

メインインストラクターのCarol Agneessens*と私のアドバイスをもとにワークにあたります。Carolは私のロルフムーブメントの師で,とても素晴らしい人柄の女性です。他者をエンパワーする力に秀でています。少し接するだけでも価値はあると思いますよ。

ファイル中に詳しくありますが,以下大まかな情報を示します。

□会場: 貸教室・貸会議室 内海  (JR総武線水道橋駅から徒歩1分)

募集対象: ロルフィング10シリーズを終了されている方が望ましいとされていますが,各種ボディワークやソマティックプラクティス経験の方も応募ください。

募集は,定員になり次第締め切らせて頂きます。お早めに!!

お申し込みお待ちしています。

日本ロルフィング協会へ直接お申し込み頂くか,

http://rolf.cute-site.org/blog/rm20070830/

もし,ご質問等あれば直接田畑までどうぞ!

*Main Instructor, Carol Agneessensについて

Carol Agneessens,M.A.

The Fabric of Wholeness: Biological Intelligence and Relational Gravityの著者でもあり,Rolfing Instructorとして,The Rolf Instituteにて長年指導にあたっています。さらには,R.C.S.T.(Resgestered Cranio Sacral Therapist)の資格も有し,近年The Rolf Institute主催のワークショップにおいて,CranioSacral Biodynamicsをロルファーに紹介しています。

田畑は,1999年のワシントンD.C.でのRolf Movement認定コースに参加し,そこでCarolから初めて学びました。クラス中に彼女が私にワークする機会がありましたが,その時に軽く頭部を支えているだけにも関わらず,脊柱全体が自発的に伸びていく体験をし,強烈な印象として残っています。繊細なタッチでもこれだけの変化と体験を起こせる可能性と自分が求めていたワークのヒントが多く潜んでいる可能性を感じたのです。さらに,彼女の他者をempowerする能力はとても秀でています。クライアントのみならず,訓練生自身もRolfingへのMotivationと自信を再び取り戻し,強化させてくれると思います。

彼女はI.P.R.から直接学んだことのない,第二世代の教師です。アイダから"直接"学んだということを"笠に着る"こともなく,また,自分の体験や力を誇示することもなく,常に謙虚な姿勢で,参加生の立場に立ち,empowerすることを忘れません。彼女に接するとき,テクニックを超えた大切なものを学ぶことになるでしょう。

2007年ロルフムーブメント認定コース終了旧ブログ2007年10月29日

カテゴリ:ロルフムーブメント

10月19日に一ヶ月に渡るロルフムーブメント認定コースが終了しました。新たに12名のロルフムーブメントプラクティショナーが誕生しました。メインインストラクターのキャロルは、参加生一人一人とダイナミックに応答し合いながら、常にエンパワーを忘れないすばらしいリードをしてくれました。キャロルは、私田畑をco-teacherとして、たくさんのデモの機会を与えてくれとても貴重な体験をさせて頂きました。外部より、実習のためのモデルクライアントとしてきていただいた方々もセッションを通じて、驚くほど変化されていました。

全編を通して、クラス内が安全で、クオリティの高い場が形成され、参加生も交換セッションを通じて、高度に統合された状態に調整されトレーニングを終えたことはうれしい限りです。また、知覚に働きかけるような繊細かつ表現の難しい内容のエッセンスを見事に訳し伝えて頂いた、大野百合子さんの通訳は流石でした。

クラス最終日は、名残惜しさと感動のあまり、号泣者続出のうちに閉幕となりました。

新たに公式認定されたすべてのRolf Movement practitionerの方々、受け手の状態に応じたテーラーメイドのセッションを構築し、受け手とより双方向に反応し合う”生きた”ワークを展開されていることと思います。

今後の日本のロルフムーブメント/ロルフィングをさらに盛り上げていきましょう!

本当に開催できてよかった~!

クラスに関わってくれた方々みなさんに大感謝!!

ロックスピリット旧ブログ2007年11月7日

カテゴリ:健康

先日,分子生物学者である福岡教授にお会いする機会を得た。二つの著書"生物と無生物のあいだ"と"プリオン説はほんとうか?を拝読して思うのは,福岡先生には,一貫したロックスピリットがあるということだ。プリオン説がノーベル賞を受賞したということで,それが仮説である段階にもかかわらず,世間はそれを確固たる事実のように捉え,米国や日本政府はそれをうまく政治利用しようとしている。消費者の食の安全を考えた場合に,政府がとるべき対応とは,感染機構が解明されていない以上,少しでもリスクがある以上は,検査基準や項目を省略せずに病原性の検出のための測定感度を上げる努力を惜しんではいけない。一方で米政府は日本政府に対して,検査の労力やコストを減らそうと圧力をかけている。これは,安全が確認されたからではなく,すべてお金と権力の構図での話で,決して,安全が科学的に証明された上でなされているからではない。

研究者の良心に従って,こうした流れに対抗すると,まず,研究費調達の困難さ,そして体制側からのなんらかの嫌がらせがあるかもしれない。また先生は著書の中で,大学という閉鎖社会についての実情についてもコメントされているので,科研費の審査する大学関係者からちんけなやっかみ等がないことを心から望みたい。

福岡先生の人柄から,積極的な反体制的姿勢があるとは思えない。本来は,ただ研究に没頭していたい根っからの研究者にちがいないと思う。しかし相容れない現状に対して,研究者としての良心が,書かずにはおれなくさせたのだと思う。

体制に巻かれることなく,何かを貫こうとする信念が,そこには感じられる。

それこそが,ロックスピリットだと思う。

実際お会いしても,本から受ける印象を裏切ることのない,素晴らしいお人柄の先生でした。

Session Notes旧ブログ2007年11月7日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

今いらしているクライアントの方で,過去のけがの記憶が鮮明に思い出されたという興味深い感想を頂きました。一つは,頭部斜め前方のKinesphere*ワークをした際に,親に同じ方向から殴られたことを思い出したとのこと。視覚は働いているが,見ようとしていない方向にパーセプションの偏りが存在したようです。

その他,かなり前に後頭部と仙骨付近を強打した経験があったとの情報を参考に,導入部でKinesphereの手に感じる密度を感じながら,身体に手を触れずに,fieldに空間が広がるのを待って**から,Touchを伴うワークに移りました。受け手の方の感想として,手を触れる前に,頭部がすごく反応して過去の痛みが一過的に強く感じられたとのことでした。

さらに自転車のハンドルがみぞおちに深く入った怪我を思い出したとの情報を元に,別のセッションでは,膵臓付近のスペースが広がるのを待っていたところ,脊柱の前かららせん上に何かが渦巻きながら上昇して,そして,左のほほの上が突然痛みだしたとのことでした。左のほほの上は,全く忘れていたことに,幼少の頃,野球のキャッチャーをしていたときに,バッターがフルスイングしたバットが,その延長にあったクライアントの方の左ほほの上を直撃したというショッキングな記憶が痛みと共に思い出されたとのことでした。インパクトを受けた箇所を中心に頭蓋骨に流動性を引き出すワークをしたところ,常に存在していた広範囲でもやがかかったような違和感がだんだん一点に収束して消失したとのこと。

分子レベルでは,とうの昔に新しい分子に全身が入れ替わっているはずなのに,身体自身は忘れていないというのも不思議な話です。

*Kinesphere : 体外における,感覚が行き届いている空間

**実践と経験から使っている技術です。直接習ったことはありませんが,fieldに働きかける点でCranioSacral Biodynamicsと重複しているワークと推測されます。

2008年30件

からだへの意識を変える旧ブログ2008年1月26日

カテゴリ:ロルフィングとは?

マッサージなどを楽しみのために受けるのは,全く問題ではないし,あまりに辛いときにしかるべき医学的処置を受けずに痛みをただ我慢するのは得策ではない。しかし,長い目でみた場合に,自力でなんとかできる状態を維持できるのであればそれにこしたことはないだろう。

クライアントで,もう30年来鍼とマッサージに通い続けているという経歴の方がいらしている。治療院に行くことが生活の一部となって,行かないと不安を感じていたのが,それらに行かなくても,何とかなることを実感されたとのこと。いつも依存していたことを止めるというのは,一時的としても勇気のいることだ。8回の過程を経て,自分の身体が自分なりに回復して機能しているのだということに気づくことができた,という感想を聞かせてくれた。

ロルファー冥利につきるフィードバックである。

ワークショップのお知らせ旧ブログ2008年3月2日

カテゴリ:ワークショップ

久しぶりのワークショップです。一般の方もご参加頂けますので,ご興味がありましたら,是非どうぞ!

"コアを充実させる"   ~臍周辺からの空間的広がりを引き出す

内臓空間の広がりが足りないと,いくら四肢や脊柱のサポートが充実していても,十分な安定性が得られません。胎生学的に重要な臍から全身へのつながりを通して,コアの充実を探求したいと思います。

日時: 2008年3月15日土曜日

時間:13:30 - 17:00

参加費: 10000 yen

定員:6名

場所:田畑のセッションルーム

残り枠2名です!(3/13現在)

少人数のクラスですので,田畑が必ずワークする機会があります。

シリーズを完結しないことにはロルフィングはわからない旧ブログ2008年3月13日

カテゴリ:ロルフィングとは?

大学生4年生の陸上部で活躍しているクライアントがいらしている。彼は,昨年夏に3回セッションを受けて,しばらく中断していて,今年に入ってシリーズ完結に向けてロルフィングを再開した。4回目5回目と進むうちに腸腰筋が働く感覚が得られるなど,3回目まででは得られなかった変化の実感を得ている。

彼曰く,中断せずにもっと早く受けていればよかった,とのこと。

ロルフィングは,Basic10を終了した後は,Post 10セッションで,1回でチューニングすることもあるが,それは,基礎ができた状態でできることである。最初の10回シリーズ(12回ぐらいでまとめることはあるが。)はあくまでプロセスの途中である。もし,ロルファーとの相性もそれほど悪くもなく,腕も信用できそうだと思うのであれば,完結するまで続けよう!そうしなければ,いわゆるロルフィングの神髄は決して味わえない。

初回で変化を実感するクライアントもいれば,5回目あたりの中盤で感じる方もいる。どの段階で変化を実感できるかどうかには,個人差があるが,シリーズ完結半年後に急に慢性的な痛みが消えたという方もいる。

たまに,奇跡的なワンショットセッションを期待する人がいるが,ロルフィングにそれを求めるのはやめよう。変化を十分に引き出すためには,地道な積み重ねと時間が必ずかかるものなのだ。都合よく,何かをスキップして,おいしいところ取りするようなことはできない。

セッションに必要な時間旧ブログ2008年3月21日

カテゴリ:Q & A

ロルファーのスタイルにもよると思いますが,Rolfing trainingでは,セッションの時間は1時間で十分と教えられています。田畑はおよそ60分ほどで終えています。変化を引き出すにはその時間で十分だと考えています。ただ,必要に応じて,身体状況を把握するためのカウンセリング*に多少時間を頂くことがありますが,それでも,90分あれば十分です。

セッション後の変化は,終わった後でも続いていきます。入力された情報が神経学的に処理され,その都度統合される必要がありますが,そのために過度の入力はオーバーフローしてしまうことになりますし,受け手が余力を残す形で仕上げ,セッションを切り上げる必要があると考えています。

したがって,多少の幅はあるにしても,セッションに最適な時間というのは存在すると思います。

*ここでいうところのカウンセリングは,いわゆる心理療法的なセラピーを意味するものではなく,あくまでも身体に関連した情報収集を指します。

PS.

これは非表示設定のコメントに頂いたご質問への回答の意味もあり投稿しました。

時間の長短でスキルを計ることはできませんが,長すぎて疲れてしまうということでしたら,その旨をロルファーに伝えてみてはいかがでしょうか?

Closureの意味旧ブログ2008年4月7日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

ロルフィングの本質というか,根本方針の一つにClosure (完了する)があります。商業的に考えれば,絶えずリピートしてセッションを受けてくれる方がいいに決まっています。それなりの信頼関係が構築されてはじめて,何度も訪れることになるわけですが,一方,ロルフィングで目指しているのは,他者を必要としない自立的バランスの維持です。

主要な制限が解放された後,ロルフィングシリーズが成功に終われば,依存的にどこか或いは何かに頼る必要がなります。

先日シリーズを終えられた方で,確かに体調はいいんだけれど,これまで絶えずどこかの治療を受けていたので,どこかに行かなくなるというのが信じられないし不安で,”完了する”というのが怖いとのことで,ではしばらく10回終了後,様子をみてみましょうということになりました。  ~ ~ ~ ~ ~ 一ヶ月くらい経って連絡したところ,最近歯科治療にいってからバランスが回復しない感じがあるとのことで,予約を受けることにしました。

セッション後,淡々とその方がおっしゃるには,とにかく最初は,ロルフィングが終わって不安な感じがあったが,その間痛みやコリを感じることはあってもそれに支配されることもなく,次第に自分の身体が,なんとかしてくれているということを実感したとのこと。しかもその身体が機能しているという事実が,予想もしないほど精神的にとても大きな意味を持っていたようで,自分にもまだまだ可能性がたくさんあるということが実感として感じられ,ロルフィングを受けて本当によかった,と涙を浮かべて感動的に語ってくれました。

このClosure = 完了する,という原則はすごい力を持っているというのを再確認しました。完了してこそ,受け手自身の底力が発動し始めるわけで,それを邪魔したくはないですね。再開するとしても,とりあえず打ち切る*というのは知識としてわかっていても本当に大切なことなんだと改めて思った次第です。

*かといって,受け手の希望を全く無視してきちんとした説明もなく,ぶっつり切り捨てるように終わるのは問題です。

歯科治療のバランスへの影響旧ブログ2008年4月15日

カテゴリ:ロルフィング体験

10回終了後,とりあえず様子を見ましょうということにして,1ヶ月経過後連絡をとってみたところ,以下のようなご返事を頂きました。

→

先日のメールに書きましたように10回目を終えてから、快適という感じの日々でしたが、

昨日の午後に歯科で噛み合わせの調整の為の金属を入れた途端、

首、肩、背中が凝って、気持ちが悪くなって来ています。

噛み合わせが深すぎて、歯を噛み合わせた時に、上の前歯で下の前歯が全部隠れて

しまう状態で、下の歯の前面は、上の歯で削られてしまっていますし、下の歯の歯茎の

一部は削れていて、しかも歯茎に上の歯の跡が付いています。

その事が原因と見られる、奥歯の一部が欠けてしまうという事も数回起こっています。

今までに何度も他の方法で調整を試みていたのですが、うまくいかず、

今回は、下の奥歯左右3本つづの上に金属を載せて、歯に高さを出し、

噛み合わせを浅くする方法になりました。(一応、固定)

診察台の上で試しに被せている時から、首の辺りに不快感があり、

固定されて、会計で待っているときには、明らかなる肩凝り、

そして、病院を後にして数分後には気持ち悪くなりました。

しかし、どうしても我慢できない程ではないので、そのまま我慢しています。

首を回してみると、明らかに昨日の午前中までとは、違う音がしています。

たまたま昨夜のうちに被せていた金属が左右とも外れてしまい、

今は着脱可能状態なので、時々ちょっと外してみています。

やはり額関節、歯同士の当たり、歯茎等は、被っている時の方が明らかに楽なのです。

でも、肩は凝る・・・。

(これは、これまでに試みた時と全く同じ反応です)

噛み合わせを2~3ミリ変えているのですから、身体に不調が出てきて当たり前と言えば

当たり前なのですが、なかなか医者には理解して貰えません。

昨日も帰り道、ちょっとお散歩のようにして歩いてみたのですが、

歩くことで解消(?)される凝りより、噛み合わせ調整で呼び起こされる凝りが

上回ってしまうようです。

という訳で、このままの状態ですと、近いうちに鍼やマッサージに行かないと

ちょっと苦しい状況になりました。

折角「何かに頼らずとも(鍼等)、自分で立っていられる」という状態が維持出来ていて、

それは精神的にとても大きな物でしたのに、とても残念です。

>>

というメールを頂いたのを受け,1セッションしました。

その後,再びご報告を頂きました。

→

田畑 さま

こんにちは。

先週は突然だったにもかかわらず、迅速な対応をして下さり、

どうもありがとうございました。

あの帰り道、だいぶ楽だったのですが、

やはりその後、反応が出たようで2,3日怠い日が続いていました。

けれど、それを過ぎると以前マウスピースのような形で(スプリント)

調整していた時と明らかなる違いを実感しました。

4日(金)に歯科に行った時は、外れた物を付けて貰う勇気がなく、

取り外し可能な状態のままにして貰いました。

一週間様子を見て、だいぶ慣れてきたので、

昨日、固定して貰いましたが、肩凝り、腰痛とも酷くなっていません。

10年近く調整しては、止め、調整しては、止めの繰り返しでしたから、

この固定は、とても大きな一歩です。

調整しても首や肩の凝りを殆ど感じないなんて、嘘のようです。

医者としては、もう少し噛み合わせを浅くするのが目標のようなので、

まだ先は長そうですが、取りあえず第一段階はクリア出来ています。

先週すぐに伺っていなかったら、この状態にはなれず、

きっと「やっぱり調整すると、歯や顎は楽だけれど首が凝って・・・」と

後ろ向きにしか考えられなったと思います。

本当にありがとうございました。

(注:引用に関しては,ご本人から許可済)

>>

といううれしい報告を頂きましたが,歯科治療の影響は確かにあるようです。

歯科治療や矯正によって,負荷を受けていると感じたところは,上顎や後頭部です。これらの流動性を引き出すためのMotilityワークが有効でした。

10シリーズ後のセッション旧ブログ2008年4月15日

カテゴリ:ロルフィングとは?

一つ前の投稿で,Closureの大切さについて書きましたが,では,Basic10シリーズ後にセッションを希望する場合はClosureをどう捉えたらいいでしょうか?

まず大切なのは,依存関係が基本にあるのではなく,あくまで,高い統合状態を目指すためであれば,さらにセッションを継続するのは生産的な結果を生みます。表現者の方々のパフォーマンスが向上するだけでなく,様々なレベルでの変化も伴うので,人間的な深みも加わることでパフォーマンスのクオリティも変わったというご報告も頂きます。

また,10シリーズで扱えなかった場所を扱うことで,大きな変化が引き出されることも珍しくありません。10シリーズ後,さまざまな過程を経て,奥から浮上してくる制限もあるようです。また,個々に状況は異なるので,かなり人によっては制限が多い場合もあり,例えば,出生時のトラウマや深刻な交通事故などは手強い制限につながることもあり,ある程度回数が必要なケースもあります。

(ロルファー側からすると,実は同じクライアントに対して多くセッションするのは,とても勉強になります。Basic トレーニングで得たテクニックだけでは,すぐネタ切れになります。その先は,習ったことを離れ,創造的にセッションを作っていく必要性がでてくるからです。)

さて,回数をどんどん重ねてきた場合になにをもって打ち切るのかは,むづかしい問題です。セッションを受けることで,単に状態を維持するため,というよりは,より高度な統合状態に発展しているのであれば,継続する価値はあると思います。ロルファー自体が進化し続け,インスピレーションを使い続ければ,よりセッションも深いものになってきます。

ただ,セッションは無限にできるものではなく,実際にはClosureがいろんなタイミングで訪れます。可能な限り,いい形でそれを迎えられるよう,一つ一つのセッションを大切にしていくしかないですね。

京都Unit 1でのMovement体験旧ブログ2008年5月29日

カテゴリ:ロルフムーブメント

京都にいってきました!

京都で開催中のロルフィングトレーニングUnit 1のムーブメントのパートを担当するためです。ソロで認定トレーニングに関わるのは初めてで,メインインストラクターのマリウスさんとも初対面のことから2週間くらい前から,実はかなりナーバスになっていました。3日間という短期間の間に伝えたいことや紹介したいテクニックは山ほどあるけど,エッセンスやMovementのおもしろさがどれだけ伝えられるだろうか?

とあれこれ考えていると,ますますまとまらないし,Rolf Instituteから来るはずのガイダンスも送られてこないまま,日が迫ってくるし。。。。

そんなとき,ある記事を読んで,自分が参加生だったときを思い出せばいいんだ,という当たり前のことに,はっと気づいてから,急にいろいろ整理されてきました。

京都入りしたクラス前日には,京都在住の大学時代の恩師,落合英夫先生にお会いしました。昨年末より,大手術と危篤を2回くぐり抜けたばかりとはとても思えない,大らかでほがらかなままの先生に久しぶりにお会いして,エンパワーされたのもよかった。

参加生の方々はとても熱心で,初日から実習で成果を出してちょっとびっくり。吸収が早いし,応答性がいいし。

順調にいけば,新たに来年新ロルファーが十数名誕生する予定。

楽しみです。

健康な組織旧ブログ2008年6月4日

カテゴリ:健康

健康な筋肉などの柔軟組織の状態にはいくつかの段階があります。

(1)組織生来の自発的で微細な動きが十分発揮されていて,全体との連携がとれている

(2)他とのつながりは十分ではないが,慢性的な緊張はない

(3)痛みはないが,張力は不均一で押すと痛みや違和感があるところがある

(4)張力は不均一で,慢性的な緊張や痛みが常に伴う

(5)感覚の感度が低下し,麻痺あるいは無感覚

数字が若いほど,動きの質,生活の質共に高く,疲れにくくなります。一般的な治療の目的は,痛みの回避にのみ焦点を当てますが,統合という観点では,(1)を目指します。

この痛みの回避にもいくつかのレベルがあります。痛みは,身体の信号として発せられる大切な感覚ですが,それを無視できるように感覚を遮断する”処置”と,負荷がかかっている原因を変えようとする”治療”には大きな違いがあります。

それとは別に,身体を別の角度から捉え,ちまちまと痛み云々ではなく,根本的に健康な状態に身体を教育する!という発想の下に行う仕事の一つがロルフィングです。

急性的なケースには痛みの遮断は有効ですが,慢性的な問題に一時凌ぎを繰り返すのは賢いやり方ではありません。慢性的となった時間と反復の蓄積を考えると,根本的な変化には必要な回数と時間が必要です。

慢性的な制限に付随した2次災害旧ブログ2008年6月6日

カテゴリ:ロルフィング体験

慢性的な緊張を解決するために受けた療法が,制限の元になることがあります。元々急場をしのぐためには,さまざまな治療はもちろん必要ですが,慢性的な問題に関して,的を得ない一時凌ぎを続けていると2次的制限が生じるリスクがあります。

例えば,肩が凝る等の不具合の場所を断続的に針や強いマッサージを受けすぎると,効かないばかりか,その治療を受け続けた箇所の組織が損傷して傷んだ状態になってしまう例をたまに目にします。そうなると制限の複合汚染です。根本的な原因はそもそも,痛みや違和感を感じる場所とは離れたところにあることがほとんどです。なので,身体をいろんなやり方でいじっていない方の方がシンプルで,変わるのも早いと感じることが多いのです。

そもそも,慢性的な問題は,文字通り時間をかけてさまざまな蓄積があって生じているわけで,せっかちに効果を期待するのはまず諦めて,それをいい機会として身体通じて自分の生活全般を見直してはいかがでしょうか?

違和感の度合いや緊急の場合,それを回避するような処置は有効ですが,それにいつまでも頼った依存的な姿勢で,何かを変えようとしたり,それまでの習慣や他のレベルからの肉体への影響を見ないようにして,根本的に何かを改善しようするような,うまい話はありません。

身体が無意識を反映しているように,身体が変わるとき,自分の別の側面もまた同時にリンクして影響し合います。ロルフィングは,肉体を物質だけの存在ではなく,心理的,霊的,情緒面を包括した存在として見る,ソマティックなアプローチです。

そして,肉体が根本的に変化するためには,必要な時間とプロセスが必要なのです。

旬はいつか?旧ブログ2008年7月18日

カテゴリ:ロルフィング体験

ロルフィングの変化をもたらすものは何だろう?

テクニックだろうか?それとも経験だろうか?

経験が多いロルファーがいいロルフィングをするのだろうか?

それともセンスの問題だろうか?

思うにそれらは一つであるが,本質ではないように思う。

Certificateを取り立てで,ロルフィングをとにかく俺にさせろーっ!というノリノリの時は,多分感覚的に,初心の純粋な気持ちそのものだったと思うし,今やってるロルフィングは今で,様々なテクニックや経験が加味され発展した良さがあると思う。

ビートルズ時代のLove me doの勢いがあるジョンレノンが絶対いいという人もいるし,Imagineに決まっているじゃないかという人もいるだろう。それはもはや好みであって,優劣ではない。

実際に私の経験からすると,Unit 2のときにクラスメートのGioから受けたRolfingはいつまでも心に残っているし,名誉ロルファーのVivian Jayeから受けたセッションも忘れることはできない。

人に感動を与えるセッションや深い体験は,テクニックや形式を超えた何かからやってくると思う。

トウモロコシを見ると思い出す旧ブログ2008年7月19日

先日,那須の親父のところにいってきた。この季節,那須塩原のインターチェンジから家に向かう途中には,所々でトウモロコシの苗が育っているのをみることができる。トウモロコシが実をつけている姿を見ると必ず思い出す,小/中学校の同級生,市村健二君のことだ。中学校の美術の時間に彼は,トウモロコシを描いた。それは,茎と葉の間から実がなっているところを正確に描写していた。それを見た美術の教師は,よく画けているし,すばらしい観察眼をもっていることを褒めた。そうか,健ちゃんはよく見ているんだな~と感心した。ここまではいい話なのだが,

休み時間に入ると,町中に住んでいる,いけすかない同級生 Kが,

”トウモロコシをちゃんと画けるってことは,家がどん百姓ってことをいってるようなもんだ!”

と堂々と言っていて,それにうなずく連中も多かった。

そんなつまらない連中のつまらない悪口とは関係なく,健ちゃんの絵はりっぱだった。

その市村健二君は,最初の小学校の同級会の幹事をしてくれた。私たちが,22才のときだから,かれこれ23年前である。彼は学級委員になったこともないし,とりまとめをするような役目を小学校のときには全くしたことがなかったキャラだったが,突然,みんなに会いたいということで,幹事の役を快く引き受けたそうである。

しかし,数年後に彼は交通事故で亡くなってしまった。小学校のクラスは一学年しかなく全部で27人,勿論クラス替えもなく6年間一緒だったで,お互いが幼なじみのようなものだった。健ちゃんの性格をよく知るわれわれにとって,なぜか幹事をしている別キャラの健ちゃんはとても楽しそうだった。

iPhone ゲット !旧ブログ2008年7月22日

カテゴリ:Mac

身体とは関係ない話題ですが,先日iPhoneをゲットしました。Appleのカレンダーやアドレス帳の完全同期サービス,Mobile Meのデモに魅せられ,昨年からの海外でのiPhone情報を見るにつけ,iPhone欲が最高潮に達していました。

しか~し,長蛇の列を作る表参道店にも足を運びましたが,とても並ぶ気にもなれず,仕事や時間もなかったため,今回は無理と諦め,すごすごと帰ってきました。下北の商店街をさえない気分出歩いていると,最も下北らしいといっていい,びっくりカメラのキシフォートで,なにやら,次回入荷したときに連絡をくれると,ギャル風の店員さんが,ギャルの交換日記みたいなノートとファンシーなペンを差し出され,これがいったい何に結びつくのかわからないと思いつつもそこに名前と電話番号を残しておいたわけです。全国レベルで売り切れが続いている中,次回入荷はいつになるのかさっぱりわからないという巷の噂を信じる限り,8月にはお目にかかれば最高ラッキー,恐らくは年内にやっと手にするのか~と思いつつ,iPhoneを忘れようとしていた,20日になんと,あのびっくりカメラのキシフォートから連絡があり,なんと16GBが入荷との知らせが!!

キシフォートさんにはとっても失礼だが,ポジティブな青天の霹靂という感じです。あのギャル交換日記風なノートの記録はちゃんと生きていたんです!!キシフォート万歳!!いや~下北キシフォートの奥深さと底力を垣間見ました。

わ~い!わ~い!!

てなわけで,今iPhoneがこの手にあります。

iPhone ゲットその後旧ブログ2008年7月27日

カテゴリ:Mac

発売1週間後,下北キシフォートにて,奇跡のiPhoneゲットしたものの,やはりソフトバンクのサービスは見切り発進で,予想どおり,パケット通信は,肝心な時につながらなかったりで,今のところのiPhoneは,カメラ付きのiPod touchです。

ソフトバンクに対しては,クレームに対する立派なマニュアル対応の時間を本筋のサービスにまわしなさい!とどうしても思ってしまうわけで,Docomoも参入して,2キャリア制にすべきと強く思う次第です。そうすりゃ少しはマシになるかも。

Mac側としては,例のMobile Meによる完全同期はまだまだ先の話で,うまくいかないなあと思っていたら,不具合のお詫びにMobileMe(旧.Mac)のサービスを一ヶ月延長するとのこと。うまくいかなければ,サービスを提供する側としては当然の対応だが,ソフトバンクは絶対こういうことをしないだろうなあ~。

ソフトバンクに愛想をつかした私としては,今年初めにau機を購入した。

商品を買ったり,契約するということは,つまりその会社やお店を応援しているのとイコールである。学生時代やRolferになりたての欠乏時期には,価格優先で生計を考えざるを得なかったが,可能な限り,応援したい会社の商品をなるべく買うとか,好きなお店で食事をしたいものだ。そこら辺の矛盾は少ない方がいいに決まっている。

とはいったものの,今回のiPhone購入に関しては,はっきりいって自己矛盾があります。

食べ物に呪いをかけない旧ブログ2008年8月6日

カテゴリ:健康

例えば末期癌等の難病から生還して,玄米菜食にしたことが思い当たる一番の原因だったとしても,それは一因だし,普遍化はできない。たまに,身体に肉が悪いとか言い出す人が必ずいるけど,それはその人が何らかの信念とともにうまくいったというただの一例にすぎない。食生活を見直すのは勿論必要だ。例えば,癌細胞が検出される1センチくらいの大きさになるには,およそ10億個の細胞が20年程度かけて育ってきたという一定の体内環境を変更することには意味があると思う。免疫が低下させないようにあるいは,癌細胞にとって好都合な環境をシフトさせるには,生活スタイル或いは考え方等,何かを変えないといけない。そうしなければ手術後,また同じことを繰り返すことになってしまう。

だが,その変え方は,元の体内環境がそれぞれ個人個人で異なってくるわけだから,それをある一つのやり方で解決するほど,簡単にはできていないはずだ。

肉は確かに消化するのにエネルギーがいるし負荷がかかる。しかしある程度の負荷がないと身体は怠けて弱体してしまう。それを全く”悪い”ものだとするなら,ネイティブアメリカンが,大地や聖霊に感謝を捧げながら,バッファローの肉を食するのは悪いことなのか? 或いは,近所の人のいい精肉屋さんのおじさんが一生懸命売っている肉は毒なのだろうか?家族のためにと母親が作ってくれていた手料理に入っていたお肉は,身体に毒だったろうか? 一切の肉を排除して生きる人は絶対癌や難病にならないだろうか?

食物に呪いをかける人たちに耳を貸すのはやめよう。

またこれは身体に悪いと思って食べるのはやめよう。

それよりおいしくありがたく方がよっぽど健全だ。

身体の声を聴けば,肉を欲するときも必ずある。その声を無視し続けると,目に輝きがなくなったり,欲求を別の形にすり替えたり,全体のトーンを落とすことで対処することになる。そして,見た目が胡散臭さやインチキな感じにはならないはずだ。

最近の傾向旧ブログ2008年8月19日

カテゴリ:日常

今月はどういうわけか,ギックリ腰月間だ。椎間板ヘルニアで手術後の方が2例,その他ギックリになった方2例。という私も6月に旅先から帰る直前首が動かなくなった後,次第に移動してきて,今月頭はそれが腰に及んでギックリ寸前だったが,私の場合,自然に経過させることで時間が治してくれた。 しかしながら,一連のギックリブームは,流行の引き寄せが働いたのか?は不明。

よく,クライアントの方から,

” 調子がいつも良さそうでいいですねえ,”

なんて言われるけど,そうでもないんですよ,実際は。

結構動いてます,ロルファーの身体も。

Robben Fordのライブ旧ブログ2008年8月30日

カテゴリ:日常

先日,Bluenote Tokyoで行われたRobben Fordのライブに行ってきた。私は,1998年にボルダーで彼のライブを観て以来のファンである。その10年前にみたステージで,途中ベースの音が出なくなってしまうハプニングがあった。ベースとアンプを繋ぐシールドの不備と予想されたが,Robbenは,全く動揺せず誰を責めるわけでもなく淡々と演奏を続ける姿が抜群にカッコよかった。ソリッドなサウンドのカッティングや,ブルーステイストのソロも正にギターヒーローそのものだった。

以来アルバムを買い集めて今に至るのだが,今回はBlueNoteということで,数年前にB マルサリスのライブに失望してから,Bluenoteには警戒している。そのライブは,全く魂が入っていなくて,やっつけ仕事を流している感じで何の惹きつけるものもなく,しかも,時間がきたらきっかり終わってしまった。チケット代も安くない上に最低だった。Robbenも時間きっちりのしょうもないステージだったらどうしよう?という不安もよそに,マルサリスのライブより30分多くみっちりやってくれた。ステージパフォーマンスももちろん高く,集中が途切れることなく,大満足なものだった。

東京Jazzで以前Larry Cartonと競演していてそのライブアルバムもでている。Larryのソロの後ろで行うバッキングも手を抜かず,イカしていた。一方Robbenのソロ中のLarryのバッキングはそれに比べるとイマイチでキレが足りないのがわかる。相手方のソロを引き立てようとする姿勢にプロフェッショナルを感じた。

知名度が高かったり,アルバムの完成度が高くても,アーティストの命はライブパフォーマンスだと思う。日々のセッションやライブの積み重ねが,大きな舞台やさらなる作品にも反映していくのだと思うし,それがファンの期待を裏切らないことや信頼に繋がるのだと思う。

ロルファーにとって,毎日の個人セッションはバンドのライブと同じだ。それがコアになってすべての流れを支えている。

2008年のチャレンジ旧ブログ2008年9月18日

カテゴリ:ワークショップ

今年の10月13日から,ボルダーで開催されるUnit 2のPrinciplesのアシスタントをしてきます。メインインストラクターは,Rebecca Calli-Mills。1999年のD.C.で行われたRolf Movement認定コースの先生の一人*です。様々な取り計らいにより,今回のアシストが決まったので,ここは英語オンリーの言語的にはアウェーですが,気持ち的には,ホームです。ボルダーを再び訪れることへの喜びと,初の本拠地での講師になるので,so excited ! です。

今年最大のチャレンジです。

*もう一人はご存じ,Carol Agneessensでした。

ボルダー到着旧ブログ2008年10月10日

カテゴリ:ロルフィングトレーニング

10月10日。思えば1995年に最初にボルダーにきたときも同じ日付だったような。下北でタクシーをひろい,成田エクスプレスに乗るため新宿へ向かう。タクシーはまるで道のわからない運転手さんで,迂回すること2回。その間はメーター停止してくれたものの,時間が無駄にかかって,駅に滑り込みセーフ。

JALで成田からLAに到着。入国審査は10年前に一日だけ3ヶ月を超えて滞在したことがネックになってしかも,頻繁にハワイなどに来ていることで不信に思われ,危機一髪だったが,なんとか通過。

ところが,アメリカンの機内では隣に座った黒人男性に聖書を延々解説つきで読み聞かせられ,機内の異臭とともになんともいえない旅だったがそれもつかの間,デンバーでは荷物が出てこないトラブル。デスクにいくと後の便でくるので深夜2時か3時に着くという。フラフラになりながら,空港からボルダーに向かうためのシャトルバスのチケットを$34で購入してみると支払った金額より低い$27のrecieptということに気がつき,運転手の女性に直訴。どうやら,deskのピンハネの可能性大らしい。シャトルは乗れないにいちゃんもいたほど満席で,そのせいで通常50分もあれば到着するところを,1時間半かかってよれよれに。

悲しい身軽さの手荷物だけで,ボルダーのJudyさんの家に到着した。

Judyさんも彼氏のBillさんも健在で9年前に滞在させてもらった当初と変わっていない。変わっているのは,ケリーという大型犬がお亡くなりになっていることで,うちにいたゴールデンのらぶやんと同じ状況で,代わり(にならないんだが) のわんちゃんが迎えてくれた。

おみやげもあったのに渡せないのがくやしい~。アメリカン航空め==。

しかもそれが珍しくない様子なのも驚きだった。

夜中にweb上で荷物の現状を追跡すると,なんと11日3:00 amには配達予定のはずが,11日11:50 pmに配達予定になっているではないか~。ふて寝ならぬ,ふてホオポノポノしながら床に入る。3時amに目が覚め確認したが,荷物は届いていない。ふう。

Unit 2 クラス開始直前旧ブログ2008年10月11日

カテゴリ:ロルフィングトレーニング

到着した次の日に滞在先の玄関をおそるおそる見ると,そこには荷物が到着していた。これでおみやげもJudyさんとBillに渡せる。

ボルダーの天気は雨で気温は,3℃とあるが体感は10℃くらい。空気がいいせいかそれほど嫌な感じはしないが,'95年の10月とは大違い。晴れた空と爽快感が足りない。これじゃ山陰の松江の冬の天気だ。万が一のために持ってきた真冬用のパタゴニアのジャケットを持参して本当によかった。Wifeが出発前に勧めた大冬用ダウンでもよかったくらいだ。Wifeがいうなにげないことによくそういう当たっていることが多い。パールストリートを歩くと9年前とはさすがに様変わりしていて,知らない店が多くなっている。だが,ランチによく利用していたSushi 虎は健在だった。昼はそこでランチを食べる。以前も思ったとおり,USAで食べるサーモンはかなりうまい。昨年亡くなってしまったクラスメートのGioとも思い出の一部もここにあると思うと切ない。

ボルダーブックスストアにたちより,Bodywokのコーナーで本を買い,Tridentといういきつけだったカフェでのんびり過ごす。夕方は,RebeccaとCarolと打ち合わせをかねて日本食レストランのAMUへ。お店は繁盛してお酒も純米クラス以上のものが揃えてあって,このあたりは,9年前には味わえなかった贅沢である。

さて,打ち合わせでは思わぬ展開に。。。。

Principlesクラス開始前日旧ブログ2008年10月12日

カテゴリ:ロルフィングトレーニング

ミーティングの思わぬ展開とは,2つ同時に行われるPrinciplesクラスを一つにまとめて行うという試みだ。通常1クラスは,10~16名で構成されている。これは,インストラクター1に対して8の数の割合を超えないように設定されているため,16名を超える場合は,別のクラスに分けられる。クラス自体のダイナミクスや,インストラクターの多様なスタイルを生徒が知るためには有利となる。24人の参加予定者を一つのクラスにするのは,Principles初の試みである。アイディアはいい。しかし,開始間近にそれを考えるのは大変だ。教育担当のディレクターに承認を得て,クラスルームを別のUnit 3のクラスルームと交換することをその担当であるJon Martinに了解を得なければならない。

それらのステップを当日の朝クリアすることはできるのかどうか?

それより,いきなりこの本部で2倍の人数になった生徒さんに講義するってどうなのよ?って感じがしないでもない。

しかし,これが流れというものだ。うまくこれに乗れるかどうかが,実力があるかないか試されるわけだ。

エキアイティングっ~ !

とうとうクラス開始 Day 1旧ブログ2008年10月13日

カテゴリ:ロルフィングトレーニング

ミーティングで決めたことを実際に実現に移すため,Movement facultyとEducation directorの了承,会場の変更に際して,Unit 3のAnatomyのインストラクター,Jon Martinのクラス移動に対しての了解が魔法のように得られる。見事に一気に片づいてしまう,Carolの機動力と交渉力 + 他のインストラクターの協力と連携がすばらしい。生徒にはこの2クラス合同で行うことが知らされていないため,最初のオリエンテーションは,予定されていた別々のクラスで開始し,一度目の休憩時間後に合流することになった。

しかし,クラス開始時間になっても,Rebeccaが現れない。会場に連絡が入り,忘れ物をとりにいくため,遅れるとのこと。それまでの時間自分がリードすることになる,段取りを一応教えてもらうが,そんなこといわれても。。。。

そうこうしているうちにRebecca登場。ギリギリセーフだった。

自己紹介等を済ませる。

ところが,学校側からの通達がうまくいっていないらしく,このPrinciples weekのインストラクターとそれに続くUnit 2のインストラクターが別であることが伝わっていないようで,このUnit 2クラスのお目当てのJon Martinがここにいないことを疑問に思う質問もでる程だった。

Rebeccaが,この一週間で行うことの概略を述べる。

"Principles of Rolfing through Movement"

この言葉を知っているかという問いに大半の生徒はピンと来ていないようで,この状況をどうもっていくか,かなり手応えのある仕事である。

休憩を挟んで,もう一つのクラスが別の会場である教会から移動してきた。そこで,CarolとKevinと合流し,私ことHiroは,いわゆるassistantではなく,教えるパートを受け持つco-teacherであると紹介してもらい,時差ぼけもどっかにふっとんでしまった。

合流後のクラスには,日本人の生徒さんである,YuiさんとTsutomuさんも含まれている。お二人とも自分より英語力がある感じだが,そのことを気にしている場合ではない。

Carolから,Principlesの概要と歴史についての講義があって,ランチタイム。

午後は,いよいよ私のdemonstration。fundamental actionの一つ”Yielding”を用いてのMovementワーク。コンセプトは,発達段階での動きやトニックファンクション理論を元にしていて,日本での2回のMovement認定クラスで紹介してきたが,US本国で紹介するのは初めての試みである。文化的相違があるがどうこれを受け止められるか,興味があったが,実際はモデルになってくれた生徒さんの反応もよく,成功といえる内容だった。身体半分は田畑のデモで,残り半分は別の生徒にプラクティショナーとしての役割をしてもらいながら,説明を加えた。両者とも理想的な反応と体験を示してくれ,うまくいった。

デモ後に生徒間で交換セッションし,その日は終了。

初日は一つの山場だが,それを越え一安心。

RISI

Jon Martinとの再会旧ブログ2008年10月13日

カテゴリ:ロルフィングトレーニング

Rolf Instituteで,Jon Martinと再会。7年振りである。私は'95年のUnit 1のAnatomyと'98年のUnit 3を彼から学んでいる。'01年の日本で初めてのUnit 1の講師を引き受けてくれたのも彼で何かとお世話になっている。その彼は,昨年米国の人気TVプログラムである,Oprah Winfrey Showに出演してから,最も有名なロルファーの一人になっている。

彼にあの番組に出てから忙しいんじゃないの?と聞いてみた。

" そうなんだよ~" との返事。Oprah Show出演の経緯を聞いてみた。

なんと驚いたことに,別のロルファーが出演する予定だったが,収録の2日前に突然そのロルファーが心臓発作で倒れてしまったらしく,そのピンチヒッターとして彼が起用されたとのことだった。

人生なにが起こるかわからないもの。

ちなみにそのロルファーは現在は無事で活躍中とのことです。

いづれにしても,彼がOprahに出演したことは,とても喜ばしいことだと思うし,彼の強運を感じる。

Jon Martinとの再会旧ブログ2008年10月13日

カテゴリ:ロルフィングトレーニング

Rolf Instituteで,Jon Martinと再会。7年振りである。私は'95年のUnit 1のAnatomyと'98年のUnit 3を彼から学んでいる。'01年の日本で初めてのUnit 1の講師を引き受けてくれたのも彼で何かとお世話になっている。その彼は,昨年米国の人気TVプログラムである,Oprah Winfrey Showに出演してから,最も有名なロルファーの一人になっている。

彼にあの番組に出てから忙しいんじゃないの?と聞いてみた。

" そうなんだよ~" との返事。Oprah Show出演の経緯を聞いてみた。

なんと驚いたことに,別のロルファーが出演する予定だったが,収録の2日前に突然そのロルファーが心臓発作で倒れてしまったらしく,そのピンチヒッターとして彼が起用されたとのことだった。

人生なにが起こるかわからないもの。

ちなみにそのロルファーは現在は無事で活躍中とのことです。

いづれにしても,彼がOprahに出演したことは,とても喜ばしいことだと思うし,彼の強運を感じる。

Day 2 of Princiles week旧ブログ2008年10月14日

カテゴリ:ロルフィングトレーニング

今日のお題目は,Support。身体の構造を考える上で,支持する基盤をしっかりさせることはなにより重要だ。朝の軽いmovement瞑想と昨日のクラス内容に関してのQ&Aを終え,Rebeccaから,Tonic function理論のイントロダクション。彼女のteachingは力強く,説得力がある。午後は足を中心に扱うデモンストレーション。モデルに志願してくれたのは,アシュタンガヨガのインストラクターもしているという生徒で,デモ後の変化は明確ではなかった。ときおり,変化が明確にでるセッションもあるし,非常にわずかにしか捉えられないセッションもある。そのこと自体イントラクターは分かっているが,デモとしてはやはり明確な変化がわかった方がいい。自分が何を考え何を行っているのかの実況が少なく,生徒にも分かりづらかったようだ。交換セッションの時間配分のアナウンスの不備もあって,クラス内は混沌とした状態で,生徒だけでなく,私も含めインストラクター全員が重い疲労を感じたまま,この日は終了。明日と明後日のためのミーティングをするが,どよ~んとしていてうまく循環していないのを感じる。帰る途中,いろいろ何が反省点か探るがどれも腑に落ちなかったが,突然ひらめいた!

そうだ,smudgingだ!

Private sessionをしている人なら誰でも経験するが,セッションをすると部屋の空気だけでなく場がどんよりする。これをクリーンにするためには,エプサムソルトに燃焼用アルコールを加え燃やしたり,或いはセージを焚いたりすることで場が生き返る。

軽く夕食をとって,ボルダーブックストアにより,ホワイトセージを購入し,さらにブルーソーラー水作製のためのボトルを購入。

明日をこれで新たな気持ちで迎えよう!

Day 3 of the Principles week旧ブログ2008年10月15日

カテゴリ:ロルフィングトレーニング

朝は早めに着いて,クラス内をセージで浄化。場がクリアとなるのを確認して,講師内で,軽いミーティング。今日のテーマは,Adaptability 。昨晩は,RebeccaとCarolとメールでやりとりがあった模様。Hiro (私)をサポートするために,デモンストレーションの前にそのデモと他の講義内容を繋ぐためのミニレクチャーを挿入することに。つまり,これで,自分はデモだけに集中できる。インストラクターはこの場合複数いるのだから,得意でないことを含め全部をやらなくていいのだと思った瞬間力楽になる。Kevinはデモの前に,active auditingの重要性を強調してくれ,生徒も離れてなんとなく見ることから,積極的に近くで微細な変化を見逃さないようにする姿勢に変わり,とても助かった。

デモは,ビギナーの生徒向けに行うのではなく,モデルクライアントと一対一のいつも行っている呼吸のセッションをすることにした。日本語でもデモの間,どういう意図で何を感じているのか,逐一実況するのはかなり不慣れなことだが,ここは苦手や不慣れ。。を脇に置き,とにかく頭に浮かぶものを口にしつつ,身体半分のデモを終え,walking evaluation。身体半分が,見事に伸張し,誰の目からも違いが明らかだった。残りをたたみ掛けるようにワークし,最後は頭部上方への空間的知覚を広げ,首がおもしろいように伸び,生徒からも " Wow ! " の声が上がる。

Rebecca, Carol, Kevinのバックアップが強力なサポートとなって,デモを成功に導いてくれた。

本当にすばらしい体験だった。

交換セッションもクラス内が集中していて,生徒全員がすばらしいセッションをしていた。

Day 4 of the Principles week旧ブログ2008年10月16日

カテゴリ:ロルフィングトレーニング

今日のテーマは,Palintonicity。Rolf movement/Rolfingでは,機能的な動きである最終目標にResponsive contralateral movementが引き出されるようにワークする。そのためには,対となる空間の広がりのバランスが必要なのだ。これを1回のデモで体現するのはむづかしい。どのような内容のデモにするかは引き続き任されている。ここで,つい先日2回に渡ってロルファー向けに紹介したポジションで行うワークを選択した。できるだけ,旬で使えるものを提供する,それがビギナーであっても変わりないと思う。要は,ルーチンで使い古されていて,デモを行う自分自身が興味を失っているものを形式に習って教えても,それは受け手に伝わるわけがない。Movementの教師である限り,クラス自体にも常に新鮮な動きと流れがなくてはならない。

デモは,これまたモデルの生徒さんがよく反応してくれて,わかりやすい変化を示してくれた。限られた時間で,詳細の技術を網羅することはできないが,そこで起きるエッセンスを感じ取ってくれれば,それがRolfing体験,或いはMovement 体験となり,その感動を持ち続けることができれば,それが後々のMotivationとなり,inspireされることにつながる。

Rolfingのすばらしい点は,ワーク後にクライアントが見せるその表情の変化や身体全体のクオリティの変化さらには,その影響がphysicalのみならず,emotionalやspiritualなレベルに変化を及ぼす。その動的な変容は,その場に居合わせる者を感動させるのだ。

それを少しでも垣間見せることができたとしたら,本望だと思う。

デモに続いて,生徒間の交換セッションもうまくいっている様子だった。

これが大きなデモンストレーションの最後だったのでほっとする。

クラス後,旧Rolf Instituteの近くにある,Red Rock parkまで向かう。ここは自分のBasic training中によくいったところで,岩の層が隆起によって垂直方向になっている。上まで登るとボルダーを一望できる。ここに登るのは実に10年振りだ。さまざまな思いがよぎる。

明日は最終日。

The Final day of Principles week旧ブログ2008年10月17日

カテゴリ:ロルフィングトレーニング

最終日,テーマはclosure~終了。

今日はデモはなく,Keynoteを用いてのプレゼンテーションを行う。これまでのcase studyを中心にmovementの可能性を示唆する内容である。質問も多く出て,movement workへの関心が高まっているように感じた。

Day 2はかなり大変だったが,それ以外は非常に楽しく充実した日々だった。最初のBasicトレーニングを終えた後には想像もつかなかった。ここで教える側に立つとは。

それでもなんとかなってしまった。言葉の問題も思ったより苦ではなかった。他の講師の全面的なサポートや,生徒側の熱心さ,互いをrespectし合う環境,合間の家族とのやりとり,それらが大きな流れを作りあっという間にいろんなもの押し流してしまった。

実に不思議な体験だった。

打ち上げの夕食の後,私のUnit 3の先生Patric Ellinwoodに会う。10年振りの再会。家族想いであたたかい笑顔に触れ,心温まる。

evaluation form旧ブログ2008年11月25日

カテゴリ:ロルフィングトレーニング

先日,Rolf Instituteから,前回のPrinciples クラスの評価票が送られてきた。5段階評価で各項目に生徒がマークした集計と,コメント欄に記入したものをスタッフがタイピングしてくれたものだ。思っていたよりかなり評価は高く,昨年の日本でのMovement認定コースのときと変わらぬ高評価にかえって身が引き締まる。コメントにはたくさん暖かい言葉が添えられ,心が温かくなった。日本に戻ってから冴えないことが多かったせいか,言葉が深くしみてじーんとした。クラス後にもらうこうしたコメントは,私の宝ものだ。

それにしても,あの生徒さんの何人と再会して,教えることができるだろうか?

たぶん何人かは,もう2度と会わないだろう。全部が次のユニット3に進むとは限らない。

4人の講師の組み合わせも,2回目はまず考えられない。

毎回毎回が最後の授業と思って臨みたいものだ。

レーネンさんと旧ブログ2008年12月3日

カテゴリ:ロルフィングトレーニング

ボールダーでのteaching assistするのは,かなりのチャレンジだったが,その前後でwifeの友人のウィリアムレーネンさんと食事する機会があった。

ボールダー行きの前は,私の懸案事項であるところの,言葉は関係ないと励ましてくれたり,先日お会いしたときには,私を見るなり,もっと自分を信頼しなさい,とやさしく叱咤激励してくれた。お会いするのは,数回なのだが,ずっと見守ってくれているような気がするし,心からエンパワーされる彼の存在は繊細でやさしい。

あんな風に人を勇気づけることができるといいなあ,と思うが,それは彼が悲しいことを体験し,それを乗り越えてきた人生に裏打ちされている。

2009年31件

あけましておめでとうございます旧ブログ2009年1月1日

カテゴリ:お知らせ

A Happy New Year 2009

お知らせとしては,2月5日発売のソトコトに昨年のボールダー再訪~Principlesクラスのレポートが掲載されます。

今年もどうぞよろしくお願いします。

子供さんからのかわいい報告旧ブログ2009年1月15日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

ロルフィングを5回受けた7歳のお子さんから以下の報告がありました。

>>

昨日子供が、学校でクラスで一番足の早いお友達を抜かして、リレーで一番になったとの事。

で、「恵比寿のおじさん(すみません、田畑先生のことです)に知らせて」と本人からの依頼でメールさせて頂きました。

親としては、心肺機能が高まって呼吸が楽になればと思っております。

<<

このお子さんのお母様が先にロルフィングを終了され,疲れにくくなったため仕事がはかどり,会社の上司から望む部署へ配属アーンド昇級されたとのお話でした。

お子さんは,喘息があり,気道が狭くなりやすくヒューヒュー呼吸のときに音がするとの状態が改善しているそうです。かなり呼吸は確かに改善していますが,走る速度にも違いがでるとは,うれしい報告でした。

年齢の影響旧ブログ2009年2月16日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

たまに受ける質問の中に,年齢が高くてもロルフィングは,効果を上げられますか?

というご質問があります。

答えは,Yes です。

10年程前になりますが,83歳の方をロルフィングしたことがあります。そのデータは,以下のページにも掲載しています。

http://www.rolfing.asia/rolphoto.html

が,見事に変化して,耳鳴りもいつの間にかなくなったとおっしゃっていました。

先日70代の男性のシリーズが終了しましたが,その前にお受けになった息子さんから,以下のようなご報告を頂きました。

"私も父も体の調子がとてもよくなり、ロルフィングをやってみて本当によかったなと思っております。私は2キロ体重が増えました。上半身の胸のあたりが膨らんだような感じで、そのあたりに肉がついた感じです。父も姿勢がよくなり、背中の痛みが全くなくなったようです。

他にも興味のある人がいればすすめたい感じです。"

質問の背景には,年齢が高くなると身体が変わるのが難しい?という偏見ににた思い込みがあるように思いますが,それは事実ではありません。むしろ日々の身体の使い方やどのように生活しているか,ということが影響する印象があります。

ソマティックエクスペリエンス(Somatic Experiencing&#174;)旧ブログ2009年2月22日

先日,ロルフィングトレーニングのクラスメートである,Jai Haissmanから"元気かい?"メールがきた。2年前にサンフランシスコに行ったときにあったきりだったが,彼は,ロルフィング以外にソマティックエクスペリエンス(SE)という手法も用いている。それとUnit2のPrinciplesを教えに来ていたLaelもSEを学んだ一人である。

このSEは,元々ロルファーだったところのPeter Levine氏が開発したトラウマに対して画期的な効果を上げるメソッドである。昨今のロルフィングトレーニングもまた,彼のヒーリングが起こるプロセスで大切な概念が取り入れられていて,クライアントの身体反応やプロセスが尊重され,かつより効果的となるカリキュラムとなっているのだ。

過去によくありがちだった,クライアントの身体反応を無視した暴力的なストラクチュラルワークとは対極となるロルフィングに進化する貢献は計り知れない。

受け手の存在と身体の反応を尊重しつつ,何かを押しつけたり,問題指向に陥らずに安全にクライアントの望む変化を繊細に引き出したいと考えるすべてのプラクティショナーにお薦めのトレーニングだと思う。

これまで,SEの存在を知りながらも学ぶ機会がなかったが,なんとネットで検索していたら,SEのプラクティショナー認定トレーニングが日本で今年初めて開催されるとのことである。Levine氏の名著である,Waking the Tigerの邦訳本もでている。SEプラクティショナーである藤原千枝子さんの翻訳もすばらしい。内容を深く理解できていないとできないすばらしい仕事です。この藤原さんの通訳でクラスが開催されるとのこと。

ソマティックエクスペリエンス認定トレーニング

参加対象は,医師,看護師などの医療従事者,臨床心理士/心理カウンセラー,ボディワーカーや,教育関連などなどです。すでに精神科医や作業療法士の方も申し込まれているとのこと。2月一杯なら授業料もお得になりますとのことです。

JaiにSEトレーニングはどうだった?と尋ねたところ,

"The SE training was pivotal for my practice. It informs my Rolfing practice, but adds a deeper understanding and tool set for how trauma relates to structural outcomes. I loved it, can't recommend it enough! "

という答えが返ってきた。

ワークショップ(一般向け)のご感想旧ブログ2009年2月27日

カテゴリ:ワークショップ

先日の2月11日(水)に行ったワークショップに参加された鍼灸師の方より,ご感想のメールを頂きましたので,ご本人の了解を得てご紹介したいと思います。なんと,私がかつて6年間学生生活を送った松江より参加して頂きました。

以下,感想です。

↓

先々週のワークショップに参加いたしました、○○です。

ワークショップの時は、ありがとうございました。

既に一週間以上も経ち、遅くなりましたが、ワークショップに参加できて、本当に良かったです。

ありがとうございます。

正直、今でも田畑さんが言われたことが分かったのだか分かってないのだか、分からないのですが、

今までに感じたことのない、不思議な感触が、体や手に残っております。

田畑さんや、△△さん、人から受けた感触も不思議な、でもとても温かいものでした。

また、私が□□さんに行った時も、今まで見たり感じたりしなかった領域に働きかける感じと言いましょうか、これもまた不思議な、

広がりのある感触でした。

田畑さんが、はじめに、「骨は骨格標本のように硬くはないです。」と言われたところから、

カーンと!目からうろこが落ちました。

「触知が変わります。」と言われましたが、体を、見る目が変わりました。

ワークショップに参加し、感じたことは、「体に対する深い信頼」、でした。

人から受けている時、私自身が、自分の体なのに、おっかなびっくりなところを持っていて、

強張らせて体と接しているのだなあ、気付きました。

もう一つ、田畑さんが、私の後頭部で指をならされ、「ここに意識を持ってきて」、と言われた時、

目の前の視界がざわっと開いたように感じました。

肩甲骨が開いたように感じました。

空気(と言うか場と言うのでしょうか)の感じ方まで変わったように思います。

田畑さんのホームページに、"場"について書かれていましたが、そこを読んだ時は、よく意味が分かりませんでした。

しかし、あの場にいたことで、"場"(全体の雰囲気、受ける人、行う人)とは変化するもので、

また意識を持っていく所でもある、と言うことが感じられた気がし、それはとても新鮮でした。

ロルフィングとは"場"も変わっていくものなのでしょうか。それはロルファーさんによって、違うのでしょうか。

ロルフィングを10回受けたら、どんな風に感じ方や受け止め方、動き方が変わるのだろう、

ぜひ、確かめてみたいなあ、と思いました。

長く、まとまりなくとりとめない文章ですみません。

また、機会があって、行けるようであれば、参加したいと思います。

この度は、本当にありがとうございました。

↑

遠方から,交通費をかけ来ていただいた甲斐が果たしてあったのかどうか,ちょっと心配していましたが,たくさん受け取って頂いたようでうれしい限りです。

youtubeに写真データをアップ旧ブログ2009年3月6日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

youtubeにロルフィングの写真データをアップしてみました。

ビデオではなく,keynoteで作成したものをmovieファイルに変換し,

これをアップしてみました。

音声もありませんが,そのうちもっと自分のプラクティスが伝わるものができるといいなあ~。

以下クリックしてみてください。

ロルフィングによる変化

ロルフィングの効果 ~スピリチュアル的視点旧ブログ2009年3月11日

カテゴリ:スピリチュアルな身体

最近,ゲリーボーネル氏のミスティカル・ノウイング・スクールに通っている生徒さんが何人かロルフィングにいらしている。

ゲリーさん曰く,ロルフィングは,”葛藤のエネルギー”を手放すのにお薦めとのことらしい。

専門外なのでスピリチュアルな観点で解説はできないが,ロルフィングにより身体が,流体としての流動性が引き出されると,古いトラウマなどのエネルギーの滞りは,より少なくなるだろう。身体に滞りのない”流れ”が常にあれば,先に起こりうるストレスや様々な衝撃に対しての抵抗力/免疫がつくことにもなり,それが葛藤のない状態ということだろうか。

もうすぐ,何人かの方々は,10シリーズを終了するが,果たして,ゲリーさんの目から観て,実際にその方々がロルフィングによって,葛藤のエネルギーを手放す助けになったかどうか?

- - - 気になるなあ。

ヒーリングに関する様々なトレーニング情報を耳にするが,ゲリー/大野さん/クリスさんらによるこのトレーニングは,信頼できる。なぜなら,そこに通っている方々の身体の様子をみていると,統合に向かっていると感じるからだ。(そうでない場合は,身体が萎縮する方向に誘導されたりすることも。。。キャ~!)

ただ,スタートの時点ではかなり辛そうな状態の方もいるが,いざシリーズを開始すると,とにかく変化が早いように感じる。変わることにコミットしているからだろうか。

この変わりやすさは何に由来するのか,興味深いところである。

トムペティで盛り上がっています旧ブログ2009年3月17日

カテゴリ:日常

ゲリーさんのとこでトレーニングしている方のご主人のBさんが,ロルフィングを受けに来ているのだが,彼がトムペティのファンらしく,私の仕事場に置いてあるCDコレクションを見て妙にそして異常な共感を覚えたらしい。彼は,アメリカ人でほとんどプロレベルでドラムを叩いていたらしく,自分と同じくハイスクールから大学時代は,トムペティ一色だったようだ。私のCDコレクションを見て,早速自分のトムペティ&ザハートブレイカーズのライブDVDをすぐさま貸してくれた。

自分はといえば,大学時代バンドを組んでベースを弾いていたのだが,バンドのギター担当の水嶋修氏(現性石橋)との出会いもトムペティで盛り上がったことから,バンド結成に至ったのだった。70年代末当時としては,自分の周辺でトムペティを知っている人間はほとんどいなくて,水嶋氏がトムペティのファンと知ると一気に親密になった。

今年に入って,既に購入していた,彼らのDVD " Runnin down a dream"が,グラミー賞に輝き,再びトムペティのすばらしさを再確認することができた。

クライアントのBさんも,最近ロルフィング開始を機にトムペティ熱が再燃しているらしく,自分が身体の変化と共に,音楽を通しての原点回帰になるような感覚があるという。

" Runnin down a dream"を店頭で見つけた当日は,なんとトムペティと親睦があるという人物とランチをしていた。さすがにそれを知ったときには口にあるものふいてしまった。初めてのいわゆる音楽体験がトムペティ&ザハートブレイカーズにある,それくらいマジで影響を受けている。彼らがなぜそんなに自分に衝撃を与えたのかは,そのDVDの中にある制作秘話を観て解った(と思う)。38年も経った今になってわかるとは,面白いものだと思う。

いずれにしても,自分もまた,トムペティを通して自分の原点に近づいていた気がする。

トムペティのDVDもお薦めですが,自分の原点になるようなものに触れてみるのもいいですよ。いろいろ思い出すことがあります。

プラクティショナーとしてのバランス旧ブログ2009年3月19日

カテゴリ:ロルファーとして

クライアントに対して,ロルファーの全体性が何らかの形で影響し,セッションに反映してしまうとするなら,ロルファー側の状態,バランスも大切。

では,完璧でなくとも,プラクティショナー側の望ましい状態とはどのような状態だろう?

あくまで私の私感だが,あらゆるプラクティスやセラピーにいえると思われるのは:

1.個人セッションを中心として展開

セッションでの経験が最大の学びであり,これが中心にあって例えば教えるような仕事でも説得力がでてくる。ここがおろそかになっていると怪しい。インストラクターの仕事をしていても,個人セッションに関して常に現役であるべきだと思う。

2.クライアントの扱いやセッションに注ぐエネルギーに差がない

例えば,セレブには特別にたっぷり時間をとって,特別扱いするような態度はありえなだろう。でもそういうビジネスをしている人物は実在するらしい。気をつけよう。身体の叡智はどんな身体にも等しく存在する。そこに敬意を払っていれば,個々の階層や職業には影響されないばず。

3.On/Offのメリハリはあるが,仕事とそれ以外の日常での矛盾が少ない

プラクティショナーがクライアントに指導することを本人は実践しているだろうか?例えば身体の大切さを説きながら,自分の身体を酷使したり,負荷をかけるような使い方で身体を壊している場合もある。それでは説得力がない。自分が7年前アドバンストレーニングに参加したときには参加者の大半のロルファーが故障を抱えていた。圧力を多用するようなやり方ではそうならざるを得ない。

4.クライアントの男女比は,およそ半分半分

ターゲットが予めはっきり絞られている場合や女性限定としているようなケースは別として,プラクティショナーの男性性と女性性にバランスがとれていれば,おのずとオフィスにくるクライアントの男女比はアバウトですが,およそ半々になるはずではないだろうか。極端に偏っている場合は。。。結果として来る層や性別が意図そのもの,間違いない!

5.セッション料金が妥当

お試しや子供へのフリーセッション等の例外は別として,セッション料金はプラクティショナーの自分のワークへの価値がどのくらいか,そして,その金額に見合う仕事をきちんとしているかどうかがはっきりわかってしまう。そのバランスが悪いと,ワークへの意欲が失われたり疲れてしまったり,あるいはクライアントがシビアに途絶えることになる。 一方,異常な高額セッションや集客が誇大広告的な宣伝で支えられているカラクリもあるかもしれない。いうまでもなく,集客は基本的に口コミによっていれば,信頼できる。

6.セッション後,後味がいい

人当たりがよかったり,感じよく振る舞われても,実際のセッションが終わった後に,身体の感覚は,優れたセッションの後には常にクリアさが伴う。例えいろんな反応が出ても,後味はいいはず。何か変えられたような気はするけど,むにゅっとした感じがあったり,身体が受け容れる感覚がなければ,そのリカバーにエネルギーを取られることになるはず。

とぎすまそう身体感覚,そして大切にしよう自分の身体の声。身体は嘘をつかない。

ジュディス・カーペンターさんのヒーリング旧ブログ2009年3月26日

カテゴリ:Energy medicine

先日の月曜日に,My wifeとレーネンさんからの恩恵により,ジュディス・カーペンターのヒーリングを受ける機会を得た。彼女のヒーリングを受けたことがあるというクライアントさんが,10年くらい前にきたことがあって,その直後には彼の曲がっていた腰椎がまっすぐになった,といったのを覚えていて,すごく興味があった。

ジュディスさんは,修行習得タイプではなく,天然のヒーラーで,ものすごいエネルギーを放っていた。持参のデジカメ,GRが全く正常に機能しなくなるし,エレベーターもよく止まってしまうらしい。(→これはちょっと不便で困るね)オーラも見える方じゃないけど,彼女の周りに金色のオーラがはっきり見えたりした。

そして,妻に続いて自分の番になり,自分では気になっているけど,他のプラクティショナーにこれまで指摘されたことがない箇所をいいあててしまうのは,さすが!!

どう変化したのかは,観察中だが,それよりなによりうれしかったのは,彼女のヒーリング中に私が昔飼っていた愛猫が,やってきたとのこと。ジュディスさんの手にすりすりしたらしく,いつも今でも私の周りにいることを伝えてほしいと猫がいったそうです。

そのことが何かがどうなったとかそういうことより,とてもうれしかった。のでした。

不思議ですけど,なんだかとっても信じられる。もちろん猫飼ってたことなんて話してませんし。

常識的には怪しい(=科学的説明ができない)ことをしていても,人物自体がうさんくさくなければ,それでいいんだなあ,とつくづく思った。

手法は関係ない?!旧ブログ2009年3月28日

カテゴリ:スピリチュアルな身体

Wisdom in the body(Michael Karn DO著)をぱらぱらめくっていたら,ユングの言葉を引用している,ナイスな説明を見つけた。

それによるとユング曰く,"When the right man makes use of the wrong method, he finds a way to make it work, and work well; when the wrong man makes use of the right method, nothing good comes of it at all "

つまり,正しい人物が,誤った手法を用いるとき,それがうまく作用するようなやり方を見つけ,実際効くようにするが,一方,間違った人物が,正しい方法を用いても,何ももたらさない。

私は,個人的にいくつかのヒーリングの手法に疑問を持っているが,ときおりその方法を用いていても,うまくやっている人物が必ず一人や二人いるし,あらゆるプラクティスにおいて,本質的なことだな,と思った次第です。

自分がそのクライアントにとって, "right" でありますように!

ジョージハリスンの予見旧ブログ2009年3月28日

カテゴリ:日常

ニュースで,公的資金が投入されたにも関わらず,役員に160億円というボーナス支給をしていたアメリカ企業AIGが取り上げられていたが,greed =欲深い,強欲がキーワードになっているらしい。

ジョージハリスンの曲で大好きな曲がある。Beware of Darknessという曲で,後半以下のような詩がでてきます。

Watch out now, take care

Beware of greedy leaders

They take you where you should not go

While weeping atlas cedars

They just want to grow, grow and grow

Beware of darkness (beware of darkness)

まさにそのとおり !!

この曲は,彼の追悼コンサートで,エリッククラプトンもカバーしていますが,それもとってもすばらしいです。

関西でのロルフィングトレーニングでクライアント募集中旧ブログ2009年3月31日

カテゴリ:ロルフィングトレーニング

今年の10月から11月にかけて,京都で開催される予定のロルフィングトレーニングの最終ユニットにおいて,クラス中にモデルとなるクライアントを募集しています。インストラクターの監督の下,高い教育を受けた生徒さんたちが行う10シリーズ*を格安で受けることができます。関西にお住まいの方で,平日お時間を創ることができる方は,是非エントリーしてみてください。

*ロルフィングは,ロルファーとして認定された後に提供できるワークです。

モデルクライアント募集について

No effortなセッション旧ブログ2009年3月31日

カテゴリ:ロルファーとして

最近というか,前から思っていたことなのだが,ロルファーがもし,本当にno effort,努力なしでセッションをしていたら,時間を許す限りワークしたとしても,疲れしらずで,身体を壊したり,調子を崩すこともないのではないか?と。集中力との兼ね合いもあるが,だいたい一日3セッションくらいまでが自分には丁度よいと設定していたが,どうなんだろう?と疑問に思っていた。実際USAでは,一日に5~6セッションするロルファーも珍しくない。

数を増やすことで,一つ一つのセッションが雑になってしまったり,結果がついてこなければ本末転倒だが,もし,完全にno effortでセッションできれば,余分なことをそぎ落として,最大限の変化を生み出すことができるかもしれない。湖に一滴しずくを落とすと,波紋が広がっていって湖の端までそれが届くが,波紋が落ち着く前に別のしずくを垂らしてしまうと,波の干渉がおきて,せっかく起こるべき変化が相殺されてしまうことがあるかもしれない。Bi-Digital O-Ring testを実践する下津浦先生のところでお手伝いしている時に,先生は,鍼を使うこともあるが,その際に一回の診察で鍼を置くところは,1カ所に収束されるといっていた。たくさん打ってしまうと,効果が相殺される,先生はそれをfoot effectと呼んでいた。

ロルフィングでも,入力した情報が波のように伝わり,それが,末端まで伝わって何かがdischarge=解放されることがよく観察される。意味のある一撃の後は変化を見守る時間をとってプロセス全体に委ねる。そのときに変化しやすい環境が整えることができれば, no effortなセッションが可能かもしれない。。。。そうなれば,時間の許す限りワークしても大丈夫なはず!?

などと考えていた矢先,たまたま2日続けて5セッション予約を入れてしまう機会があった。

5セッションの内訳は,かなり手強い内容が3セッションあったので,どうかなと思ってやってみたが,これがうまくいった。

とかく,結果がでるには難問に見えた場合でも,集中の仕方によって,時間を長めにとるような余分なエネルギーを使わず,no effortなセッションは可能なことが体感できた。

但し,このとき深くそして知覚を拡大することで,特殊な場の形成が必須である。そのいわゆる,Zoneに入ると,いろんな情報が細かく知覚できるので,時間の流れがゆっくりに感じられる。一旦ここに入ると,インテンションを向けただけで,身体が反応するレベルになるようだ。

今まで,偶発的にしか,体験できなかったzone体験をかなり再現できるようになってきた。この再現性を高めるのが次の課題だ。

あっちょっとマニアック過ぎましたね。失礼!

昔の同僚のおかしなページ旧ブログ2009年3月31日

カテゴリ:日常

林原生化研時代の同期,とっちーマンこと,井上敏昭准教授の研究室の紹介ページを見つけた!

会社時代,数少ないゴールデンラッキー(榎本さん著)愛好者として,漫画を回し読みしただけのことはあり,その反骨ゲノム魂が生きているページというか,メンバー紹介です。

いいのか?こんな感じで!!

鳥取大学医学部生命科学科ゲノム医工学

ロルフィングに用いられるテクニック旧ブログ2009年4月4日

カテゴリ:ロルフィングとは?

中学生時代は,部活の卓球に明け暮れていたが,当時プロの世界では,伊藤繁雄選手という攻撃タイプの名手がいた。伊藤選手が,ある日NHK教育の卓球教室で講師をしているときにいっていたことが印象的で今も心に残っている。

それは,例え攻撃型の選手であっても,さまざまな守備のカットやブロック等の別の技術も向上させなければならない。新幹線が速いという理由は,一つ一つの車両にそれぞれエンジンがついていて,それぞれが独立して動力の機能を発揮するからであって,それが全体の速さにつながっている。一方他の列車は,先頭車両のみに動力があって,他の車両は引かれているだけなので,新幹線ほど速度がでない。---というようなことをおっしゃっていた。

こじつけかもしれないが,ロルフィングにも同じことがいえる。つまり,ロルファーのテクニックとして,Myofascial release,CranioSacral, Movement work, Visceral manipulationなどの個々のテクニックだけでもセッションできるくらいの高いレベルのスキルであれば,それだけ,ロルフィングにも幅がでてくる。得意技を主に用いるとしても,使わない技もいざというとき使うことができるポテンシャルがあるということが,全体のプラクティスを支える土台となる。

ただ,これらを包括して統合するのがミソで,そのために根本指針となるPrinciplesが機能することになる。

身長の変化旧ブログ2009年4月5日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

クライアントの方び身長変化

セッション1回目の後は,重力により圧縮がかかっていた関節内に空間的余裕が生まれるので,身長が伸びやすい傾向があります。例外的に,伸びきってホールドされている傾向の方はむしろ縮んだ方が脊柱に自然なカーブができるなどして,楽になるケースもありますが,一般には,ロルフィング後には重力の負荷を受けにくくなるような構造的秩序が生まれ,身長が伸びる傾向にあり,持続する変化であること示唆されます。

M さん  セッション開始前  : 158.4 cm

1stセッション後   : 159.5 cm

セッション10th直前 : 159.5 cm

セッション10th後  : 159.8 cm

Taさん   セッション開始前 : 159.8 cm

1stセッション後   : 160.7 cm

セッション10th直前 : 161.1 cm

セッション10th後  : 161.2 cm

Tsさん   セッション開始前  : 168.2 cm

1stセッション後   : 168.9 cm

セッション10th直前 : 169.1 cm

セッション10th後  : 169.6 cm

クラシカルホメオパシー旧ブログ2009年4月8日

カテゴリ:Energy medicine

ホメオパシーにもいろいろな流派があって,その中にその人に一つのレメディしか当てはまらない根本レメディのみを服用するクラシカルホメオパシーがある。自分も運良く優れたホメオパスに出会って,セッション進行中であるが,根本レメディが絞られ,10Mという濃度のところまできた。

(まず,膨大な数からレメディの種類を1つに絞ってそれから濃度を薄めて様子を見ながらさらに薄めたものを服用していく流れです)

10の1000000乗分の1というとんでもない希釈率で,とっくの昔に元あった分子の1分子すら含まれていない状態。希釈すればするほど,エネルギーが高くなり作用も大きいというのは,興味深い。

でもたぶん,本質的なやり方なんだと思う。体験として,確かに身体や精神にも大きな作用があるようです。(→本人が自覚できない変化が大きいようだ)

このクラシカルな考えが,本質だと思う。でもそうでない対症療法的なマインドのホメオパシーがはびこっているのは,根本を当てられないうちに脇道に逸れてったからなんだろうか?

ターミナルケアに従事されている方のご感想旧ブログ2009年4月22日

カテゴリ:ロルフィング体験

最近終了された看護師さんのご感想をメールで頂きました。ご本人の許可を得て引用させて頂きます。

↓

4/5に10回目のセッションを終了したMです。

セッション中はほんとうにありがとうございました。

あまりにもいろんな変化が起こったので、どんな変化がおきたのか正確に言葉にすることはできませんが、

身体の姿勢や動かし方が変わったのと同じくらい

ものごとに取り組む意識面での姿勢が大きく変わったことに喜びを感じています。

3回目くらいのセッション中にまどろんだ状態になり、そのときに

狭い暗い室内から、光が注ぐ外の世界に出て行く人、のようなイメージが浮かびました。

ちょうど、非常口のサインのような絵です。

今となっては、その通りの変化が起きたなあ、と納得しています。

田畑さんの、何も強制しない、ただ自分のありたいようにあっていい、というメッセージをもった

タッチによって、身体の鎧とともに心の扉も開いていったかのようです。

私も、人にこのように接したい、と今は感じています。

とまあ、このように、私は何でも心や意識の問題に還元していまいがちで(笑)

ロルフィング自体も心理療法的な目的を持って受け始めたようなものですが、

田畑さんが常に身体のことばを使って質問したり説明したりしてくれるので、

ただただ身体に意識を向けるという機会は貴重なものでした。

これからも起きてくるであろう変化を、楽しみに観察していきたいと思います。

Somatic Experiencing&#174;とRolfing&#174;旧ブログ2009年4月28日

カテゴリ:ソマティックエクスペリエンス

コンピュータの性能を向上させるために,CPUなどの本体のハード面を強化することに加え,それを動かす基本ソフトであるOSのバージョンアップも重要である。Rolfing®は,人間のハード面を整備し,Rolf Movement®は,この基本OSを充実させ,応用的な動きをするソフトとの連携をスムーズにしてくれる。一方,長くコンピュータを使用していると,様々な原因により,基本ソフトにバグが生じる。バグは人間でいうトラウマのようなもので,Somatic experiencing®は,このバグを解消し,元のサクサク快適に動くマシンに回復する手助けしてくれる技法である

SEトレーニング開始旧ブログ2009年4月28日(推定)

カテゴリ:ソマティックエクスペリエンス

日本で初となるSomatic Experiencing®(以下SEと略記す)トレーニングが開始した。

手法の創始者であるPeter Levine氏は元々ロルファーで,Rolfing®との親和性も高い。なにより,トラウマ治療の最前線にあり,その短期的および治療効果が高いことが知られている。田畑は,Rolfing®の'98年のUnit 3クラス中に開催されたワークショップでSEの存在を知ったが,信頼するロルファー仲間の何人かが,Rolfing以外にSEも実践していることから気になっていた。ちょうど,今年に入って,京都で開催されたRolding® Unit 2トレーニングのアシストする期間中に,自分の恩師でもあるLael Keenにインタビューする機会があり,そこでSEの話がでた。偶然その後すぐに,Rolfin®トレーニングのクラスメートであるBay area在住のJaiから,Helloメールを2年振りにもらった。SEが急に目の前にちらついてきたため,SEプラクティショナーって日本にいるんだろうか?と思ってネットで検索したら,なんとSEトレーニングが日本で初めて開催されるではないか!?これは,どう考えても"It's time !"即申し込んだという経緯である。

初日は,緊張する。どんな面子だろうか,信頼できる人たちだろうか?講師ははずれではないか?講師が当たりでも取り巻きにがっかりすることもある。午前はほとんどが自己紹介に費やされる。カウンセラー,精神科医師,臨床心理士など精神面のケアをする人たちが大半で,ロルファーは私を含め5人参加。全員がまじめに学ぼうとする気迫があるのと,基本的に守秘義務を守る姿勢があるので,ほっとする。こうしたトラウマを扱うような場では安全で信頼できる環境が必須だからだ。

午後は,トラウマ理論と,導入となる実習。初日としてはまずまずの出だしだ。

SEトレーニング3日目旧ブログ2009年5月2日(推定)

カテゴリ:ソマティックエクスペリエンス

3日目は,午前中チェックインに続いて一人をピックアップしてデモを行う。かなり深いところまで掘り下げたデモだった。

午後になって,Maggieがいざ”誰かボランティアはいないか?”という問いかけに,一つ思い切って手を挙げると採用されてしまった。デモで自分をさらすのには,かなり勇気がいることだが,クラス内が安全な環境なので,抵抗は少なかったが,いざMaggieの目の前に座ると,心臓が高鳴った。扱ってほしい題材を選んでほしいとの問いに迷わず,自分の交通事故体験を選んだ。

手短に起きたことを告げると,Peter Levine氏も同様に歩行者の立場で車にはねられた経験があり,それについて一冊本を書いているそうだ。Peterとの共通性に驚きつつも,一連のことが自分をサポートしてくれているなんともいえない暖かい感覚が胸を包む。

当時の状況を少し詳しく述べようとした瞬間,Maggieが,身体への感覚を感じるように促す。そのタイミングが絶妙だった。トラウマ体験の嫌な状況に浸るかなり手前で,それを遮り身体感覚を追跡するトラッキングを開始した。胸から暖かい感覚が生まれ,右の脚へ移動していく。そのうち身体が内側から揺れる動きがでて,頭が上を向く衝動に委せてみると,事故のときの光景が浮かんだ。

絶妙なタイミングで,Maggieが私の足を軽く足で押さえた。それによって,不安定な浮遊感はなくなり,しかし濃すぎない支えをもらって,身体が安心感を感じている。

次に,ふと身体が着地した草むらが背中の上の方に感じられ,その感触を思い出す。その心地よさを感じていると,身体全体に静かで落ち着いた感覚が満ちてきた。ふと上から自分を見下ろしている同級生の顔が浮かんだ。それを感じるようにMaggieに促される。る。どんな感じ? →なんとなく心配して見守ってくれている感覚を思い出し, ”悪くない”と答えた途端,涙が右の眼から流れてきた。止まっていた何かが一緒に流れてきたようだ。涙の温度と感覚を味わっているうちに左眼からも涙が落ち,なぜか笑いがこみ上げてきた。背中に残る草むらの感触は依然として自分を支えてくれている。身体全体が楽になっていて,気持ちも落ち着いている。

セッション前に周囲を見渡したときには,クラス内の様子が視界に入ってはくるが,均一に見えるというよりは,まだらな感じがした。ところが,今セッションを終えて周囲を見渡すと,視界がはっきりして,より細かく感じられる。参加生の顔もクリアにみえるのと面白いことにセッション前はスキップして見ていた人々がいることにも気がついた。クラスの仲間の顔にも表情が感じられ,見守ってもらった暖かさを感じる。明らかに外界の捉え方が変わっている。

トラウマを扱われるということで,身体は最初身構えていたが,開始するとすぐに安全な感覚とつながることができたので不安な感じはなかった。そして,意外にも後半は会場に爆笑もあり,湿っぽさはなかった。Maggieにリードしてもらったが,基本的に自分の中でプロセスが始まり身体の知性が働き初めてその流れにうまくのる手伝いをしてもらった感じで,外部から誘導されたり何かを強要される感じは全くなかった。

Maggieのセッションはまさにアートだった。自分が事故のストーリーを語り始めようとしたちょっと手前に,身体に注意を戻し,トラウマの渦に入っていくかなり手前で,今に意識を戻すそのタイミングは,絶妙だった。足に触れるタイミングも,ちょうど不安定感を感じはじめた丁度そのときだったので,それは外から注意深く微細なこちらの身体の変化を読み取ってくれたからなのだと思う。セッションはデモということもあり非常に短いものだったが,体験は深かった。そして,このプロセスは続くという。パーティにいったりはせず,たっぷり睡眠をとることを勧めるとのこと。夢を見るかもしれないという。

クラスは,その後,簡単な題材を選んで,3人ペアでの実習。

その日帰宅は遅かったので十分な睡眠はとれなかったが,明け方に目が覚めたと同時に,事故時の車のボンネットに載っている状況が浮かぶ。ボンネットが自分を柔らかく受け止めたときの感覚を背中で感じる。それは堅いものではなく,むしろ柔らかいものとして感じられ,同時に背中が実際にふっと柔らかくなる。左の股関節/大腿骨が震えるような動きがでて,何かが流れはじめる。実際には車にはねられた瞬間に意識を失ったが,証言では空中に放り投げれれた後回転して,車のボンネットに一度着地してそのあと舗装された道路横の草むらに落ちたのだという。その事故体験はまるごとネガティブなものとして捉えていたが,車に一度受け止められていなければ,アサファルトに直撃しただろう。それを思い出すと,車は自分を傷つけただけでなく,助けてもくれたのだと気がつく。また,日常で椅子に座るときに自分は椅子の背もたれに身体を預けるのがなんとなく苦手なのだが,それはこれら一連のことが関係していると妙に納得し,うとうとしながら,また朝までの数時間眠った。

雑誌ソトコト旧ブログ2009年8月24日

カテゴリ:お知らせ

9月5日発売予定の雑誌ソトコトに記事が掲載されます。一つは,私のセッションルームを紹介して頂くのと,Somatic experiencing®(以下SE)に関する記事です。

SEは,注目すべきアプローチですよ~。

この号は,ナチュラル医療&サプリの特集で,他にクレニオセイクラルバイオダイナミクスなどメソッドも紹介されるとのことです。重宝な一冊になるはずなので,買いましょう!!

瞑想を実践し,ヨガを教えている方のRolfing体験記旧ブログ2009年9月19日

カテゴリ:ロルフィング体験

ROLFINGについて             花村 睦

ロルフィングを御願いしようと思った一番の理由は、

私を無条件に愛してくれた父が3年前に亡くなって、悲しみが薄くならなかったからです。

実家に帰って、優しく微笑んでいる写真を見ると、父は幸せな人生を送ったのだろうか…、

私は、父の気持ちや想いを知って父を看取ることができたのだろうか…などと考え、

必ず涙が流れました。喪失という本当の言葉の意味を、今まで知らなかったと思いました。

そして、私の気持ちは、決して言葉で説明できるようなことではない…と分かっていました。

この気持ちを断ち切るのではなくて、自分の内側に大切に納めたいと思っていましたが、

『スピリチュアルなヒーリング体験』を騙る怪しげなヒーラーが存在することを知っているので、

『科学的に説明できるような根拠を持った人』に、自分の状態を見てもらおうと決めていました。

二つ目の理由は、母が私に繰り返し話してくれたことでした。

当時分娩時に麻酔をすることが流行して、私を産むときに、母は繰り返し麻酔をされました。

母は、2日間麻酔をされて体力的に限界になり、私は「かんし」でこめかみを挟まれて産まれてきました。

小さい頃は、とても怖がりで2歳近くまで、誰かに手をつないでもらわないと歩けなかったそうです。

産まれてきたときの私に何が起きていたのか分かりませんが、自分が産まれた瞬間が、

自発的なものではなくて、誰かに強いられた結果だということ(その意味)を、昔から考えてきました。

田畑さんのHPの中で、出産時のトラウマについて体験のあった人の話を読んで、

田畑さんにロルフィングの施術をして頂くことで、自分が今まで長い間持ってきた疑問を

解決できるのではないか…と思いました。

そして、20年程前に、初めてロルフィングのセッションを受けたときに、『心だけでなく、

身体の筋肉も感情を覚えている』とロルファーの方が話していたのを思い出したので、

もう一度、ロルフィングを受けようと決意しました。

自分の中の大きいテーマはこの二つでしたが、10回終わってみて新しい気づきがあったことが

いくつかありましたので、その中で大きい体験を書いてみることにしました。

初回、施術を受ける前に治療台に座って真っ直ぐ前を見たときに、

床と壁の境目が右にかしいで、ボールをころがしたら、勢い良く右にころがりそうな感じがしました。

首も左後ろに曲がりませんでした。

施術中に、田畑さんに頭を持たれて、呼吸に意識をむけていたら、首と頭のつながり部分が

伸びて広がりました。

首がどんどん伸びてきて、鼻の裏のあたりが、鼻水がながれるような詰まった感じがしました。

突然、涙が流れました。恐怖感、自分を変えられるような嫌な気持ち感じていました。

呼吸を続けて落ち着いてきたら、涙がとまり、また後頭部のあたりが伸びました。

自分にとって、一番体験が大きかったことです。今現在は、首にかなり自由さを感じています。

左後ろに首をねじっても、稼動域が広がっているのがわかります。

「かんし」分娩の後遺症とも関係があるのか…と考えたりしますが、自分では良くわかりません。

3回目が終わったころに、自分の感情がまっすぐに直接的になってきたことを感じました。

特に、怒りを悲しみにすりかえずに、怒りの感情としてまっすぐに感じられるようになりました。

人に向けてはいけないような、暴力的な感情であることに戸惑いを覚えました。

それと同時に、瞑想中に首が良く動くようになりました。(以前から瞑想をしています)

ある時、夜11時頃寝て夜中の1時頃目が覚めて、瞑想をしたことがあります。

突然首に大きな動きが起きました。

勢い良く水が出たホースを地面に放っておくと、ホースがグルグル回転するような感じ。

頭の中にある何かを脱水機が回って脱水しているような感じ。

20分位続いたあとで静かになり、その後の眠りはとても深くて、本当に静かでした。

それが最後で、それ以来、瞑想中に首が極端に大きく回ることはありません。

3回目が終わったあとで、ひどい腰痛になりました。立っていることができずに、1日寝込みました。ホットタオルで暖め続けたら、痛みはなくなりました。

時々、セッションの後で腰や膝が痛む事がありましたが、通常は暖めれば1日か2日で治りました。

4回目が始まる頃には、肋骨の左右の動きをはっきりと自覚できるようになりました。

肋骨が自分を他人と区切っているような、自分の胴体が独立したような感じ。

呼吸が横に広がって、肺に広がりを意識しました。

相反するようですが、

それと共に、外側の筋肉や骨が自分を支えているのではないという体験がありました。

背骨が支えているという単純な感覚ではなくて、内側の力が外に広がって自分のコアを感じました。

自分を外側からよろいやコルセットを着て支えなくても、ガードしなくても良いという感じです。

外から自分を固めるのは間違っているような感じで、自分の身体への印象が変り始めました。

10回のセッションが終わってから、いつの間にか、腰が痛む事がなくなりました。

以前は、深い前屈などのヨガのポーズをすると、腰が痛むことがありましたが、最近痛みはありません。

施術中は、骨盤まわりがゆるんでカタカタと動くのを良く感じました。

終わった後で、ボンヤリして、電車を乗り過ごしたこともありました。

その感覚から、日常の身体の感覚へと戻っていく時間を、とても大切に思いました。

自分の身体に対する気持ちが良いものへ変わることを、いつも望んでいました。

施術後半になると、ボイストレーニングの先生や、水泳の先生に、痩せたわけではないのに、

ボディラインが変わった(すっきりとした)と言われるようになりました。

最近は、特にダイエットをしているわけではないのに、お腹まわりと背中の脂肪が、少しずつですが、

落ちてきました。

ようやく、外側で自分を守ってきた脂肪をはいらない…ということを、マインドが理解してくれたように

思っています。

喪失感と、分娩時のトラウマの解消については、正直なところ、まだ良く分かりません。

もう少し時間が経ち、何か関連するような出来事があったときに、自覚ができる新しい気づきが

でてくるのではないかと思い、ゆっくりと自分を育てようと思っています。

これからは、急がず、ゆっくりしたペースで、田畑さんにロルフィングの施術を受けて、

心と身体の調整をしていきたいと思っています。

心から感謝しています。

背骨をへし折られても旧ブログ2009年10月11日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

先日オアフ島でSandii Hulaスタジオの面々が参加するホイケ(公演?)があって,それを見学した。そのスタッフ一人のOさんは,Rolfing体験者。忙しい合間をぬって挨拶にきてくれたのだが,なんとホノルルマラソンに出場されるとのことをお聞きした。2度目とのことでびっくり。そもそもRolfingにいらした経緯は,ある治療院にいったところ,むりやり力をいれられ,背骨(腰椎)を骨折。それ以後,当たり前だが,慢性的な痛みが酷いとのことで,シリーズを受けにいらしたのだった。

10シリーズ終了後プラス4回セッションをお受けになり,かなり回復されたのは知っていたが,フルマラソンを完走するレベルにまでに達していたと知り,とても驚くと同時にうれしい報告だった。

10月17日のワークショップ旧ブログ2009年10月12日

カテゴリ:ワークショップ

10月17日(土)に一般の方向けのワークショップをします。まだ若干名空きがあります。

テクニック以前のプラクティショナーの状態により,受け手の身体の変化(主に呼吸)を引き出す事ができることを実感して頂きます。

はじめての方でもどうぞ。

3-day workshop under supervision for Rolfers旧ブログ2009年11月12日

カテゴリ:ワークショップ

11月7~9日のロルフムーブメントのワークショップが終了した。12名のロルファーに参加頂き,スーパーバイザーとして,Advaned instructorのPedro Prado氏が同席した。

これまで探求してきた,Yielding ワークを主軸として,ロルフィングの根本方針-Principlesとの関連させ,10シリーズへのMovementワークへの翻訳の方法を紹介する内容。

参加生の方々の熱心な学ぶ姿勢にも触発され,濃密で探求心あふれる場が形成された。

1人1人が,実習の交換セッションでは,すばらしい成果を出していて,この手法がロルフィング全体にも適応可能なコンセプトであることを確認できた。

3日間の中でカバーできなかった内容をまた別の機会,あるいは,来年に控えるロルフムーブメント認定トレーニングでも紹介していきたい。

このワークショップは,私の講師認定プログラムの最終ステップでもあるが,Unit 3の合間をぬってブラジル~京都から来てくれたPedroさん,アシスタントしてくれた藤本さん,Pedroの通訳を引き受けてくれた高田さん,そして参加生のみなさんに感謝!

ありがとうございました。

ヒーラーのミッチェルメイさんと旧ブログ2009年11月17日

カテゴリ:Energy medicine

今日は妻のお父さんがミッチェルさんからヒーリングを受ける流れのついでに,なぜか私も個人セッションしてもらうことに。

彼がどういう意図でセッションしているか等貴重なコメントを頂く。権威的でもなく,かと言って,ぶっ飛んでいる感じでもなく,とてもバランスがよくて説得力のある存在だった。

彼は様々なやり方を用いるそうで,時にはシャーマニックな手法もとるが,何より,Listeningを重視しているとのこと。

彼の言う,生命が内側から開いていくのを助ける場のための,完全な静寂(silence or stillness)をプチ体験させてもらった。特定の部位ではなく深いところから開いていく感覚があり,口腔内が開いていき,口蓋骨が押し上げられる感覚があった。次第に手だけに感覚があって,それ以外がどんどん透けていくように軽く感じるのを体験した。

この先,どう変化していくか,とても楽しみである。

次のステップに進むための貴重な材料を提供してもらったような気がする。

それにしても,本当にいい人でした,ミッチェルさん。あのたたずまいは見習いたいです。

最近思うこと旧ブログ2009年12月1日

カテゴリ:ワークショップ

自分でワークショップをしていてなんなんだけれど,最近思うことは,

人は学び続ける必要はあるけれど,習い続ける必要はない,ということ。

自分の本当のやり方を他人に伝えることはできないのと同様に必ず多様性があって,それは個々に追求すべき問題なのだ。だから,ヒントとして学ぶきっかけは必要かもしれないけれど,習ってその通りやり続ける程単純でルーチンな術は存在しないし,本質をついたものにはなり得ない。

したがって,ある時点から習うことを意識的に辞めない限り,自分のエッセンスを活かすためのやり方には永遠に近づけないことになる。そんな気がする。

視覚の変化旧ブログ2009年12月12日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

ロルフィングは,知覚に変化を与える。

自覚を促し,変化に気付いてもらうため,通常のセッションでは,マッサージテーブルに横になる前と後に歩いてもらい,ロルファーは動きを確認する。

最近あるクライアントは,自分が歩いているはずなのに,景色が向こうからやってくる感じがする,という。そして,一週間もたたないうちに,今度は別のクライアントから,全く同じコメントをもらったので,こちらがどきっとした。

私も歩いたときにおなじような感覚を持った体験があるが,自分の中心がはっきりしていて,クリアなときにこれが起きたことを覚えている。

最近のセッションは結構特にいけてるかも。。。

年末年始はいつもどおり結構仕事しますよ~旧ブログ2009年12月24日

カテゴリ:日常

年末は,12月30日まで,年始は,1月4日からセッションします。

よく年末まで働きますね~と言われますが,別の時期に旅行したりしてますし,そもそもセッションするのが好きなので,空いていれば,ばっちりワークします。

年末,身体の調整が必要な方は,あまりバランスがオフになる手前手前で,セッションして新しい年を迎えましょう!

2010年21件

明けましておめでとうございます旧ブログ2010年1月5日

カテゴリ:ロルフムーブメント

明けましておめでとうございます。

2010年もよろしくお願いします。

年明けオフィスのポストに,The Rolf Insituteから通知が届いていました。

中身は,講師の養成等の審査委員会である,FDRB(The Faculty of Development and Review Board)からで,私をRolfing Movement faculty(ロルフィングのムーブメントに関する教職員)として承認するとの内容でした。

2005年から,ロルファーのトレーニングの授業助手を開始し,2009年11月のワークショップまで長い道のりでしたが,Carol Agneessensの強力なサポートによりプロセスを完結させることができました。また,貴重なクラスにも関わらず,私をアシスタントとして迎え入れてくれたロルファーの皆さんのご協力と,クラス内容に対する暖かい評価のお陰でもあります。特に最終段階である私のワークショップには,九州から駆けつけてくれた河原浩孝氏をはじめ14人の方々が参加を表明して頂いたのはとてもうれしかったです。

また,個人的には,日頃の妻のempowerにも支えられつつ,ゲリーボーネルさん,大野百合子さん,ウィリアム レーネンさんにもいつもいいタイミングで励まして頂きました。

Rolferを目指そうとしていた段階からすると,Rolfingを実践するのみならず,それを教える側になるとは夢にも思いませんでした。考えてみると不思議です。

とはいえ講師としてはまだまだ新米なので,

これを開始点として,Mentorとなって後押ししてくれた恩師Carolに報いるためにも,一つ一つセッションをたいせつにしながら,今年は教える方もより展開させつつ,精進していきたいと思います。

よろしくお願いします。

田畑拝

ウィリアムレーネンさんからの推薦旧ブログ2010年1月10日

カテゴリ:推薦

サイキックで優しいおじさんのレーネンさんから,推薦文を頂きました。

身に余る光栄です。

2009年12月31日のブログ記事に掲載して頂いています。

ウィリアム・レーネンとケビン・ライアーソンのオフィシャルブログ

松江からのワークショップの感想旧ブログ2010年1月28日

カテゴリ:ワークショップ

昨年ワークショップにはるばる松江から参加頂いた,鍼灸師のSさんからのお便りです。

ワークショップのご案内を出したあとに頂いたメールをご本人の許可を得て引用させて頂きます。

↓

(1月)24日のワークショップのご連絡ありがとうございます。

とても嬉しいです。しかし、残念なのですが、今回も欠席いたします。

なかなか参加できなくて・・・でも、また機会を作って参加したいです。

その時は、どうぞよろしくお願いします。

去年ワークショップで体感したこと、感じたこと、気付いたことは、今でも

私の中に生きていて、治療の時や、自分の人生(!)の中でも、急激ではないけれど、

ゆるゆるとなみなみと息づいて、私を変化させてくれているように感じます。

今、鍼の経絡治療と言う治療法を学んでいるのですが、ワークショップで田畑さんの

言われていたこと、されていたことがその治療にもとても通じているように感じています。

ロルフィングは治療ではないと言われていますが、治療と言う枠組みにとらわれない、

大事で根本的なことに気付かせていただいたと思っています。

もう一つ、ワークショップに参加して、「シェアする」ことの大きさ、素晴らしさも実感しました。

「シェア」する、できることは大きな喜びの気持ちをもたらしてくれました。

また、田畑さんのワークショップに参加して、参加される皆さんと、シェアしたいと思います。

長々書いて語ってしまい、すみません。

読んでくださってありがとうございます。

24日のワークショップも素晴らしいものでありますように、松江の空から思っています。

↑

まさか,以前学生生活を送っていた松江から,はるばる参加して頂いたり,こうした嬉しいご感想を送って頂けるのもなにか不思議な感じです。

クラシカルホメオパシー卒業旧ブログ2010年1月28日

カテゴリ:Energy medicine

2008年から開始した,クラシカルホメオパシーが,ナント終了した。

終わりがあるんだ~というのもちょっと驚き。

自分の根本レメディも明らかになって,それが分かったのもよかった。

当初開始したときの肉体的に気になるところも改善したし,気分や気持ちも随分変わったことが,地道なフォローアップセッションで分かった。

最後まで,服用されたのは,たった1種類のレメディ。

変えたのは,その量だけだ。

途中何度か辞めたいような微妙な場面もあったが,続けてきてよかった。

症状も酷くなったり,結構厳しいときもあった。

最後までやってみなければ分からないことは,きっとたくさんあるんだろうな,としみじみ思う。

ロルフィングに通ずるものがあり,興味深い。

京都からはるばる来てくれていた,ホメオパスのせはたさんに感謝!

セッション料金の変更旧ブログ2010年2月3日

カテゴリ:お知らせ

セッション料金を2万円に設定します。

すでにシリーズをお受けて頂いて,その進行中の方や,料金改定以前にお申し込み頂いた方は,変更前の料金にてお受けしますので,ご心配なく。

値上げはいろんな意味でチャレンジですが,それに見合う内容と結果が伴うよう,

いいセッションをする方に集中したいと思います。

何卒よろしくお願いします。

主導権はどちらに?旧ブログ2010年3月7日

カテゴリ:ロルフィングとは?

最近セッションを受けてくれているロルファーがいる。

彼曰く,途中でどちら(つまりロルファーか受け手)が,やっているかわからなくなる,という感想をもらった。

変化を起こしているのは,受け手としての自分なのか,それともワークする側のロルファーなのか,あいまいになるというのだ。

まさにこれが望ましいセッションの感覚といえる。

完全にクライアントに同調しすぎてしてしまうと,受け手側のパターンをなぞるだけで,同じところをぐるぐる回ってしまい,意味のある変化にはつながらないし,一方プラクティショナーが,強制的に変化をコントロールする立場になると,受け手の独自性や反応性が無視されてしまい,反動や反発が起きてしまう。

そのどちらでもない状態,initiativeがどちらにもない状態。

この状態のとき,無理なく,身体の望む意味のある変化が引き出せるのは間違いない。

ジストニア(dystonia)旧ブログ2010年3月22日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

ピアニストのdystoniaは,いつか扱ってみたいケースだったので,とうとう,きた!という感じです。

個々の固有のパターンをみていく必要があるけれど,知覚がとても重要な点であることは間違いないようです。つまり,ご本人が,症状に焦点を当てすぎて,身体の他の場所に注意が全く向けられない状況は一つの解離形態ともいえます。変調にしても違和感にしても,そのことに気付いてはいるけれども,そこに集中させすぎず,それはそれとして,全体の身体に感覚を行き渡らせる=embodimentが大切です。

重要なのは,都合の悪い感覚を取り除くのではなく,身体と感覚/意識を一致させることなんだと思います。

その鍵となるのが,身体構造の連続性と連携,そのための流動性を,Tessy Brungartのようなdirectなアプローチではなく。別の切り口から,どのような変化が引き出せるか,楽しみです。

過去の舌痛症と診断された声優の方のケーススタディからも,知覚ーfunctionalな制限と,トラウマ化している組織のディスチャージがきちんと起これば,回復とともにパフォーマンス向上に繋がると確信しています。

こうした知見もMovementトレーニングでご紹介できるといいなと思います。

Dystoniaの方へのワーク旧ブログ2010年4月28日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

7回目のセッションが終了したところです。

この方の場合は,自分の身体と繫がって,とにかく解離しないということが鍵です。全身麻酔を2回したことがあり,その影響が考えられます。

Dystoniaの方の場合,練習の仕方として,症状がでる苦手となる旋律をまず,ゆっくり弾いて次第に速度を増していくという方法が一般的だそうですが,その方の場合,そのやり方は全く意味がないとのこと。

苦手となるのは,右手を右から左に音程を下ろしてくるときの運指に問題がでやすいく,苦手なのだそうです。

3回目あたりで,今まで問題なく弾けていた旋律のパフォーマンスが上がり,何度かは症状を忘れて弾くこともなんどかあって,好調な時には,高揚しすぎて弾きすぎないように自分をコントロールすることが大変な時期もあったようです。

7回目は,かなり負担となった可能性のある歯科治療の影響が軽減されたようです。

あと,数回でシリーズが終了ですが,受け手としてこちらが提供する内容をしっかり吸収して頂いているので,さらに改善していくでしょう。

こうした,ピアニスト生命に関わるような身体のパフォーマンスが仕事や人生に直結している方々をサポートできるのは,ロルファー冥利につきます。

一年半前に10シリーズRolfingを終えた方からの感想旧ブログ2010年5月13日

カテゴリ:ロルフィング体験

最近言葉を多用するSEトレーニング中級とそのアシスタントによるワークショップが終わったところです。

自分はあまり言語は使わないタイプなので,ちょっと折り合いがうまくないなあと思っていた折に,一年半前に10シリーズを終えたクライアントの方から以下のような感想を頂きました。拝読し,自分に戻った感じがしました。

以下,ご感想です。

↓

今改めて最初にセッションを受けたときのことが思い出されます。

あのときは本当に驚きました。セッションにほとんど言葉がないことに。

今まで、こういった施術をしてもらう場合には、

出来るだけたくさん話してもらうのが好きでした。

専門的なことから、そうでないことまで。

できるだけたくさんのことを話してほしい。

いつも思っていたところがあります。

それは友達や家族に対してもどんな場合も同じことで、

自分に向かってかけてくれる言葉、それによって思いを知り、考えを理解し、

ひとについても深く知っていく そういうものだと思っていました。

田畑さんのセッションの時間は静かでした。

窓から木のそよぐ音が聞こえるほどの静けさのなかで、

セッションの間中私の体に向けて、何かを発したり、

聞いたり伺ったりして、対話しているようでした。

それがどんなものなのか私には分からなかったけれど

特にそれを言葉にして説明してもらう必要はない

そう思えたのを覚えています。

言葉は必要じゃなかった、それは今まで感じたことのない感覚でした。

そして田畑さんの体への働きかけに、私の体はちゃんと答えている。

目に見える形ではなく、言葉にする必要のない、ほんとうのこと

そんなものをあのセッションで知った気がします。

それは閉じていた目が開かれたとでもいうような感覚がありました。

今振り返ると、田畑さんのセッションを受けて以来他にも大きな変化がいくつもあり、

あれから1年程しか経っていないなんで信じられず、10年くらい過ぎたように思えます(!)

あのときはほんとうにありがとうございました。

↑

いいワークの定義 (私にとって)旧ブログ2010年6月8日

カテゴリ:健康

なにかしらセッション(施術)を受けると,参考になる。

こんなときは,自分だったらこうするだろうな,とか考察のきっかけになります。

自分にとって,身体の自己調節機能が発揮されるようないいセッションはこんな感じだと思う。

1.セッションの当日後も変化が続く。

2.症状がでている患部には,ほとんど直接には働きかけない。

3.働きかけた場所には,軽い刺激はあっても,違和感は残らない。

4.一過的に痛み等の違和感が出ることはあっても,すぐに経過した後に快適さが増す。

そこに通うのに値するかどうかは,

5.セッションに対する集中の度合いにムラが少ない

6.本人の今の状態を捉えているか?それとも経験則や教義に当てはめようとしているか?

7.最終的に,empowerされているか?それともなんとなく後味が悪いか?

ってなとこでしょうか。

Dystoniaの方へのロルフィング終了旧ブログ2010年6月10日

カテゴリ:ロルフィング体験

Dystoniaのピアニストの方とのセッションが終了しました。

感想として、興味深かったのは、

指が思うように動かないこともあって、とにかく何がなんだか解らないという状況が次第に整理されてきて、精神的な安定が得られたこと。

それから、上手く弾けるパッセージはそのままのやり方で、うまくいかないパートが弾きやすくなると想像していたけれども、実際はそうではなくて、全部を総入れ替えする必要があることに気がついた、

とのことでした。

上手く弾けていたと思い込んでたことにもほころびがあることに気がついたのは、改善の可能性が示唆されますし、全部を変える必要がでてきたというのは、クライアントの方のシステムのOS(コンピュータのオペレーションシステム)がバージョンアップしたということに違いありません。

パフォーマンスの 向上は、勿論大切なセッションのテーマに違いありませんが、その奥の何かが変わり、全体への取り組みが変わるとしたら、それはロルフィングの奇跡であり、醍醐味です。

この先、この方がどのようなプロセスを経て行くのか、興味深いですね。

交通事故の後遺症がある若者へのロルフィング旧ブログ2010年6月17日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

交通事故に遭い,その後腸骨を削り,踵に骨を移植したものの慢性的な緊張を抱える等後遺症のある若者へのロルフィング結果です。10回シリーズ終了後かなり楽になったものの,その後もゆっくりしたペースでワークし,計20回の結果です。腸骨を削ることは全く問題ないと担当医師から言われたそうですが,影響がでないわけはないので,そうした処置のあと,ロルフィングのようなワークが助けになることが一般的になれば,いいなあと思います。

最近いらっしゃる方の傾向旧ブログ2010年7月14日

カテゴリ:ロルフィング体験

私のセッション料金は高めの設定です。ですが,クライアントは,裕福層やセレブが多いというわけではありません。中には,コンビニのバイトで生計を立てながら,通ってくれているKさんもいます。彼は,日常生活が辛く働くのも数時間が限度で,時間が経つと頭がぼーっとなって集中できなくなるため,定職につくのが困難とのことです。

それでもロルフィングセッションが助けになるようで,セッションごとにつらさも確実に軽減しているとのことで,こちらとしてもロルフィングの効果がはっきりでるのでわかりやすいです。

別の若者二人は,交通事故のため身体のバランスが崩れ,10回のシリーズ後もちょくちょく可能な限り通ってくれています。一人は就職前の学生さんで,働くまえに身体を整えたいとのことですが,こちらは,ボールダーにいってロルファーになりたいようで,それもまたうれしい感想です。

彼らにとっては,確かにセッションは安くはないけれど,それを差し引いても通ってくれるということは,ロルフィングに価値を見いだしてくれているわけで,できる限りそれに応えたい,提供できるものはすべて提供し,こちらの技術がネックにならないように最善を尽くしたいと思う次第です。

ロルフィング体験旧ブログ2010年7月27日

カテゴリ:ロルフィング体験

すばらしい体験記を頂きました。

田畑先生 お久しぶりです、こんにちは。

2008年の夏にロルフィングを受けました、OOOOと申します。

その節は大変お世話になりました。

2年経ちまして、今改めて、これはロルフィングを受けたことでの変化ではないか?と気付く事がありまして、メールを書かせていただきます。

先生のところへ通所した当時は、人生いたるところが混乱していて、本当に無秩序で、体も心もなんとか保っているような状態でした。

ロルフィングには、毎回這うようにお伺いしていて、正直自分が一体、何をしていただいているのかにも、全く意識が向けられないような状態でした。

最後の治療からの3ヶ月は、体調に目立った変化はありませんでした。

それから半年がたって、自分の体が変わり始めていることにようやく気付きました。

全然起きれずにいた過眠が、いつのまにか正常になっているっこと、動悸息切れが起きなくなっていること、気管支炎の消滅、アトピーの改善などなど、

とても緩やかに、しかし確実に起きていた変化に、やっと実感が伴い始めました。

ロルフィング後、心は一旦とてもヘビーな状態になりました。

今まで麻痺していた感覚が蘇るにつれて、痛みや苦しみも感じるようになったからだと思います。

そこからは一年ぐらい、精神的にすったもんだで、どうにか過ごしている間にも、

自分でも不思議なくらい、体はどんどんどんどん、元気になっていきました。

毎年罹っていたインフルエンザにも今年はならず、風邪もひかなくなりました。

そして、今年の3月くらいから、驚く変化がありました。

一切、特別なダイエットやトレーニングをしたわけではないのですが、

食習慣が自然に大きく変わり、砂糖や油など、急にあまり欲しくなくなり、

そうこうするうちに、体重が二ヶ月で5キロ減りました。

そして、そこから、どんどん、全身が筋肉質というか、とても引き締まってきました。

100メートル走れば息が切れていたのに、今は6キロのジョギングを楽しんでおります。

事故をした足が痛む事もありません。

もちろん、歩きすぎた日に不調を訴えることはあっても、そのサインを逃さなくつかめるようになりました。

今は、本来こんなに素敵な体だったんだなぁ、と嬉しさを噛み締めています。

そして、初めてわかったこと。

「これが、健康っていうやつか・・・」

慢性的な不調に慣れきっていた自分は、当時、思うように動けない自分を、とことん責めてました。

でも、今、こうして健康になって、改めて、あの頃は本当、病的な状態で、その中で必死やったんやなぁ、と認めることができました。

そして、この感覚の変化が精神的にも、変化をもたらしています。

体同様、心も、本当に歪んだまま必死の状態だったのだなぁ、と認められる優しさが芽生えてきました。

正直、今まで受け入れて来なかった自分を受け入れていくプロセスは、とてもキツイです。今までの、“混乱”とは違う、とても強烈な苦しさがあります。

でも、それを体が受け止めてくれるというか「ドンと来い」と言ってくれているような頼もしさを感じるのも事実です。

痛みの奥に、それでも、これが自分なんだな、というか

そういう一体感を、ようやく感じ始めている今日この頃です。

先に体、次に心、そして生活・・・

そんな風に、私は変化していくのかな。

そのように感じています。

体が見せてくれた変化が、きっと今、心にも起きているんだ。

そう思うと、希望を感じます。

病的な状態からの回復というのも、まさに自立なんだな、と思いました。

私は、この一年で、今まで必死に無理をしてしがみついていた生活や人間関係、仕事を手放し、自分をゼロ状態へと戻していました。

体と心の変化から、新しい復興を創り上げられるよう、これからも丁寧に意識を向けて、自分を育てようと、感じます。

田畑先生には本当に感謝しています。

ただ、ロルフィングが本当にすごいなと思ったのは、

「この健康は私の体が創りだした」という実感を得られている事です。

もちろん、治療をしていただいたのですが、本来の力を取り戻したという感覚が強いです。

この自立心が、本当にすごいと思います。

こうやって得られた健康を、自分で維持していけるよう、

いずれ機会を作って、ロルフムーブメントを受けたいと思っています。

この健康を田畑先生にも見ていただきたいです!

ありがとうございます。

OOOO

首の支え,脊柱のカーブに変化旧ブログ2010年8月15日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

2004年にRolfing10シリーズを終えた方で,その後のムーブメントセッションにより,変わり続けています。10シリーズ終了後,一年間後の写真をみると,バランスがかなり維持されていることが分かります。

さらに統合を進めるため,年2回程度のゆっくりしたペースでセッションを継続しています。

最初のロルフィング前の状態は,首がかなり前に傾いた状態で頭を支えていますが,現在はほとんど首の支えが垂直方向で,脊柱のカーブも適度な曲線を描いています。

ロルフィング後,変化は落ち着くのに2年かかる旧ブログ2010年8月24日

カテゴリ:ロルフィング体験

通常ロルフィング10シリーズ終了後,半年から一年かけて変化が落ち着くといわれています。

先日のワークショップに参加された方の中に,こちらで2年前にロルフィングを終了された方が含まれていて,その方々から,2年経ってようやく変化がはっきり感じられたとのコメントを頂きました。内側から湧いてくるような元気が感じられるとか,これが健康か?!という感覚で実感されたとのこと。

肉体の分子レベルで考えれば,半年経っていればどんな分子でも人工的なものでない限り,完全に入れ替わっているけど,その後でも変化が起こるというのは興味深いです。

身体が変わっても,その周囲の環境との相互的な関係性の中で自己がなりたっているとすると,周囲と共に変化が落ち着くには,2年かかっても不思議ではないのかもしれません。

足~脚のサポートの重要生旧ブログ2010年9月17日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

足に違和感があるためにその改善を主な目的として,いらした方のロルフィング前後の結果です。

3回目までは,変化が実感できないため,続けるかどうか迷いがあったそうですが,それ以降は変化を実感し,不思議と疲れなくなり,立っている時や歩いている時の嫌な違和感がなくなり,10回続けて本当によかったと最後におっしゃっていました。セッションはサポートの充実が鍵だったと思います。

雀鬼こと桜井会長にMovementワークして頂く!?旧ブログ2010年10月16日

カテゴリ:ロルフムーブメント

先日,妻の仕事の流れに便乗して,桜井会長と同席する機会を得た。                              緊張した。

会長の著書の中には,姿勢や振る舞いを直したり,いわゆる治すこともしていることは知っていたので,そのことに非常に興味を持っていた。どのようなことをされているのか??

食事をしながら,桜井会長の様々な武術?!のデモに圧倒されていると,突然私に対して,ある動きをするように指示し始める。

足を交差して,前に重心運動する動きなのだが,同時に視覚に働きかけてきた。

何度かその動きをしていると,身体のバランスが突然変わり,骨盤が右方向にシフトして,首のバランスも変わり,結果として,背中がとても楽になった。

その反面脚のバランスはぎこちなくなったが,3,4日かけて,その後自己調整が進み,落ち着いた。

短時間であれだけ変化を起こす,桜井会長,あまりにも恐るべしである。

Movement的には,視覚から平衡感覚に働きかける内容だったが,それをまったくの直観で組み立てるのは,ただただ感心するのみである。

会長がワーク(と呼んでいいのか??だが。。。)する間,場が変わるのがはっきりわかった。

たくさんの新しいワークのヒントを頂き感謝! あの場を呼び寄せるのは凄い,凄すぎました。

また,お会いしたいです。とても優しい眼をされていたことが印象的です。

2年経って劇的変化のクライアントの方のその後旧ブログ2010年10月22日

カテゴリ:ロルフィング体験

前回のワークショップに参加頂き,2年前に10シリーズ終了された方からのお便り紹介です。

以下,ご本人の了解を得て転載させて頂きます。

↓

今回のWSは友人の結婚式と重なっていて、参加できず、とても残念です。

バランスの感覚が非常に気になる今日この頃です。

最近、体の調子はますますスムーズに感じられるようになっています。

それにともなって、なんていいますか、

今までずっと無意識にしていた、自分の依存的な行動に気付くようになりました。

時に胸がえぐれるくらい、気持ちの悪い、苦しい思いをするのですが、

あえて自分を傷つけているような行動を、全く気付かずにしていたことに驚きです。

苦しいから依存していたと思っていたのですが、依存していたから苦しいんですね。

そして、もう私の体は、この感覚を無視することはありません。

体の感覚に素直になればなるほど、今までいかに自分の快・不快を無視して、

トンチンカンなことをしていたかが、わかるようになりました。

今は生き方の過渡期で、麻痺していた感覚を開きながら進むのは、痛いことも多いのですが、同時に、信頼感も得られるようになってきました。

今までクセになっていた苦痛にガマンする忍耐力よりも、

自分の快を選んでいく実力を養っている最中なんだなぁ、と感じています。

最適な選択肢を選べる自分に一瞬で変わりはしないけれど、

少しずつ、自分の感覚に素直になってきている手応えを感じています。

水木しげるが「人生をいじくり回してはいけない。なまけなさい。」と言っていましたが、

体の感覚に素直に生きるのって、そういうことかなぁ、と思いました。

今、アルゼンチンタンゴをしているのですが、

いつもテーマになるのが、いかに自分の体をゆだねるか。そして、相手と一体となりながら、いかに自分でセンターをつくり、バランスを取るか。

です。

とってもぴったりのテーマで、お伺いしたかったのです。

また次回参加できれば嬉しいです。

ありがとうございます。

↑

研究とは?旧ブログ2010年11月27日

カテゴリ:日常

森博嗣先生が書かれた,

”喜嶋先生の静かな世界”

研究に携わったことのある人間にはたまらない一冊となるはず。

以前研究職をしていましたなんて,ちょっと言いづらくなりましたけど,大いに参考になりました。

ぎっくりセッション旧ブログ2010年12月26日

カテゴリ:健康

2日前に,暖房器具を持ち上げた瞬間,腰がギックリしてしまった。

ロルフィング受ける前の20代の頃は,3年に一回定期的にギックリきていたが,久しぶりの感触。

2,3日すればなんとかなるので,自分にとっては風邪と同じである。

こんなときは余計なことをせず,休む以外にすることはないが,これを怠ると長引くことも経験済みである。

痛まないように動くというのは,ポジティブに考えれば,日頃の負荷を伴う動きを見直すいい機会になる。

ちょうど,身体の中にいくつか引き出しがあって,その引き出しには水が入っているとする。

水がこぼれないようにそっと動けば,こぼれないが,急な動き,足や膝をうまく使わずに,腰に頼ろうとすると,中の水はザッパーンと中で暴れるような波になったり,溢れるのを無理に止めようとすることになる。

水がこぼれないように,垂直に身体を維持して急発進や急停止を避けるとわりと動けるものである。

ちなみに,ギックリの翌日である昨日は,4つセッション問題なく終了。

身体に慎重であれば,意外とできるものである。

日頃から身体に負荷が堆積しないよう気をつけたいものです。

年末,疲れがたまって,怪我する方が増えてます。ご注意あれ。

万が一のときは,せっかくだから休みましょう!

2011年6件

(株)林原の新体制に期待旧ブログ2011年2月17日

カテゴリ:日常

古巣の(株)林原が,会社更生法の適用を申請したとのこと。

会社の運営に問題があったことは事実だが,林原の製造する製品自体のクオリティが変わるわけではない。これまでの特許や研究実績とは全く関係のないことだ。しかし,こうした会社の不祥事がニュースになると,ほんの一握りの上層部の失態が,地道に働く研究者や工場関係者を含む人達にまで悪影響が及んでしまう。彼等はそんなマネーゲームとは無縁で,ほとんどが実直でまじめに手を動かして働いているにも関わらずだ。

先日報じられた,幻冬舎の経理担当者の横領事件でも,結局償うべきは当の本人でも,実際の迷惑を被るのは,まじめに一線で働いている社員の人達で,その方達には全く関係のない話である。しかし,社会的なペナルティとして,会社として上場廃止となってしまった。お金の世界でいえばそうかもしれないが,それと著作物や作品の質が変わったわけではないのに,ビジネス界では信用がないとみなされ,罰が与えられるというのは納得いかないものがある。

依然として,林原プロポリスは,癌の人達を助けているし,トレハロースは今では食品業界でなくてはならない存在だ。会社の再建を心よりお祈りしています。

でも,いいこともある。それは福田恵温さんが新しく社長になられたことだ。

福田さんは,元上司で今でも私自身,研究者として尊敬している。一度,吉備製薬工場にも協力をお願いしたプロジェクトを受け持った時に,結果的に望ましくないデータを出したことがある。それでも我々のプロジェクトチームが出したデータと結論を信じて,我々をかばうように上に説明してくれた。また,彼の直属の第11研究室に配置されていたときは,研究者としてとても充実していた,いい思い出である。

とにかく福田さんは,人望もあって,仕事も早く,ものすごくキレる方だ。現在国立大准教授をしている旧同僚も,いろんな研究者に会ったけれども,福田さんは今でもすごいと思っていると言っていた。。あれだけ優秀な方を研究以外の場所に置くのは,研究の神様が怒るに違いないと思うが,福田さんならその優秀さゆえに白羽の矢が立ってもしかたがない。林原健前社長は,研究に対する長期的ヴィジョンと優れた決断力を持った器の大きい方だったが,その取り巻き的に纏わり付いていた機能しないおじさん達を整理するいい機会だと思う。たぶんその中に,今回の不祥事の中心人物がいるに違いないと勝手に想像している。

年末から林原のことを思い出すことが多く,1月末のマウイ島旅行中もなにか落ち着かない胸騒ぎを感じていたが,この事件を知ってちょっと納得した。退社して16年が過ぎた今でもどこかは細~く繋がっているんだろうな。

家では,プロポリス製品のプロフィーラは常備,林原プロポリスそれからバイオライト,今でも愛用しています。

福田さんを含め,林原生物化学研究所のみなさん,引き続きがんばってください!

会社/組織に対して思うこと旧ブログ2011年5月24日

カテゴリ:日常

(株)林原生物化学研究所の元同僚の方から,コメントを頂戴していたにも関わらず,FC2ブログの操作の関係で,なかなか承認操作ができずにいてすみませんでした。

会社の方と何人かとメイルでやりとりしましたが,研究所は普段通り研究が滞ることもなく,続いているとのことでした。さらに,会社再建のために名乗りを上げるスポンサー企業もとても多いとのことを聞き,ほっとしています。夏頃にはいろんなことがはっきりするそうですが,大丈夫でしょう!

これまで一貫して高品質の製品のものづくりを地道にやってきた社員の方々の努力が,こうした信用を得ているのだと思います。心ない誹謗中傷のたぐいは無視して,誇りを持って仕事を続けてほしいとねがっています。

林原生物化学研究所の研究者の方々は,少なくとも本社の経理による不祥事とはなんの関係もない。

一切ない。本社にいたこともない新福田社長もまた,不祥事とは何の関係なく,研究指向の人生の大切な時間を削って,ただ純粋に会社の再建のためにエネルギーを注いでおられます。くれぐれもご自愛頂きたいと思っています。

製品の質にもなんの関連もない。ばくぜんとしたイメージで,いっしょくたにみて判断するのは愚かであるし,人を傷つける害ある最低の行為です。やめましょう。

会社/組織がらみということでいえば,命や被害のレベルが違いすぎますが,

原発の是非はともかく,安全性を確保しなかったのは,明らかに東京電力の役員レベルの一部の人間と,東京大学工学部の一部の教授と利権のための体制をつくった自民党に責任があります。それもまた,組織の中の一部の人間がしでかしたことです。

地道に働いてきた東電の一般社員の皆さんや,そのご家族が罪悪感をもったり,肩身が狭い思いをしているのはなんともいたたまれない気持ちです。周囲の人達も,東電=すべての社員=非難されるべき対象,と見るのは是非ともやめるべきだと思います。

仙台からのクライアント旧ブログ2011年9月29日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

震災前に2回セッションを受けて,震災から半年経って再び仙台からセッションを受けにいらした方がいます。

以下,申し込みの時に添えられた文章を一部転載します。

↓

前回のセッション後(2011年の1月)、日を追うに連れて、腰がじわじわと少しづつ良い状態になるのを実感でき、

気持ちの面でも前向きな変化がありました。

又、震災後しばらくは不慣れな重たい物を運ぶ生活をしていましたが、痛みを感じることなくやり過ごせました。

受けておいて良かった!と手を合わせたい気持ちでした、ありがとうございます。

↑

この方は,別のロルファーの方から10シリーズを終えられてからいらしているので,身体の応答性がすでにしっかりある状態で受けて頂いたと思いますが,それでも,震災前のセッションが役立ったと聞き,とてもうれしく感じた次第です。

なんといっても,実際お目にかかって,ご本人が明るく前向きに”今”を生きている感じだったので,それがとても印象的でした。

恩師柴田均先生の退官記念及び,島大生化研の40周年記念旧ブログ2011年10月15日

カテゴリ:日常

先週の10月9日,10年ぶりに松江を訪れた。

島根大学の恩師,柴田均教授の退官記念と最終講義に参加するためである。所属していた,研究室は,ラン藻を太陽電池として利用するという独創的研究をされた落合英夫先生が,岡山大学勤務時代に当時修士課程だった柴田先生と共に松江に来て研究室を創られたのが始まり。その後すぐ,落合先生は,研究室の卒業生である澤嘉弘先生を助手として迎え,落合 - 柴田 - 澤の"生化研"ができた。未だに研究室は10年ごとに集まり,卒業生の研究室への思い入れは強い。これは,他の研究室や学部には見られない特色で,その理由は,3人の先生の円滑な協力体制と信頼関係がコアになっていたことが一つの理由だと思う。 研究の業績や就職が優先されるようなこともなく,今考えると,チームワークのお手本がそこにあったような気がする。

なので,事あるごとに研究室をふと思い出すことがあるが,どこか心のよりどころになっている経験であり,単なる通過点というよりは,ホームとしての感覚が強い。

落合先生はすでに退官されているが,松江に帰れば,研究室には柴田先生と澤先生がいて迎えてくれるような気がいつもしていたが,柴田先生の講義を聴くのはもう最後なのかと思うと,寂しい気持ちでいっぱいである。

柴田先生の最終講義では,チューリップの花びらの開閉には,アクアポリンというタンパク質が,水分子の通過をリン酸化・脱リン酸化によって調節していることを明らかにし,インパクト指数の高い論文にも掲載されたことを知った。非常に興味深い研究であることと,国の地方大学への締め付けが厳しくなったいる流れの中で,すばらしい結果を残されていることを知り,感動した。そこには澤先生を始め学生さんとのすばらしい連携もあったのだろう。

学部長になられたあたりまでは知っていたが,生化研のほとんど隣にあった別学科の研究室にいらした山本先生が学長になって,親交のあった柴田先生を副学長に指名したとの経緯を知った。人と人とがうまく信頼で繋がり連携しているすばらしい例である。そして,退官記念パーティにも多くの卒業生が集まり,柴田人気は健在だった。

この研究室に3年間在籍して本当によかったとしみじみ思う。

澤先生が退官する前に遊びにいかなくっちゃ!

*現在の生物資源科学部(旧農学部農芸化学科)生命工第5研究室の生物化学研究室

大学の恩師,柴田 均先生の退官rolfinger.com2011年10月15日

先週の10月9日,10年ぶりに松江を訪れた。

島根大学の恩師,柴田均教授の退官記念と最終講義に参加するためである。所属していた,研究室は,ラン藻を太陽電池として利用するという独創的研究をされた落合英夫先生が,岡山大学勤務時代に当時修士課程だった柴田先生と共に松江に来て研究室を創られたのが始まり。その後すぐ,落合先生は,研究室の卒業生である澤嘉弘先生を助手として迎え,落合 - 柴田 - 澤の"生化研"ができた。未だに研究室は10年ごとに集まり,卒業生の研究室への思い入れは強い。これは,他の研究室や学部には見られない特色で,その理由は,3人の先生の円滑な協力体制と信頼関係がコアになっていたことが一つの理由だと思う。 研究の業績や就職が優先されるようなこともなく,今考えると,チームワークのお手本がそこにあったような気がする。

なので,事あるごとに研究室をふと思い出すことがあるが,どこか心のよりどころになっている経験であり,単なる通過点というよりは,ホームとしての感覚が強い。

落合先生はすでに退官されているが,松江に帰れば,研究室には柴田先生と澤先生がいて迎えてくれるような気がいつもしていたが,柴田先生の講義を聴くのはもう最後なのかと思うと,寂しい気持ちでいっぱいである。

柴田先生の最終講義では,チューリップの花びらの開閉には,アクアポリンというタンパク質が,水分子の通過をリン酸化・脱リン酸化によって調節していることを明らかにし,インパクト指数の高い論文にも掲載されたことを知った。非常に興味深い研究であることと,国の地方大学への締め付けが厳しくなったいる流れの中で,すばらしい結果を残されていることを知り,感動した。そこには澤先生を始め学生さんとのすばらしい連携もあったのだろう。

学部長になられたあたりまでは知っていたが,生化研のほとんど隣にあった別学科の研究室にいらした山本先生が学長になって,親交のあった柴田先生を副学長に指名したとの経緯を知った。人と人とがうまく信頼で繋がり連携しているすばらしい例である。そして,退官記念パーティにも多くの卒業生が集まり,柴田人気は健在だった。

この研究室に3年間在籍して本当によかったとしみじみ思う。

澤先生が退官する前に遊びにいかなくっちゃ!

(株)林原生物化学研究所主催トレハロースシンポジウムに参加して旧ブログ2011年11月13日

カテゴリ:林原

もう昨年になってしまったが,昔勤務していた林原生物化学研究所が,トレハロースのシンポジウムをするらしいとしり,なんと同期入社の新井紀恵さんも発表されるとのことで,東京ビッグサイトにいってみた。

明らかなトレハシンポジウムの受付で,どういう訳か,あちらです,といわれた方に向かってみると,そこは,土木なんとか学会の受付だった。戻ってみると,幸運にも同期の三輪君がいて,会場に案内してもらう。身なりが土木関連風に見えたのだろうか?

磐城農業高校の生徒さんによる,トレハロースをつかってのコンポート入りジャム製造の発表は感動的だった。学校は震災の甚大な被害を受け,実習は8月までできず,生徒さんも震災で亡くなったとのこと。過酷な状況でも,わかりやすく,トレハロースが製造過程でのメイラード(褐変)反応を抑え,さらに,ナシ果肉の歯ごたえを残すという。

やるな,トレハくん,すごいぞ,磐城農業高校の生徒さん。会場も暖かい雰囲気に包まれる。

ここで,コーヒーブレイク。

講演を控える新井紀恵さんを発見し,挨拶しにいくと,次々に懐かしい面々に実に16年ぶりに再会。

研究所の幹事を一緒にやってくれた日野君,血小板関連のプロジェクトで一緒に働いてくれた和泉くん,先輩の岩城さん,トレハロースの第一功労者の丸田くんも。  懐かしい感覚に包まれた。

新社長となられた福田さんに挨拶しにいくと,先に名刺を出され,大恐縮。名刺の肩書きは,管財人代理とだけある。少し前には,農学博士,研究所所長だったはず。現在の仕事への覚悟を垣間見たような気がして,胸がじ~んとした。

時は結構経っているのに,自分が働いていたときと,全く変わらず接してくれることが嬉しかった。岩城さんは,”ばたや~ん”って昨日も会ってたような感じで呼んでくれるし。東京にいると,世知辛いことや人が少なくないけど,岡山の元同僚の面々を観てなんともほっとした気分になる。人は素朴がいいです。

岩城さんや和泉くんは,研究所から離れているが,立場上,いろんなところに謝りにいっているという。

そうとうお疲れのようだった。だいたい,不正は旧体制の本社経理であって,張本人は今の会社には居ない。本社経理とは全く関係のないところで,研究を地道にやってきた彼らが,本来するべき仕事ではない。謝るべきは,不正をやった人たちなのに,本当に腹が立つ。

シンポでは,興味深い発表がたくさんあった。大塚製薬の手術時の癒着防止へのトレハロース利用。とにかく開腹手術をすると,7割から9割,癒着が起こるとのことだが,ごれを防止できるという。ロルフィングをしていると,確かに盲腸のような一見ささいな手術でもその影響は大きいことは実感していたが,それ程高い頻度で起こるとは。。。。

とにかく,普及してほしい手法である。

また,トレハローズのタンパク質の安定化作用を利用して,ワクチンの安定化にも貢献しているという。ニーズの高い世界各地の環境が過酷な地域には,ワクチンの活性を落とさず届ける必要がある。これは世界全体の医療にとって重要な技術である。

トリである新井紀恵さんの発表も興味深い内容だった。ヒトに換算して,1日約10グラム,トレハくんの経口摂取で,メタボの予防につながる可能性があるという。既に,骨粗鬆症の予防や歯周病の予防になる可能性のあるデータもでているらしい。すごいぞ!トレハくん!!

トレハロースのシンポジウム,大変興味深く拝聴させて頂いた。

食品としてあんなに可能性のある糖だとは知らなかった。

新井さんのご発表も,いろんな業界の方々をインスパイアさせる興味深い内容だった。

一方,10グラムはどのくらいかと質問するお医者さんもいて,かなりびっくり。砂糖と構造に大きな違いがないとすれば,どのくらいかは高校生でも想像すればわかるはずなのになあ。

限られた質疑応答の時間なのに,ちょっとむかついた気分になりましたよ。

かくゆう私の質問も聞く相手とタイミングがイマイチでしたが,久しぶりの学会気分で質問したくなってつい。。。

いずれにしても,

トレハロースを通じて林原の底力を感じる興味深い発表を拝聴し,ほっとしました。

ポストトレハロースとなる製品が生み出されるためにも,これまで研究所の方々が地道に育んできたプロジェクトが不自然に打ち切られることのないよう祈っています。林原生化研の研究員のマンパワーを信頼する懐の深さをスポンサーである長瀬産業に期待したいと思います。

2012年4件

Rolf Institute®の機関誌Structural Integration旧ブログ2012年7月1日

カテゴリ:お知らせ

母校であるRolf Institute®が発行する機関誌Structural Integrationに投稿記事が掲載されました。

一つは恩師Carol Agneessens との共著で,Yieldingについてです。Yieldingワークは,Carolと10年以上費やして開発してきたMovementワークです。ワークを繊細に行っても,リアルな変化が引き出せなければ,意味のあるワークとはいえません。変化が引き出せない場合に,クライアント側に問題があるわけではなく,変化の下地や場が形成されていない可能性があります。身体の適応性を考慮し,次の変化の準備のためにワークすることをしていけば,実は強い圧力など本当は必要ないのではないか?と私は思っています。

この記事には繊細なワークを安全かつ効果的に行う情報が盛り込まれています。英語ですが,是非ご一読ください。

Yielding

別の記事は,Case studies with Yieldingです。これは,実際にYieldingを用いて,シビアな膝の故障を抱えるケース,人工股関節術を受けた方へのケース,そして喘息持ちの少年に対してのケースについての結果を写真データ付きで説明しています。写真データだけでも眺めてみて下さい。

Case studies with Yielding

より快適なカラダになる方法 ロルフィング入門 [DVD]旧ブログ2012年9月18日

カテゴリ:お知らせ

ロルファー仲間と一緒に制作した,ロルフィングのDVDが発売中です。

元々ロルファーの藤本さんが声をかけてくれたプロジェクトで,実質的にはディレクターとして,制作の構成からまとめるところまでして大変な作業を担当されています。

扇谷さんはいつも一歩引いた冷静な視点から,的確な提案と共に,第二部のかっこいいデモンストレーションをしながらの10シリーズ解説を担当されています。藤本さんには,制作会社との連絡など大変なところ受け持って頂きつつ,ロルファー仲間の長島さん,宮崎さん,宮本さん,安田さんの協力を得ながら,制作されました。

タイトルには,ロルフィング入門,とありますが,ロルフィングを視覚を通して紹介する内容となっています。

どんな感じでワークが進むのか,このワークを支える理念はどんなものか?

ロルフィングに興味があって,セッションを受けようか検討されている方にはいいDVDだと思います。

一方,用いる技術を療法家の方が取り入れる目的で購入しても役に立たないと思いますのでご注意ください。

文章からの知識は十分存在していますが,視覚的にどんな感じか?をつかんで頂くのに適したDVDだと思います。

デモンストレーションは,むち打ち経験がある方をワークしています。ロルファーのみならず繊細なワークを実践されるプラクティショナーの方なら,ある程度参考になるかもしれません。

ちなみに,最後の挨拶の場面を見た私の息子からは,”パパ,身体が曲がっているよ” という指摘を受けています。

このDVDは,本部であるRolf Instituteと密に連絡を取りながら,委員会から承認された内容になっています。

より快適なカラダになる方法 ロルフィング入門 [DVD]

(2012/08/31)

藤本靖、扇谷孝太郎 他

商品詳細を見る

セッション料金/時間とキャンセルに関する改定旧ブログ2012年10月3日

カテゴリ:お知らせ

一回のセッションを今までよりもぎゅっとまとめて,その分料金を下げます。

ワークショップでは,デモンストレーションは40分くらいでまとめてますので,その流れを個人セッションにも反映させようと思います。背景には,Somatic Experiencingのトレーニングでの,少しずつ反応を進める方がむしろ確実で得られる結果も大きい,という学びや, つまり,一回のセッションに多く盛り込むと,受け手は”何かしてもらった気分” には陥りやすいですが,ポイントはそこではない。大切なことは,サービスされたような気分ではなく,意味のある変化を起きているかどうか?というシビアな結果です。

また,欧州地域でのRolfingSIは,Less is moreを合い言葉に,Ⅰセッション当たり35分があたり前になっているようです。

今回初めて時間に注目してみました。コンスタントに時間を短くまとめるというのは,私にとってもチャレンジになりますが,必要なことを必要なだけ行う無駄をそぎ落とした内容とし,Ⅰセッション当たり約50分として,¥15000と改定させて頂きます。

今後ともどうぞよろしくお願いします。

恩師の逝去旧ブログ2012年10月23日

カテゴリ:日常

昨年10月19日,大学の研究室の恩師,落合英夫島根大名誉教授が亡くなられた。

ぽっかり心に穴が空いて,しばらく何か先生について書く気力もでないまま,年を越してしまった。

亡くなってつくづく,先生の存在が自分の中で大きいものであったことを改めて認識する。

落合先生にはとてもお世話になり,可愛がって頂いた。

研究室では,常に対等にディスカッションさせて頂いた。かなり,生意気にも先生の意見に噛みついたこともあったが,いつも朗らかに向き合って頂いた。先生は学生が外部に出て行って知見を広めるのを進めて下さった。反体制気質の強い傾向のあった,生化若手の会を勧めてくれたこともあった。

研究に垣根はなく,研究の下で研究者は対等でいいということを体験できた貴重な時間だった。

遡ると,高校時代に科学朝日という雑誌で落合先生の記事を目にしたのが先生との縁の始まりである。きさくな印象の先生は坊主頭で白衣を着用されたお写真とともに,松江温泉由来の好温性藍藻を生きた電極として太陽光から電気を取り出すという独創的な研究がその雑誌に紹介されていた。この研究は米国科学アカデミー紀要という学術誌に掲載されている。

落合先生は,岡山大学にいらしたときに院生だった柴田均先生を抜擢して,島根大学に移ってこられ,その後卒業生の澤嘉弘先生を助手として迎え入れ,3人の先生の絶妙なチームワークの生物化学研究室(以下,生化研)となった。研究熱心な学生が集まり,生化研の照明は消えることなく,不夜城化していた。他の研究室とは違い,研究費が常に潤っていて,人間的な魅力も加わり高い人気を誇っていた。最終的にこの研究室に入れたのもラッキーであった。

みなが,研究室に対して並々ならぬ愛着をもち,研究室の記念行事には驚くほど多くの卒業生が集まる。これは一重に先生方が,結局のところ,人を大切にしてこられたからに違いない。落合先生は中国文化勲章や叙勲をお受けになられたが,なんといっても一番の功績は,柴田先生と澤先生を生化研に呼んだことではないかと思っている。

結局は,人の力に勝るものはない。

落合先生は世界に3例しかない心臓手術を受けその後唯一のサバイバーとして,結局計4回の手術を経験されたという。よくここまでがんばり張った心臓もさることながら,本当にお疲れ様でした。そして,とてもとてもお世話になりました。

これからも,生前にご一緒させて頂いた経験を大切にしていきたいと思います。

ご冥福をお祈りします。

2013年10件

(株)林原の奇跡旧ブログ2013年2月4日

昨年のトレハロースシンポジウムから少し経ってから,耳にした情報によると,(株)林原は,社員を一人も辞めさせることなく,再建されたとのことです。

会社更生法の適用を受けた会社の多くは,当然のようにまず会社員を整理という名の下に,クビにしていくわけですが,今回林原は,一人もクビにせずに立ち直ったとのことです。

それまで会社のために働いてきた個人にとっては,リストラされてはその後の所属会社が立ち直ったとしても,なんの意味もないわけで,人員の確保はもっとも最優先されるべきことだと思いますが,実際は全体のためとか,手も汗も流していない株主のためとかになってしまい,深刻な厳しい結果になります。

しかし,

林原生物化学研究所の所長をされていた福田さんが,再建の指揮をとったからこそ,成し得た"偉業"であり,"奇跡"だと思います。

その陰には並々ならぬご苦労があったに違いありません。

シンポジウムでお会いしましたが,現在は再び所長として研究所に戻られたとのことで,昨年とは別の肩書きになっていて,とてもうれしくなりました。いつも通りの私の知っている,すごいことを涼しい表情で難問を驚くべき速度で成し遂げてしまう福田さん,そして,私の上司だった太田恒孝さんやMr.トレハロースの丸田君などなつかしい研究所のみなさんとも会えてうれしかったです。

今後も,林原のみなさんのご活躍を応援したいと思います。

ソマティック・エクスペリエンス個人セッションの感想旧ブログ2013年2月12日

カテゴリ:ソマティックエクスペリエンス

先日Somatic Experiencingの個人セッションをお受け頂いた方から,その後の感想をメールで頂きましたので,ご紹介します。

↓

SEを受けて、いくつか変わったことがあったので、メールをしました。

1、視界の広がりを感じます。また、視界の広がりから、セッションを受けた時に感じた「場の中に安定して存在する感覚」を意識的に引き出せるようになってきている感じがします。

2、いままで意識に上らなかった、または上っても同じ反応をしていた過去の問題点に対して、違った反応をしていることに気づきました。

それによって不安定感はありますが、安定した中での不安定というか、とても面白い感覚を感じています。他のこともですが、特にこれは現在進行中という感じです。

3、部屋の掃除を始めました。(笑)視界が広いためなのか、空間が淀んでいることに気づいて、その日のうちに模様替していました。

4、よしもとばななさん著作「Q健康って?」の田畑さんの対談を読んだ後なので特に感じるのですが、ボディワークの全体性に対してアプローチするということの自分にとっての理解が深まった気がします。

とても変化を感じているし、また受けたいと思っています。

(掲載に関して,ご本人の許可を頂いています。)

最近,側湾症と診断された方々が旧ブログ2013年3月1日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

10年くらい前に10シリーズ終了された方の娘さんが,小学校で脊柱側湾症と診断されて,ロルフィングのセッションを受けに来られました。また,別のお子さんは,側湾症と診断され,このままでは手術かコルセットのどちらかと半ば脅されて,近くいらっしゃる予定です。

いろんなケースがあると思いますが,とりあえず侵襲的な手術を決断する前にロルフィングを試してみる価値はあります。それと,厳密にみると,万人が程度の差はあれ,側湾傾向はあります。

ロルフィングでは,脊柱のカーブを矯正するという考えではなく,下肢に十分な支えがあるかどうか?そのサポートを充実させることを先ず最初に考えます。足が捻挫や怪我でうまく支える機能が落ちていると,当然その上の骨盤は傾き,仙骨が傾くことで,その適応として脊柱は横に曲がる傾向を示します。

下の例は,小さいときに側湾症と診断されたもののそのまま過ごされた例です。

3回のセッションでかなりバランスが変わっていることがお分かり頂けると思います。この場合脊柱をまっすぐに矯正する操作的処置は一切していません。主に呼吸と足の支え,関節間の連携に焦点を当てています。ここで大切なのは,見た目の形状より,どれだけつながりがあってパーツ同士が連携しているか?つまり機能があるかどうか?ということです。

出生時の負荷や怪我によって脊柱や頭部に直接かかっているケースもあります。

この場合には脊柱周辺に注目する必要がありますが,また別の機会に。

2012年12月福島/郡山ワークショップのご感想旧ブログ2013年5月21日

カテゴリ:震災支援

昨年の郡山ワークショップに参加された方から,感想をお送り頂きました。転用の許可を頂いたので掲載します。

↓

田畑様・藤本様・浅井様

雪降る郡山にお越しいただきありがとうございました。

長くなってしまいましたが、感想を送信させていただきます。

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ロルフィング

初めて出逢った世界観。

最近、自分の中に入ってくる、感覚を大切にする世界。

震災後は、子供を放射能からいかに守るかという「戦い」を続けてきました。頑なに子供を守ろうと必死になっていた体はガチガチになって、なかなか解決出来なかった体の不調(背中と首が動かなくなってしまった)の原因がまさか、自分の心と密接につながっているだなんて、思いもよりませんでした。

今年の初夏から、ある癒しの要素のあり、子供も外で遊べるという(ちいたびJapan)というプロジェクトとの出逢いから数回の参加で、身を持って自分が内面から変わっていき、体は心が、かなり影響力をもたらしているのだとしたら、これはもうここ福島で暮らす人間としては、そこを追及していかないと根本的な元気は取り戻せないかも?!・・と思っていた時の今回のロルフィング・ワークショップとの出逢いでした。

雪の深々と降る静けさの中、はじめは緊張もあったものの、ワークが始まると、何とも不思議な空気感があって、何とも不思議なリラックス感、脱力感を味わえました。

こんな事ってあるんだなぁ〜こんなことは大切だなぁと思いながらのワークの時間でした。

行う側として最初にさせていただきました。まず自分の状態を見つめ、知る、確認する。(これは震災後全くと言って目を向けていない事でした。混乱して感情のコントロールが出来なくなると子供に泣きわめいて当たり散らしていました。)

そして周りに感覚意識を広げて行く。ゆっくりとした静かな間。

ロルファーの田畑さんも、藤本さんにも、不思議な「間」があると感じました。

だからその間を落ち着いて耳を傾け、聴く。

次にHさんから受けました。

受けた時の感触は、驚くほど

体の中の広がりが感じられ呼吸がものすごく深くなり、自分の器、体におさまりきらないほどの広がりを呼吸によって感じ取ることが出来ました。ワークを受けて行くと次第に内面からゆる〜く、心と体が重みに身をゆだねて、力が抜ける感覚を味わいました。深呼吸して気持ちよく眠りに入れるような感覚でした。

その夜は久しぶりに、眠りがとてもよく寝起きが「わ〜〜!久しぶりに寝た〜!すっきりした〜」という感覚でした。5年近く前の出産後初めてかもっ♪

確かに、確かに、体に響き渡っている体験させていただきました。

もがいていた自分ですが、次第に色んな癒しや力を借りて、感覚を大切にするという体験をもとに変わっていく状態を「あ、今日の自分はどうかな?」とか「だんだん良い方向に変わってきている」と気がつく事が増えて来ているのを感じています。

身近なお母さん達は、まだまだ抜け出せぬ不安で、何をすればいいのか試行錯誤しながら、やれる事をやりながら日々を共感出来る人と話す事で、その場の解消をしているか、それぞれの感覚の違いから、気持ちを内に内に閉じ込めて内緒で保養をしたり、気にしないふりをする暮らしでほとほと疲れてしまうから、もう・・ちょっと諦めモードや投げやりになってしまう事もあったりで、母親の心は不安定で、一体子供はそれをどれだけ敏感に受け取ってしまっているのだろうと、思います。

だからこそ、内面を見つめる事とか、本当の意味で、子供を守る為に自分の元の落ち着きを取り戻す事が今これから、ここでは求められつつあるのではなかろうかと思っています。

震災があったから、こういう色んな力をお借りして自分の事を振り返ろうとする機会を頂きました。落ち着きを取り戻す事の大切さ、自分の状態を見つめて受け入れる事の大切さ、そして、大丈夫。安心して生きて行って良いんだよ。という事をもっと身近な間で、不安を根っこから解放していい影響で広がっていきたい、そんな気持ちです。友人にも必要ではないか・・と思う方・または興味を持っている方が居るので、是非また開催をして頂けたら幸いです。

感覚は育てれば広がる。

すばらしい出逢いでした。ここにきて出逢った素晴らしい気付きを、

これからも人生で育て続けて、ここで周囲を巻き込みながら輝いて生きて行きたいと思います。 ありがとうございます。

郡山市 Sさん

郡山ワークショップ後の感想旧ブログ2013年5月24日

カテゴリ:震災支援

仙台から郡山ワークショップに参加されたYさんより,感想をお寄せ頂きました。

↓

先日のワークショップに参加するまでは、あまりに仕事が忙しくて疲れきっていて

前日は疲れが溜まったときの頭痛も出てきていたので

参加は無理かと思いいったんキャンセルしたのですが、あのときがんばって参加してほんとうによかったなあと思っています。小林さんに迅速にご対応していただいたおかげでもありますね。

本当にありがとうございました。

ワークを受けた感想は、

まだうまくことばにならないのですが、

からだがただ穏やかに存在することは、

こんなにも落ち着いて、満ち足りた気持ちになるのだなあということを

つよく感じました。

わたしたちはいつも自分の外側にしあわせ(うまくいえないのですが、心とからだか満たされた気持ちになるもの)を探しているのだけれど、ほんとうのしあわせはすでに自分のからだのなかにあるのではないのだろうか、とワークを受けて思いました。

とても静かで温かく満たされた気持ちになりました。

私の働いているまち、仙台でも

震災後たくさんのプロジェクトや考える会がありますが、

どうしても頭で考えることにかたよりがちです。こんなふうに自分のからだのなかにある力を信じることができるようなワークショップはありませんでした。

もし仙台で田畑さんがワークショップをお考えならば、

私もお手伝いしたいと思います。

そのときはお声がけくださいね。

まだ体の様子をみているのですが、

これからも変わっていくように

感じています。とても楽しみです。

今回は本当にありがとうございました。

ソマティック・エクスペリエンス体験記旧ブログ2013年7月21日

カテゴリ:ソマティックエクスペリエンス

ソマティック・エクスペリエンスの個人セッションをお受け頂いた方からご感想を頂きました。

↓

SEを体験して・2

SEを1・2週間に1回のペースでしばらく継続して体験させていただきました。SEを継続していく中で、呼吸が腹式に変化している様子が感じられました。その感じになかなか慣れませんでしたが、体はその方が楽ですし、時間の経過とともに新しい呼吸のあり方にも慣れることができました。

その他には、目に映るものの彩度が増したり、頭痛がやわらいだりといった変化を経験しました。それらの変化も、呼吸の変化と同じくはじめは慣れなくて、こんなに感じ方が変化して私は大丈夫だろうか・・と不安に思うこともありました。しかし、その不安もSEのセッション中に、今の感覚に集中し、新しい体の感覚に気づいて、そこにとどまっているうちに、自然に消えていきました。そのような変化→不安→落ち着きという体験を幾度も経験することができました。

そして、SEの体験を通して、今私の心には、心配にはなるけれど、何とかなるだろうという自分の力に対する安心感、それは自信というほどの堅固なものではありませんが、心の奥で深く確信している感じがあります。

目の前に難しい課題がある。不安もあり、心配もある。そんな時、以前の私は「きっとできないだろう」と思っていましたが、今は「やってみないとわからない」と思うようになりました。それは小さな気持ちの変化のようでもありますが、とてもはっきりとした違いを感じています。ことばのやりとりがほとんどない中で、このような認知・意識の変容が比較的短期間で起こったことは驚きでした。

身体の感覚を意識する新たな体験のそばでいつもプラクティショナーの方の見守りと導きがあったことを思います。貴重な体験をさせていただきました。ありがとうございました。

側湾症と診断された方へのロルフィングセッション旧ブログ2013年8月12日

カテゴリ:ロルフィング体験

側湾証と診断された方への参考になる貴重な感想です。

↓

先週、全セッションの感想を少しお話しましたが、お伝えしきれなかったところもあるので、こちらでもう少し詳しくお伝えしたいと思い、メールさせていただきました。

セッション中で気づいた動きの変化

・セッション2のうつ伏せの時の呼吸。

右肋骨の背中側のいつも疲労感がでる辺りが、内側からぐぐっと肺が膨らんで押し広げられて伸びているかんじがしました。

・感情が滞るところ、溜まるところ

先週少しお話ししたところですが、胸骨、特に剣状突起のあたりに集まるような気がしました。それが定かかどうかは分かりませんけれど…。そのように感じたのはセッション3~4の間の時です。今は胸骨がすっきりして、今までの常にあったもやもやが和らいでいます。

・骨盤が動く

セッション5で、仰向けで頭を左側に向けて、右足を立てていた時に、触れていない状態で頭が左に少しずつ動き、右側の骨盤が外側に傾いていったのが不思議な感覚でした。

・セッション7

頭の左上あたりに触れていたとき、左の後頭部が、湿布を貼ったときのような…冷たいとは違うのですが、その部分だけじんわりと血流がよくなるような、そういうかんじがしました。

あと、仰向けから起きて座るとき、頭全体、その周りがぼわーんと響いているような、耳鳴りのようなかんじになりました。そのときどうですか?と仰られていた声があまり耳に届かず、気づくのに少し時間がかかりました。

・セッション10

仰向けになったときにどうですか?と仰られていたとき、言葉が見つからず背中が緩んだとしか申し上げられなかったのですが、背中の台に触れている部分が柔らかく、穏やかにのっているかんじがしました。

・呼吸

全セッション、触れる場所によって呼吸の深さや肺(肋骨)が膨らむ場所が違うかんじがしました。今まで呼吸が入らなかったところが膨らむと、まだ入るところがあったんだと気づくことがありました。

セッションごとにこのようなこともお伝えできればよかったのですが…言葉に変換するのに時間がかかってしまいました。

セッションを始めてから、自分の癖に引っ張られるかんじが薄くなっていきました。長時間歩いた後や、仕事後等の肋骨や腰の疲労感が軽減しています。立っている時も、新しいバランスを見つけたような、安定して立っていられるようになったと思います。

以前にはなかった、身体の支えに安心感がでてきました。

今まで、側湾症であること、自分の力だけでは改善が難しいということ、また目に見える形状も、長い間受け入れられずにいました。

身体のことを受け入れ、安定したバランス・状態を維持できるような身体にしたいと思い始めたタイミングで、ロルフィングを受けることができて本当に良かったです。(選択肢にはありませんでしたが)今まで手術を選択しなくて良かったと思っています。

有難うございました。

今後は、身体の変化の様子を見ながら、(セッションの間隔など)ご相談しながら続けていきたいと思っています。

モノビジョン?旧ブログ2013年9月14日

カテゴリ:ロルフィングによる変化

セッションの仕上げの段階で,右側のキネスフィア小っさいなあ,と感じたので,右眼を多く使うようにワークしたところ,受け手の方が,眼科医から,老眼対策として効き目で近くが見えるコンタクトレンズ,反対側は遠くを見るためのコンタクトレンズを着用するようにしていたことに気づいたとのことです。

最近,流行の方法らしいですが,

これだと,視覚を通しての,空間認識や身体のバランスに影響がでるのにな〜。

首の緊張はその影響かもというと,目から鱗,といってましたが,目からそのコンタクトレンズ外した方が,身体のバランスにはいいです。

利き目は元々あるけど,その差異が大きくなりすぎると,オフバランスになります。はっきり焦点を合わせて,文字を認識するような視覚と,周囲の動きを感知するような視覚とは,脳の使う領域が異なります。後者は空間認識や動きの中出使う重要な役割があって,より原初的な使い方になります。ここをオフにするような使い方を強いると,全体のバランスとしては,デメリットが大きいと思います。

老眼ならシンプルに老眼鏡がいいと思います。

雑誌ソトコトに投稿記事掲載旧ブログ2013年11月15日

カテゴリ:健康

雑誌ソトコトに,アリゾナで行われたRolf Institute の教員向けに行われた Peer Seminarに参加した時の体験レポートを掲載して頂いています。

ジェフリーメイトランドとの出会いや旧知の先生方の交流は非常に密で充実した時間でした。

豪華教授陣の前でデモンストレーションする機会もあって,エキサイティングな瞬間もあり,時差ボケてる暇もないまま帰国しました。

ジェフリーの触れないロルフィングも興味深く拝見!

共鳴することの多い,尊敬できるロルファーでした。

また来年春この続きがあるようです。

Somatic experiencingの個人セッション旧ブログ2013年11月28日

SE (Somatic experiencing®)のセッションは面白い。クライアントの方が抱えている問題を扱うのではなく,身体の叡知にアクセスすることで,受け手自身が解決し,前進するのを助ける。

筋書きやマニュアルは存在せず,開始前にはどうゆう展開になるのかさっぱりわからなくても,受け手から出される情報が手がかりになっていく。

先日は,Rolf Movementで使う手法が有効だった。視力に頼らない方向づけの動きをしてもらうことで,全く新しいセンセーションや動きの質の変化が引き出された。

知っているものをその時,全部使う,タイミングがずれれば,何も起こらない。

結局,今起きていることを注意深く観察することが重要なのだ。

2014年11件

小保方さんの偉業 (万能細胞簡単作成)旧ブログ2014年2月1日

カテゴリ:日常

科学雑誌として有名なNature誌に,小保方研究員をリーダーとする理研グループが,"外界刺激が誘導する体細胞から多能性細胞への運命転換",の記事を投稿した。

この発表にインパクトを受けるのは,これまでの生物学の常識を覆していることである。まず,DNAからRNAを経てタンパク質に向かうセントラルドグマが根幹的流れであって,レトロウイルスやプリオンの例はあるとしても,あくまでマイナーな現象として捉えられている。つまり,遺伝情報に直接影響を与えない限り,大きく何かをかえることはできないというのが定説である。山中先生のiPS細胞の作成も発想としては,もっとも上流にあるDNAに働きかける点で,大きな潮流に逆らう発想ではない。動物細胞は植物と違って,一度分化が進んで運命が決定した後のつまりcommitされた細胞は,分化の方向性を変えることはできないという生物学の常識からすれば,細胞の運命を変えられることなど,環境がどうあれ,無理と考えられてきた。

しかし,小保方氏らの発表は,環境ストレスによって,すでに運命づけらている細胞が,なんと初期化され多能性を取り戻すことができることを示した。しかもそのストレスとは,弱酸性に30分程度されされることとある。 ここで興味深いのは,その発見に至る最初の段階で,細い毛細管ガラスに細胞を通すと初期化が起きているかもしれないとperceiveしたことがすばらしい。初期化の最適条件を探すうちに,弱酸条件が見つかったというが,毛細管を通すTriturationや,細胞膜に傷をつける操作でも初期化が起こることが示されている。

この細胞への機械的な刺激が,初期化する程の変化をもたらすというのは驚きであると同時に興味深い。なぜならロルファーのタッチは,常に機械的な刺激を細胞の集まりである組織にもたらしているからである。

これまで調べられていないだけで,思っていたよりもはるかに多くのことが,機械的な刺激を含む外的要因で,細胞内にさまざまな影響を及ぼしている可能性があると想像が膨らむ。

この論文の特徴として,extended dataが満載である。最初に受理されなかった時点で,徹底的に元の試料の幹細胞のコンタミ(混入)の否定のために膨大なエネルギーと時間が費やされていることが伺える。Live imagingを使った手法は見事だし,,実際にSTAP細胞が万能であることを示すためのキメラマウスの実験や,さまざまな種類の細胞が弱酸処理で初期化を起こすことの証明実験,多くの協力が結集しているのを感じる。結論を示すのに十分なデータがすでに揃っていたはずだが,生物学の根幹の常識を覆すには,それだけ外堀を埋めるだけ埋めた膨大なデータが必要だったということだろうか。

とにかく,再生医療という応用につながっているけれども,生物学の根幹に関わるすばらしい仕事に感動しました。ありがとうございます。

機械的刺激がどのような作用機序で初期化をもたらすのか興味は尽きない。機械的センサーとしての一次線毛や,細胞骨格との関連も明らかになっていくと思うと,ますますこのトピックから目が離せない。

小保方氏を始め研究チームの方々が,マスコミ対応や雑務の多い役職についたりして研究に支障が生じることがないように周囲が配慮されることを切に願う次第です。

STAP細胞について思うこと旧ブログ2014年4月2日

カテゴリ:日常

アリゾナ出張から戻ってみると,世紀の大発見が大変なことになってた。まるでスキャンダル扱いではないか。

STAP細胞について思うのは,機械的な刺激や酸処理のような外部からのストレスによって,体細胞が初期化するような劇的な変化への可能性があるのか,どうか?ということ。

論文の序文や主張したいことの説明のために使った周辺の記述に不備があったとしても,本質的なことではない。

実験の質として,マウスの週齢によって,実験結果が左右されるとすれば,元々デリケートな実験系だとも考えられる。だとすれば,再現性を出すには,何か見落としがちなコツが含まれているのかもしれない。

ここでおかしいと感じるのは,研究所という組織や共同研究者が,小保方さんを守ろうとする姿勢が全くないこと。

まずは,上司が再現性が得られるまでの時間をきちんと確保し,全力で協力・支援しようとするのが,チームというものではないだろうか?

風向きが悪くなった途端に,保身を優先しているように感じる。また,マスコミもスポットライトを当てた後は,今度はスキャンダルネタとして,視聴率を稼ぐ。研究費の争奪のために,不備をつついて政治利用しようとする輩。

日本は,間違いを許さない風潮が強すぎる。一つの非で全部が否定されてしまいがちだ。

小保方さんの中に,STAP現象が起こるという確信があるのであれば,周囲はそれを支援して,うまく再現できない理由を明らかにして,さらに前に進んでほしいと思う。

小保方さんの姿を拝見する限り,人を騙したり,不誠実なことを故意に行うタイプの人間ではないと思う。

周囲の思惑で,志高い一研究者を潰すようなことがまかり通ってはいけないのだ。実験自体に誤りがあったとしても。

コピペは,凶悪犯罪か?旧ブログ2014年4月12日

カテゴリ:日常

論文の中のコピー&ペイストが話題になっているが,そもそもそれは凶悪な犯罪なのだろうか?

論文の構成の中で,最も主張したい箇所以外は,他の研究の流れや参考にしている引用に由来するものであるから,そもそもその部分に関しては,元々他の研究者の考えの混合物である。それを巧みに体裁を整えて,文章を構成することになるが,要は頭の中では,コピーとペイストしながら,それを編集していることになる。一から自分で考えたことを論文にすることなど不可能である。 巧みに引用した文章の単語を入れ替えたり,編集することで,コピペ検出ソフトの検閲を免れることは可能かもしれないが,コピペをそのままするか,巧みな編集が行われるかどうかの”ちょとした違い”のように思える。

自説の説明のための周辺はどうあれ,著者の主張となる核の部分にオリジナリティが確保されているかどうかが,ポイントであり,革新的な新発見の結論がゆるがないのであれば,その功績の方に注目すべきである。

枝葉の部分での体裁?に対して,捏造や不正という凶悪なレッテルを貼ってしまうのは明らかにおかしい。

意図的に悪意を持って罪を犯す人間かどうかは,顔を観れば明かである。

再現性がないと威張ってないで,学ぼうという気持があるなら謙虚に門を叩け!旧ブログ2014年4月21日

カテゴリ:日常

STAP細胞の作成の再現性が第3者から得られていないという。

別に珍しいことではない。結局生き物を扱う細胞生化学の実験なら,いろんなノウハウが含まれるのは当然である。そのすべてをネイチャーのようなmaterials and methodsにあまり欄を割けない論文に盛り込むこと自体無理なことである。

別の研究機関でそれが再現できないというが,どの段階でつまづいているのか?が明かでないと,

ただ,実験が下手である,かもしれないし,とにかく,うまくできないことを偉そうにいうべきではない。

ましてや,再現できないからといって,元の論文の信憑性がない,といいきってしまうのは,科学的ではない。

すばらしい可能性のある成果をあげた(かもしれない)研究に対して,そのそもその実験を"利用"できるだけでも有り難いことなのに,研究者が血のにじむような時間と努力に対しての敬意がなさすぎる。

本当にその実験の成果にあやかりたいのであれば,その研究者は,高いところからではなく,学ばせて頂くという姿勢で,その研究室の先生の門を叩き,

"どうか私の実験能力ではどうにもならないので,一からそのやり方をご教授願えませんでしょうか? "

と自ら足を運んでお願いすべきことなのではなかろうか?

だいたい,論文読んだだけで,その実験がうまくいくだろうと思うこと自体傲慢。

ちょっと昔なら,まずその研究室に数週間お世話になるのが当然だったはず。

できないなら,頭を下げて習いにいけばいいし,その姿勢がないのもおかしいと思う。

再現できない理由を外に求めるのか?それとも内側に見出そうとするのか?

学んでもいないのに,学ぼうともせず,

せっかちに結論を出すべきではない。

売れていることが基準に??旧ブログ2014年6月26日

カテゴリ:日常

最近の広告,宣伝をみると,やたらと,売り上げNo.1とか,販売総数XXとか,よく目にする。

いうまでもなく,よく売れているものは,買う人が多いというだけで,いいモノかどうか,は別である。

ちょっと前の毎日新聞に,パイオニアの技術者が退職した後にベンチャー企業を立ち上げ,SPECという音響メーカーを立ち上げたという希望あふれるいい話が載っていた。音にこだわって開発を進めたところ,価格が通常日本で出回っているアンプよりかなり値が張る商品になってしまったのだが,海外のユーザーだと,音がいいなら買うので,どんどん売り上げは伸びているとのことである。

このモノがいいから買う,いいモノはいい,という発想が日本に乏しい。いいかどうかは,自分で触れて使って確かめてみなければ分からないが,それ以前によく売れてますから,という宣伝文句で購入しているとしたら,もはや危ない。自分の感性を放棄して,他者に決断を任せていることになる。

プラクティショナー選びもまた,自分の感性で決めるのではなく,なんとなくあの人経験年数が多いから,とか何々の資格があるから,とか,雑誌で見かける,とか,そうした周辺状況だけで,決めるのは,ちょっと待った方がいい。

感性やカンを大切にしようとする選び方を始めることから,すでに何かが変わってくる。

STAP 報道は松本サリン事件報道と同じ旧ブログ2014年7月5日

カテゴリ:日常

松本サリン事件の容疑者に仕立てられた,被害者である,河野さんは

「警察は証拠ではなく経験に基づく捜査を行い、記者は警察から得た情報だけで誤った記事を書いた」

と批判している。

STAP論文問題は,

「理研の調査委員会は,不十分な調査から結論を導き出し,記者は組織から得た情報だけで,偏った記事を書いた」ことになると思う。

80以上ある画像データのうち,3つの画像の取り違えであれば,修正すればそれでいいではないか。再現性があるかどうかは,ゆっくりその結果がでるまで待てばいい。

仮に5つミスがあっても,80のうち75はヒットしているわけだから,野球の打率でいえば,9割を超えている。3割バッターの3倍だ。 サッカーの報道もおかしいぞ。相手がある競技は,相手がより強ければそれで負けてしまうが,決して怠けていたり気力が足りなかったわけではない。首謀者を特定し,やり玉に上げる。酷いやり方じゃないか。

また,

マスメディアは,一般人である一若手研究者のプライバシーや尊厳を踏みにじるような報道や番組編成を行い,科学の結論とはおよそ関係のない情報を反復して,個人攻撃を繰り返し,中にはその情報にしか触れていない一般通行人に感想を求めるような意味のない報道から,悪意あるイメージを作り上げる結果をもたらしている。

権威ある組織から得た情報を,考えもせずにそのまま伝え,対する一研究者の主張をほとんど取り上げない偏りや,ミスを不正やねつ造という悪意ある表現に変えるなど,そこには人としての思いやりのかけらも感じられない。

いったいこの報道姿勢は何のためなのか? 個人攻撃を報道の自由を振りかざして,何の意味があるというのだろうか?

芸能人の薬物問題の取り上げ方や,STAP報道も報道の割合が大きすぎるのも気になる。それより,集団的自衛権の問題はそれよりはるかに優先されるべき内容ではないだろうか?

つまりは,信頼しうるソースから情報を得るしかない。

そんな偏った情報ばかりではない。

武田先生のような,reliableな情報と考えを公開してくれている有り難い存在もいらっしゃる。

http://takedanet.com/2014/07/stap_5307.html

先生のコメントを読むと,希望が湧いてくる。

セッション料金を戻します旧ブログ2014年7月12日

カテゴリ:お知らせ

2012年10月に,一旦セッション料金を下げていましたが,2万円だったセッション料金に戻します。

震災や放射能等で社会的気運が下がって,さらに景気が落ち込んでいる印象があったために,できるだけ多くの方にセッションを受けて頂きたいという気持ちから,料金をここ2年ほど1万5千円に設定していました。(約10年前の設定料金です)

ここにきて,景気もそこそこ回復傾向にあり,元に戻してもいいと思ったので,戻すことに決めました。

ただし,継続して受けて頂いている方や,こちらで10回シリーズ終えた方には,1万5千円で提供します。

それと,スポーツ選手,アーティスト,演劇など芸能関係,同業のロルファー,医師・看護師,障害者手帳をお持ちの方,お子さんには,優遇させて頂き,1万5千円で最初の10シリーズもお受け頂くことにしました。

何卒ご理解の程,よろしくお願い申し上げます。

田畑拝

STAP論文に対する報道不正について旧ブログ2014年7月22日

カテゴリ:日常

7月21日毎日新聞のSTAP論文 ”疑義のデータ削除”の記事は不適切な報道である。

そもそも受理されなかった論文を改訂して別の雑誌に投稿することはあたり前である。

これはデータが疑義だから行う行為ではない。

データを元に著者がいわんとすることを展開していくわけだが,その筋にそぐわないデータを敢えて載せることをしないのは極めて自然なことである。それは改ざんとか,事実をねつ造しているとかいうレベルの問題ではない。

受理されなかった論文を不正入手してそれを公開する行為こそが問われるべきである。

ES細胞をコントロールとして,万能性に関する遺伝子の発現を経時的に示したグラフでは,0日では全く発現しなかった遺伝子が,3日目以降発現しているという事実には変わらないわけで,通常期待されるような経時的に発現量が増えたり安定するような結果が必要だとは考えられない。 また,イメージとしてグラフを適当に掲載しているように見えるが,そもそも,標準偏差の帯が載っていないため,それは測定誤差の範囲内かもしれないが,これだけでは判定できない。

いずれにしても,通常発現しないはずの遺伝子が,3日目以降発現しているというだけで,そのデータの意味はあるわけで,STAPが誘導されたという結論を打ち消す材料にはならない。さらには,10日,14日の遺伝子発現量が不安定だったとしても,疑義といわれる筋合いのものではない。

また,実名が示されない〜関係者のコメントなるものが度々引用されているが,あらかじめ,小保方氏をまるで悪者に仕立て上げるようなストーリーありきで,匿名で集めた情報でそれをかためるような手法は,少なくともフェアなやり方とはほど遠い。

毎日新聞の表にでないような地道に頑張る人たちを描いた”ストーリー”はいつも読み応えある記事だし,文芸関係にはすばらしい社員の方々が揃っている。しかし,須藤桃子記者をはじめとする科学部の科学的とはいえない論法や取材記事からは,残念ながら執拗な個人攻撃としか読み取れない。

即刻,このような取材を科学部は辞めるべきだと思う。そうでなければ,毎日新聞全体の印象が悪くなってしまう。それはとても残念なことである。

これに関しては,武田先生のコメントが一番的を射ている。

武田先生のコメント

http://blog-imgs-65.fc2.com/r/o/l/rolfing/201407220105447b5.jpg

武田先生のコメント

有益な情報や考え方を共有すること旧ブログ2014年9月7日

カテゴリ:日常

科学のすばらしいことは,権威やお金とは関係なく,その場において,研究者は平等にディスカッションできることである。正論であれば,ステイタスが上であっても,喜んで訂正しその意見に敬意を払う。そこには利害関係や村的な人間関係の不和を懸念して,発言を控える必要もない。

したがって,研究者の良心とは,自分の得た有益な情報は喜んでシェアし,さらに周囲からも独自の研究から得た情報を参考にしながら,全体として発展することができる。とすれば,論文を発表するという行為は,善意から生じていることになる。

最近論文を読む機会はめっきり減ったが,その順番は,(要約)→結論→考察→方法と材料である。論文を選んだ段階からすでにその研究者の研究やその分野については知っていることが多いので,冒頭の緒論は読まないことが多い。つまり,緒論は全然重要ではないし,誰かがどこかでいっていることを参考に巧みに編集する作業がほとんどだと思われる。

STAP問題でよく焦点になる,コピー&ペーストだが,全然重要ではない,”緒論”の部分に関して,大抵の研究者の大半は編集作業をしているだけであって,これを”不正”という強烈な悪意ある罪として報道する姿勢はおかしい。かえって,多くの研究者が意識的あるいは無意識的に行っている編集作業を省いている無駄のない行為ともいえる。論文の一番大切なことは,その研究の革新性であるから,枝葉末節にミスがあったとしても,固定概念が覆る可能性のあるデータが,仮に一つあるだけでも,革新性や新規性のインパクトは大きい。

再現性にばかり大きな注目が注がれているが,すこしでも可能性があるなら,ゆっくり時間をかけて,実験的な手法を細かく記載する別の論文で公開すればいい。

STAP問題では,この現象を肯定する側の意見が全く報道されないが,まず理研の社員は会社の方針に逆らうような意見はいえないだろうし,あらゆるムラ的なしがらみを排除して正しいことを発言できるのは,武田邦彦先生くらいかもしれない。

コピペなんていいじゃないか!と堂々と言った場合に,過去の論文の引き合いにだされたり,教育者がなんてこというんだ,なんてことになって,やぶ蛇になりかねない。結果的に今の状況では,研究や医療ビジネスとは関係のない人間しか,小保方氏をサポートする発言はできない状況にある。

日本の科学報道には,科学の本質から外れるような内容は報道しないように,米国の「AP(Associated Press)スタイルブック」のような基準が存在しない。報道側はすでにここから逸脱しているを分かっていながら,偏重かつ個人攻撃につながる報道を続けてしまった。しかし,いかに架空の不正の度合いとその印象を大きくすることによって,自分達の過ちを薄めようとしている。

先の再現性実験の中間報告を大きく取り上げたのもその手口と思われる。会社のプロジェクトの上司が自殺して,普通の状態で仕事にすぐ復帰できるだろうか? 外野も意味のない実験は止めるべき等の意見を掲載しているものの,その反対の意見は目にすることができない。

しかし,こうした偏重報道についても報道関係内でそれを訂正しようとする動きもない。多かれ少なかれ,おおよそのメディアが,米国の「AP(Associated Press)スタイルブック」にあるような基準から外れたことをしてしまっているから,それを隠そうとする方向性しかなさそうだ。

いずれにしても,革新性のデータをシェアしたいという研究者の善意から生まれた行為に対して,”不正”という言葉はふさわしくない。むしろ,固定概念を打ち破るチャレンジに対して敬意を払うべきだと思う。

外的要因によって遺伝子が初期化する可能性があるというだけでも大きなことなのだ。

コンタクト旧ブログ2014年10月15日

カテゴリ:ロルファーとして

9月は,Carol先生のBiodynamicsとRolfing Manipulationのクラスをアシスト。

Carolからはいつも学ぶことが多いのですが,今回は,特にクライアントとコンタクトする,ことについて再考させられました。

片山先生とのコラボワークショップなどを経て,内的感覚とつながり,ニュートラルな状態を探求してきたが,次のテーマが浮上。

つまりそれは,楽な状態で受け手とコンタクトする,ということ。

たぶんだけど,西洋人と東洋人,あるいは,個人と個人で,人と人との距離や間合いの取り方が異なる。

だとすれば,心地よくいられるための距離は,その都度変化するはずで,西洋でトレーニングを受けたままの感覚で接するとそのままうまくいかないだろう。

身体の構成要素は共通しているとはいえ,西洋文化と異なり,日本的な繊細さや,間合いの大切さに元々注意を払ってきた文化に基づいた上でのコンタクトを考える必要があると考えられる。

より精妙な空間認識や感覚を用いる日本人としての感覚は,西洋発祥のボディワークをさらに発展させるポテンシャルを秘めていると思う。

思考停止・身体感覚ゼロ旧ブログ2014年12月17日

カテゴリ:日常

自分の周りには,まったく現アベ政権を支持していて,原発再稼働よしとしている人などいないと思っているが,それは残念ながら少数派なのかもしれない。

政治はひどい。一票投票するエネルギーがどれほど反映されるか,それが報われるかどうか,そんなことはわからない。

しかし,そのわずかな希望を託せる選挙権を放棄するとしたら,原発再稼働Yes,基地問題もYes,原発で訴訟しても必ず負けてしまうことにYesといっているのと同じで,この体制をより強固なものとする動きに賛同していることになる。

責任とは,状況に対して反応できること。

どこかの党に属しているからとか,経済の団体に属しているから,とかのその理由だけで,何が起きているのか?考えもせず,違和感も感じず,それはもはや,お金最優先の人間性を失った思考停止状態だ。

それらのことをよしとする人に果たして身体感覚はあるのだろうか?

健全な身体感覚があれば,なんらかの違和感を感じ,現体制を支持することはありえないと思うのだが。。。

Library / ブログ・アーカイブ

ブログ・アーカイブ2015〜2018年(141件)

旧ブログ(2005〜2015年)とrolfinger.comのブログ(2015〜2026年)の記事を、年ごとにまとめています。題名をクリックすると開きます。

2015年53件

FC2ブログを終了し,心機一転旧ブログ2015年1月14日

カテゴリ:お知らせ

ここ数年,セッションをかなり詰めて仕事をしたせいもあって,

身体に対する気づきにかんする投稿が少なすぎたことを反省しています。

また,FCブログの商業的宣伝に囲まれたデザインもうるさすぎて,

自分にフィットしない感じが強くなってきたので,やめることにしました。

身体中心でコメントするブログを新たに開設しましたので,以下お知らせします。

こちらで引き続きよろしくお願いします。

rolfinger.com/blog/

ブログ開始?!rolfinger.com2015年5月3日

レンタルサーバーを引っ越しして,気持ちも新たにまっさらな状態から開始しようと思います。

1998年4月30日にロルファーとして認定され,先日の同日時を持ちまして,17年目に突入です。キャリアとしては,先達が30年以上はざらにいらっしゃるので,まだまだ新米として新たな気持ちで臨む所存です。

ウィリアム・レーネンさんとrolfinger.com2015年5月8日

来日する度,レーネンさんのセッションを受ける機会に恵まれています。

サイキックでスピリチュアルな方々はたくさんいるけど,信頼できる情報を提供してくれるのは,全体の比率からすると,ほんのわずかです。

レーネンさんの情報はいつも正確でそして厳しく,温かい。

自分の今のワークの鍵である,心地いいところからワークすることに,ずっとレーネンさんは後押ししてくれました。

身体が決していい状態とはいえないのに,毎年ハワイ島からはるばる来てくれるその情熱にいつも感謝しています。

片山洋次朗先生とのコラボワークショップrolfinger.com2015年5月16日

今回で5回目となる片山先生とのワークショップ。毎回楽しい体験です。

空間に対して働きかけるという斬新な内容にも関わらず,参加者のみなさんが,違和感なくついてきてくれるのも驚きでした。参加者どうしでペアを組んでの交換ワーク後,みなさんいい感じになってるのを観るのはいつもうれしい。

息子さんの活之さんの最後のコメントもとても感動的でした。お父さんへのリスペクトを忘れず,でも自分に正直であろうとする姿勢は,いつも真摯に受け手と向かい合っているからこそ,なのだと思います。

違う切り口から入っているようで,片山先生の身がまま整体とYieldワークベースのRolfingワークには,驚く程の共通点があります。それぞれを別の視点から眺めると,それぞれのワーク自体が立体的な解釈となります。無意識でしていることや当たり前にしていることに,秘密やコツが隠れているのだけれど,それが表にでることで,ワーク一つ一つの意味合いがまた変わってくる。そんな発見がいくつもできる貴重な時間です。

片山先生ありがとうございます。活之さんもありがとう。

アシスタントの鹿野さん,安西さんありがとうございます。

それから,このクラスを企画取りまとめてくれている藤本靖さんに感謝です。

キッズ・ロルフィング@代官山rolfinger.com2015年5月22日

アイダ・ロルフ博士の生誕を記念して,各地でロルフィングのイベントが開催されました。私達6人のグループは,5月17日日曜日に子供さん対象で行うキッズ・ロルフィングをすることになり,三浦正貴君がオーガナイズを率先して引き受けてくれました。告知から募集・受付まで時間とエネルギーを使う仕事,こういう地味な積み重ねで徳を積んでいるに違いない,ありがとう三浦くん!

子供さんへのロルフィングは,通常の枠と異なり,大変な勉強になります。気分に正直なので,間合いの取り方やコンタクトするまでに時間がかかったり,結局のところ決められた時間の中で,できることをしていく。今まで何を学んだかとか,いつも何をしているとか,肩書きとか,そういったものが子供には関係ないので,素の状態で向き合って今に集中するしかありません。

小さいお子さんは特に,大人から通常得られるような言葉のフィードバックは返ってこないので,観察力をフルに使って身体からのかすかな情報を頼りに進めることになります。

今回は親御さんも含め5人の方にワークしました。その中でお一人障害を抱えるお子さんを担当したのですが,少しでの何かのプロセスが進んでくれたらいいなあと思います。お母さんの期待とかこちらで出したい結果とか,周辺のことはその時身体が求めることとずれていたりします。何かしら次のセッションに橋渡しできればそれでよかったのかもしれないし,お母さんも気づかないような微かな変化がもたらされたかもしれない。とにかく,それはそれとして,やったことにOKを出してクローズするしかありません。

こういうことはとにかく続けていくことが大切なんだろうな,という気がします。

キッズ・ロルフィングは,自分のワークを見直すいい機会になります。

ロルフィングセッションのデモンストレーションrolfinger.com2015年5月27日

ロルファーの三浦正貴さん,大久保圭祐さんと共に開催したロルフィング説明会。

今回ご参加頂いた方に対して,実際のセッションのデモを担当しました。

最近の傾向としては,空間との関係性を扱うことが多くなり,そのワークが反映されたデモ内容となっています。 筋膜構造を直接的にしっかりしたタッチで扱う,というベーシックなテクニックは用いず,変化がひきだされるような場を整え,内側からの反応がでてくるのを待ち,見守る,なかなか実際にどうように働きかけするのか,言葉で伝えるのは難しいですが,動画を見て頂くのが手っ取り早いです。

むち打ちからの回復には,知覚からのアプローチがとても重要です。

全長約45分,説明しながらのセッションでしたが,Rolf Instituteからの指示により,セッションは30分以内に収まるように加工しています。主に見守って待つ時間をカットして編集しています。

youtube

今年4月のRolf Movementワークショップ in Santa Cruzrolfinger.com2015年5月31日

今年の4/1〜4にカリフォルニア州サンタクルーズで,私のワーク(Yielding work)を紹介するワークショップしたときの写真です。

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クラスルーム[/caption]

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クラスルーム外観[/caption]

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第6セッションのデモンストレーション中[/caption]

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第6セッションの実習[/caption]

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セッションの実習[/caption]

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交換セッション中[/caption]

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交換セッション - パノラマ[/caption]

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最後にサークルとなって,日本酒をまわしているところ[/caption]

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最終のクラス集合写真 カナダのトロント,コロラド,ノースキャロライナ,シアトル,ニュージャージーなどなど様々な場所から集まってくれました。[/caption]

Yield: An Alternative Perspective for Effecting Structural and Functional Change  Part 2

with Hiroyoshi Tahata, Rolf-Movement® Instructor

This 4-day exploration presents new dimensions in working from the perspective of Yield. This reality reveals itself naturally when a practitioner attends to their own interoceptive state. Shifting to this point of reference establishes a field of transformation.

Yield is an active orientation and contact with the scaffold (the cellular matrix). The cell is the minimal unit of life. The cell/embryo needs to interact with its surroundings for survival and growth. This interaction is the most primal movement of life. After moving independently, the cell forms an interactive relationship with its surroundings, transforming itself toward greater "order" and a collective and functioning form, such as an organ.

Random fluctuation is irregular movement with no constant frequency.

The accumulation of random fluctuations of the cell may be important for a shift to coherency and "order". Cellular motility transforms into the collective form by accumulating the signaling of random fluctuations. These fluctuations serve the purpose of promoting coherence and systemic integration. Yield underlies all other movement and supports the emergence of a coherent and motile field throughout the body, cultivating both depth and reorganization.

This training will:

1.Focus on Core session (the 5th hr to 7th hr ) of 10 series with Yielding touch.

2. Introduce new approach to cranium through mouth and nose and core space.

3.Explore connectivity of the client's body to the space around with hands-off.

4.Deepen the practitioner's ability to resonate with the field relationship arising between themselves and their clients.

Dates: April 1 (Wednesday) - 4 (Friday) 2015

Location: Subud center

Instructor: Hiroyoshi Tahata is a certified advanced Rolfer and Rolf Movement Instructor, living in Tokyo. He has worked as a research biochemist at the Hayashibara Biochemical Laboratories for 9 years where he studied megakaryocyte potentiating activity.

For more information & photos of Hiro's work: http://www.rolfinger.com/HirozWork.html

To register: contact Carol Agneessens. carolagneessens@mac.com

This workshop will be open initially to peer faculty participants. It will then be open by invitation to colleagues who have expressed an interest in Hiro's work.

サンタクルーズの思い出rolfinger.com2015年6月2日

美しい街並みのサンタクルーズ。リベラルで革新的な雰囲気は居心地がよかったです。

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サンタクルーズのダウンタウンで[/caption]

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クラス終了後サンタクルーズのダウンタウンをCarol先生に案内してもらいました[/caption]

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サンタクルーズの美しい街並み[/caption]

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サンタクルーズで一番古い映画館[/caption]

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打ち上げ なぜかSAPPOROを持参[/caption]

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お礼メッセージの詰まったカードと頂いたギフト達[/caption]

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乾杯![/caption]

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参加してくれたBethneyとLarryの夫妻は両方ともRolf Instituteの教員[/caption]

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Carol先生の家からのいい眺め[/caption]

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Carol先生の家からのいい眺め[/caption]

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宿泊先 RIO SANDS HOTEL[/caption]

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Carol先生の素敵なオフィス3[/caption]

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Carol先生の素敵なオフィス2[/caption]

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Carol先生の素敵なオフィスのグループワークスペース[/caption]

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宿近くの海岸[/caption]

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サンタクルーズの街並み[/caption]

経過を見守るrolfinger.com2015年6月8日

ロルフィング®は,特定のテクニックを指すわけではなく,全体性の回復に向かうプロセス全体を指しています。

例えば先日のワークの例ですが,第1回目のセッションで全体の圧縮が解放された結果でしたが,全体に伸びたことによって,骨盤の左右差がより顕著になっています。こうした内在性の傾向は,圧縮されたままだと表現されません。

この方は仕事の都合で6週間空いてしまったのですが,2回目のセッション前に撮影したのが一番右の写真です。首が伸びた変化は保持されていて,セッション直後と骨盤のバランスが変わって水平性が得られています。

矯正的な考えの元に行う施術だと1回目直後の結果を正そうとして,左右差がなくなるようにさらにワークするかもしれません。しかし,そんな必要はないのです。身体が次にどう変わるか見守る時間があれば,より自分でバランスを探そうとするので,邪魔をしないのが一番です。

Less is more !rolfinger.com2015年6月10日

ロルフィングには,「Less is more」という言葉があります。

介入が少なければ少ない程,得られるものが大きい,という例えです。

なるべく多くのことを長くサービスすれば,提供する側の「何かをしてあげた感」を満たすことはできるかもしれません。

受け手としてのリクエストもあるでしょう。

全体性を捉えた流れに沿っていれば,外からの介入が少ない程,受け手の自発的な変化を邪魔せず,必要なプロセスを必要なだけ完結できるのです。

アーティストの方へのワークrolfinger.com2015年6月15日

先日,転倒した後,ひどくバランスを崩した海外のアーティストの方にロルフィングする機会がありました。

久しぶりにお会いしたのですが,かなり印象が変わっていて,弱っているご様子。ねん挫を伴って,転倒直後は動くこともままならなかったそうです。

転倒は,予想以上に生体のダメージを与えます。問題は,傷が完治して炎症が収まっていても,身体が転ばなないように常に身構えている,つまり警戒モードが未だに解除されない場合が非常に多いことに気づきます。

その制限は,組織も含め,むしろ知覚に由来しています。過去は大変な危険があったにせよ,今はとりあえず,足場は確保されていて,支えることもしっかりできることを,頭ではなく,身体として納得しなおすことが大切です。

イールドの技法は,安全な場と支えられるという状態を再認識する助けになり,囚われた身体に,もう一度快適さを取り戻す機会を与えてくれます。

セッション後,視野が広がり,慢性的な首の痛みも軽減し,気分も落ち着きを取り戻したとコメントされていました。

コミュニケーション力rolfinger.com2015年6月17日

もちろん,この能力は大切です。

けれど,黙して語らず,といいますか,そういう感じを大切にしたいと思っています。

とかく過度に表現優先傾向が強くなっているような風潮を感じるからでしょうか。

言葉によるコミュニケーションの底にあるのは,ジェスチャーだったり,顔の表情だったり,もっとその底にあるのは,身体の向きや距離の取り方が対面している人との関係性があります。

もっと元をたどると,対人ではなく,周囲の環境との関係性,空間に対する感覚,それと重力との関係性が,根深いパターンとして無意識に作用しています。

ここに変化が生まれる時,すべてがちょっとづついつの間にか変わってきます。

表にわかりやすくでている表現の底を支えているもの,ここに重点を置くのが,ここで提供しているプラクティスです。

ソマティックな領域では,言語化以前のものを大切にしています。はっきりと語られるメッセージの背景にあるものにアクセスすると,あまり言語を司っている領域ではないところに自分が入っていくため,無駄な言葉を発せずにワークに集中することが多くなります。

アファナシェフさんのピアノ演奏rolfinger.com2015年6月26日

トッパンホールでピアニストのアファナシェフさんのコンサートに行ってきました。

彼のプレイは特別で特徴的です。

動きは,指を立てることなく,鍵盤に水平に保っていることが多く,上体の動きも静的です。なのに,音が小さいわけでもなく,どこかが固まっているわけでもない。

観察していてわかったことは,指先にまでコアからのつながりがあること。空間に対しての広がりもあって,鍵盤にだけ集中したりむだな動きもありません。

筋肉をどう動かして,どうこうすることを超えていました。

感動しました。クラシックもいいものはいいです。

Rolf Instituteのサイトのリニューアルrolfinger.com2015年7月22日

米国The Rolf Instituteのサイトのリニューアルの準備が進んでいるようです。驚いたことに,そのフロントページのスライドショーに私の写真が使用される模様。昨年のアリゾナ州フェニックスで行ったセミナーで,上級教官のJeffery Maitland先生にワークしている写真です。

Carol先生に私のSigma DP1 merrelで撮って頂いたものですが,なんと光栄なことか,今年の秋には公開されるようです。

Rolf Journalに私のインタビュー記事がrolfinger.com2015年8月3日

一昨年から今年の米国でのワークショップに参加してくれたロルファーの一人が,インタビュー記事を書いてくれています。Rolf Instituteの機関誌に掲載予定ですが,生徒側の立場から,私が行っている技法,The Art of Yieldを体験を通して解説してくれる模様です。

その過程で,The Art of Yieldの成り立ちについて質問されて,いろいろ記憶を辿って,その過程を思い出すことに意外と時間がかかりました。正直に答えてしまうと,差し障りがあることも思い出したのですが,せっかくの機会なので,なるべく全部を表現することにしました。

よくこのワークで変化するけど,どうやって作ったの?と聞かれることもしばしばあるのですが,十年以上かけて作ってきたこともあって,記憶が散らばっていたのですが,今回まとめるいい機会をもらったと思っています。

Yieldingワークを実践する上で参考にして頂ければと思います。

今年の7月の引越が終わった後,インド滞在時も含めて,ほとんどそれに費やしたけど,充実した時間でした。

そこには,偉大なロルファー達との交流やそのタイミングでお越し頂いたクライアントの方々との個人セッションの体験の蓄積が,The Art of Yieldの形成に大きく影響を与えています。

ベイエリアで活動しているKathyがどんな記述をしてくれるのか,今から楽しみです。

ロルファー以外の方にもRolf Movement認定トレーニングがrolfinger.com2015年8月3日

米国Rolf Instituteの新しいプランが発表され,ロルファー以外のプラクティショナーにもロルフ・ムーブメント™認定コースが受講できることになります。

これまで,ロルフ・ムーブメント™認定コースは,Rolfingトレーニングを終了してはじめて受講できる条件がありましたが,それが変更される予定です。

といっても1990年くらいまで,Rolf Movement 認定はロルファー認定トレーニングと独立して存在していたのですが,今回また元の体制を復活させることになります。

今,Rolf Movementの教授会を中心にそのカリキュラムの枠組を作っている最中です。

Rolf Movementは,知覚をフルにつかう繊細なワークですので日本人向きともいえます。

私もファカルティとして,アイディアを出しながら,日本でもそれが可能となるよう進めたいと思います。

まだまだ,体制も整っておらず,検討しなければいけない項目も多く,お問合せ頂いた際に対応できる段階ではありませんが,時期,内容について固まってきたら,お知らせしたいと思います。

教えるということrolfinger.com2015年8月3日

いろんなタイプの教え方があると思います。

自分の場合に当てはめてしか,考えられませんが,自分が受けてきた教育の中で,意味があったこと,つまらなくて役立たなかったこと,いろいろあります。

まず,無駄だったなと思うのは,その先生がまず教える内容に興味を持ってなくて,もはやルーチンをこなすようになっている授業。それから教える"べき"教える"ことになっている"項目を相互の関連性を伝えることもなく羅列するだけの授業。これもひどく退屈でした。これは反面教師になってくれます。私が倣った中学・高校の先生の8割はこのタイプでした。

一方,役立った,或いは意味がちゃんとあった授業とは,先生自身がそのことに好奇心を実際に持っていることを伝えてくれた場合。それに加えて,その対象の前後や他の項目との関連性を示してくれた場合は最高です。いろいろな項目が抜けていても,その時なんだかよくわからなくても。とにかくインスパイアされれば,それでOKだと思います。

その教えをとっかかりとして興味が湧いて,自分で調べ学ぶ過程に入っていく。この点火するようなきっかけを与えてくれるのが,教師の役割ではないかと思っています。

単に項目の羅列や情報だけだったら,人間は必要ないわけで,教師と生徒,生徒間のダイナミックな相互作用でクラスは意味をなしてきます。この相互作用と生徒のユニークな芽を育もうとする恩師Carol Agneessens先生の姿勢からはまだまだ学ぶものがたくさんあります。

Rolfingに対する情熱と好奇心を失わず,常にアップグレードしながら,生徒さんがインスパイアされるような授業を心がけたいと思っています。

一貫性を持つrolfinger.com2015年8月4日

最近, self-consistancy という言葉が意識されます。

矛盾のない一貫性のある状態を指すのだと思いますが,偏っているなら偏っているなりに,一貫性がある方が見てきてスッキリします。

何かといろんなことに噛みついていく大学時代からの親友がいますけど,見た目もそのままで矛盾がなかったせいか,近くにいても全然違和感がなかった。一貫性があれば,それはそれで問題ない気がします。見せかけようとする外見と内側の矛盾があると,内側に向けば身体に負担になるだろうし,外に向けば,周囲に負担をかけるか,のどちらかでしょう。

他人のことはともかく,自分のワークがより空間との関係性を大切にしたり,快適さを重視するようになってきたので,身の回りのものや居住空間,ワークルームについてもその感覚に一致するように整えるようにしてみました。空間や場所は,厳密には誰の所有物でもないけれども,それを確保するためにある程度投資せざるを得ません。それが最終的にRolfingのセッションに影響するとすれば,必要なことです。

統合やバランスをテーマにしている限り,自分に一貫性をもたせていかざるを得ませんが,そうすることで流れも変わるような気がします。

つながりから離れる自由rolfinger.com2015年8月4日

とかく現代は,SNSなどのネットワークを通じてたやすく人とつながりやすいです。

必要があればつながるのも大切ですが,簡単につながりから離れる自由が元にないと,つながりはかえって制限となって機能しなくなる要因になってしまいます。動的につながって動的に離れることで,次に出会うべき新しい人やモノに巡り会うことができます。

シンプルに,その関係性やその人物を思い浮かべて,なにか重い感じがしたり,窮屈な身体感覚があるのなら,そこから離れるべきです。

必要のない関係性にしがみついて,無駄な時間を過ごす程,暇ではないはずです。

心臓弁手術を受けた方へのワークrolfinger.com2015年8月14日

今,心臓弁が先天的に不全だった方が,手術を受けられて,その回復の目的でロルフィングのセッションを受けにいらしています。4年程前に10シリーズを終了されていたのですが,ずっと気になっていた心臓手術を思い切って受けたとのことでした。

心臓の拍動を感じるとそれが不規則になったりするのを感じて不安な感じになるため,以前は心臓に意識を向けるのが嫌だったそうです。

思い切って手術を受けて,その影響はあるものの,心臓を感じることに抵抗がなく,健康に自信がついてきたとのことです。開胸したことで,肩の可動性も減って,手術以後,しっかり休息することが難しくなっていたようですが,それもロルフィングで肩も楽になってきて,ちゃんと深く眠れるようになってきたそうです。

なにより,ロルフィングを回復に役立てようと思ってきてくれたことや,10シリーズを終えたときより,自信がついてきていることが彼の表情から伺えるのもまたうれしいです。

必要な手術は受けて,ロルフィングでしっかり回復する。うまくかみ合っている感じがします。

Rolfing10シリーズ終了後6回のmovementセッション終了。それからしばらくして心臓弁手術を受けて再びいらしています。

ホ ・ポノポノとロルフィングrolfinger.com2015年8月18日

先日、平良アイリーンさんの新書、ホ ・ポノポノ ジャーニーの出版記念会にいってきました。私たちにできることは、記憶の再生、言い換えるとパターン化していること、これは潜在意識に刷り込まれていることから、自由になるために、記憶をクリーニングする、ということ。無意識に語りかけ、諭すように、4つの言葉を繰り返す、それがホ ・ポノポノの基本です。 記憶という制限/滞りを外していくと、可能性が開いていく、というのは、ロルフィングも同じだと思いました。

無意識の表れである身体を変えるというのは、無意識にダイレクトに働きかけるのと一緒です。その滞りが減ることで、身体を通して人間の可能性が開くのを邪魔しているものを取り去る作業は、ホ ・ポノポノと共通です。

そこで話された、いろんなことに因果関係はない、という話も印象的でした。物事には一見、因果関係があるように見えることがあるけれども、実際に何が起きているかはわからない。身体への介入によって、何が起こっているのかは、正確には誰にもわからない、無意識の中のプロセスと身体というブラッックボックス内で起こることは、実は誰も追跡しきれないし、その必要もない。だから、つい上手に説明やプレゼンができるとなんとなくうまくいった気になりがちなのだけれども、そのことにはほとんど意味がないことになります。受け手の気休めにはなっていると思いますが。。

本当の自分、言い換えると、囚われていない自由さを取り戻すには、いいと感じているものも制限と感じているものも含めて、まとわりついているものをまず手放してリセットする必要がありそうです。

インドにいってみたところrolfinger.com2015年8月28日

7月末にインドのバンガロールに行ってきました。

インドにはあまり縁がないと思っていたのですが,いってみたら,いいところでした。いいな,と思ったのは,第2外国語であるところの英語を,日本人と違って堂々と話しているところ,日本人に対して差別的なところが全くないところ,あと,時間の流れ方でしょうか。

戻ってから,セッションしてみて違いに気がついたのですが,すごく待てるようになった,ということ。

セッション中に,こちらがどんな感じか尋ねると,内側から言葉が湧いてくるまでじっくり待ってからフィードバックするクライアントの方がいるんですが,その待つ時間を意味を感じながら共有する余裕が感じられたのが新鮮でした。

思わぬインド効果にちょっとうれしい驚きです。

ロルフ・ムーブメント認定プログラムrolfinger.com2015年8月31日

Rolf Instituteの新しい方針の一つとして,Rolf Movementプラクティショナーのための認定プログラムをロルフィングトレーニングとは独立させることがすでに決定しています。

本拠地である米国のMovementの教授会でもそのカリキュラムについて検討が進んでいて,2017年から施行されることになりそうです。教授会から意見を求められつつ,日本での導入についてもゆっくり検討段階に入っています。

数年経つと,ロルファーではないけれども,認定ロルフ・ムーブメントプラクティショナーとして活動する方々が出てくることになり,その流れもまた楽しみです。

ちょっと前に,ムーブメントのプログラムが更新されて,18日間のコースから,計30日間のプログラムに更新されたばかりですが,さらに大きな流れがやってきています。 この大きな変革の時期にカリキュラムの編成に関わることができてとても光栄です。

ボイストレーナーからのロルフィング体験記rolfinger.com2015年9月2日

ボイストレーナーをされている藤本涼子さんから,体験記をお寄せ頂きました。高音域の拡張や慢性的な痛みからの改善にロルフィングセッションが役立ったようです。

以下転用させて頂きます。

→

ロルフィングを受けて

田畑先生のロルフィングの10回シリーズのセッションを終えてから時間が経ってしまいましたが、私の体験記をお伝えしたいと思います。

<ロルフィングを受けようと思ったきっかけ>

田畑先生のスタジオに初めて伺ったのは、関東へ初めて移り住んだ2014年の秋でしたが、それ以前は2009年から2014年の夏までニューヨークでボイストレーニングと、専門学校でジャズボーカルを学びながら音楽活動を行っていました。

ニューヨークに住んでいる時から、日本に帰国して東京でロルフィングを受け始めるまで約一年間ほどの間、左側の肩甲骨の下の辺りが激痛があり日常生活にも支障をきたすようになっていました。

もともと重い肩凝りやぎっくり腰で、日本では鍼やカイロプラクティック、整体、整骨院など色々なボディワークを受け続けていましたが効果が持続しなかった為、ニューヨークではたまに我慢の末にチャイナタウンの指圧マッサージに駆け込む以外は自分で自分の身体を良くしていきたいとヨガに通っていました。

しかし、思いと裏腹に、しゃがんだ時に手を伸ばして物を取ろうとするような動きの際に息が止めるほどの痛みが走ったり、マッサージやヨガで少しマシになったと感じても寝て起きたら必ず寝違いのように身体が硬直しており、寝ることによって逆に疲れがたまるような状態になっていき、いよいよ深刻化していました。

それまでの様々な治療法が対処療法的な効果にとどまっていたので、根本治療についてはほぼ諦めていた中、大好きな作家のよしもとばななさんのエッセイを読んで、ロルフィングの存在を知り興味を抱いていました。といっても、ロルフィングについての説明書き等を読んでも実際はどんな感じなのかがピンとこないままでしたが、「とりあえず受けてみよう」と、関東へ移り住んで間もなく先生のもとへ訪れました。

<ロルフィングを受けてまず感じたこと>

田畑先生から「身体を預けて」「身体の重さを感じて」という言葉を掛けられるまで、自分自身では寝た状態でリラックスしているつもりでも、実は身体に力が入っていた、ということに気付きました。

そのきづきの上で、例えば腕など身体の一部分に集中してベッドや先生の手のひらのなかに預けていこうとすると、筋肉が弛緩していく過程や、温度の変化などを感じる事ができました。

"身体を預ける"、"ゆだねる" という行為は、信頼している相手とでないと出来ないと思いますが、田畑先生に最初にお会いして、カウンセリング時にお話している時から、静かで落ち着かれている雰囲気や、同時に温かみのある印象を感じることが出来たので、初めから信頼して身体を預けられました。

セッションの為に身体の状態を観察されているだけでなく、何となく心の状態も洞察されているように感じましたが、嫌な感情や壁を作って隠そうという思いにはならず、むしろ理解しようとして頂いてる有り難みを感じながら心をオープンな状態にできました。

初対面からそう出来た土壌として、先生ご自身の人柄と共に、よしもとばななさんの小説の作品などによって感覚を信じれられていたため、そのばななさんが信頼して推薦されているんだという安心感もあったと思います。

<ロルフィングのセッションの様子>

セッション中にふわっと電流が走ったような静電気の放電するような感覚を感じたり、「ガクっ」と肘が緩んで勝手に動いたり、という面白い現象がおきましたが、ロルフィングによってブロックされていた可動域が広がったときなどに身体が勝手に自然な方向性に向かってくれているとのことです。

先生からの自分の身体の感覚への問いかけや、身体の一部へ意識を向けるような言葉の導きと、ソフトタッチのみの施術によって、なぜ身体が変化していくのか不思議でしょうがなかったのですが、ただはっきりと分かった事は、田畑先生には私に見えていないものが見えているんだなということでした。

先生により指示を受けた身体の部分の重みに対して意識を集中していきますが「あ、感じられたな」と自分で感じた瞬間に、先生も寸分違わず「そうですね」と言ってうなずかれていました。

自分の身体への意識を深めた時に、自分自身も集中してやっと感じられるような繊細な感覚を、田畑先生は観るだけで確実に捉えられていることが、私の身体の状態を理解してくれているんだという信頼をより深めることにも繋がるだけでなく、有り難みを感じました。

<身体の変化>

ロルフィングは、身体の統合状態を高める目的で、痛みを取り除いたりヒーリングが目的ではないと書いてあり理解していましたが、それでも一回目のセッションから確実に痛みへの効果もあらわれ激痛が知らない間に消えていました。

激痛がなくなると、自分の身体に対して薄情なもので、新しい生活や仕事をセットアップしていく事に集中しつい無理をして身体をおざなりにしてしまいがちでしたが、それでもヨガをやっている時や、歌っている時に色々な変化を感じられました。

セッションの中盤頃の時期には、それまでも苦手だった、左側足だけで立ってバランスを行うヨガのポーズがすぐに崩れて出来なくなるという時期がありました。また、左足で立つバランスポーズでは、左足付け根のあたりが痛くなったり、左の片足で立つことこと自体がとても難しくなったのですが、先生によると、身体のバランスが変わっているために、それまであまり使っていなかった筋肉を使うことで痛みも出てくることがあるとの事で納得できました。

実際に、セッションの終盤にはそれまで使っていなかった左足付け根の筋肉もついてきたのか、痛みも減っていきヨガのポーズもバランスがロルフィングを受ける前よりも無理なくバランスポーズが取り易くなったように感じました。

<ロルフィングによる発声の変化>

身体の激痛も取れた頃、発声についての変化にもより意識が向けられるようになっていきましたが、発声について心から嬉しかった変化の一つは、一定の音域でどうトレーニングで努力してもコントロールが出来ないと感じていた発声時の身体や意識の使い方と実際の発声が一致していったことです。

もともとニューヨークへ渡り、ボイストレーニングを受け続けていたきっかけは、大学時代から歌の活動を行ってボイストレーニングなどの発声教育を受けないままソウル系やゴスペル系のパワフルな声に憧れて真似しようとした結果、無理な発声を繰り返す事で次第に同じ音域で声割れや裏返りが毎回起こるようになり、その音域以降の高い音が出なくなったこと、低い音域でさえも音程が取れないほどコントロールが出来なくなったことからでした。

それまで、高い声を"頑張って"出しており、身体が硬直して絞り出すように発声しその声で耳が痛くなっていました。1、2時間も歌えば、かなりの疲労感と喉が痛くなるという事を続けてきていましたが、それでもそれを乗り越えれば上手くなるんだと思いこんで、余計に悪循環を続けていました。

具体的には、私の場合、チェストボイスが得意で、ヘッドボイスが開発されていないままブレイクポイント(ブリッジポイントやパッサージオなどの呼び方もあります。ヘッドボイスとチェストボイスという声区の移行の音域のこと)にさしあたってもチェストボイスのまま押し切って高音域を発声し続け、声帯がヘッドボイスでの声区での出し方へ移行できずに声割れや裏返りが起こりましたが、それを阻止しようと首の筋肉など身体の力みによって声帯を閉じようとしていた事が原因でした。

問題がおきてから、ボイトレ本などを読みあさり少しずつそのような発声に関する知識を知りながら、よい発声を体得できるようにと様々なボイストレーナーのもとでレッスンを続けていくことで、すこしずつ改善していきましたが、乾燥や風邪をひいた後など少しでも喉のコンディションのバランスが崩れると、声帯の動きが固くなったように感じられ声帯の閉じや振動がうまくいかずに、やはり声の割れや裏返りが起こり易くなっていましたが、ロルフィングを受けていく過程で、より自分の発声の感覚と実際の発声の状態がだんだんと一致していきました。

声の高低や音量は、声帯の閉じ方や長さ、息の量のバランス具合や共鳴や調音などによって変わりますが、その声帯は例えば指を動かそうと意識して直接はたらきかけられる筋肉ではありません。そのため、呼吸法、口や舌などの発声器官の状態や動かし方、共鳴の位置の感じ方、姿勢などの身体の状態や使い方などの総合的なバランスによってより効率良い無理な負担を強いない発声をボイストレーニングで目指していきます。

ロルフィングを受ける前、どんなに自分ではそれらをきちんと意識して行えるように、発声の仕組みに関する知識を勉強しながら、実践できるようにボイストレーニングに通い続けていても、その感覚と、実際に出る音が一致するときとしない時が自分で予測出来ない状態でした。なので、実際に声を出してみて声割れがなければ「ああ良かった」と安堵し、出した声が割れてしまえば落胆するという状態した。

当然、ライブなどで歌う時は常に自分の予測出来ない声割れや裏返りに対して不安でいっぱいでした。問題の音域になると身体が硬直し、緊張状態がより高まってそれが自然で楽な発声から遠ざかるという悪循環でもありました。せっかくボイストレーニングによって、それまでと違う楽な発声法を体感できていても、常に再現できるという自信がないことから、ライブでは声割れなどを回避するために、場当たり的に以前の発声法で乗り切ろうとして声枯れや痛みを感じており、発声の向上と後退を繰り返していました。

そのような事をトータル10年間かけて続けながらも、高音域も低音域方向のどちらにも音域が以前より広がったり、より楽に歌えるようになったりという成果は確実に出ていましたが、それでもある一定の音域での声割れは避けられずトレーニングだけでは難しいのかもしれない、と限界を感じていました。

それをロルフィングによって身体のバランスを整えて統合状態を高められて、身体感覚と発声状態がより一致することが出来たことで、発声時の自分の声帯や喉への信頼感、安心感も高まり、歌う時に発声への不安を抱えるということが大幅に減りました。

発声への不安がないということや、自由自在に声を操れる感覚を持てることで、歌唱による、より自由な表現が可能になります。長い間ずっとそれが出来ることを渇望してきましたが、制限無く思いのまま自由に歌えるという状態へ一歩近づけることができました。また、ライブでは2セットのステージでトータル2時間ほど歌いますが、声が枯れたりすることも痛みも感じる事もまったくといっていいほどなくなりました。

二つ目の大きな嬉しい変化は、ロルフィングを受けたことでヘッドボイス(頭声)の響きをより感じられるようになったことと、高音域が広がったことです。

ニューヨークで、色々なボイストレーナーのもとで学びましたが、後半の時期にはヘッドボイスをより開発していきたいと思い、ヘッドボイスをより使って歌うオペラ歌手でもある大学教授のボイストレーナーのプライベートレッスンを受けていましたが、高音の響きが抜けていかない感じで高音の響きをブロックするような天井があるような感覚でなかなかヘッドボイスの強化が難しかったです。

ロルフィング7回目の頭蓋骨へのアプローチのセッションの翌日に、いつものように発声のウォーミングアップから高音域の開発をするエクササイズを行っていたら、楽に高音が発声でき、それまで出たことのない高音が出ました。

それまでのライブでの最高音の設定は安定して出せるF5(国際式のオクターブ表記法/科学的ピッチ表記法による音程)までで、高音エクササイズ時の最高音はB5あたりでしたが、その日はあれよあれよという間に楽にD6まで出せました。全音で1、5音分という高音は、トレーニングしても一日で出せるようになるものではありません。本当に驚いたと同時にとても嬉しかったです。

女性は月経前になると、発声状態が出しにくくなるため(腹圧がかかるためらしいです)、そういう時や喉の調子によって常に最高音はD6が出せることではないので、最高音のエクササイズは自分の喉やその他の身体の状態と相談しながら行っていますが、ライブでの最高音の設定はG5あたりまで広げられました。

そして、ヘッドボイスでの発声時にとても楽に響かせることが出来るようになり、閉塞した感覚の中で共鳴位置を探しているような発声状態ではなく、高音を出す事が頭部に気持ち良く響いている感覚を持てるようになりました。

後日、田畑先生のウェブサイトを再度覗いて勉強していたら、各セッションに対する説明のページの7回目のセッションの説明の中に、『帝王切開でお生まれになった場合は,産道を通過する過程で頭蓋が物理的圧力を伴った接触がないために,特に上方への方向性に対する感覚が薄いケースもあります。こうした例にとっても頭蓋への働きかけは重要になってきます。』と、ありました。

私は、まさに帝王切開によって生まれたので、特に口ー鼻ー頭蓋骨へのアプローチはヘッドボイスの開発や強化にもとても有効だったのだと思います。

ヘッドボイスの習得や強化は、実は昔の私のようなやり方で行っていた発声法によって癖づいてしまった声割れや裏返りを改善することにも繋がります。現在も負荷の高い曲の練習をしたあとなどはEb5、E5の音程で声帯の閉じが悪くなり声割れが出てしまうことがたまにありますが、以前はブリッジポイントはB4、C5だったので、調整力がより必要な音域がだんだん高音域へと上がっていってるようです。

<ロルフィングを終えて>

最近はスケジュールを詰め込んでしまいヨガを出来ておらず身体のメンテナンスを怠りがちですが、セッションを完了した今年の夏から半年間は今回受けたロルフィングの効果によって身体の変化が続くということなので、身体のリズムを整えなおしつつ自分の身体や発声の状態を引き続き観察していきながら、これからもどんな風に自分の身体や発声が変化していくのかが楽しみです。

また、田畑先生が提供されているロルフムーヴメントやワークショップにも興味があり、自分の身体のバランスや発声の向上の為に受けてみたいなと思っています。

さまざまなボディワークを経験した上で、やっとロルフィングにたどり着けて、自分の身体や発声に対して自分ではどうしようも出来ないと感じていた状態から救われました。

それと、同じように私はボイストレーニングに関しても様々なレッスンを渡り歩いてきましたが、一番信頼と納得ができるボイストレーニングの教授法に昨年出会い、先日、一年ぶりに渡米し、ロルフィングを含めた様々なボディワークを体験•実践しながら喉頭医や言語療法士や研究者たちと提携しながら長年のボイストレーニングの実践と研究を基にして創られたソーマティックボイスワークというボイストレーニング法を学んできました。

そのボイストレーニング法とともに、ロルフィングとこれからもおつきあいしながら身体への理解や知識を深めていくことで、自分の為だけでなく、よりよい発声を出来るようになりたいと思って私のもとへやってくる生徒さん達の為にも役立てていきたいと強く思っています。

<これからロルフィングを受ける方へのオススメ>

私の場合、知らない間に激痛がなくなってしまったら、激痛があった感覚や事実すら忘れてしまっていたので、忘れないうちに身体の感覚がどう変化していったかを書き記すということでロルフィングの効果もより感じられるのではと思いました。

私は自分のブログ( http://ameblo.jp/rainybirds/theme-10088592074.html )で書いた以外は、すべて思いついたときにいろいろな紙にメモ書きしてしまい、未だ探し出せていません。。なので、各セッションごとに感じた事や、日々の中での身体の変化などを日記等にその度に書き留めておいておくことをおすすめします!

一般向けワークショップの参加者からの感想rolfinger.com2015年9月4日

空間からはたらきかける,というテーマの一般向けワークショプに参加された方から感想を頂きました。デモンストレーションのモデルになって頂いたので,そのレポートから始まっています。

以下メールの内容を転用します。

↓

始まる時は少し緊張していたと思います。

始まって少しすると股関節がカクカクとゆるんで、その内足首や手首の関節も開いていくように動いていました。

背中がベッドに沈んでいく感じで、

その内フィードバックを聞かれてもすぐに返答出来ないくらいに深いところに入っていました。

最初は照明の光がとても眩しく感じて眼も緊張していたのですが、それも無くなっていました。

終わってからも少しの間、身体の反応が続いているのが印象的でした。

セッションの後は自分がその場にグラウンディングしていて、視界がクリアーというか、自分が見ることに開けた感覚がありました。

また、関節にスペースが出来て全身がすっきりした感じでした。

その後プラクティショナー側の時もとても気持ちが良く、少し驚いたことは、帰る途中に気が付いたのですが、ハートの空間が広がった感覚があったことです。

視線の方向を変えただけでも空間の感覚が変わってしまうような繊細で、そしてクライアントとプラクティショナー両者にとても優しいワークだと思いました。

(ワークショップの日からもう何日も経っていますが、あの数時間の出来事にまだびっくりしている感じです。自分が知らなかった人間の知覚、意識の深さと広さのすごさを垣間見せて頂いた事に感謝します。)

ジェームス・テイラーさんと遭遇rolfinger.com2015年9月4日

松本にマエストロ,小澤征爾さんの80歳バースデーコンサートにいってきました。様々な大御所にクラクラする贅沢な共演者の中に,あこがれのJames Talorさんが,ドラムの神様Steve Gadd,と大御所ベーシストのJimy Johnsonと共に現れ,三曲演奏してくれました。

この日までの2ヶ月は,Jamesの新しいアルバム Before this worldだけをパワープレイして聞いていました。ハイレゾでね。その甲斐あってか??

コンサートが終了してごはんを家族と食べ,温泉宿でチェックインしていると,そこで,なんと,James一家と遭遇。おくつろぎのところ恐縮しながら,サインを頂き写真を撮ってももらいました。

Jamesさんはとても優しく対応してくれ大感激しました。他のメディアで凄い感じにみえても,実際に会ってみると,失礼ながらそうでもない人はたくさんいます。一方,Jamesさんは,想像していた感じと寸部も違わず,そのしぐさや存在感に一致していないところが一つもなかった。 そこに凄く感動しました。

マエストロありがとう,Jamesもありがとう。

実際に会ってみないとわからないことがたくさんあります。

身体感覚の気づきは多く語れないものrolfinger.com2015年9月9日

身体の微妙な変化を捉えても,それを内側から湧いて出てきたまさにその言葉,っというようなはまった言葉を捕まえるのは難しいものです。

これは,ロルファー側としても同じで,セッションを続けていると,どんどん中身や知覚は変化していくので,3ヶ月もするとどんどん更新されていきますが,言語化はついていきにくいところがあります。

あまりにアウトプットしないと,あの人生きてんだろうか?ってことになりかねませんが,セッションが立て込んだりすることが重なると,ますますブログ更新とかつぶやきも疎かになりがちです。

でもそんなときこそ,内側では蓄積されたものを静かに処理して消化しつつ次のワークへの基盤ができる過程にあるわけで,詩の言葉のようにでてくるものを捉えて,アウトプットできるといいなと思います。

最新のRolf Instituteの機関誌 - Ask the Facultyrolfinger.com2015年9月9日

Rolf Instituteの機関誌, Structural Integrationに掲載した記事を転用します。ファカルティ(教員)に聞く,という欄に掲載しています。

Ask the Faculty

The Body-Mind Relationship

Q What is something from your Rolfing® Structural Integration practice or another field of study that has struck you about the body-mind relationship? How has it affected your thinking, how you practice our work, or how you communicate with clients?

A While working at a pharmaceutical company before becoming a Rolfer, we collaborated on a project with two physicians, Drs. Omura and Shimotsuura, who are using a procedure they call the Bi-Digital O-Ring Test (BDORT). This method can locate each organ's outline on the skin using the phenomenon of electromagnetic resonance through the human body. When the physician finds cancer in a patient, in most cases the location mapped by BDORT matches well with what is found through CT/MRI imaging.

The BDORT method can also be used to determine treatment. While at Dr. Shimotsuura's hospital for a few months, I saw many kinds of carcinoma seemingly cured completely with supplements, Chinese herbs, or acupuncture, chosen and prescribed using the BDORT method based on what 'canceled' the electromagnetic level of the lesion. All results were backed up by MRI or sonographic analysis. It seemed that very subtle stimulation is enough to heal the organism.

Dr. Shimotsuura observed that when a patient failed to heal, he had often taken a higher or lower dosage than the BDORT results determined, or a supplement other than what was selected by the BDORT method. This suggests that appropriate subtle stimulation can stimulate healing, while excessive or uncalled-for stimulation may cancel the positive effects of a suitable intervention. These experiences affected my perception of the human body, and may lend support to the concept of 'less is more' in our somatic work.

Hiroyoshi Tahata Rolf Movement Instructor

www.rolf.org Structural Integration / July 2015

体験レポート - セッション1rolfinger.com2015年9月14日

先週Rolfingを開始した方から体験レポートをお寄せ頂きましたので紹介させて頂きます。

Rolfing 1st session

【セッション中に感じたこと】

・「立てた状態の左膝を、田畑さんに預ける」という動作のときに、

左の股関節がするするとひらいていったのが心地よかったです。

南京錠が突然カチン、と外れたような感じで、

どこまでいけるんだろう...?と思いました。

・顔がやや左側に傾いている気がして、「ああ、もうちょっと真ん中に行きたい」

と感じたのとまったく同時に、

田畑さんの手が私の頭にかすかに触れてちょうどよい角度に戻ることが出来た、

ということがありました。

声に出さなくても、私の意思はどこかで田畑さんにサインを出したのでしょうか?

寸分たがわぬタイミングだったので、すこし驚き、でも気持ちがよかったです。

【セッション直後の写真撮影時】

・セッション前と違って、迷いなく立てました。

「すっと決まる」感じです。

「型が出来た」というほど固くはなくて「すっと収まる」ような。

【セッションが終わった帰り道(セッション後10分経過)】

・歩きながら首を回してみるとほぼ痛みがなく、とても驚きました。

後頭部、首、肩と指で押してみても、いつもの痛みが全くないのです。

感覚が麻痺してしまったの?と思うほど。

【同じく帰り道(セッション後2時間経過)】

・頭痛を感じました。主に左側。

ただ、首や肩にはいつもの痛みはありませんでした。

(背負っていたリュックが重かったからかな?とも思いましたが、

セッション前には頭痛はありませんでした。)

【帰宅後(セッション後約5時間経過)】

・身体の各部分の状態を確かめてみました。

→首を回す:痛みがまったくない。

→立位前屈:セッション前との変化は感じない。

→あぐらからの前屈:いつも感じる股関節(特に左)の痛みがない。

代わりに、いつもは感じない臀部から太腿裏あたりの痛みがあった。

→腰を起点に上半身を旋回:いつも感じる背中の痛みが少ない。

→足裏・手のひらのツボ押し:ほとんど痛みがない。

腰の反射区と言われる、左手小指下1.5センチほどのツボには、やや痛みあり。

→正座からうしろに上体を反らして、前腿を伸ばす:いつも通りの痛み。

【セッションの翌朝〜睡眠は5時間ほど】

・起床直後は首のうしろや付け根がかなり痛かったのですが、

それから10分後くらいにもう一度確かめてみたら、

セッション直後の痛みがない状態に戻っていました。

・いつもは起きてすぐだと少しふらふらするのですが、

この日はほどなくして「身体が芯を取り戻した」ような感じがしました。

上記の【セッション直後の写真撮影時】の時と近い感覚です。

芯といっても固くはなく

"透明でしなりのあるプラスチック板が身体の奥の方、胸から骨盤の間くらいにある"

という感覚です。

そのしなりによって、ふっ、と中心に戻る感じなのです。

セッション中に

「わたしにはいつも消えない緊張があって、

それは黒くてぎゅっと固い棒状で、芯のように身体の奥に在る」

とお伝えしましたが、その芯とはかなり違います。

・呼吸がしやすくなっていることにも気づきました。

いつも食べ過ぎた翌朝は、食べもののたくさん詰まった胃や腸にぶつかって

息が思う存分吸えないのに今朝はそれがなく、すんなりと吸えました。

【セッション翌日の昼頃】

・午前中から後頭部左側がズキン、ズキンと規則的なリズムで痛み始めました。

この場所は、日常的に痛むところです。

・昨夜のように身体の各所を動かして確認してみると、痛みが取れていたはずの首が

いつもの痛さに戻っていました。

・夕方近くになると、左の眉頭付近もズキズキと痛み始めました。

こちらのリズムの方がいくぶん小刻みに感じました。

【セッション翌日の夜】

・身体のあちこちを動かして確かめてみましたが、どこもほぼ、

セッション前の感覚に戻っていました。

・特に首と肩の痛みが普段気になっているので、そこを何度も確認したのですが、

一晩の間で、痛みがあったりセッション直後の痛みのなさに戻ったりを

繰り返していました。

・歩き方、座り方も前の状態に戻っていました。

今朝感じた「しなりのある透明な芯」の存在も、かなり薄らいでいました。

・私は食べ過ぎていると感じるので、このセッションを通じて

どうして食べ過ぎてしまうのか?、ちょうどいい量で止めるには?

などを自分に訊いて、その返事を受け取れるようになりたいと思っています。

→セッション当日の夜、翌日の夜、いずれもいつも通り食べ過ぎで、

食欲に関してはセッション前との変化を感じませんでした。

・「意識(マインド、頭)が、身体の言っていることを聴かない、

身体はただ意識に従わされて泣きそうになりながら働くのだけれど、

もう疲れて動けなくて立ち尽くしている。」

いつもそういう感覚があるのです。

食べ過ぎることもそうですし、午前中から始まった痛みもそうです。

午前中はパソコンを見つめてウンウン唸りながら過ごしていたのですが、

痛みというサインを伝えてくれていたのに、

マインドは作業を仕上げてしまいたいと押し通し、

結果パソコンに向かい続けていました。

・自分自身がマインドと身体とハートの3つに別れていると感じているのですが、

全部が融けあえれば、いまの不安定さや混乱がなくなるのかなと思います。

このセッションで、もしかしたらそういった統合が為されていくのかな、、、?と思います。

【セッション2日後の朝〜睡眠は7時間ほど】

・首の状態:昨日の朝のように、"起床直後は痛いけどすぐ戻れる"かと思いましたが、

痛いままです。

・呼吸:昨日も食べ過ぎたのですが、いつもよりは「胃や腸にぶつかって吸いにくい感」

がありませんでした。

・"透明なプラスチック板"の存在はほとんど消えかけています。

椅子への座り方にまた迷いが戻って、背中(肩甲骨より10cmほど下あたり)に

痛みがあります。

以上がセッション当日から2日後の朝までの記録です。

2日後には、身体の感覚がほとんどセッション前に戻っているように感じます。

ただ、微かにですが"透明なプラスチック板"は感じます。

"透明"と書いて気づいたのですが、セッションを受けて「色」の変化に気づきました。

セッションの最初にお伝えした「黒い」固い棒状の緊張が「透明」なプラスチック板に

変わったという点です。

そういえば、セッションを受けたお部屋の白さが心地よかったのも思い出しました。

光がよく入ってきていて、白の明度が高くて透明に近く感じられました。

なので、いつもは目を閉じているほうが好きなのですが、

あの時は開けていても落ち着いていられました。

あの時感じた透明を、このセッションによって自分の心身にも得たいと思います。

↑

Rolfer's comments

首の痛みには複数の構造や機能,知覚が関わっています。尾骨強打,全身の関節との関係,前庭システム,むち打ち,などなど,痛みの場所から離れた組織からの影響,近くのより深部の例えば縦隔や堤靱帯の歪みからくるかもしれません。

いずれにしても,1回目は全身に呼吸が行き渡るように反応性を高めるためのセッション。痛みがない状態が一時でも得られたということは,とりあえず,可能性があるということです。 そして,痛みから解放されるには,別の構造単位や別の視点から働きかける必要があるということ。主訴の周辺に埋もれていることが,少しづつシフトしていくと,思わぬ宝に巡り逢えるかもしれませんね。

1回目のセッションの後,上半身の位置が後ろから中心に乗ってきて,さらに2日空けていらしたときには,よりバランスされていることが分かります。

身体と一致させとくrolfinger.com2015年9月15日

災害に際して,避難指示はでていたのか?危機管理はできていたのか?どこに責任があったのか?などなどいろんな意見がでる。 どこからどこまでが安全な領域なのか?,突き詰めると答えはでない。

ただ一つ言えるのは,必要な時に身体感覚を通して,いざというときにそれを察知できるかどうかが鍵なのだと思う。 周囲の状況や情報はあくまで参考としても,これはいよいよマズイっとなった時に身体は絶対に反応してそれを教えてくれるはずだ。

身体感覚がしっかりあるかどうかは,なにも運動ができるとかダンスがうまいとか,関係ない。思考や他の人の考えばかりを優先するのではなく,とりあえず,腑に落ちることを優先させて,誰かの考えではなく自分の身体の声・感覚を感じるようにするとどんどん育ってくる。

そうすれば,いざというときに,危険を事前に察知するだけでなく,人生の大きな流れに自分が乗っているのかどうか,身体がセンサーとして働いてくれる。

固有の身体のセンサー,それを育てることが,この先の険しい時代を生き残るための武器になると思う。

股関節に違和感のある方へのワークrolfinger.com2015年9月18日

股関節のかなり強い違和感がある方で,1から3までのセッション直後は,かなり改善されるのですが,すぐまたその違和感が戻ってくるとのこと。

第4セッションの時に,骨盤底がなかなか変化しないので,下腹部の内臓空間の流動性を引き出すことに焦点を置きました。すると,その流動性がでてくるとともに,股関節の違和感がなくなって,最終的に歩いてみると,全く気にならない程度にシフトしていました。

この方は以前子宮筋腫の摘出術を受けたことがあり,恐らくその開腹手術の影響で組織間に癒着が起こり,それが望ましくない張力を引き起こし,股関節に影響を与えていた可能性があります。

関節や足・脚の支えや,肩甲帯の可動性を引き出すことで股関節の違和感が改善することはあります。実際1〜3のセッション直後にはそれが達成されたわけですが,それが持続しないとなると,別の観点が必要になります。ただ,内臓空間の広がりを引き出すには,1〜3回目のセッションで扱う内容が,そのための着実な準備になるので,そこを省略することはできないのです。また,そのせっかく得られたバランスが,長く続くように関係性を創っていくのがロルフィングのプロセスです。

開胸手術を受けた方へのロルフィングrolfinger.com2015年9月18日

心臓弁修復のために開胸手術を受けたYさんから10シリーズRolfing後に感想を頂きました。

以下転用します。

↓

ロルフィングを受けた感想を書かせていただきます。

心臓の手術を受けてから、さまざまな体の不調がでてきました。

術後回復は順調だったとはいえやはり大手術でしたから、その影響から立ち直るには多くの時間と段階が必要なようで、体の動きが悪くなったり、寝返りが打てず腰痛になったり、湿疹ができたりしました。

それぞれに治療やリハビリをしてある程度症状は落ち着きましたが、手術前の体のスムーズさを思い出すとそれとは随分違うように感じたので、もう少しそれを取り戻したいと思いました。

そうした経緯で今回ロルフィングを受けたのですが、結果的にとても良かったです。

体が深いところまで平穏さやリラックスを取り戻し、

より順調に生活できているように感じます。

静かに休息している時の安らぎが一番の変化です。

おそらく体には逞しいところと繊細なところが並存していて、逞しい部分は自然に回復してこれたけれど、

繊細な部分はまだ立ち直りきっていなかったのだと思います。

田畑さんのワークがその立ち直るきっかけを与えてくれたと感じています。

どうもありがとうございました。

ワークショップを終えてrolfinger.com2015年9月24日

4日間の10シリーズのムーブメントへの翻訳ワークショップパート2を終えました。

同じタイトルのクラスはすでに5回程度開いていますが,毎回デモの時のモデルも異なるのでそれぞれ違った流れになります。一人の参加生は再参加ですが,彼のようにできたら複数回受講してくれるのが理想です。

今回は始めて鼠径部の血管を包むfasciaや坐骨がクローズアップされました。実習の途中,股関節が剥がれ落ちるくらい大きく空間ができたという感覚があったようです。

実習後の振り返りの際,すぐさま答えがでないような,ずっと問いかけ続けなければいけないような質問がでたり,それについて日本語で日本人として意見を交換することがとても有意義な時間だったと思います。

参加生同士の交換ワークによって,毎回写真で確認しましたが,みながどんどん変化していくのを目の当たりにしました。

また,今回は,始めて参加者としてロルファーに加えてGSIという別のStructural Integrationの団体で認定された方にもご参加頂きました。

元々,彼女はMary Bond先生にMovementを習うため,2度渡米されているのですが,Maryを通して,こちらにいらっしゃっとのことです。

札幌で活動されている佐藤志穂さんというSIプラクティショナーでしたが,脳脊髄減少症と診断されたクライアントを複数ワークした経験をお持ちで,10シリーズが回復を劇的に促進したことをシェアしてくれました。

経験豊富で実績のあるプラクティショナーと接するといい刺激を受けます。こちらからいい刺激は与えられたかな??

最後は自分の感覚なんだけどrolfinger.com2015年9月25日

何かの療法や治療によって,すごく助けられると,そこから上を目指そうとしたときに,逆にそこで習うことや指導されたことが,むしろ足かせになることがあります。

著しくバランスを崩した状態からスタートすると,多少粗っぽい調整でも,大まかには中心に向かっているので,調子がよくなって行きますが,あるところまでいくと,ヒットしていない感じだったり,届いてない感じになり,進まなくなります。

それから先の統合状態や楽な感覚を得るには,別のレベルの異なる視点が必要になってきます。

ですが,大抵の場合,それまで受けてきた場所との関係性に囚われたり,昔の杵柄がまた使えるような錯覚がありますが,それらを手放せるか,勇気が要ります。

でも身体だけは正直にできているので,それが,"今"フィットしているのかどうか?そのプラクティショナーと"今"取り組むことがあるのかどうか?はわかっています。

別の可能性に目を背けていないかどうか? それまで使えた情報が,"今"有効なのかどうか?検証してみる必要があります。

体験レポート - セッション 2rolfinger.com2015年9月26日

セッション直後よりさらにバランスが変化していています。これは振り出しに"戻る"変化ではないことがお分かり頂けると思います。確実に首の支え方にも違いが出てきており,首の後ろにもスペースが生まれています。

さて,前回の続きのレポートをご紹介します。

↓

【セッション㈪前日】

・美容院に行きました

この美容院という場所は、わたしにとっていい練習の場です。

それは、足場に身を委ねることの練習です。

髪を切ってもらっている間、シャンプーしてもらっている間、いつもイスに安心して沈むことができません。

今回も施術中ずっと身を固くしたままでした。

2ヶ月後くらいにはまたいくと思うので、セッションを経たことで変化があるか観察してみます。

【セッション㈪当日】

・行きの電車内

どの場所や場面においてもわたしはいつも安心できず、ずっと続く緊張感で心身が疲れます。この日の移動中もそうでした。

以前ヒプノセラピー(退行催眠)を受けた際、鎧がイメージに浮かんだことがあったのですが、それは「戦国時代のごとく、常に身の危険を感じている」ような強い思い込みを表していたのかもしれません。

その根源は探ってみてもなかなかつかめないのですが、セッションを重ねていく中で見つけたいと思います。

電車のイスに座りながら、前回セッションの最後に味わった座り方のここちよさをまた感じられるか確かめてみたのですが、わからなくなっていました。

そのせいか、肩甲骨より10cmほど下あたりの背中に痛みを感じました。

(気持ちのいい座り方・気持ちのいい重心のポイントが見つからない時はかならずどこかに痛みを感じます。)

そのあともう少しポイントを探っていたら、ふと「統合」というワードが頭に浮かびました。

その言葉を思い浮かべながら座っていたら、すこしラクに座れるようになりました。

このセッションにおいては、言葉よりも身体で覚えたことを優先させたいと思っているのですが(アタマを使いたくない)、この時「やっぱり言葉も有効なのかな」と思いました。

【セッション中】

・「預ける」という言葉は、身体も心も動かすんだと感じました。

(田畑さんがその言葉をおっしゃると、身体が台に沈んでいくのがわかります。)

・視覚を閉じるか、開けるか

前回はどちらでもほとんど同じ感覚でしたが、この日は閉じた方が落ち着いていられました。

普段視覚を使いすぎている感があるのでセッション中は他の感覚器も働くようにと目を閉じているのですが、あまりそう思い込まずに今後も閉じたり開いたりして視覚の有無がどう作用するかの観察をしていこうと思います。

【セッション㈪直後】

・1回目直後同様、身体のあちこちの感覚を確かめてみました。

前回との違いを感じたのは首です。

1回目セッション直後に感じたクリアさ(痛みや引っ掛かるところがない)がありませんでした。

「こうじゃなきゃいけない」という思い込みの意識が、首の角度を固定していたからではないかと自分では感じています。

痛みとかコリは、自分にとって本当に心地よいと感じる場所と、いま現在の体勢とのギャップによって生じるものなのかなと思います。

【セッション㈪後2時間経過】

・呼吸:クリアではない。腹壁にぶつかる感じです。

・身体全体の感覚:前回レポートに"身体の中心に、透明でしなるプラスチック板があるような感覚"と書きましたが、それは今回のセッション後にはありませんでした。

代わって今度は"身体の中に振り子がある"ような感じです。

(揺らぎながら、気持ちのいいポイントへ収まっていく)

この「揺らぎながら中心を見つける」という感覚はけっこう心地がよいです。

中心を探っていくことで自分の足場や居場所をも確保できるような、安心につながっていく感じを受けました。

・精神面:変化を感じませんでした。わたしが持っている心の問題(実父に恐怖がある)にも変化はありませんでした。

ただ、「変わることへの恐れを手放そう」という気持ちが浮かびました。

変えたいからセッションをお願いしているのに、どこかに「変わりたくない、怖い、変わってもらっちゃ困る」と、服の裾をぎゅっとひっぱって引き留めようとする自分もいるのです。

だから、「でもさ、変わることは楽しみなことだよ?」と自分に話しかけました。

どんなに素晴らしい施術をしていただいても最後は自分の意識次第だと思うので、いつも開いた状態・恐れからフリーな状態でいようと思います。

・帰りの電車内:いつもは景色を眺めたり車内広告を読んだりするのですが、この日は何もせずひたすら、自分が何か発してくるのを待つ・それをキャッチすることをしていました。

呼吸以外はクリアな状態に感じられ、身体の中は白い空間のようでした。

・食欲:この日の夕飯は、ちょっと食べ過ぎたけどいつもよりは少ない、といった量でした。

・身体全体的にはわりと気持ちがいいと感じていましたが、足裏に痛みとまではいかない違和感がありました。「どう接地したらよいのかと迷いがある」ような。

【セッション㈪の翌朝】

・首:昨日のセッション直後と変わらない感覚でした。

(セッションを受ける前よりは痛みが少ないけれど、付け根のあたりが痛い)

・精神面:気分は悪くないけれど、いつもと変わらないといった状態でした。

ここ数年、毎朝起床直後に下腹部卵巣付近に鈍痛を感じるのですが(嫌なことを思い浮かべると胃が痛むというケースはけっこうあると思うのですが、わたしの場合それが胃ではなく卵巣なのです)、この日も痛みました。

・足裏:昨日同様、違和感がありました。

朝のうちは右足小指下の出っ張りがあるあたりに痛みを感じ、朝10時頃にはそれが全体に広がりました。

・座り方:この日は座ることに関していろいろと試してみました。

わたしは原付に乗るのですが、普通にイスに座るのと違ってハンドルを握るので上半身がやや前傾します。こんな時の心地いいポイントはどこだろうと、いろいろ重心を変えて探っていきました。

その後、普通にイスに座る時の重心・ラクに座れるポイントを探す中で思ったことは

「人から"これがいいんだよ"と言われた姿勢だと、背中が痛くなる」ということです。

セッション㈪の終わり、「ヨガの先生に言われた座り方」を再現してみせた時、

田畑さんは「でもそれって座りづらくないですか?」とおっしゃいましたが、

その言葉がすごく響いて残ったのです。

「ですよね、実際座りづらいと思ってたんです!」と、うれしくなってしまって。

自分の気持ちいいと感じるところがいいんだ、という旨のことを言ってくださって、

その時の一連の言葉が自分にとってはとても大きかったです。

先述しましたが、アタマを使ってしまう気がしてなるべく言葉には頼らないと思っているけれど、でもやはり言葉を活用することも大事だなと思いました。

それと、人に言われた"姿勢"と書いて思いましたが、いま自分が探しているのは

姿勢ではなく、"ポイント(中心のような・重心のような)"です。

形でいうと、軸・線ではなく、点・球体。

これはけっこう大きな差なのではないかと思います。

姿勢は型で、揺れられない。ポイントは自由度があって、心地よい揺らぎがある。

ようなイメージです。

【セッション㈪翌日の午後】

・歩きながら「自分の気持ちいいポイント」を見つけるのがちょっと楽しみになってきました。

・「身体は言葉では話しかけてこない」というフレーズが急に浮かびました。

このところ「言葉はアタマだからあまり使いたくない」ということをよく思うからでしょうか。それはさておき、身体が伝えてくれることを無視しないでその場ですぐ受け取るようにしたいと思っています。

・この日はイスに座っていることが多い1日でした。

なるべくダラリとせずに上半身を立てて...などと思っていたのですが、

「そうすると気持ちいいから」というより「そうしなければ」という意識でした。

そのせいか、身体が固まってしまったように思えました。

でも、疲れたら猫背になってもいい・そうなったとしても自分のポイントがあってそれがラクならば、バランスが取れていたらいいのでは?と思ったり。

そんな考え方も出てきて、そうしたら背中の痛みがすこし取れた気がしました。

・昨日のセッション終了後の写真撮影で、アゴの角度をいろいろ変えながら気持ちのよいところを探していたのですが、この日も昨日とはまた違うポイントでした。

(昨日は上向き、今日は下向き)

・食欲:夕食すごく食べ過ぎ。

【セッション㈪から2日後の朝】

・座り方も歩き方も気持ちのよいポイントが見つからず、背中が痛かったです。

・足裏:全体的に痛かったです。

【セッション㈪から2日後の午後】

・歩きながら気持ちのよいポイントを探し続けるけれど、朝同様見つからない。

でも座っている時・立って静止している時はわりと心地いいポイントを見つけているし、背中も痛くない。

・今日は1日雨。でも天候の影響を受けている自覚はなかったです。

・精神面:変化感じず。

・食欲:空腹を強く感じたので、そこにあったエナジードリンクを飲んだらおさまった。

その時、「すぐに空腹を消そうとせずに、味わってみてもいいのでは?」と思いました。

またアタマが身体を黙らせてねじ伏せたように感じたからです。

空腹感じた→苦痛

ととらえずに、空腹を感じたならただ「ああ、空腹だね」と感じることに専念して、

その先の判断をしなくていいのでは?

・首:付け根がかなり痛かったです。

でもセッションを受ける前に頻繁に感じていた左後頭部の痛みはこのところありません。

不思議だったのが、痛いと感じているところを指圧してみたら痛くなかったことです。

いつもならイタ気持ちいいと感じるのに。

・呼吸:食べ過ぎたわりには、わりとどこにもぶつからずに吸えました。

・足裏:どこが特に痛いというわけではなく、全体が疲れていて老廃物が溜まっている感じでした。滞っている感じ。

【セッション㈪から3日後の朝】

・午前2時頃に目が覚めました。

脚だけなぜか軽く感じました。足裏もです。

おなかは重いし、首も痛いし、ちょっと風邪気味、でも脚だけが軽い。

正座からうしろに反って前腿を伸ばしてみようとしたものの、足首がすごく痛くて出来ませんでした。

でも、しゃがんだ状態から立ち上がるという動作はすごく軽い。

・歩くときの気持ちのいいポイントが見つけられて、背中が痛くない。

でも、座るときのポイントは見つからない。

・朝食の食欲:食べ過ぎ

・足裏:外側を使うことが多いなと思って(だけど靴のソールは内側が減っている。写真添付します)、土踏まず側を意識して使うようにしてみました。

すると身体を天地に貫く透明な柱のようなものが、身体の真ん中に感じられました。

いつも浮かぶのは柱状ではなく、ポイント(ゴルフボールより一回り大きいくらいの球体)だったのに。

・肩の付け根が痛いせいか、頭痛がしました。

【セッション㈪から4日後】

・日帰り旅行に行きました

新幹線に往復7時間ほど乗ったので同じ体勢が続いたのですが、そんなに疲れなかったです。

・食欲:旅行だと食べ過ぎてしまうのが常なのですが、今回はそうでもありませんでした。

【セッション㈪から5日後と6日後】

・両膝が朝から痛みました。

雨が降ると痛い、ということがありますが両日とも晴れ。

昨日は旅行でたくさん歩いたからなのか、同じ体制でずっと座っていたからか?

・身体が伝えてきてくれること(痛みや疲れ)に、聞こえないふりをせずすぐに受け止めるようになってきたと思います。

・4日後〜6日後にかけて、深く息が吸えないと感じました。

身体のことというより、精神的なことに起因しているのではと思います。

(このころ、先述した父への恐怖が強まっていたので)

・6日後に、久しぶりに左後頭部の痛みがありました。

また、「気持ちいいポイント」を感じようとすると腰に違和感が生じました。

・痛い、とかざっくりした感想が多くて、微細な感覚を掬いとる余裕がないのかなと感じます。

ものさしの目盛りが粗いというか...

【セッション㈪から7日後】

・朝食の食欲:食べ過ぎ

・移動の電車内でいつもよりストレスを多く感じて、肩が痛くなりました。

隣に座った方が寄りかかってきたりとか、脚を開いてきたりとかということがあったからです。

こんな時、感情と身体のつながりを感じます。

右側に自分にとってイヤだと感じる人が座っていたら、右の肩だけ痛くなるからです。

・座る時の気持ちいいポイントを、今日も探しました。

前回セッションの終わりに「ヨガの先生にいいと言われた座り方」を再現してお見せしましたが、その時感じた"三角形のイメージ"が浮かびました。

ヨガの先生のおっしゃる座り方は、坐骨の上に垂直に座るというもので、横から見ると直角三角形のイメージです。

対して自分の気持ちいい座り方はそれよりも上体がやや前傾して、同じく横から見ると頭頂部・お尻・両膝を結んで二等辺三角形になるイメージです。

直角三角形よりも二等辺三角形のほうが、横から力がかかった時に倒れにくいと思うのですが、だからラクだと感じるのかなあと、あくまで自分の中の感覚ですがそんな風に感じています。(イラスト写真添付します)

以上です。

冷えの解消rolfinger.com2015年9月29日

Somatic experiencing®のセッションを受けにいらしている方が,3回終わったあたりから,手足の冷えが改善したことを教えてくれました。

漢方薬を飲むなど様々なことを試しても効き目を実感することがなかったらしいのですが,このセッションが助けになったようです。

冷えないように衣服で工夫しても,限界があります。

ロルフィングでも冷えが改善する方はいらっしゃるので,何かしら統合が進めばそういうことが起こるのも不思議ではありません。

注)ロルフィングやSEが冷えを改善する,と謳うつもりはありませんが,冷えでお悩みの方は少なくないようなので,一つの可能性として捉えて頂ければと思います。

網膜剥離のレーザー手術rolfinger.com2015年10月3日

長期通ってきてくれるクライアントの方が,突然網膜剥離を起こしてしまったために,レーザー手術をお受けになったそうです。 その影響で,顔の凹凸が著しく左右で異なる感覚となり,違和感で一杯とのことでした。

そこで,顔面を中心に手で優しく覆って,広がるための足場を提供することを入念に行いましした。広がり初めたところで手を離すとさらに反応が進み,頭部や顔面以外の場所にも様々な不随性の反応が観察されました。

3週間後にいらした時には,すっかりその左右差のある違和感がほとんど気にならない程度に解消したらしく,本当に感謝しています,というフィードバックを頂きました。

眼球に直接レーザーを当てる訳ですから,知覚的に相当偏りが生まれても不思議ではないですが,必要とはいえ,手術など医療処置の後のケアは重要だと再認識しました。

雀鬼会にお邪魔してrolfinger.com2015年10月8日

10日ほど前に町田の雀鬼会にお邪魔した。ここにくると,いつも背筋がピンとなるが,ほどよい緊張で気持ちがいい。温かく迎えてくれる会長や会のみなさんにいつも感謝である。今回はベーゴマで遊んでもらう。ベーゴマは男の遊びなんですね。

僭越ながら,桜井会長にロルフィング・セッションさせて頂く。レーネンさんやうちのwifeもそうだが,確かな感性に基づく感覚がありながら,決して体裁で物をいわず真っ直ぐなフィードバックをくれる方々にセッションする機会は貴重だ。

自分のロルフィングには絶対の自信があるが,狭い業界のお山の大将や天狗にならないためには,本当のことしかいわない人々に機会があるごとにセッションして,自分のワークを客観的に観て貰うことは続けていこうと思う。

癌をお持ちの方へのワークrolfinger.com2015年10月9日

癌を切除せずに温存する立場の方が,最近数名セッションを受けにいらしています。病気になられたことをきっかけに,生活を見直し,化学療法や侵襲的な処置を避ける選択です。  QOLを向上させ,一日一日を大切に快適に過ごすためには,セッションは大きな手助けになります。

まず,神経系の安定化や調整は,免疫を高める可能性がありますし,身体の血液循環が改善すれば,体温や免疫細胞がより活動しやすくなることにもつながるはずです。病気がある無しに関わらず,私達には,どんな段階であっても,健やかに快適に生活するポテンシャルとそれを追求する権利があるはずです。

イールドやムーブメントで組み立てられたワークは,非常に繊細なタッチで行うので,腫瘍を機械的に強い圧力で直接刺激することはありません。ロルフィングの主旨をよく理解された上で,セッションを希望される方には喜んでワークを提供しています。

医療診断データを提供頂ける,モニターも募集しています。

よりよく在るためにrolfinger.com2015年10月9日

ロルフィングは,Well-beingを追求するものです。よりよく在るということには,広い意味が含まれます。思いっきりQOLが低い状態から0を目指すものが,一般の医療的な介入とすると,0よりもさらに+に誘うのがロルフィングといえます。

低  ←  QOL →  高

-3  -2  -1  0  +1  +2  +3

<治療的介入> < ロルフィング>

例えば,大怪我や大手術をするとQOLはかなり低いレベルまで下がりますが,傷が時間とともに癒えてくるとかなり持ち直してくるものの,以前と同等のレベルに病院に通うだけで回復するのは難しい。それは医療措置が不可欠だったにせよ,医療的介入がどうしても身体にダメージを与えてしまうものだからです。

患者側としては,元の状態に復帰したい,以前行っていた運動や活動をするまで回復したいと思っても,病院側で提供するものにそれらは含まれていません。しかも,困ったことに,命が助かっただけでも有り難いと思いなさいと言わんばかりのドクターも存在します。

非科学的で非論理的な他人の意見に耳を傾け,諦めてしまう前に,何か" できること "があります。人間が本来持っている自己調整する潜在力を使えば,QOLを低下させているものの多くの原因である,解放されていない余剰のエネルギーだったり,術後の結合組織の癒着などを手放すことができます。

全く,元通りと同じではなくとも,支障のないレベルに回復する可能性は手放さなくていい。

むしろ,それをきっかけにして,全体性を回復する旅に入ったと思えればしめたものです。

ただ,その時大切なのは,すべてを見直すことです。都合よく一部だけをよくすることはできません。それらは関連性の中に存在し,その背景にあるものが変わることが大切だったりします。

クライアントの大切な気づきrolfinger.com2015年10月16日

ロルフィングシリーズの第4回目のセッションを終えた後で,クライアントの方がご自分で気がついたことですが,

"ふと思ったのが「私は、悪いところにしか意識がいってないな」ということです。調子のよいところ、痛みがなくなったところもあるはずです。だけどいつも痛みや苦しみを感じるところばかりを探しているような気がします。それでは、自分を痛みで包み込んでしまうのではないかと。"

身体の違和感に注意が向かう傾向の強い方ですが,ソマティック・エクスペリエンスでよく行うように違和感以外のリソースに気がついてもらうような促しは一切行っていませんでした。クライアントの方が,ご自分でそれに気がついたことはとても大きなことだと思います。

違和感やトラウマを追跡している状態では,自己調整能とつながることは難しいですが,痛みをとことん感じる時間も全くムダとは言い切れない大切なプロセスだと思います。

違和感以外の感覚にも注意が向くようになれば,可能性が広がり,生きていく姿勢にも違いが出てくるはずです。

より詳細なレポートは,こちらにアップしてます。

レイ・マッコール先生のデモセッションrolfinger.com2015年10月19日

古くからロルフィングに従事しているレイ・マッコール先生のデモセッションをアドバンストトレーニングで間近に観るのははじめて。

人間とは,ラインの周りに形作られるもの,というロルフ博士の洞察をそのままセッションで見せてくれた。ラインとの関係性を知覚しながらワークをしたことはこれまで経験していなかったが,近くで観察していて,それがよく解った。

さらに,レイが,第3の手 つまり知覚を使って,そとからは明らかに触れていないけれども,リアルに仙骨に触れていることが解った。何となく感じているんだろうな,というレベルとは全く異なるリアリティにちょっと驚くと共に,彼のワークが効果的な裏付けがよく理解できた。

それ以外に,キネスフィアをバブルと呼んでいたが,普段通常は,知覚できないものをしっかり捉えていることがひしひしと感じられて,いってしまうと,百聞は一見にしかず,ということでしょうか。インスパイアされました。

肺癌をお持ちの方へのワークrolfinger.com2015年10月21日

肺癌と診断された方がセッションにいらしています。治療ではなく,日々の暮らしの活動の質を高めるのが目的ですが,ご感想を拝見すると,痛みや違和感が主に気がつく主要な感覚でしたが,セッションが進むごとに,レポートの内容も変わってきていて,さまざまな感覚や在り方に変化が出てきているようです。

体験記の全文は,以下のページに掲載中です。

http://rolfing.asia/pg216.html

病気をきっかけにして,生活を見直し,全体性を回復するために,ロルフィングなどのソマティックなプラクティスを利用するのは,いい選択だと思います。ただでさえ,不安で大変な思いをしている中,その選択をして頂いた方々に対して,応えられるだけの質の高いものを提供しなければ,と思います。

セッション直後からさらに変化する身体rolfinger.com2015年11月5日

モニタープログラムに参加された方のセッション7直後の身体より,4日経過した後の身体の方が左右のバランスが整う結果となっています。

セッション直後にバランスさせようとするのではなく,身体の自己構成力に任せて,変化を引き出すのが,このワークの目指すところです。

これが,処置ではなく,プロセスとして大局的にとらえるロルフィングの特徴といえます。

比較の写真を以下の場所にアップしています。

Rolphoto gallary

自衛官の方のロルフィング体験rolfinger.com2015年11月6日

以下,お送り頂いたレポートを転載します。

レポート no.1

第一回目のセッションを受けて。

率直な感想を申しますと、「これしかされないのか!?」という印象でした。

でも確実に体は変化していて、すごく不思議な感じでした。

最近、体の使い方や感覚について、よく意識するようにはしていたのですが、セッション中になかなか変化に気づかなかったのがもどかしかったです。

これから、もっと感覚を研ぎ澄まして、変化に気づけるようになりたいと感じました。

写真を見て、先生のご指摘の通り、体の歪みが改善されてて、驚きました。

特に、お尻が上がっていたのは、はっきりとわかって、骨盤を意識してみると、しゃがんだときに楽さを感じたり、座ったときに腰が軽く感じました。

一番驚いたのは、

翌日、仕事で実施した射撃訓練での出来事です。

自衛官といえど私は、職種上あまり銃を触れることがなく、その日使った9ミリ拳銃に至っては、7年ぶりに使うものであり、周りの隊員より不慣れさを隠せませんでした。

それでも、なんとなく前日施術を受けた呼吸を意識したりして、リラックスしながら、射撃を実施した結果、80人中3位に入り、自分にこんなに射撃のセンスがあると思いもよりませんでした。

好結果が、一概にロルフィングの効果かは判断しかねますが、なにか不思議なパワーが宿ったようで、次回以降のセッションが楽しみになりました。

セッション翌日、翌々日に体がだるくなるようなことがあると忠告を頂いてましたが、そのような感覚なく、むしろ、体が調子よく、疲れにくいです。

次回もよろしくお願いします。

セッション2の感想rolfinger.com2015年11月11日

Hさんからのレポートです。

↓

2回目のセッションでは、主に下半身に対して働きかけてもらいました。

田畑さんの誘導に沿って、足先から臀部にひとつづつ意識を向けて、身体をベッドに預けていきました。最初、私は胸だけで呼吸していたかもしれませんが、徐々に、呼吸が臀部や足のほうまで伝わるようになっていきました。

今回のセッション後の変化は、お腹が伸びるようになったことです。私はいつも、腰が反っていたと思うのですが、立位や歩行の時に感じていた腰の痛みをあまり感じなくなりました。たくさん歩いても、以前ほど疲れを感じないようになった気がします。前回は、セッション直後に大きな変化を感じ、その感覚は数日間続きました。今回は、セッション直後には前回ほど大きな変化は感じなかったですが、6日経った今日も、感覚が残っています。

Aさんのセッション1の感想rolfinger.com2015年11月11日

様々な深い気づきの伴うレポートをお寄せ頂きました。

【ロルフィングレポート①】

●セッションを受ける前の主訴

・表面的には痛みをとりたい(首、肩、頭痛)。

・すぐに緊張して硬くなる体をコントロールできるようになりたい。

・すぐ疲れてしまうので、できることに制限をかけてしまう。

・頭を使うと疲れてしまうのが自覚しているのに、自分の想像以上のスピードで思考が先走るため体と調和がとれない。

・気候、気圧の変化に敏感すぎてしんどい。

・刺激の閾値が低い、感受性が高いと感じるがそれでいつも疲れる。

・体が先にノーと言ってくるので、何がストレスかがわからなくなる。

●初めてお会いした際

平然を装ってはいたと思いますが、知らない人に会うのはあまり得意なことではないので、緊張していたと思います。

田畑さんがあまり、言葉が多くなく、距離があって入り込まれないことで逆に安心をしました。

後で振り返ると、初めて会う人、行く場所、見るもの、意図的にではなくてもかなりの早さで目で情報を集めに行き、主観的に何かしらの評価をしようしていることに気がつきました。

●受けている間

・呼吸に意識を向けることが、強い力を使わないと向かないことに気がついた。

→いつも呼吸が浅いという認識あるが、なかなか変えられないのはそういうわけかと感じれた。

・施術者の位置だけで違和感のレベルが変わり、自分の身体の感覚がとても変化したことに驚いた。

・聴覚や、視覚、空気感などに対して体が不随意(自分が意識していると思っているよりも更に)に働いていることを非常に感じた。

・痛みや違和感などがなくならないと、呼吸の変化が解りずらかった。

・常に症状(痛い、違和感)に意識が向いてしまうことがわかった。

・心地が良いより、心地悪いに意識がむく。

→普段から問題をみつけて、それを解決しなければいけないという仕事のやり方、考え方にとらわれている気がする。(本来はそうすることがベストではないというのは気がついているのに)

・左手を伸ばすイメージで、体幹、下肢のいつもチカラが入りずらいところに力が入る。イメージするだけで体の準備はできるということを感じる。

・逆に如何にいつも手先、足先などわかりやすい所だけで身体を使おうとしているかを感じる。

・いつも不調がある左側は何かに頼る余裕がないことを感じる。感覚かない、支えられないから独りでに頑張って辛くなってるんだなと感じる。

●セッション後帰り

・歩くのが楽、背中が丸くならない。

・気持ちも軽くなる。

・足の裏で地面を捉える感じがある。

・帰り本屋に寄って本を読もうとしたが、くらくらしてぼーっとするのですぐに止めて帰る。

・座ると置き場所がわからない。立つ方が楽。(いつもと反対)

・本や携帯を見るといつもの距離感だとくらくらしてしまうので見るのを止める。

・だらだらと引きずらない。体が変化していることを認めてできないことを止める。体を守る意識が働きやすかった。

●次の日〜2日後

・朝すっきりと目がさめる。こんなに爽快におきれたのは記憶がないくらい。驚いた。

・朝ご飯、弁当を準備をする余裕がいつもよりある。頑張らなくても動ける。朝辛くてぐうたらしてる自分にいつも嫌気がさすので、自己嫌悪にならない。

・午前中は仕事をするときに普段よりすっきりしていた。

・仕事に対する意識も軽くなる。タッチも明確になる。

・余計な事をやらない。余計な場所を触らない。他者との距離がとりやすかった。

・午後は3時頃に疲れて頭痛が起きそうだったので薬を飲む。ロキソニン一錠。

●3〜4日後あたりの出来事

・横になって呼吸に任せる時間を意識的に作るようになった。

・頭で考えないようにするようにと考える。

・脊髄レベルでまず体を整えることを意識する。

・自分の体の置き場所がいいところを探すようになった。関節の角度、位置、頭、体、足の向きなど。動きやすいところ、体に任せるように意識をして動かす。

・脳の中で起きていることを整理すること。心、からだ、頭、感情、理論といった言葉になると分かりやすいようで曖昧にみえる表現でごまかすことをすこしやめてみること。

・仕事するときに一人になる環境をより選択するようになった。余計な会話に加わらない、余計な情報を耳に目に入れない。

●5〜7日後の出来事

・やりたくない仕事(今までならば嫌でも未来の自分のためや、相手のために引き受けていたもの)を断ることができた。

・自信とは、自分の本能的な感覚だけをそっと受け入れてを信じることだという感じがすっとわかったような気がした。

・諦めることが出来るようになってきた。思うように行かないときは、それを手放しすしかない、しょうがないという思考が出てきた。

・まだ起こっていないことに期待を抱かなくなった感じがする。

・感情を出すけど、それを無防備に相手に言葉としてひょいと出してしまう前に、少し待つことが出来るようになった気がする。

・反応する刺激は人の感情や、表情や、空気感や、言葉など。思っていたよりも入り込んでくるんだと納得する。心構えがあるので、まえより落ち込まない。

・ならば自分のために意図的に環境を変えなければいけないということも理解する。

・座ることが心地が悪いことがおおい。座るということは、人間(今の私だけ?)には思っているより難しい事だと感じる。人間は立って歩くように出来た生き物みたいだ。

・体が落ち着くためには関節が求心位にあると楽で、その方向に筋肉は勝手に持って行きたがることをより実感する。きゅーっと引きつけられる感じ。

●それ以降

・首から下は比較的楽になり、左下肢にも意識して体重をかけられるようになった。

・首、頭は痛みや重さなど違和感が強くて、疲れるとすぐ横になりたくなる。

・前は体が辛くなると思い通りにならないことにいらいらして、自分の体を憎んでいた気がするが、今は大事にするようになっていることに気がついた。思っていたよりも答えは近くにあるのかもしれないと思う。

・前よりも少し感情を出すようになった気がする。パートナーに対して怒ったりできるようになってきたこと。まだ人前では泣けないが、1人のときに涙がちゃんと出るようになった。

・体に合わないと感じるもの甘いもの、小麦粉を食べるのを止めれるようになってきた。以前は具合が悪くなるとわかっても疲れると食べてしまっていた。

●その他

・体が辛くなると、セッションのときに手を当ててもらった感覚を思い出して働きかけてみた。

・セッション後の自分の感覚を書きだす、書きながら自分の内側を探るということをしていると、それにさえ力が向きすぎてしまうことを感じる。ちょこちょこ。これは書いておこうとふと思うくらいがちょうど良い。

・いままでセラピストとして何かを与えなければということばかりを考えてきたが、それは自分を予想以上に消耗させ、お互いにとって良いやり取りではないのではないかと考えたりする。

・自分の感情と、相手の感情を混ぜないようにすることの大切さを時折意識するようになった。

★自分の今の精神状態

・実はこれはセッションを受ける理由ではありませんでしたが、9月の頭に実の母を亡くしました。そういうタイミングでした。

それは想像していたよりも理解のできないことで、今自分がどこで何をやっているのかわからなくなることがまだまだよくあります。

考えていたよりも母と私の心の中での繋がりはとても大きかったことを実感しています。

認識したいことと、したくないことがありまだ自分の思考にシャットダウンをします。

でも以前より空想の中に自分を置かなくもなったような気がします。

心臓弁手術を受けた方へのワーク (続報)rolfinger.com2015年11月16日

大手術を受けられて,10回のセッションを提供したところですが,心身が楽になってきたことに加え,手術後常用していた睡眠導入剤を使わなくとも,眠れるようになったとの感想をいただきました。

医療的な介入はときとして必要ですが,その後十分な回復に持って行くには,安静と時間の経過だけでは不十分といえます。

医療処置による影響はどうしても身体に残るので,ソマティックな働きかけを是非活用してもらいたいと思います。

肺癌の疑いがある方へのワークrolfinger.com2015年11月16日

セッション開始当初は,身体を意識してもらうと,感じる感覚のほとんどが痛みに焦点があっていましたが,セッションが進むにつれ,少しづつ,身体の様々な場所に感覚が蘇ってくるとともに,痛み以外の例えば,楽な感覚や動きやすさ,軽さなどの感覚も出てきたようです。

身体の辛さ以外に注意が行き始めると,知覚が広がり,そのことによって,目に入ってくる情報も広がり,質も変わってきます。動きや知覚が変わることによって,パターン化し,囚われた状態から自由になり,前向きに生活する"きっかけ"が生まれます。

それは,思考からではなく,身体の動きが変わることが実のある根本からの改善につながります。

何かが治る治らない,痛い,痛くないというような身体状況の改善より,むしろ意義のある変化だと思います。

http://rolfing.asia/pg216.html

120分Rolfingセッションの体験記rolfinger.com2015年11月19日

レポートとしては初となる,Rolfing120分コースの体験記です。 クライアントは,イールドワークに興味があってお申込みになりました。痛みと施術,セッションで得た体験を生活にどう活かすか?についての考察を含む深い内容です。

以下転載します。

第一回目

田畑さんのロルフィングは非常に繊細なタッチで、触っているか触らないか微妙な感じの時もあり、痛みとはほど遠かった。 それでいて、身体がとても楽になって、呼吸も深くなった。

(一回目は呼吸に焦点をあてた。)

ちょうど、数日前、整体を習っている友人が、痛いのはいいのだと整体の先生から教わっていると言って、とても痛い施術をしてくれたばかりだったので、とても助かった。(その時の痛みは2週間も尾を引いた。)

はっきり言って、痛いのが効くという施術者は、田畑さんの効果的な施術を受けた後では、なにかヒーリングをするのとは別の要求が隠されているのではないかと思ってしまった。

痛いと、肉体的だけでなく、精神的な苦痛もおこる。もし、誰かが以前に整体というのではなく、DVなどの体験を受けていたとしたら、逆にその嫌な体験を思い起こさせてしまっていたのではないかとも思った。

物質的な力を、施術者という権威によって正当化するけれども、それが、相手とのヒエラルキーに立って、相手の身体や精神的な反応を一方的に無視するようであれば、なにか違うのではないか、、、。

こんな風に思えたのも、田畑さんが、施術をしながら、私の身体の反応をよく見ているのがわかるからである。

触っては一呼吸置いて、ある反応が起きるのを待ち、無理はせず、まるで私の身体と対話しているようで、そこでは、対話と調和があり、ヒエラルキーや正当化のような無言の力関係を感じなかった。

また、反応を待ち、時間をおいてから、次のステップに進むという作業には、私自身も、自分の身体の反応の意味や感覚を感じ取る時間を与えてくれる。自分が自分の身体と対話し、考え、感じる時間である。

特に貴重だと思ったのは、その部分で、とても痛い施術を一方的に、何も私の身体の反応を待たずに次々とされた場合、自分で考え、感じるという作業が痛みのために麻痺して、凍り付いてしまい、なにか暴力めいた感じさえ受けてしまうからだ。

一時的に痛みを起こす施術でも、それが対話のうちであり、自分と施術者に、その反応について考える時間を与える場合は違うと思う。自分は尊重されていると感じるし、痛みをある程度、解読できる。

身体の痛みが、ある精神的なストレスや、抑圧し、忘れていたストレスを思い出すきっかけとなってくれることがある。

心と体は繋がっているのだ。

何が問題で、何を自分は手放さなければならないのか、、、。

何が痛みを引き起こしているのか。

その鍵を、たとえ痛みであっても、反応を味わう時間を与えられていることで考え、施術者との信頼関係のうちに、良い方向にかえることができたりもする。

自分の身体を通して、自分自身を知ることはとても大切なことだと思う。

自分は最終的には自分でしか変えられないのだから。

第一回目は呼吸についてだったが、自分がいかに今まで身体を緊張させて、浅い呼吸でいたのか、施術を受けたあとの状態と比較して痛感した。

そして、深い呼吸ができるようになった自分でいると、いかに精神的にも安定して、リラックスして世界に向き合えるようになるのか気づいた。

すると、人や世界に対する見方や感じ方が変わる。

驚きの瞬間だ。

だが、いつもの日常生活に戻ると、この新しい私、深い呼吸で、堂々と話し、自分に自信と誇りを漲らせて話す私に人々はどう反応するのかと不安になりだす。

いつもの、弱弱しく、頼りなさそうに話す、ある意味、"扱いやすい"人から、自分の思っていることを堂々と言う私を周囲の人々は受け入れるだろうか、、という疑念が頭をもたげだす。

逆に言うと、呼吸が深くなり、落ち着いて、胸も張って、身体の重心も良い位置に変わるということが、どれだけ、自分を尊重し、自分を愛し、ありのままの自分でいて、人の言いなりではなく、自分の意見をはっきりと言いたいと思わせるまでに自分の生きるあり方を変えてしまうということは驚くべきことだった。

自分が深い呼吸で、深い声で話したとき、長年抑圧されてきた素直な自分でいたいという欲求が現れたり、自分のもっと自然な姿のありようや美しさや心地よさに自分自身で感動し始めた。

そして、いったん気づくと、もう後戻りしたくないという気持でいっぱいになった。

過去の自分との闘いによって、第一回目の施術の成果も変わってくる。

その成果をどのくらい維持したいかは、自分の過去の人間関係や生活をどのように変え、あるいは抜け出したいかということでもあった。

私の場合、特殊な事情により、第一回目の施術と、二回目との間が空いたので、闘いと、表現してしまうほど、いろいろな観察ができたのだろうと思う。

身体の在り方が変わると、気持ちの持ちようや自分の自尊心まで変わる。本当の自分が素直に表現されるような環境、人間関係、生き方まで求めたいという強い欲求にまで高まる。これに気づいたのは驚きだった。

交通事故の影響のある方へのセッションrolfinger.com2015年12月2日

交通事故によるむち打ちの影響がある方へのセッションです。

セッション後の写真データから;

第1回目のセッション直後より,一ヶ月経過後の方が,より身体の統合が進んでいることが観察できます。首は頭部をより垂直に支えています。

以下,お寄せ頂いた体験レポートの抜粋です。

〇第1回目のセッション当日

自分の元の体にもどるという所に魅力を感じて施術を受けることにしました。

背中の下に手を置かれ、それを抜くと体が開いてマットに背中のつく面積が多くなる感覚がしました。それが、もっと呼吸が深くなり楽になる助けになってくれている感じがしました。

感じること、感覚を考えようとすると呼吸が浅くなるような感じがしました。

終わった後は胸が開いて、楽になった感じと肩が軽くなりました。

〇3週間後

生理前後で頭痛、眼痛がありました。意識しないと肩が内側に入ってしまうことがありました。意識して、深呼吸をすると体が覚えているような感じがして、以前よりも深く呼吸ができました。

〇第2回目のセッション当日

施術が進むと、体がどんどん緩み、マットへの体の接地面が多くなる感じがしました。

左足首に何かないか?と言われた時に、そういえば左足の股関節を痛めていたことを思い出しました。(病院では異常がわからず、遺伝?重いものを持つ、歩きすぎると痛む。)その影響か、足首は回すとボキボキ音がするのですが、慣れてしまって忘れていました。

施術後、足の裏がしっかり地についているのがすごいなと思いました。体も軽いし、呼吸もとても楽でした。終了後、今回は眠くならず、動かしたい感じでたくさん歩いてから帰りました。足の裏がしっかり地面についている感じがして、歩くのがスムーズで、楽でした。左肩にはコリがあるのを感じました。体の感覚に集中するのは簡単ではないですが、気持ちがいいものだなと思いました。

〇4日後

とにかく、歩くのが楽。右膝の痛みがない。左の肩にコリがあるのを感じるが、重かったり、痛みがあるわけではない。

〇1週間後

右肩は軽いが、左肩、背中にはコリがあるのを感じる。歩くことが楽になった。足が地面にしっかり付く感じがして、今まではもっと不安定だったと気付く。

〇10日間後

肩も開いているのを感じる。歩くのもやはり楽に感じる。右膝の痛みがない。

体験記の全文

セッション中に提供する情報についてrolfinger.com2015年12月7日

ワーク中にこちらから受け手の方に言葉でお伝えすることは最小限でありたいと思っています。セッション中或いは後に,身体がオープンになっている状態で入ってくる内容には注意を払う必要があります。無防備な状態で入ってくるので,それが深層の意識まで影響を与える可能性があるからです。

セッションしていて,どこどこでこんなパターンを指摘されたとか,あるインストラクターにこう指導された,ということに非常に影響を受けすぎたり,それに執着していることをたまに目にします。こうした情報は的を得ている場合もあれば外れている場合もあるし,今現在はそこに拘らなくていいことがほとんどです。にも関わらず,その言葉が深層心理にこびり付いてしまっているのは,かえって害になります。表向きクライアントのサポートをしようと見せかけつつ,実はプラクティショナーの思い込みを押しつけている例も少なくないように思います。

さらに,身体や知覚を通しての働きかけが中心ですが,その入力情報によって,受け手のシステムがどんな反応を示すか?については自由であり,施術側が何かを期待して観ていることが,受け手が起こしたい変化を阻害することにもつながるからです。

言葉や説明が足らないと思われがち?かもしれない田畑のセッションですが,その姿勢を汲み取って頂けるとやはりうれしいです。

先日10回のセッションを終えた方が,メールで以下のような感想をお寄せ頂きました。ご本人の許可を得て紹介させて頂きます。

↓ ↓

"今までいくつかボディワークを受けてきましたが、終了後に施術内容や注意事項の説明を細かくしてくださる方もおられました。

しかし今回のセッションを通して、そういったことは私の"自分で感じる力""自分で直す力"を削いでしまうのかもしれないと思うようになりました。

田畑さんがご自分から仰ることは必要最低限のことのみだった(とお見受けする)ので、ともすれば訊き過ぎてしまう・答えを他者に求めてしまいがちな私にとっては、そういったスタンスでいてくださったことはありがたいことでした。

質問すればもちろんやさしく答えて下さいましたが、それもすべてを言うのではなく、少ない言葉の中で示唆してくださるということが多かったので、そのおかげで自分の感覚を大切にすることができました。

いつも丁寧に接してくださり、ありがとうございました。とてもうれしかったです。"

↑ ↑

Rolf Instituteの季刊誌にインタビュー記事掲載rolfinger.com2015年12月18日

今月発行されたRolf Institute®の季刊誌Structural Integrationのコラム欄Faculty perspective(教員の視点)として,インタビュー記事が掲載されました。

聞き手となってくれたのは,今年の春にサンタクルーズで開催したワークショップに参加してくれたベイエリア在住のロルファーKathy McConellさん。実際に学んだ内容をセッションに取り入れて,効果を上げているとのこと。

彼女のクライアントは,あまりタッチが軽いのに変化するので驚いているそうです。また,ある長く通っているクライアントからは,

"ロルファーが何もしなければしないほど,私はより多く感覚が増すようだ。"

というフィードバックもあったそうです。

日本で発展した技法が,こうして海外でも使われ広がって行くのはうれしい限りです。

以下の場所から全文が閲覧できます。

The Art of Yield

2016年20件

2016年rolfinger.com2016年1月8日

昨年は,オフィスの移転や,USAでのRolf Movementワークショップなど,変化の多い年でしたが,今年は落ち着いて,セッションに打ち込む所存です。

オフィスの移転は,やはり出来事としては大きかったようで,セッションのペースもスローダウンして,見えないところでいろんな準備とプロセスが進んだのと同時に,いろいろこれからどうやっていくのか?などなど考えるいい転換期になったような気がします。

よくよく考えると,一番大切なのは,時間。これを大切にするには,無駄なことをやめて,絞りこんでいくことかな,と思います。

痛みが改善していく過程rolfinger.com2016年1月26日

現在,以下のような状況を改善するためセッションにいらしている方がいます。

"心臓の開胸手術による胸骨の痛みが抜けず、日常生活・歌う際に支障がある。胸骨が常に固く強張っているように感じ、疲労が溜まると鎖骨に痛みが生じる。"

現在セッションを今回が3回目ですが,対症療法的処置ではない,Rolfingのようなホリスティックな働きかけによって生まれる特徴的な過程をよく表す感想を頂いたので,以下,その一部をご紹介します。

→

セッション後は、いつも血行が良く、元気になる。

今回は鎖骨、胸骨、首が痛い状態で体に色々な働きかけを行ったので、セッション中・直後は痛みが減少したのですが、帰り道と帰宅後に、特に首の痛みがマックスになりました。いつも安静にしていると治まっていたので、働きかけたからかなぁと思っていましたが、次の日に起きると、全く痛みはなくなっていました。昨日の痛みは、身体の中で色々調整をしていたからかもしれません。

改めて、身体の調整能力やバランスを整える力はすごいなぁと思いました。

←

こうして,痛みが一時的に強調されたり,場所が移動したりという過程を通して,全体性を回復していくようです。

セッション1回目から3回目までの頂いた感想の全文を開胸手術されたクラシック歌手のRolfing体験記に掲載しています。

ピラティス講師訓練中の方への10シリーズRolfingrolfinger.com2016年1月26日

ピラティスインストラクターを目指している方へのRolfingが10シリーズついに完結しました。9回目には,スナック菓子を買わなくなるような味覚の変化やピラティスのエクササイズにも実感できる違いがでてきて,10シリーズ終了後には,"空間を支えにして歩く感覚"や"積極的に歩きたいと思う気持ち"が芽生えたり,あちこち身体をぶつけてアザをつくることがなくなったとのことです。

コメントを以下引用します。

"養成コース中に学ぶピラティスの動きは上級になるにつれて、接地面の少ない不安定な環境の中で身体を自分で支えながら動くというような、必然的に「統合された身体」での動きが要求されるのですが、やはり短期間ではなかなか身体がついて来ず、その原因は身体の使い方の理解の不足や、自分の身体の柔軟性や筋力の不足だと思っていました。

今回、ロルフィング10シリーズのセッションを受ける機会を頂いたことで、「自分では気づかなかった」緊張やこわばりが自分の身体の中にあり、それは優しいアプローチで自然な弾力性を取り戻すことを実感しました。(まだ変化の途中とは思いますが)それにより、エクササイズ中の無駄な力みや、「動きの気持ち良さ」に気づき、より自然に動くことができる様になっている様に思います。このタイミングで受けることができて本当に良かったです。"

体験レポート全文は,こちらに掲載しています。

股関節にトラブルがある方へのワークrolfinger.com2016年2月2日

杖なしでは,歩行がままならない方が,ロルフィングのシリーズを受けにいらしています。

お話によると,ちょうど5回目が終了した次の日の朝,杖なしで家の中を歩き回っていることに途中で気づいて,"杖がない!!" どうしようと焦ってとても恥ずかしい思いをした,という微笑ましいコメントを頂きました。

外出してしばらくして,杖を忘れたことに気づいた,というところまで持って行きたいところです。

でもその兆しがみえてよかったと思います。

Rolfingの3つの側面rolfinger.com2016年3月16日

Advanced Rolfing Instructor のRay McCall がJRAの総会で興味深いことをシェアしてくれた。

それは,Rolf博士が,Rolf InstituteにRolfingの権利を譲渡する際に3つの学校を創ることを条件としたらしい。それぞれの特徴を有する学校の内訳は,東海岸には,Medical部門に特化した学校,中西部のBoulderには,Spiritual/Esoteric,そして西海岸には,Psychological/Emotionalに特化した学校という仕分けだったらしい。その夢は未だ実現していないが,Rolfingの特徴をよく表している。

興味深いのは,ロルファーがロルファーになろうと思った動機も,その3つのうちどれかに分かれる。

自分はというと,その3つが全部あるからこそ,ロルフィングに惹かれ続けていると思う。

体験者からのロルフィングの特徴rolfinger.com2016年3月28日

顎関節症と診断され矯正歯科で長期治療を行ってきた方が,10シリーズロルフィング体験として,7回目の後,以下のような感想を寄せてくれています。

" 施術後にかなり間が空いていても、身体になんらかの前向きな変化があるのが、ロルフィングとほかの施術との違いであることに、最近気が付きました。

施術直後と施術後しばらくたってからでは、体感が違うのです。

何がどう、というのを細かくは言えないのですが、立ち方が楽に安定してきたなとか、

そういうことにふと気が付くのです。

気付いたときに、身体のどこかが楽になっている。

それがわたしが思うロルフィングの魅力の一つです。"

第1回目からの体験の全文は,以下のサイトでご覧頂けます。

顎関節症と診断された方のロルフィング体験

60歳を超えて、今の自分が一番軽やかで元気だ、 と自信を持って言えるのが嬉しいrolfinger.com2016年4月7日

先日,10シリーズを終えた方から,感想をお送り頂きました。ご本人の了承を得て,掲載させて頂きます。

→

セッション10回シリーズを終えて

幼少時より神経過敏で疲れやすかったのですが、

50歳を迎える頃、身体の不調に耐えられなくなりました。

長年の不調が絡まりあい、堆積し、日々何とかしたいと焦りながら、

ドクターショッピングから始まり、様々な療法を試して10数年、そして、ロルフィングに出会いました。

『筋膜の緊張を取るには、ロルフィングがいいですよ』と、

あるカウンセラーに勧められ、翌日には予約しました。

ほとんど予備知識がなかったため、

なぜ歩かされるのか?

なぜ写真を撮られるのか?

なんだか不快感がありました。(恥ずかしいからです)

2回目、いつものように『今はどんな感じですか?』と田畑さん。

わたしは痛い所、痺れている所を答えました。

『楽になった所があるでしょう?』ともう一度尋ねられた時、

あら探しばかりしている自分に気づき、唖然としました。

恥ずかしがるのは違うな、田畑さんを信頼しついて行こう、

と思った瞬間でもありました。

普段の日常生活でも、

自分の身体の内部に意識を向け始めました。

すると、身体は様々な情報を、常にわたしに発信してくれていることを知り、

自分の身体を愛おしく思い始めています。

また、身体ってなんて面白いんだ、と大きな発見をした気分です。

ロルフィングは、施術者と受け手の協働のようにも感じました。

自分が能動的に関われるのも嬉しいです。

色々な症状が出ては消え、出ては消えを繰り返していましたが、

後半から、身体の内部が連携し始めたようです。

今は、驚くほど首肩が軽く、よく回るようになり、

圧迫されるような頭痛は消え、喉のつまりも消え、

右脇の鈍い痛みが、ごそっと取れた時にはびっくりしました。

10年来の不眠も消えています。

思いがけず、気持の切り替えが早くなったのも嬉しいです。

60歳を超えて、今の自分が一番軽やかで元気だ、

と自信を持って言えるのが嬉しいです。

軽く、あたたかいタッチの田畑さんの手、指は、

眠っているわたしの身体に、そっと語りかけているように感じます。

ネガティヴなこと、余計なことはおっしゃらない、

そして断定なさらない。

そんな姿勢の田畑さんの言葉が、今も心に響いています。

10回シリーズを終えてもうすぐ2週間。

体内の修復作業が、今も続いているのを感じます。

しっかりと身体の内部を意識しながら過ごしたいと思っています。

ありがとうございます。

2016年4月6日

ロルフィングシリーズ終了後,半年経過してrolfinger.com2016年5月9日

昨年末に10シリーズを終えた方から,半年経過後のレポートをお送り頂きました。おもなところを抜粋します。

↓↓

施術していただいて一番はっきり感じた変化は後頭部〜首〜肩の痛みが少なくなったことなのですが、その軽さは半年経った今も継続しています。

以前は1ヶ月のうちで「あぁ、マッサージに行きたいなぁ」と思うことが何度もあったのですが、今はそういったことがなくなりました。

・左膝の痛みが消えたこと(通常食に戻して10日目くらいまで無痛状態が持続)

・ロルフィングで痛みが軽減した肩周りに、さらなる軽さが感じられたこと

・月経期間が通常の1.5倍くらい長引いたこと(ファスティングは老廃物の排出を促進すると言われていますが、その影響か?)

など、わりとはっきりとした変化を感じました。

それと、ものごとを悲観的に見る傾向が少なくなりつつあります。

身体のことを考えたり感じたりしていた結果気づけば心も変わっていたし、身体から心へアクセスする手段があることを知りました。

↑↑

1回目から10回目までの全文は以下のサイトに掲載。http://rolfing.asia/pg214.html

西洋医療処置との違いrolfinger.com2016年5月9日

ロルフィングで行うこととオーセンティックな医療処置との違いは大雑把にいうとこんなところです。

1.固定するのではなく,空間と動きを与える。

2.感覚を鈍くするのではなく,感覚を上げる。

3.薬や療法に依存した状況から,責任をとれるように促す。

どこか痛めた場合,なるべく動かさないようにする処置が初期の医療処置には必要ですが,回復のためには,傷の治癒と経過に応じて,損傷した場所と周辺の関係性を取り戻すためには,少しづつ動かしていくことが必要です。医師はあまり責任をとりたくないので,永遠に動かすのはだめという脅しをかけるケースもあります。セカンドオピニオンを求めつつ,自分の責任のもとにリハビリする選択もあるでしょう。その場所に動きがあれば,血液やリンパなどの体液の循環も促されますし,動きがあることで感覚も出てきます。

耐えられない痛みを一時的に回避するのに,鎮痛剤を処方するのは必要かもしれません。しかし,大元のことを考えると,無理に仕事をするより,身体は休息を必要としているからその痛みを表現しているかもしれない,と考えてみるのも悪くない想像です。そのサインを神経細胞を死滅させる薬剤を注入する神経ブロック注射でごまかし続けるのは,いかがなものでしょう。痛みを感じる感度は落ちます。当然ですが,そのセンサーをなくしてしまうわけですから。痛みをないものとしてしまうと,そのツケはどこかにでてくる可能性は大です。ロルフィングは全体性を回復するのにつながりをつくっていきます。その過程で様々な感覚が戻ってくることが多く観察されます。また,痛みや負担が掛かっている箇所の負荷を減らすには,負荷をかけなくていいような繋がりのある状態や動きができるように働きかけます。

痛みや違和感に没入したり,圧倒されていると,そのことに対して責任をとることを忘れがちです。その状況になっている様々な要因を作りだしているのは,まず自分であって,それを少しづつでも変えられる可能性を持っているのも自分です。この状況では仕方がない,変えられることなど一個もないと思い込んでいる場合は,とことんそれを味わうことも大切です。でも,可能性は常にあります。どんな状況でも少しずつ違いを作っていけば,全体も少しずつ変わりはじめます。ロルフィングで目指しているのは,シリーズが終了するころには,とりあえずバランスを自分の責任でとれるようにすること。依存するようにマッサージや整体に通っていた状況から抜け出すと,そのことによって,自分への信頼が高まってくるのを感じる方は少なくありません。一時的なほぐしを否定はしませんが,依存からそれを楽しみとして受けるスタンスでは意味が異なります。これは体験からしか感じることができないので,お伝えするのは難しいでしょう。

福島・郡山ワークショップrolfinger.com2016年5月16日

今回で9回目となる郡山訪問。

複数回参加してくれている福島市在住の男性が,このワークショップに参加してきて,3.11の震災の前より,むしろ調子がいいと語ってくれた。

また,いわき市在住の女性は,本当は毎回参加したいのだけれど,3.11以降,家の状況は一変してしまい,家に籠もるようになってしまったという。以前は活動的にボディワークやワークショップを受けに東京まで出てくるような活動的な生活を送っていたにも関わらず。気持ちが外に向かないために,今回のワークショップもそうとう思い切る必要があったとのことだった。とても今回の活動にも感謝をしてくれていた。

似たような状況の方が,潜在的にいらっしゃる可能性を考えると,今後さらに継続してワークショップと個人セッションをしていく意義は高いと改めて思った。

Pre-nerveな領域rolfinger.com2016年7月1日

ここで発展させて技法,The Art of Yieldについてのインタビュー記事を書いてくれた,Kathy McConnelが,2年前にワークショップの中で,このワークの扱う領域は,pre-nerveだと表現したことを思い出した。

細胞が生存し,増えていくときに足場となる母胎を必要とし,細胞骨格のダイナミクスを得ることが必要となる。このワークは,その原初的な振る舞いを刺激することになるが,それは,神経支配となる前の状態への個々の細胞へのはたらきかけになる。

生きる姿勢rolfinger.com2016年7月3日

10回のRolfingシリーズを終えた方からのレポートが届きました。その中に印象的な記述が含まれていましたのでご紹介します。身体の姿勢だけでなく,生きることに対しての捉え方に違いが生まれたのかもしれません。

以下一部を転載します。

⇨

ロルフィングを受けて何が変わったかは、表面的にわかりやすい姿勢や自分の体の快適さはそうだが、自分の中で大きく変化したこと、感じていることを言葉にすると死にたいと思わなくなったこと、別に今死んでもいいやという無感覚な感情を持たなくなったことだと思う。

なんとなく小さいことから生きるのが辛い、生きづらいと思っていたし、好奇心が旺盛で色々なものを楽しむことが出来ても情熱的な感覚の裏側にはいつも冷酷な自分がいて、考えを巡らせると日々を過ごすことは暇つぶしのようなものだという虚無の世界にたどり着いてしまう。

結果生きていても死んでも一緒と心の底ではいつも思っていた。

最近は自分の内側の感覚と外の世界の隔たりが大きすぎて揺すぶられることに疲弊していたし、実際痛みが体から離れないことで物理的にも辛く感じていた日々が多かったために、その感情はここ何年かは一段と大きくなっていた気がする。今は過去の物にも、先のものにも囚われずに良い意味で無心でいられる瞬間のほうが多くなってきたし、何かに突っ込みすぎる自分を冷静に見れる自分もいる。自分の心の中の核心というかどうしても囚われずにいられないものはあまり変わりがないが、それでもその感情をふと投げ出すことが出来るし、先の見えないものに対する不安や焦りは無くなっている。

ロルフィングを終えて、何が不安かわからないような子供の時期以来、所謂社会の中で生きるようになってから、今までで一番穏やかに日々を刻んでいっているような気がする。

全文はこちら

10シリーズRolfingを終えた後,数回SEを受けた方からの感想rolfinger.com2016年8月10日

以下ご紹介します。

◆ロルフィング~SE~現在の変化

ロルフィングを始めてから1年ちょっと経ち、変化したことを挙げたいと思います。

以前の自分からは想像もできないような変化がいくつもあり、特に精神面での変化に感動しています。

生きているだけで満たされていて、光や風や緑や海に感動して泣くなんて事は自分には一生起こらないと思っていました。本当に感謝しています。

・ハイヒールばかり履いていたが、徐々に履きたくなくなり、今は年に数回しか履か なくなった

・洋服の締め付けに違和感を感じるようになり、ゆるい服を着るようになった

・冷えに敏感になった

・疲れに敏感になった

(疲れやすくなったと感じていた時期があったが、疲れに対する感覚が鋭くなったからだと思う)

・声が低くなった

(声が心地よく体の中に響くような感じがする事がある)

・肩こりが軽くなった

・マッサージに行かなくなった

(安心できない人に体を触られたくないと思う)

・人混みが苦手になった

(今までは人混みが落ち着くと思っていた)

・海の近くに引っ越した

(小学生の頃から夢だった)

・自分の体を否定しなくなった

・セッション中に微細な感覚をとらえようとすることで、身体が驚くほど多くのメッセージを送ってくれている事に気付き、身体は細胞レベルで生きようとしていると実感した

・一人じゃないと感じるようになった

・今までは落ち込みや不安に飲み込まれ、心が敵になることが多かったが、心も私の命を輝かすために、身体とともに何よりも私をサポートしてくれていると強く感じるようになった

・死にたいと思う事がなくなった(本当に嬉しい)

・生きているだけで幸せと感じる事が増えた

(今までの人生でそんなことを感じた事はなかった!)

・光や風や自然の美しさに心から感動する

・母親との関係に向き合い始めた

・父親を亡くしたことを、初めて悲しむことができた

・人といる時に、過剰に自分を演じる度合いが減った

・自分と他人の境界が以前よりはっきりしてきた

・自分の安全を守ることを大切にしだした

産後のセッションの感想rolfinger.com2016年8月27日

先日,無事お子さんを出産された方がセッションにいらっしゃいました。以下,ご本人の了承を得て,感想を転用させて頂きます。

↓

昨日、ふとおなか周りを眺めたとき、なんとなくシェイプが変わっており。

感覚を向けてみると、内蔵のおさまり感、それに、丹田の辺りにどっしりとしたものを感じました。

...ハラが決まれば、内蔵も居場所を見つけられる。

そういう感じがあり。

今回のセッションで1番変わったのは、実はハラだったんじゃないかなぁ? と思いました。

セッション中、からだから伝わってきた強くなりたい、という想い。

...強さってなんだろう? と思いながらのセッション後半に、膝の柔軟性が出てきたことや、揺れてもいいと思えたこと。

ハラ感覚の変容と強さへの想い、膝のこと。それってどういう関係なのかなぁ? ...と、今は思っています。

また出来事として、なんとなく数ヶ月未読にしていたメールを開いて、返事を書きました。

うやむやにして保留にしていたこと。

引っ張り出して、見つめて、actする勇気を得たのかな...と。

新しいハラ。

続けて伺って、あれこれ色んな角度から眺めたり使ったりしてみたい気持ちもありますが、

しばらく自分の居場所で、日々味わい付き合ってみようかと思います。

想い、つのっていたんだなぁ。機が熟したのだなぁ...と、長くなりました。

↑

10シリーズ・ロルフィングを既に終えられた方で,産後特に調子が崩れたわけではないが,バランスをより整えたいのでセッションを受けたいとのご希望でした。主に骨盤底下の支えを充実させるワークを重点的に行いました。特に内臓空間に直接的な働きかけはありませんでした。

ハイパーソニック効果rolfinger.com2016年9月17日

いい音楽をいい音で聴きたいという気持ちは,高校生以来ずっと続いている。LP盤から,CDに移行する際,デジタル化に伴い20KHzより高い音はカットしているとのこと。理由は,人間の聴覚が認識できるのがその周波数帯までというのが常識となっていることが根拠らしい。

しかし,実際にはそうではなく,40KHz以上の周波数をカットせずに,原音ができるだけ忠実に再現される大容量のデータをそのまま再生する技術が可能となった。いわゆるハイレゾである。

超高周波の音を含むハイパーハイレゾ音源には,なんと基幹脳を刺激する働きがあり,ハイパーソニック効果と呼ばれて研究が進んでいる。 基幹脳が刺激されると,免疫細胞の一種ナチュラル・キラー細胞が活性化され,血中のストレスホルモンが減少する効果が確かめられたという。

しかも,高周波部分だけ被験者に聴かせても効果は得られず,その他の周波数帯の成分もハイパーソニック効果を発現するには必要とのこと。

なんだか,一成分を取りだしても効果がでない辺りは,漢方のような作用である。

もう一つ非常に興味深いのは,このサウンドの効果は,ヘッドフォンでは得られず,スピーカーを通して体表がそれを感知する必要があるらしい。

となると,皮膚の表層の細胞が音波を感知して微細なレベルでゆらぎ,それが結果的に基幹脳まで影響を与えるというのだから,触れるか触れないかの微細なタッチであっても,相当な影響があることが予想できると思うのは都合がいいだろうか。

側湾傾向のあるお子さんへのロルフィングrolfinger.com2016年9月26日

睡眠中に痙攣発作が度々あって,てんかんと診断され薬を服用中のお子さんに対して,ロルフィング10シリーズを提供しました。

学校で側湾傾向があるという診断を受け,その改善を希望されておこしになりました。

ご家族の観察では,呼吸が以前に比べ深くなっているように見え,よく眠れるようになったようです。

また,期待はしていなかったものの,発作も程度が軽くなり質が変わり,頻度も減ってきたとのことでした。

それに加えて、いくつか興味深い変化があったことをご報告頂きました。以下,お母様からのメールを許可を頂いた上で,ご紹介させて頂きます。

→

娘はあまり感情を出さない、出せないタイプなのか、親である私達にもどこか遠慮しているようなところがあるのですが、最近は自分の気持ちを素直に話してくれることが多くなったように思うのです。

個性が出てきたとも思います。

それに伴い、この娘は大丈夫なのかなぁ、なんだか頼りないなぁとなんとなくいつも心配だった私の気持ちも、全然大丈夫だ、この子は、と思えるようになってきたのです。

田畑さんのセッションが終わったあとの帰り道、彼女は毎回、とりわけご機嫌でして、家に着くまで、ずーっと喋りっぱなしなのが、私はいつも楽しかったです。

←

10シリーズ後もよく眠れていて,お元気にされているようです。

ロルフィングによる不思議な体験rolfinger.com2016年10月4日

今,セッションを開始された方から,以下のような感想を頂きましたので,ご本人の了解を得てご紹介させて頂きます。

↓

1回目のセッション後なのですが、不思議なことに、昨日の晩に、マインドの中で、20年前に他界した母と、もう一度出会えた感じがして、小さい頃に経験した母との思い出を、急に思い出しました。思い出すことがありえないぐらい、忘れていたことでした。その直後、体が動き、背骨の歪みが取れたというか、骨に必要な空間ができた感じがしました。

↑

お子さんが頭蓋早期癒合症と診断された場合rolfinger.com2016年11月11日

昨年から今年にかけて,頭蓋骨癒着症と診断されたお子さんを持つ親御さんから相談されることが,複数件ありました。

私は医師ではありませんので,診断に関わるような意見を述べることはできませんが,自分の子供がもし同じような診断を下された時にどのように考えたらよいのか,という観点で情報を集めてみました。

まずは,知り合いの医師に質問してみました。 →は医師から頂いた答えです。

クライアントの生後6ヶ月のお嬢さんが,K大病院にて,頭蓋早期癒合症で三角頭蓋と診断を受けて,脳の発達が影響を受けて将来自閉症になる可能性があるといわれ,早期に手術をほのめかされています。(お嬢さんは吸引分娩で生まれています。)

→ 私が療育センター時代(約20年前)に、この問題はすでに持ち上がっていて、小児センターの脳外科医で積極的にこの手術をおこなっていた先生がいました。その先生は、その後、より侵襲の少ない、後頭部頭蓋骨下部の骨切術を開発され、発達障害的な子どもさんに施術されていました。

→ その先生は患者思いの人気のある先生で、のちにTVにも取材され漫画の主人公にもなりました。

→ 当時、なぜ発達が促されるかについてその先生と話したことがあるのですが、おそらく頭蓋内圧の除圧による脳血流の増加が原因だ等と話していました。

→ 大抵の患者さんは小さいときに手術を受けるので、術前後の比較を目の当たりにする機会は、児童精神科の私の場合には少なかったのですが、私が見ていた発達障害の子どもたちの何人かは効果があったと母親から聞いています。

→ その当時も、手術に対する批判があり、沖縄の先生の三角頭の子どもの手術が問題になっていた記憶があります。その後、小児センターの先生は他院に移られ、私も療育センターを出てしまい、その手術のことはすっかり忘れていました。今の場所にきてからはそのような手術を受けられた子どもにあったことがありません。

→ 当時の知識しかないのですが、早期縫合閉鎖に伴い頭蓋骨内面に脳圧痕ができている場合には、手術の適応だと聞いた覚えがあります。頭蓋頭頂部の骨切りは範囲も広く傷もめだつため、その先生は避けるようになったと聞いたような気がします。

→ その後、舌短縮症による無呼吸症候群の子どもの舌手術で発達の遅れ(特に社会性)が改善するという舌癒着症手術に私は関わったことがあるのですが、その場合にも生まれてすぐからごく小さい時期に舌小体切除をおこないます。

→ この場合にも、脳の無呼吸時の酸素不足を改善することが効果の原因だとろうと考えられていますが、脳の基本骨格が出来上がる3歳までの脳の血流障害や低酸素状態は、脳の発達特に社会性に大きな影響を与えることが推測されます。

→ 現在、自閉症、統合失調症、認知症など様々な脳機能障害の原因としてデフォルトモードネットワークなどの脳内ネットワークの障害があることがわかり、それは、脳の白質にある神経線維の伝達障害だと考えられています。

→ ですから、頭蓋骨骨切り手術は、自閉症の根本的な治療なのではなく、発達障害全般の発達に影響する二次的原因の治療と考えてよいと思います。

→ 精神科医学会も自閉症協会も、自閉症の根本的治療と思われたら危険だとして警戒したのではないかと思われます。

→ あれから20年が過ぎ、これらの骨切り術がどのように広がったのか、収束したのか私にはわかりません。なので、その医師の経験や論文や評判を見て判断されるのが良いと思われます。

以上が,医師から直接もらった回答です。

(その他の情報として)

以下の団体から公式見解が発表されています。

日本児童青年精神医学会理事会として2005年時点での見解

http://child-adolesc.jp/proposal/2005-12-01/

社団法人 日本自閉症協会 の見解

http://www.autism.or.jp/topixdata/sankaku20040921.pdf

これらのことを踏まえて,以下私の考察です。

↓

前頭部の縫合は,3~9ヶ月で融合するとされていますが,成人になってからも融合しない例もあって,かなりその時期についてはバラツキがあるようです。ということは,融合時期が,生体にとって極めて重要な影響を及ぼすとも考えにくいかとも思います。

冠状縫合や矢状縫合が完全に融合している場合は,確かにシビアに脳内の圧に影響すると考えられますが,前頭縫合は元々早めに融合して,他の縫合が主に関節として機能することを考えると,あくまで多様性の範囲に収まるのかもしれません。

それから,以下のように自閉症児の脳の過成長が子宮内で起こっている可能性を示すデータもあります。

http://www.afpbb.com/articles/-/2840126?pid=8064462

脳の発達を明確に示す基準が現時点で存在しないとなると,自閉症が起こる要因についても検討自体が,難しいと言えるのではないかと思います。

子を持つ親としては,最善を尽くしたいという気持ちで手術すべきか,保留にするか迷い,大変にお悩みになると思います。

上記の情報をお伝えした方の中には,診断を受けた後に,再度CTを取り直ししたところ,縫合が確認できたので,経過観察になった,というケースもありました。CTで撮影する際の体勢や状況によって,縫合の有無の判定が左右されることもあるようです。

手術するかどうかについては,困ったことに親にどうするか決断を迫られるようです。外科の先生だと手術する方向で勧められ,様々な負の可能性を提示されるので,その流れに任せてしまいがちになるのもよく理解できます。

でも決める前に,セカンドオピニオン,サードオピニオンを別の医師に求め,検査を入念に行ってもらった上で判断しても遅すぎることはないと思います。

その上で,大切なことは,最終的には,母親の身体感覚に基づく野生的な勘が頼りになると思います。

以上,参考になれば幸いです。

Advanced 5 シリーズ終了された方からの感想rolfinger.com2016年12月17日

長年に渡って頭痛を患っていた方が,Advanced 5シリーズを終了され,感想をお寄せ頂きました。

別のところでBasic10シリーズを終えて身体のバランスが改善したものの,頭痛に関して相変わらずだったため,こちらのサイトで紹介している鉗子分娩で生まれた方への実施例を読んで,こちらでセッションすることに決めたそうです。頭痛が気にならなくなった後も継続してセッションを希望されましたが,その際に「自分が信用できない」とのことで,それに対する説明も兼ねた体験記となっています。

ご本人の許可を得てお送り頂いた感想を紹介させて頂きます。

→

長年の頭痛治療で、片頭痛・緊張型頭痛から頭痛薬による薬物乱用頭痛と診断され、頭痛薬の服用をやめたうえで、頭痛の予防薬(抗うつ薬・抗てんかん薬)と鎮痛薬での薬物治療を受けていました。

頭痛薬の服用を1年近く中止しても頭痛が続いていたこと、頭痛の名医と評判の医師からの暴言、また、医師を変えても結局は同様の薬での治療であったこと等から、通院を止め、なんとかしたいと思いながら毎日2~3回は頭痛薬をのむという生活を続けていました。

田畑さんのセッションを受けて初めて、薬なしに頭痛がないという経験をし、以後、頭痛があっても薬をのみたいとは思わなくなりました。画期的な変化で、このことも大変感謝いたしております。

しかし、また以前のように、痛いのだからどうしようもないと投げやりな気持ちになり、頭痛薬を使い始めるのではないかという不安もあり、継続をお願いいたしました。

以上「自分が信用できない」ことについての長い説明です。

さらに別件ですが、最後のセッションで不思議な体験をしました。

田畑さんが私の頭を持たれ、その手に頭を預けていた瞬間、自分が心地よい場所におり、頭をそっと優しく支えられて生まれてくるイメージが浮かぶと同時に、私はこのように生まれたかったのだと強く感じ泣きたくなりました。また、自分が向き合っていない、避けてきたということがわかった,とも思いました。何に向き合っていないのかは曖昧です。

泣きたい気持ちを抑えこんだように、抑え込んでいるということも感じました。

これは何かできすぎた話に思えて、当日はお伝えしなかったのですが、私にとって印象的な出来事でした。

←

シリーズが終わった後,医療機関と上記のようなやり取りがあったことを初めて知りました。診療前にセッションを利用してもらえる環境があるといいなあと思います。

顎関節症と診断された方へのロルフィングrolfinger.com2016年12月30日

第7セッション後の感想を紹介します。

→

右腰に若干の違和感を感じながらのスタート。

今回のセッションは首・顔周辺。

まず右膝からスタート。いつも違和感を感じている箇所。

そこから親指にかけていつも通り電流のようなものを感じる。

右膝、右腰、左膝、左腰と進むなか、身体の感覚に集中するうちに、また夢を見ているような状態になる。

肩周辺に進む頃に覚醒する。

次は口の中から上顎の左側、右側、下顎の左側、右側にアプローチする。

上顎左側から始まった時、鼻と喉の奥に急に空間が広がり、呼吸が深くなったような気がした。

そのまま両鼻の穴へ進む。

セッション終了後、左顎に少し引っ張られるような違和感があり、右目が大きくなった気がした。

時間が経つにつれ、首の左側側面に軽い筋肉痛のようなだるさと、右膝内側から下にかけて、右の足の裏にも同じような感覚が出て来た。

その後首の後ろ側にも徐々にだるさが出た。

首の後ろのだるさは違和感は数日で無くなった。

その後、元々痛かった左あごから耳にかけてと、右側に少し違和感が出ることがあるが、以前のような継続的で耐えられないような痛みは出ていない。

[caption id="attachment_434" align="aligncenter" width="300"]

Rolfing session for the client diagnosed as TMJ syndrome.[/caption]

[caption id="attachment_435" align="aligncenter" width="282"]

顎関節症と診断された方への第7セッション[/caption]

2017年41件

セッションが手助けにならない時rolfinger.com2017年1月9日

セッションが,あまり効いてない感触があることがあります。その場合,セッションが機能していない原因がいくつか考えられます。

施術側のスキルが足りない 〜 ワークされるべきところが取り残されている場合。この場合は,扱うべきところが見落とされているので,施術側のスキルがネックになっています。

施術の種類が不適切   〜 1と重複する部分もありますが, 受け手が必要とする変化と施術者が提供する内容がかみ合っていない場合です。

受け手側の問題   〜 1と2はクリアされているにも関わらず,変化が頭打ちになっている場合。

1と2に関しては,施術者を変えたり,手法自体を見直すことで解決できます。ロルファーとして,スキルがネックになって変化が引き出せない場合は,トレーニングなどでそれを磨くことで克服できる部分も確かにあるのですが,一人で全部賄うことには無理がありますから,信頼できる別分野の施術者を紹介することも必要になってきます。

ただ,3に関してはあまり具体的な実感をこれまで感じてきませんでした。ところが先日この3に該当するのではないかという例に出会う機会がありました。

8年程前にRolfing10シリーズをこちらで終了された方で,その後しばらくぶりに調整のために数回おこしになっていました。確かに調整のセッション自体はうまくいっている感触はあるものの,次にいらした時には,同じようなパターンに戻っている感覚があって,それはご本人もうすうす感じていたところでした。次の予約を決める時に,

「田畑さんから見て,セッションが進んでいる感覚はありますか?」

と質問を受けました。そこで,上記の1と2がクリアになっているにも関わらず,何か進んでいないとすると,

「断定はできないものの,ご本人の生き方や方向性に修正が必要な場合があるかもしれない」

あくまで,施術者としての自分が本質的にワークすべきところを見落としていないという前提を強調した上で,そうお応えしました。

すると,何かが腑に落ちた様子で,Rolfing10シリーズを終了した後に,思い切って仕事を辞めたものの,現在また元の職場に戻っているとのこと。セッションを受けても,職場でのストレスをリセットするためだけで,状況が根本的には変わっていないことにお気づきになったのだと思います。その後,別の観点から自分を見直したいので,セッションを一時休止したいとのお申し出がありました。

ロルフィングのセッションは,囚われた状態から心身を自由にしていくためのプロセスなので,自分自身を望まないような状況に無理に押し込める生き方とは,方向性が異なることになります。このケースは,上記の3に該当する例といえるのではないかと思います。

だとすると,その方が何かを見直した後に,再びセッションにいらして,それによって何かが前に進む感触が得られた時に,この考察が正しかったのかどうか言えるかもしれません。

顧客の確保やビジネスという観点でいえば,クライアントはリピーターになってくれて固定客として確保できます。ストレスフルな毎日を送る人が,毎週駆け込み寺のように利用できる場所も必要でしょう。ただ,私はセッションをどう活用して欲しいかといえば,その場凌ぎをするためには使ってほしくない。 そこから一歩進むためのきっかけになるためならいいけれど,本人がうすうす何かに気がついているのに,ぬるま湯に居続けることを促すようなサポートはしたくない,と考えるわけです。

これまで,シリーズ終了後の調整セッションの料金は少し下げて設定していましたが,私自身がどのような方向性でワークしたいかということも考え,通常のセッションと料金を同じにすることにしました。このことも,先のクライアントの方が,セッションを続けるかどうかを見直すきっかけになったようです。

Somatic Experiencingセッション体験rolfinger.com2017年1月13日

10シリーズロルフィングが終了してから,トラウマの解放を希望されている方に,Somatic Experiencing(SE)のセッション,Movement,The Art of Yieldを用いながらセッションしています。dischargeと呼ばれるトラウマ解放のサインが観察され,心理的な働きかけではありませんが,自然に過去の記憶とつながる深い体験が伴ったようです。

◇セッション前の状態

・呼吸が吐ききれない。

・喉がつまったようで苦しい、痛い。

何か嫌な記憶があるようなないような、思い出そうとすると、あと少しのところで霧がかかったように思い出せない。

・足の甲と、手の甲に田畑さんが触れてしばらくすると、首のつまりが軽くなり、なんだかほっとした。

触れた箇所とは別の、意外な部位に変化が起こるのが不思議でおもしろい。

・いつものように、徐々に足裏がベッドに着いてゆき、

背中の接地面が広がって、今回は特に、腰・肩まで広がり気持ちが良かった。

◇セッション中の解放の反応 (discharge)

骨盤内の安心感を感じていると --- 頭蓋骨と骨盤内が連動している感覚。すると,

→ 急に、頭頂から皮膚にビリビリと軽い電気的なしびれが起きた。

頭皮と顔の皮膚が、じんじんして、子供の頃の慢性的な偏頭痛と寂しさを思い出した。

→ 片腕をななめ上前方へ、田畑さんにサポートしてもらいつつ押し出す動きを数回。

ビリビリした感覚はそこにとどまっていたが、動きにより、振り払えるようなイメージで気分が少しスッキリ。

◇テーブルワーク後歩いてみると

霧が晴れるように、 頭の斜め上前に、空間があったのだ!と実感。

空間が私の近くにきた、突然空間ができた、という感じで気分が良くなった。

◇セッション後の1ヶ月間

・セッション後、のど--眉間 の連動を感じる。

・骨の内側の感覚が出てきた。

・精神的にハードな1ヶ月だったが、身体の感覚に注意を向ける時、以前より早く、集中できるようになった。

身体のサポートを感じる。

特に足の安定感(ただ立ちやすいとかではなくて、なんというか、余計な力を入れなくても地面に足が着いている)を感じられるようになった。

・心理カウンセリングの手法によって、のどの感覚を扱った訳ではなかったのに、結果的にのどの感覚と記憶に深く触れることができた。

のどの感覚は正体不明の苦しさではなくなったことは良かった。

ロルフィングとは? その答えの一つになりそうな体験記rolfinger.com2017年1月15日

説明に窮することの多いロルフィングですが,現在セッションを受けて頂いているクライアントの方から,興味深い感想を頂いています。

→

私はロルフィングという言葉は知っていたが、中身はよく知らないので勝手なイメージで ロルフィング=整体の一種・マッサージに属する方法の一つ と思っていた。なので施術1~2回では 肩こりが消えない等の面に重点を置いて考えていた。

しかし今回3回目を受けて、ロルフィングとは私の考えているような種類のものではなく全く別のものなのでは? と実感しはじめている。

今回感じた 中身が抜き取られるような不思議な感覚。時間が経ってきてその事が少し自分の中で整理されてきた気がする。

あの不思議な感覚は、身体中統一を失ってメチャクチャに詰め込まれていた細胞がきちんと升目を揃えるように あるべき順序で並べ替えられ、細胞ひとつひとつの形が整形された,という言葉で言い表すと ピッタリくる。

結果、身体全体・脳細胞の一つ一つまでが少しづつ整え始められ あるべき綺麗な整列・統一が行われ始めた感じ。だから車の運転で焦ることもなく普通の状態でいられたし、身体の内側から綺麗にしたい思いが表れてきたのだと今は感じています。

[別の回のセッションの後に ]

面白かったのは左半身で、施術を受けている内に 腕から肩にかけての筋肉というか 細胞が勝手に田畑さんに語り掛けだしたように感じた事。まるで筋肉というか細胞が私の意志と関係なく独立して田畑さんに話し始めたかのような錯覚を覚えた。

それは、筋肉・細胞が各自、私とは別個の筋肉格?細胞格?なるものを持って田畑さんに向かって、こんな風に私は固まっているだとか こんなに辛かったとかワイワイと話しかけているように感じで、すごく面白い感覚だった。

右半身は普通の感覚で静かに施術を身体が受けたという思いだけだった。

Rolfer's note : 粘菌に見られる自律分散システムが,身体にも備わっているような気配を感じる感想です。

快復する道筋は一つじゃないrolfinger.com2017年1月23日

昨年夏から,肩が痛み出して,そのままにしておいたところ,夜中痛くて目が覚めるというレベルに達してしまいました。

これまで2回くらい40or50肩らしきものにはなったことがあり,だいたい3ヶ月くらい放置すれば自然に治ることを知っていたので,やり過ごしていたのですが,今回ばかりはそうもいかず,とうとうなんとかせねばと思った次第です。

夜間痛という一般名がある程,多くの人々が経験する肩の痛み。

最初は,信頼している鍼灸に5回ほど通ったものの平行線。ロルフィングで一度調整を試みるも今回は,確かな手応えを感じることができず,これは別の角度が必要という感じでした。 たまたま,数名の信頼できるサイキックあるいはヒーリング関係の方々からアドバイスをもらう機会がありました。大雑把にいうと

手相・数秘学のいい感じのMおじさん → 身体的というより,コミュニケーションに問題がある。

サイキックで信頼できるYさん →  クライアントのある人とのあるやり取りが影響している。

バリのシャーマンのIさん → 頭の使い過ぎと水の補給ができてない。

どの方も信頼できる方々ですし,アドバイスも思い当たる節は確かにあるものの,正に腑に落ちます!!という程の感覚ではなく,

それぞれの対処法も取り入れたものの,肩の痛みの改善には直接にはつながらない感じでした。

その時,私のロルフィングの先生であるジョン・マーティンの神経マニピュレーションのクラスをアシストする時期と重なっていて,クラスの合間に彼から1回セッションを受けることができ,何をやっても微かにしか変わらなかった肩が,4割くらい痛みが軽減しました。これはかなり画期的で,何しろ夜中に痛みに眠りを中断されないところまで改善したことは大きな前進となりました。

ただ,それでも痛いことは痛いので,右腕を使って圧力を加えるようなワークは一切できないので,3,4ヶ月は日頃よりさらに圧力をかけないロルフィングセッションになっていたと思います。それはそれで結果はでていたので,ますますワークに筋力的な圧力の必要はないと確認もできた,というメリットもありましたが,痛いことはまだ痛いわけです。

そのとき丁度,ある鍼灸施術を受ける機会があって,処方して頂いた漢方と鍼治療がさらに快復を進めてくれました。治療して頂いてから3ヶ月ほど経ちますが,腕をまだ完全に伸ばすことはできないものの,回復の右肩上がり(文字通り)勾配のままいけば,6ヶ月程で完治しそうで,誠に有り難いことです。

診て頂いた先生方の施術の腕は凄いというのはいうまでもないことですが,それを強調したいわけではなく,その時のタイミングで必要なことはそれぞれ異なっていて,どのアプローチが最適かはその都度変わるのだろうということです。そして,病気や症状自体は,何かの気づきをもたらしてくれたり,時には人との出会いのきっかけになることもあるという,"ゆるいもの"かもしれない,ということです。

(追記)

四十肩,五十肩を英語では,frozen shoulder=凍結肩と呼びますが,下の文献によると,その発症原因として,インフルエンザなどの予防接種が関係しているという結論が得られているようです。

この文献で著者は,ワクチン接種自体を否定しているわけではなく,接種の打ち方,深さや場所について適切であるべきといっていますが,ワクチン製造業や医産業界にとってはあまり広めたくない情報であることは間違いないでしょう。

J Chiropr Med. 2015 Dec; 14(4): 285--289.

Published online 2015 Nov 6. doi: 10.1016/j.jcm.2015.05.005

PMCID: PMC4688557

Onset of Frozen Shoulder Following Pneumococcal and Influenza Vaccinations

Zeina M. Saleh, MD,a,⁎ Sami Faruqui, MD,b and Abdullah Foad, MDc

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オリンピック強化選手へのセッションrolfinger.com2017年1月26日

ロルファーは,アスリートに対してどのようにセッションを進めるのでしょうか?

今回は,オリンピックレベルの方に実際にセッションする機会がありましたので,どのような視点で行ったかをレポートします。個々に使う筋肉群や怪我などの状況は違いますが,その一例として参考になればと思います。

今回は10回SIシリーズはすでに別のところで終了した方です。

ボディ・アナリシスから,内転筋が働き過ぎているため,骨盤に捻れの動きが生まれ,関節としての恥骨結合に歪みがあって,骨盤底のサポートが薄い様子。表層の動きの滑らかさはあるものの,深部との連携が今一つという印象でした。

最終的なゴールとしては,パフォーマンス中の主要な脚の動きが大腰筋中心となるように,ムーブメント教育したいところですが,身体全体が休息できる状態をまず引き出す,これを今回のテーマと設定しました。

複数回のセッションの機会があれば別ですが,クライアントが遠方からということで,今回は1回限りのセッションで,内容を欲張らずにできることを心がけます。

本来,内転筋は,外側にある脚を内側に引き寄せる動作をすることが主な機能と考えられていますが,日常においてそのような動作は主要ではない。むしろ,動きを安定化する補助的な役割が大きいのです。

骨盤内の捻れによって,骨盤底筋群の適度な張力が失われると,その周辺の内臓機能にも影響が及びます。優先順位としては,まず,過度の緊張状態にある内転筋に適度な張力をもたらします。用いるタッチは,筋膜をリリースするような圧力は加えず,足場を提供するように支えながら,ピンとした張りが沈静化するのを待つ感じです。それと,内転筋が大腿骨に付着している場所は,内側側ではなく,むしろ大腿部の後ろ側であるということ。ここが一つのポイントになります。

ですから大腿部の後ろ側に楽な感覚が得られれば,仰向けで脚全体が重さを預け腰や背中も床と接地しやすくなり,休息の質が向上することが期待できます。

身体にどこかに回復しなければならない場所がある場合,一時的な可動域の広がりをもたらすようなワークよりむしろ,睡眠中あるいは活動していない時に,身体がどれだけ深く休息できか?が重要です。セッションが終わった後にも変化が途切れることなく,傷が癒えるような修復のプロセスも先に進むやすくなるに違いないからです。

細かく,振動が行き渡るようにふれた後,仰向けで踵や足裏全体が接地しやすくなるように促して,最後は,Tuning Boadに乗ってもらって,統合。

最初は,股関節側に負荷がかかる感覚があったが,そのがなくなり歩くのが楽になったとのことでした。写真で評価すると,腹部にも広がりが生まれ,中心軸がより身体の中を通っているように観察されました。腰の負担は減っているはずですが,ご本人も腰の違和感はなくなったとのことです。

次回もし機会があれば,腸腰筋からの繋がりを引き出すワークをしたいと思います。それが,骨盤内部への負担の軽減と怪我や違和感の予防にも役立つからです。

受けてきた療法を卒業するときrolfinger.com2017年1月28日

受け手は常に変わっていくものです。ある療法をずっと受け続けていた方が,ロルフィングにいらっしゃることがあります。

股関節にトラブルを抱えていて,松葉杖に頼る毎日。整形外科医からは,手術を勧められたが,それをある股関節に強い圧力を加えて揉む療法を長期間受けてきて,手術を避けて凌いできた方が昨年末ロルフィング10シリーズを終了しました。不安なので長年受けてきた治療は継続していたようですが,ある時前の治療を受けた後で,違和感が感じられたり,何もしない間でも調子がいいことが実感できたとのことですが,これまで受けてきた治療法に助けられてきた経験から,予約を取らないという選択がなかなかできないとのことでした。

また別の方で,ある整体法に月6回通っていた方も,ロルフィングを終了してから,何も受けていない数ヶ月の間バランスが維持される体験をしたものの,なかなかそれが信じられない様子でした。これまでの人生で,どこかに通わない時期があまりにも長いと,基本的には何にも頼らなくてもバランスは維持される力が,身体には備わっていることを忘れてしまうのかもしれません。

上のお二人に共通しているのは,施術者との関係を壊したくないという思いと,漠然とした不安があるということです。

そこで得られた恩恵は事実ですし,否定するつもりはありませんが,それが永続して得られる恩恵かといえば,そうではないはずです。その時は確かに出会うべき施術だったと思います。ただ,そこから別の状態に移行した今,身体はもう昔の療法を欲してはいないのだと思います。

そこで,施術者にその受け手が施術に意味があるかないかを判断できる感覚があれば,そこで行うことはもうないと感じて,受け手を囲わず,解放するのが施術者の良識と倫理です。ビジネス的には,顧客を一人減らすことになりますが,施術はお金や施術者のための作業はなく,クライアントのためにする"ワーク"であるべきです。

一つに技法や一人のプラクティショナーに固執するのではなく,世話になる期間の長短はあるにせよ,通過点と捉えるのが正解なのではないか,と思います。

ある療法を卒業して,次に移るとき,大まかな調整から微細な調整に移行するのが自然な流れといえますが,いずれにしても,しばらく何も受けずに内発的な身体が自力でなんとかしようとする芽を摘まずに,時間をおいて様子をみる余裕が大切です。

腸内環境の重要性rolfinger.com2017年2月9日

"ある種の腸の細胞は,特定のタイプの細菌を認識し,この細菌を認識したことで,免疫細胞が健康に欠かせない物質を放出する。"

土と内臓  微生物がつくる世界

デイビッド・モントゴメリー+アン・ビクレー著 築地書館

非常にインパクトのある知見です。消化管内は空間的には体内にありますが,解剖学的には体の外の空間として扱われ,体内の主要な代謝や免疫とは距離がありました。が,この知見によって,腸内の菌が,積極的に体内の免疫に影響を与えているということが示唆されたわけです。

ということは,つまり想像以上に腸内環境は重要で免疫と密に関連しているということになります。

腸内環境を安定した状態に保とうと考えた時に,その菌叢の質,つまりどのような菌がどのような割合で含まれているのか?  抗生物質を服用すれば,当然全体の菌数は減少しますが,服用を止めた後に全体の菌が同じ割合で増えてくる保証はありませんし,食品添加物としての保存料の増殖抑制も細かくみれば,菌の種類によって効きやすさ,感受性が異なるはずです。増殖速度も菌によって異なることを考えると,腸内の菌叢にむやみに悪影響を与えない食生活が極力求められるような気がします。

食生活の乱れは,免疫系に直接的に影響を与えるので,食品に対する捉え方をもう少し見直してもいいかもしれません。

最終的にいい着地点を見つけた10シリーズ 〜 トラウマや投影を越えてrolfinger.com2017年2月14日

先週120min枠で10回シリーズを終了された方から最終セッションのレポートをお送り頂きました。

以下,紹介します。

10回目。田畑さんが居て自分が居る部屋・空間で、私は素直に横になっていられた。  ぴりぴりする緊張感やもぞもぞと落ち着かない不安や恐怖なく、そこに居られた。  田畑さんの言葉を素直に聞こうとし、余計な思考で頭をうるさくしないでいられた。

これは 初めて人を怖がらずにこの場に居ようと素直になれたこと。 人と安心して居られたことだと思った。

"身体の地殻変動"10回のセッションを終了して思い浮かんだことばがこの言葉。まさに深部から生ずる力による変化です。

ほとんど触れるか触れないか・・身体に対して最小限の接触だけ。それ以上具体的な働きかけを感じないのに 何かが変化する不思議。

患者に近づきもぜず、といって離れるでもなく 自分の存在を押し付けるでもなく、距離を取ろうとするでもなく。

初めはそれがいいのか嫌なのかよくわからず、ちょっと困りましたが 今はその立ち方がとても良かったんだと思えます。

こちら側の勝手な思い込みや理想の投影をきれいに受け流してもらえ、変な緊張や期待を起こさずに済んだからです。

施術後半6回目以降は、直後は心穏やかで身体も温かくとても気持ち良いのに 1日経つと何とも言えず心が落ち着かず 気分が落ち込む感じになりました。  これは 身体の変化と心の変化のズレから来るものなのかと感じました。

ですから今は、ちょっと遅れての心の地殻変動が始まりだしている時なのだろうと感じています。

何事も"変化"というのは楽しいばかりではないという事を実感しています。

最後にこの10回のセッション 受診前に思っていたものとは全く違う

想像以上の変化を 体感・実感させて頂きとても感謝しております。

ありがとうございました。

Rolfer's Note: セッション中盤から,身体が整っていくことに反して,トラウマ的な体験を思い出したり,ロルファーとの距離感や投影などが表面化してきたセッションでした。施術側としては,間合いを詰めすぎず,かといって離れすぎない距離を大切にしながら,セッションを進めました。最終的にいい着地点が見つかり,シリーズ中盤に浮上してきたトラウマや投影を越えてシリーズを完結できてうれしく思います。

上記はいくつか抜粋した形で掲載させて頂きましたが,完全版は以下のページにアップしています。http://rolfing.asia/pg203.html

ガンディーの名言rolfinger.com2017年2月28日

NHKの100分で名著という番組で,ガンディーが取り上げられた回を観ました。

"良きことはカタツムリのようにゆっくり進む。だから、自分のためでなく人々のために働く人は、いたずらに急がない。なぜなら、人々が良きことを受け入れるには、多くの時間が必要なことを知っているからだ。"  - ガーンディー

つい成果をすぐ求めたり,お得な情報で欲望を満たし,せっかちに成りがちな現代人にとって響く言葉ですし,身体教育にも当てはまります。

ロルフィングのプロセスに翻訳すると,こんな風に:

"良き変化は,カタツムリのようにゆっくり進む。だから,施術者自身のためでなく,受け手のためにワークする施術者は,いたずらに急がない。なぜなら身体が良き変化を受け容れるには,多くの時間が必要なことを知っているからだ。"

ロルフィングの感想とガーンディーの言葉rolfinger.com2017年3月5日

チネイザンの施術者がロルフィング10シリーズを受けていますが,8回目を終えたところで感想が届きましたので紹介します。

→

"今まで身体の調子が良くないと、食のせいにしてなにか正しい食に改善しようとしてみたり、セラピスト頼りにしたりしてきた。お金や時間や足を使ってなんとかしてもらわねばとやってきた。

今、疲れたら、長く寝る。

食べるのを止める、減らす。お金使わない日をする、楽。という、自分でできることで養生できるようになったのが変化だなぁと思う。

人にしてもらいたかったいろんなこと。

自分でしてあげられることが増えた。"

←

医者(西洋医学の)がいることで,不摂生してもよいという甘えの生活態度が生まれてしまうので,医者はいらない,とガーンディーは断じていますが,体験的にそれに気づいた例なのかもしれません。

また,この方は,以下のようにも綴っています。

"ロルフィング8回終わり、分かりやすい変化があらねばという気持ちがどこかにあった。

でも、ゆっくりでよいし、変化がなければないという反応を受け入れることで何か知るだろうな,と思える。"

この感想は,

「よいものはかたつむりのようにゆっくり進む。」

- ガーンディー

という言葉をそのまま体現しているように聞こえます。

馴れたことから先に進むrolfinger.com2017年3月26日

クライアントの方の中に,今受けている治療と併行してシリーズを受けてもいいですか?という質問を受けることがあります。

治療だけでなく,ジムで運動の後トリートメントとしてのマッサージを受ける,というサイクルを続けてきた方にとっては,それを休止するということに抵抗があるようです。

ロルファーとしては,今まで受けてきた治療なりエクササイズは有効だったことは否定しなけど,さらに先に進みたいわけですよね?と思うわけです。何かに通わなければ,自分が維持できないとすれば,健全な関係とはいえないはず。もちろん楽しみや好奇心で受け続けるのはアリだと思います。そこには健全な距離のある関係性だからです。

10シリーズを受けている間とその後約半年は,できるだけプロセスを干渉する可能性のある介入は避けて身体と向き合う,というのが望ましい姿勢です。

受けている治療等が一段落ついて準備ができたところで,シリーズを開始することをおすすめします。

ロルファーは,もう何かに強く依存しながらバランスしなくてもいい状態に移行してほしくてワークしています。そういう姿勢でワークすべきだと私は思っています。

でも,ひょっとして,何度もリピートして来てくれるようにビジネスとして施術を提供しているとしたら,果たしてその提供者は,本当に受け手の健康を思ってワークしているのか,チェックしたほうがいいかもしれません。

信頼関係を築いていて,いつでもwelcomeで,且つ来ない自由も許している関係性なら,何度も訪れる価値のある場所だと思いますが,そうでないとしたら,一度再考した方がいいかもしれません。

最終セッションは一切触れずに完結rolfinger.com2017年4月1日

セッションを重ねていくにつれ,ロルファーと受け手との共鳴が深まります。いわゆる打てば響くようなやりとりが円滑になってきます。

前半は,間合いを慎重にとったりして,お互いに無理のないところを探りながら,居心地よくいられる状態を見つける作業,これが無意識に行われていると思います。

やりとりは,即興要素の強い掛け合いという感じだと思います。

ロルフィングで,この関係性が深まり円滑になってくると,ロルファーが触れなくても,その場所に意識を向けるだけで,変化するというフェイズに入っていきます。

実際に先週のセッションにおいては,かなり統合がうまく進んだケースで,一切触れることなく,意図を向けるだけでプロセスが進んでいきました。

そんなセッションが一つの目標でしたが,一つの山頂にきた感じがしました。

ロルフィング終了、半年後の感想rolfinger.com2017年4月2日

ロルフィング10シリーズを終えて半年経過した後のご報告。健康についての深い洞察です。

ロルフィングの感想

ロルフィングを受けて、月日が経ち、一番役に立ったと思われるのは、その考え方に接し、学べたことだったように思う。

自分の身体は、大地も同じように自分を支えてくれていることを味わったり、それを通じて、安心感を得たり、いろいろなことに目を見開かれ、大地が与えてくれる慈愛を感じ、味わうようになったというか、、、。

もっと、自分が大きなものに抱かれているような感覚を持つようになったことだろう。

このことには、とても感謝している。

身体のある部分に痛みがあり、それだけを治そうとしていても、また治そうと期待しても、人生は思い通りにはいかない。

誰かにやってもらえば治るのではないかと、医者を探し、お金をかけ、人によっては治療費のお金を稼ぐのに翻弄され、いつの間にか、お金を稼ぐ人生と、いろいろな医院を探す人生に明け暮れる人生に転落し、お金=生き延びる、みたいな、本当の人生の意味がわからなくなってしまうこともある。

人生は喜びを味わうために生きているのに、そして人生もどのくらいあるかわからないのに、その時間を犠牲にして、インターネットで情報を探すのに人生の貴重な時間を費やし、治療費を稼ぐのに睡眠時間を削ったり、生活が荒れたり、不規則になったり、医院を探し回り、通うのに疲れ、良くなるかどうか一喜一憂するので1日が終わってしまうことの連続で、いつの間にか、それで一生を終えてしまう人もいるだろう、

世の中には、難病もあるし、癌に至っては、高額の、保険が適用されていない治療もあるし、世の中、お金、お金、老後はこれだけ入りますと、宣伝するし、不安もかきたてられる。でも、それを追いかけてもキリがない。

完璧な健康を求め、完璧な健康でいることが、そのまま幸せなのだろうか。だとしたら、その幸せのために、残りすくない人生を家族との会話や、自分が大好きなことを犠牲にして、治療費を稼ぐのに明け暮れるのも意味はあるかもしれない。

治療に明け暮れるのも人それぞれだが、収入や自分の幸せとのバランスを考えながらするのがいいのではないかと思う。

私にとって本当の幸せは、人との愛や、自然への愛や、美や調和に接し、愛を感じ、生きていてよかったと心から思える瞬間であり、それは、自分の体がどのような状況であろうと、心が健康であれば、感じられるものである。

私は、ロルフィングで、自分の身体の重さを感じたり、力を抜いたりして、自分の体を観察することにより、自分をいたわり、味わい、愛していくことを学んだように思う。

大地からの反発というか、支えを感じたりすることで、自然の慈愛を感じた。

その、一見、小さく見える経験が、実は大きな幸せだということをこの数ヶ月、とても感じた。

私がこのように思ったのは、手術を受け、入院していて、いろいろな病気を抱えた患者を観察する機会もあったからだ。

病院なので、死んでいく人もいるだろう。親戚、家族と思われる人たちが、廊下で言い争い、いがみ合っているのを目の当たりにしたり、中には、看護婦さんにあたる人や、付き添いの人に暴力的な言葉を吐いて、病のストレスを発散している人もいた。

その人たちは、自分たちの感情しか見えないけれど、他の患者さんがいて、他の患者さんは、今、自分の病や痛みと闘っていて、穏やかな気持ちでいたいということに気がまわらない。さらに、余命、いくばくかの人にとっては、見ず知らずの他人の怒鳴り声や、相続争いの前哨戦の会話で、貴重な生きている時間を無駄にするは辛いことだ。人生の最後くらいは、美しい愛に満ちた思い出で終えたいものだ。

自分が病で辛い、かわいそうだという気持ちでいっぱいで、他人に暴力的な言葉を吐いたり、悪態をついたり、不愉快な気持ちにさせていることに気づかない。

また、中には自己憐憫に陥り、看護婦さんにべったりで、看護婦さんが他の患者さんを見るのにも障害になるような、依存症の人もいそうな感じもした。

病気や身体が動かなかったり、痛みがあることはもちろん、不安だし、辛いことではあるが、だからと言って、苦しんでいるのは自分だけではないわけだし、思いやりや、日々の小さな幸せを感じながら生きるのが良いのではないかと思った。

私が入院中、ベットでしていたのは、ロルフィングで習った、身体の重さを感じ、味わい、大地からの反発を感じることだ。病院では孤独だという人もいるが、私は自分の身体の重さを感じるようにしていたので、そういう風には感じなかった。自分を支えてくれる大地というものがあり、それから深い慈愛を感じる。それを落ち着きに変えていけるのは素晴らしいことだった。生きてここにいることが、それだけでも美しく思えた。

体を健康体に治すという気持ちに集中すると、人生はうまくいかないこともある。

お金をかけて、高い治療を受け、健康にはなったが、家族や親戚との間には愛がなかったり、権力関係であったりするのは悲しいことでもあろう。

自分が、どのように生きたいかとことをはっきりさせ、それがぶれない上で、いろいろな治療を試みたりするのがいいのではないかと思った。

そういう意味で、ロルフィングを受けるのも、治してもらうという受動的態度で常にいるのではなく、自分がそこから何が学べるかというのをよく考えながら、受けるのが良いと思った。

ロルフィング体験ダイジェストrolfinger.com2017年4月10日

写真データ提供のための整理をしています。

喘息傾向があり,特に冬に辛くなるということで,お母様に連れてこられた小学生。

セッションが進むにつれ,体育の授業でのかけっこが上位になったとのこと。

お母さんの談:

"先生のお蔭で、この冬も喘息でゼーゼー苦しむことなく元気に外を走り回っています。"

喘息の発作もなく毎冬を越せるようになったそうです。

近況報告として,

"今年高校受験です。勉強をせずに、都内某私立高のサッカー推薦入学を狙っております。お陰様で180センチになりました。"とのこと。

お母様からのメール)

身体の変化は見てのとおり、すごくしっかりしてきたと思います。

呼吸も以前に比べ深くなっているような気がしています。

それに加えて、変わったと思うところがいくつかあります。

娘はあまり感情を出さない、出せないタイプなのか、親である私達にもどこか遠慮しているようなところがあるのですが、最近は自分の気持ちを素直に話してくれることが多くなったように思うのです。

個性が出てきたとも思います。

それに伴い、この娘は大丈夫なのかなぁ、なんだか頼りないなぁとなんとなくいつも心配だった私の気持ちも、全然大丈夫だ、この子は、と思えるようになってきたのです。

社交ダンス,山登りと活動的な80代男性。10シリーズ終了後,坐骨神経痛は,ご本人の感覚で95%減少,右足にあった麻痺の感覚は完全に消失したとのことです。

10シリーズ終了後半年経過して頂いたメール

•歩くのが楽。

•体調が良いとき、悪く感じるときの差がはっきりしてきた。

•以前とは違う感覚で自分の感覚(感性?体質?)を理解出来るようになってきた。

•自分を観れる自分がいる。

•以前より自分の個(孤)がはっきりしてきた。

•休む時間が増えた。

お子さんへのロルフィングrolfinger.com2017年5月2日

ロルフィングシリーズを終えた後,娘さんにも3回セッションを受けさせた高知の方から,また娘さん自身がセッションを希望しているとの連絡がありました。

前回から既に4年経過していますが,肩や首の緊張をなんとかしたいということでした。小学生だった彼女が,セッションのことを覚えていてくれて,自分から受けたいと意思表示されたことに驚きと嬉しさを感じました。

写真データを比較すると,1回目のセッション直後より,そこから次のセッションまでの変化の方がよりバランスされていることがわかります。(写真をclickすると大きく見やすくなります)

3回目後では,特に身体のパーツがうまく並んでいることがわかります。

さて,その後どうなったのか?

3回目までで得られた変化が,4年という歳月を経てもなお引き継がれているように見えます。これは明らかに1日目前の状態に戻るような方向性ではありません。

4回目のセッションで,コアサポートが生きるようにワークしましたが,肩甲帯も土台である骨盤帯の支えが充実したことによって,肩・首が楽になったとの感想を頂きました。

遠方からですが,また寄ってもらってシリーズを完結したいですね。

10シリーズ終了,9ヶ月経過したところでrolfinger.com2017年5月6日

心臓手術を経験されたオペラ歌手でハープ奏者でもあるクライアントの方から,9ヶ月が経過したところでの感想を頂きました。

→

ロルフィング10回シリーズを終えて、9ヶ月が経ちました。その後の様子を報告いたします。

セッションを終えて

・身体がとても元気になった。

・たくさん動けるようになった。

・行動的&活動的になった。

・ハープや歌の練習ができるようになった。

・疲れている、休みたいと言う身体の声に従えるようになった。

・身体がNOと言っていることをすると、すぐに反応が出るようになった。

1番大きな変化は、身体の声に従えるようになったことです。

身体がNOと言うことをすると、熱が出たり、起きれなくなりました。身体にすぐ反応が出るようになったのです。

身体が嫌がる事はせず、身体を優先しようと思うようになりました。

ロルフィングを受けたことで、どういう状態がゼロであるかを知れたのが良かったです。脱力して、無理のない時、身体はどんな状態なのか。身体の基本が分かりました。

また、人や物との距離の取り方を感じとれるようになったことは、非常に良かったです。人や物がいる又はある位置によって、身体が感じる圧迫感や不快感が変わってきます。身体が楽なところにいられるように心がけようと思っています。

胸骨の痛みは、まだありますけれども、痛む時の対処法をセッションの中で教わりましたので、生活の中に取り入れています。(胸骨と背中の間を感じる、など)

まだ時々身体に無理をさせて熱を出したりしていますが(実は昨日も)、もっと身体を大切にしたいと思います。

これからも、時々通わせていただきます。ありがとうございました。

5月11日代官山のライブハウス\"晴れたら空に豆まいて\"でトークショーrolfinger.com2017年5月15日

『人との間合い、身体の間合い』

出演:甲野善紀(古武術)X 田畑浩良(ロルフィング)ゲスト:吉本ばなな(作家)

冒頭のwifeによるじーんとくる朗読に続いて,甲野先生のヒモを緩く巻くことが身体の驚くべき能力を引き出すお話。下着のゴムの締め付けは,身体に過剰なノイズとなって,弊害をもたらすなどなど,興味深い情報満載でした。

私自身身体にかなり敏感を通り越して過敏ですが,ゴムがそこまでの影響を身体に与える可能性があると知り,ちょっとほっとしました。なぜかキツい下着はなぜかすぐ脱いでしまうことなどが腑に落ちたからです。

なにより感動したのは,甲野先生が身体の反応に対して真摯に正直に接していることが伝わってきたからです。僭越ながら甲野先生相手にセッションのさわりをステージ上で実践しました。台上でワークが終わった後,中々起き上がろうとしない先生。なんと身体の起こし方がわからないとのでした。触れることなくただ見守るだけのワークでしたが,身体全体の筋緊張がリセットするレベルにまで深くプロセスが進むような感受性にも感動しました。

初めてお目にかかったのは,2011年の震災直前に雀鬼会の桜井会長のところです。もっと男男していて理論家なのかと勝手に想像していましたが,実際にワークさせて頂き,そのオープンさと繊細な入力に対する豊かな感受性に印象が全く変わりました。もちろん,よい方にです。あれだけ,感度が高いとさぞかし生きてこられた上で大変なことも多かったのではないかと想像します。

この企画はそもそも,晴れ豆で昨年の1月にwifeとロバートハリスさんがトークショーされた時にロルフィングの話になって,居合わせた私が呼ばれ,ハリスさんのボディリーディングをしたことがきっかけで,晴れ豆の桃江さんの発案でお声かけ頂いたという経緯でした。トークショーの達人達に混ざり,チャレンジな経験でしたが,終わってみると楽しかった〜。

終演後,甲野先生の刀当てによるびっくり治療や,私もお礼がてら,ひとワークさせて頂き,番外編も盛り沢山で楽しかったです。

また,何かご縁があれば呼んで貰えるように,日々精進してセッションを積み重ねたいと思います。

桃江さんをはじめ,観客としてきてくれたロルファーズの見守り,wifeの日頃からの惜しみないサポートに感謝しつつ,無事終えられてよかったです。

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開演前に[/caption]

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興味深い甲野先生のお話にただ聞くばかり[/caption]

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持参したマッサージテーブルも活躍[/caption]

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甲野先生にロルフィングセッションのさわりを[/caption]

そのセッションを続けるか,中止するか?rolfinger.com2017年6月2日

クライアントの中には,過去のトラウマを何とかしたいために,様々な療法を試みた方がいらっしゃいます。でもセラピストから言われたことがそのままトラウマになっているケースも多いようです。

Aさんは,虐待経験のある方であるトラウマ療法に何度も通ったらしいのですが,

(1)セラピストが治療中寝てしまうことが多発。

(2)希望しているセラピー以外のことをしたがる。

(3)トラウマ体験を話したくないという意向を聞いてもらえない。

(4)中止を申し出ると「今中断すると今までやってきたことがすべて無駄になってしまうので止めてはいけない。」という対応。

ここで,(1)に関しては,ボディ中心のワークですと,クライアントと共鳴しつつ,深く入っていく過程で覚醒度が下がって,意識が落ちたように度々なることは起こりえるので,一概に"よくない"態度と決めつけることはできません。ただ,セラピストが寝不足だったり,実際にセッションへの集中度が下がっている場合,それ以外に双方に麻酔のトラウマを持っている場合にもそうしたことが起こり得る可能性があります。いずれにしても,セラピスト側の問題はできるだけクリアして臨む努力は必須と考えられます。

(2)と(3)に関しては,クライアントの意向は聞くべきで,セラピストの充足感のためのセラピーになっていないかチェックする必要があります。

(4)については,ロルフィングのようにシリーズで受けて初めて意味が出てくる場合もありますが,あくまで原則であって,仮に中断したとしても全くそれまでのワークが意味のないものになってしまうということはないはずです。また,クライアントがどうしても中断したいという意志は尊重されるべきです。

(4)のような対応を受けたAさんは,結局セラピストを変えたものの,言われた言葉がずっと気になってしまい,夜眠れなくなる,寝てもビクビクしながらすぐ目が覚めてしまう日々が続いたということです。つまり,セラピストの言葉がトラウマになってしまったケースです。セラピーを開始するよりさらに後退する結果となっているのは深刻な事態で,このケースでは,明らかにそのセラピストの言動に問題があったといえます。

オリエンテーションを失って非常に気弱になっているクライアントが,半ば強引に主導権をもっている指導者なりセラピストに引っ張ってもらってなんとかなるケースもあるにはありますが,最終的にクライアントが自分の感覚で様々な判断や選択ができるようにencourageまたは,enpowerすることがプラクティショナーの役割だとすれば,それを感じられない場合は,できるだけ早めに,思い切って,そのセラピストと縁を切って別のチョイスに目を向けることです。

感じとる力が蘇ってくれば,最初からそのセラピストには何か不自然なものをもう少しはっきり感じ取って,そこにすら行かない状態になれるはず,それが目指すところ。ただ,人間弱くなっていると肚の感覚より情報を優先して判断してしまいがちなので,セラピーを提供する側は,クライアントを"囲いこまない","自由意志を尊重する","セッション中の言動には十分過ぎる程注意する"こと肝に銘じるべきでしょう。

人生の流れに乗るrolfinger.com2017年6月2日

山陰から通ってくれているクライアントがどんどんいろんなことに気づいてきて,それをシェアしてくれた。音楽教師でピアノ演奏家でもある彼女は,練習のし過ぎで身体を痛めてしまったことをきっかけとして,セッションに来ている。

彼女は,身体が整ってくるにしたがって,感覚も回復してきて,嫌な場所にいると我慢できないし,何か不自然なことに対して,より敏感になったという。それによって,方向性にズレがあると,身体が教えてくれるようになったという。

ロルフィングは,身体の不具合が調整されたり,パフォーマンスが向上することも勿論大切だが,仮にピアノが急に前のようなパフォーマンスで弾けるようになったとしても,身体を痛めるような使い方や演奏や練習に対する考え方や姿勢が変わらなければ,意味はないだろう。付け焼き刃でパフォーマンスを維持するより,せっかく身体から痛みというサインが出たのだから,生き方そのものを修正しているという見方ができなければ同じことのくり返しになってしまう。

どこにフォーカスして生きるかは人それぞれだが,それぞれの人生の方向性や流れがあるとすれば,それに乗っているときに,人間にとって身体はむしろ気にならない存在となる。何かの不自然さを身体が教えてくれるという認識があれば,すぐに軌道修正することができる。

身体がセンサーとなり,送られてくるサインを無視しなければ,人はよくわからない占い漬けやセミナー中毒になったり,人からだまされたり,できるけどしたくないことにやっきになったり,身体を痛めることをわかっていながら,ついやってしまうようなパターンに陥ることもないだろう。

ロルフィングの私が引き出したい最も大切な変化は,この身体のセンサーの感度を上げ,身体と一致することで,その人自身の人生の流れに乗る手助けになればいいなと思う。

違和感がなくなることが目的ではない。それを細かく感じ取ることができるように手助けする。つまり,治療ではないということだ。

呼吸と休息のためのワークショップ in 郡山・福島rolfinger.com2017年6月7日

一週前には大和郡山を訪れ,次の日曜6月4日(日)は 福島県郡山市でワークショップ。

ロルファー仲間5人と共に郡山駅近くの会場に向かう。今回は,避難解除によって福島に戻ってくる方々もこの春増えるというお話を昨年11月に伺っていた。そのせいか,いつになく申込みは早い段階で埋まった。

午前のワークショップは15名,個人セッションは,25名の方々にロルフィング体験して頂いた。遠くは岩手,栃木,いわき市,福島市,会津若松,三春町,そして現地から集まって頂いた。

時間枠や場所など,通常のセッションと設定が異なる状況で,どれだけ早い決断とセッションに集中できるか,ロルファーにとってその力量が問われる貴重な機会となっている。 震災の影響がある土地でワークをするということだけで,何かの支援という意味合いはもはやない。

ソマティックワークは,エンターテインメント性が必要だ。身体が心地よくなる,気分が変わる,これはワークに意味がなければ起こりえない変化だ。

その変化の体感があれば,それに対して投げ銭してもらう。ストリートで芸や演奏するアーティストと同じ感覚である。 面白ければそれに応じてお金という形で交換しバランスを取る。

初回は無料ではじめたが,参加者のお一人が,無料だと参加しづらいし遠慮してしまうので,お金をとって下さいという申し出があった。確かに気兼ねなく参加してもらうにはその方が正解かもと思って,今のところ,投げ銭方式をとっている。

結果としてだが,ワークショップ,そして個人セッションも,お決まりのスクーリング形式のトレーニングでは得られない,ワークの幅を広げる貴重な学びの場となっている。 通常の個人セッションと異なる設定で,あれこれ考える間も与えられない状況でセッションに集中すると,今まで使っていなかった力を使いはじめる自分を感じる。そしてその体験がまた,通常のセッションにも何か発見をもたらすいい循環になっているようだ。

会の終わりには,頂いたお金を持って,打ち上げ。とても不思議なことに,会計をすると,頂いたお金と会食代金がほとんど同じ額になる。偶然とはいえ,どこか上の方で会計してくれている気持ちになります。

今回の同行メンバーロルファー仲間

違和感は悪いものではなく、より自分らしく戻っていくための、ヒントみたいなものrolfinger.com2017年6月13日

遠方から通って頂いた,ピアノ演奏家の方から,体験記が届きました。ご本人の許可を得て,以下ご紹介します。

初めてロルフィングを受けたとき、まず一番に感じたのは、こんなふうに繊細に、感覚を大事にしてほしい、という身体の声でした。

いろんなものがこみ上げてきて、泣きそうになったのを覚えています。

外側のことはきっかけにすぎず、自分を縛っていたのは、だれでもなく自分だったんだな、と思います。

最初は、痛みで日常生活もつらく、しっかり寝ることもできない状態でした。田畑さんが、繊細に誠実に身体に接してくださる度に、身体が安心していくようでした。

そしていろんな違和感もゆっくり聞こえるようになり、子供の頃に感じていたことをたくさん思い出すようになりました。

締め付けが嫌で、パンツを履くのが嫌いでよく怒られていたこと。

集団の中で同じ動きをするのが苦手だったこと。

ひとりで何かに向かう時間が好きだったこと。

山でいろんなものを見つけては、感動していたこと。

ピアノを弾くことや、土を触ること、自分が好きなことをするのは、ただシンプルな身体の欲求だったこと。

そんな小さないろんなことが、ふっと出てくるようになって、ゆっくり自分の感覚が戻ってきたように感じています。

大人になるにつれて、少しずついろんなことを我慢したり、周りに合わせなきゃと思いすぎていたり、自分とは違う方向に、気づかないうちにずれていっていたんだなと思います。

痛みが出ることに対しても、自分の身体を無意識に責めてしまっていたんだなと気づきました。その痛みは身体を守って、そっちは違うよーと知らせてくれていたのにな、と。

今は、痛みもだいぶ和らいできていますが、痛みが出ているときも、あ、何を言おうとしてるのかな?とそれを感じながら受けとめて、心地よい感覚を探りながら、今どうしたい?と、ゆっくり身体を見守れるようになってきたように思います。

ときどき不安になったり、イライラしてしまうときも、まぁそんなときもあるよね~と、焦らず気持ちを感じていけるようにもなってきています。

こんなふうに自分のいろんな面に対して大丈夫だよ、と言ってあげられるようになったのは、とても大きな変化でした。

違和感は悪いものではなく、より自分らしく戻っていくための、ヒントみたいなものとして感じるようにもなってきました。

そして心地よい方に意識を向けていくことが本当に大事なんだなと。

自分のことも人のことも、弱い存在として心配の目で見るのではなく、自分で良くなる力を持っている存在として信頼の目で見ていくほうが、どんなに心強いことかと感じています。

ロルフィング中、田畑さんに、今はどんなかんじですか?と聞かれたとき、最初は言葉にしていくのを難しく感じたこともあったのですが、途中から(日常生活でも)すぐに言葉にしようとするのではなくて、自分の感覚をゆっくり見てあげて、それを自分なりの言葉になるまで待ってから、ゆっくり出してあげようと思うようになりました。自分の言葉も、拙くてもいいから大事にしてあげようと。

そうしているうちに、自分はこう思う、と言うこと(嫌なことを断ることや、私は違いますと言うこと)も、身体が一緒に手伝ってくれて、前よりも自然に外に出せるようになってきたように思います。

自分の心地いいペースは、自分が思っていたよりも本当にゆっくり、ちょっとずつだったんだなぁということにも気づきました。

やってみて、なんか違うなと思ったら、いったん止まってまた身体に聞いてみる。やめたいと言ってきたらやめる。嫌な場所からは離れる。そんなふうに、生活の中でだんだんと身体の声を尊重していけるようになってきました。それも、ゆっくりちょっとずつです。

また、周りにいる人たちがそれぞれに心地よくいるかんじが、なんかゆるむし嬉しくなるな~と、こんなふうに心地よさは自然と伝わっていくんだな~と、いろんな場面であらためて感じています。

その度に、自分にできることは、やっぱり自分の感覚を大切にすること、どんなときでも、心地よい方に意識を向けていくことなんだということも。

セッションではいつも、その方向に自然と向かえるような、静かなきっかけをいただいたように感じています。

自分の感覚に気づいて、それをちゃんと自分で信じてあげること。そして自分で進んでいけるように、感覚を通して、身体の深くに届けてもらっているような感じでした。

ゆっくり感じていった自分の感覚は、本当はこんなふうに生きたい、と内側で少しずつ広がっていっている気がしています。

ただじんわりあったかくなるような感覚で生きていきたい。それだけなんだな~と。

これからは、身体の声と自然な流れにまかせつつ、ゆっくりたんたんと、心地よくいることに心を置いて過ごしていきたいなと思っています。

小さく楽しみながら。

たくさんの気づきのきっかけや、あたたかいサポートをいただき、本当に感謝しています。

ありがとうございました。

Rolfer's note: 主体を自分に戻すということは,パフォーマンスを上げるより大切なことだと最近強く思います。小関さんのヒモトレはそれを目指したものとのことです。

Post 10セッションとその後rolfinger.com2017年6月15日

理学療法士でピラティス講師有資格者の方の10シリーズ後のPost10セッションについての感想が届いています。

セッション中

久しぶりに伺って少し緊張したが、セッションが始まると落ち着く。いつものように自然と体が動きだす。少し動きをコントロールしながら自分の中にその動きが漂うのを感じる。あっというまに終わってしまったような感じがあるが、セッション中の問いや刺激が以前よりマイルドに体に馴染む感じがある。

終わった後に写真をとってもらってびっくり。10シリーズが終わったあと、また母が亡くなった時期前後から調子が崩れ始めて、元に戻っているような感じがあったが元には戻ってはいなく、更に変化が体に馴染んでいる感じがして驚いた。

10/29

セッションが終わって着替えようとした瞬間にふと今までの体の中に持続していた嫌な緊張感がすっと途切れたことを感じる。すっきりしていてお腹も軽くなり何かを食べたくなる。帰り道歩いているとふくらはぎが軽く痙攣して普段ここを使っていなかったことを実感。ご飯を食べると体がずんと重くなり我にかえるような感じがする。体が休みたがっていて横になりたかったが仕事があったためカフェでぼーっとする。

10/31

久しぶりにしっかりとした月経がある。母の命日の少し前から調子が崩れていたので一度リセットできて安心をする。セッション後に感じた緊張の糸がぱちんと切れて緩んだ感覚がとても影響していることを感じる。

11/3

久しぶりに祝日に休みを取った。秋晴れの気持ちが良い日。朝は眠くて寝坊ぎみ。出かけるも体はスイッチオフモード。やらなければいけないこともあるがまずは休息と思って帰宅後昼寝をする。自分が動きたいか、休みたいかがとても良くわかる。10シリーズのあともそれを実感したが、その感覚がより一層厚くなったような感じ。

セッション後意識してメモを取っていたのはここまで。

その後も続けてセッションを受けたいと思っていましたが、徐々に体を変化を追っていたらその変化が留まらず、心身ともに本当に良いタイミングで妊娠となり今に至ってしまいました。

妊娠後も安定期前、安定期後心身ともに振れ幅は大きくないですが、寧ろ色々な体の変化を内側からじわじわとした感じで今までにはない不思議な内向的な状態で過ごしていました。

思春期以降月経のリズムは崩れている状態が普通で、仕事をするようになってからそれは著明に表れており、自分で体の状態を意識する前から自然と体が守りに入ることは自覚していました。その不調の重要性を若い時はさほど認識していませんでしたが、30代前から体が思うように動かなくなるのを自覚して自分が子供を産めるかどうかは潜在的に常に不安に思っていたように思います。

今回色々な流れで10シリーズを受けることを決めて、その後またセッションを受けた後に体がリセットされたように感じてその後妊娠したのは、自分の中では決して偶然とは感じてはいないです。(10シリーズの開始時に自然と妊娠出来る体を作りたいとお伝えしてはいませんでしたが、体調や自分の感覚を整えた結果として暗に思っていたのは事実です。)

妊娠経過中はやはり未体験の日々の連続なので不安はありましたが、辛くてどうしようもないと思うような悪阻もなく過ごしました。8ヶ月になった今は後半に突入した安心感もあり、ようやく自分の今の状態での体の変化も比較的上手く受け止められるようになり、仕事量も減ったことで外向き内向きの感覚が良いバランスで生活が出来ている所です。

10シリーズを受ける前は歩くのが辛い、前に進まないと思っていましたが、体が重くなった今もお腹のちょっとした張り以外は辛いと思う事な動いて、歩いています。

セッション中に感じ取った体の置き場所を探すこと、身を預ける感覚を作る事は今でもちょっとした不調に役立っていて、いつもベットの上のイメージを引き出して使っています。ありがとうございます。

自分の内側から湧き出る動きに身を任せる、逆に抑制するスイッチの存在やオンオフも以前より身近にあることを感じています。

今までになく自分の感覚を疑わず、でも捕われず、素直に日々暮らしていると思います。

昔のホームページrolfinger.com2017年7月4日

昔作ったホームページが読めることを発見。

昔も今もそんなに考えていることは変わりませんが,痛みについては随分こだわっていたことが分かります。

現在は,ロルファー仲間も増えたけど,成り立て当時は,ロルフィングの商標も国内で登録される前で,公式認定者も少なく,痛くてよくわからないワークをしてる人たちがロルフィングという言葉を使うことも多かったという背景もありました。

https://web.archive.org/web/20000612193942/http://plaza2.mbn.or.jp:80/~herolf/index.html

体力がない方には,陰を上げる必要があるrolfinger.com2017年7月11日

イールドのアプローチでセッションを受けた方が,どういう原理でバランスが変わるのですか?という質問を度々受けます。ロルフィングについて聞いていた印象と随分違う,軽すぎるタッチにも関わらず変わることに不思議だと感じるからです。

古典的ロルフィングの考え方は,過緊張の筋膜を弛めて,全体の張力バランスをとる。つまり強すぎる陽を減らす。そのことによって,今まで,あまり使われていなかった場所が自ずと動員されることによって,陰が立ちあがってくるのを促すやり方です。別の見方をすると,強烈な圧力を加えるストレスによって,身体がある種の危機的状況になることで,ホメオスタシスに喝をいれて,生命力にスイッチを入れるという荒技が功を奏する,という理屈ではないかと思います。

こうした,一見するとかなり乱暴な働きかけですが,統合への変化が促されることは確かにあります。全体のエネルギーが元々高くて,適応性がある場合には,陰が自ずと立ちあがってくる体力がある場合には,うまくいくでしょう。人間にとって,バランスがオフになって,転倒するということは生体にとってかなり危機的なことなので,それを回避するためには,全体でなんとかする力が無理矢理にでも発動する仕組みを応用していることになります。

一方,元々活力が低下している場合や,荒技的な働きかけに対してそれを受容できない,強い侵襲的介入によって,神経系や筋骨格系のバランスが崩れてしまうタイプもいます。私もこのタイプに属していますので,基本的に強く揉まれたり押されるとそれだけで,身体が悲鳴を上げます。実際に中医学的にも,外部からの強い圧力には適応性が低い傾向があると分類される,肺虚という証が存在するそうです。ということは,こういうタイプへの働きかけは,陽を下げようとする働きかけではなく,陰をまず上げてやるという戦略の方が適していることになります。

イールドのアプローチで行うのは,まず全体のシステムの微細な動き=ゆらぎを全体に引き出し,細胞内部のダイナミクスを上げます。今まで陰として機能に参加していなかった場所にも広範囲に動きがでてくることで,低張性たっだ組織が適度な張力に向かうことになります。過低張で支えに参加できなかったパーツも全体と連携する方向づけがなされるのではないか,つまりは陰を上げるということなのではないかと考えています。

「心の専門家はいらない」 〜 援助職が読むべき一冊rolfinger.com2017年7月16日

心を扱うセラピストにとっては,その立場を脅かす衝撃的なタイトルである。しかしながら,セラピーのみならず,教育など,他者に対して何かしらのサポートする援助職に携わる人間にとっては,自分がやっていることを再考察するきっかけとなる良書である。

よかれと思っていることが,或いは習ったことをそのまま実施することが本当にクライアントのためになっているのか? 形式上は,クライアントに主導権があるように見せかけているのに,実はセラピスト側が勝手に理想とする着地点に無理矢理誘導してないか? これがもし起きているとしたら,セラピー自体無駄でむしろ害になる危険性さえある。

「自ら自由に決めよ、ただし望まれるように」

すべてとはいえないものの多くの教育或いはセラピーの現場で一般に起こっていることをズバリ言い当てている。鋭い洞察である。

身体技法に関しても,施術者側がオープンな装いをしながらも,実は施術者が無意識あるいは知識として得たブループリントに当てはめようとすることはよくある。ワークがうまく進んでいると感じられない場合,クライアント側に責任を転嫁したり,施術者に苛立ちがでてくる。これは実際に私がクライアントとなって感じたこともあるハズレ施術の例である。

施術側とクライアントは,無意識のレベルでも,コントロールする・されるという関係性では何かがうまくいかない。人間と人間との関係であることを外さないようにしなければならない。少し前に私の同僚があるセラピーを受けにいったが,データを取るというニュアンスが前面にでていて,なんだかなあという感想を漏らしていた。セラピストは大学関係者だったので,学会発表ネタになると思ったのだろうか?対人間として好ましい態度とはいえないだろう。データとして記録する重要性は勿論否定しないが,つまりセラピーに対する集中や個人として尊重されるべきところが希薄だったが故に,上記のような感想が漏れたのだと推測する。その教官兼セラピストが,一体学生に何を伝えられるというのだろう??

本当のことは,言いづらい。だが,本当のことを知っているのは,その分野の一部の専門家に限られている。その事実の公開や問題提起は,それを言い出した人間の立場を危うくする,故にとりあえずは黙っておくという事なかれ主義が横行している中,小澤牧子氏は立派な方だと思った次第です。

私としては,小澤氏の批評に耐えうるセッションを心がけたいと思う。

Rolf Movement5シリーズ 実施例rolfinger.com2017年7月23日

他のロルファーの方から10シリーズロルフィングを終了され,その後Advancedシリーズを受けた方から,Rolf Movement Integrationの依頼がありました。骨盤周辺,股関節に違和感があるとのことで,その改善を希望。

Session 1

ミッドライン(中心線)に対して,イールドするcapacityを上げるために,横向きで,ワークしました。さらに臀部への注射の影響があると予想されたので,臀部とその周辺の空間との関係性,親和性を回復するためのタッチ。実際には触れずに周辺に手を置くことで反応が引き出されます。このワークによって,違和感はほとんど減少したとのことです。次のセッションまで10日間ありましたが,セッション2の直前に撮ったBefore 2と比較すると,セッション1で得られた頭部の支え方が維持されていることがわかります。

Session 2

前回は骨盤の外側に働きかけしたので,今回は骨盤内部,内臓の容れ物としての骨盤を骨盤底を含むTrue Pelvis(真骨盤)内に着目。ワーク後,上方にリフトされていることが分かります。骨盤底,閉鎖膜,恥骨結合,仙腸関節,これらはどれ一つとっても重要な構造で,適度な張力,微細な動きを引き出すことは,多くのメリットをもたらします。頭部に対しても側方に対して休めるようにワーク。

Session 3

うつ伏せで下肢から脊柱のつながりを引き出しました。臀部の組織のモティリティと呼ばれる微細な動きが出てくるのを待ちます。一連の働きかけによって,股関節周辺の違和感は皆無になったようです。

Session 4

仰向けでのワーク。大腿上部にもワクチン接種を受けている例も多く,この影響によって周辺組織に制限が生じ,骨盤と大腿部の連携が乏しくなることがあります。通常のベーシック10シリーズロルフィングではこうした観点で臀部や大腿部にワークすることは恐らくないと思いますが,ワクチン接種の影響は私達が思っているより大きいものがあります。仮に必要だとしても,受けた医療処置による影響を無くす程,ホメオスタシスは向上し,統合状態が高まる可能性があります。

このセッションの後,クライアントの方から,ワークに興味がでてきたので,120分枠を試してみるか,5回から8回にしようか迷っているとの感想。

Session 5

前回のセッションの後,アクシデントがあって,左足裏に安全ピンが刺さってしまって,しばらくびっこをひいていたとのこと。思ったより回復が早いとのことで,ただ,右半身にはかなり緊張を感じている。傷は修復しているが,右足が地に対して安全に着地できないという知覚レベルでの偏りが生じているため,足へのイールドタッチが有効となります。それぞれの足底に触れるか触れないかのタッチで空間との関係性に影響を与えると身体全体にも動きが伝播していきます。最後は,後頭部から小脳や延髄が休息できるように促すイールドタッチ。激痛や強いストレスがかかると,頭部の深部にも緊張が蓄積することがありますが,このタッチによって,肩と首がとてもスッキリしたというフィードバック。

全体としてかなりまとまったので,一応完結ということになりました。

クライアントにとって,最初の10シリーズはハードタッチだったので,Movementは興味深い体験となったようです。

Rolf Movementは,機能的側面から行うRolfingSIという言い方もできますが,いずれにしても,問題を解決したり,"治す"という観点からではなく,どこに変化しうる可能性があるのかを探して動きを引き出すプロセスです。

以下,セッション前後の写真を動画でまとめていますので,どうぞご覧下さい。

Rolf Movement 5 series

職場復帰をサポートrolfinger.com2017年7月24日

職場の配置換えに伴って,同僚からの嫌がらせが原因で鬱状態となり,休職中だった方が,ロルフィング10シリーズを終了されました。

2ヶ月で10回を終了し,それに伴って身体に安定感がでてきて,最終的に精神科で処方されていた薬の服用の必要がなくなり*,職場に復帰できるレベルにまで回復されました。薬を服用すると身体が重く動く気力がでなくなり,それによって様々な障害が生じたとのことでした。

職場での理不尽なハラスメントも問題ですが,さらに処方された薬の副作用も無視できない問題です。薬が効き過ぎてしまう可能性や,合わないケース,副作用が強すぎる場合などいろんな可能性があると思いますが,この"動く気力"を奪ってしまうとしたら大問題です。以前脳梗塞の後遺症に苦しむ方に10シリーズをお受け頂いたことがありますが,気になっていた痺れが全く無くなったわけではないが,セッションを終えて,動く気力がでてきたことが大きい変化だったと仰っていたのを思い出します。運動をするという行為というより,実際には動作はなくても,動かそうとすれば動かせる,動かそうとすることに抵抗がない状態が,心にとっては重要な意味を持つようです。

様々なハラスメントをきっかけに,心身のバランスを欠いて,合わない薬でさらに抜けられないループに入ってしまう方は少なくないような気がします。

普通は人が人である限り,まさかそんなことはしないだろうということを平気でするような悪意のある人は確かに存在します。残念ながら。そのような場面に出くわした時に,自分を必要なだけ守る姿勢も必要です。さらにそこから,薬に悪影響があるということも知っとく必要があります。深みに入ると何が何だか分からなくなりますが,とりあえずは,自分の居場所を見つけてそこに落ち着く感覚を思い出して,必要な活力を蓄え直すことではないかと思います。

いずれにしても,ロルフィングのセッションを,職場復帰に役立てて頂いて,うれしいです。

*注:医師の監督の下での服用停止されています。

イールドの意味〜馴染む感覚rolfinger.com2017年8月4日

身体が怪我など危機を感じたときに,空間に対する認知が変わります。例えば,注射を打たれれば,その皮膚の周辺,組織のみならず,その周りの空間も別の感覚として捉えることになるでしょう。その周辺に何か対象があると,はっきりとした痛みのような感覚ではないけれども,何か落ち着かない感じやうっすらとした違和感が生じることが予想されます。ムチウチのような衝撃もそうですが,正にその事故が起きた時点では,症状として捉えられるような違和感はないとしても,それが時間をかけて影響を与え続け,何らかの障害をもたらすことがあるということです。

この時,身体はそれなりに今の状況に順応するために,慣れようとします。違和感や不具合があろうとも,その状況に慣れた状態になると,それが基本の状態となります。身体はいかに楽になろうとも,すぐさま慣れた状態から変わろうとすることには抵抗があります。変わることにはリスクが伴うからです。頭で分かっているけど,止められないということの一つの原因として,変化より"慣れた状態"を優先する,保存しようとする力が意外にも強いことに驚かされます。

そこから脱するとしても,今まで慣れた状態というのは,それなりの秩序の中で見えない関係性とのバランスで成り立っています。施術者からみた都合のいいような変化が中々起こらないのは,見えない関係性があって,そこに慣れ親しんでいて,それなりのメリットがあるわけです。

したがって,別の秩序の形態を得るには,別の関係性を作るためにどうしても時間が必要になります。そして,前の状況より,慣れ親しめそうな状態に方向づけされる必要があります。

では,どうやって?

慣れた状態から,馴染む状態へ

慣れる(get used to)とは,主体が一方的に克服してその状態に馴化すること。それに対して,馴染む(fit in) は,周囲の環境と調和している状態になります。慣れるが,調和というより無理に合わせる部分があるのに対して,馴染むには周囲と相互作用しながら,落ち着く(settlle)感覚が伴います。 settleには,移動していたものが最終的に定住するという意味がありますが,足場を見つけてその場所に落ち着くことは,あらゆる生物の本質的な最初の動き=イールドにつながることになります。

発達する過程でも,さらに現在身体の中でも細胞が成長するのに使われている動きがイールドです。この感覚と動きが起こるためには,周囲が安全であることが前提になるので,イールドが起こるということは,その場所を通して,安全に重力と馴染むという感覚と動きがセットになっています。心身がバランスを失っているような状況では,あれこれ行う前に,まず身体を休めてエネルギーを蓄えることが最優先です。

災害が起こった直後に,心のケアがどうこういう前に,まず被災された人々が心身ともに休息できる安全な場所を確保することが最優先であることと同じ原理です。

安全な状況でまず,そこに落ち着くこと,それによって,身体はやむを得ず適応して得た慣れた状態から,それよりも周囲と馴染んだ状態と感覚があったことを思い出すことで,変化してもリスクはないことを納得した上で必要なプロセスを開始するのではないか,と考えています。

イールドがまず起こるような場を設定することが,セッションの基盤であり,本質的なことだと考えています。そこが抜けていると,変わったことはわかるけれどもそれが馴染まない,定着しない,ということになってしまうのだと思います。

脳内での報酬という形で行動パターンを変えようとするアプローチもあるようですが,私は,心身のバランスを崩した状態に慣れた状況から脱するには,まずその場所に安心して落ち着くことによって,身体が周囲の環境に対する認識が変わり馴染んでくることで,重力を含む外側との関係性が変わるきっかけになるのではないかと考えています。

それが,イールドが身体構造に変化をもたらす要因の一つだと思います。

離れたところから見守ることによる身体構造への影響rolfinger.com2017年8月8日

最近の場の探求〜自分の間合いを見つけるワークショップが面白い。

初参加でソマティックな働きかけに全くの素人の方でも,しっかり反応して変化が引き出される。ワークショップを通じて,より空間を観て感じる眼が養われてくるようだ。使えば使うほど,感覚は強化され,確かなものへと変わってくる。面白い経験だ。

見守るだけで身体構造に変化がもたらされる例

施術者自らが健全さを保ちつつ,セッションを深めていくためにrolfinger.com2017年9月3日

技法の種類に関わらず,施術の質やスキルが向上してくると,より受け手と深いレベルでつながり,様々な効果や改善といった結果が伴ってきます。

しかしながら,施術内容が深く精妙になってくるにしたがって,受け手から悪影響を受けやすくなって,過度に疲労を感じたり,健康を害した経験のある援助職の方は少なくないはずです。

では,施術者が,自らの健全さを保ちつつ,施術をより深め結果を出して行くにはどうしたらよいのでしょうか?

受け手との間合い,施術者のプレゼンスの向上や知覚状態が大きな鍵になります。

Rolf Instituteの教員会議での発表rolfinger.com2017年11月3日

9月中旬にボールダーにあるロルフ・インスティテュートで開かれた教員会議に出席してきました。

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私がロルフィングトレーニングを受けた旧校舎。[/caption]

パールストリート沿いにあって,裏の公園にも隣接していた校舎のロケーションは最高でした。現校舎のある場所は,ダウンタウンからも遠く,車なしではアクセスできず,馴染めません。

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旧校舎裏のレッドロック[/caption]

トレーニング中何度も昇った岩。

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Rolf Institute最初の校舎[/caption]

ここで学んだことはありませんが,ロルフ博士が教鞭をとった場所としても有名です。

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ムーブメント教員仲間[/caption]

一番左のノルウェー人でサンタクルーズ在住のペレとも仲良くなりました。左から3番目は,私のUnit1の講師もしてくれたスーザン。ムーブメント仲間ならではの,親密感もあります。

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会議も終わってやれやれの表情。教員のみの集合写真です。[/caption]

やれやれでした。

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デモンストレーション中。[/caption]

これはエキサイティングな体験でした。一切触れないワークの紹介。多分,インスティテュート歴史上稀なプレゼンだったと思います。

詳しくは,雑誌ソトコトで紹介します。

ワークの質を上げるためにrolfinger.com2017年11月12日

いくつかの体験と仮定を元にイールドアプローチや間合いのワークを発展させ,実践してきました。

◎施術は相互の作用〜対人のみならず空間の中での関係性・共鳴から成り立つ。つまり,一方向の反応ではない。

・施術者は,出来るだけ力みのない状態が望ましい。

・施術者の力みが抜けた時に,それに受け手は呼応する。

◎触れている時より手を離してから反応が進むことがある。

・触れ過ぎ,間を詰めすぎが,受け手の反応を抑制する。

◎施術者がいいと思っていることを押しつけない。

・オプションとなる提案はできるが,絶対的に正しいことはない。

・受け手が望んでいない余計な反発的な反応が起こり,時に害となる。

・施術者は,受け手の身体が望む働きかけと同期する必要がある。

◎受け手の身体が,"安全"を感じている時に,入力を受け容れ可能。

・深く安全を感じている時に,自ずと統合への変化を開始する。

◎セッションで目指していない余計なことをしない

・施術者は,隠れて支配的な意念や霊的なことをやり取りしない。

・変化の結果よりその過程で気づくことに意味があるとすると,違和感が減ることが,すべてのケースでいいこととは限らないかもしれない。

◎受け手の存在とその状況は尊重されるべきである。

◎定着する,意味のある変化は,時間をかけゆっくり進む。

・ゆっくり進む,いい変化は,変わったことすら気づきにくい。なぜなら,定着して馴染んでいく変化はちょっとずつ進むから。

・逆にわかりやすい変化は,それが定着するのか観察が必要。

◎施術者はあらゆる変化にオープンである必要がある。

・働きかけによって,受け手がどう変化するかどうかはわからないという前提が必要。こう入力したらこうなるというのはこじつけであることが多い。むしろ,施術者側の知覚が狭いことで,様々な可能性が狭められるリスクがある。

・起きたことの説明や解釈は断定的であってはいけない。断定はできないが,施術者の感覚としてはこういうことかもしれないというスタンスでのコメントはできる。

以上のようなことを考えてきたので,一方的に受け手に強引に変化させるようなワークとは別の方向性を探ってきました。

このワークの種類に関わらず,施術の「強引さ」は一番避けたいことです。自分の流儀のみならず,私自身が他者からワークを受けるときに優先的に考えることです。逆にいえば,強く圧を加える技法を用いていても,こちらのシステムを思い込みではなく,しっかり読み取った上での施術であれば,身体はすんなりその入力を受けとるはずです。

上のことが保たれているとき,施術者側と受け手側相互に健全さが保たれるはずです。

統合セッション(8-10)の理解を深めるrolfinger.com2017年11月18日

ロルフィング10シリーズの8,9,10回目では,統合を扱います。

統合とは何ぞや?という問いかけに対しての答えは,言葉での説明には限界があって,こういう"感じ"としか伝えられないところがあります。

昨日までの4日間のロルフ・ムーブメント認定クラス〜SI10シリーズのイールドワークへの翻訳では,まさにこのテーマに取り組みました。

同テーマでこれまで,5回クラスを行ってきましたが,今回突然閃いたこと。それは,つながりをつくる主体は,受け手であって,それをプラクティショナーはコントロールできない,こと。できるとすれば,つながりが引き出されるような,条件や場を提供することだけであること。それを踏まえた上で,講義したり実習するととても楽で居ることができました。

今回のクラスで興味深かったのは,最終日の10セッション目としての生徒さん同士の交換セッションが,施術者の介在度合いが最も少なかったにも関わらず,もっとも変化した印象が強かったことです。

私のワークショップでの最も大切にしていることは,最終日に参加生全員の心身のバランスが整って,統合された状態で終えることです。

クラスの内容が情報として優れていることと,実習の成果がそれに比例していなければ,意味がない。ボディワーカーは身体が資本ですから。

コラボレーションrolfinger.com2017年12月5日

先月末は,ヒモトレの小関勲トレーナー,古武術の甲野善紀先生と鼎談,その2日後は身がまま整体の片山洋次郎先生とのワークショップと立て続けに大きなイベントが続いた。

私がコラボして楽しいのは,上記の方々のような,決められたことを決まったように行う枠にはまったものではなく,その場に応じて新鮮さを失わず,臨機応変に対応してもらえる方々との組合せである。

それ以外の組合せには興味がない。というか時間の無駄なのだ。ロルフィングの教員でも恩師のキャロル先生ほど自由にやらせてくれる懐の広さを持つ教員は珍しい。

そんなことを考えている中で,今年のコラボはよかったとしみじみ思う。

それと,協会主催の私が講師をしたワークショップも,いい人材が集まってくれて有意義な学びの場を共有できた。この先いつまでもいい状態でワークショップができる保証はないし,相手の方がどんな事情で一緒にできなくなるかわからない。

実際に,10月に予定されていたハンナソマティックスのワークショップが講師の体調不良が原因でキャンセルになったことを目の当たりにして,クラスが無事開催され成功のうちに終わるということは,いろんな要因が不備なく揃う必要があって,ある意味運がなければ成り立たない。

どのイベントも,日々のプラクティスにいいフィードバックをもたらす意味のあるもの揃いだったと思う。

ありがたいことです。

苦手克服に意味はあるのか?rolfinger.com2017年12月5日

最近よく考えるのは,苦手克服って必要ないんじゃないのかということ。

一芸に秀でたり,一つのことしかできない人に対して,あれもこれも周りは要求しすぎなのではないのかと思う。人間らしさとか自分という存在を理解するためには,

好きなことをする,というより,自分がしないといられないことをする。

やろうと思えばできるけど,気が乗らないのだったらしない選択を考える。

苦手なことは他人は得意で任せた方がいい場合がある。

余裕があっても,嫌なことや苦手な人と過ごすことで埋めない。

時間が無限にあるわけではないことを考えると,わざわざ抵抗のある方に向かう必要はないんじゃないかと思う。そこに何か目的や体験してみたいという興味があれば話は別だが。そうしないと,本当はオレって何がしたいのか? やりたいことをやっているときの充実感から遠ざかったしまい,わけがわからなくなってしまうような気がする。

そうしたことに無自覚だと,自分の本来使いたいセンサーの感度が鈍ってしまい,結果運気が下がるような状況を引き寄せてしまうのではないだろうか? 思考を停止させることなく,人間らしく自分らしく生きるには?ってなことを考えると,巷でいうような上昇志向とか苦手克服という言葉に惑わされないように用心する必要があるように思う。

そんなことを考えています。

一般に発達障害と診断される人々は,それ以外の人間ができることができないことをクローズアップしがちだが,それをそのままにしておくことを許さないことが多い。少なからず人間はデコボコしているわけだから,大きな支障がない限り,無理に克服しなくていいのではないか。上昇志向も問題だ。その状況を味わうことなく,常に何かを漁っているギラギラした前のめりの姿勢,そんな人が近くにいると落ち着かない。もっときっとその状態を味わった方がいいこともある。

そんな風に感じています。

脳梗塞による後遺症に対してrolfinger.com2017年12月6日

先日,脳梗塞後の後遺症が残る人にもこのロルフィングは適用して効果はあるのか?

という御質問を受けました。

度々受けるお問合せなので,コメントできる内容を以下に示します。

→

今まで3例ほど経験があります。

そのうちのお一人はご自身のブログでセッションの体験を綴っていらっしゃいます。

https://blogs.yahoo.co.jp/ohji0227/folder/1485835.html

お二人目は,半身麻痺の度合いが大きく発作も複数起こしている例でした。開頭手術もお受けになっていました。

発作を起こす数年前に10シリーズを終えられた方で,その有効性は身をもって体験しているので,後遺症に対しても改善を期待され,月一回のペースで長く通っていらっしゃったのですが,写真での変化は毎回得られましたが,ご自身が自覚できるような改善は得られなかったようです。

三人目の方は,長年麻痺に悩まれているという例で,11年前に13セッションお受けになりました。終了された後にブログに書いた内容を以下に示します。

"数年前に脳梗塞で倒れて,回復したものの半身の痺れに悩む方へのロルフィングが,2ヶ月ほど前に終了しました。左半身に麻痺があるので,右半分の頭蓋内部の広がりを引き出すようにワークしましたところ,左手に力も入るようになり,食事も容易になったとのことです。身体として楽になる以外に,気持ちがとにかく前向きになったといううれしい報告もありました。一ヶ月後も多少のしんどさはあるにしても,以前のような何もしたくない希望のない状態とは明らかに違い,効果は持続しているようです。身体がとにかく重く,動いた方がいいとわかっていても,つらさからそんな気にもなれず,周囲からはなかなかその理解を得られない,それは想像を超えた苦悩だと思います。同じようなつらさを抱えた方も少なくないでしょう。

このような方に対しては,conventionalな医者は悲観的なことしか言わないし,その他の療法を試しても,可能性のないことしか言われないというのが現状のようです。ロルフィングは勿論すべてのケースに有効ではないとしても,この恩恵をうけられるケースは多いと思いますし,そういう方がロルフィングを活用する機会が増えるといいなと思います。"

この方は興味深いことに,気持ちが前向きになり,奄美大島の方に引っ越しをされました。

後遺症の程度によって,快復の度合も異なると思いますので,あくまで参考として捉えて頂ければと思います。

ムチウチに対するセッションrolfinger.com2017年12月15日

長年ムチウチによる体調不良で,いろんな治療の末にロルフィングを見つけたクライアントの方は,少なくないです。

多くの場合,整形外科的な牽引,背骨矯正などを受けています。牽引は,一時的に圧迫を解放しますが,伸びきった結合組織はその後支えとして機能しづらくなります。また,背骨だけで頸部が支えられているわけではなく,頸椎の前側の内臓空間に縦横に張り巡らされた堤靱帯のことを考える必要があります。

そうした身体を機械的に見て,施術者が何かを正そうと矯正した結果,新たな歪みを生んでしまい,字体が複雑化することがあります。

いろいろ受けすぎていると,何もしていない人よりバランスの回復に時間がかかったり,回数もそれなりに必要な場合もあると感じています。

いろいろ試すのはいいと思いますが,何かそれを受けていて,アレ?何か変な感じがすると思ったら,それを伝えて加減してもらったり,中断する勇気がないと,身体を痛める原因になり,後々リカバーに時間とお金がかかったり,或いは,違和感と慢性的に付き合う羽目になってしまうリスクがあることを忘れてはいけないでしょう。

治療ではないという意味rolfinger.com2017年12月19日

ロルフィングは身体の再教育であって,治療ではない,といいますが,決して,「治そうとしない」わけではありません。つまり,施術者が症状の改善だけを見て治そうとするマインドで処置をするのではなく,その手前にある,治ろうとする力に受け手の方がつながる手助けをすることが,ロルファーの仕事なのだと思います。

経験を積んだロルファーなら,ここを広げると痛みはすぐ緩和されるだろうとかあたりをつけることはできるでしょう。でも,ひょっとすると,その場所から遠いところに触れることが,そこが変化する準備になって,痛みを一時的に和らげるより,痛みを通して何かと向き合う必要があったり,或いは,身体全体としては休息する必要があって,生活全般を考え直す時期なのかもしれません。

ひょっとすると,ですが。もちろん検討違いの下手な施術だと,何かの反応はでるけど,それは好転反応ではなくて,身体がバランスを取り直すための仕方なくの再調整だったりすることもあります。

そういったこととは別のレベルでの話ですが,ロルファーが真摯にクライアントに向き合って,その場所を制限があると分かっても,どうしても触れることができない,という感覚になって,それに従った時には,余計な介入のない,正しい判断となるはずです。その場所にあえて触れないことで,別の場所が変わることで問題と思っていた箇所が変化する体験をすれば,受け手が身体のつながっていることをその過程を通して理解する貴重な時間となります。

ロルファーが自分の肚とつながり,受け手と深く共鳴しているときに,その流れや文脈に従って,触れたり,或いは十分に変化を離れて見守るとき,必要なことが必要なだけ起こるのだと思います。その流れにあれば,何かを治す,治さないというマインドではないはずです。

新しい試みとしてrolfinger.com2017年12月21日

元々ロルフ・ムーブメント認定プログラムのイールドによるロルフィング10シリーズの翻訳クラスではすでに行っていたことですが,セッションとセッションの間を数日空けずに,連日セッションを行っていくということもメニューにいれようと思います。

ロルフィングの基本の考えは,ワークによる変化を消化して,プロセスを時間をかけて体感するために,少なくとも2,3日は空けながらシリーズを進めます。

一方で,ソマティック・エクスペリエンスのセッションは,連日行うことも珍しいことではなく,介入と介入との間を必ず空ける必要がない場合もあります。

では,イールドの技法を用いて,セッションする場合はどうでしょう?

身体が最も安全と感じる間合いと,休息できることを優先して進めていくということは,無理な変化は強要しないということです。しかも,安全というリソースが確保されていれば,介入によってフリーズするような好ましくない反応も回避できます。それまで,トレーニングの中では,9日間で8セッション,時には一日に2回セッションを受けることもありますが,6回のクラスの中で問題が起きたことは一度もありません。

遠方からの方や,出産後の変調と過去のムチウチの影響があるクライアントの方からのリクエストもあって,イールドを用いた集中シリーズ,空けることによる負担より,進めた上で,終了後にまた変化していくのを見守ってもらう選択もありではないかと思っています。

では,なぜ基本ロルフィングは,間隔が必要なのか? 時間が料理する部分と気づきの時間を得るため,というプラスの側面もあります。もう一つの解釈として,Basicシリーズは,働きかける領域を割とはっきり決めて,その領域の変化に身体が消化する時間をしっかりとるということだとすると,最初からそれぞれの介入が全体とのつながり,統合を意識していれば,必要以上に時間をかける必要がない可能性があるということになります。

私は一つ一つの工程には意味があると思いますが,常に検証し,自分で納得できることだけを取り入れたいと思っているので,実際に試して検証したいと思います。

今のところの感触としては,歪みが多い状態を長く放置しておくよりも,負担は少ないばかりか,身体がバランスを取り戻す方向性と力が強いとすれば,空けない方がいいかもしれないとさえ思っています。

ロルファーとクライアント - ① 相性rolfinger.com2017年12月21日

クライアントの方は,どうロルファーを選んだらいいんでしょうか?

たまにメイルで質問されますが,最優先はロルファーのセンス!と答えてきましたが,単純に,そこに足が向くかどうか?という感覚は大切だと思います。うまくロルファーとクライアントがマッチングするのは,タイミングがあるはず。

そのロルファーのオフィスに足が向く。写真をみて,モヤモヤしたり,必要以上に惹き付けられたりせず,抵抗がない。

実際に対面した時に,ロルファーに対して身体が向こうとしない,避ける感じが身体になくある程度安心できる。間合いが取りやすい。

実際にワークを受けて,よく分からないなりにも,クリアでいい感じになっているのか?で判断してもいいと思います。

ロルファーとクライアント - ②関係性rolfinger.com2017年12月21日

ロルフィングは,クライアントの身体を自由にする手助けをするのが仕事です。ところが,それがワークではなく,ビジネスだとすると,クライアントは,縁で出会うのではなく,獲得される獲物。いろんなことを直感に従って試す自由がある存在ではなく,囲っておいてリピーターとして定期的にマネーを供給するカモでなければいけません。

少々言い方がきつくなりましたが,本当にクライアントの健康と幸せを願っていたら,多方面から働きかける必要があるだろうし,本当に出会うべき施術と施術者に出会うまでの橋渡しになる役目かもしれない。大きな流れにゆだねるべきで,常に次に来てもらうように,依存させるのはもっての外です。

もちろん,信頼関係が築かれて,長い関係性の蓄積の上でしか,為し得ない深いセッションも確かにあります。ですが,その場合も,1回1回のセッションで終結していて,次来てもいいけど,来なくてもいい,という間にあるスタンスでこそ成り立つのではないかと思います。

SNSやメールマガジンなど,ネットワークで常時つながるのはいいけれど,いつでもそこから離れられる距離感,間合いがあるかどうかが大切だと思います。

現代社会は関係性が希薄になってきていて,寂しいという感覚にいくらでもつけいられるリスクがあります。

2018年27件

Post 10 調整セッションについてrolfinger.com2018年1月19日

髪の毛を切ってもらうために,床屋さん若しくは美容師さんにお願いする場合に,上手な美容師さんに切ってもらうと,髪がの伸びた時まで,両サイドや前後のバランスがよくて,数ヶ月先まで長持ちするのですが,一方,安いけど下手なお店で手早く済ませると,結局のところ,すぐ左右の違いや,粗が目立ち始めて,すぐまた切る必要が生じたりします。

身体アプローチも同じで,セッションしたすぐ後だけいいけど,長持ちしないところに通う回数が多くなると,回数と時間をかけると,単価は安いかもしれないけど,時間のロスや快適度合いを考えるとトータルにお得とはいえないことになります。

以前は,単発の調整Post10セッションは,通常より料金を低く設定していたのですが,クオリティの高いものを提供できれば,それだけ,長い時間快適でいられることになるから,下げる必要はなくて,むしろそのクオリティを上げる方に集中とエネルギーをかけた方がいいと今は思っています。

これにはいろんな考え方があるので,どれがいいとかはないです。10回せっかく通ってくれたから,メンテナンスは安く気軽に来て貰える設定にしています,という考えもOKだと思うし,何となく顧客を大事にしているニュアンスも出せるのでそれも一つの考え方ですが,それだと,どこかで顧客を囲うことにもなります。

Post10には,10回後の状態に維持するという意味で使われるのですが,身体の分子は3ヶ月あれば置き換わってしまうことを考えると,ある状態を保つこと自体が難しいわけで,変わり続ける中で,ベターな状態を探せるように,プラクティショナー側も進化し続けなければ,対応できないでしょう。

料金は厳密な意味でいろんなものをダイレクトに反映します。安いことにも高すぎることにも隠された意味があるので,丁度いい,交換ができるように設定するのは意外と奥深い作業です。

インタビュー記事和訳rolfinger.com2018年1月24日

サンフランシスコのベイエリアで活躍するロルファーKathy McConnell女史が,田畑にインタビューしてくれた記事です。Structural Integration / November 2015に掲載された記事をgoogle翻訳の力を借りて,適当なところも含みつつ訳してみました。

→

Rolf Movementインストラクターである田畑浩良が開発した「イールドのアート」は、メアリー・ボンドによって「完全に存在し、何度も何度も観察する」という方法として記述されています。

私は2015年4月に田畑浩良を講師とする「イールドのアート」に関するワークショップを終了しました。それ以来、私は彼のイノベーションのさまざまな側面を良い結果でセッションに組み込んでいます。彼の方法では、セッションは施術者が自分の身体感覚に意識を持ち、その後自分自身を接地させ、クライアントと部屋のスペースを含めるように意識を広げることから始まります。これはすべてクライアントとの物理的なタッチの前に行われ、 'フィールド'を創るための手順です。施術者は、「コンディショニング」という技術を採用しています。コンディショニングは、身体の様々な場所で、手の甲側で軽く触れ、ほとんどの場合は体を変化させるための準備になります。目的は、クライアントを回復し、細胞の足場を提供し、微細な動きの波を生み出すことです。この最初の部分が完結すると、残りの介入は同じように進められますが,行程としては優しく短くなります。一つ一つのタッチの後、施術者はテーブルから離れたところから変化をスキャンして追跡します。施術者が鋭敏に受容しているときに、クライアントのシステムは次に行くべき場所についての指示を与えるでしょう。典型的には、イールドのセッション中に身体に実際に触れるよりも、身体から離れた時間が費やされます。

私自身の練習では、変化を創造するという意図を持ってセッションを始めることが、セッションを通して豊かな存在を維持するのに役立つトーンを設定することが分かりました。私が自分の意識を体,とりわけ丹田に戻し続けている限り、私は場の中でその流れに任せることができます。時間はゆっくり進み、私の直感的な知覚が現れます。私の手は、私が達成したいことについての考えが空間に侵入する前に、どこに行くべきかを知っているようです。私の呼吸、私の身体、そしてとりわけ、クライアントの組織,すべてが従順に感じられます。私の思考心で戦略を立てることは、存在を維持することに比べれば,二の次となっています。

クライアントからのフィードバックは,各々の関係は固有なものですが,非常に肯定的です。彼らは私と同じように軽いタッチがいかに効果的かに驚いています。私の長年のクライアントのひとりは,このように表現しています:「あなたがすることをしなければしないほど,より多く感知できる,ような気がする。」と。私のプラクティスの本質は,新しい方向に進化していると言えます。そのワークはいま、自分自身、クライアント、そして関係性(フィールド)によって活性化される第3の有機体と共に存在しています。

このインタビューは電子メールで行われました。英語は田畑浩良の母国語ではないため、わかりやすく編集されています。

Kathy McConnell(以下KT):あなたが開発したRolng ®Structural Integrationへのこの「イールドのアート」のアプローチの特徴を教えてください。

田畑浩良:「イールドのアート」は、生きている組織における動きの反応を刺激し、それは深い変容の可能性を持つシステム全体の一貫した動きを促進します。施術者のタッチは、身体全体のマインドシステムで非常に深いリラクゼーションを招き、関節の減圧とコアスペースの拡張を容易にします。これは、一般にRolng S.I.で使用される古典的筋筋膜解放の手法に耐えられない人々に構造的身体統合法を提供する必要性に対応して進化しました。「イールドのアート」は、穏やかで簡潔で正確なタイミングを持つタッチによって効果的な構造変化が達成できることを示しています。それは、プラクティショナー(のマインド)が必要と考える何某かの変化を強制するのではなく、クライアント自身の自己調整的知性を利用することによって、変更がより永続的で意味深くなるという概念に基づいています。

施術者の知覚状態がこの作業の鍵です。あなたの内部の感覚だけでなく、セッションを通した一貫してクライアントを含むあなたの周りの空間の感覚にも注意することが重要です。この状態によって明白な流れが可能となり,施術者が表れてきたモティリティ(微細な動き)の波を捉えやすくします。さらに、内側への感覚と同時に周囲に感覚を方向づけることは、本質的なプレゼンスにつながります。

KM:「イールドのアート」はどのように進化しましたか?

田畑:私は圧力に比較的敏感なので、私は自分が触れられたい様に,人に触れる方法を探していました。私は多くのロルファーが自分のプラクティスの中で肘や拳、または指に過度の圧力を加え,自分自身を傷つけているのを見ました。私たちは身体の健康に従事する専門家で、他者に対して、より楽に,暮らし動くための方法を教えています。私がやっていることと私がクライアントを教えていることとの間に一貫性があるはずです。もっと楽に仕事をする方法を見つけたかったのです。

1998年に認可されたロルファーになったばかりの私は、80年代の男性に10シリーズを提供しました。耳鳴りが改善されたので、彼は非常に満足していました。しかし、彼はシリーズが終わっても,完結していないと感じていたようです。私はイールドのタッチのプロトタイプを使ってポスト10セッションを行いました。私は単に台上に横たわっている彼の身体の下に指を置き、そこで感じられる微細なモティリティと呼ばれる動きに従ったのです。彼は本当にそれタッチを感謝し、私は、意味のある構造変化をもたらしたシリーズの本当の「完結」を感じました。まもなく、別のクライアントが私のところに来ました。彼は重度の便秘に悩まされていた。彼の肌はすごくツルツルしていてワックスがついているような感触で、私は構造に働きかける手技的に働きかけることを諦めなければならなかったので、独特のムーブメントを使って10シリーズを行わざるを得ませんでした。興味深いことに、結局、彼の便秘は解消され、彼の肌はより正常になった。これらのケースによって、皮膚状態または直接的な筋膜解放による働きかけを容認できない様な様々な理由のある人々と共に、私が即興的にその場に応じた対応を余儀なくさせたわけです。それらのことすべてが、「イールドのアート」の発展のためのすばらしい資源になってしまったことになります。

[その他の影響] 2002年の私の上級トレーニングでは、左肩を壊していたので、練習中に私の肘を使用するのは難しかったです。幸いにも、トレーニングの聴講にきていたVivian Jayeから,Rolf Movementの個人セッションを受ける機会に恵まれました。そのセッションの間、上腕骨の骨端は大きなバキッ!!☆/(x_x)という音と共に「戻るべき場所」を見つけ、肩は完全に治りました。それは劇的な変化であり、私は非常に深いやり方でムーブメントのパワーと潜在力を体験することができました。その前に、1999年に私のロルフ・ムーブメントトレーニング中にある出来事が起こりました。講師のキャロル・アギネッセンス(Carol Agneessens)は、とりわけ伸ばしたり圧縮を解いたりせずに、やさしく背中と頭に触れました。私は背骨が自発的に伸びるのを感じました。私がこの種の動きの反応を感じたのは初めてのことでした。この経験は私の好奇心を刺激して、この種の反応をより頻繁に呼び起こす方法を見つけたいと思うようになりました。

また、Rolf Movementトレーニングでは、すべての動きの根底にある最初の動きとしてイールドという概念が紹介されました。この新しい基礎的な理解によって、私は細胞生物学における私の経験と構造統合の実践の間の橋渡しになると認識したのです。このタッチが,細胞の集合的応答を刺激して、運動性を高めるための足場を提供するように作用するかもしれない,とわかり始めたのです。

それが私のロルフィングのキャリアの転換点でした。その授業以来、私は自分のプラクティスでイールドを積極的に試すようになりました。私は意図的に細胞性の足場を提供する意識でこのタッチを使用すると、クライアントはより簡単に応答することを見出しました。

KM:なぜこの最小限の介入がこのような重要な変化を生み出すと思いますか?

田畑:ジグソーパズルのように体を想像してください。 ロルファーとして、私たちは、絵の全体を含まずに1つだけを変更すれば、変更は成立しないことを知っています。私たちがワーク中にジグソーパズルを追跡しようとすると、私たちが生きている全体を呼吸するのを妨げる可能性があります。細胞レベルで作業することで、パズルの個々の部分をバイパスすることが可能になります。 1つの小さなセルは、すべてのセルに情報を送信し、ホログラフィックで全フィールドを処理します。これは体系的なコヒーレンシー、あるいは私が「パリトニック・ハーモニー」と呼ぶものをもたらします。セルはジグソーパズルのピースとは異なり、よりダイナミックで反応性があります。

KM:「イールドのアート」は伝統的なロルフィングパラダイムの中にフィットさせていますか?

田畑:私はStruractural Integration,Rolf Movement、そして 10シリーズの中での「イールドのアート」をブレンドして、セッション前後の写真を比較しました。「イールドのアート」は、クライアントのシステムを使って,どこへ行くかの決定を下すことで、構造的な変化と統合を新しい方法で呼び起こします。私は触れている部分だけを変化させようとするのではなく、セッションの古典的なバウンダリーをその系の扉として使用します。私たちは、あなたがどんなロルフィングセッションでもそうするように、セッションの始めに機能的なゴールを確立します。しかし、私は変化を創り出すための主要なツールとして、自分の内的感覚とフィールドの意識を使用します。私が体に触れるたびに、私はその場所で体全体の共鳴を感じています。例えば、私が膝に軽く手を置くと、膝を通るすべての隔膜(ダイヤフラム)の共振が感じられます。私は、体から手を離して波を観察するために,身体から離れることで変化が始まります。

KM:あなたがシェアしたいことは他にありますか?

田畑:よく,この介入がエネルギーワークであるかどうか質問されます。非常に軽くて簡単な介入ではありますが、エネルギーワークではないと認識しています。私はムーブメントの介入として「イールドのアート」を理解しています。それは、より広範な変化を見分け、それに従う。初期の段階では、圧力感受性の人々にのみ「イールドのアート」を適用すると思っていましたが、時間の経過とともに、それは誰にとっても適した方法であると思っています。

Tahata Hiroyoshiは、認定アドバンストロルファーであり,ロルフムーブメント施術者です。 Rolferになる前は、林原生化学研究所で生化学研究員として働き、細胞のコロニー形成行動に親しみを感じました。彼の現在の仕事の発展に関連するものは、2011年に日本で修了したSomaticExperiencing®のトレーニングです。彼は親愛なる妻、息子、2匹の犬、2匹の猫、そしてカメと東京に住んでいます。もっと詳しく調べるには、https://rolfinger.com/にアクセスしてください。

R.C.S.T.(認定クレニオセイクラルセラピスト)のKathy McConnellは、認定アドバンストロルファーであり,ロルフムーブメント施術者です。彼女はまた、バイオダイナミッククリニオセイクラルセラピーと医学気功でも認定されています。彼女は2000年からサンフランシスコベイエリアでプラクティスしています。

注

1. 「イールドのアート」アプローチは、いくつかのRolf Movementトレーニングで教えられている「イールド」のタッチから派生しています。重要な違いは、田畑のアプローチの不可欠な点は、ワークが行われるフィールドを作成するプラクティショナーの知覚の継続的な関わりです。

詳細は、2012年6月号のStructural Integrationの記事「Yielding」を参照してください。その記事から: "イールドは最初の発達段階の動きです。受動的な降伏や「何もしない」と誤解されることがよくありますが、イールドは実際には積極的な関係性にあり、他のすべての根底にある基本的な動きの振る舞いです」と述べています。あなたは彼のプロセスについてより多くのことを読むことができ、前に彼のクライアントの写真を見ることができます。

参考文献

Agneesens、C. and H. Tahata 2012年6月「収穫」構造統合:RolfInstitute®40(1):10-16のジャーナル。

Tahata、H. 2012年6月「イールドを用いたケーススタディ」構造統合:RolfInstitute®40(1):31-33

本物の一流とは?rolfinger.com2018年1月25日

先日の代官山ライブハウス晴れ豆でのイベントで,私のワークは,スランプの人にいい,と甲野先生が仰っていた。身体の筋緊張のトーンが一気にリセットされるので,スランプから脱するのには効果てきめんということだ。小関さんからは,一流のアスリートだと,変化に対してオープンなので,自分が知らない新しい状態になることに対して,恐れではなく好奇心で臨む姿勢があるということを仰っていた。

確かに,ロルフィングに限っていえば,最初何が起きているかわからず,頭で自分が把握できるところで判断しようとして,--よくわからないので・・・といって10回の途中で止めてしまう人が稀にいる。 シリーズ半ばでなんやらそこから先に進むのを躊躇しはじめて,止める理由付けをしてしまう人もいる。

自分の把握できる範囲を超える新らしいものに本当に開いていたら,ロルフィングを途中で辞めようなんて思わないはず。(注:よっぽど,スキルがないとか,相性がめちゃめちゃ悪い場合は,ロルファーを変えた方がいいですが。。)

思い返してみると,本物,一流の人は,これだ!と思ったら躊躇なく,最初から10回すると決めて,変な遅刻やキャンセルもなく,ただただ完結する。もう20年くらい前のことですが,教授や妻はそうだった。自分が経験していないことに,チャレンジする気持ちをわすれず,そのことに時間とお金を真っ直ぐに投資をする。そういう姿勢があるからこそ,成功するのだと思う。

気を悪くする人もいるかもしれませんが,本当のことだからしかたない。

SE同期の高田美和子さんを偲ぶrolfinger.com2018年2月7日

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一番右が高田美和子さん[/caption]

高田美和子さんが1月13日に亡くなられたそうです。

同じSomatic Experiencing(SE)トレーニングの東京1期生として,ご一緒させて頂きました。

美和子さんとの思い出は,東日本大震災の2ヶ月後に,一緒に宮城県七ヶ浜を訪れた時のことです。SE第一人者藤原千枝子さんの呼びかけで,Ale Duateを団長とする震災支援チームが結成されました。

震災の影響からフェリーで仙台入りすると,驚いたことに現地を牛耳るとんでもない教育マフィアのおっさんがいて,にわかには信じられないかもしれませんが,こちらの活動に対して露骨な妨害をしてきたのです。チームが機能しないように二分しようとしたり,現地の方々に提供しようと考えていたワークショップを自分のグループ向けに変更しようとしたり,会場に届くように手配した書籍はほったらかし,空きスペースを利用して会場の方々に提供し始めたSEセッションに横槍をいれてきたりと,やりたい放題 - 想像以上のワルでした。

妨害やら様々なストレスの中,チーム全体がダウンしかけたときに,そんな状況に左右されず,キラキラとしたエネルギーを維持したまま,一番活躍したのが,紛れもなく美和子さんだったのです。

美和子さんの辛抱強い電話交渉の末,行方のわからなかった書籍も回収できて間に合い,横槍が入る前にチームメンバーが現地の方々に提供し始めたSEセッションの受付も待ちがないように滞りなく段取りよく振り分けてくれたのも美和子さんでした。

普段研修中で自分が知ってたはずの美和子さんから想像もできないほどの活躍ぶりに,

"美和子さん,すごいですね,"

というと,

"毎日の暮らしの方がいろんなことを感じすぎて,大変だから,この状況は特別ではなく,むしろ大丈夫なんです,"

と。

"そうか!ってことは美和子さんは平時より,"有事に強い"ってことですね,"

というと,ニコニコ笑っていました。

チームメンバーがセッションを進める中,完全に裏方に回ってもらったので,そのことに対して申し訳ない気持ちを伝えると,またもやキラキラと,

"私が信頼する最高のプラクティショナー達からワークを受けてもらうお手伝いができるのは本当にうれしい。"

と心から仰っていました。

美和子さんはその空間の隅々まで細かく感じて受けとっていて,私達が想像できないくらい密度の濃い体験の毎日だったのかと思うと胸が痛みます。

生の笑顔をもう拝見できないのはとても寂しいですが,精一杯生きられた美和子さんのご冥福をせめてお祈りしたいと思います。

合掌

動的で健全な関係性とは?rolfinger.com2018年2月17日

つながり,の大切さを強調されすぎると,今度は一度つながった関係性から離れるのが難しくなる。そうなるとしがらみや囚われの中での関係性となり,結果として,次に出会うべき人や行くべき場所にアクセスするチャンスを逃してしまうことになる。

例えば,分子と分子にしても,一旦結合したらもはや離れない,共有結合もあるが,結合力は強固ではないけれども,その代わり,離れたり,またくっつくことが動的にできる,水素結合のようなつながり方もある。

人と人,人と場所も,必要なときにつながり,そうでないときには離れることができるような,ゆるい遊びのある関係性が健全だ。

固定化されていない,動的な状態,いったりきたりできる自由な関係性をつねに築きたいもの。

ネットでつながったり,いろんなつながり方があるけれども,つながりを強調しておけば,離れることに罪悪感を持たせたり,本能的な帰属欲求を刺激することで,グループやコミュニティから離れる動きを抑え込むことができる。

会社を辞めるときに加入していた生命保険を辞めようとしたときに,保険の担当のおばさんが,いつもニコニコ対応していた顔から一変して鬼のような形相と対応になったことを覚えている。

うちの親父は90才で一人暮らしだが,孤立して孤独なわけではなく,独りを楽しんでいる。そのような状態をloneiness ではなく,solitudeというらしい。人によっては誰かと群れていたい人もいれば,ほっておいてほしい人もいる。ほっておいてもらう自由があるはずなのだ。

しがらみの中でのネットワークやグループに籍をおくことで,漠然とした不安を誤魔化しているとしたら,とりあえず距離を置いてみる。会合を休んでみる。行くのを延期してみる。そのコミュニティが健全であれば,その自由を認めてくれるはずだ。

そうでないとしたら,その関係性は健全ではない。そこから離れようとした瞬間,搾取する側は供給されるモノが絶たれてしまうため,あるいはその脱退の連鎖がおこるのを押さえるために,別の顔を現す。

あなたをケアしているはずのセラピストや所属しているグループから,そこでできることを完了して,次のレベルに移行する時にその人達はそれを心から喜んでくれるだろうか?

それとも,何か理由をつけて囲いこもうとするだろうか?

必要な時に出会い,つながることも大切だが,離れるタイミングがきたら,離れる自由を確保していたい。なぜなら次に出会うべき人や機会が遠ざかってしまう。それでもそこに留まったり通い続ける場合,自分が何を得ようとしてそこにいっているのかが明確で自覚できていればいいと思う。

移行期,大きくシフトするタイミングが人生には何度か訪れるが,今までのパターンを捨てて慣れないやり方になるので,不安になったり,混乱を感じたり,という時期が必ずある。

そこは焦らず,長い目でみて,躍動する時期もあれば充電期もあるとして,じっくり進むしかないのだろう。

統合するということは,一貫性をもっていろんなレベルを一致させて行くということ。身体の整合性や内側の関係性が変わっていくと,身体の外との関係性にも影響が及んでくる。

仕事rolfinger.com2018年2月19日

仕事に関して,英語ではいろんな単語がある。

work,business, labor, profession 。。。

businessとして割り切り,お金メインで忙しく詰め込むセッションには隙間がない。余裕や一つ一つのセッションへの丁寧さや,受けに来てくれることへの感謝が薄らいでしまう。

研修で習ったことを鵜呑みに忠実にするあまり,task化してしまうと飽きがきていたり,身体に負担があるのにそれを推して行うと,きつい労働Laborになる。

援助職の本来目指す意味での仕事は,workだろう。いろんな側面があって,結果的にお金に結びついたりしているが,バランスをとるためのお金の交換であって,お金優先でクライアントのサポートが二の次になってしまうとしたら,方向性が間違っていることになる。

さらにお金だとわかりやすいのだが,援助職というその立場を悪用して,クライアントよりも高い位置に自分を置く欲求を満たそうとする行為,つまりマウンティングのためにその職業を選んでいるんじゃないのか?と疑いたくなるおうな輩もいる。

立ち直ろうとする受け手は,元々元気いっぱいではなく弱っている場合が多いので,容易に無神経な言葉の投げかけで傷つきやすい。さらには個人情報も握られているのでつけ込まれやすい。

その人の仕事の姿勢,マウンティングや営利優先なのか?チェックする必要がある。悲しいかな,そういう輩は少なくないので注意が必要だ。

そこで本当に必要なことを終えるまでは,通うことに意味があるが,健全な関係性とは,いつでも止めることができるけど,そこでまだワークする価値がある,好奇心があるからセッションするという関係性であって,永続的に通い続けるように囲い込もうとする縛りに念や重さはないはず。

人格が伴わない中途半端に勘がある輩は,巧みに方向づけしたり,今とりあえず扱う必要のない,あるいは元々ない問題を作って,気になるように仕向けたりする。そうした行為は,もほや,workではない。ワクチンを売る業者が,そのウイルスも製造してばらまいて儲けるような行為とおなじである。

10シリーズ終了4ヶ月後に頂いた,心に響く感想rolfinger.com2018年2月24日

月一のペースで遠方から通って頂いた方が,10月にロルフィングシリーズを終了。それから4ヶ月経って,その後について感想を送ってくれました。

ロルファーとして感じていたのは,セッションをすごく大切に,そして感謝と共に受けて頂いていたことです。私もそのことに対して,敬意を覚えたことを記憶しています。 頂いた体験記を拝読して,提供する側として受け手がどうそれを捉えようとも,一つ一つ大切にセッションをしなければいけないと改めて感じたい次第です。

ともすると,施術者側からすると,複数のクライアントの中の一人ですが,受け手からすれば,ロルフィングを受ける私という人間は,複数とは関係のない,たった一人の自分であることを忘れてはいけないのです。

http://rolfinger.com/Experiences/2018/02/24/頸部・腰背部に痛みがあった方のその後/

回復にはいろんな道筋があるはずrolfinger.com2018年2月28日

本来は,治癒や回復を促すための医療や援助の仕事が,その目的に反して,かえって被害にあってしまうこともあります。

ある技法でうまくいかなかったとしても,その技法で受けた被害は,その技法を通してしか回復できないと助言するような浅はかで経験値の足りない輩の言葉が頭から離れず影響を受けてしまうこともあるようです。

ある技法で受けた被害は,その技法を通してしか解放できないというのは何の根拠もない戯言です。

受けた苦痛は同種の苦痛を通してしか解決できないというような身体技法もあるようですが,害ある思い違いです。

人は観たいものしか観ないということの反映だったりして,でたらめな考え方は多く存在します。じゃあ,強烈な整体で骨折した怪我は,同じ技法でしか治せないといっているのと変わらないです。

なぜなら,治る主体はあくまで受け手にあるので,そのきっかけはどんな方法でも構わないのです。

トラウマについて,一見全く関係のないことをしていて,例えばあるマンガを読んだことによって,嘘のように深刻なトラウマの事件への捉え方が変わってしまったというクライアントの方もいました。ただ,3ヶ月して理由なく泣いたら,痛みがなくなった方,2年かかって気がついたら変化していた方もいます。

回復の過程には様々な角度からの可能性や時間の介在があるのだと思います。

ですから,それがまともなアドバイスであれば,腑に落ちる感覚があるのと,それを打開しようとする行為自体に周りもサポートしてくれる自然な流れがあるはず。それがないようでしたら,とりあえず,一息ついて,他人のいうことは他人事の戯言として聞き捨てることも時には必要です。

あくまで,あなたの生き方や考えは誰に支配される必要もなく,主体はあなた自身にあって,決定権はあなたにあるのです。

能楽師の安田登さんとのイベントrolfinger.com2018年3月5日

こんどの3月8日(木)夜の代官山ライブハウス「晴れたら空に豆まいて」にて能楽師の安田登さんとイベントします。

このイベントを前に,安田さんご自身のブログの中で,ロルフィングと能におけるシテの役割,そして何もしないことの意味について解説されています。一時期ほんの短い時間でしたが,安田さんから能を習ったことがあります。当時,シテの役割について伺ったことはあるものの,今その役割がはっきりわかった気がします。そしてそれは,自分がロルファーとしての役割とすごく重なる部分があることも理解できました。

すでに現役バリバリの能楽師として活動されていた安田さんが,時間とエネルギーを捻出して日本初となるロルフィングトレーニングを推し進めつつ全課程を修了された意味が,今となってはわかる気がします。身体について深く学ぶことが安田さんにとって必要なんだろうなあとだけ思っていたところがありますが,実は,ロルファーの仕事は,能におけるシテの役割と,同じということ。

そして,シテを演じきることは,聴衆が知覚を拡大したり,ものの観方をシフトさせるきっかけになることができる。結果として,教育という分野にも関連してきます。安田さんの多岐に渡る才能や自由な活動は,矛盾なく,大きな一つの流れに沿っているんだろうなと思います。

また,能の舞台を通じて,修練されてこられた安田さんですが,何かの技法を修練していく過程で,技法を成熟し分化させて型から離れる時期が訪れたときに,本質は押さえたままで"離"の状態にどう移行するのか,この辺りも安田さんに伺いたいところです。

能楽師の安田登さんとのイベントを終えてrolfinger.com2018年3月9日

3/8に,代官山ライブハウスで,下掛宝生流ワキ方の安田登さんとのイベントがありました。たくさんの収穫があった今回のコラボでした。

深いセッションをしていると,自分が憑依性を帯びてくることがあります。自分であって,自分でないような感覚です。それは,スピリチュアルと言えばそうなのですが,特別なわけでもないし,かといって意味不明の怪しさでもないけど,確実に起こることです。

ワキという役割は,積極的に霊を呼び込みながら役を演ずるそうですが,憑依されてしまうのを避けるために,肚に力を入れるそうです。

肚に力を入れるというのは,力むこととは違うので注意する必要がありますが,要するに様々な情報に気づくために知覚は拡大しながらも,自分がお留守になって,乗っ取られてしまったり,他人の感覚と自分との境が曖昧になって精神的に不安定にならないようにするためには,肚に意識を向けることがことさら重要ということです。

これは,セッションで体験的に分かっていることですが,肚が感覚で満たされていないと,ワークの効きも悪く,セッション自体がどよ〜んとしてくるので,肚は常に重要だと思っていたことと,安全にセッションを進めるためにも押さえるべきツボ中のツボです。

あ〜久し振りの安田さんとイベント楽しかった〜。

能∞ロルフィングのイベント後に寄せられた感想rolfinger.com2018年3月16日

先日3月8日に代官山ライブハウス,晴れたら空に豆まいてに於ける,安田登さんとのイベント後に寄せられた感想をご紹介します。

「8日のワークショップは、気づきと気持ちよさの宝庫でした。

田畑さんが安田さんに施術されている時はあまりの気持ちよさに

目を閉じてしまい、自分が受けているかのような錯覚に陥りました。

自分が初めて受けた時は、ロルフィングのロの字も知りませんでしが、

田畑さんが左に立たれた時は怖くて泣いたことを、

右に立たれた時は怖さはそれほどでもなく、安心したこと

などを思い出していました。

自分が受けていた時、いつも目をつぶっていたので、田畑さんは

一体何をされているのだろうとワークショップでは頑張って

目を開けようとしていたのですが難しかったです。

安田さんと間を図っていらっしゃるのを「見ていて面白いですか?」と

安田さんは仰いましたが、「いつまでも見ていられる」と思いました。

始めのスライドも、お言葉の中に真髄がいっぱい詰まっていました。

また、ロルフィングだけでなく、能も好きで時々見に行くので

シテ、ワキのこと、冥界とのことなども知れてうれしかったです。

成長のブレイクスルーは突然起こること、全身全霊で何も

しないこと、自発が起こること、滲み出ることなどキーワードが

目白押しですが、あわててメモしなくても、必要なものは必要なときに

出てくるのかなと思っています。」

- Iさんより

「先日の安田さんとの対談とセッションは、対談として想像していたのと全然違う感じでしたけれども、とてもよかったです。お二人でずっと楽しげにいろいろされていて、後ろのほうから見ている私は置いて行かれてる感満載でしたが、それがいつの間にかこちらも体が整ってきて楽になりました。帰り道は足が前に出やすくなっていて恵比寿まで歩くスピードが早くなりました。

職場で人が立て続けにやめてしまいまして、今年に入ってから残業続きとストレスで、夢にも仕事が出るし胃も胸もつねに詰まっている感じで割と追い込まれている状態でしたが、安田さんと田畑さんが距離や向き合い方をいろいろ試されていたあたりから、はっきりと楽になっていると自覚し始めたなと思います。上にあがってつまっていたものが久しぶりに、下におりてきてくれて楽になったのを感じました。

2年ほど前から能の謡のお稽古を初めてまして(先生は安田さんではありません)、たまたま対談翌日の昨日がひと月ぶりのお稽古でした。しばらく仕事にかまけて自主練もできず、このまま先生の前で謡ったらのどがしまりそうだなと思っていたのですけれども、声を出してみたら意外にも楽だなと感じ、次にこれならのどがしまらずにやれそうだから、下に下げて響かせられるかもと思って、肚まではさすがにいけませんが下のほうに下げてみたりしました。田畑さんのセッションの後に安田さんが謡を謡われた時、いろいろ試しましたと話されたのをと思い出しました。比べ物にもなりませんけれども、あれ、なんかいけそうと思ってそのままなんとなく試したくなる感じや、後から、対談セッションと自分のお稽古が発声でいつの間にか結びついたことなどに気づいて、いろいろ物事は面白いなと思いました。また安田さんとの対談第二弾がありましたら必ず参ります。お二人が楽しそうにいろいろされているのを拝見できますから。そして自分にもいいことがたくさんあります。ありがとうございました。」

- Kさんより

その他にも,デモのお裾分けで調子がよくなったという方や,もう一度セラピストを目指そうと思われた方もいたりで,反響が大きいトークショー?でした。

フィンランドのロルファーrolfinger.com2018年4月2日

先週3泊5日で,フィンランドに行ってきました。少し前から,何か縁のようなものを感じて,何の仕事や知っている人もいないのに,ただ惹かれるから異国の地を訪れるという体験は初めてだったと思います。

ムーミンや北欧のデザインには魅力を感じていたのですが,天候が,那須の寒さと松江の天気が混ざった感じで懐かしい感じがしました。それから,あからさまにセンスの悪いどぎつい広告やデザインのものが,目に触れないことで,まず気分がいいこと,それから,人々も優しいというのが印象に残りました。あと,国旗の色に代表される紺色を昔から好きだったこと,食事の際のお皿にのる料理の量も丁度よくて,過ごしやすかったです。

飛行機のチケットを手配してから,フィンランドにロルファーいないかなあと思い検索したところ,一人だけいることがわかりました。連絡をとって,美術館のあるキアズマという場所にある現代美術館のカフェで待ち合わせしたのですが,現れたJussiさんは,がたいのいい真面目な方でした。彼はまさに,フィンランドのロルフィングのパイオニアです。

彼と話して印象に残っているのは,「ロルファーは,その時のトレンドを学んだりするけど,自分は,常にロルフィングの根本に立ち戻ってワークしたい。」といっていました。欧州のロルファーは,全員内臓マニピュレーションなどのオステオパシーの技法を学ぶものと思っていたので,私にとっては新鮮に思いました。

とかく"学び続ける"という言葉の陰で,外から情報を収集することだけに気を取られてしまうと,自分の内側からにじみ出てくる独自性や,学びたいという気持ちよりも,何か乗り遅れてしまうような不安から習いにいってしまうように方向付けされていることもあるかもしれません。外側にソースを追い求めるより,目の前のクライアントと向き合って,その実践から学ぶ尊さに勝るものはないわけですが,それをトップに置きながらも,誰からか学ぶタイミイングがやってくれば,必要な縁だと思うのです。

Jussiさんのロルフィングの根っこにあるものを掴んで離さない姿勢は,いいなあと思いました。

「間を用いてワークする」という記事を投稿rolfinger.com2018年5月2日

Rolf Instituteの機関誌Structural Integrationに,記事が掲載されました。

Working with Ma Further Refinement of the Yielding Approach through Time, Space, and Intersubjectivity

という題で書いています。結構力を入れて書きました。空間に対する捉え方やワークでの活用等,ここ最近考えていたことを盛り込めたと思います。

同号のコラムで,Footについての考察も書いています。こちらも上記論説とつながる内容になっています。

腸内環境を整えるためにrolfinger.com2018年5月4日

最近耳にしたのですが,小麦粉にはかなり防腐剤が含まれている可能性が高いので,その影響で便秘になる人が多いということ。

ちょっと調べると,ポストハーベスト農薬,つまり収穫後に虫がついたりカビや菌が生えないように防腐剤が輸入小麦の場合はほとんどのケースで使用されるそうです。

http://kimamalove.blog94.fc2.com/blog-entry-3014.html

農薬や抗生物質の大切な特徴として,選択毒性があります。つまり,ヒトには害がないけど,他の生きものには生育阻害や抑制効果があるということ。だから使っていいという考えの大元になっています。

ところが,腸内の免疫細胞が積極的に腸内細菌から刺激を受けて,賦活化されている,相互作用しているという知見が最近得られました。これは非常に大きな意味を持つ発見で,上記の抗菌剤・防腐剤を使ってOKという考えを根底から揺るがします。

つまり,菌をお腹の中で飼っている以上,その増殖を抑えるような食品や薬剤は,我々の免疫系に重大な悪影響を及ぼすことが予想されるということになります。

風邪やウイルス疾患時の抗生物質の服用や輸入小麦を使ったパンやパスタや加工されたお菓子類,あるいは食中毒防止のために添加されたお惣菜や弁当などにより,とうに母乳から受け継いだ有用菌群は,息絶えているはず。

したがって,できることは,菌を補うために生きた発酵食品を摂る,防腐剤ができるだけ含まれていない食品を選ぶ,むやみに抗生物質を服用しない等でしょうか。

ロルフィングセッションによっって腹部内臓空間にゆとりができて,消化管の動きが活発化することでお通じが改善するケースは多いのですが,それでも違いがでないような場合は,腸内環境からも一考する必要がありそうです。

怖いのは,大手の製粉会社とか有名商社は,CMのスポンサーになっているため,こうした都合の悪い情報は表にでてこないことです。

多数が共有しない情報が正しくても,ランキング上位に権威を持たせるような風潮があるためか,いつの間にか"ないことに"なってしまうことが多いような気がします。本当のことは,だいたい差し障りがあることで,埋もれやすいですが,それを判断できるセンサーを養うしかないです。

腸内菌叢の重要性とロイテリ菌について

藤田先生の動画とその次に自動的に流れるロイテリ菌についての動画も参考になります。

https://youtu.be/vlO4e79AQOI

ロイテリヨーグルト

https://ohayo-reuteri.com

タブレットの方は,人工甘味料として,ハロゲン化合物であるスクラロースが入っているため,お勧めしません。

Be aware of Darknessrolfinger.com2018年6月13日

これは,ジョージ・ハリスンの名曲の題名です。

いろんな出来事で調子を崩す場合がありますが,人間の悪や闇にあまり触れたことがない方に多いのですが,悪意にやられることがあります。

普通そんなことないだろう?と信じたくない気持ちも解りますが,実際に悪い人は実際に存在します。

一見それとはかけ離れてそうな職業でも実際に中身や印象が異なることがあります。それは,たとえばセラピストだったりすると,彼あるいは彼女の期待通りの結果がでているうちはいいのですが,そこから外れるとイキナリメッキがはげて正体を現します。

そもそもその職業を選んでいる動機付けが,人より優位な位置に身を置きたい,とにかくマウンティングしたい欲求が強いと非常にタチが悪い。

そんなことしないだろう?そんなはずない!と思いたい気持ちも山々だし,そう思うことは裏を返せば,育ちがいいということです。育ちがいいというのは,この上ないメリットで,基本は人を信じているということですから。

問題なのは,そこにつけこむような輩、悪人が確かにいるということです。そんなときは,潔くその関係性を断つこと。寄生虫みたいなもんですから,あなたから吸い取ったり利用できなくなることを恐れてあの手この手を使います。

最近,いろんなセラピーを受けてかえってバランスを崩したという方が複数いらしています。未熟なレベルでの腎臓へのタッチやある種のエネルギー療法,家から出られなくなる程深刻なダメージを受けたケースもあります。

何かを改善したいという弱った状態でそのセッションに来ていると,セラピストの思惑や押しつけの強いワークに"あたる"こともあります。様々な刺激に感受性が元々高い人は,要注意です。影響しやすいことを自覚した上で臨まないと,セラピストが望む変化がなかった時に,さもそれが受け手側に問題があって,異常だとジャッジされてしまいます。 その場で起こるあらゆる反応に対してオープンに" そのまま観る" ことができない未熟なセラピストに起こりがちな対応です。未熟とは経験があったり資格があるということではなく,何を目指してそもそもその仕事をしているのか?ということにも関係してきます。心の底で他者を援助しようと思っているのか?それとも別の思惑や,その場を通して,施術者の何かを満たそうとして(満たせるわけないんですが),周りを巻き込んでいるだけなのか?

それに付き合うことはない。

問題と思わされていることが,別の見方をしたら自分のリソースだったり,その手法やその人を通さなくても,回復や治癒に向かう方法は無限にあるはずです。全然その事柄と関係のないことに集中していたらいつの間にか何かが改善していたこともあるでしょう。

時間とお金を使って,そうした輩を応援する必要はないし,かえってそうした行為を認め助長することになってしまいます。

健先生のいうように,

病気どころか,トラウマなんかないんだ! 粒々なんだから!!

と思ってみると,なんだかゆるくていい感じに私はなります。

喧嘩両成敗?rolfinger.com2018年6月14日

日本語には,たくさんのいい言葉とコンセプトがある。基本的には弱い立場の側を応援する「判官贔屓」という言葉。弱気を助け強きを挫く,という考えにも共通している。

一方,ちょっと気になる喧嘩両成敗という言葉がある。紛争が起きたときに,片側だけが悪いということはなく,双方に責任があるということだが,これはあくまで,双方が同等の力を持っているということが前提になる。

であるから,立場が明らかに違うケースにはこれは適用されるべきではない。裁判をして闘っているからといって,その双方に同じだけの担うべき責任があるだろうか? 列強国が,植民地化しようとして,抵抗する弱者である国との戦争が果たして喧嘩両成敗を適用していいんだろうか?

そんなはずはない。

何か事件が起きたり,ハラスメントの訴訟が起きたときに,必ず被害車に非があったような意見がでるが,そもそも立場が異なったり,パワーバランスが明らかに異なる場合には,もめ事の原因を弱い側にも負わせるのは,悪しき「勝てば官軍」的な発想と同じタチが悪い倫理感だと思う。

強い立場ということをうまくベールに包みながら,それを利用する輩に注意しなかればならない。

一般に職業や学歴が,"ごりっぱ"な方々の中には,実にトンデモない輩が潜んでいます。油断は禁物なのだ。

6月10日福島県郡山市でのワークショップ&Rolfingrolfinger.com2018年6月17日

13回目となる郡山でのイベント。午前の部で肘をテーマとして,デモのクライアントになって頂いた方から感想を頂きました。

↓

先日は参加させていただきありがとうございました。

ロルフィングは名前は知っておりましたが

施術を受けるのは初めてでした。

始め、身体のどこが気になるかと聞かれ、

度々起こる首の後ろから両肩、背中にかけて何か乗っかる感じの重さと答えました。

そして、ではまず歩いてみてと言われ

2~3往復してみたところ

何に気付くか聞かれ、

歩いてる時も止まっている時も目線が顔ごと足元よりも1歩先を見ていることに気づきました。

前を向いていてもすぐ下を向く。

施術が始まり、まずは仰向けに楽に横になってくださいと言われました。

首は向きやすい方へと。

なので右を向きました。

天井を見ながら寝るより楽なのです。

(ちなみに寝る時はいつも横向きに手足を縮めて寝ます。(退治のポーズ))

施術者が右と左どちらにいた方が落ち着くかと聞かれ、左と答えました。

右だと私と目が合い、見られてる感がすごくして落ち着かないからです。

左だと視界の端に入るのでいるというのがわかり、落ち着きます。

施術は身体にそっと触れるだけ。

ただ身体にある管を通すようなイメージで

無理につなげなくてよい

つながるのを待つということをおっしゃいました。

何箇所か触れた後、時間にして10分~15分経ったぐらいでしょうか

顔が天井を向いても苦しくなくなりました。

しっかり両肩と腰が地面についている感じがします。

足を触れたあと、ゆっくり起き上がり歩いてみると顔がまっすぐ前を向けて歩けました。

先程まで下を向いて歩いていたのに。

ただ触れただけなのに不思議な感じがしました。

その後は皆さんがしているワークを見ていました。

眠くて身体を動かすのが億劫だったのです。

しかし、ワークショップ終了後、いつもは10分も歩かない私がお昼を食べるために往復1時間歩きました。

しかも足も痛くならずに。

また一緒に参加されてた方にも施術前と後では顔の色が違うと言われました。

自分ではわからなかったのですがこれも不思議な1つです。

先生、スタッフの先生方々、ご一緒にさせていただきました皆様ありがとうございました。

とても不思議で楽しいワークショップでした。

↑

午後の部,キッズロルフィングのセッション前後の写真データ。

ロルフィングがお子さんの成長を促さないわけはない,という感じです。

身体の回復と統合のためにrolfinger.com2018年6月27日

回復への働きかけには,主に2つの切り口がある。

1.要らないものを除く

身体は,よどみなく流れがあり,動的に移り変わっていく方向性があるとするとそれを妨げる余分なエネルギーや滞りを解放したり,除くという切り口。本来要らないものだとしても,それを抱えることで保っている平衡状態があるので,急激に無くしたりすることはバランスを崩すことになる。

2. 健全な状態に調律する

元々細胞や組織が持っている,生きものとして成り立たせている,健全な波動に共鳴させる。

1.に関して,有効な方向としては,西村氏の開発した器具を用いる方法がある。細胞の中に蓄積している,余剰の迷走電流を除くというもので,これは細胞をリフレッシュさせ,かなりの有効な方法である。難点は,その迷走電流の蓄積の度合いが強いと,それが出て行くときに激しい痛みを伴う。その痛みの質は,痛いところを圧されて痛いという感覚とは異なるものである。恐らく,いらないものを除くという点において,地球上で最も優れた器具であると思う。除去率に加え,施術者側もその余剰電流を同時に吸い出してくれるというメリットもあり,施術によって施術者が悪影響を受けてしまうリスクからも回避できる。

最近この器具に興味を持ち,ワークに取り入れ始めている。

2.に関して,通常のエネルギーワークでは,施術者と受け手とのエネルギーの交換になる。善くも悪くも交換という枠から外れることがない。さらには施術者の意図や在り方が大きく反映する。施術者がどれだけ,健全な波動に焦点が合っているかどうかが,施術の質を左右する。受け手がそのタイミングでどれだけそこに共鳴できるかにかかっている。単にエネルギーを交換するレベルに留まるとプロセスはあるところから進まず,ただのやり取りになるか,施術者の波動が低い場合には,それがセラピートラウマになるリスクが伴うのでエネルギー療法は甘く捉えない方がいいだろう。

以上の二本立てでかなりの回復が促されるが,復元するのではなく,さらに統合するという第3の切り口がある。つまり,滞りを生じ難い,環境からの悪影響を受けにくい,受けてもすぐ排泄することのできる身体構造に整えるという考え方である。

それには身体の肚の容器としての骨盤を身体構造の要として,整えておくこと。それと肚と他の部分が機能的に連携していれば,迷走電流も溜まりにくい流れが常にある状態となる。

何かバグが出たら,その都度バグを除くという考えではなく,そもそもバグがでないようなOS自体を一新してしまおうというのが,統合の考え方であり,ロルフィングはそこに位置していると考えている。

現代は,人類がかつて経験したことのない電磁波等のテクノストレスや,保存添加物や抗生物質などによる薬剤の影響を受けているため,その影響が強すぎる場合には,自覚的な変化が表に出るまでにどうしても時間がかかる。1や2はプロセスを加速させてくれるものとして,意味がある。

出来事をトラウマではなく体験として捉えるrolfinger.com2018年7月6日

Somatic Experiencing(SE)は,文字どおり,"身体を通して体験する"こと"です。

プラクティショナーが,ある出来事を体験として捉えるのか?それとも,セラピストが出来事をトラウマとして捉えるのか?には,深くて埋められないほどの大きな溝が存在します。

出来事は出来事であって,そこに余計な意味づけや勝手なイメージをセラピストが持っているとしたら,スタートの時点で,セッションの文脈が方向付けられてしまいます。

クライアントである本人が,そうでもないことを,大袈裟に大変なこと,その診断名に打ちのめされてしまうようなラベリングをされると事態はややこしくなります。

出来事をただの出来事として,捉えることができないなら,セラピストはそのことを扱ってはいけないと思います。なぜなら,問題はクライアントではなく,セラピスト側にあるから。当事者そっちのけで,クライアントをだしに使って,自分の問題をなんとかしようと試みたり,(〜これだと見当違いなのでご本人の回復にはなんの貢献もありません)。或いは,何か習いたてのテクニックを練習したいあまり,目の前で起こっていることより,練習台にしたくてしょうがない幼稚な欲求を満たす遊び相手になってしまうかもしれません。

例えば,あなたの健康な腎臓,でもちょっと疲れているから少し弱って本来の動きが足りない時もあるでしょう。でもそれを,家族に問題があって,愛着がどうのこうので,トラウマがある(そもそも,完璧な親なんているわけないし),な〜んて見方をされてトラウマタッチをされたら,どうなりますか?

たまったもんじゃない。悪くもない腎臓さんが,"問題のある臓器として"見立てられて,必要のない余計でお節介なことをされちまいます。

なぜこんなことを書いているかというと,身体へのタッチについて初級レベルのセラピストが,注意を要するケースにも関わらず,安易にセラピーしたことにより,日常生活が送れなくなってしまい,心療内科〜疼痛専門医と転々としつつ,長期に渡って引きこもりになったという重篤なセラピートラウマに陥ったケースが複数実際にあるからです。

SEというのは,受け手の様子をつぶさに観察する能力が必要ですが,それなしに無防備な状態に過剰な入力を行うと,タッチの圧力とは関係なく,悪影響を受けてしまうリスクがあるということです。

受け手として,敏感な方は特にセッションを受ける場合は,決定的なダメージをうける前に,ちょっと??と思ったら,我慢して受け続ける忍耐は必要ありません。身体がそこに居心地良く落ち着けるか? 肚はどう感じているか?常にそれを大切に自分を守る必要があります。

そのセラピストに,出来事を出来事としてニュートラルに捉える観点があるのか?何が起きているのか説明はできなくてもそれを感じ取ってもらえるだけの追跡と観察能力があるのか? あなたを使ってセラピスト自身の問題を解決するための道具になっていないのかどうか?

セッションを受けているときに何かがおかしいと思った時にチェックしてみてください。お金と時間を払って,心身を悪くするボランティアをする必要はないのです。

とかく弱っていると,判断能力が低下しがちなので,必要であれば,大丈夫な家族に付き添ってもらってもいいかもしれません。

戦争を体験した先達は,トラウマ療法を受けて回復したわけではない。

セッションや治療はあくまで補助として使うもの。セラピストに支配されないように気をつけましょう。適当な距離感といつでも自分が選択して主導権が常に自分にあることを思い出しつつ,それでも,自分をエンパワーしてくれそうな機会になりそうだったら,試してみよう!というくらいのいい加減さがいいのでは。

一番大切なのは,その選択に,狭いところに閉じ込められるような感覚ではなく,広がるような感じと,「希望」が感じられるかどうか? それが鍵だと思います。

消し去りたいような酷い体験でも,捉え方が変わるタイミングがくると,そのこと自体が自分を支える出来事になるかもしれない可能性があります。

共鳴現象を使うrolfinger.com2018年7月18日

最近ようやく施術者の立ち位置、望ましい状態がはっきりしてきた。

施術者がどこに自分の波長・波動を合わせて、どこからワークしているか?ということが本質で、テクニカル的なことはあとからついてくる。

トラウマあるいは不具合とワークするのか?

それともその人の健全な部分とワークするのか?

自分の健全なところに波長を合わせているのか?

マニピュレート(一方向的に操作)するのか?

それとも共鳴を使うのか?

これらの問いかけをしていくと、自分が何を目指しているのか明確になるかもしれない。

他者に何かを与えて(自分が与えたような気になることで)、何かをやった感や優越感を満たしていないだろうか?

自分はトラウマや病気の波動に合わせることで、それによって得るものがあるのではないか?

共鳴を使うということはそれらを手放すこと。自分が健全なところにアクセスしながら、そこに同調してくるのを待つ。

或いは相手の中にある健全な波長にフォーカスをずらさずに、そこを観続け、広がってくるのを待つ。

受け手が、受け手のつながりの甘いところや感覚が行き届いていないところが、健全なところに共鳴してくるのをひたすら待つ。

統合のための本質はそこで、それぞれの施術者の入り口や切り口が違うだけなのかもしれないと思う。

お臍をワークするrolfinger.com2018年7月20日

例えば、お臍周辺のお腹が何か脱けているような感じだと、背骨だけが支えすぎて、身体の前の支えが充実していないことがあります。そのような場合、大腰筋・腹横筋・脊柱起立筋の張力バランスのような筋骨格的な観点も大切ですが、それだけでは、うまくバランスされないことがあります。

出生時にいろんなストレスがかかった可能性があるとすると、臍帯は身体の全養分を供給してもらう入り口なので、そこへの負荷は命に関わることなので、機能している間にそこが遮断されるような介入は大きな出来事になることが容易に想像できます。そこが未だにショックを受けたまま時間が止まっていると、当然腹部全体は、偏りのある張力でのバランスのままということになります。

臍帯から全身の血管系とのつながりを捉えて、放射状に連携を引き出すようなワークを行うと腹部全体の状態が変化します。お腹が安全を感じるということは、お腹の内側の組織の張りが落ち着いていて丁度いいということと関係しています。

従って、お臍と全身の血管系との連携を意識したワークにはかなりのインパクトがあります。

血管系、肚、内臓全体にも大きな影響を与える可能性があり、血液の供給先である、様々な臓器も影響を受けることになります。

ただ、どのようなストレスが過去にかかったとしても、身体に元々ある柔軟な適応力が、なんとかしてきた完全性がそこには存在しています。その健全な力とアクセスすることが大切で、医療処置全般を敵視したり、トラウマ追跡モードに入ってしまうと、セラピストとクライアント共々袋小路に入ってしまうので注意が必要です。

客観性rolfinger.com2018年7月25日

物事を判断する上で,客観性が大切とか,信憑性を評価するのに統計的有利性があるかどうかという話になる。

身体感覚は,その個体固有のもので,主観的だ。気分的な感覚も含めて,暑い,寒い,心地よく感じる,不快など,これらは正しい正しくないではなく,そう人がそう感じることだから,ただそう感じているということになる。

小学校の時に教師が,掃除をしたら,気分がよくなるだろう,そう感じない人はいるか?と聞かれて,いいとは限らないし,掃除した後の爽快感はずっと後になって知ったものの当時は,その気持ちがわからなかったので,正直に気分はよくならないと答えたことがある。散々,よくなるはずなのにならないのはおかしいというお説教が続いたのだけれど,ずっと納得いかないことの一つだった。

身体がどう感じるか,はただそう感じているだけで,正解不正解はない。多数,正規分布からかなり外れた感じ方をしたとしても,訂正はできない。にも関わらず,どういうわけか多くが感じそうな枠にはめられるような気になることがある。客観的にみてもそれは変だ!という人は,その人の主観でそういっているだけのこともあるし,想像上の客観的存在を想定して,主観をなしにしているように見せかけしながら,意見をいってくることもある。

そもそも客観的に観ること自体できることなのか,という疑問が湧く。

身体感覚は主観的なので,常に自分になにが起きているか主体も明確で,そこが基軸になって展開する。ところが,通常教育のシステムの中にいると,管理され癖がついていて,自分がどうしたいのかよりも,会社員としてはどう振る舞うべきか?とか主体が自分以外のところに位置しやすい。

それが習慣となっていると,主体が自分以外のどこかに離れやすくなる。まず自分がこう感じていることを前提に,相手はこう感じているかもしれない? と想像することができる。それを想像上の客観的何某かにいつも基準を合わせていると,ほんとうはどう考えているか以前に,どう感じているか?さえわからないまま生活することになる。

だからとにかく毎瞬毎瞬気分でもどんな感覚でもいいから,感じていることに注意を向けることから開始する。

そういう自分も最初にロルフィングを受けたときには,どう感じているのか?と聞かれても,どう答えていいのか全くわからなかった。感じていることより,考えから何かを言おうとしたのを覚えている。 フェルトセンスなどの身体感覚を感じて言語化するのが難しいとしたら,教育にも問題があるだろう。

自分が感じていることをしっかり感じられること,自分のことを把握する基盤があって,それから周囲のことも感じ取れるようになるというのが順番だと思う。いろんなことを細かく感じ取れるようになると,他人がどう感じるのかについても寛容になれる。そうすれば,お互いに様々な感覚に対して,判断なくオープンになれるはず。

セッションは,それが基盤になって,間主観,相互主観的に進むもので,想像上の客観的視点,或いは何か宗教的シンボルが介在すると,シンプルではなくなってきます。

どこに合わせるか?rolfinger.com2018年7月27日

成長する過程で、いろんな環境からの影響から、いつの間にかずれた状態になっていることに気づいたら、どうバランスを取ったらいいんでしょう?どこに焦点を合わせていけばいいんでしょうか?

忘れてはいけないのは、掘っていけば切りが無いということ。それより、本流に戻すことが肝腎です。本流に乗るには、自分が没頭できることに熱中している時間を多く取る。違和感なんか気にする隙がない状態です。

それと、回復を考えた時には、じゃあ今の状態はそもそもの己の状態とはちょっと違うかもしれない、ということです。そもそもとは、いろんな教育やら躾やら情報に害される前の自分ってどんなだったか思い出すことです。サバイブするのみやむなく身につけた術を自動的反射的に使うのではなく、ちょっと距離を置いて、ゆっくり感じてみる。

自分は意外とせかせかより、のんびり屋さんだったかもしれないし、目立たないようにする前は活発に人と遊んでいたかもしれません。 いろいろ削がれる前にどんな感じだったのか? 嫌な出来事の付近に自分が元々あったわけではなく、そもそもどうだったのか思い出してみるのも手です。

自分のいい時期の音楽はいい懐かしさと感覚が戻ってくる助けになるかもしれない。いっそ最新や聞いたこともない音楽で感覚を目新しくしてみたり、いろいろやり方があります。

でも嫌な時期と微妙に重なるような音楽や五感を通して感じていたこととは、関係ないところに自分を持っていく方がいい。それとは無縁の居心地よさを見つけられると随分違うと思います。

また聞きですが、バシャールは、治癒がうまくいくためには、いろんな過去生があったはずだが、健康のまま死んでいった過去生が一度くらいはあるので、その時の波動に合わせるといいというようなことをいっていたらしいです。それと似た感じです。

身体をより進化させるrolfinger.com2018年7月28日

身体が統合される過程において、いろんな段階があります。

(痛みの側面から)

0.身体に感覚が行き届き難く、感覚が麻痺していて鈍い。

1.身体の場所に慢性的な痛みがある。

2.痛みの質が変わる。例:鈍く広い範囲の痛みから、範囲が狭くなって、痛みがはっきりする等

3.痛みが気にならなくなる時間が増える。

4.痛みがあったことを忘れて生活している。

5.触れて痛かった場所が、触れても問題なくなっている。

6. 身体の様々な場所が、ある程度の圧力を加えても違和感がない。

(バランスから)

1.身体がばらばらな感じがして、意識してもバランスがとれない。

2. どこかに意識を向ければ、バランスがいいところを見つけられる。

3.意識しなくても、気がつくと変な力みが減っている。

4.何かを意識しなくても、違和感を忘れて快適さを保っている。

(身体感覚、自己調整能へのアクセス)

1.痛みや違和感しか感じられず、それに占有されている。

2. 違和感もあるが、それを一つの感覚と捉え、他の感覚にも注意が向けられる。

3. フェルトセンスと呼ばれる、身体の微細な感覚を感じ取ることができる。

4.安全な状況の中で、フェルトセンスを通して、必要なプロセスをサポートを得ながら進めることができる。

身体状況にはいろんな段階がありますが、いえることは、どの段階からも先に進める可能性があるということです。私自身、過去の交通事故の影響もあり、ロルフィングを最初に受けたときには、何を感じているか? 全く答えることができなかったことを思い出します。フェルトセンスが感じられる様になったのも、様々なトレーニングやセッションを通して、いつの間にかできるようになりました。地道に身体と向かっていれば、感覚を感じるための基盤、土壌が耕されて、ある閾値を超えるとそれが可能になるのだと思います。

常に希望を持って、ある段階からは、そこまでで、"付き合っていく"という関係性になると思いますが、それより前に、辛抱強く、諦めず、失敗もしながら、変えられる可能性に「希望」を持っていれば、何かが変わっていくはずです。

以下の方の例は、最初の10シリーズ後かなり快適になったのですが、ご自身の武道の実践の質を高め、もっと探求したいというご意志で、半年経ってからAdvancedセッションを受けにお越しになりました。 写真が示すように、さらに変化する可能性が身体にはあって、望む人にはそれを起こすことができます。 人それぞれ同じようにはいかないし、ペースも違います。ただ、小さい変化を積み重ねていくことが、急がば回れという言葉があるように、気がつくと大きな変化、違いとなっている。

ちょっとづつ変わっていくとその都度それが馴染んでいくので、変わった実感はすぐ消えてしまいます。しかし、劇的なことより、着実にその変化を消化していくと、小さいわずかな違いにしか思えないかもしれませんが、派手さはないものの、それこそが望ましいいい変化なのだと思います。

CS60rolfinger.com2018年8月4日

CS60は、生体に蓄積している有害な迷走電流を排出するのに効果的な施術器具です。

ロルフィングは、基本的に手で行う技法ですが、コールドレーザーやアクティベーターと呼ばれる器具などなど,D.O.やD.C.が使うような器具をロルファーが用いることもあります。しかしながら、私自身は、何かの器具を用いることは避けてきましたが、このCS60には、確かに意味があると感じました。

経験上、ロルフィングをしていると、足の支えや骨盤の支えがしっかりしてくることによって、肩の緊張が解消されることはよく観察されます。しかしながら、支えの充実だけで解決できないケースも多く、それが長年自分の中で謎でした。特に肩甲帯には、何か蓄積しやすい性質のようなものがあるということです。

そこにCS60で施術、実際にはある程度の圧力を加えるのですが、かなり圧されても大丈夫なところと、逆に触れている程度なのにすごく痛く感じるところがあると思います。この時の痛みは、余剰の電流が急激に脱けていく時に起こると西村先生は解釈しています。

ここで思い出されるのは、ロルフ博士の痛みに対する考え、"痛みは変化に対する抵抗である。"(うろ覚えなので正確なフレーズではないかもしれません)

そもそも神経が集まっていてそこ強く押したらそりゃ痛いでしょ、ってところをぐいぐい圧したときや、下手なマッサージを受けた時の痛みは論外として、圧も大して加えてないのに、鋭い痛みやなんとも言えない違和感を感じるような場所を誰しも持っていると思います。そこにCS60を当てられた時の痛みは、ひょっとすると、変化への抵抗なのかもしれない、と思ったのです。

ただし、No pain , No gain. 痛みを伴わなければ、何も得られない。という言葉がありますが、とても注意しなければいけないことを含んでいます。つまり、施術者との信頼関係があって、安全と安心が確保されていること、そして、施術者もそれに応えるだけの技能が伴っていることが大前提での言葉です。その上での、CS60がまさにその場所に置かれて、その痛みを通過した時に、確かに解放が起こるようです。

さらに注意しなければいけないのは、受け手がその時に受ける痛みという感覚を、意味づけなく単なる痛みとして体験できれば、問題はないのですが、痛みによって想起される事柄が多い場合 ( - トラウマが再体験されそうになる等) は、慎重に行う必要があります。例えば、痛みによって、自分が粗末に扱われているという感覚に打ちのめされてしまうようなケースなどです。そこに、施術者が、これはいいことだという思い込みが強く、受け手のフィードバックや様子を無視して、ごり押ししてしまうと、いい結果が生まれるどころか、逆効果になってしまいます。

"痛みの体験はそれ自体が目的ではなく、解放や感覚が戻ってくる途中で出てくるもの。"ということを忘れてはいけません。そして施術側が、自分の攻撃性にどれだけ気づいているか?受け手の受容性や反応を無視して一方的に"良いことをしている"という類の治療信念を押しつけていないかどうか? などなど。

それらを踏まえた上で、CS60を使用するのであれば、極めて意味のある施術体験となるでしょう。

ロルフ博士の施術を受けた人の話を聞いたことがあります。痛いには痛かったが、電磁波様の感覚だったと。恐らくそれは、強い圧力で生じる痛みというより、電気的な何かが同時に脱けていくような痛みだったのではないかと想像します。

じゃあ余分な電気さえ抜いてしまえば、身体は統合されるのか?という疑問が生じます。

たまたま、ロルフィング10シリーズを受けている最中に、CS60を専門にやっている方から受けたクライアントの方がいたのですが、写真で比較すると構造(姿勢)にはほとんど変化は認められませんでした。

ということは、迷走電気を抜くだけでは、統合への変化は促されないようです。

さらに、痛みはいつも伴うのか?という疑問ですが、ロルフィングの10シリーズと5回のムーブメントを終えたにCS60で3回ワークしたのですが、この方は、全く痛みを感じなかったにも関わらず、身体はより統合へと向かいました。

ということは、高度に連携して統合された状態であれば、余計な電流を溜めることないため、CS60によって痛みを感じることもなくワークを受けることができ、自立的なバランスを確立しているということもでき、それが目指すところだと確信しました。

イールドワークをする上でも、イールドを妨げるところにCS60を使うとより反応が促されます。

ただ、私のスタンスとしては、余分なものを排出する力は、本来備わっているので、その能力が発揮されることもまた重要だと考えています。その蓄積度合いと、受け手の方の容量を観察して、方向付けするのに最低限の介入に留めたいと思っています。

CS60に関しては、そのようなスタンスで使用していこうと考えています。

※ CS60本部オフィシャルページ

発明者である西村光久氏のビジョンは、寝たきり老人をなくすということにあり、とても共感できます。

スロベニアで開催された欧州統合医療学会に参加rolfinger.com2018年9月25日

9月21,22,23日に東欧のスロベニアで開催された欧州統合医療学会に参加してきました。

スロベニアはいいところでしたよ!

今回誘って頂いた下津浦先生(向かって右)と

発表後の質疑応答。

抄録

詳しくは、雑誌ソトコトに記事を書きます。

ウイリアム・レーネンさんとrolfinger.com2018年10月15日

サイキックチャネラーのレーネンさんには、来日の度にセッションして頂いています。

霊的に自分が今どこにいて、どこに向かおうとしているのか、中々自分だけであと、気づかないことや、薄々きづいているけど、今一つ確信が持てなかったり。。

そんなときには、占いや神がかり的な何かに頼りっきってしまうのはリスキーだけど、それはそれとして、一つの観方・捉え方として、どう参考にして、実際に行動することに対しての責任を、自分がとることができるのであれば、信頼できるサイキックな方にセッションしてもらうのは極めて意味のあることです。

レーネンさんは、媒介者としてメッセージを伝えてくれますが、これがとても的確で、時に厳しいです。伊藤さんの通訳もどんどん鋭くなってきて、何が聴きたいのか、自分が明確でないとだんだんしどろもどろになってくる自分を感じたりして。絶妙のコンビです。

新しく学んだこと(多分量子波)や、新しく導入したもの(多分CS60)もいい流れの中にあるようです。そういえば、CS60を何の説明もなく、レーネンさんに見せたら、

これは、レムリアのものでもアトランティスのものでもないとチャネルして仰ってました。

そして、両極から、不要なものを吸い取るもので(当たってる!)とのことでそれ自体意志があるそうです。前回と今回これを使ってセッションさせて頂いたのですが、とても元気になったとのこと。(ただし、基本的な強く擦る使い方ではありませんでした。)

交通事故に遭われてから、同じ姿勢でいることが困難な身体状況であるにも関わらず、毎年2回来日して精力的に活動されていることに、ほんとうに頭が下がる思いです。

今年もお会いできたことに感謝!

Library / ブログ・アーカイブ

ブログ・アーカイブ2019〜2020年(128件)

旧ブログ(2005〜2015年)とrolfinger.comのブログ(2015〜2026年)の記事を、年ごとにまとめています。題名をクリックすると開きます。

2019年63件

2019 年を迎えてrolfinger.com2019年1月17日

年末、投稿記事の〆切りに間に合わず、とうとう喪中以外に年賀状出さなかったのは、今年が初めてという、世間的にはダメダメスタートです。

とはいえ、なんとなく、新年始まったと感じるのは、いつも旧暦が合っているなのか? こじつけなのか、毎年2月に入ってからです。

今年は、ロルフ研究所の教員になって10年目を迎え、ロルファーとしては、21年目になります。昨年までの数年は、実験的にいろんなものを試して、ロルフィングに役立つものはないか、探索してきましたが、何度もこれまで確認してきましたが、ロルフ博士が仰っていたように、

ロルフィングは、ヒーリングではない。

ということ。いくら何かに有効なアプローチがあったとしても、受け手が自分のバランスに責任をとり始めるのを助けるなら、何か外から注入するような考えは、結局クロージャーが見えないし、力を奪うことになりかねない、ということになるので、ヒーリングは自分の性に合わないんです。

どんなことがあっても、誰かの言葉を神格化してはいけないし、盲信してはいけない。その都度、まともな批評力を持って、よく観る必要があることを痛感した年末でした。

それがまともなものかどうかを判断する基準として、

お金の動きを観察する。→ 不自然な額になってないか?

排他的かつ優越性が高まっていないか? →他の人ややり方に陰で否定的になる。

秘密が多くなる → ここだけのことや話が多くなって、外向きにいっていたことと矛盾↑

境界が曖昧になる → 言うまでもなく。

というところでしょうか。

吹上奇譚第二話rolfinger.com2019年1月25日

幻冬舎から出版された、吹上奇譚第二話どんぶりについて。

随所に哲学的な内容が鏤められ、ホラーを通して描かれているが、最近身の回りで起きたことのホラー性?ホラーぶりを思い起こすと、現実の方がよっぽどぞっとすることの連続なのかもしれないなあ、などと思いつつ、第一話の続編である。

本書を読んで強く意識したのは、「自然の摂理」。

それには結局のところ、どうあがいても、抗うことはできないということ。逆にその摂理に沿うようにしかならないのだから、仮に人の思惑とか支配とか余計な力が一時的に働き作用することはあっても、それが自然の摂理に反していれば、自ずと最終的には外れることはないということ。

だから、現実にどんなことが起こったとても、そう慌てる必要もなく、どの位置に居ても所詮、大きな道の中にあって、経過していくことを気づいていればいいのか、と思った。

それぞれのめり込みそうになる傾向や、考えや嗜好に偏りがある。そうすると生活する上で、ムラや濃淡が出過ぎて、結果隙が生じる。その隙間にはつけ込まれる時間と空間があるということ。純粋な好奇心は、隙間を埋めるような動機には由来しない。足りていないものを幻想的に満たそうとする心の動きではない。そんなとき、どこか身体は浮き足立っている。

理由はわからなくても、内側から湧き出た欲求や好奇心に従って打ち込んでみる、そうすると、一見厳しい状況だったとしても、自然の摂理に従って、状況が一転する。まずい事態にはそれとほぼ同じタイミングで、味方になってくれる人材やモノがやってくる。つまりは、捨てる神があると、拾う神も必ず一緒にやってくるような感じ。

教育システムや出来事を編集された形でつたえられる情報に洗脳されている部分が多いが、せき立てられているような錯覚、今のままではダメで、新しい何かに乗り遅れるとサバイバルできないような幻想にどこか毒されている。でも、自然の摂理はそんなこととは関係なく独自の流れを持っている。

そんなことを思い出させてくれる本書だった。

吹上奇譚-第二話-どんぶり-吉本-ばなな

イメディスrolfinger.com2019年1月30日

昨年のスロベニアでの学会でロシアをはじめとする東欧の医療の着眼点と先進性には目を見張るものがある。今回、妻の誘いもあって、ロシアの波動医療器具、IMEDISによる診断を受けてきた。

結果は、寄生虫による感染があるとのこと。その由来は、有機野菜等を生で食することが原因になるらしい。オーガニック、Raw Juice、とても身体にいいイメージがあるけれども、生野菜を食べるようになったのは、戦後からで、それ以前は常に加熱して(そりゃそうですよね、肥えを使ってたわけですから)食べていた。実際ビタミンは壊れるけど、その反面、吸収率は上がるから、トータル的には有効利用できるとのこと。基本的にはビタミンは果物から取るべし!とのアドバイスがあったが、納得できる。

理屈はどうあれ、何かが改善しなければ、それを裏付ける信憑性につながらない。診断の後処方される、ホメオパシーのレメディのような砂糖玉、ここでは、シャーリックと呼ばれる波動転写物を服用することになる。ただ、本格治療となると、ネガティブな波動を一新する照射装置がその処置になるという。

とりあえずは、そのシャーリックを服用してみたところ、すぐさま慢性的に疲れやすかった背中が楽になるのを感じた。ちなみに感染していたのは、肝蛭と呼ばれる寄生虫で胆管に寄生するらしい。そこに感染があると、その周辺や真後ろの背中に違和感がでるらしい。とにかく、効くことは間違いない。寄生虫が砂糖玉で改善するというのは、オーソドックス医療からは理解されないだろうけど、権威的医学解釈の正当性より、実効性の方が大切だ。

その流れで、波動照射治療も計12時間のうち4時間分受けてみた。受けている最中は、後半みぞおちの奥が何となく違和感が出始めて、意味のある内臓マニピュレーションを受けたときに似ている。数時間経つと、その違和感が頭に移って、胸は爽快になった。翌日になると、頭の違和感もなくなり、スッキリしていた。確かに意味がある。

肝蛭以外には、頭の脳下垂体の下にある蝶形骨の空洞が、人の念を受けてダメージを受けていて、それが注意力を散漫にしたり、鼻や喉・耳、それから頸椎にまで悪影響を及ぼしているとのことだった。この辺りのことについてもスッキリしてきている。

恐るべし、ロシア波動医療。健康に対する人の念についても研究されているとは。

それにしても、念の出所は分かっている。そんな念を送らないでほしいけど、欲深い人特有の寂しい性なんだろう。

IMEDISのクリニックは、いくつかありますが、私は桜木町にいってみました。

セッションの文脈 > プロトコールrolfinger.com2019年3月21日

久し振りの投稿ですが、かなり密でいいセッションが続いていて集中できていたせいか、そうなると非言語的になってあまり投稿しなくなってしまう傾向があります。(言い訳ですが)

今舞台女優の方がロルフィング10シリーズ受けています。6回目のセッションのテーマは、

"仙骨を自由にする"

ですが、基本は、踵〜ハムストリングス〜仙骨周りの結合組織〜脊柱が扱うテリトリーです。

ところが、基本どおり仰向けでワークしてましたが、中盤になっても何かシステム自体が落ち着かない様子。

仙骨周りをあまり扱わないまま、仰向けになってもらうことに。すると彼女の肘に注意が自然にいくので、怪我について尋ねると過去に自転車転倒事故があって、左肘を強打したことがあるとのこと。どうもそれは、その側に人がくるのを苦手とすることと関連していると踏んで、空間からの働きかけを開始。

すると、左股関節の動きが悪いことが気になるとのこと。 骨盤に直接働きかけるのは置いておいて、左肘のムーブメントをすることに。左空間を広げるように動きをしてみると、左股関節の自由度がみるみる上がって、左右差はなくなりました。

決まった手順に無理に従うのではなく、何か文脈というかセッションの中ででてきたことに沿うことで、結果的にセッションのゴールが達成されるといういい例でした。

最後には全体がしっくりきて、十数年前の事故がいかに身体のシステムに影響を与えていたかに気づかれ、深いセッションでした。

左股関節の自由度が上がる前にお腹の深いところが広がったようで、当時急にかかったストレスによって閉じたままになっていたことが、重い生理痛やシビアな40肩にも関係していた可能性が高いです。

最近受けた質問に対してrolfinger.com2019年3月21日

お問合せにお答えしました。

"こちらのサイトに経験年数もアドバンスである事も当てにならないと書かれていました。そうなると、何を基準にして選べばいいのか迷っている状態です。"

1、ロルファーはどのように選べばいいでしょうか?

もう,これはご自分の勘や感性でとりあえず決めてみるしかないかと思います。HPの印象も,業者に頼んでいる場合は見栄えがいいですし,いっそ電話か或いはメールで相談してみて,その声のトーンや文面から判断して,ご自分に合うかどうか,確かめてもいいかもしれません。

2、10回受けた後に、別のロルファーのロルフィングを受けたい場合は、その前の10回の効果は引き継がれ、回数は10回より少なくなりますか?

ロルファーによって考え方は異なりますが,

ベーシック10シリーズで進めるなら,引き継ぎは可能だと思います。

1-3, 4-7,8-10が区切りのいいところになります。

ただ,10回行ってみないと分からないのが10シリーズなので,特に嫌な思いをしたり,よほどのことがない限りは,10回通してみるのも,それが縁と捉えて完結するのも一つの考えだと思います。

3、ロルフ・ムーブメントとロルフィングは別々のロルファーに受けてもいいのでしょうか?

はい,10シリーズ後,むしろ別の方がいいかもしれません。

4、平均すると90分くらいが多いのですが、

施術時間の60分というのは短いのでしょうか?

施術時間と効果はある程度比例しますか?

比例はしません。時間の感覚はどの都度変わるので,90分が長すぎると感じる方もいるし,60分が短いと感じる方もいます。

トレーニングでは,60分でまとめるように指導されています。

5、筋膜以外に筋肉の柔軟性も上げたいのですが、田畑様はストレッチの指導は出来ますか?

ストレッチの指導はしません。パーソナルトレーナーもされている方ならそのような指導も受けられるかもしれません。

6、ロルフィング、フェルデンクライス、SE、アレキサンダーテクニックなどいろんなワークがありますが、違いも素人にはなんとなくしか分かりません。

まず始めに何を受けるのがいいのでしょうか?

私は,すべてに精通しているわけではないのと,ご自身の状態もわからないのでコメントできませんが,とりあえず惹かれるものから始めるやり方でいいと思います。タッチについて,過敏な場合や大事故の経験があって,少しづつ慎重に変わりたいという場合は,SEからがいいかもしれません。そうでなければ,私はロルファーなので,ロルフィングをお勧めします。

コンストラクタル法則rolfinger.com2019年3月23日

コンストラクタル法則※を身体技法的に解釈すると

"流動系である身体が時の流れの中で存続するには,身体の配置は,コアを通過する重力波の流れを良くするように進化しなくてはならない。"

となりますが、究極的にはすべての流れがよくなるようにワークできればいいのだけれど、優先的には、筒の構造物であれば、その芯に当たるラインの流れがまずあれば、それに伴って周囲にも流れが生まれるはずなので、まずは、身体でいえば正中線が通っている状態がデフォルトとしてあることには意味があるはずです。

「すべては,より良く流れるかたちに進化する」

ロルフィングの術は,それを促すことなんだと思います。

※ コンストラクタル法則: "有限大の流動系が時の流れの中で存続するには,その系の配置は,中を通過する流れを良くするように進化しなくてはならない。"

治療するマインドから、抜けてみるrolfinger.com2019年4月4日

治療、或いは治すという見方には、悪いところを探して、特定し、診断するという過程が含まれる。身体が本当に弱り切っている回復に手厚い看護が必要な場合は、いうまでもなく有効だが、ある程度回復が進んで、自分の自己調整能が高まった時点からは、悪いところを探すという見方を切り換える必要がある。

悪いところ探すという見方にはキリがない。トラウマ探し、第1制限探し。やればいくらでも時間とお金とエネルギーを使うことができる。

そこから脱するには、痛みや違和感などの一見プラスでない感覚を無くそうとするのではなく、全体としてはうまくまとまるための途中にあると捉えてみる。つまり、悪いことが起きているわけではなく、単にそれをサインとみて、何かを修正するための情報として受けとってみる。そうすると、様々な感覚を感じないように、あれこれ操作ことに関心がなくなるので、それだけで余裕ができて楽になる。

外からの情報で、何かにお金や時間をかけなければ、例えば筋力が衰えてしまう?など、脅されたまま鵜呑みにして、カモになっているケースをよく目にする。

例えば、頻繁に立ったり座ったりと日常の動作だけでも重力という負荷の下で筋力を使うので、それだけでも必要な筋肉への刺激は維持される。

問題なのは、身体が整っていない状態、痛めるような偏りのある動きのパターンが強ければ、筋力トレーニングやストレッチ、ある種のヨガはやり方によっては身体をかえって痛めてしまう。

脅しが入った商業的な謳い文句に乗せられてしまうのは、そもそも、自分が身体の治癒力や自己組織力を信頼していないことに起因する。何かが間違っているから、悪いから外から治さなければならない、という見方を止めて、起こっていることが過程にすぎず、そのまま見守ってみると、意外と過ぎていくだけだったりする。一時的に痛みが増しても、そこだけ切り取らず、長い目で見てみる。長い目で見てみようとするだけで、隙間ができて、厳しい状況や強い感覚に打ちのめされることなく、その間でできることの可能性が見えてくる。

がむしゃらにストレスを溜め込んでどこかに駆け込むサイクルから、痛みの手前の感覚を捉えて修正したり、はっきりとではないにしても身体から発せられるサインを見逃さず、それを役立てるようにできれば、高価なセミナーに行ったり、必要のないタイミングで意味のない占いに行くようなこともなくなるだろう。もし、それが必要な学びであれば、身体も腑に落ちた感覚で、自然な流れの中で参加する流れになるはず。

治癒の主体は常に自分の中にあり、外圧から選んだり行うべきではない。

本来自分の身体は治さなければいけない存在ではない。どの状況にいてもそこに完全性がある。そこから離れてしまうと、外からコントロールされてしまうことになる。

スーパーポジティブの危険性rolfinger.com2019年4月4日

様々な自然療法や代替医療の中には、インチキや怪しいものも多いが、その中にもその人にとっては有効な方法が少ないながらも存在する。

例えば薬の治験で、統計的な優位差があるから、薬として認可されているわけだけれども、優位差があるというだけで、有効とはならないパーセントもバカにならず高い。何割かは有効だからといって、それが自分に当てはまるわけではなく、全体の数字からは何パーセント有効かもしれないけど、個別にみると、効くか効かないかの2択になる。

であるから、統計的な優位差があるオーソドックスな医療もそれが確実性があるわけではなく、常に自分で判断するしかない。

では、非オーソドックスな治療法に出会ったときにそれを見極めるにはどうしたらいいのだろう?

たとえば、それが腫瘍だった場合には、実際にそれが退縮しているかどうかを、思い込みではなく、機器でチェックする以外には確かな評価はできない。

何か狂信的にその治療家を信じ切って、腫瘍マーカーやMRI、エコーによってその腫瘍が実際に縮小しているのを確認してはじめて、その方法が合っているのかどうか判断できる。

しかし、それを放棄して、診断方法によって被爆するからとの理由で、他の客観的な評価をしないことにするのは、とても危険な姿勢だ。

それが本当の治癒に向かっているのであれば、あらゆる方向からチェックしてそれを判断しなければならない。そうしないと、なんだかわからないまま、その怪しい治療家の思想を鵜呑みにして、思考停止のまま、後から後悔することになる。

バイデジタルOリングテストの医師達は、それが非侵襲的で正確な診断ができることを知りながらも、最新機器による診断を併せて行って、何重にもチェックを怠らない。そのおごらない姿勢こそが正しく、信頼できる。

診断方法によって、X線や、磁気の影響は多少あるとしても、診断を放棄するリスクの方が遙かに高い。

最悪の状況を想定して危機管理する一見ネガティブに見える冷静な視点を忘れてはならない。誰しも嫌なことを考えるのは避けたいが、その影の部分を本人もどこかで気になっているはずなのに、それを見ないようにして、スーパーポジティブになっている状態は、傍目からどこか違和感があり、危険である。

どんな生き方や死に方をしても人は自由だけれども、騙されたまま一生を終えるのは避けたいものである。

空間を操る?!rolfinger.com2019年4月6日

今、クライマーの方がセッションを受けにきています。10回シリーズを終えて、Advanced 5シリーズを開始中です。

腸腰筋を中心的に扱うセッションでしたが、大きな気づきがあったようで、セッション終盤、

"空間を操ることができれば、身体を自由に扱えるような気がした。"

とのコメント。自由の意味の幅はさておき、正に今自分が取り組んでいることでもあるので、

'その通りだと思います。'

とお応えしました。

空間に意識を向けるとそのやり方によって、身体に変化が還元されるということを実感されたのだと思います。

身体への定義や捉え方、つまりパラダイムがシフトしたのだと思います。セッションが益々面白くて仕方がない様子でした。

分けて考えるrolfinger.com2019年4月11日

日本人の傾向として分けて考えるのが苦手だと思う。

先日の電気グルーブやその他音楽や芸術の作品と個人の行動は分けて考えることができれば、作品自体の販売を制限するようなことはしないだろう。政治をとっても例えばフランスの大統領が不倫をしたとしても、ゴシップ三流紙は別として個人的メディア攻撃もなく、政治を評価して失墜に追い込むようなことはしない。権力側が仕掛ける個人攻撃(例:前事務次官の前川氏への個人攻撃)や、不可解なタイミングと異常な割合で割かれるゴシップ報道によって、目を向けるべき問題や大切なことを考える時間が削がれていないかチェックする必要がある。

そこには、人間は完璧なわけではないので、いろいろ間違いや失敗はあるけれどもやることをやっていれば、それでいいじゃないか、というおおらかさが根底に在るような気がする。

その罪が凶悪な犯罪性を持っていれば別だが、世間をお騒がせしているのは、マスメディアであって、本人ではないのに、いちいち謝るのもおかしい。

例え、間違いを起こしたとしても、音楽を製作し、作品が優れていれば、誰が作っていようと芸術はそれでいい。肩書きが立派な御仁がつくり奏でる愚作にこそ意味がない。

もし、音楽作品と制作に関わる個人とを常に関連づけるのであれば、ジョンレノンのソロ作品はどうなるのだろう? ジョンのソロ作品に大きな彩りを添えたフィルスペクターという名プロデューサーは、殺人犯として逮捕されている。だからといって、海外で作品の発売には全く影響はない。

人にはいろいろ間違いがあるのだから、それを容認して、作品や仕事そのものを個人とは切り離して評価する見識が文化には必要不可欠だと思う。

でなければ、政治はいつも泥仕合で先に進まず、芸術や科学も新規性やオリジナリティのない面白くないものになってしまう。

越えてはいけない線rolfinger.com2019年4月12日

治療、カウンセリングなど人を援助する仕事はすばらしい。だけど、それに付け入る悪者もいる。食や医療、すべて命に関わることなので、需要は常にある。となるとそのサービスを受ける側になると、立場的に供給側より弱い立場になりやすい。治療などの援助職の人間に何らかの形で助けられた場合、当然恩義や感謝も感じるが、その治療の結果によって、施術者との関係が微妙に変化する。その効果だけではなく、一旦プライパシーに関わるような情報を施術者に託していることになるので、もし、万が一施術者にモラルがないとすると、その観点から弱みを握られていることになる。 治療を提供する側と受ける側の対等性は、あくまで、施術者に倫理感がその責任と共に備わっているということが前提になる。

悪人や詐欺師というのは、常に存在するもので、何か立場を利用して人の隙につけこんでくる。治療家として腕はいいが、クライアントをプライベートで誘ったり、次々に関係を結ぶようになったら、プロフェッショナルではない。アウトである。人格や品格がないとしても、難病をちょっと治したりするようなことは、ブラックマジックである程度可能だ。詐欺やブラックマジックは、普遍性のある癒しとは異なるので、何かその前後で問題が生じたり、治った人の周囲が何らかの犠牲を伴ったりと、全体としての統合ではなく、覚めてわかるのだが、周囲も取り込んでの集団催眠のようなもの。いずれにしても、自然の摂理に反しているので、後からボロがでてきて、矛盾点も浮き上がる。

病気を治すような力があるとしても、真の癒し手であれば、プロとしてのモラルが伴っている。成果が上がってきても、その力は受け手にあると理解していれば、自惚れることもないし、自分以外のやり方を排他的に吹聴する必要もない。

成果を上げているとしても、施術者自らの欲を見つめ、行為の動機をチェックする必要がある。

イタリア人ロルファー・ニコルさんとのコラボワークショップrolfinger.com2019年4月16日

ヨーロッパでロルフィングトレーニングを終えた串崎さんが、そこで習ったニコラさんというMovement講師と私がコラボのワークショップをしたら面白いんじゃないかと企画してくれたクラスが、今年9月にあります。

串崎さんは、元々土建関係で仕事をしていた方で拠点は福岡で、欧州トレーニングの卒業生というこれまでのロルファーとはひと味もふた味も違う経歴です。渡辺有子さんからロルフィングを受けてロルファーを目指すことになったようですが、その時に私のイールドワークを耳にして、認定後何度か私のRolf Movement認定クラスに参加してくれています。その彼の発案での企画なので、私自身ニコラさんと面識もなく、今から楽しみです。

ニコラさんは、現役のダンサーで振付もされていて、ドイツ、イタリアで活動されていたとのことで20年以上のキャリアがあるそうです。そんな彼も私のイールドと間に関する機関誌の私の記事を読んで興味を示してくれてとのこと。まるで演劇のようなクラスと称される新進気鋭のムーブメント講師との共演が今から楽しみです。

ロルファー、SIプラクティショナー、ピラティス、ジャイロトニクスなどの講師業のみならず、ダンサーなどのパフォーマーにも開かれたクラスです。

そして、通訳は、ヨガ講師、NHKの語学講座のプロデューサーでもある才媛、古川智美ロルファーにお願いしています。

詳細お申込みは、以下参照。

Em-BodyOrient/Occident東洋と西洋の体現

要らない関係性からの悪影響を断つrolfinger.com2019年4月17日

人間は、社会的な生きものであるが故に、どこかに属していたという本能は誰しも持っている。哺乳動物は特に生後、生き抜くためには母親などのケアしてくれる存在が必要なので、関係しながら生きていくことが運命づけられている。

しかしながら、必要な場所で必要な相手との関係性が永遠に続くわけではなく、ある段階に来たら別れがあり、新しい出会いが待っている。それは個人レベルだったり、集団だったりする。現代において、つながりや絆がキーワードになり、時にタッチの重要性も説かれたりする。だが、関係性は常に動的で、固定されていたり、固執していたら、健全とはいえない。

この帰属欲求をうまく利用すると、組織や団体で会員を管理してコントロールすることも可能だ。それは人間の弱みにつけ込んで、意図的にやってはいけないことだが。関係性を維持するために、弱みや不安を刺激する文言が使われているとしたら、或いはその団体に属していることに優位性があって、他を不当に批判して囲われそうになったら、勇気を持ってそこから離れるべきだ。

ところが、悪意までいかなくても故意に心理や本能を利用する意図がある輩というのは、巧妙に人をそこに属するように仕向けたり、サイキックな力を使って、つながりを保とうとする。だから、身体や名目上はその組織から離れたとしても、何か重い感じが伝わってきたり、流れが滞ったりする。

では、どうしたらいいのだろうか? そんな時にもう要らない関係性を清算したいときには、以下のワークが役立つ。

その人物に対して、思っていることをプラスもマイナスのこともすべて紙に書き出す。

その紙を破り捨てる。

イメージでその人物とのつながっているコードを切る。

自分につながっていた部分を、その人物の子供(一部)として、イメージの中で当人に返す。

その人物のことを思い出したり話したりすると、また無意識につながってしまうことに注意する。

自分は強いから大丈夫な場合がほとんどだと思いますが、ただ、本人はよいとしてもその周辺、家族や動物など弱いところにその悪影響がでたりすることがこの種の問題でいやらしいところで、そこからダメージを食らったりします。

嫌がらせやいじめを受けるということrolfinger.com2019年4月18日

父は大動物を実験対象とした研究職についていたが、観察していると、新入りの牛は、元からいる牛たちに突かれたり、グイグイされたりして、いじめのようなことを必ず受けるらしい。本能的に群れの中で異質なものを見つけたときに、動物的にはそれまでのパワーバランスを維持するために、マウンティングしたり、いじめてみたりという行為は、ある意味自然に起こり得るということになる。

学校のいじめ問題も、いじめはない、と学校側が責任逃れのためにコメントしたりするが、そもそもいじめるような行為が起こる可能性を否定しては先に進まない。

それより、忘れてならないのは、異質なものに対して、まず群れは排除しようとしたり、何らかの力を示して、力関係の下位に位置づけようとすること。だから、その個人がユニークさを持っていたり、他より抜きん出て目立つような特質を持っている場合には、そうでない大多数は、本能的に存在に対して脅威に感じ、何とか叩こうとするのは、動物行動パターンとしては特別なことではないというこどになる。

個性的であったり、何らかの才能がある場合は、群れの中の一個では力がないため、群れをなして、嫌がらせやいじめを行使するのは、動物ではありがちなことといえる。そうした動物的行動的衝動は、人間としての知性や道徳感によって抑制されるべきであるが、本能的にはそのような行動パターンがあらわれやすいといえる。

であるから、不当に嫌がらせを受けたり、群れでいじめを体験したことがあるなら、裏を返せば、その個人には集団にはないユニークさや才能があるということになる。何の才能もユニークさがなければ、いじめの対象にもならない。

悪いことだと分かっていても、いじめに賛同したり嫌がらせした人間の心には、そうした行為の記憶が澱のように心の奥底に堆積して、必ず何か健康や人生に影を落とすに違いない。それがカルマというものだ。

蝶形骨周りの空間の重要性rolfinger.com2019年4月25日

人によっては、一度に大きな変化を伴う介入をたくさん受けても全く問題い方もいるが、中には、可動性が急激に増すと、平衡感覚つまり前庭の処理が追いつかず、目まいがしたり、ふらついたり気分が悪くなって中々適応に時間がかかる場合もある。

先日のセッションで、そのようなケースを扱ったのだが、セッションが進むに連れ、感覚が外に広がるものの部屋の中に限定され、身体感覚は薄く、解離に似た状態になった。その方はもともと横向きで寝ることが苦手とのことだったが、側方に荷重がかかると側頭骨から蝶形骨にかけて物理刺激が加わり、蝶形骨付近の空間が狭まって、内耳付近にも影響が及びやすいのかも、と推測した。

蝶形骨とその周辺の空間は特に繊細に扱わなければならない領域で、クレニヲの講習にいってセルフワークしているうちに、蝶形骨が内側にグッと入ってしまい、それから鬱傾向になってしまったクライアントの話を聞いたことがある。また、未熟なクレニヲのセッションを受けてからずっと鬱になってしまった方からも話を聞いたことがある。そういうケースの場合は、病理的や心理的な原因に由来するわけではなく、単に身体構造的な問題なので、いくら薬や心理カウンセリングを受けても見当違いということになる。

その回復には、まず蝶形骨周辺の結合組織の張力バランスを整え、頭蓋骨間の空間を確保してあげる必要がある。硬膜などの深部膜組織の可動性も関係してくる。

セッションによって、多少不安定感が増したが、十分時間をとりながら、蝶形骨や側頭骨周辺の空間が広がるように知覚からも働きかけることで、セッションも統合へと収束した。解離傾向にある場合は、筋肉の収縮活動をしてもらいながら、正常なトーンと存在感が増すような働きかけもまた重要である。

広げるということrolfinger.com2019年4月25日

援助職業界や健康産業でいうと、たくさんの人が助かった方がいい、というのは通説だと思う。チェーン店や支店を増やすというのも、何らかの益を被る人は、できるだけ多い方がいいという発想。治療院も大きくなると、助手を雇って、人数をこなせるようにする。よく見かけるケースだ。だが、特定の施術者との相性に敏感な場合は、ええっ研修中の実験台になるの?という残念な気持ちになる。

起こりがちなのは、多数派に分類される人達は、その大きな流れにうまく乗って適合するけど、少数派がないがしろにされやすい。大抵の人が大丈夫そうなことでも、特定の人にとっては、過剰に感たり、とてもやり過ごせないこともある。不幸なことに理性が働かない集団の中にいたりすると、多数派にとっては組織の運営上や手間が増える面倒さもあってか、そうした少数派は、悪い意味で特別視され、煙たがられるか、がまんを強いられたりする。

自然に広がっていくのは当然のことだ。いいものは広がり、そうでないものは淘汰される。だが、大勢がいいと感じることが、万人には当てはまらないということを常に意識すべきだ。この治療者によるこの治療法がうまくいくこともある。でも同じ治療法なのに別の施術者との組合せだと成功しないこともある。そして、受け手が別になると、そのやり方自体全く合わないかもしれない。その可能性は常にあるわけだから、万人に効く魔法の術や万能薬は存在しないことになる。

例えば、中医学でいうところの、肺虚に分類される人間は、皮膚への圧力に敏感とされる。全体でいうところの25%の比率で存在する。また、トラウマの種類によっては、触れられることに過敏になっているケースもある。一方で、いくら強く押されてもいいし、できればなるべく強く押してもらった方が、"効く"感じがする人々もいる。有名な施術方法で、かなり圧力を用いる方法で確かにそれによって成果も出ていて実績がある方法もある。だが、どんなにオーソライズされた方法でも、先の肺虚のグループにとっては、ちょっとした圧力でもそれが本人にとっては過剰な刺激になってしまい、別のグループでの反応とは当然異なってくる。

可能な限りの集客を目指す立場にいると、効かない例というのは排除したい心理が働くだろうから、それらを特別なところ、或いはおかしな人達として分類して、別のグループでうまくいった実績のみを持ち出してアピールするかもしれない。薬の臨床試験で75%の治癒効果があるとなると、さも効きそうな印象があるが、25%には効かないので、そのグループに属すると、その薬は無駄かむしろ害になる。その個人にとって、7割5分治るということはないのだ。その薬が合うか合わないかは、常に100か0である。

それと同じ原理で、何かを広げようとしたときに、少数派は無視される傾向にある。

だが、少数であっても、自分に合わないやり方に出会った時、他人がどうであっっても、そのような反応に無理に合わせようとしたり、うまくいかないことを自分の何かが間違っていると考えること自体間違いだ。あたり前だが、感じ方や反応もそれぞれ異なり、人は違うということを忘れてはいけない。小さいものが長いものに巻かれたら、息苦しいだけ。それより、そのメソッドが素晴らしいものであるのなら、より改良される点を残しているということで、それを網羅できれば、全体としても発展する機会を提供することになる。また、創始者や講師が、そのような少数派の反応を無視するとしたら、そのメソッド自体或いは教えるものとしての人格を問う必要がある。

何かいいものが、いい形で広がっていくためには、大きな流れに乗らない、乗れない少数の反応を無視したり取りこぼさないように、それを伝えたり運営する人間は、聞く耳を持って、柔軟に対応していってほしいと切に思う。

私はというと、常に少数派に属しているためか、広げるという方向性に対して、常にうがった見方をしがちである。

CS60の施術方法についてrolfinger.com2019年4月26日

CS60は、注目に値する施術器具です。その実績については、開発者の西村先生のブログや公式サイトをご参考ください。その基本的な使い方を教える青山の本部での研修は、20~30Kg程度の圧力を加える施術方法なので、場所によってはかなり痛みを伴う場合もあります。

痛みに寛容な方もいれば、かなり敏感に感じる方もいて感受性に関しては千差万別といえます。後者に該当する方がCS60の施術を受けた場合、中にはあまりの痛さに絶えられずもう受けるのを止める方も実際にいます。

これは、非常に残念なことだと思っています。

痛みに対する感受性は、怪我や食生活、遺伝的特質も関連していますが、生まれつきの傾向が、高感受性のタイプが実際います。前のブログでも書きましたが、肺虚に分類されるタイプが痛み高感受性とするとその比率は、おおよそ5分の1存在します。これに様々な怪我やトラウマによって、後天的に痛みに過敏になったタイプを足すと、さらに比率は上がります。

ということは、かなり痛みを伴う施術でそのまま効果がでるタイプと、効果はでるものの痛みに対しての許容量が少ないために、効果以前にダメージを受けてしまう場合が実際にあるということです。

施術は、人と人とのやり取りですから、理論や原則があったとしても、目の前の人がどうその介入を受けとるかがすべてです。

施術者の方のスキルと実力があれば、いくら痛みがあったとしても、その効果とを天秤にかけて、続けようという気持ちになるはずです。当然デメリットの方が大きければ、施術器具がいくら素晴らしいものでもそれはただの金属の塊と嫌な体験です。

私は元々、痛みに対して寛容ではないため、古典的な痛みを伴うようなロルフィングのやり方を自分が受けていいようなやり方に変えてきたので、CS60についても同じ考えがあります。つまり基本は基本として、別のやり方があるはずであると。

したがって、基本のやり方でそのまま効果がでる人もいるし、うまくいかないこともある。だからといって、やり方が正しくて受け手が悪いわけではないこと、それを押しつけることはできないということです。型を守ることは大切ですが、受け手が最大の恩恵を享受することより優先順位が高い規律など存在しません。

西村先生も、CS60を手にした人間が使いやすいように自由にやったらいい、と仰っていましたが、器具はあくまで道具なのでそれをどう使いこなすかは、施術者の問題です。

人数が増えてきて、その手法についてのグループができると、創始者の取り巻きが、やれ正しい使い方はこうあるべき、とか、自力でそのクライアントを呼んだわけでもなく、たまたま来てくれたことに感謝することもなく、オレの考えとやり方を押しつけて、結果が伴わないことがさも受け手にあるようなことを堂々と口に出してしまうようなリスクは常にあります。

どんなに素晴らしい手法や器具であっても、それは手段であって、変化や治癒の主体は常に受け手であって、決して"施術者側"ではないことを理解していれば、自ずと謙虚さと他者のやり方に寛容になるので、"オレ"流の押しつけや様々なやり方を排除しようとはしないはずです。

自分に合った学び、施術rolfinger.com2019年5月3日

はっきりわからないけど、タイミングが合っていたり、何となく講師の先生の顔写真にひかれるとか、そんな一見曖昧な判断で参加したトレーニングはかなり自分にとって意味があるものだった経験がある。一方、今は亡き創始者から直接習ったことがあるとか、人気のようだから一度受けてみるか、という感じで参加したトレーニングにはハズレが多い。あくまで自分の印象だけれども。

売れ筋の商品だからという理由だけで買うマインドもいかがなものかと思うけれども、漠然と大多数が選ぶなら間違いはないだろうということを信じ込まされているからなのか?自分が求めることと、大多数が選ぶものがたまたま一致することもあるかもしれないが、それは珍しい例だと思う。

自分がもし、独自のものを追求したいとか、自分に最もフィットしたものと出会いたいと思うなら、むしろ、多数派が選んでいるものと敢えて異なるものを選択する癖をつけてみたらどうだろう?長いものに巻かれてばかりいると、自分の感性が埋没してしまう。

何か施術を受けてみようとする。その施術者の履歴は立派で何か権威がありそう。何かしっくりこないような腑に落ちてない感じがするけど、とりあえずそれは無視して、情報から確からしいと納得しようとして試みる。実際施術を受けてみると、やはり何かしっくりこない感じがつきまとう。そんな経験はないだろうか? 効果を感じないのは、自分がおかしいからなのか?? などと自分を疑ってもしかたない。結果とその印象がすべてなのだ。

油断すると、自分がどう感じるのか?より、漠然とした多数意見や常識という仮想頭脳に判断を任せることになり、主体がどんどん自分から離れていく。あの人の推薦するものだから確かに違いないと思って、信じ込もうとする。それは結果的には、一連の責任を自分ではとらずに人のせいにしているのと同じだ。

著名人や知り合いが推薦したとしても、あくまで参考に留め、選択した責任は自分で取らなければいけない。そういうことを放棄して、自分にフィットしない、或いは身の丈にあっていないことをやり続けても、必要なことは何も起きない。

お金と暇に任せて、何かすごいヒーラーや凄い先生を常に探し続ける人をたまに見かけるが、それは単なる欲の追求であって、その割り込み?!によって、本当にそれを必要とする人が、はじかれ、後回しになっているかもしれない。

自分にフィットする施術者はそう多くないと思う。それぞれが必要な出会いになるには、欲からではなく、うまくたくさんのモザイクがそれぞれにはまり、全体が棲み分けされるような平安な状態があるように思う。

道具はただ道具として、それを使いこなすのは結局、人rolfinger.com2019年5月5日

CS60という施術器具は、とても興味深い。確かに意味がある変化をもたらすポテンシャルを持っている。けれど、それを使うのも人間で、術を受けとるのもまた人間である。単なる機械-対-物質であれば、常に同じ入力に対して同じ結果が、再現よく得られる。 一方、人だと、変動する動的存在との組合せなので、お互いが変わり続けているため、施術の質は、施術側がその変動を読み取る観察力と介入の仕方を自在に適応させる能力によって決まってしまう。同じ器具や同じ方法を使っていたとしても。

先日、Eijiさんという方から、CS60による施術を受ける機会があった。Eijiさんは、サイキックなカウンセリングが本業だが、CS60の有用性に着目してセッションに取り入れている。施術がはじまると、次第に腎臓付近のあるポイントに焦点を絞られてきて、さらに擦られているとだんだん何かが痛みと一緒に浮き出てくるのを感じた。きちんと痛みはあるのだが、無駄な圧や痛みとははっきり異なる。CS60も未熟な人から受けると、そこは誰がどう押したって痛いでしょ?ってところで、しかも外れた意味がないところをゴシゴシされる体験もしたことがある。その場合はしかたなく、感覚を遮断して時をやり過ごす対処法でなんとか切り抜けるしかない。(研修とはそういいものだからある程度しかたないし、不満やクレームなのではなく感じたことをただ述べているだけなんですが、圧や痛みに敏感なタイプだと結構堪えます。)

Eijiさんの施術には無駄がなくポイントを外さない正確さがあって、他の施術者とは異なる "ある層"に働きかけられているのを感じた。もろ肉体とか電気という感じではない。恐らくそれは、Eijiさんが本業として普段扱っている層なんだろうなという気がした。CS60だけではなくて、特有の石でできている器具も効果的に使いながら、滞っている何かを流していく施術スタイルをとっていた。

施術して頂いた翌日の背中がとても軽く感じたのが印象深く、他の方から受けた場合は、すっきり感はあるものの、圧を受けた組織がほんのわずかなレベルだが、どこかに損傷している感じがしばし残ることがあったが、それが今回全くなかった。これは大きな違いである。自分が施術をしていると気がつかないレベルで、その場から何らかの影響を受けてしまうことがあるが、それらが溜まって滞っていたものが、ツキモノが落ちたように剥がれた、そんな印象である。

Eijiさんから受けている途中で交替して、Mr.Sさんからもワークしてもらったが、Sさんも毎日練習されているというだけあってスキルが高く、筋肉と筋肉の間に隙間ができてくるのを感じた。人柄もあってか何か安心できるタッチだった。

道具は同じでも、全く働きかけている層が違うことがはっきり感じられて面白い体験だった。この感覚がどう続いているかもう少し見守りたいと思う。

Eijiさんは、人を楽しくさせる陽の気に満ちている方で、セッションをお勧めします。(必要な方が必要なタイミングでEijiさんに出会いますように!寄生虫みたいな人、時間泥棒は申込禁止よ!)

サイキックカウンセラーEijiさんの公式サイト

場面によって介在の仕方は異なるrolfinger.com2019年5月7日

働きかける場所によって、タッチや介在の仕方を変える必要がでてきます。

でもその判断は、ロジックなものではなく、肚に頼るしかなく、結果からそう思えてきます。

以下ある方のセッション2回目の感想です。

" 左アキレス腱の痛みの部分は、長年違和感がありつつスルーしてきた箇所で、しっかりとフィジカルな体に触れられることで、そこに十分気づきを向けることができ、よりそこへ探求を向ける機会を持てたと思った。

一方右胸肩は、より繊細で深い部分に触れることだった為、もし体に直接触れるサポートであったら、多分TOO MUCHだったように思う。あの時は。

見守られることのこれ以上ないサポートをあの時感じていた。

それがあって、体は体のワークを自ら安心して自分のペースで進められたように感じる。

本当にとても大きな助けだった。"

私自身も場面によって、見守ることがその時必要な介在になることを再確認できました。こうしたフィードバックは、ロルファーの学びを深めてくれます。

手で把握するrolfinger.com2019年5月8日

先日のRolf Movement®セッションで視覚と身体の連動がうまくないというケースだった。下半身の動きに頭の動きが連動せず、下肢から腰まではつながりがあるが、そこから急に途切れる感じになるという。体験がない人には全く何のことかわからないと思うが、身体の感覚は均等に行き渡っているわけではなく、モザイク状になっていることも珍しくない。その偏差が大きいと、傍からは身体はどこにも怪我や障害がないように見えても、本人の身体感覚は著しい違和感が伴う。

今回のケースは、眼をあけていると情報量が多すぎて、動きが途絶えてしまうので、まず眼を閉じてもらって、安全が確保される状況を創り出す。その時に鍵となったのは、手に動かしたいように動いてもらったことである。

それによって、手の感覚と動きによって、身体の周囲を把握できるようになり、統合への流れができた。

視覚は、どちらかというと後期に発達するので、手の動きや触覚から情報を集めることは、より原初的といえる。手を使うという行為によって、視覚システムがバックアップされ、安定化したのではないかと考察できる。

手を使うということは、何気にすごい意味を持っているのかも知れない。

からだにコンタクトするということrolfinger.com2019年5月9日

今セッションにお越しになっている方から、メールにて感想をお送り頂きましたので紹介したいと思います。

ロルフィングはかなり能動的なセッションだということ。主体は受け手で、受け手が自分の体のワークを進めるものであること。(私個人の感想です)

またそれを実際体験してみると、体にコンタクトすることは単に物理的な体や個人の体にとどまらず、

カラダという有機体としての意図や流れの中でのことでもあって、

治す変えるでは得られない全体としての健全性のようなことが、本当に今ここで行われているということを、

頭でなく体で、体の内からの実感をもった体験として知ることができた。

これは、自分の体への何にも基づかない信頼を生み、

少しずつ自分の体との信頼関係を取り戻す過程を始められたように感じる。

ゲシュタルトの祈りrolfinger.com2019年5月18日

ゲシュタルト療法の祖フレデリック・パールズの言葉です。

Ich lebe mein Leben und du lebst dein Leben.

私は私のために生きる。あなたはあなたのために生きる。

Ich bin nicht auf dieser Welt, um deinen Erwartungen zu entsprechen -

私は何もあなたの期待に応えるために、この世に生きているわけじゃない。

und du bist nicht auf dieser Welt, um meinen Erwartungen zu entsprechen.

そして、あなたも私の期待に応えるために、この世にいるわけじゃない。

ICH BIN ich und DU BIST du -

私は私。あなたはあなた。

und wenn wir uns zufallig treffen und finden, dann ist das schön,

でも、偶然が私たちを出会わせるなら、それは素敵なことだ。

wenn nicht, dann ist auch das gut so.

たとえ出会えなくても、それもまた同じように素晴らしいことだ。

Frederick Perls

フレデリック・パールズ

これをロルファーとクライアントの関係性に置き換えると以下のような解釈になるかと思います。

ロルフィングの祈り

ロルファーである私は自分のワークを提供する。クライアントの身体は必要な変化を必要なだけ進める。

ロルファーは、身体が望んでいる変化を読み取ろうとするが、表面上のクライアントの主訴に応えるためにワークしているわけではない。そして、クライアントの身体は、施術者の思惑通りに変化するわけではない。

ロルファー、クライアントは別々のシステム。

ロルファーが提供すること、クライアントが望む変化、それがたまたま一致したなら、それは素晴らしいこと。たとえそれが一致しなくても、それはそれで素晴らしいこと。

ロルフィングが目指していること、商業的セラピーの違いrolfinger.com2019年5月26日

先週のRolf Movement認定ワークショップに参加された方のうち、お一人だけ、ロルファーではない方が参加していました。その方からの質問から、統合についてのディスカッションになりました。

ロルフィングの基本方針として、クロージャー(終結)があります。ロルフィングでは、自分のバランスに責任をとってもらうことを目指してワークします。個々の状況が違いますが、最終的にロルファーの手助けが必要とならない状況がゴールなのです。

一方、健康ビジネス、商業的目的のセラピー・トリートメントも含まれますが、その商品・その施術を常に消費者が必要となるように、言葉を換えれば、常にお金を落としてくれることが目的になっているかもしれません。

セラピーに限っていうと、今行っている施術が次につながるような目的が含まれるセッションと、今できることは限られているけれども、将来的にクローズできる状況をゴールとしてワークしているセッションでは、その意味が根本的に異なり、そのことがセッション全体に影響しないわけはありません。

施術者が、クライアントを顧客として囲っていることになるとしたら、受け手がすごく調子がよくなることを心の底から願っているとはいえません。そういう場所にいくと、何となく次の予約を当然のように取らされるたり、後で連絡するように振り切ろうとしても、何となく後髪ひかれるような感じが残ったりします。悪徳セラピストの中には、何かが改善しないのは次に来ないあなたのせいだと脅すケースもあるようです。

ただ、色々と試して巡った結果、最終的に行き着いた施術者だったり、毎日摂るべき食品や水のような種類のものは、別です。ケースによっては、根本改善のために、標準的な回数より多くのセッションを必要とする場合もあるでしょう。

問題は、ロルファーが常に受け手を自由にしているかどうか?目的のために自由で、ベターな選択ができる環境が作られているかどうかです。

ロルフィングは上記のような方針を持って臨む施術ですが、いうまでもなく万能ではありません。そのロルファーがロルフィングでできることをやり終えた時、或いは限界を感じた時に、別の技法や別のロルファーのセッションを受けられるような余裕があるかどうか、顧客を沢山抱え込むようなことは、何の自慢にもならないし、実力とは何の関係もないことです。

そもそも股関節が得意なのかもrolfinger.com2019年5月28日

幼い時に股関節の固定具を装着した経験のある方が、最近いらしている。大人になって、かなり自覚的な記憶がないとしても、身体は覚えているもので、生育の初期に起きた装具による影響はかなり大きいようである。

股関節は、正にKing of jointで、身体の支えだけでなく、骨盤の水平性、内臓空間にも大きな役割を果たしている。大腿骨の大転子からDeep6と呼ばれる深層の筋肉は、閉鎖膜とつながっていて、骨盤底筋群と共に、真骨盤の空間に直接的に関わっている。それ程、重要な関節なので、ここが発達段階の初期に制限されるというのは、身体としては無視できない大事なのだ。

先日のセッションでは、股関節を解放する自発的な動きが内側からでてきて、それが完結し、身体が納得したことによって、劇的な解放感が心身に広がった

私自身、生まれてすぐに、最初に診てもらった医師からは、大腿骨頭を切断する股関節の手術が勧められたが、両親がセカンドオピニオンを求めた別の医師が、問題ない、といってくれたお陰で手術を免れた経緯がある。多少O脚だった程度に過ぎないはずが、その時期、医学会にはその手術が流行していて、最初の医師は、多分腕を試したかったのだろう。というようなこともあって、股関節には何か特別な思いがある。そのようなことも関係してか、股関節に纏わることについては、何か得意なのかもしれない。

臍帯の重要性rolfinger.com2019年6月7日

お腹がポコンと出ていて、背中が反っている身体のパターンをたまに見かけます。背中が反っていると腰椎を圧迫するため、慢性的な緊張を生じやすい。背中を反らせるように習い事や教育的指導をうけているケースもありますし、自分の真っ直ぐというズレた思い込みが影響している場合もあります。

それ以外に、出産時に臍帯を通して衝撃をうけたかも?しれないケースがあります。衝撃を受けると何かしら、フリーズしてあるパターンをホールドするようになります。これを恩師のCarol Agneessensは、umbilical shockと呼んでいました。

胎児は、臍帯を通して、栄養や酸素、老廃物の排出など生命維持に関して母胎の助けを受けとりながら生き延びているわけで、それを子宮から出た途端に何の準備もなく、すべて自分でやらなければならないわけですから、それは一大事です。酸素呼吸を開始しても、排出や代謝系もすべて一変に移行するのは、あまりに一度にやり過ぎかもしれません。自然指向の分娩だと、臍の緒を切るタイミングもゆっくり時間がとれて、それなりにある程度は準備ができるかもしれません。

それができないとなると、想像ですが、臍帯とつながりの深い場所にショックが残る可能性は十分考えられます。影響を受ける場所として、消化器系、腎臓、泌尿器・生殖器系も含まれます。

それぞれの重要性は割愛するとして、腎臓は特に老廃物の濾過という生理学的機能、赤血球造血因子の産生以外にも東洋医学でとても重要視されます。アタッチメント(愛着)と深い関わりがあるという身体心理学的な解釈もあるようです。

じゃあ、どう扱うのかということになりますが、安全に扱うには、まずその周辺の空間を与えることです。それには、ロルフィングで重要視されるQL-腰方形筋が十分な長さがあること、12番目の肋骨が自由であることが上げられます。

十分な空間が確保されていない段階で、腎臓自体の動きを急に活性化させられると、狭い空間で平衡状態を保っていた均衡が突然崩れることになります。内臓にワークするときに注意しなければならないのは、その動きがでてきたときに対応できるスペースがあるかどうか、です。

タッチするというのは予想以上に相当な情報量を伴う介入なので、何の準備もなくエントリーレベルで腎臓を扱われて、相当ダメージを食らってしまう深刻なケースも実際にあります。その場合はセッションによるトラウマ化で問題作りにお金と時間を浪費したようなものです。

そもそもを辿って、臍帯を通して受けたショックが制限の上流にあるとするなら、臍帯を通して、安全な感覚を取り戻す必要があります。

臍帯を扱うワークは相当繊細なので、まず内臓のコンテイナー(器)を支える身体構造がしっかり整っていることが前提で、それによって身体の適応性が確保され、その上で、臍帯や腎臓を扱う準備がやっとできるわけです。

それにはある程度、胎生学的なアプローチの経験と実績が必要だと思います。

目指すところrolfinger.com2019年6月11日

セッションで最終的に目指しているのはどのような状態でしょうか?

常に何処かの治療院やマッサージに週末駆け込むような生活を送っている方がいるとすると、とりあえず、通わなくてもやっていける自律的なバランス。

依存あるいは習慣的に通うのではなく、必要と感じた時には、他者の助けを借りて、微調整によってリセットできる状態が健全と考えています。ストレスや負荷がかかったとしても、一晩でリセットできる状態で、別の見方をすれば、トラウマのエネルギーや迷走電流が溜まりにくい、流れのいい身体です。

どんな優れた治療方法であれ、その治療体系に一旦はまってしまうと、頻繁に通ってバランスするという"習慣"ができてしまい、そのパターンでの平衡が保たれると、身体もそれに甘んじてしまい、本来自力で排出できる能力を怠けさせて、その力を奪うことになります。

どんな形であっても、パターン化、習慣化するということは、施術側のビジネス的囲い込みは成功しても、主体は自由を制限されることになります。

身体は、高度に統合がされればされるほど、強い圧力や痛みは過度の刺激となってしまい、身体はより繊細で精妙な刺激を求めるようになります。いい施術を受けたら、以前の雑な施術には戻りたくないし、より乗り心地のいい車を求めるのと同じです。必要最小限の介入に十分に反応して自己組織化を発揮できる状態、それが目指すところです。このレベルになると、むしろ過度の介入は害となり、かえって統合感が薄れ、バランスが悪くなりように感じますが、それは正常な反応といえます。

適切で繊細な介入によって、肉体を越えた深いレベルでの変容や気づき、解放もしばし起こるようになるため、セッションがより特別な意味を持つようになります。

痛みに対して敏感でいたいrolfinger.com2019年6月22日

安田登さんの新刊「すごい論語」を読んで、痛みに対しては鈍感にならずにいたい、と改めて思った。痛みを無視しようと、ないものにしたいという考えの先には、痛みの感覚を遮断する、神経ブロックあるいは鎮痛剤の服用という方法。あまりに痛みが大きい場合には一時回避は時と場合により必要かもしれないが、適切な量と服用のタイミング、そして、薬剤に依存しないための、自覚的な使い方が大切だと思う。

痛みを感じないようにするやり方は、大きく分けて、1)痛みを感じないように感覚を麻痺させる、2) 痛みに対して、寛容になるように条件付けする、 3)痛みを生じさせている要因に働きかける、の3つである。

1)はあくまで一時凌ぎか、レスキュー的に。2)の寛容は、ある感覚に慣れさせてしまう脱感作のやり方。鼻がある匂いに慣れて、匂わなくなるのに似ている。1)、2)に対して、3)のやり方は、痛みという感覚はそのまま、感度も落とさずに、痛みというサイン、つまりその負担が減るように働きかけるやり方。

例えば、家の中が臭う。が、臭いの元がどこにあるかわからない。探すのが面倒なので、とりあえず手もとにあったマスクをしてみる、それでも臭いから鼻栓をしてみる。これが1)の方法。次に、だんだん鼻が慣れてきて、それ程気にならなくなるから、まあいいっかという気持ちでそのまま過ごす。これが2)の方法。でもこの2つのやり方だと、部屋に誰か来たら一発で不味いことが起きているってわかるっす。そこで、何が臭っているのか、どこにあるのか探して、それを部屋から外に出す。すると当然の結果として、部屋は本当の意味で臭くなくなります。これが、3)のやり方になります。だから、2)のそれに慣れてしまって「寛容」になるっていうのは、その部屋の主として自分だけの世界ならごまかせるんだけど、そもそもの臭いの元がなくなたわけではないので、客観的に観ると、決していい状態ではないわけです。

寛容になったところで、腐った本体はあるわけだから、部屋の主が気にならないとしても、腐敗したガスが肺に入ってきたり、菌が繁殖することで、感染のリスクが高まってかもしれない。だから、あるものをないように感じているだけで、根本の状況は変わっていないことになります。

痛みに例えると、痛みをサインとして、その要因を探し出して、根本を変えない限り、からだは納得できない。よりよい状態に移りたいがためのサインとして捉えない限り、痛みは面倒な感覚で邪魔者扱いされるかもしれません。それでは、痛みが浮かばれないし、サインを出している本来の意味が汲み取られないことになります。

だから痛みに関しては、その感度を落とさずに尊重して、それを生み出している要因を変えるような働きかけ、大抵の場合、痛みの箇所とは別のところに位置していることが多いですが、痛みを押さえ込んだり、その感じ方を鈍感にするような働きかけは、根本解決とはいえず、注意が必要なことは間違いないと思います。

※そうやって考えると、寛容とか馴化というのは、それ以上変わらない環境に対する生物の適応力を利用しているだけで、何か他に打開策はあるのかも?という気がしてきました。

パターン化しないrolfinger.com2019年6月29日

生体は、からだの内側の環境を常に一定に保とうとするホメオスタシスが備わっている。急激な外側の変化にも適応するためである。だから、外からの入力が継続して入ってくるのがパターン化すると、それで一つの平衡状態ができる。例えば、あるサプリや薬を常用するということになると、それがない状態でからだが何とかする力を削いでしまう可能性がある。薬だといよいよそれがないと生命状態が危険になるレベルで使うケースから、とりあえず緊急なのでその場を凌ぐために、使うやり方、そもそも弱い気質や傾向があるので、それに合わせてマイルドに補う漢方のような使い方もあるし、本当は必要ないけど、何となく不安だったり、宣伝で煽られているいるから摂る使い方まで、様々なケースがあるだろう。

外からの入力に対して、それに慣れてしまう(馴化)と、元々からだの方で代謝したり、あるいは自力でまかなえる部分を怠けさせてしまうリスクがある。

その見極めが肝腎だと思うが、からだとしては本当は必要としていないけど、例えば、何かものが入ってくると代謝や解毒しなければならなかったり、自分が作れる栄養素を作らなくていいと判断してしまう。

最近、ずっと続いていた自家製ヨーグルトや、発芽玄米を常食するのを止めてみた。お腹の調子は結構よかったのだが、何かパターン化してきたので、何かが不味いような感覚があった。食物繊維もほどほど必要だったり、腸内菌叢も大切だけど、本来、腸の正常な蠕動運動があれば、出るものは出せるはずだし、腸内にはそもそも自生している菌がいるのと、いつも他人の腸で定住していた菌がやすやすと新しい場所で定着するのもおかしい。結果何となく体調はいい。思い返すとヨーグルトも多分食べ過ぎだったような気がする。

いろんな多様なものがからだに入ってきて、それをちょっとだけがんばりながら、かみ砕いて、消化して、「何とかやっていく力」を発揮できるうちは、その力をギリギリまで怠けさせないようにした方がいいような気がする。

最高のサプリにいきついた方々には申し訳ないが、パターン化しない方がいいと思う。

変化を引き出すということrolfinger.com2019年7月2日

セッションの介入は、やり過ぎはよくないのは何となくわかる。薬は合っていても、過剰になると、かえって害になるのと同じ理屈だ。かといって、「手を抜く」というのも適切とはいえない。もうちょっとだけ一手間かけていれば、味がしまる、ということもあるだろう。

一方、からだは生きもので、常に応答する力があるとするなら、詰めすぎる、完璧に仕上げるような意図だと、からだが自力でなんとか最後の調整する機会と空間を奪ってしまうリスクがある。

なので、手を抜いているわけではないけれども、からだに変化してもらう部分を尊重しているのが、イールドワークともいえる。Rolf Instituteの機関誌のインタビュー記事でKathyが書いてくれたことを、別のクライアントの方が同じことをいっている。

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"初めて受けた田畑さんのセッションはある意味、驚きました。というのは、本当に、触れたかどうかの距離感というか、触れ方が何か物足りなさを感じるんだけれども、それを充足させようと、今度は自分の内側からそれを補おうというものが引き出されているものを感じたからです。"

"私のパートナーも外国人でロルフィング をアメリカで受けているのですが、今回、私がロルフィング を受けてから、さらに、何か間合いが以前より取りやすくなっているように思いました。"

"体の内側だけでなく、外の世界でも、不思議となにか、気づくようになったからなのか、自分が欲しい情報を心の中で思っているとそれに関したことが、いろいろと起きたり、出会いがあったり、シンクロが起きやすい状況になっています。"

間合い;空間との関係性をワークの中で扱っていることが反映しているのかもしれない。

セッションを成功させる3要素rolfinger.com2019年7月7日

みなさんは、施術者の腕さえよければ、いい結果が必ずでると思い違いしてませんか? そもそも変化の主体が受け手にあるとすれば、必ず腰痛が治る!とか、いうキャッチーな宣伝はうまく行くケースがあるのは否定しませんが、どのような症状であれ、何かが100%治るというふれ込みはまず嘘とおもっていいでしょう。

では、セッションを成功させるために必要な条件は何かというと、

技法の種類が合っているかどうか?

プラクティショナーの技量

受け手のスキル・力量

これらの3要素がうまくかみ合った時にセッションが実りあるものになります。

どんなに経験を積んだ優れたプラクティショナーあっても、受け手がそれを受け取って変化しようという姿勢と器がなければ、うまく変化を引き出すことはできません。また、選んだ技法より、別の受け手に合った方法があるかもしれません。その時その時にちょうどいい組合せとタイミングがあります。

すごく繊細なワークをするadvanced Rolferより、BasicなRolfingの方がうまくはまる場合もあるでしょう。一方、繊細なタッチでなければ、 深い変化を引き出せないケースもあるはずです。

あなたの今のタイミングで出会うべき技法と施術者は、食べログの口コミ評価を見てお店にいくような決め方ではうまく行かないでしょう。或いは、自分の勘に頼らず、並んでいるという理由だけで、そのお店に行くような選び方。からだを預けるわけですから、からだの感覚が一番頼りになります。(すべてに言えるけど、楽しい仲間とであれば外れや失敗もまた楽しいですが。。)

頭や出回っている情報からではなく、あなたのからだが、向く方はどこか、感覚を使い始めましょう。そこから、すでにセッションは始まっています。

介入はより精妙な方へrolfinger.com2019年7月10日

「ロルフィングを受けるということは,車を大衆車フォードから高級車ジャグワに身体を乗り換えるようなものです。ジャグワの乗り心地を知ってしまえば,乗り換えてからの時間の長さに関わらす,誰もフォードにまた乗リ変えようとは思わないものです。」 - 創始者アイダロルフ博士の言葉

この例えは、「乗り心地」が劇的に変わることをいいたいので、大衆車と高級車を引き合いに出していますが、実際のセッションは、全く別の車に乗り換えるわけではないので、材料はそのままで腕利きの整備士にチューンアップしてもらって、結果として乗り心地がガラッと変わるということだと思います。

いい乗り心地を体験すれば後戻りしない、それが持続性につながります。ただし、ここで問題なのは、どんなセッションでもそうなる保証はないということです。グレードアップしたつもりが、チューンアップを担当した整備士がポンコツってこともあります。当然ですが、その仕上がり具合によって、後戻りするかしないか決まります。

そこで、車をよく知り、状況を把握した上で、腕利きの整備士が担当したとします。すると車もドライバーも大満足するわけですが、次の整備の時に担当が変わって、雑な整備しかしてくれなかったとします。そうすると、当然不満が出るわけで、またあの腕のいい人を指名したくなるでしょう。それと同じで、車も身体も精度が高い調整がなされると、その先の整備・調整はより高い技能を持った整備士にお願いしたくなるものです。

身体はメカニックというより楽器とみることもできるので、車より別の例え、ピアノの方が当てはまるかもしれません。ピアノは、いい調律を受けた後に、さらに正確な調整をしようとした場合に、雑な調律ではかえって音が外れてしまいます。さらに調整を先に進めるためには、雑なやり方はもはやそぐわないことになります。

身体は、有機体なので、毎回同じような刺激には慣れてしまうし、先に進むためにはその都度でてくる課題を読みとり、さらに先に進化する手助けになるような介入を求めています。毎回固くなるところを毎回同じように揉む、毎回滞りが生じるところを解放する、のくり返しでは、一時凌ぎのパターンを強化しているに過ぎません。身体の統合が進めば、身体の応答性・反応性は高まり、自己組織化する力も向上してくるはずなので、介入はより繊細で少しの時間で済むようにシフトしていくはずです。

もし、その方向に進んでいないとしたら、受け手が本来のライフスタイルや人生の流れに逆らっているか、または、整備・調律する施術側が、受け手の身体の自力で調整する力を奪っていることになります。

ココロのバランスボードrolfinger.com2019年7月18日

ヒモトレ発案者小関勲さんのところで開発されたココロのバランスボードを最近使い始めた。クライアントの方で、立位や歩行が困難な体幹性のジストニアと診断された方に、セッションの後このボードに乗ってもらった。すると、理由はわからないが、安定感が得られるという。普段立つことに支障がない人間にとっては、すごく大きな差としては感じにくいかもしれないが、こうした体幹を支えるのが困難な方にとってはその差も大きく感じられるのだろう。

自分がこのボードに乗ってみると、足元・床に対しての信頼感が増す。この感じは、例えば即効的にどこかの緊張や痛みがすぐさま消えるというような急激な変化ではない。今ある状態でそこそこうまくいっているとさらにちょっとだけその質が変わることに、ヒトはその変化を感じ取りにくい。しかし、身体感覚がある程度育っている人間なら、その違いを感じ取れるだろう。

身体感覚がまだ育っていない場合でも、それを毎日ちょっとづつ継続してボードにのってみる。すると、小さな変化が積み重なって、やがて自覚できるレベルまで違いがでてくるに違いない。

理由はともあれ、なんだかココロのバランスボードにのると安心する。地面に対してより親和性が増すということである。それは、ロルフィングが目指していること、重力との調和に向かうことに他ならない。シンプルにのるという動作だけで、安心するという感覚につながれるということには大きな意味がある。

セッションの後に、何か気をつけることとか、した方がいいことはあるか?とよくクライアントの方に尋ねられる。注意しなげればならないのは、役に立たないアドバイス - 身体にとって決してプラスになっていない情報で、頭が一杯になっている例は少なくない。そういう場合は、あえて、何かこれまで課してきたこと、腑に落ちたわけではないけど鵜呑みにしてどこかで仕入れたことをとりあえず、「やめてみる」ことにむしろ意味がある。ジャンクなアプリをスマホから削除するように。 一方、このバランスボードにのるという行為は、実のところ本人の身体に役立っていない"何か"を過剰にやり過ぎて混乱している状況から、一旦離れる手助けをしてくれる。

ボードの説明を読むと、なでしこジャパンなど一流の選手がこのボードを利用しているという。彼等は、インスタントで意味のないものに時間を割くヒマはないので、本当に意味のあることであれば、地道にそれを採用する。そうしたスタンスの人々に支持されていることにはきちんとした理由がある。

ロルフィングのセッション後、家で何かできることの一つに、「ココロのバランスボードに毎日乗ってみる。」ことをお勧めしたい。

声のパフォーマンスrolfinger.com2019年7月19日

身体を楽器に例えると、全体がよく響く方がいい。ロルフムーブメントの観点からは、身体にはいくつかの振動板〜ダイアフラム※構造がある。骨盤底や横隔膜もそれらの一つである。足底も含めて、ダイアフラム同士がよく響き合う状態をロルフムーブメントでは引き出す。それによって声のパフォーマンスが変わることはよく観察される。一方、水平面の共振はしばし注目されるが、垂直面の構造にも当然のことながら重要である。立位での位置関係になるが、上肢と下肢の骨間膜、胸郭内の縦隔、頭部の大脳鎌などの垂直面の振動板として捉えることができるので、これらの共鳴を引き出すと、さらに声のパフォーマンスが変化する。

しかしながら、実際に声を出す段階になると、さまざまな緊張のパターンが邪魔してパフォーマンスを上げる障害になる。たとえば、声を出そうとするあまり、喉や胸郭上腔をぎゅっと狭めてしまうパターンがあると、どんどん声帯に負担がかかってしまう。いかに空間を狭めず空気の通りを妨げないように響かせるかがポイントになってくる。

からだの内側での共鳴だけでは、実は足りない。周囲の空間に響かせる必要がある。そうなると、空間との関係性が鍵になってくる。スピーカー自体の性能がよくても、部屋の構造とその配置が大切なのと同じである。

声といっても、様々な音域があるので、響かせやすい音域がそれぞれ異なる。声というと声の出し方に注意がいきやすいが、声帯を通して、身体のどのダイアフラムと共振させて、空間にそれを響かせていくか、といういくつかの段階がある。「声を出す」と聞くと、出力の一方向性が強調されるが、響くためには、振動板間、からだと空間との間の双方向の共振が含まれることにきがついていると、それだけで声についての捉え方、響かせ方が変わってくる。

声のパフォーマンスを上げようとするとき、どの段階がネックになっているのか、どの振動板の共振がイマイチなのか?その制限のパターンがどこから生じるのか?見極める必要がある。

※ダイアフラム:ロルフムーブメントでは、身体内の空間を仕切る水平膜として機能する構造を指す。口腔底、骨盤底、足底などが含まれる。音響学では、振動板と訳されている。

ココロのバランスボード (その2)rolfinger.com2019年7月20日

小関勲さんの開発したココロのバランスボードにのっていて、急に思い出したことがある。それは、かつて酷い左膝の痛みに悩まされていたこと。

中学3年の夏に歩行中自家用車にはねられた影響で、事故後数ヶ月経ってから、左膝に体重をかけると、膝が抜けるような感覚と共に、激痛が走るようになった。うかつに体重をかけるととんでもないことになることにビクついて、恐る恐るしか歩けなくなった時期が暫く続いた。数年後膝が痛くなくなった後、暫くして今度は腰に負担がくるようになって、年に一度くらいの頻度でギックリ腰が起きるようになった。それからは、ロルフィングを受けたりいろんなことをしているうちにギックリ腰からも解放され、しばらく膝のことは忘れていた。

昨日、ココロのバランスボードにのっている時に、ふとその記憶が蘇った。膝で悩まれたことのある方にはお分かりと思うが、違和感が断続的にある上に、膝への体重の乗せ方によって突然、電気ショックのような激痛が膝にやってくる。それがいつ来るのか読めないために、常にどこか構えたように立っていたことが思い出された。

そこで、ココロのバランスボードにのりながら、ゆっくり左の膝に体重をかけてみた。すると、左膝の内側には負荷がかかるのに対して、外側にはあまりかけようとしない癖・パターンがあることに気がつく。これは注意深く感じないと見逃してしまうレベルで、それまでのパターンと違う外側に荷重をかけようするとわずかに不安定になる。そこで少しだけ左膝の中央寄りに荷重がかかるようにバランスをシフトしてみる。すると、腰椎のあたりが反応する。おそらく、当時膝のサポートが足りないところを腰椎側が担っていたのかもしれない。その位置のままじっとしていると、膝の力がふっと抜けて、腰椎の微かな違和感も消えた。歩いてみると、膝が軽く出やすくなっている。しばらくじわっとした左膝にかすかな違和感と四頭筋の筋緊張が少し変わっている。膝をつなぐ筋肉の使い方・状態が変化したということだろう。

しばらく、この状態を観察しようと思って、外を歩いてみたところ、右膝にちょっとした違和感を感じた。戻って再びココロのバランスボードにのってみる。こんどは右の膝に今までより内側に荷重がかかっていることに気づく。ボード上でゆっくり荷重を中央寄りにシフトさせたと同時に鼻中隔の内側で、ぴきっと小さな音がして、全体がすっと落ち着いた。

まるで短いムーブメントセッションを受けたようで、足・脚の支え方がよりしっかりするのを感じた。

これは偶然たまたま起きたというより、ボードが安定した足場を提供してくれたことがきっかけになったに違いない。身体の自己調整能は、身体が(頭ではなく)、今とりあえず安全な環境に居ると認識して初めて、必要なプロセスを進めることができる。

ボードにのるだけなのに、いろんな気づきが生まれて面白いです。

私のRolfing®(ロルフィング®)の視点rolfinger.com2019年7月25日

いくつかのモジュールに分ける

他人任せではなく、自力で何とかバランスできる身体を取り戻すには、土台をしっかり築く必要があり、それなりのプロセスが必要です。基本的には建物と一緒で、土台である足から順番に積み上げていくことで高い統合状態を引き出すことができます。私の観点と解釈でいうと次のようなモジュールに分けられます。統合が進まない場合は、前の段階が満たされているかどうか?総合的にみていく必要があります。

1st モジュール:骨盤をしっかり支えられる脚・足のサポートを充実させる。

背面、前面。側面(外側・内側)の支えを扱います。

下部2軸の充実

2nd モジュール:内臓の容れ物としての骨盤をしっかりさせる

骨盤を多方向から働きかけます。

上部2軸の充実

3rd モジュール:骨盤の中身、内臓空間

下部内臓の流動性と連続性。

2軸の連続性

4th モジュール:骨盤の上に頭がのるように

上部内臓の流動性と連続性。

2軸の接合線としての正中線が現れるのを待つ

5th モジュール:全体の連続性

全体性

2軸の分化と3軸の統合

お問合せ頂いた質問:ロルファー変えた方がいいですか?rolfinger.com2019年7月28日

Rolfing(ロルフィング)は人と人とのやり取り。ロルフィングという技法 x 受け手との反応ではなく、ロルファー x 受け手の固有の反応です。しかもタッチによる入力は、視覚や聴覚より、想像を越えてかなり情報量が多いです。しかも受け手としては無防備になるわけで、施術者自身がバンダリー(境界)がしっかりしていて、中立でないといけないので、ロルファーなら誰でもいいってことはありえません。

私自身他者から施術やセッションを受けるときには、かなり慎重です。海外の旅行先で受けた無理矢理おばちゃんの施術で肩を壊したこともありますし、他人の紹介で受けた霊的なカウンセリングが的外れのネガティブセッションだったり。。。そうしたものは時間とお金の無駄というだけでなく、後でそのフォローのための別のちゃんとしたセッションを受け直す手間があって益々面倒だったりします。そういうことにあまり影響されない人が多いことも知っていますが、だからといって自分が大多数に合わせる必要もないし、脱個性化するのは、自分の目指すところとは別方向です。

実際に私のところにお越しになるクライアントの方は、県外からの方の方が多く、他で受けたけれども、ロルフィングを受け直す方も稀にいらっしゃいます。それらの方々の多くは、感覚やエネルギーに敏感な方で繊細なワークを好む場合が多いように感じます。

セッションが成功するための三つの要素は、1.施術方法が適正かどうか?2.施術者のスキルが十分かどうか?3.受け手のスキル、です。この3つのバランスが大切で、敏感な方というのは、感覚が様々なところに細かく行き届かせることができるので、そのスキルに2の施術者のスキルが追いついていないとすると、セッションが雑に感じてしまうのです。比率でいうと大多数ではないのですが、まずその感覚を尊重してほしいのと、その場合は思い切って、ロルファーを変えて心機一転する方がいいと思います。セッション前後の写真で判断すると変化は確認できるけど、その変化を自覚するところまで実感できない場合、そしてロルファーに対してよほど印象が悪くなければ、そのまま変えずに続けていいと思います。

ロルファー変えた方がいいですか? の続きrolfinger.com2019年7月29日

先程の場合は、ロルフィングをシリーズで受けている場合でしたが、シリーズを一通り終えての場合はどう考えたらいいでしょうか?ロルファーは人間ですので、いろんなバックグラウンドと身体の見方、そして、健康に対しての捉え方、統合とはどんな状態と考えているのか?が、無意識に反映します。だとすると、受け手の身体を一人のロルファーが、すべてバランスよく総合的に捉えることができるのか?というと言うまでもなく限界があります。

別のロルファーだからこそ、気づけることがあります。そうやって考えるとロルファーも楽です。自分が提供できることに専念集中できるし、全部やろうとしなくていい。勿論できないわけですから。ご自分が気になるロルファーからセッション受けるのはいいことだと思います。そうやって様々な観点からいろんな角度でアプローチしてもらうことで、全体の統合が進みます。ある時点では、ロルフィング以外のプラクティスがぴったり合っているタイミングがあるかもしれません。

ただ、そのロルファーからのロルフィングでうまく改善・達成できなかったからといって、ロルフィング自体にに限界を感じる前に、別のロルファーからもセッションを受けてみてほしいなあと思います。ロルフィングに限りない可能性を感じている私としては。

様々な良質のセッションを受けるというのは、自分への投資とWell-beingの追求であって、セラピーをどうどう巡りするジプシーとは一線を画す立ち位置です。

その動機が、探究心から来ているのか、それとも依存心からきているのか?、それは信頼できるプラクティショナーと「いい距離感・いい間合い」があるかどうか?ということにつきると思います。

身体の捉え方・認識を変えるrolfinger.com2019年7月30日

骨は固い、筋肉も常に固い、固い身体は変わらない、ずっと変わらない、という思い込みからしか身体を捉えられないと、当然それが動きや在り方に影響する。ロルフ博士は、その"身体は変わらない"と考えられていた概念を、Body is plastic ! 身体は変わり得るもの、と言葉にして、それをロルフィングのワークによって体現した。

なんとなく大多数が思っているところには必ず盲点がある。

音は振動であるから、皮膚もまたその振動を感じている。ということは皮膚も聴いているという表現も成り立つ。"音"として認識しているかは別として、振動は細胞全体に届いている。細胞に一本づつある繊毛の揺れとして受け止めたり、細胞の中にある細胞骨格の揺れもあるだろう。細胞はたえず内側の動的なダイナミクス、つまり"動いている"必要がある。そのために細胞外マトリックスや隣接の細胞と相互作用することで動きを生み出し、その物理刺激が生存と成長にとって必須となる。

だから、すべての組織や器官は、物理的な動きとしての振動を受け容れ、そして外側に伝えたり双方向にやり取りをしていることになる。この全体の振動板・振動子としてより響きあうことができれば、それがつながりや連携を生む。

恐らく、ある種のサウンドが癒しをもたらすという原理は、音波を使って、身体の組織が固まってフリーズしているところに振動が伝わることで、動きが生まれると共に活性化されることが、回復へのプロセスを進めることになるのではないと推測する。

耳だけが聴いているのではなく、身体の皮膚も聴いていると思うだけで、音に対しての認識や皮膚で聴こうとするだけで、身体の音への反応も変わり、そうすると空間認識も変わってくる。

その器官が習った通りの機能しかしていないという狭い捉え方をしている限り、可能性は広がらない。だが、様々な可能性と共に身体を捉えるてみると、知覚が変わり、世界も違った感じに見えてくる。

オリジナリティrolfinger.com2019年8月2日

斬新なアイディア、先駆的な発明、本当の意味で新しい曲、唯一無二な独創的なものであればあるほど、人気は出にくい。理由の一つに、まずその意味を理解する受け手がそのタイミングではいないこと。そして、そのような斬新なものを生み出す芸術家や研究者は、どちらかというと、広めたりうまく伝ようというエネルギーを使うことにはあまり関心がない。巷で売れたり流行するためには、この多数に「わかりやすい」という性質が不可欠になる。わかりやすいとは、どういうことかというと、 どこか馴染みのある、持ち合わせの知識や情報で何となく、その印象をつかみ易いということになる。その対象が、オリジナルであればあるほど、取っつきにくくなるので、最初にでた斬新なものより、何となく耳にしたような旋律が含まれるようにアレンジされていたり、ちょっと知っている感じが微妙に混ざっているものが、耳辺りがいいし、親近感が湧きやすい。

だがそもそも既存のものと混ぜている時点で、オリジナルではなく、結局はコピーの寄せ集めミックスなのだ。実際は、その原点のいいところをうまく取り入れて、わかりやすく加工したものが、広まりやすく、いつの間にか主流のようになっていることがある。それがいいものであれば、いいじゃないか、という乱暴な声も聞こえてきそうだが、問題は、その出典が明らかになっているかどうかである。モノは確かにいいけど、じゃあ元ネタはなんなのか? それを最初に生み出したのは誰で、それを学ぶにはどうしたらいいのかが、明確に示されていれば問題ない。後から、そのことに深く学びたいと思った人が、きちんと元を辿れるからである。その元にはどうしても言葉では伝わらないエッセンスが存在する。それを最初に採用する場合は模倣-真似から入るので、スタイルや外見は「〜風」でよく似ている。オリジナルとその開発者をリスペクトする形で引用を忘れずに、純粋に広めようとする人達は確かに存在する。そして、それらをレビューすることも立派な仕事である。けれども、良識がない多数派は言ったもん勝ち、売れたもん勝ち、つまり、勝てば官軍の発想で、結局モラルがないから、当人が出典を明らかにせずにむしろ隠すことによって、さも自分が創り出したように繕ってしまい、後から学ぼうとする人達が、それについて源流に辿ることや深く学ぶことができなくなってしまう。しかもそういった輩は、嫉妬深い性質も相まって、益々隠蔽や策を弄することをやりがちなのだ。

研究する上で、遡れない、深く学べないという弊害だけではなく、そのオリジナルではない後発模倣品の方が主流で売れてしまうとなると、一流のオリジナルの作品やアートに対して、きちんと敬意を払って、それに見合うお金を支払うという当たり前の姿勢がなくなり、結果いいもの、一流のものを残し育てる文化がなくなってしまう。何かを深く学ぼうというときに、創始者でなくとも、本質を理解し、源流を学べる場かどうかを嗅ぎ分ける鼻を持っていたい。

日本を含むアジア圏は、欧米に比べ、オリジナリティに敬意を払う価値観が育っていない。さらに日本独自の優れたものより、未だ舶来主義が残っていることが、ますます拍車をかけているように感じる。オリジナリティに敬意を払うということは、個人のユニークさを尊重するということとペアになっていることのように思う。

交通事故の体験rolfinger.com2019年8月3日

歩行中よそ見運転の車に追突され、身体からちょっと出たことがある。今から42年前、中学3年の7月31日だった。

追突され宙にに舞ったらしいが、その時できすぎなくらいよくできた画面のスクリーンメモリーもちょっとだけ見た。走馬灯を生まれるまで眺めたら、多分戻って来られないのだろう。

身体と自分が完全に分離して、遠くで身体が口を通して実際に「痛いよ〜、痛いよ〜」と叫んでいたのだが、自分の意識は別のところからそれを聞いていた。

"自分の意識"が身体の中にふと戻ると、全く痛みは感じず、強打した大腿部は麻痺して動かなかった。右手に二カ所かすり傷があって、出血していたけど、その痛みは不思議なくらい感じなかった。

なんで身体は痛がっていたのに、離れていた"自分"は痛くないのか気味が悪かった。次の日出場予定の卓球の県大会に行けそうなくらい気持ちはケロッとしていたけど、左脚は全く動かなかった。身体の自分と意識の自分はどちらも自分だけど、それぞれ完全に別だった。

そこから、身体のバランスを意識するようになった。ロルファーになる最初の大きなきっかけになった出来事だった。

身体を自分が思ったように動かすrolfinger.com2019年8月3日

中高生の野球で投球数規制が話題になっている。そもそもスポーツは、楽しみと健康のためにあると思っているが、本人の身体の健康が優先されずに故障することがあるのは残念なことだ。なぜ、肘のみならず。、故障してしまうかというと、スポーツ選手が自分の中のイメージの身体の使い方と、実際の動きとの間にズレがあることが原因である。身体と意識(頭)が一致していないという言い方もできる。専門用語でいうとプロプリオセプション -固有受容、位置覚とも訳されるが、つまりは、身体のパーツがどこにあるのかを感じ取る感覚で、目をつぶっても立っていられるのは、筋肉や腱などに埋め込まれたプロプリオセプターというセンサーの働きのお陰なのだ。

自分の身体のパーツがどこにあるのか、関節と関節との位置の関係性を時々刻々とモニターできれば、頭で思っている動きと実際の動きに差がなくなる。それができれば、痛めないような動きにもつながっていく。ロルフィングの大きな仕事の一つは、プロプリオセプションの働きを高めることによって、身体と一致するのをサポートすることである。

このことの重要性を武井壮氏が、彼の講演の中で語っている。

https://youtu.be/ol3HeIACFy0?t=629

競技者が長くそのスポーツを楽しめるようにするには、様々な方法があるが、プロプリオセプションの能力を上げて、身体をできるだけ思ったように動かせる状態を土台にすることが不可欠だ。

競技者が、本当にそのスポーツを愛しているなら、競技寿命をできるだけ延ばしたいはず。怪我の予防にも使えるので、ヒモトレやロルフィングをはじめとした様々なソマティック・プラクティスを、もっとスポーツに取り入れることをお勧めする。

https://youtu.be/ol3HeIACFy0?t=625

いくらトレーニングしてもできないことrolfinger.com2019年8月9日

身体系のプラクティショナーにセッションをお願いするときに大切になるのは、技法やスキル以外にその前提として、触れられても大丈夫な感じがするのかどうか、相性ともいえるが、理由がはっきりしているわけではない感覚。施術される場所に抵抗なく、気が向くのか、向かないか、そのプラクティショナーに自然に身体が向くのか、それとも向かないのかは、頭ではないあくまで肚の感覚である。それが一番確かなのだ。

触れられることに、敏感なタイプがいる。身体について感受性がある程度育っていると、プラクティショナーの思惑や圧迫感、こうあるべき、という意図が強すぎる場合、それを感知した身体は何かしら警戒モードにスイッチが入る。クライアントの方から耳にする少なくない声として、マッサージや治療院にいって雑に扱われたことが、いかに自分にダメージを与えていたか。ロルフィングのシリーズ途中でそのことに気づくクライアントもいる。雑だなあとどこかで分かっていても、さもそれが受け手側に問題があるかのように錯覚しがちだが、受ける側に問題があるのではなく、プラクティショナー側の声なき雑音やこうなって欲しい、こうあるべきという圧力・思い込みが強すぎるのである。

認定トレーニングをしていると、ロルファーの中にもかなりタッチに対して敏感なタイプが存在する(私も含めて)。実習中、交換セッションする際に、組合せがうまくいっていないと、稀に受け手として、タッチを含む介入を一切受け付けないシャットダウンした状況になることがある。欧州ではこれをCookingと呼んでいるそうだ。呼称が存在するということは、それ程珍しいということではないのだろう。セッションを成功させるには、Cookingはできれば経由せずに進みたいところであるが、このCookingを誘発しやすいか、誘発しにくいのかは、決して上級トレーニングを終えたかどうか?とか、ソマティック・エクスペリエンスを学んでいるかどうか?は実際のところ関係ないようだ。訓練では培えない部分なのだ。

だが一方で、このCookingを誘発しにくいタッチを持つロルファーは何人か知っている。その一人は、福岡でプラクティスされている串崎昌彦さんである。彼はこれまでの日本のロルファーにあまり見ないタイプのユニークな人材である。受け手として触れさせてもいいロルファーがかなり限定される相手であっても、彼のタッチは、Cookingを誘発しないことを、数回の認定クラスで観察してきた。

彼はロルフィングのキャリアとして経験年数が長いわけでもないが、彼のタッチは特A級に安全なのだ。それがどこに起因するのか、不思議であるが、考えてみれば触れるという動作は、トレーニングが終わってから始めたわけではなく、それまで、どう手を通して、世界を感じてきたのか、という長いスパンで培われてきたものであるから、ロルファーとしてのキャリア以前の生き様が関係しているに違いない。これが不思議なことに長年ソマティック・エクスペリエンスを実践してきたセラピストの方や、10年以上のロルフィングのキャリアがあっても、Cookingを誘発してしまった例を何度か目にしたり耳にした。我々が、セッションする時のコミュニケーションは、表面のやり取りからは見えない意識下のところで進行しているというが、それは一見したところではわからないようだ。

なので、受け手として、そのプラクティショナーの華々しい経歴や資格とは関係なく、タッチや間合いを身体が安全でないと感じたのであれば、そこは無理をせず、苦手克服の視点ではなく、思い切ってプラクティショナーを代える選択をした方がいい、ということになる。

こういう私もかなりタッチの安全さには自信があるのだが、今まで一人だけ、Cookingを誘発してしまったクライアントがいる。ロルフィングの10シリーズの時には問題なかったのだが、Somatic Experiencingのセッションで頭をタッチしている時にそれが起きた。セッションの性質によるものか、触れた場所に対して、タイトレーションができていなかったのかもしれない。このCooking現象に関しては、欧州の講師らとも交流することでより学んでいきたいと思う。

最近、10シリーズを別のところで終えた後、すぐ10シリーズを受け直したいという方がいらしているので、ロルファー田畑浩良の私見と主観から、相性問題、安全なタッチを考察してみました。

追記:今年の春のロルフムーブメント認定ワークショップに参加頂いた、大坂でプラクティスされている佐藤正治さん、名古屋の茂利尚子さん、東京の楠美奈生さん、大久保圭祐さんもかなりいい安全なタッチを持っています。

感じる、感覚についての用語rolfinger.com2019年8月9日

「感じる」と日本語の言葉に対して、英語にはいろんな種類の感じるが存在する。身体の感覚を扱っているが、英語ではいろんなニュアンスを使い分ける単語が多いため、漠然としがちなので、一旦整理してみよう。日常会話的に用いられている意味とは別に、ソマティックプラクティスで用いられる場合の意味として捉えて下さい。

feeling : 主観的なからだの生理的な状態と密接に関係した「気分」「情動」のこと。

interoception : 内的感覚。からだの内側で起こっている反応を通じての感覚。

feelとは、このinteroceptionについて尋ねるときの言葉と思っていいでしょう。

それに対して、exteroceptionという言葉があります。

exteroception: 外受容と辞書にあります。外的な刺激に対しての感じ取り方。

sensation: 主に五感の感覚器の反応。その外部からの刺激の受け取り方。ただしその刺激が何であるかという認識までは含まない。その刺激をそう感じるところまでの段階。

したがって、exteroceptionについて、尋ねるときには、sensationを使います。

perception : 知覚・認識。sensationを通して得た情報を経験を通して解釈して、それが何であるかを認識すること。様々な外からの刺激があるが、それをどのように受け取っているか、掴んでいるかは、perceptionである。sensationがなければ、perceptionもないことになります。

これらを踏まえて、重要なのは、feelingやsensationを通して得られた情報をinteroceptionに落とし込むことです。様々な感覚を統合して認知する機能が脳にはありますが、その認知様式には、エラーも含まれていますが、ほぼ自動的に反応していしまいがちです。それらを大脳皮質の処理に任せっきりにしてしまうのではなく、その感覚を一旦、interoception特に内臓感覚で感じて、整合性を確認してみること。つまり、それが腑に落ちる感じにつながるのか、それとも、何か違和感として感じられるのか、行動を決める時の大きな指針になります。一般には、感覚→知覚→認知という作業は大脳の高次?の機能で統合されていることになっていますが、肚つまり内臓感覚がそこに関与しないのは経験的に違和感があります。

ですから、在り方としては、常に様々な刺激にオープンでいながらも、それらを内的な感覚で、主観的には自分がどう感じているのかを常に感じることを自分に許可しておくことが大切だと思います。いいものを見聞きして、美味しいものを食べるというような5感を刺激することは大切ですが、その刺激を自分の内側は主観的にどう感じているのか?言葉を換えればそれが、からだの声を聴くということにつながります。それをしない限り、情報や一般の評価に合わせた感じ方・捉え方になってしまい、本当は自分がどう感じているのかが、分からなくなってしまいます。それは主体性を放棄する第一歩です。大多数迎合の気運が高まる中、別に声を上げなくとも、自分が正しいという選択を静かにしているためにも、interoceptionを大切にすることには大きな意味があります。からだの声やサインを無視しなければ、いたずらに健康を害することはなくなるはずです。

ロルファー田畑浩良の私見と主観に基づいているので、ここで書かれてことを鵜呑みにせず、ご自分の身体感覚を通して、実験・体感して検証してみてください。

回を重ねて得られる体験rolfinger.com2019年8月15日

顧客を依存的に定期利用させる囲い込み的商法は、健全ではありませんが、クライアントが最終的に自力でバランスがとれるような手助けになるようなビジョンの下に、ある時期集中的にセッションを受ける必要性やタイミングはあると思います。

そして、回を重ねないと得られない深い体験も存在します。

以下、10回のロルフィングシリーズ終了後、月一回のペースでお越しになり、17回目にして、初めて感想をお寄せ頂いた内容です。ご本人も初めて素直に感想を伝える気になったので、随分心がゆるんできたとお感じになっているようです。

" 何となく意識が身体の中にようやく納まった感じがしています。

とても新鮮な感じでワクワクしています。

ひと昔前は肉体なんてなくて、意識だけだったら、もっと楽で楽しいのになぁって思っていたので、自分にとっては初めての感覚楽しんでます。"

感想全文

あるToneに合わせるrolfinger.com2019年8月15日

ロルフィングは、つないだり、通りをよくしたりと、要するに流れる滞りにくい身体の状態を目指している。重力も波だから、波が伝わりやすい状況を引き出す。

でもその時になんでもかんでも、どんな波長のものでも伝わればいいかというと勿論そんなことはない。身体に伝わる流れや動きは、いろんな波長のものがある。音波もそうだし、音として認識されないような低音もあるだろうし、ハイパーソニック効果を持つような高周波もあるだろう。で、音や振動は一過的かというと、一旦発生した音・振動は、減衰はするものの、それが消えるわけではないという事実。振動は形を変えながら、何かに伝導し続けてどこかで止まることはない。

とにかく、全く消失することはないということ。振動または波動は一つの情報だから、観察者効果が影響する。その音を聞こうと観察者が思った瞬間にその音が存在することになる。

身体をつないだり、滞りがなくなった後で、その中を通ってほしいのは、特定の健全な調子-Toneを持った振動・波動。傷などダメージを受けた組織が再生するには、いつまでも病変としてのToneでいるのではなく、そこから元の健全なToneを取り戻す必要がある。

プラクティショナーがもし、その健全な波動をその身体の内側で聴こうとすれば、そこにその波動が戻って姿を現すのかもしれない、という仮定で最近ワークをしている。

ロルフィングは、病気に働きかけるのではなく、健全さに働きかけると言われている。どの調子に合わせようとするのか、ロルファーはどの波長・波動を見つけようとしてワークしているのか、それによってセッションの質が変わってくるはずだ。だとすると、ロルファーの描く、健全さとか、統合とは?という漠然としてはいるけれども、固有のToneがあって、さらにクライアント側にも固有のToneがあって、それが共鳴したり、干渉したりすることで相互作用が生まれ、反応が引き出されるのではないだろうか。

特定の脈動や固定されたToneだと、動的で意味のある共鳴は起きないような気がする。だから、用語は様々だが、いろんなTideや波動を利用するヒーリングアーツが多種あるけれども、プラクティショナーとクライアントにそれぞれ固有のToneに根ざした波動が見いだせないと、意味のある反応は起きないのではないか?という直観がある。

ボディワークでいうところの、LIsteningってかなり深い意味を持っているように感じます。

Rolf Institute機関誌最新号の掲載記事rolfinger.com2019年8月18日

Rolf Instituteの機関誌Structural Integrationの最新号 (2019年夏)に掲載された記事を以下の場所にアップしました。ロルファーである私田畑浩良が、細胞生物学の知見で、ソマティックな領域で使えそうな情報を盛り込んで、体表の捉え方ががらっと変わるような内容になるといいなあと思って書いた記事です。それと、これまでも謎とされてきた、イールドワークの仕組みについても多少なりともの説明になるのではないかと思います。

それと、一次繊毛については以前より注目していて、何らかの形で書いてみたかったので、今回いい機会となりました。

片山洋次郎先生によると、身がまま整体では、

体表からの「気の発散」

を重視するそうです。体表、みなさん思っているより重要に違いありません。

The Superficial Layer as Sensory Envelope: New Perspectives from the Art of Yield About the 'Superficial' Sessions of the Rolfing® Series, is available for downloading the PDF.

上記題名をクリックするとPDF化された記事がダウンロードできます。

用語解説

Yielding ゆだねる、あずける動き。発達段階で最初に起こす動きと考えられている。

Keratinocyte 角化細胞 ケラチン生成細胞

Quasi-electrostatic field

準静電界Superficial layer

表層:ロルフィングで用いられる層(Sleeve)より、さらにもっと表層を指しています。

ECM extracellular matrix 細胞外基質:大雑把にいうとfascia筋膜、interstitium間質と同じ。細胞と細胞の間に介在している結合組織のこと。

Anchorage/ scaffoldings 足場、拠り所。細胞培養では、接着できる土台のことを指す。

Naked mole-rat ハダカデバネズミ

Anchorage dependent 足場依存性 正常な細胞は栄養がいくら足りていても、細胞が接着できる足場がないと生存・成長できない性質を持つ。

Contact inhibition 接触阻害 単層培養の場合、細胞が増えて隙間がなくなると、正常な細胞は生育を止める。ガン細胞には上記2つの性質がない。

Kinesphere 身体感覚によって把握できる身体外の空間。気配として感知できる身体外境界。

お通じの改善rolfinger.com2019年8月19日

排泄はいうまでもなくとても大切。身体が変化して、代謝が向上しても、要らないものを身体の外に出せなければ、自己調整や自己組織化がスムーズに進まないでしょう。

身体で摂取する栄養物のほとんどは利用されず、実際はすでに持っている資源を再利用してホメオスタシスが保たれているというオートファジーの事実からしても、ホントに要らないものは外に出しておかないと、生命維持のためのリサイクルは効率よく回らないことが容易にイメージできます。

腸内菌叢の重要性が、昨今叫ばれるようになりました。腸内の菌叢が身体の免疫に積極的に関わっているというデータが示され、乳製品会社はこぞって、プロバイオティクスの新商品を開発して、特定保健用食品の認可を取り付けています。一方、外部からのその生体にとっての外来種を入れても、実際にはそれほど根付かないということも分かってきたようです。

外から摂取した菌が、いくら有用とわかっていても、それを受け取る側の腸という土壌との相性、そしてすでに在来している菌叢との相性があります。大腸菌の研究では、不和合性という現象が知られていて、組合せによってAとBという大腸菌は共存せず、Aが細菌毒を分泌して、Bの生育を抑制して、縄張りを荒らされないようにする防衛策をとっていることになります。ですから、実際にその菌が根付くかどうか?或いは元々の菌叢を荒らさないかどうか?は実際に摂取してみないと分かりません。

自分の経験ですと、ヨーグルトに入っているロイテリ菌は比較的私の身体は受け容れるのだけれど、L8020は便通が滞りがちになります。特許取得の経過を見ると、L8020を応援したい気持ちはあるのですが、身体の反応なので仕方ありません。ただ、タブレット化したものを一錠服用する程度だとL8020も大丈夫です。

ということでとれあえず、飲んで確かめてみないと何ともいえないのが、プロバイオティクスの難点ですが、一方、菌叢の餌を供給するという考え方のプレバイオティクスには、そういって相性問題が起こり難い。元々在来する菌が増えるのを助けるわけなので。もちろん、人間の頭が考える都合のいい菌だけが、選択的に増えるような餌があるとは考えにくいですね。

消化管は口腔から直腸まで一つながりのチューブとして機能していますから、菌によって、ある部位にシビアに特異的にその場所だけということはないかもしれませんが、それでも、ビフィズス菌に関しては、大腸で主に生えるとされています。つまり、最も便通に影響しやすいことになります。ビフィズス菌のためのプレバイオティクスで大切なことは、口から摂取するため、大腸まで届くまでに、分解されてしまって、肝腎のビフィズス菌にものが届かないと意味ないわけです。

プレバイオティクスとしての乳糖果糖オリゴ糖(乳果オリゴ;商品名オリゴワン)は、難消化性、つまり胃などで分解されずに大腸まで届くことが分かっています。で、実際に7g(スプーン一杯)づつ、毎日摂取してみたところ、確かに便通や便の質に変化が生まれ、快便になりました。

ヨーグルトだと、含まれている乳酸菌以外に、牛乳由来のタンパクやホルモン、クリーム成分が体質に合わないこともあります。その点、オリゴワンだとそれらの影響もなく、非常にマイルドにお通じの改善が促進されました。

そもそも定着しないような菌を継続的に摂取するのは、元々の菌叢や腸にも負担をかけることになる可能性があるでしょうし、何よりこのオリゴワンは安価で、所定の一日7gは、約20円で、巷の健康食品の比較にならないほど、リーズナブルといえます。

便通の改善のために、薬剤を常用したり、腸にやたらと外から負荷をかけて、「治療する」のではなく、一日20円で元々住んでいる菌を育んだ結果として便通が改善できるなら、試してみる価値はあると思います。昔の古巣(株)林原を退社して25年経っているので、オリゴワンを勧めたからといって何のマージンも得られませんが、製品は間違いなくいいのでご紹介しておきます。

オリゴワン(乳糖果糖オリゴ糖の商品名)のAmazonからの購入先 ↓

https://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/B07F1MS59S/rolfinger-22/ref=nosim

以下、乳糖果糖オリゴ糖の有用性を動物実験結果を元に、私の敬愛する林原元上司の福田教授が、わかりやすく説明しています。

https://youtu.be/fdYMyP47r5M

吉備国際大学福田恵温教授(元林原生物化学研究所所長)

注:私自身、外から乳酸菌を補うことを否定しているわけではありません。風邪を引いたときに服用する抗生物質や、食中毒防止のために添加されている、お弁当やお惣菜などに含まれる保存料としての防腐剤は、選択毒性があるわけではないので、当然のことながら、腸内に元々いる菌がダメージを受け、有用な菌が減ったりして、菌叢が乱れる機会は何度も腸は経験しているはずです。

したがって、たまに外から何らかの菌を補う必要性はあると思いますが、菌の多様性と定着の相性問題を考えると、同じメーカーの同じ菌種を継続的に摂取するより、様々な菌種を含むような製品をちょっと試してみるようなやり方が、理に叶っているのかもしれません。加えて、特に生野菜や果物など天然に含まれている乳酸菌が存在することも忘れてはいけないでしょう。結局、古来から続いているような発酵食品を常用する食生活には科学的な意味と根拠があって、その意味を再発見することになるだけなのかもしれません。

Rolfing(ロルフィング)を受けにくるクライアントの中にも、お通じの悩みを抱えている方は少なくないです。食生活を変えなくとも、第4や第5セッション後、骨盤底が広がり骨盤が内臓を支え易くなって、さらに腸腰筋が機能を取り戻し、腸菅に適度な刺激を与えるようになると、便通が改善することも珍しくありません。ということは、菌の餌だけでなく、適度な物理刺激、つまり動きだとか、腸にとって好ましい環境が整うと、菌が腸内の細胞に良い刺激を与えたように、腸もまた、菌にとっていい影響を与える相互関係があるに違いないと思うのです。腸内が活性されていない、動きがなく停滞している状態だと、腸内も溶存酸素が少ない状況になり、食中毒の原因になるような毒素を出す、嫌気性のウォルシュ菌やボツリヌス菌などが生育しやすい環境になる可能性も高まるでしょう。

セッションで得た体験を仕事に活かすrolfinger.com2019年9月21日

ヨーロッパ留学後、日本で就職され、人事を担当されているクライアントの方が、身体状況の改善に伴って、セッションが思いのほか役立っているという。

会社で何かと頼られ寄りかかられることが多いが、そんな時にもそのことが負担にならず、あまり気にならなくなったという。さらに、相談に乗るときにも、こちらでのセッションのように最小限のちょっとの介入を心がけていたら、それで仕事がうまく円滑に回るようになっているという。

医師の方が少し前にセッションを終えたが、自分の診察に対する構えがとても変わった仰っていた。

患者に対して、どこまで介入して、どこまでで止めるかは、セオリー化、公式化できない。介入し過ぎれば、受け手の主体性や自力・底力を奪ってしまうことになるし、必要なことが足りなければ、自然治癒の流れに乗ってもらうお膳立てにならない。患者をつぶさに観察する力が求められる。この方は留学経験もあるため、真面目に医療に取り組もうとすればするほど、日本の旧態依然たる管理社会に馴染めず悩んでいらっしゃる様子だったが、身体の解放と共に、患者との間合いの取り方や、介入のタイミングについてとてもセッションの体験が参考になったと感動されていた。

トレーニング形式やワークショップでなくとも、個人セッションの体験を通して、実際の仕事にそれを応用、活用して頂けるのはとてもうれしい。

ロルフィングを体験して、それまでの生活や人間関係、仕事をリセットするケースもある。時にはそのような大変革も必要だが、それまでの自分や状況と向き合うことなく、準備もなく、投げ出すように止めてしまうのは、「統合」ではなく逃亡である。

実生活に活かしてこそのロルフィング体験であってほしい。

心の問題と重力rolfinger.com2019年9月27日

ロルフ博士の残した言葉:

"... no situation exists in a human which a psychologist would diagnose as a feeling of insecurity or inadequacy unless it is accompanied by a physical situation which bears witness to the fact that the gravitational support is inadequate."

もし、重力のサポートが十分に得られていないという肉体的な状況がなければ、精神分析医が、不安感や無力感と診断する人間は存在しない。

さらに意訳すると、

精神分析的診断としての、不安感や無力感は、必ずといっていいほど、重力のサポートが適切に得られていないことに起因している。

つまり、身体が重力のサポートを得られるようになりさえすれば、精神的な問題の多くは解決する可能性を示した言葉です。

Somatic Experiencingなどによって、蓄積したトラウマのエネルギーを解放したとしても、元々の身体が重力のサポートが得られる身体状況でないとすれば、元の身体という土壌が変わっていないので、手放したものを別の形で引き寄せてしまうかもしれないし、いずれにしても、重力波が身体をうまく通り抜けないのであれば、エネルギーが滞りやすいということには変わりないわけです。

私自身が、ロルフィングをセッションの中心に位置付けるのは、ロルフィングのプロセスには、重力のサポートが得られるような身体に再構築する力があるからです。

骨の強度と骨密度を維持するためにrolfinger.com2019年9月27日

骨への適度な物理刺激が組織液の流動性を高め、炎症に関わるタンパクNF-κBの活性を抑制して、骨の強度・密度を維持するメカニズムが解明されたそうです。

間質液の流動によって細胞が力学刺激受けることが、運動によって促されるためには、組織液が滞りなく円滑に流れるルートが整備されていないといけません。

ということは、身体全体の運動も大切ですが、それに加えて、強度や骨密度が落ちている骨の周辺の組織液の通りを改善できれば、骨組織の正常化の手助けができる可能性があるということになります。

骨に関しては、Sharon wheelerというロルファーのBone workが知られていますが、その圧力をかなり使うアプローチではなく、振動を使いつつ骨膜からも働きかける手法をとっています。

予備)食品としては、トレハロースが、閉経後骨密度が減少する骨粗鬆症のモデルとなる卵巣摘出マウスにおいて、骨密度を上げることが示されています。

https://research-er.jp/articles/view/82521

松果体から観るrolfinger.com2019年9月28日

Rolfing (ロルフィング)の継続教育としてのロルフムーブメント認定トレーニングでは、クライアントをどう観るか? seeingについて扱うことがる。どう観るか?は、どこにどのように働きかけるか、と同様かそれ以上に重要です。

周辺視野と集中視野については論じられることがありますが、どちらかを行ったり来たりする見方だと安定しません。どちらかというと周辺視野を使いなさい、という結論になりがちなのだけれども、よくその部位を集中して観るためには、集中視野も必要です。

そのどちらでもなくて、どちらでもある観方が、松果体から観るという感覚です。松果体は、サーカディアンリズムにも深く関わっていて、それ自体に光受容のレセプターがあることが知られています。脳のほぼ中心部に位置しているため、実際の外部光を検知していると考えるのには無理があります。ですが、最近、生体から微弱な光が発せらているということが分かってきており、バイオフォトンの存在が報告されています。

クレニオのバイオダイナミクスの教師でもある恩師Carol Agneessens先生が、脳脊髄液が光を運ぶということを仰っていました。以上のようなことから、松果体は直接外部の光に反応しているというより、間接的に脳脊髄液や周辺の細胞などを介して、光を受け取っている可能性が予想されます。

実際のセッションで松果体にフォーカスしたケースでは、セッション後3日、就寝してから眠りにつくまでのまどろむ時間がなく、急に電源が落ちたように眠る経験をした方がいました。ということは、ワークによって何らかの影響が松果体に及んだかも?!しれないと感じさせるわけです。松果体は睡眠に大切なメラトニン産生に関わっているからです。

イールドワークにおける「いい間合い」rolfinger.com2019年10月2日

"いい間合い" - good Maをどう説明したらいいのかを、Anne 編集主幹は、intersubjectivityという言葉を使って説明の助けにしてくれた。

interoception -内的感覚は個々の固有の感覚で、それを頼りに間合いを見つけるのだけれど、プラクティショナーもクライアントも「相互の」主観の中から見つけることが、間とイールドのワークの鍵になっている。

施術側だけ、いい気分で、受け手はなんらかの圧迫を感じている場合は、マウンティングが起きている。その反対は、クライアント様は神様です!のいいなりのしもべ状態。

セラピーの現場や様々な状況でそのどちらかの関係性は起こりがちだが、そのどちらでもない関係性、つまりお互いが心地よく感じられるコンステレーション、それが「いい間合い」ということになる。イールドワークでは、このいい間合いによって誘導される場と感覚を重視している。それが、プロセスを安全に進める、意味のある定着する変化につながる。

さらにいうとそのコンステレーションも、いくつか選択肢があって、常に揺らいでいる。いくつも層が重なり合って、それを一つ一つ降りていくと、深い安全・安心を伴う「静寂」にアクセスすることができて、重力の音を聴くことができるのではないかと思っている。

ワークショップ参加者の感想rolfinger.com2019年10月26日

空間と身体シリーズのワークショップを熱心に受けて頂いている方から、感想が届きました。以下ご本人の許可を得て転載させて頂きます。

先日は「頭の中心から観ることで、空間認識を変える」のWSありがとうございました。

私は近視+乱視+老眼で遠距離、中距離の単焦点レンズの眼鏡、中近両用の累進レンズの眼鏡3つを常に携帯して生活しています(コンタクトレンズで右眼の角膜を傷めると盲目になってしまい、「今日は盲人なので出勤できません」などとは言えないため)。

会議室でミーティング中に遠距離の眼鏡を利用すると、メモを取る手元は当然ボケて良く見えないのですが、松果体を意識すると手元のノートにも焦点が合わせやすいです。

今までは30分位手元を凝視していると焦点が合うことを体感していたのですが、時間を短縮できるようになりました。そしてJuicyな骨、私の左膝に効果ありと期待しています。

Rolfer's Note: このクラスで松果体を本当に扱っているのか?と懐疑的なご意見もきこえてきそうですが、大切なのは意識の向け方によって、目の使い方や空間認識が変わること。そしてそれが役立つことがあるということです。

伝統医療と民間医療研究の国際学会(1)rolfinger.com2019年11月15日

International Conference on Traditional Medicine and Ethnomedical Research (ICTM 2019)

先日の国際学会で口頭発表してきました。その抄録は以下の通りです。

分類:Alternative Medicine

Title: Working with Ma through Rolfing Structural Integration - New perspectives of Manual Intervention

Introduction : To apply for the people who is a pressure sensitive of touch, Agneessens and Tahata developed the Art of Yield, which can facilitate drastic structural change. This approach is a derivation of 'yield' touch being taught in some Rolf Movement trainings. A key difference is that integral in Tahata's approach is the ongoing inclusion of the practitioner 's perception, which creates the field the work occurs in. To further refinement, Tahata focused attention to positioning in-between the practitioner and the client before intervention. It was shown that when the practitioner could find a suitable position, it could facilitate the client's body to fit and spread on the massage table without touch, followed by decompression of joints and core space. This positioning might have potential to enhance responsiveness of the body.

Methods:

The Ten Series of RSI incorporated with the Art of Yield was given to the client according to the sequence of Ida P. Rolf's protocol through gentle touch and the somatic resonance of the Hara(center of gravity) to guide us in our particular position in the room to set up for the order of intervention. In some case studies, the session was involved a conscious use of positioning by the practitioner.

Result: The photo data shows that suitable positioning between the practitioner and the client could facilitate postural change without touch. Rolfing incorporated with the Art of Yield and positioning facilitated drastic structural change as shown in some case studies.

Conclusion: Positioning of the practitioner in the session room, may underlie the basic therapeutic relationship in-between the client and the practitioner, which might convey the essence of safe, which can be applicable to any kinds of therapies and somatic practices.which is called Ma, Japanese concept about space and time. Ma might be the key factor to provide the safe environment for the client.

Keywords: Posture, Rolfing, Structural Integration, The Art of Yield, Ma

Biography :

Hiroyoshi Tahata has worked as a Rolfing practitioner since 1998. He joined the Rolf Institute faculty in 2009. As a Rolf Movement Instructor he brings to this work a depth of creativity and understanding that integrates the principles of structure and function through a gentle and non-invasive approach to transformation. His background in biochemistry clearly bridges the inquiry between science and art. Hiro's work is grounded through experience and enriched by a thriving practice. His unique approach called as the Art of Yield, promotes profound experience and physical geometric balance. He offers workshops on yielding and ma in Japan, which provide credits toward Rolf Movement certification and continuing credits for IASI (International Association of Structural Integration).

Presentation in progress by Hiroyoshi Tahata

伝統医療と民間医療研究の国際学会(2)rolfinger.com2019年11月15日

遺伝子解析を含むアカデミックな内容の発表から、テスラ波動医療まで、すごいバリエーションに富んだ国際学会だった。たまたま日本開催だったので参加してみたが、とても面白かった。ちょっと役立つプチ情報を以下に、

フランス人研究者の発表:世界各地の蜂蜜の抗菌活性を調べたところ、コルシカ島の蜂蜜がいい値を示していた。 → どこに売ってるの〜?

ドイツ人セラピストの発表:聴覚を司る第5脳神経に刺激を与える、特定の周波数を発する音叉と、筋肉反射を利用したワークのデモで、被験者となった女性の首の可動域が速効で改善。このデモはすごかった。脳のパターンを変え、神経伝達の円滑化を図れるらしい。 → 神経学者が開発した、音叉を利用した療法があるらしい。その音叉を現在注文中。これは試してみたい!

台湾の生化学者:ゴーヤは身体にいい。そのことをゴーヤ抽出液が、炎症性タンパクの産生を抑え、接着因子の産生も抑えるという作用機作を遺伝子解析で証明。→ とにかくゴーヤを食べるべし!

テスラ波動医学:これはぶっ飛んでいた。なにせ、ニコラ・テスラをチャネリングして自動筆記したという演者だったが、なぜチャネルした相手がテスラだとわかったのか?という質問に明確な答えは出てなかった。チャネリングあるある。

サウンドの探求 (1)rolfinger.com2019年11月17日

ブログを更新していない時期というのは、言語化できないプロセスが深いところで進行していることが多い。欧州講師ニコラとのコラボレーションワークショップの後の余波が大きくて、なかなかレポートできないでいたが、ソトコトに記事掲載をお願いするあたりから、〆切りが決まり、そこから何とか記事にしてみた。

それ以外に、ロルファーの同僚Anne Hoffから受けたDiamond Approachの個人セッションもとてもいい体験だったが、これも余韻が続いていて、どこかでレポートしようと考えている。そのセッションでは、マントラのような声の響きを用いて、プロセスを進めるのに役立っていた。

成田で開催された伝統医学と民間療法研究の国際学会での発表やそこでの交流も有益だった。今にも正統なシャーマンになりそうなメキシコ人との出会いもよかった。そこで、ドイツ人の演者で、音叉を利用したセラピーを行っている発表が、短い時間ながらデモンストレーションでそのワークの有効性を示していた。三叉神経に特異的に刺激を与え、神経伝達を促すヘルツがあって、それを発生させる音叉を使うワークだった。早速、それと同じものを購入して、今振動覚を刺激しつつ、脳のパターンを変えるためのワークとして、ケーススタディを重ねているところである。

12/4には、声のパフォーマーである山崎阿弥さんとコラボレーションワークショップ。声というものの認識をガラッと変えてくれた山崎さんの知覚や考えに迫りたいと思う。

ソマティック・エクスペリエンスでは、wuuというサウンドを使って、トラウマのエネルギーを手放すやり方が存在する。それが効果的に使える時とそうでない時があって、それを解明する一つのヒントが、山崎さんとのコラボで深まるのではないかと期待している。

サウンドは、マントラやお経、お祓いなどでも伝統的に使用されているが、それを深める時期なのかもしれない。

ラーニングプロセスとしての守・破・離・傳rolfinger.com2019年11月18日

熟練の段階には、三つの守・破・離があることはよく知られている。型を忠実に守る段階から、それを独自に改変する段階、そして、型を自在に操り、型から離れる段階へと進むことが、自然な熟練の流れであるとされている。

その先人の深い洞察と普遍性に敬意を示しつつも、私なりの解釈では、それは当人の中での完結であって、循環する流れとして考えると、もう一つ足りないような気がしていた。どんな達人でも個人で帰結してしまうのではなく、大抵の場合、後に続く人々に伝承するというプロセスを通して、その手法なり芸術・芸能が保存されつつ、深化・進化していく。

つまり、全体をつないでいくための、「伝」が存在し、離に達した段階の先達が、原点に戻り、型にあるエッセンスを捉えながら、独自の解釈でその技法を教え伝えることで、先達もまた深くその技法を学ぶことができる。

実際に、「教うるは学ぶの半(なか)ば」:人に教え理解させることは,半分は自分にとっての勉強でもある、という言葉もある。どの段階であっても教えることは人を成長させる。

一旦、守から離れたことで、その技法に深みと立体的な解釈を背景を盛り込みながら、守から出発する後進に教えることができる。

「教」でもいいかもしれないが、教えるだと一方的で上下が意識されるので、ここは対等な学びということで、伝の方が相応しいかもしれない。

とすると、伝・・・傳、これはロルファー串崎昌彦氏がすでに屋号に用いていた漢字ではないか!? Rolfing傳、やられた!

守・破・離・傳

敢えて、傳を持ち出したのは、守・傳→破→傳というように離に至る前にも傳を行うことが熟練を深めることにつながるからである。巷を眺めると、中途半端な段階で、独自の理論を展開して、新しい手法の名称をつけて、商売を展開するというのはよく目にする。企画力やプレゼン力が伴っていれば、集客もうまくいくだろう。

しかし、ここで曲がりなりにも、サイエンスに関わってきた人間としては、独自の名前をつけてもいいのだでれど、後から学ぶ人がより深く学ぶための情報をしっかり伝えることを怠けたり、意図的に隠していないか?ということにどうしても注意がいく。

オリジナルはクセも強いし理解が難しかったりする。だが、本気で深く学びたいという人間にとっては、希釈されたあたりのいい情報より、できるだけ元ネタに遡る方が、より本質に迫ることができる。だから、独自の理論を展開するのは自由だが、さもそれを最初から創造したような態度は如何なモノかと思ってしまう。他人のした仕事には敬意をもってきちんと引用しつつ、後継が深く学ぶための土壌を正直に提供するのか?それとも自分を越えないためにコアとなる元ネタを隠して、オリジナリティを装うのか?そこには、その講師の倫理感や人間性、何のためにその仕事をしているのか?ということが直結している。

三叉神経(第五脳神経)への刺激による統合rolfinger.com2019年11月18日

1.三叉神経とは?

国語辞典:脳神経の中で最も太いもの。橋(きよう)の手前にある三叉神経節から出て,末梢に向かう方の突起が眼神経・上顎神経・下顎神経の三枝に分かれる。頭部および顔面の大部分の感覚と咀嚼(そしやく)運動を支配。第五脳神経。

2. ワークによる可能性

顔面麻痺とは、正しい表現ではなく、三叉神経麻痺が正しいとされるが、この神経伝達に何か滞りがあると、鼓膜、顔面の皮膚の感覚、表情筋や舌を含む咽頭、鼻粘膜の感受性に主に関与している。プロプリオセプションにも深く関わっていて、痛み或いは快の感覚を認識して、第3、4,12神経ともつながりがある。したがって、平衡感覚だけでなく、聴覚、音を介しての空間認識、咀嚼、嚥下の機能回復につながる可能性がある。また、顔の表情筋への影響を介して、腹側迷走神経系への活性化につながる可能性もある。

3. Tuning Fork (音叉)による刺激

神経学者らの研究によって、特定の周波数64Hzが三叉神経に刺激を与えることがわかっている。Tuning Forkという音叉を用いて、その周波数を振動として神経に刺激を与えることができる。タッチも物理刺激であり、ある周期を持つ波としての刺激となる。物理刺激をうまく使えば、滞りのある場所に効果的に動きをもたらすことができる。

4.実際のワーク

筆者は、Tuning Forkを入手し、Rolfingのワークに取り入れてみた。Tuning Forkを、頭蓋の動きの小さな制限領域に当てる。すると、より、振動が行き届くようになるまで、様々な場所からTitrationしながら、働きかける。結果的に、声の共鳴が高まり、首の可動性が向上し、空間認識にも違いがでてくることが多くのケースで観察された。

5.今後について

声楽は声を出すこと以上に、自分が出したサウンドを正確に聴くことができるかという能力にも依存している。さらに、頭蓋、咽頭全体に音が響くということが、身体を楽器とする声楽のパフォーマンスを左右する。サウンドのワークとして、声に関わるパフォーマンスの向上及び、嚥下や顔面麻痺といった生活の質に深く関わる神経だけに、それらに障害のある方の回復の手助けになればと思う。

雑誌ソトコトの記事完全版rolfinger.com2019年12月19日

校了と思いきや、レイアウトしてみたら文字数が多いので削ってほしいという直前の依頼があって、多少削られる経緯がありましたが、第一次編集バージョンが以下の通りです。

日欧講師共演ロルフムーブメントワークショップ

欧州ロルフィング協会講師ニコラ・カロフィーリオを迎えて

昨年末、欧州トレーニングを修了したロルファーの串崎昌彦さんから、ニコラという欧州ロルフィング協会の講師が、私と一緒に日本でクラスを教えたいと希望しているが、どうでしょうか?という打診のメールが来た。サーフィンを愛し、世界各地のマニアックな波を追い求め、怪我をも厭わず旅を続けてきた彼が、自分と組み合わせたい人物がいるという。急ではあったが、何かいい流れの予感を感じ、二つ返事でOKした。串崎さんによると、ニコラは以前より私がロルフ・インスティテュートの機関誌で報告してきた間とイールドを用いた技法に共感し、とても興味を持っているらしく、 自身の探求のためにも共演を楽しみに来日を待ち望んでいるとのことだった。

会ったこともない相手と共演するのは、かなりチャレンジなことだが、ここは串崎さんの勘を信頼することにした。

近年、欧州講師フベア・ゴダールが知覚を使った独自の理論を導入することでさらに発展を遂げたロルフムーブメント™。筆者は「間」や「肚」の概念を導入したが、フベアの流れを汲むニコラの目に私のワークは、どう映るだろうか?

今回、報酬基準の高い欧州講師の来日とあって、受講料が比較的高めに設定されたにも関わらず、ほぼ満席となり、この講座へ関心の高さが示された。

「東洋と西洋の体現」

6日間のクラスを通して、施術・セッションにおいて最も基礎となる、安全・安心な「場」をどうやって創りだすことができるかについてが大きなテーマとなった。そして、キーワードはエンボディメント (体現)。朝はニコラの誘導で、ムーブメント瞑想からはじまり、会場の柱や畳に一つ一つ手で触れることによって、今この空間にいることを実感し、会場に次第に親しみを感じ、安心できる空間へと捉え方が変わっていく。ニコラの一つ一つの振る舞いから、日本文化に対するリスペクトを感じた。

ニコラはイタリアのバーリで生まれ、ダンサーそして振付師として長年ドイツなどで活動。母国語に加え、英語、ドイツ語やフランス語も話し、ラテン語にも造詣が深い。言葉の語源や音の響きからもその意味を背景ごと伝えようとする。ニコラの声の響き、言葉と言葉の間の取り方、一つ一つの動きの精妙さ、そのすべてに「静けさ」が存在した。時折見せるダイナミックな動きをしても、それまでの流れや場を乱すことはない。きっとそれは、彼のダンサーとしての経験が関係しているに違いない。そして、講師の伝えたいことや流れを尊重し、余計な解釈を足さず、かといって大切なことを省かず「そのまま」伝えてくれるロルファーの古川智美さんの通訳は絶妙だった。

ニコラの胎生学的観点からの腕についてのレクチャー。

クラスは、例えるとフリースタイルのラップのように相手のデモを受けて、次どんなデモをするか決めていく流れとなった。そのデモは、大半が普段試したことのないワークだった。3日目の終わりには、感極まったニコラの目から涙がこぼれた。

「究極的にロルフィングはロルファーのためのもの」

後半のクラスは、ロルフ博士が残した「重力がセラピストである」という言葉を体現するための探求で、前半の内容をさらにマッサージテーブル上での実践に応用するための内容となった。デモから生徒同士の交換セッション→体験のシェア→田畑のデモ→→というサイクルがどんどん回り続ける。ニコラは、重力の音としての「静けさ」を、私は居心地よくあるための相互主観的な「間」を深めた上でデモを提示していく。教える側にライブ感と、実際はどうなるかわからない反応にオープンでありつつも、実験的な緊張感があった。デモによってインスパイアされ、それを参考に実習し、その体験を全体でシェアすることで理解が立体的に深まり、頭の理解を越えた身体全体にエンボディされる。ワークを重ねるごとに個々の静けさが深まり、重力のみならず空間との親和性がどんどん高まっていくドープな体験となった。

田畑氏のデモンストレーション。胸郭や喉に働きかける前の全体に委ねる動きと感覚を引き出しているところ。

腕へのワークのデモ。橈骨と尺骨に新しい動きをインプットする。

オランダから参加してくれたコスタスさんは、このクラスの終わりに、私達講師同士が互いにインスパイアされ影響し合う姿をみて、ギリシャ人らしくアリストテレスの言葉を引用しながら、

「古代ギリシャにおいて最高位の価値があると考えられていた理想の一つは、気のいい同じ価値観を共有する友人関係で、それを二人のやりとりの中に見ることができた。これからもその関係を続けてほしい。」という賛辞に満ちたフィードバックをくれた。

このクラスで扱われた内容は、テクニック以前の施術者としての在り方や意識の向け方について、そして、創造的なセッションを目指す施術者にとって参考になったに違いない。

会場、講師、通訳などほとんどの設定をコーディネイトしてくれた串崎昌彦さん、そしてそこに賛同してくれた参加生の方々には感謝の言葉しかない。

欧州から3名の参加があり、ロルファー以外にヨガ、ジャイロトニック講師、ダンサー、ロルファー志望生を含む多様性に富む構成となった。

クラス後数ヶ月が経過した現在も、余韻が残っている。音の波が、減衰することはあっても消えることはないように、あのクラス全体で共に響き合った振動は、ずっと身体とその周りで響き続けているようだ。

この記事を執筆中にブラジルのムーブメント講師モニカ・カスパリ先生の訃報が入った。まだまだ現役で活躍されると信じていただけに、残念でならない。自分達がワークできる時間には限りがあることを肝に銘じつつ、偉大なムーブメント講師だった先生のご冥福をお祈りします。

ニコラ・カロフィーリオ

イタリア、ドイツでダンスを学び、約20年以上に渡りダンサー、 振付師として 活躍。指圧を通じて身体の理解を深め、心身の探求を始める。 その後、Rolfing® 、 Gyrotonic Expansion System®を学ぶ。生地イタリアを拠点とし、現在欧州ロルフィング協会 (ERA)で、Rolf Movement®講師として活動。数多くのRolfingトレーニングをアシストし、他の講師及び生徒からも絶大な人気を誇り、新進気鋭の逸材と評判も高い。www.thinkingbody.it

田畑浩良

( 株 ) 林原生物化学研究所の研究員を経て、1998年米国コロラド州ボールダーのRolf Instituteによってロルファーとして認定される。動的感覚を伴った繊細な介在としてのRolfing®をデザインし、個人セッション提供を中心に活動。2009年には、Rolf InstituteのRolf Movement®講師として任命され、細胞生化学的視点と日本固有の概念である肚、間を統合したRolf Movement認定プログラムを国内外で提供中。www.rolfinger.com

※ロルフィング®、ロルファー™、ロルフ・ムー ブメント™、Rolf Instituteは、Dr. Ida Rolf Institute of Structural Integrationの商標であり、米国以外に日本を含む他の国々で登録されています。日本で活動しているロルファー及びロルフムーブメントプラクティショナーは、日本ロルフィング 協会の公式サイト(rolfing.or.jp)から検索できます。

このクラス修了をもって必要30日単位取得を満たした串崎昌彦さん(写真中央)は、めでたくロルフムーブメント™プラクティショナーとして認定された。今後の活躍を期待しています。

後日談

このクラスはかなりのインパクトがあったようで、このクラスの参加によって、ロルファーに具体的になろうと決心した方が少なくとも3人いるという。さらに敏腕オーガナイザーの串崎氏によって、後半申込みがぐっと上がって、日本ロルフィング協会に残すお金もかなり残ったとのこと。計画当初、ニコラなんて知らないし、人なんてどうせ集まらないから無理じゃね?という雰囲気もあったようだが、そんな風もどこか遠くにぶっ飛んだawesomeなイベントだった。結果的に、しっかり黒字という成果も残しての完結、串崎さん、完璧、気持ちがいいです。

2019年原宿VACANTでのイベントと共に - Vol.1rolfinger.com2019年12月30日

Workshop:

特別なカラダの時間

vol.1「オトとカラダと ~耳をすますと起こる変化~」

山崎阿弥 × 田畑浩良

2019.12.4 Wed

OPEN 19:00 / START 19:30

というスケジュールで今年いっぱいで幕を閉じる原宿VACANTにてワークショップしました。

"山崎阿弥さんとは、初のコラボレーションです。パフォーマンスを拝見して、私の中の「声」というものに対する認識がガラッと変わりました。山崎さんの音に対する捉え方と声の響かせ方は非常にユニークで、声楽のみならず、身体技法にとっても参考にすべきヒントが詰まっています。そのあたりを伺いながら、いい間合いとなるような場を整えながら、音や振動を介して、身体の感覚がどのように変化するのか、参加者のみなさんと実験を通して、体験したいと思います。"

サウンドの持つ力は、マントラやチャントによっても意味があるとはわかっていても、どれほどか?どのくらい可能性があるのか?よく把握できてません。ソマティック・エクスペリエンスというトラウマ療法でWuuという響きを使うことはありますが、それがうまくはまるときもあるし、そうでないときもある。音は、振動であり、細かい動きでもあります。だから、それをうまく使うことができれば、身体の調整に役立つことは間違いないだろうな、というところまでは想像がつきます。

山崎さんとのやり取りでその辺りがもっと掘り下げられるような気がしたので、コラボを依頼した次第です。

山崎さんの声を聴く

部屋の空間における居心地いい場所をみつけるソマティックベースのコンステレーションのワーク。

骨間膜の音を聴くデモンストレーション。

整ったカラダに山崎さんの声を響かせる。

クラスを終えてほっとする。

妻と舞台俳優の方も参加してくれました。

予想通り、空間に親和性が増して、整ったところに、音が響くことで、体調がよくなった方が続出。大いなる実験は大成功でした。

2019年原宿VACANTでのイベントと共に  - Vol.2rolfinger.com2019年12月31日

vol.2「ロルフィング x 身がまま整体 ~心地よいカラダで年を越そう!~」

片山洋次郎 × 田畑浩良

2019.12.26 Thu

OPEN 19:00 / START 19:30

at VACANT/2F

定員:各回20名

vol.2のゲストは、身がまま整体『気響会』を主宰されている片山洋次郎さんです。片山さんが創り上げられた独自の整体法は高い評価を受けており、施術のみならず、多くの著作を通じて、身も心も気持ちよく生きる知恵を広められています。

今回は「心地よい身体で年を越す」をテーマに、何度もコラボレーションを重ねられているお二人の指導のもと、ご自身のカラダを労っていただきます。

"原宿Vacantの大切な時期にこのような機会を頂き、とても光栄に感じています。

元々ロルファー仲間の楠美奈生さんが、こちらの素敵な空間で、身体についてのディープなワークショップを定期的に開催されていることは伺っていました。その楠美さんを通じてお声かけ頂いた時に、すぐ頭に浮かんだのがお二人とのコラボレーションです。

片山洋次郎先生とは、十数年前から、交換セッションやワークショップを通じて、共鳴や間合いなどについて探求を深めさせて頂いています。先生と共に、身体の声を無視した矯正的または固定的介入とは異なる、"動的な感覚"を重視する「空間身体学」を提唱しようとしているところです。それは、施術者の知覚状態 - 在り方を大切にしていて、触れることに囚われず、空間と身体との関係性を重視しています。参加者同士の交換ワークを通して、いい間合いと楽な呼吸、共鳴し合う、"心地いい"身体を体感して頂ければと思います。"

片山先生の佇まいはいつ拝見してもすばらしいです。

レジェンドのデモのワーク。

空間に対する身体感覚を上げるウォーミングアップをしてからの、片山先生の仙骨を通しての背面への働きかけの様子。シンプルなタッチで、みるみる身体がゆるんでいくのが、わかりました。

田畑のデモのワーク。

デモの合間に、片山先生の身体はどのように共鳴しているのか、フィードバックをもらいながら、ワークを進めた。肝臓・胃の声を聞いてみた。

参加生同士ペアを組んで実習。

広いVACANTの空間を贅沢に使っての、交換ワーク。待って、しっかり聴いてやることで、身体は自ずと変化を始める。ただ、どの音を聴こうとしているかが、ポイントだったりするね。

最後のQ and Aの様子。

レジェンドとの記念撮影。

空間との親和性が増せば、自ずと身体は調整を開始することを参加者の方々と共有できたのではないかと思います。

このワークショップが始まる前に何をどうするか、かなり白紙でしたが、その場の空間がすることを誘ってくれた。片山先生の誘導の後、肝臓と胃の音、振動を聴いてみる感覚で触れる。すると各臓器も聞き手がいることを認識して、反応を始める。安全・安心の場の中で。

片山先生の直感からの曲リクエスト、Water is wideを皆で聴きながら、エンディング。来年にはもうこの会場はなくなってしまうけれども、参加してくれた人達のカラダを通して、ここで共有したことがずっと響き続けるような気がしました。

さよなら、VACANT、ありがとう!

担当の吉田さん、声をかけてくれたロルファーの楠美さんにも感謝!

2019年のいい締めくくりができました。

「空間身体学」 宣言rolfinger.com2019年12月31日

人生の中で、何かを宣言する機会ってほとんどないと思いますが、先日のVACANTでのイベントを、空間身体学という学問を提唱する日にしましょう、という片山洋次郎先生の御提案頂きました。敬愛する先生と一緒に宣言するのは誠に光栄です。

身体を理解する上で、既存の概念には収まらないので、新しい学とすることで、様々な分野からの賛同を得たいと思います。

そこで、片山先生との間でとりまとめた「空間身体学」骨子です。

空間身体学:

・空間に対して広がりを持つ存在として身体を捉え、その在り方を研究する

・身体は空間から孤立した存在ではない

・身体のバランスは、外部環境との絶え間ない相互作用によって成り立つ

・それらの関係性の中で身体を動的な存在と捉え、身体とは何かを動的感覚による  実践的体験を元に探求する。

"ロルフィング・整体ばかりでなく、多様なボディワーク、瞑想、ヨーガや、武術、ダンスなどの領域で、身体を空間への連続体と感じている人たちとともに、身体と空間をつなぐ"学"を起こしていきたいと思います。さらには景観や建築やモノと身体のつながりをも探求していけると面白いことになりそうです。" (片山先生談)

どんな展開になるのか、来年から楽しみです。

2020年65件

欧州Rolf Movement教員ニコラ・カロフィーリオとの対談rolfinger.com2020年1月12日

昨年秋に行われた日欧講師共演ロルフムーブメントワークショップの合間に行われたニコラ・カロフィーリオと田畑の対談の模様です。通訳・翻訳は、古川智美さん、カメラ、馬本久美さん、動画編集を含むプロデューサーに串崎昌彦さんのご尽力を頂きました。

https://youtu.be/jwfrpAtnsjY

https://youtu.be/YcpOCFELfSI

https://youtu.be/3AZUTWPqdPA

https://youtu.be/smGUa0OeAnQ

Nicola: 初めまして、ニコラと申します。南イタリアのバーリという暖かいところから来ました。 私は元々ダンサーで、25 年間ダンスをしてきました。最初は型の決まったバレエから始めて、その後はコメディやミュージカル、コンテンポラリーダンス、舞台な様々 な身体を使った表現を学びました。 私は身体を見つめていくためにソマティックな考えを学んできました。バレエから始まってマーシャルアーツ、フェルデンクライス、色々なことを探求していく中でロルフィングに出会いました。

最初のロルフィング体験についての質問に対して:

ニコラ:私はダンスをしていたこともあり、外側に向かって忙しかった。ずっと外に向かって表現することがメインだったが10シリーズを受けたことで自分の内側を見るというプロセス、内側の探求に変わったことが一番の発見でした。この探求は今も続いている長い旅であります。今まで私は大きい舞台で大きいスペースを探求していたが動きだったり表現をする中で見えていなかったところや、身体の色々な小さいスペース、内側の小さなスペースが健忘症みたいになっていたところを探求するように変わっていきました。外側の広いスペースから自分の内側に新しい舞台を発見したような感じです。

10シリーズを受けた後、7.8年はダンスを続けていたのですが、ダンスは辞めてもっと内側の探求をする旅を始めました。ステージを卒業してから12年経ち、その間踊っていないんですが、またこの先いつか表現するところに戻ってきたいとは思っています。この12年間多くの気づき・学びがあったので、それらを持ってもう一度ダンス・舞台という形で表現できればと思っています。

田畑: 今回日本に来て、教えようと思った動機を教えて頂けま すか?

Nicola: まずは今回、串崎さんがこのワークショップを実現してくれたことに非常に感謝しています。 私は昔から東洋にものすごく魅了されていました。太極拳や指圧、合気道なども少し勉強して、東洋の伝統文化 という何千年も蓄積してきた重力との関係性に興味が ありました。私は、バレエ・ダンスなどの西洋的な伝統 の中に生きている人間ですが、東洋的なものから学ぶこ とが非常に多くあると感じていました。

私はマーシャルアーツ・指圧・合気道などの経験を通して、

「重力とは静けさで満たされた空間である。」

と思っていました。 そういった背景で田畑さんの記事を読み、大変自分に響きました。ぜひ田畑さんにお会いしたいと思っていたところに串崎さんが私のワークショップを受けに来てくれ、「ニコラのやっていることは田畑さんのやっている ことに似ていて共通点があるので、ぜひ日本に来て教え てくれないか?」と声をかけてくれました。天にも昇るような気持ちでしたよ。 身体はただ単に筋肉や臓器などで構成されているのではなく、文化や歴史に影響されているので、我々西洋人 が東洋から学ぶことは非常に多いと思います。 今までは外から東洋を観ていましたが、日本に着いてから今日まで色々な物を見たり触れたりする機会があり、 刺激に満ち溢れています。例えば、料理人がどうやって調理しているか、どういう風に料理が出されるか、ということも含めてです。

今、東京で自分が見ていることから言えるのは、

「日本には空間を尊重しているなぁ。」と感じる在り方がたくさんあるということです。それは自分自身にとって非常に大切なことです。今回前半のワークショップのタイトルは「東洋と西洋を Em-body する」で、西洋的な空間の扱い方、重力・スペース・静けさをどういう風に見ているか、東洋ではどういう風に見ているか、両方の視点から見ていくことに よってロルファーはたくさんのことを学べると思います。

田畑: 今日までの4日間のクラスで、ニコラさんのデモストレーションを拝見する機会がありました。すべてが静けさの中にあって、動きの 一つ一つにEm-bodyを感じました。 それは一般的なエクサイズとは対極にあって、かといって自動運動に任せて原初的な動きをするということとも異なるクオリティで、洗練された動きの中にしっかりとEm-body があり、本当に素晴らしいとしか言いようありません。そういうものはどこから培われたのか、またそのことに関して何か役立ったトレーニングなどがあれば、シェアして頂けますか?

Nicola:どこから来ているかという問いの答えは、1つは私が芸術的なダンサーという職業だったからです。コンテンポラリーダンスのような身体表現で振付師がキーワードを出す際に、水のような液体的な 流動性のある動きを求められた時、氷になったり水になったり気体になったりするのはどういうことなんだろうという探求を、ダンスのバックグラウンドでしていました。振付師が出すキーワードの動きのクオリティを自分の中でどういうことなのか体現化していく過程が、とてもクリエイティヴなプロセスだったのです。

それから、ロルフィングの教育を受けて、胎生学や幼年期の発達について学んだことも役立っています。 赤ちゃんが世界を発見し始めるプロセスも創造性に満ちたものです。が、大人になっていく過程や、学校に行 き始めて「はい、静かに座って」と言われたり勉強したりすることを求められる中で、失われてしまうものもあります。でも1つの細胞が 9 ヶ月かけて胎児に育っていくこともすごいプロセスで、子供が生まれてから立ち上がるまでのプロセスも、解剖学を分かっているわけでも、 自分の手足を認識しているわけでもなく、周りの大人と 同じことをやりたいという想いから、どんどん動きを獲得していきます。失敗してもいい環境と、ああなりたいという想いで習得していく過程は、とても喜びに満ちた クリエイティヴなものです。私はこの発達段階にとても可能性を感じています。でもそのような喜びや学び方を、 私たちは大人になると忘れてしまいます。身体の在り方や発達の仕方をカゴの中に閉じ込めて、忘れてしまって いる部分があるように見えます。

大人の身体が忘れてしまった子供時代の性質を、教育の中に入れたいと思っています。子供が発達していく段階は魔法のようでもあり、サイエンスで説明できる部分も あり、でもすごく神秘的でもあります。 最初はそれをロルファーではなく一般的な人たちへ、子 供の在り方や学び方の喜びに満ちた部分を使って教えていました。のちにロルファー向けのクラスにも展開していきました。 子供が発達していく段階では、『分からなくても OK ! 』、『失敗しても大丈夫!』が前提にあるけれど、大人になるといつの間にか忘れてしまい、『失敗したくない』とか『分かっていないと...』とかがありますよね。『全部大丈夫 ! 』という環境を用意することで、安心安全な学びの場になります。失敗したり、分からないままやった りすることが学びの一部になります。それを大切にしています。子供の学び方は芸術的です。

田畑さんのワークは「The Art of Yield」と言われていますが、ロルフィングも重力を通したコミュニケーション で アート だと思っています。

田畑: ワークされている時は、かつて自分たちが子供だった時の無限に開かれていた可能性にフォーカスして、常にワークされているのでしょうか?

それが、セッションの時の場を作って、安全な空間にもなり、その場がクライア ントをすごくサポートしているような気がします。 私も実際クラスでご一緒させて頂いて、ニコラさんがデモをすると、こちらもインスパイアされてインスピレーションが湧いてくるし、自分がそのインスパイアを実行することによって、どんどん可能性が広がってゆく、という循環が生まれている感じがして、すごく楽しいです。

Nicola: それはもちろん私も同じです。同じようにインスピレ ーションを受けて、その流れを感じています。

田畑: もし、個人セッション時に持つイメージや感覚、知覚状態、意識していること、何を大切にしてワークしているかなどがあれば、シェアして頂けますか?

Nicola: 日本に来て皆さんと一緒に仕事をするまではっきり言葉に表せませんでしたが、日本に来たことで明確になりました。自分がセッションをするときに大事にしている のは、クライアントにとって安心・安全をどれだけ作り出せるか、です。自分自身である状態でワークできるよう準備をして、そのために毎日瞑想したり自分の内側を感じたりするようにしています。

私は自分自身であること、自分と共にロルフィングして いる状態を大事にしていて、自分が重力と共にあるの忘 れずにいると、大脳皮質レベルではない自分の内側からクライアントと接することができると感じています。 それによりクライアントが安心・安全を感じられること で、クライアント側から自ずと立ち上がってくるものが 現れて、「ここに触れてほしいんだな」とか「こういう 問題があるんだな」とか、自分が yielding していること でクライアントから出てくるものを受け入れるのを大切にしています。

今日クラスで田畑さんがデモで行ったボディリーディングをする時の在り方と同じように、ただ単にボディリーディングから介入という流れではなく、ボディリーディングから既に介入が始まっている。ボディリーディングの時点から既にクライアントとの関係や変化が起きていますよね。クラスの中で行ったエクササイズで「気配を感じる」・「スペースで振動が起きている」といった、身体と身体、クライアントと出会うことから、すごく繊細なことが生じています。

今回日本に来て、私がワークしている際はやはり安心・ 安全なスペース作りを大切にしていることが明確にな りました。 それは子供も同じで、お父さんお母さんが傍にいると分 かっていると安心・リラックスして遊ぶことができますよね。子供が安心した状況にいられると、身体が自分か ら表現してくる。犬や動物も同じで、大好きな人が傍にいてくれたらリラックスし、寄りかかってきて、「ここ 撫で撫でしてよ」と身体が表現してきますよね。 人間も動物と同じで、そういった性質を持っています。 安心できる時間と空間をクライアントに用意してあげ ることで、10 シリーズの中のどこかのタイミングで、 クライアントの身体が「ここはもう少し繋がりが要るよ」 とか「ここがもう一度思い出したい場所」など表現して くるようになります。

田畑: ポリヴェーガル理論(※)では、安全(を感じること) が強調されてはいますが私自身は embody されたうえでの、安全ということが大事になると思っています。 色々な段階の安全がありますが、それが本当に embody されるとしたら、しっかり重力に対してどれだけ誘導されているかどうかが鍵になっていると思うので、この辺りのことはもう少し強調されてもいいのかなと考えて います。

※田畑さんからの補足:ポリヴェーガル理論では、安全であると感じることは生理学的な状態に依存していて、安全であるという合図は自律神経を穏やかにすると論じています。それを促すものとして、社会的交流の重要性が強調されています。一方、今回のクラスで得られた感覚は、上記理論とは別の観点で、安全・安心の感覚を深める可能性があると感じました。

Nicola: この3日間で思い出したことがあります。ある人の詩の引用で、"静けさというのは重力の音である"という一節です。 静けさには色々な静けさがあって、月と地球では重力の 程度が異なるので月の静けさと地球の静けさは全く別のもので、地球の方がもしかしたら同じ静けさでも音が大きいかもしれない。 安心を感じるというのは、自分がどれだけの静けさを持 つことができるか ? だと思っています。それは、例えば言葉と言葉の「間」であったりします。一つの音が終わ り新しい音が始まる「間」に新しい知覚が開いてきたり する。何が歌・音楽を作っているかというと、実は音階ではなくその「間」によってできているのです。 日常の色々な忙しい動きやノイズから、クライアントに どれだけ静けさを提供できるか、が安心なスペースを作 ることに繋がると思います。それにより色々開いてくる ことで、そこにアクセスできる。 身体に緊張があるということもノイズだと思っていて、 そこにどれだけスペースをもたらすことができるか? そこにロルファーがどれだけ静けさをもたらすことが できるか?それはただ単に話さないということではなくて、会話の「間」を作ることで生じる静けさがクライアントの「間」を感じさせたり、静けさ・スペースが増えていくことで、関節や組織にスペースができたりする と思います。

田畑: 重力の音、という表現は印象的でした。 重力の音が「静けさ」に繋がるとしたら、そこにロルファーはチューニングするといいのではないかと感じま した。 その「静けさ」はクレニオセイクラル・バイオダイナミクスでいうところのスティルネスとも違うと思うし、別のクオリティーを持つ「静けさ」で、そこにフォーカスすれば相互に安心・安全というものが得られ、結果的に クライアントに安全な場を提供できて必要なプロセス を起こすことを誘うことができるのかなという気がし ました。

ではそろそろ最後になりますが、今後のニコラさんの活動予定、日本のロルファー、ヨーロッパ以外のロルファーに何かメッセージがあればよろしくお願いします。

Nicola: 今後のプランについては、すごく自分の中にあってカオスになっているので、秩序立てないといけないと思っ ています。

ロルファーへのメッセージとしては、「究極的にロルフィングはロルファーのものである」というアイダ・ロルフからの引用です。この言葉を見た時に、自分の中でロルフィングに対する理解がガラッと変わりました。それまで、ロルフィングはクライアントに触れて何かするものだと思っていましたが、そこだけ見ていても、自分が自分でいるということを軽視してクライアントの身体だけ見ていても、安心安全ではない。でも、このアイダ・ロルフの言葉に触れたことは、私にとても広い世界を開いてくれました。何かをするのではなく、自分が自分である努力が非常に大事で、ロルフィングというのは自分自身の変容のプロセスでもある。自分が自分でいられるために、私は毎朝瞑想など静かな時間をとるようにしています。それによって、色々なことに秩序をもたらせるための準備や時間をとっています。ロルフィングが自分の変容のプロセスだという気づきは、自分の人生・出会い・すべてのことが成長や発展に繋がっていくと思います。

今回皆さんと一緒に仕事をすることで日本から多くを 学んだので、これからももっと一緒に学び、育っていきたいです。 例えば、「間」に"スペース"だけでなく"静けさ"という 意味があることや、日本での空間の扱い方などは、クライアントにロルフィングを施す前に準備すべきこととして大切だと思うので、こういったことをこれから更に探求していきたいと思っています。

田畑: ありがとうございました。

バイディジタル O-リングテスト診断におけるロルフィングの意義rolfinger.com2020年2月17日

酸化ストレスの使用となるマーカー物質、8-OHdGが、できるだけ低いレベルに抑えられていると、病気から遠い状態、つまり健康の質が高いといえるそうです。バイディジタルOリングテストの大村先生と下津浦先生によると、がんや心臓病、そして心臓病などの生活習慣病への「なりにくさ」はこの8-OHdGを測定することで評価できるとのことです。

今年4月に東京大学で開催される、国際バイディジタルOリングテスト学会で発表するお誘いを下津浦先生から受けて今準備中です。

過去にお二人の研究で、これをFoot Gravitation Center(足の重心センター)と呼ぶ足の甲のあるポイントがあって、そこに特定の刺激を与えると、様々な治療効果があるとご報告されています。その際、8-OHdGも低下するらしいです。ここを刺激するのは、身体の歪みを取って、重力への適応性を上げることにつながると考察されています。

なんと、それってロルフィングが目指してることと一致してますよね。

じゃあ、そこで気になるのは、ロルフィング前後で、8-OHdGは下がるのか?

通常の方法ですと、実際に尿や血液や唾液をサンプルとして、8-OHdGを測定しなきゃいけないわけですが、そこでBDORTを使うと、写真からそれを読み取れます。BDORTに馴染みのない方々には、??と思われると思いますが、その診断にはレベルがあって、下津浦先生だと最高クラスの7段で、もの凄い精度で測定することが可能です。

たくさんロルフィングのケーススタディの写真も残っているので、いくつかお送りして判定して頂きました。

すると予想通り、ほとんどの例でロルフィングのセッションは、8-OHdGのレベルを下げていました。12例中、少なくともレベルが上がった例は一つもありませんでした。

長く通われた方で、 -80まで下がった方もいました。+25〜 -100までの範囲で評価されます。-100に近い方がそれだけ病気から遠い位置にあると言えます。

受け手としての感想や写真での結果でセッションの成功を評価できなかったわけですが、こうした切口から、評価が可能だということは大きな意味をもちます。また、本人に改善の自覚が感じられないとしても、実際は意味を持つことを示せるかもしれません。

セッション受けて、なにが変わったのかわからなかった、という感想があったとしても、病気になりにくい状態に向かっていたとしたら、それは大きなことだと思います。逆にすごく贅沢な時間を過ごせた、いい気分になったけど、その時その日止まりで、8-OHdGも元通りなんてことも、起こっているかもしれない。

なにせ意識や自分の感覚で追えることには限界がありますから。私としては、長く通って頂いているクライアントの方々に対して、セッションに依存させているんじゃないか?とか、他の方法に目を向かわせないように囲っているんじゃないか、不安になることがあるんですが、この結果をみて、しっかりと生活習慣病からも遠ざけるサポートになっているのであれは、もっと喜んで前向きに提供しようと思った次第です。

ロルファー串崎氏による田畑へのインタビュー(ニコヒロWSを終えて)rolfinger.com2020年2月23日

昨年のニコラさんとのコラボレーションワークショップを終えて、3ヶ月経過し、田畑が思うところをロルファー串崎さんにインタビュー頂きました。またまた、串崎昌彦さん、馬本久美さんにご協力頂きました。

https://youtu.be/WTqc0-26TD8

さらに、足の重要性、そして守破離の後に続く、傳の概念について考察が続きます。

https://youtu.be/3esNd2s4mYM

動きの質を変えるrolfinger.com2020年2月27日

可動域を上げるためのストレッチなどのエクササイズはたくさんありますが、動きのスムーズさや楽に動かすということをロルフィングのプロセスは手助けします。

歩くという動きをロルフィングではよく見ていきます。足からどれだけその上の構造とつながりがあるのか、連続性はどうか等など。或いは腕を上げ下げしたときに、楽に上げられる角度はどうか?どこから抵抗があるか?左右に違いがあるのか、それらを改善するためにはどうしたらよいかをサポートしていきます。

治療・処置であれば単に痛みなく動かせるようになったで終わると思いますが、その先のクオリティの高い動きができるように、適応性を上げるお手伝いをします。

https://youtu.be/s6c1EhFqR_k

Differences in movement quality through Rolifng with Yielding embodiment by Hiroyoshi Tahata

どのような違いとなるのか?一つのケースを紹介します。

最初の歩きに関して、ロルフィング前より終了後の方が、全体のつながりや流動性があるように見えます。

第1回目の施術前は座ってから立つ動作が本当に億劫になっていたが今はスッと立つことができる朝目覚めた際の体の痛みも少ない気づいたのは腎臓あたりがかなり冷える傾向にあった身体だが腎臓周辺の皮膚に体温が戻ってきている。

歩いても上半身が良い位置で下半身に乗っかっているなという印象。車内で歌ってみるとよく声が出る歌い手さんや身体をなりわいとした職業の方にはよりお勧めだと思った。(勿論全ての人に)というのも身体を固くさせない元々持っている身体の柔らかさを引き出すというのがこの施術の特筆すべき点だと勝手に思っている。そういえば猫の身体はいつでも柔らかいなぁとか子供の身体は柔らかいから自由な発想なのかとか歳を追うとなぜ人間の身体はこんなに固くなるのでしょうね。

聞くところロルフィング10後にもそれぞれに特化したロルフィングシリーズがあると言う。半年は経過を見つつ自分と身体との対話をする期間だそうで、意識的にならざるを得ない、身体は素直で正直だから。

素晴らしい体験を実感する事と同じことが田畑さんの施術にはあった。そうそうにないことである。きっかけ与える田畑さんは遥かに純度の高い思考と技術だが、これに答えたのは自分の身体で誰がどうではなくあぁ皆さんに感謝なんだなと素直に思えた。

10シリーズの詳細なレポート全文については以下から読むことができます。

http://rolfinger.com/Experiences/2019/12/02/cgデザイナ/

COVID-19感染についての考察rolfinger.com2020年3月2日

病原体に接しないと、抗体を介しての液性免疫は獲得できない。元々持っているマクロファージなどが活躍する先天的自然免疫が常に何とかしてくれてる。弱ってて免疫が落ちてて、そこにどっかりウイルスが入ってくれば、そりゃ自然免疫も太刀打ちできないが、通常の健康体なら、この自然免疫でまず押さえ込み、次に抗体を作って外敵がある程度の数やってきても、対抗できる体制ができる。だから、病原体あるいはその抗原に接しないことには、抗体だのみの液性免疫は獲得されない。

だから、はしかパーティみたいな乱暴な接し方は推奨されないとしても、お外は開放系でウイルスは何某かの形で接する機会は普通にあるので、自然免疫で発症を抑えられる程度の健康体で、きわめて微量のウイルス(できれば弱毒化した)に接するということが、ウイルスへの免疫を獲得する自然な流れだと思う。

その積み重ねが、必ず疫病は収束するということにつながっている。

だから、健康な人は普通に暮らせばそれでちょうどいいことになると思う。

感染イコール発症ではないので、元々持っている自然免疫をもっと信じていいと思っています。

インフルエンザとCOVID-19の検査方法の違い

インフルエンザ検査は、抗原抗体反応を利用した測定で、一方COVID-19は、PCR法で測定されている。

PCR法は、ノーベル賞を受賞したマリス博士が開発した画期的な方法で、原理的には、一個のウイルス遺伝子が検体に含まれていれば、陽性として検知することができる。ノイズを拾い難く特異性が高く、高感度。遺伝子増幅に時間がかかるので、その日のうちには結果がでない。

一方、一般の病院で実施されているインフルエンザ検査は、数十分で簡易判定可能で、ウイルスに対する抗体(動物由来の大抵モノクローナル抗体)を使って、それが結合するかどうかで判定する。ウイルスとの結合に特異性はあるけど、PCRのように増幅する工程がないため、ある程度のまとまった数のウイルスがないと、検出できない。つまり、ウイルスがあっても微量が故に、陰性になる可能性がPCR法よりも高い。

インフルエンザの検査も同じPCR法でもし行っていたら、感染してるけど、発症しない健康な人結構いますねってことになるはず。だから、インフルエンザより、COVID-19の方が感度よく検出されている分、広まりや危険性が強い印象に一見なっているけど、結局感染率や致死率は、同程度ということに代わりは無い。

COVID-19について未知でわからないことがあることや、検査用の抗体作成が未だなので、しかたなくPCR法で測定せざるを得ない状況で、そこにメディアの伝え方にも問題があるため、必要以上に「怖れ」が煽られているように思います。

重症の人が原因特定のための診断として用いる必要性はあるとしてもPCR陽性者がたくさんいることをことさら強調してもあまり意味がありません。

感染は液性免疫を獲得するために必要と考えれば、恐れることはない。そして、あくまで感染イコール発症ではない。

発症までいかないようにするには自然免疫の維持しかない。

自然免疫を維持するには、日頃からの食生活や十分な休息がベースにありますが、免疫を計る一つの指標、ナチュラルキラー細胞の活性(NK活性)、これを上げるには、高周波成分を含む、いい音を全身で浴びるといいことが、ハイパーソニック効果の研究結果からわかっています。自然音、和楽器やガムランの響きにはその成分がリッチに含まれているそうです。

かたや、自宅に籠もって、不安を煽るようなニュースばかり見ていると、NK活性は自ずと下がることになります。

外から言われて、内向きに何かを控えたりするより、

心を明るくしたり、自分を上げてくれる活動やアートに触れる場所に足を運んだ方が、免疫にはプラスになります。

自粛モードは、小規模のいいお店や大切な企画を潰すきっかけになり、社会機能を低下させ、結果個人にも悪影響をもたらします。すでに多くの方が、震災時の自粛で経験しているばずです。それを意味なく助長させてはいけないと思います。

ウイルスに対する消毒作業の限界

手洗いやうがいの励行が叫ばれていますが、それはほどほどでいいと思います。アルコール消毒をやり過ぎれば、手や指先の皮膚の表皮の油脂が除かれて、荒れやすくなり、皮膚のバリアとしての機能が低下します。殺菌用アルコール類は、買い占めの影響で売り切れ続出ですが、他に逆性せっけんなどの薬剤も殺菌に役立ちます。過去病院にいくと白い琺瑯の洗面器に医師が手をつけていた光景があると思いますが、それは塩化ベンザルコニウム、商品名オスバンで、それは3月1日現在、薬局で見かけます。ただ、オスバンは、指先が荒れやすいので、それより皮膚に優しい、クロルヘキシジングルコン酸塩液(商品名ヒビテン)がお勧めですが、入手が以前より困難のようです。喉のうがいには、イソジンが有効です。これらを使用することで、かなりの殺菌効果を得ることができます。ただ、外からできるだけ病原体を入れないことも大切とはいえ、それには限界があります。

免疫を上げる補助として

からだに侵入してきて闘う実行部隊としての免疫系を維持するために、栄養と休息を取ることが基本です。その補助として、医学実験データがあるものは、

〇 チャーガ:C型肝炎ウイルスを10分で1/100に

プロポリス、乳果オリゴ糖(商品名オリゴワン)、ロイテリ菌などです。

自分の感覚と考えで判断するrolfinger.com2020年3月11日

周りがどうであろうと、自分の肚の感覚ほど確かなものはない。結局は、そもそもそう感じていた、最初に感じたあの感覚は正しかったという、確認でしかないことが多い。

後々振り返ってみれば、震災の時の計画停電のように、本当にそれって必要だったのか疑わしいことって後からわかることが多い。大したことなかった一方で、結局、核発電所はメルトダウンしてたじゃん、ってこともあるので注意が必要ですが。。

ともあれ、今回のコロナ狂想曲も、ただの風邪と何が違ってたの?ってところでいつの間にか収まるはずである。なぜなら現象的には致死率がインフルエンザとさして変わらず、唯一違うのは、新しいってこと。その「新しさ」を利用して、クラスターなる新しい用語で煙に巻かれそうになり、それが、前WHO関係者だったりすると、専門家のいうこと、という権威で思考停止になりがちかもしれない。クラスターなんて言葉を使わなくても、小集団でよい。新しいウイルスだろうと既知のウイルスだろうが、それが流行る時は、その個体にとって新規に感染するわけだから、何の違いもない。ウイルスは常に突然変異しながら、生き残りをかけてるので、いわば感染のプロである。それに触れないことは不可能だし、大集団であろうと、小集団であろうと、感染者が一人いれば、伝染するのは当たり前である。ウイルスが未知のものであるということと、クラスターなる言葉を利用して、不安が煽られているように感じる。クラスターを介して伝染するのが、コロナウイルスの特徴であるような説明では、到底納得できない。

WHOが何と言おうと、マスクは内側で湿度を保ち、何割かは外からの侵入をカットできることと、空気感染する他の菌やウイルスの存在が常にあるわけだから、マスク着用が有効なことには変わりない。

本当に必要な政策なのか、それとも何かをしているように見せるためのパフォーマンスとしての政策なのか?不安につけ込んで、薬や何かを売って儲けようとしている輩に踊らされないように注意しなければいけない。

感染イコール発症ではない。ウイルスに触れても持ち前の自然免疫でそれを抑えて液性免疫を獲得すれば、それが重症化することはない。或いは、軽症でもそこから回復すれば、より免疫を獲得したといえるので、むしろ、備えができたことになる。

結局のところ、健康な人が、風邪で大騒ぎすることはない。

抵抗力が落ちているかどうかは、年齢で計れるものではない。若くても栄養と休息が足りてなければ、感染で重症化することもあるだろう。年配でも、元気バリバリの先輩はたくさんいる。つまり、本人がちょっと調子が悪ければ外出を控えて暖かくしておくのは、当たり前。それを判断するのは各人が自分の判断でするべきで、お上の要請ですることではない。身体を相談して、その感覚を元に行動すれば、一斉に自粛する必要もなく、普段通り生活していけるはずだと思う。

今回の狂想曲では、ゆっくり休めた人も多いようだが、それは上や他人からではなく、自分でそうした時間を確保すべきで、そのことをありがたがる程のおめでたさは要らないような気がする。

身体をポジティブなエネルギーで満たすrolfinger.com2020年3月29日

渡航に関して制限が生じる直前に、サイキックカウンセラーのウィリアム・レーネンさんが来日された。こういう時期だからこそ、自分ができることをしたいという思いで、一ヶ月先の来日予定を変更しての渡航。ご高齢にも関わらず、松葉杖と車椅子を使っての移動はかなりハードなはず。時差ボケもないパワフルさにいつも驚きと感動する。

セッションはいつものように絶妙な伊藤さんの通訳と共に、整理され明確なメッセージに形作られていくが、今回最初に私を観て、「非常にポジティブなエネルギー」で満たされているとのこと。それによって、ウイルスが入ってくることができず、健康体であるとのことだった。多くの方が気づいているように、今は状況が目まぐるしく変化しているので、今日決めたことが明日には全く別の選択を余儀なくされる時期なのだという。

今月の頭には、バイ・ディジタルO-リングテスト(BDORT)の下津浦先生にビデオ診断して頂き、新型コロナウイルスは陰性とのことで、非常にいい状態であるとの診断結果をもらった。BDORTは、生体の電磁波共鳴を用いた高感度かつ非侵襲的で迅速な診断ができるので、こうした方法が日本でも「求める人が」かんたんにアクセスできることを願うばかりである。さて、今ウイルス診断にPCR法が用いられているが、PCR自体は特異性があって、一つの特定遺伝子がたった一個でも検体に含まれていれば、高感度に検出される。原理的には高感度で特異的なのだが、サンプリングする時の実際の操作で、擬陽性となる可能性は否定できない。測定までの過程で他の検体や衣類や微小なゴミが混入する可能性や、測定の処理の規模が大きくなると操作が雑になってしまうヒューマンエラーも生じる。疑いだせばきりがないが、一個の遺伝子だけでも増幅操作によって、全く関係のないものを拾ってしまう可能性がある。

ただ、今回の新型ウイルスの特徴で強調されている、全く自覚のない感染者が、どんどん感染を広げる、という特徴についてだが、そんなことはあるだろうか?? 未知のものとはいえ、健康で全く何の違和感もなく、ウイルスの侵入に気づかないというほど、身体は愚かなのか?という点である。むしろ、それを小さいながらも違和感として気づかないような生き方をしてきたとしたら、それを見直すべきだと思う。そしてその、違和感をキャッチできる程度の免疫があれば、自然免疫も当然ながら維持されていることになるはずである。

今年93歳になる私の父は、こうしたウイルス騒ぎにも影響されず、「くたばる時にはくたばるからなあ」といっているが、よくわからないことにビビって、自然免疫を下げて生活するより、お迎えが来るときには来るし、そうでなければ、もう少し生きていていいと、大きな存在がいってくれているぐらい、適当に暮らすのがいいのではないかと思う。

人間の寿命は、感染はきっかけになるかもしれないが、大きな枠が左右されるようなことはないという気がする。

外出自粛が公表されてからその直前の平日にいろんなところが混んでいた。ただ、前倒しになっただけで、この段階で、政治的に何かをやってますというパフォーマンスになっているだけで、人の本質的な動きに大きな影響を与えるだけの効果があるとは到底思えない。拡散をほんの少しゆっくりにできるかもしれないが、ある週末だけ唐突に自宅にいることが、「ウイルスの封じ込め」になっていると洗脳されて、同調している思考停止の方が恐ろしい。

しかしながら、そうした不安の中にいるところからいろんな考えを出そうとしても、所詮不安を誤魔化すための発想になっているので、他の意見を聴く耳は持たない。そこをベースにしている限り、米国で銃が売れているような行動パターンとさほど代わりは無い。

主要メディアからのニュースで毒されるより、ポジティブなエネルギーで自分を満たす、そのために、自分が今できることを身体を使って行動する、それが結果的に免疫力を維持することにもつながるはずだ。80代の身体にハンディを持つレーネンさんの行動力にはいつも感動する。

私も今できることは、このまま自分の体調をしっかりモニターしながらも、わたしのセッションを今求める方々に、いつも通り提供していくことだと思っている。

PS.レーネンさんには来日ごとに僭越ながら交換セッションをさせて頂いている。エネルギーに敏感なレーネンさんから、大切なお身体に触れる許可を頂くのは誠に光栄なことである。ちなみに今回の私のワークの感想は、"different new" だった。うまく表現できないけど、あえていうとそういうことらしい。

http://ibok.jp/2020/03/27/%e4%bb%8a%e3%80%81%e3%81%93%e3%81%ae%e5%8b%95%e3%81%8d%e3%81%ae%e3%81%82%e3%82%8b%e3%82%a8%e3%83%8d%e3%83%ab%e3%82%ae%e3%83%bc%e3%81%ae%e4%b8%ad%e3%81%a7%e8%87%aa%e7%94%b1%e3%81%ab%e5%a4%89%e3%81%88/

https://www.instagram.com/p/B-MKSZwAYo9/

個人セッション提供について - パンデミック状況下での考えrolfinger.com2020年4月2日

COVID-19感染のパンデミックが宣言され、政府から自粛要請が出されている状況下で、個人セッションの提供についての田畑の考えを述べたいと思います。

プラクティショナー自身及びクライアントの健康に不安がないことを条件として、個人セッションは、これまで通り実施することとします。

その根拠になるのが、京都大学レジリエンス実践ユニットによる報告です。それによると、

国内感染者数が仮に5000人のとき 一人当たりの感染率 0.0040%

(2020年4月2日時点で感染者数2500人)

したがって、2人でワークを行う場合の感染率は0.008%ということになります。マスメディアにより自覚がなくともウイルスを放出する可能性が伝えられていますが、その可能性があったとしても、個人セッションによる感染率が0.008%であるなら、クライアントが持病がなく高齢者でもない場合には、ほとんど心配する必要はなくなります。上記報告では、50歳未満で感染した場合の死亡リスクは、0.3%と算出されています。

さらに、感染の可能性を回避するための衛生に留意するのであれば、さらに感染リスクも下がります。

このような状況では、感染者への差別や、生活に対する不安が増大し、場合によっては孤立し、本来の自然免疫も低下する傾向が強くなります。したがって、このような状況だからこそ、身体を通して、周囲との関係性や身体内部の連携を思い出し、エンパワーメントにつながるワークが生活の向上に役立ちます。個人セッションによる感染のリスクは、全くゼロではないとしても、それは過剰に怖れ、漠然と何かを控えることより、セッションを受けることで、ホメオスタシスを向上させ、少しでもクオリティの高い状態に持っていくこと、そのメリットは計り知れないと思います。ウイルスと接する機会はゼロにできない現状では、いかに自然免疫を高めることができるかにかかってくるわけで、セッションはそこに役立ちます。

自粛により、何となく見えない不安に覆われている今こそ、セッションを通して、本来の自分を思い出すお手伝いをしたいと考えています。

衛生について)

当セッションルームで衛生への配慮として取り組んできたことは、以下の通りです。クリーニングされたシーツをセッションごとに変える、皮膚に直接接したバランスボールやダイセムシート等に、逆性石けん液(塩化ベンザルコニウム(商品名オスバン)または、クロルヘキシジングルコン酸塩液(商品名ヒビテン)による消毒。これらは、ウイルス粒子を包んでいる膜タンパク質を変性させ、ウイルスを不活性化する働きがあります。換気については、セッションごとに行っていますが、常時行うと室温が低下してしまうため、空気清浄機:HEPAフィルターによる空気中微粒子の除去に有効なDyson空気清浄機とイオン放出型のLightAirの2機をセッション中に稼働させています。

追記)

プラクティショナーとして、田畑は現在月に一度、バイ-ディジタルO-リングテストの下津浦医師にビデオ診断により、コロナウイルス感染の有無をチェックしてもらっています。

個別に観るrolfinger.com2020年4月8日

今年93歳になる親父に、シニア向け住居に引っ越してもらった。保険証には、後期高齢者というなんとも失礼なラベリングがなされ、巷のコロナウイルス騒ぎでは、感染が重症化するリスクが高いと、建前上、命を大切にされているような位置付けになっている。

確かに感染後65歳以上であれば、重症化のリスクは高まるけれども、持病を持っているか?もともとの免疫力が高いかどうかが問題で、状況はそれぞれである。その年齢だから、一律に重症化リスクが高いという見方は間違いである。個々に状況が違うという見方をしない限り、救える命も救えず、必要のない医療介入で病棟を埋めてしまう事態になりかねない。

親父、一人暮らし後半の数ヶ月間、コロナ騒ぎの中、つい先日までいつも通り焼き肉屋さんや鰻屋さんやカフェで過ごしたりもした。家でじっとしてるより、スタミナをつけた方がいい場合だってある。

話に聞くと、老人介護施設は、家族の面会も許されず、訪問ヘルパーなどのサービスも停止しているらしい。障害がある方々にも大変な負荷がかかっているとのこと。十分配慮すれば、家族くらい面会させてあげたいし、サポートによって人間らしい暮らしがなりたっている人々にサービスが行き渡らなくなるのは、間違いなく弊害を生むし、弱者は元々声を上げずらい立場にある。生きることの意味は、生きていればそれでいいわけはない。日々をどう生きるか、どう過ごすか、その質を低下させてまで、何かを我慢する理由に十分な説得力と整合性はあるのか?

ぶっちゃけ、人間の寿命とは、外的要因に左右されることはあっても、それが必要十分条件ではなく、もっと何か大きな運命といったものに支配されているように思う。それが、単なるウイルスごときで大きく変更されることはないと思う。

そもそも、自粛を要請したり、戦争を始める側の人間は、それを発したとしても、何のリスクも負わない。自粛させられた側や戦地に趣く人々にだけ負荷とリスクが伴う。従って、よほど説得力を持った筋の通った政策でなければ、他者にそれを強要してはいけない。過剰自粛による間接的な国民被害:自殺者の増加のリスクも十分考慮する必要がある。これについては、京都大学大学院レジリアンス実践ユニットの提案が参考になる。

満員電車やテレビ局のロケバスは問題がなく、カラオケや小規模のライブイベントがだめで、プロ野球の無観客試合の選手がベンチでぎっしりしているのはOKで、屋形船がだめな理由はどこにあるのか? 政治献金したり、TVのスポンサーになっている企業に不利な報道ができず、それが政策にも反映しているとしたら、到底納得できない。TVがいっているからとか、専門家や権威がある人間が言っているかどうかではなく、まず信頼できるデータを観て、個々に自分で考える必要がある。この辺りは、武田邦彦先生の考えに同意する。

感染による死亡者や重症者をクローズアップして、患者数ではなく感染者数をカウントして、不安を煽るようなニュースばかり見ていると、気分のみならず免疫も下がってくるはず。数字のトリックとして、仮に薬の有効率が7割だったとしたら、人々は喜んでその薬を服用するだろう。一方、ウイルス感染により2割が重症化するとしても、実際には8割の人は回復していることにちゃんと目を向ければ、そんなにテンパることもないんじゃないのか? 高齢者の命ぐわっ! と目くじら立てる人ほど、お年寄りに普段優しく接していますか?と問いたい。それを名目に利用しているだけなんじゃないだろうか?

ちなみに、現在父と毎日3,4時間は接する機会があるが、自分の衛生管理がそのまま父の命に直結しているので、自分の外における行動には責任とリスクが常にある。年齢的には、重症化リスクグループに属しているかもしれないが、2月と3月結構外出しても、ウイルス関連の症状も関係なく普通に過ごしている。

若年層であっても、持病があったり元々の健康状態には大きなばらつきがある。年齢や体重で薬の量を一律決めてしまうような設定ではなく、高齢であっても免疫が高い人もいる。若くても何らかの原因で自然免疫が低い人もいる。とにかく、一律ではないのだ。

感染が急激に広まろうとも、ゆっくり広まろうとも、個別にみれば、伝染るか伝染らないかの二択である。そもそもウイルスは、調べられることなく、自然感染して、自然に押さえ込まれながら、広まっていくものである。ウイルスとコンタクトした、その時にできるだけ健康体で自然免疫が機能する状態にあるかないかにかかっている。

権威ある賞や機関に所属している学者の意見が常に正しいわけではない。先日、権威ある学者が、コロナウイルスは、人類が初めて出会った新しいウイルスだから、全く免疫を持っていないため云々、、とコメントしていたが、それは誤りである。抗体を利用する液性免疫を獲得まで至らないことはあっても、そもそも常に自然免疫は働いていて、押さえ込むことができる。その証拠として、特定の薬やワクチンがない現時点であっても、現に感染後回復する人の方が圧倒的に多い事実がそれを裏付けている。元WHOの専門家委員に至っては、名指しでカラオケに行くなといっていたが、カラオケやさんに潰れろといっているようなものである。感染対策のプロであるなら、いくらでも助言ややり方はあるはず。例えば、家族や共同生活者間での利用に限定したり、客の入れ換え時にエアコンや座席の消毒や換気を徹底して、空気清浄器を導入するとか等々。自分は何のリスクも負わない無責任な発言の中に、人間らしい共感や想像力のかけらもない。そのような輩の言うことを鵜呑みにして従って、小規模経営のお店がお店を畳むようなことがあってはいけない。

生きるとは、不安に怯え、周りの目を気にして死なないように死んだ生活をすることではない。

冷静に何が起きているかを観ていくためには、判断するためのデータを入手して、専門家などの意見を鵜呑みにして思考停止になるのではなく、自分で考え、腑に落ちるかどうかをチェックして行動する必要がある。イラク戦争の時の大量破壊兵器のように、政府は常に嘘をつくことを忘れてはいけない。

リモートセッションのご案内rolfinger.com2020年4月19日

リクエストがあれば、10年くらい前からSkypeで、Somatic Experiencing®のセッションを提供していたのですが、コロナウイルス渦でリモートセッションのリクエストも増えてきました。

最近用いられるようになってきたZoomは、接続も良好で音声やビデオも優秀で、双方向のやり取りにもストレスが無くなってきたと思います。(いちいち聞き直したり、声のトーンが伝わらないとクオリティが下がりますから)

ウイルス渦で外出制限や自粛モードの中、身体に動きや広がりが少なくなり、全体が固まりやすかったり、気分が重くなりやすいです。そんなときは、いろんなリセットの仕方がありますけど、こちらのリモートセッションも一つのオプションとしてご活用ください。

Zoomによるリモートセッション : 12500円 / 50分

YieldとMaと身体共鳴を元にMovement、Somatic Experiencingを用います。

お申込みフォーム

https://rolfinger.com/script/mailform/remote/

以下、リモートセッションを最近受けたクライアントの方からの感想です。この方は、化学療法中なので、そもそも外出を控える必要があったケースでしたが、違和感の解消につながったり、空間への捉え方を含む知覚に変化を与えることができたので、リモートセッションの可能性を実感しました。

↓ ↓ ↓↓

田畑さんのzoomセッションに。  セッションルームで受けるのも楽しいけど、やっぱりオンラインだと全く別物としての面白さがあります。今日の調子として、鳩尾のつかえと右目の痙攣とイライラどんよりした気分をお伝えしてスタート。まずは田畑さんに手伝っていただきながら、椅子に座ってのポジション探し。座り方によって鳩尾のつかえが少し楽になることを見つけてから、楽な身体の向きを探しました。後ろを向くと圧迫感があり、左右に向きすぎると鳩尾の重さがシャープに、痛みに近い感じに感じられました。まずは少しだけ右を向いた位置で様子を見ました。身体の中心の軸が通る感覚が出てきた。今度は少し左を向いてみました。右と比べて中心の軸ではなくて周りにふわんと広がっていくような感じ。どっちも悪くはない気がするとお伝えしたら「どっちで進めてみたいですか?」と尋ねられたので「馴染みがある感覚は左で、割と新しいのが右です」という事で、新しい感じの方で進めてみることにしました。やや右でしばらく待つと下から上に向かう軸の流れとともに鳩尾以外の上半身の力が抜けて、身体の内側のスペースが出てきた感じ。でもまだ鳩尾の重さがある。次に田畑さんの提案で立ってみたら、座っている時よりも頭上の空間や地面を感じ取りやすくていい感じでした。身体の向きも、やや左寄りの後ろ向きの時に空間が軽くなる感覚があって、しばらくその向きで様子を見てみました。施術台でyield受けてる時と同じくらいの感じでお腹がポカポカ暖かくなってきて、自分の中でいつもこの暖かさと横たえた身体が施術台にぺたんとくっついていく感覚がセットになっていたので「コレ立っててもなるんだ...」と面白かった。田畑さんに「私は身体の共鳴としてお腹と腿の前側を感じますが、どうですか?」と尋ねられ、「お腹はポカポカするけど、前腿はわかりません」とお答えしたら「では、前腿が感じ取れるくらいの小さな動きで足踏みしてみてください」と言われました。やってみたら足の裏が暖かくなってきました。猫が前足で毛布とか踏み踏みしてるみたいな感じだなあ...と思いながら踏み踏みしてたら、踏み込む感じが強くなってきて、饂飩の生地を足で踏んで捏ねてるみたいな感覚になってきた。これは...!超楽しい!しかも、踏み込む足と連動して肩甲骨あたりが動いている感じ。身体に纏まりが出てきて、捏ねてる私と捏ねられてる私が一体化してるみたいな...これはまさにパントマイム

ノリノリで捏ねていたら、腕が置いてきぼりになっているのが気になってきました。肩が前に入って繋がりが途切れ、二の腕近辺がめっちゃ違和感。「手が動きたがっている動きを探してみたらどうですか」と提案して頂いて探してみて、手首くらいのとこを参加させてみたけれどイマイチ。次に「肘を使ってみたら」と提案して頂いてそのようにしてみたら、かなりいい感じになりました。首も動き出した感じ。でもまだ途切れがちなインターネットみたい。特に「捏ねるぞ」という意識が強くなると、身体の中に滞り?力み?ポイントが出てきて、流れを妨げてギクシャクしてくる感じ。そうなってくるとイメージを見失い、連動も途切れてしまう。自分が何してるのか分からなくなってきて、動きの目的とか正解とかを問いたくなってくる。でも今私うどん捏ねるパントマイムしてる訳じゃないし、そこを問うのも違う気がする。けど「問わないぞ!」っていうとこに意識やりすぎると「正解を問わないという形の正解を追求する」という謎ループに入りそうで、このややこしい感じちょっと笑えるなあと思いました。更に掌の感覚を使ってみる事を提案していただいてやってみたら、非常に良い感じになりました。足の裏で踏み込む感覚が地面から押し上げられる感覚になり、手で飴細工の飴を上下に引っ張り伸ばすような感覚とリンクして軸を中心に引き上げるような感覚が出てきた。気がついたら鳩尾も目も気にならなくなり、意識もクリアになりました。視界が左右に広く、背中側の空間が広くなって壁までの距離感が出てきた感じ。今回も子供がちょいちょい乱入してきたのですが、何で末っ子は若尾さんのセッションの時には乱入してこないのに田畑さんのセッションの時だけ乱入してくるのだろうか。色々と面白かったです!整った身体に助けて貰って、今週末の最後の投薬を乗り切ろう。

上記はZoomセッション2回目で、1回目の感想は、以下の通りです。(ZoomでつながらずFacetimeで接続)

田畑さんのzoomセッションへ。オンラインでどうやるんだろう?と興味津々だったのですが、感覚やイメージ、意識の向け方などを指示してもらいつつ画面で身体の変化を観てもらい、行き先を誘導してもらう感じでした。タッチがない分自分でやる事が多く、対面のセッションと比べると変化がゆっくりだったり地味だったりはするけれど、その分自分の意識と身体との連動が見つけやすいなと思いました。対面よりも稽古っぽいところが面白かった。しかし、情報量が多すぎて覚え切れずちょっと順番が曖昧...。誘導と変化との組み合わせがもしかしたら違うとこがあるかも

まず身体が緩む向き、位置を田畑さんに手伝って貰いながら探して、そこに留まり身体を見る。昨晩お腹が痛くて夜中に目が覚めてしまい、今朝もお腹が重痛くて呼吸がしづらい。加えて、静寂はあるけど何となくどんよりしてる。空間の広がりに意識を向けていると少し呼吸が入りやすくなったり、身体に緊張がある場所に気づいてそこを抜いたり。私の中では空間の広がりに意識を向ける感覚=静寂に意識向ける感覚なような気がするんだけど、広がりを強めようとすると身体が緊張してるような気がしました。田畑さんに質問してみたら「少し広がりをコンパクトにしてみたら」と提案してくださったのでそのようにしてみました。少し背中が丸くなって椅子の座面に身体を預け易くなった感じ。肩の前側の力も抜けた。視界が左右に広がった感じ。田畑さんから目を閉じて、耳で聴くようにして左右のスペースを感じてみるように言われてそうしてみました。そこでまた少し呼吸の入り方が変化して、胃、それから腸が動き始めたような感覚がありました。そこから、お腹の痛みの感覚がどんな感じ(色とか、形とか、質感とか)かを質問され、その逆のイメージを感じてみるように言われました。「灰色で、球体もしくは卵型で、密度の濃いガスみたいなもの」がお腹に入っている感じ。それが食道伝って頭の方まで来ていて、それがどんより感に繋がっているような...。真逆のイメージと言われてちょっと困ったのだけれど、田畑さんに相談して「白くて、球体の表面から外向きに発散していて、薄い」でトライしてみました。しばらくそれをしていると、胸に呼吸が入るようになってきて、ボワンとしていた痛みが、密度が濃くなってコンパクトになった。どこが痛むのかわかりやすくなった。イメージする前より表面で上の方だなあと思いました。食道から頭に繋がっていたラインは鎖骨の合わせ目くらいのところで外に抜けていくような感じ。途中何度か末っ子が乱入してきたのもあってこの辺から記憶があんまりない。身体の変化から言うとお腹がだいぶ楽になり、呼吸や声も深くなったり、頭の側面と目の奥が緩んだ感じ。外の空間や静寂に意識向けるときにやりすぎない方がいい(自分が楽で快適な範囲でやる方が緩む)というのは目から鱗だったし、その他にも身体の共鳴と肚の感覚を使って遊ぶためのヒントとか、座禅の時の感覚についてとか、色々と感覚で遊ぶためのヒントを頂いたりして楽しかったです。逆ベクトルの方向性があると身体が安定するというお話は、思い起こせばJIDAIさんに習っていたパントマイムの中に沢山あって、モノを押すときには必ずモノに押される力が働くのとか、カウンターなんとか(テクニック名。忘れた)とか、そういう相反する力を同時に作るからモノの重さや質感を身ひとつで見せられるんだよなあと思ってセッション後にエア船漕ぎやエア粘土こねをしてみました。逆ベクトルという目線で動くとまたいつもと違う感じで面白いな。オンラインでも感覚についての発見ができるし、身体を整える事もできるのがわかってとても有意義でした。楽しかった〜!

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心理療法を学んだ方へのリモートセッションrolfinger.com2020年4月24日

ロルフィングシリーズを終えられ、関西にお住まいの方からリモートセッションのご希望があり、zoomを使って、ご本人はワイヤレスイヤホンを装着し、ヨガマットに横になる形でセッションが進みました。以下頂いたご感想をご本人の了解を得て転載させて頂きます。

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昨日はありがとうございました。

私が学んだ心理療法では触運動覚はうまく言葉に表現できなかったり、表現するにも時間がかかると言われています。

それくらい、感覚に意識が向いていたのかと思います。田畑さんにどうですかと言われても、何か見えそうでまだ見えていない、少し振り返りたいという気持ちでした。

昨晩から、いろいろと自分の体に起きていたことを振り返ってみました。すると統合という言葉が出てきました。

私はロルフィングなどの田畑さんのやられているボディワークに関してほとんど、無知ですが、変な先入観を作らないためにも何も考えないでそのときに委ねてみようと思いセッションを受けました。

セッションが始まると、まさに今ここのゲシュタルト療法のようなことが行われているそんな印象でした。私自身もジャッジしないで、あるがままに出てきたものを表現してみました。

今起きている体の様子をただ、観察し、感じて、私の中にある表現方法で田畑さんにお伝えしたのですが、自分でも何がどう、体とつながっているかはわからないです。出てきたイメージをつじつまが合うとか、そんなことも考えず、出てきたままを表現しました。私もそんなんですから、きっと田畑さんもよくわからない状態だったと思います。

例えば山と大地があって、そこには川が流れていて、というようなものでした。そのときは意味がないと頭では思っていても、体には必要な情報だったのかもしれないと思いました。

田畑さんに主訴を軽くお話しするときに、問題ばかり探してと話をしていました。それはロルフィングを受けてから、家の近くの自分の体のメンテナンスを興味で始めたら、どんどん、問題が出てきて、そこから離れられないような状況になっていたということでした。田畑さんのところでロルフィングを受けた時は自分の体の力をもう少し信じられていたのに、今は何か不安がついている。また、あのときに感じた自分の中にある力を信じたい、そして、思い出したいということで田畑さんにロルフィングのセッションを申し込みました。

それから、意味のないような情報があるものにこだわっていたり、気になってそこからなかなか離れられないことから距離をおく、それがフラットという言葉で表現されていました。

今思えば、心も体からもニュートラルになるということだったのかもしれないと思います。

体の声を自分で聴くことができるように誘導してくださっていたように私は勝手に解釈しております。体の声と向き合うのに寄り添って、つないでいただいていただいている、そんな印象です。

心の点で振り返ると、ここしばらくの自分は小さなことにこだわったり、それを問題としてみたりして、あまりに敏感にいろいろなことに反応している自分に気づいていました。そして、外に意識が向きすぎていることで、自分自身から離れることになっていたんだと。体が最初だったのか心が最初だったのかはわからないのですが、いずれにしても心と同じことが体に起こっていたんだということ、そして、改めて心と体は一体だということに気づいたのです。

最近、それはエゴからくるものだ、そして、そのエゴは怖れからくるものだということにある学びで気づかされたことで心の部分ではわかっているつもりでしたが、体もそれを理解しているところまでいってなかったのだと思います。そこで、何か体の不調という形でまだ残っていたのだと思います。気づきなさいって体がいろんなところからサインを送っていたのかもしれません。

体の何かバランスの悪さ、凸凹感を感じていたのはそれは自分の心のありようでもあったのではないかと思います。

そんな気づきを含め、田畑さんのセッションは心と体のこういった気づきを統合していただいた気がします。

田畑さんのセッションは介入しすぎない間、距離感があって、その空間の中で自由に泳がせてもらえる、それは、田畑さんがジャッジされないという安心感、そして相手の力を信じてくださっている信頼感だと思っています。

施術者が不安だとその間、空間を埋めないとということで相手の空間を侵入し、自由に選択できるスペースを狭めてしまうこともあるでしょうから。

また、私は田畑さんのガイドで何をされているのかはわからないですが、その中で自分の中にあるリソースを体に思い出させてくださったとも思います。

セッションの間、あ、これ、瞑想の後に感じていた感覚だ、ヨガのあのポーズで感じていた感覚だ、自分のパワーになる心地よい感覚を思い起こし、それを存分楽しませていただいて、それが体に栄養を与え、ないと思っていた力を、ないと思っていただけで、あったんだよと思い出させてもらったとも思います。

どうでしたかとセッション後質問されたときは言葉にならなかったのですが、後から、振り返りそんなことを思いました。

昨晩は手と足の熱を感じましたが、前ほどの熱さではなく、また、いつもより、ぐっすり眠れました。

昨日から体は、心地よく、何か忘れてしまっていた感覚なのか、それを引き戻してもらえたのか、また新しいものなのかそんな気持ちです。

そして、自分の力にも信頼しようという気持ちにしてもらいました。

また、これからの変化が楽しみです。ありがとうございました。

Rolf Institute機関誌最新号の掲載記事rolfinger.com2020年4月24日

Rolf Instituteの機関誌Structural Integrationの最新号に、Ask Faculty-教員に聞くに記事が掲載されました。

Q: (a) Why do you think arms and hands didn't seem to have a big place in Dr. Rolf's original conceptualization of the Rolfing Structural Integration (SI) Ten Series or the work we hear about her doing? (b) When you are teaching the Ten Series, how do you consider arms and hands in your strategic planning? (c) In the Ten Series or otherwise, how do you work with hands and arms as a part of fascial interventions that are intended for global change? (d) How do you invite clients' attention into their hands and arms? (e) For clients who come to you for hand and arm symptoms, how do you meet their goals? (f) Finally, for the self-care of your own hands and arms, what habits do you have to maintain comfort with your fingers, hands, and arms?

Q: (a) ロルフ博士がロルフィング構造統合(SI)10シリーズの当初の概念化や、私たちが耳にするワークの中で、腕と手が大きな位置を占めていないように思われたのはなぜですか?(b)10シリーズを指導するとき、戦略の中で腕と手をどのように考えていますか?(c) 「10シリーズ」或いはそれ以外の場面で、広範囲な変化を意図した筋膜への介入の一環として、手と腕をどのように使っていますか?(d) どのようにしてクライアントの注意を手と腕に誘いますか?(e) 手や腕の症状で来院するクライエントに対して、どのようにしてクライエントの目標を達成していますか?(f) 最後に、自分自身の手や腕のセルフケアのために、指や手、腕の快適さを維持するためにどのような習慣を持っていますか?

Hiroyoshi Tahata

Rolf Movement Instructor

Working with the hand, forearm, and upper arm has great potential for the integration of structure and function. The barriers to integration can be minute or gross insults. On the minute scale, I sometimes find that scar tissue has formed in the deltoid from immunization injections. On the gross scale, an obvious example is impact from sports, whether inherent to the activity or injury. For example, a volleyball player will experience repeated impact to the distal forearm and fingertips just playing the sport. In kendo, a Japanese martial art using bamboo swords, it is common to receive blows to the forearms and hands from the opponents bamboo sword, and this will have an effect, even if the hands were protected by the traditional splints.

We should not ignore these restrictions, minute or gross, as they affect spatial perception as well as joint mobility. The upper limbs play an important role in sensing space. In my workshops, it is common for participants to note that when they, as the practitioner, consciously sense through an upper limb, their partner in the client role notes that his/ her perception becomes more open and s/he senses more space. The mapping of the hand in the sensory and motor cortex is huge, which means that as we work with hands we may also be stimulating a broad area of the cortex with afferent input. When our work is able to facilitate more 'rest' in the hand, it can greatly calm the client, inducing parasympathetic rest.

As described elsewhere (Tahata 2019), vaccinations can cause muscle contractures at the injection site. For these cases, it is efficient to work with the 'damaged' area, checking for tissue tone, reduced motility, or a lack of congruence. It should be useful to restore the affinity to space (i.e., restore the kinesphere) around any traumatized area.

Each component of the hand and arm is related and resonant, especially to analogous structures. For example, I have observed in some clients that as the tissue around an injection site in the arm was able to 'yield' to space, the client's hip joint would also become more spacious. Here are some correspondences:

1. Upper limb

lower limb through the interosseous membranes.

2. Shoulder girdle

pelvic girdle through limbs.

3. G′ with shoulder girdle to upper limb G with pelvic girdle to lower limb

Another client comes to mind, a woman who experienced repeated needle punctures to her arms for chemotherapy, dialysis, and blood samples during and after a long-term chemotherapy program to treat breast cancer. This trauma to the vascular tissue affected her whole system, both the needle trauma and the stress from the infusion of chemotherapy agents. So, when I think about arms, I also think about the cardiovascular system and how it is a network from capillary to heart with seamless continuity, like fascia. This client had vasculitis from the peripheral intravenous infusions. She was told that if she could not bear the successive infusions into the arm due to inflammation, then the drugs would have to be administered through central venous

cannulation. For quality of life reasons, she did not want this more invasive method, so she sought work with me to calm the peripheral tissues. My approach was gentle movement intervention with 'yielding' touch to the infusion site on her right arm. My intention was to give safe space so the tissue could let its guard down, followed by focusing on connection of the whole cardiovascular network through the arm.

Her reflections are as follows:

"When touched on my right arm, the arm and leg on my right side were not quiet at first. As these were getting settled in, I felt my internal organs winding down. Then the right arm was open like a fish opened and dried. I had a feeling of being exposed, a little vulnerable, but I felt gradually calmed down and my back was moving. When I was asked by Hiro to have a sense of the blood vessels, I felt a warm sensation from the base of the collarbone to the middle finger, and felt comfortably the blood vessels through blood circulation rather than through pain.

When first touched around the lower edge of the ribs,I could not feel the ribs expand well. Later, after the touch disengaged, I felt like breathing deeply, and like an amoeba, the feeling that the body was swelling and shrinking.

When my breathing calmed down and my body and thoughts became quiet, my sense of Hiro as a distinct presence shifted [that is, the practitioner's presence became neutral in the ma of the room], and I felt as if everything in the surrounding space was united. Feeling that my body is warm and united. Something strange, like being wrapped in a cocoon.

Even after returning home, my right arm was soft and warm, and my vascular pain became lighter. I feel like my palpitations have calmed down and my mind and body have returned to calm.

I feel like I am going to be comfortable for a while."

Since this time, the client has three times had chemotherapy administered through peripheral veins without provoking blood vessel inflammation. Thus gentle interventions like yielding touch may help clients undergo ongoing medical treatment in a way that maintains their quality of life.

Most of us have had needles in our arms for medical treatment at one time or another. How the body perceived that past phenomenon and responded to it may indicate that there's a missing link to attend to for finding congruency by working with the hand and arm.

Tahata, H. 2019 July. "The Superficial Layer as Sensory Envelope." Structure, Function, Integration: The Journal of the Dr. Ida Rolf Institute® 47(2):37--42.

田畑 浩良(たはた ひろよし )

ロルフムーブメントインストラクター

手、前腕、上腕を使ったワークは、構造と機能の統合に大きな可能性を秘めています。統合を妨げるものは、微小なものから重大なものまであります。微細なスケールでは、予防接種の注射で三角筋に瘢痕組織が形成されていることを時々見つけます。大きなスケールでは、明らかな例として、スポーツの影響が挙げられます。例えば、バレーボール選手は、スポーツをしているだけで、前腕と指先に繰り返し衝撃を受けます。また、竹刀を使った日本の武道である剣道では、相手の竹刀から前腕や手に打撃を受けるのが一般的であり、伝統的な防具で手を保護していたとしても、その影響が出てきます。

空間認識だけでなく、関節の可動性にも影響を与えるため、これらの制限を無視してはいけません。上肢は空間を感知する上で重要な役割を果たしています。私のワークショップでは、プラクティショナーが意識的に上肢を通して空間を感じると、クライアント役のパートナーが、自分の知覚がよりオープンになり、より多くの空間を感じるようになることに気づくことがよくあります。感覚野と運動野における手のマッピングは非常に大きく、手を使って作業をするときには、求心性の入力で大脳皮質の広い領域を刺激していることになります。私たちのワークが手のより多くの「休息」を促進することができるとき、それは非常に副交感神経の休息を誘発し、クライアントを落ち着かせることができます。

別のところでも述べましたが(田畑2019)、予防接種は注射部位の筋収縮を引き起こすことがあります。このような場合には、組織の緊張、運動性の低下、または一致性の欠如を確認しながら、「損傷した」部位に働きかけるのが効率的である。外傷を受けた部位の周囲の空間への親和性を回復させる(すなわち、キネスフィアを回復させる)ことが有用であるはずである。

手や腕の各構成要素は、特に類推される構造物に関連し、共鳴しています。例えば、私は、腕の注射部位の周りの組織が空間に「イールド」することができたように、クライアントの股関節もより広々としたものになることを何人かのクライアントで観察してきました。ここにいくつかの対応関係があります。

上肢

骨膜間膜を介して下肢。

肩甲帯

手足を通した骨盤帯。

肩甲帯を上肢Gに通したG′と骨盤帯を下肢に通したG

別のクライアントは、乳がんを治療するための長期的な化学療法プログラムの間および後に化学療法、透析、血液サンプルのために彼女の腕に繰り返される針の穿刺を経験した女性が心に浮かぶ。この血管組織への外傷は、針による外傷と化学療法剤の注入によるストレスの両方で、彼女の全システムに影響を与えました。ですから、腕のことを考えるときには、心血管系についても考えますし、筋膜のように毛細血管から心臓までシームレスな連続性を持ったネットワークであることも考えます。このクライアントさんは末梢の点滴で血管炎を起こしていました。炎症のために腕への連続注入に耐えられない場合は、中心静脈から薬剤を投与しなければならないと言われました。

カニューレーションについては、生活の質の理由から、彼女はこのより侵襲的な方法を望んでいなかったので、彼女は末梢組織を落ち着かせるために私とのセッションを希望されました。私のアプローチは、彼女の右腕の輸液部位に「ゆだねる」タッチで穏やかな動きの介入でした。私の意図は、組織が腕を介して全体の心血管ネットワークの接続に焦点を当てたことに続いて、その警戒を解除させることができるように安全な空間を与えることでした。

セッション後の彼女の感想は以下の通りです。

"右腕を触られたとき、右側の腕と脚は最初ざわざわしていました。これらが馴染んでくると、内臓が巻いていくのを感じました。すると、右腕は魚の干物が開いているような感じでした。むき出しになっている感じがして、少し無防備な感じがしましたが、だんだんと落ち着いてきて、背中に動いてきました。田畑さんに血管の感覚を教えてもらうと、鎖骨の付け根から中指にかけて温かい感覚があり、痛みよりも血行で血管を心地よく感じました。

最初に肋骨の下端あたりを触ったときは、肋骨がよく膨らむのが感じられませんでした。その後、タッチが外れた後、深く呼吸をしているような感覚と、アメーバのように体が膨らんだり縮んだりしている感覚がありました。

呼吸が落ち着き、身体も思考も静かになると、田畑さんの存在感がはっきりしてきて(つまり、部屋の間Maの中ではプラクティショナーの存在がニュートラルになった)、周囲の空間のすべてが一体化したように感じられました。自分の体が温かく一体化しているような感覚。繭に包まれているような不思議な感覚。

帰宅後も右腕が柔らかく温かく、血管の痛みが軽くなり、動悸が落ち着き、心も体も落ち着いてきたような気がします。

しばらくは快適に過ごせそうな気がします。"

この時以来、クライアントは3回、血管の炎症を誘発することなく末梢静脈を介して化学療法を行っています。このように、イールドの優しい介入は、クライアントが生活の質を維持する方法で継続的な治療を受けるのに役立つかもしれません。

私たちの多くは、治療のために腕に針を刺された経験があります。その過去の現象を身体がどのように知覚し、それに反応したかは、手と腕を使ったワークでよりつながりを見つけるために注意を向けるべきミッシングリンクがあることを示しているのかもしれません。

www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

Rolfing及び、The Art of Yieldには、癌、心臓病、認知症などの生活習慣病を遠ざける可能性があるrolfinger.com2020年4月25日

COVID-19感染拡大の影響で、中止となった2020年のBi-Digital O-Ring Test国際学会で発表予定だった抄録です。

Title: ロルフィングによって身体構造が重力への適応性を向上させることは、バ イ・ディジタルO-リングテスト上どんな意味を持つのか?

1.田畑浩良 Certified Advanced RolferTM, International Rolf Movement faculty of Dr.Ida Rolf Institute.

2.下津浦康裕 M.D.,F.I.C.A.E., Cert. ORT-MD (7 Dan) (日本 BDORT 協会会長;下津浦内科医院院長)

はじめに

Rolfing® Structural Integration(以下ロルフィング®)は、軟部組織のマニピュレーション と動きの教育を用いて身体構造を統合するための教育プロセスである。この技法は、身体 が重力への適応性を上げることで、生活の質を向上させ、身体パフォーマンスを上げるこ とが知られている。ロルフィングは、症状の改善を目的としたいわゆる治療ではないが、 身体のバランスが整うにしたがって、何らかの症状が改善することが例が報告されてい る。重力への適応能を向上させることが、どのようにして症状改善につながるのか、その メカニズムについてはよくわかっていない。

一方、大村と下津浦は、彼等がFoot Gravitation Center(FGC)と呼ぶ、足の甲の特定の ポイントを刺激することが治療効果を有し、いくつかの生活習慣病の指標となる検査用物 質を減少させることを報告している。FGCへの刺激は、足のアーチを強化すると考えら れ、ロルフィング同様、身体の重力への適応能を上げると考えられる。我々は、ロルフィ ングのセッションの前後で、酸化ストレスマーカーの一つ、8-OHdGのレベルがどのよう に変化するのかを、高感度かつ非侵襲的に評価可能なバイ・ディジタルO-リングテスト を用いて測定した。

方法

ロルフィング10シリーズは、Ida P. Rolfの10回のプロトコールに従って進められた。その 際、田畑とAgneessensが発展させたThe Art of Yieldを導入して、セッションを提供し た。何らかの既往歴があり、写真データの使用許可が得られているケースを対象とし、8-OHdGのレベルは、ロルフィング前後の写真から、下津浦ORT-MD (7 Dan)が測定した。 +25 ~ -100の間での測定値で、値が低い程、疾病から遠い状態にあると判断される。

表1. ロルフィングの酸化ストレスマーカー, 8-OHdGのレベルに与える影響

結果 : ロルフィング10セッションによって、2ケース以外の10ケースにおいて、8-OHdGの値が 減少していた。ケースJにおいては、8-OHdGが10シリーズ後+5から-70にまで減少 し、さらにメンテナンスのセッションをうけることにより、最終的に-90まで減少してい た。ケースKにおいても継続的にセッションを受けることにより、最初の+25から最終的 に-20まで下がっていた。一方、ケースLに関しては、10セッション前後で数値が+25 と変わらず、乳癌除去後-20にまで減少し、さらにセッションすることで、-30まで減少 するという反応性に違いが認められた。このケースに関しては、その後化学療法を行って いるが、それに対応して8-OHdGの値も上昇していた。

Fig.1 Case J Fig.2 Case K Fig.3 Case G Fig.4 Case E

結論: 一部のケースを除き、ロルフィングのプロセスによって、酸化ストレスマーカーで ある8-OHdGのレベルが減少する可能性が示唆された。8-OHdGが低レベルで抑えられ ることは、がんや心臓病、認知症などの生活習慣病になり難い、つまり健康レベルが高い ことを意味する。ロルフィングによって身体構造が重力への適応性を向上させることは、 身体のパフォーマンスだけでなく、健康のレベルをより高め、病気の予後の再発防止にも 役立つ可能性があると推測される。

参考文献:

Agneessens, C. and H. Tahata 2012 Jun. "Yielding: Engaging Touch, Presence, and the Physiology of Wholeness." Structural Integration: The Journal of the Rolf Institute® 40(1):10--16.

Tahata, H. 2018 Mar. "Working with Ma: Further Refinement of the Yielding Approach through Time, Space, and Intersubjectivity." Structural Integration: The Journal of the Rolf Institute® 46(1):44--51.

自然免疫のインフラを整える①rolfinger.com2020年4月27日

そのために私が実践していることです。個々の状況に応じる必要がありますが、参考になれば取り入れ、腑に落ちなければ、取り入れない、自分が選択する自由が最優先です。

基礎的なこと:

1.しっかり休息、よく眠る。そのために、日光に当たる、うっすら汗をかく程度に身体を動かすか、毎日湯船に浸かる。

2. 抗酸化物質を含むものを取る。私は、Bio-Chagaを愛用。

3.腸内菌叢を整える。そのために、ロイテリ菌ヨーグルトを種菌として低温殺菌の低脂肪牛乳でヨーグルトを作ってます。38℃で作ると、固まらないため扱い。近年、腸内菌叢が積極的に免疫に関わっていることが明らかになっています。腸内菌叢の栄養としてのオリゴワンも摂取しています。

4. 朝は、TVをつけない。不安が煽られる情報を見て一日を台無しにしない。生活の中にある静けさに耳を傾け、身体の内側でなっている音を聴いてみる。

5. 近所にいつもいっている食事処にいって、空いててくれることに感謝しながら、足を運ぶ。

基礎の上にゆとりがでてきたら:

1.時間があることで今までできなかった、今しかできないことに時間を使う。

2. 有益な情報を自分から取りに行く。

これを機に、免疫を勉強してみる。結局自分で判断して行動するためには、それに必要な知識が必要。理解しておくべきことは、薬やワクチンに頼らずとも本来、自然免疫と呼ばれる非特異的な免疫系がすでに備わっている、ということです。自然免疫と獲得免疫については、京都大学河本研のサイトの説明がわかりやすいです。

現代の豊富な栄養供給や、オーソドックスな薬やワクチンに頼らずとも、疫病は必ず収束してきたこと。麻疹に一度かかると二度と罹らない一方で、ヘルペスウイルスが元になっている帯状疱疹は、全体の免疫が落ちてくると、ぶり返すことがある、一部の生物は、自然免疫だけで成り立っている。

基本免疫と獲得免疫については、参考になります。症状が急激に悪化する原因として、サイトカインストームという現象がありますが、それを起こさないためにも、元々備わっている基本免疫系が獲得免疫系をコントロールできる状態を作る必要があります。

James Hildreth医師 (ジョンスホプキンス大)は、

"the virus is fully an exosome in every sense of the word." 「ウイルスは、あらゆる意味において完全に細胞外小胞-エクソソームである。」

https://rupress.org/jcb/article/162/6/960/33690/When-is-a-virus-an-exosome

といっています。細胞間のコミュニケーションのために、エクソソームを介して伝達し合う性質が元々あるなら、ウイルスというものに対する認識を変える必要があります。

感染リスクを下げるためにどうしたらいいかのヒントになる、京都大学大学院レジリアンス実践ユニットの提案。

COVID-19感染の致死率は、0.03% in Californiarolfinger.com2020年5月4日

エリクソン医師の主張  :「家に閉じこもる必要なんてない」からの引用です。 https://www.bitchute.com/video/eTYXJXvpqNMm

カリフォルニア州カーン郡5213人を検査した結果、340人がcovid-19陽性。人口の6.5%が感染していて、インフルエンザ同様に広範囲に感染がすでに広がっていることを意味します。

カリフォルニア州全体で検査数280900人のうち、 33865人がcovid-19陽性、人口の12%に感染が蔓延しているが、死亡者数は、1212人。カリフォルニア州全体の人口3900万人のうちの1212人の死亡者数ということは、0.031%がcovid-19の致死率と計算。

さらに、COVID-19に感染した96%が、重大な後遺症なしに回復しているという事実。

これらのデータが、ここ2か月間の蓄積で得られた結果とのことです。

微生物学、生化学、免疫学を学び、20年間の臨床経験を持つ、医師からの科学的データに基づいた報告です。これは、理論疫学者の机上の仮説から導き出された数字とは本質的に異なるものなので、ロックダウンを正当化する根底が覆るので、今後の方針の修正(ロックダウンの解除)を早急に図るべきです。

ではここで気になるのは、芸能人や若者の死亡の報道です。なぜ、免疫老化が進んでいないはずの人々が実際亡くなっているのか? エリクソン医師によると、上記問題なく回復した96%以外の患者には、糖尿病などの合併症があったとのことです。糖尿病などの生活習慣病は、慢性炎症、酸化ストレスの増大が関係していると考えられています。

加齢によって、獲得免疫系と自然免疫系両者の内因性の変化(免疫老化)が生じ、そこに慢性炎症が関与している可能性が示唆されています。慢性炎症は、万病の元をいわれ、つねにマクロファージなどの免疫細胞が、炎症性のサイトカイン(細胞同士のやりとりをする分子)を出し続け、活性酸素が放出され、酸化ストレスのレベルを高めている状態です。

COVID-19感染によって、問題となる重篤化の原因としてサイトカインストームと呼ばれる現象があり、それは、炎症性サイトカインの過剰放出により、活性酸素が一気に増大して肺をはじめ臓器を痛めつけてしまうことが知られています。基礎疾患、持病があるケースは、常に慢性炎症が関連していて、例えば、長期間たばこを吸い続けていると、肺に慢性炎症が起こりやすくなり、感染後サイトカインストームが起こりやすい状態になります。さらに、解熱剤等の薬剤も、その種類と服用のタイミングによって、サイトカインストームを起こしてしまう可能性が示唆されています。

一方、毎年誤嚥性も含めると、肺炎で亡くなられる方は、13万人いるそうです。肺炎を起こすウイルス、細菌、マイコプラズマは、複数存在するため、それらの複合感染と合併症、老衰が重なれば、生体は、自己解体への方向に一気に舵をとることになります。そうならないように自己組織化への方向性を維持する必要があります。

私達にできることは、せっかく習慣化してきた衛生に対する構えを、免疫が落ちている方々に配慮し続け、感染はすでに広範囲に広がっていることをまずは認めることです。家にいても感染の広がりをゆっくりにすることはできても止めることはできない。買い物も行かず、無菌ハウスで暮らしているわけではないので、ウイルスと接する機会は遅かれ早かれ訪れます。その接したタイミングで、できるだけ、慢性炎症がなく、酸化ストレスの低い健康状態でいるか、が鍵となります。いいニュースとしては、下記のエリクソン医師らが発表してくれたように、COVID-19感染の致死率は、0.03%しかないということ。しかも、感染が広範囲にすでに進んでいるということは、多くの人々が、ワクチンに頼らずに自然免疫によって、発症せずにウイルスを押さえ込んでいることです。さらには、感染したとしても、その96%が、後遺症なしに回復しているという事実から、過剰な怖れを持つ必要も、過剰な自粛にも意味がないことになります。

COVID-19に限らず、帯状疱疹の原因となるヘルペスウイルスと同様に、一旦自分の中に抗体ができても、免疫自体が落ちてくれば、ぶり返しはあるでしょう。でもそれは、ワクチンがあるないに関わらず、とにかく日頃から、基礎免疫を落とさないこと、慢性炎症を抑え、酸化ストレスを下げることが大切な備えになります。

慢性炎症・酸化ストレスを抑えるためには、抗酸化作用のある食品を摂ることが有効です。実際に、生物工学が専門のシヴァ博士はビタミンCやビタミンDの摂取を勧めています。

https://youtu.be/TGFfJNU7fB0?t=1512

自粛が命を救うとか、犬に対して使うステイ(待て)という言葉には違和感を感じます。感染リスクは低い方がいいですが、ウイルスと接することは避けられないものとして、感染しても発症しないだけの適応力をつける方向に自分を向け、酸化ストレスをできるだけ減らす工夫をしながら、自分が自分らしく人間として生きるための生活を取り戻すことです。

いずれにしても、人との距離を取ることや自粛に馴らされ、他者や世界との関係性に隔たりが生じています。その回復には、タッチを介した身体学的なアプローチがとても意味を持ってくることは間違いないと思います。

ウイルスと自然免疫rolfinger.com2020年5月4日

COVIC-19は、新型でクラスターと呼ばれる感染集団を形成し、気がつかないうちに他者に伝染させるリスクがある、抗体ができにくなどの特別で未知で恐ろしい特質があると報道されているが、これは科学的に正しい認識なのか?

例えば、サイトメガロウイルス(CMVと略記)というウイルスは、

「通常、幼小児期に唾液・尿などの分泌液 を介して不顕性感染し、その後潜伏・持続感染によって人体に終生寄生することで人類集団に深く浸透している。日本では、成人期での抗体保有率は 60 % ~ 90 %と高い。」-wikipediaから引用

また、エプスタイン・バール・ウイルス(EBVと略記)、

「EBVは、日本では成人までに90%~ほぼ100%の人が唾液や性分泌液等を介して感染する。巧妙に潜伏、また時に応じて再活性化を来たして維持拡大を図るため、ウイルスは終生にわたって持続感染し排除されない。」-wikipediaから引用

とあるように、通常ウイルスは、感染する能力はとても高く、抗体を作って抑えることはできても、完全に排除することはできず、時に応じて再活性化 (ぶり返すこと)する。優秀なウイルスは、こうして宿主であるヒトを痛めすぎず、巧みに潜伏して寄生し、機会をみて、伝播する性質がある。感染の証となる抗体ができても、再活性化するということは、そもそもワクチンが特効薬になりにくい性質がある。

では、再活性化は、どんなタイミングで起こるかといえば、宿主の自然免疫が落ちたときである。

宿主である人間の免疫が落ちると、それまで共存していた菌やウイルスが、勢力を増すことを許してしまう。日和見感染が起こりやすい状態である。免疫低下状態では、免疫が不十分な発達段階だったり、免疫抑制剤やHTMV感染などによっても引き起こされる。そのような状況化で感染すると、CMVは、子宮内発育遅延・肝脾腫・小頭症の原因となったり、発育期に難聴や精神発達遅滞等の機能障害を生ずることが報告されている。また、CMVには、腫瘍細胞の悪性度を高める作用、Oncomoculationの可能性がある。EBVには、腫瘍形成に関わったり、種々の癌を引き起こすことも知られている。EBVは近年、様々な自己免疫疾患の原因となっているとことが明らかにされている。

このように、免疫低下が低下すると、様々な疾患の原因になる性質を持っているが、裏を返せば、基礎免疫を維持してさえいれば、ウイルスとは 生きながらえるある時期までは、「共存」が可能といえる。

したがって、自然免疫のレベルを維持している限りにおいては、一部の致死率が高いような強毒性のウイルスを除いて、多くのウイルスは共存可能であり、過剰に怖れる必要はない。(エリクソン医師による報告ではCOVID-19の致死率は、0.03%なので極めて低い致死率)

ウイルスの性質上、それを完全に排除するような「有効な」抗体ワクチンはそもそも開発できないし、それを期待してはいけない。それより頼るべきは、個々の自然免疫である。

すでにCOVID-19に関しては、感染がかなり広範囲に広がっていることが、抗体検査(感染に対する免疫記憶を調べる)によってわかってきました。ウイルスの広がりをゆっくりにすることはできても、閉鎖系ではないので止めることは不可能ですが、感染拡大を防ぎ、自粛することが命を救うというようなプロパガンダは、科学的根拠がありません。すでに感染は広がっていて、実際に発症せずに自然免疫で個々に押さえ込みに成功している人々が実際に増えているということです。

もう一つの悪質なプロパガンダに、「自覚なく他人に感染を広げないようにしましょう!」というのがありますが、それは、インフルエンザやCMVやEBVでも同じことがいえるのに、なぜそれらは対象にならないのか不可解です。

いずれにしても、

個体が永遠に生き続けることは不可能なので、その時がきたら、自己解体に進む方向には抗えませんが、せめて、よく食べてよく眠りよく働くことで、自然免疫を維持して、様々なウイルスと共存することを目指そうと思います。

「COVID-19のみならず、ほとんどのウイルスは、気がつかないうちに感染するが、合併症もなく免疫老化を伴わない健常な場合は、自然免疫が働き、発症に至ることはない。ウイルスが完全に排除するような薬剤やワクチンは作製が困難だが、その個体が免疫低下を起こさない限り、ウイルスとは、健康体のまま共存可能である。」

感染防止から、発症防止へrolfinger.com2020年5月6日

パンデミック後の抗体検査結果で、すでに広範囲に多くの方がコロナウイルスに感染した形跡が示された。よくある他のヘルペスなどのウイルスが伝染するのと同じことなので驚くことではないが、もはや、感染拡大を阻止する段階ではなく、新しいウイルスは行き渡った後なので、感染するかしないかに過剰反応する段階は過ぎて、問題はそれが発症・重篤化しないための対策である。実際の致死率もわかってきて、カリフォルニア州では0.03%という数字がでていて、当初想定された値よりかなり低い、過剰に怖れる必要がないこともわかってきた。

多くのウイルスは、宿主のDNAに組み込まれたり、巧みな寄生戦略で、完全に排除することは難しい。したがって、それをいかに抑えておけるかは、生体に備わっている自然免疫、漠然と抵抗力と呼んでいるシステムに依存している。

近年の免疫学の研究から、抗体産生を担う獲得免疫は、自然免疫によって調整されていることが明らかになっている。ということは、獲得免疫の仕組みを強化するはずのワクチンをいくら多用しても、その土台となる自然免疫がしっかりしていないと、機能しないことになる。自然免疫は、日々の、よく寝て栄養とって、気持ちよく生活することに支えられている。

この気持ちよく生きるということは、実際に自然免疫の活性の一つの指標である、ナチュラルキラー細胞の活性が上がることにつながる。特に特異的な抗体、ワクチンに頼らなくても、疫を免れる系はすでに備わっている。裏を返せば、ワクチンを作って売りたい業種にとっては、自然免疫があって、それが主軸ということがわかってしまうと、お薬が売れないので不都合なのだ。

この自然免疫がどれだけのレベルかは、変動し続けているが、間違いなく働き続けている。生物によっては、獲得免疫を持たず、自然免疫だけで生きている種も存在していることから、そもそも本質的な系ではないのだ。

国でいうと、ちょっとしたならず者なら、警察の力で治安が保たれるが、外敵の規模が大きくなると、軍のレベルでの防御が必要になる。警察が自然免疫なら、軍は獲得免疫ということになる。

コロナウイルスで問題となるのは、サイトカインストームと呼ばれる、免疫の暴走で、炎症性サイトカインが制御されずに、いたるところで炎症反応を過剰に起こしてしまう状態を指す。大規模なテロが多発している状態、或いは軍が暴走して、シビリアンコントロールが利かずに、軍が暴走している状態も、サイトカインストームに似ている。いずれにしても、国家社会における自然免疫としての、外交や警察がしっかり機能していれば、軍の力に過剰に依存する必要はない。

ウイルスは、常に外からやってきて敵であるという見方もできるが、遺伝情報の相互作用するための媒介物という見方も進化的には見ることもできる。したがって、いつまでもそれを外に排除するという行為には限界があり、そもそも不可能である。

したがって、すでにコロナウイルスに限らず多くのウイルスは自分の中に取り込まれていて、ただ、自然免疫がしっかり機能している限り、それが自分達を傷つける存在ではないという認識を持つことが必要で、自分達にできることは、自然免疫でできるだけ落とさないこと以外ない。それが、サイトカインストームを抑えることに留まらず、様々な疾患の元凶といわれる慢性炎症を抑え、健康寿命を延ばすことにつながる。

抗パンデミックストレス〜ご機嫌でいるrolfinger.com2020年5月8日

くり返しで恐縮ですが、基礎免疫を維持するには、なんと言っても、①しっかり栄養取って、②ぐっすり眠って休息し、③ご機嫌でいること。身体のインフラを整えるです。

ところが、パンデミック関連ストレス下では、未来への生活不安、マスメディアの怖れを煽る報道、自粛による行動制限が重なり、先ず③ご機嫌どころではなくなる。収入が得られなくなる可能性は、①と②も脅かされる生活不安につながります。

自粛という言葉は、英語では、voluntary restraintと訳されますが、その意味は自発的抑制とあります。果たして、私達は文字通り自発的に自粛してるでしょうか? 要請には、法的に強制力はないというものの、日本特有の同調圧力と相互監視とSNSリンチに対する恐怖がうまく利用されて、半強制力を持っています。つまり、involuntary restraint 不本意な、選択の余地のない抑制によるストレスが、長期に罹っていることになります。

こんな時に大切なのは、Stay home ではなく、どこかに留まる(stay)と、トラウマ反応の凍りつきや、闘うか逃げるかの神経系にコンディショニングされてしまいます。それを回避するには、自分の選択で心地良さを感じるように場所を選んだり、或いは動き回って、自分が動こうとすれば動けることを身体に納得させることが大切です。鬱々として恐怖報道に晒されていて、身体が凍りついてしまうと、人間ろくなことを考えません。

homeが居心地よくないなら無理に居なくていい、とにかく、身体と共に、

" Stay Earth "  してほしいと思います。

辞書をみると、Groundingも微妙。訳に、(米俗) 子供のお仕置きとしての自宅謹慎という意味があります。何も悪いことをしていないのに、家から出られないというのは、懲罰のニュアンスがあって、それもまたストレスになります。

レーネンさんが来日されて仰ったことの一つに、ウイルスは、スマホを通して感染するということがあります。私の持っているウイルスの知識だと、??と最初思ったのですが、今では結構特定のウイルスのみならず、ほとんどのウイルスはすでに広範囲に行き渡っていて感染が済んでいると仮定するなら、それが発症するタイミングになるのは、免疫力が低下して、日和見的に様々なウイルスが発現することになります。よほど免疫力が元々高い状態なら影響を受けにくいけど、上で述べたような生活不安に晒されている状態で、スマホ経由で不安に感じるような情報を受け取ると、さらに免疫が低下して、日和見的にコロナウイルスのみならず、ヘルペスウイルスやEBウイルス、マイコプラズマなど鳴りを潜めていた病原体が日和見的に活気づいてもおかしくはないです。ある免疫の閾値より低下してしまうと、一斉にそれが起こることになり、ひょっとするとそれがスマホがきっかけなのかもしれません。

さらに、殺菌消毒剤の過剰多用によって、肺がちょっとづつダメージを受け軽い炎症になり、加えて、昨今の通信電波の整備によって電磁場に変化が生じることも、免疫系に影響を一部与えている可能性があります。

そんな状況でも、とにかくご機嫌でいられれば、その波にのまれずに、元々あるナチュラルキラー細胞もしっかり働いてくれるはず。マスメディア情報を鵜呑みにせず、身体感覚をもう一度高め、信頼して、どうしたいのか?どう動きたいのか?という身体の声にしたがってみると、意外と機嫌がよくなって、道も開けてくるのではないかと思います。

そして、外の喧騒とは全く関係のないところで、身体の内側にはとても静かな音、静寂があります。そこを聞いてみる、聞こえなくても音なってるかも?と思って耳を向けてみる、そうすると思わず落ち着いてくるかもしれません。そこから、身体のインフラを整える余裕がでてきて、ワクチンなど外の何かをアテにする必要もなくなるかも。

信じるか信じないかはあなたの身体感覚次第です。

スマートな情報rolfinger.com2020年5月8日

科学者としての正統な視点から、先ずデータを提示して考察し、そこから考えるための材料を提供してくれる情報源があまりに少ない。そんな中にあって、武田邦彦先生のyoutube動画はとても参考になる。権威ある専門家らしき人の発言をまず鵜呑みにしたところから考えても、土台が間違っていれば正しい判断などできるはずがない。

自粛するにしても、病原体の危険性が極めて高く致死率も高いのであれば、それに合わせた行動もやむなしと納得できるが、現在出されている自粛要請に納得できるような説明や根拠は全く得られない。

そんな中、回ってきたナイスなyoutubeチャンネルを見つけた。元の情報を徹底的に集め、その裏にある意図も見事に紹介・説明している。

WHOを始め権威ある存在を盲目的に信じてた上で、この状況をおめでたくポジティブに受け容れちゃう優等生もタチが悪いんだけど、ジョージハリスンも歌っていたように、greedy で悪意ある存在に気付かないと。

とにかく、チェックしてみてください。いろいろすっきりすると思います。

https://youtu.be/Ts0zziEUlS8

抗パンデミックストレス〜ご機嫌でいる part 2rolfinger.com2020年5月9日

自分の状態が、例えばご機嫌でないとしたら、それをどう捉えるか?

外的な状況はそのままとしても、内側の自分がそれをどう知覚しているか?は完全に受け手側の反応であり、受け手側の責任になります。これは、どれほど自分の行動や在り方に責任を取っているか?ということに関わってきていて、さらには、自分の免疫系を含む身体知、身体の叡智をどれだけ信頼しているかにも関係してきます。

ある刺激に対してどうそれを解釈するか?という自動反応する知覚システムを修正することが鍵になります。

身体と重力との関係性は、ロルフィングの基本ですが、単にgroundingすればいいかというと、そうではありません。危険な場所、極端には地雷が埋まっているところに落ち着こうとすれば、死に至ることになるように、どこに落ち着くかということが重要で、安全な居場所を見つけてから、そこに重さを預ける勘がなければ、生死を分けることになります。

落ち着こうとするマトリックスが、安全であることは必要最低限重要ですが、マトリックスとの相互作用から細胞にダイナミクスが生まれるので、マトリックスの質、揺らぎが細胞に情報を与えることになります。実際、細胞生物学の研究から、細胞と細胞外マトリックスが相互作用するときに、細胞外マトリックスの張力が細胞に影響を与えること、つまり、マトリックスの状態が情報となることがわかっています。

したがって、単にグラウンディングして地表面とつながるのではなく、安全なマトリックスとして機能する場に落ち着く、ゆだねる(=イールド)、その感覚とわずかな動きにre-conditioningすることで、知覚のシステムが徐々にゆっくりと時間をかけてリセットされることになります。

自分が一度立ち戻るところを、再編する、デフォルトを変えることからはじめましょう。

Be aware of Darknessrolfinger.com2020年5月10日

野村監督が言ってた。「人の悪口を言わないような人間は信用できない。」と。

できれば、ものごとそんなネガティブな捉え方はしたくない。でも、世の中には、悪意が存在し、それを認めた上で行動し考えなければならないこともある。

ビリオネアが、ワクチン産業ビジネスでもっと儲けようとしている。人はそんなことしないはず、という常識は通用しない。

https://youtu.be/zJjQh-iOLcs

今見ておくべき、ドキュメンタリー見つけました。

https://youtu.be/XP8f8A6jHRY

注意を注ぐべきは、感染<<予防 (=自然免疫維持 )rolfinger.com2020年5月11日

くり返しが多くて恐縮だが、TVなどのマスメディアの偏向報道の量に対抗するには、読み手側のみなさんへの一人パワープレイも役立つに違いない。

自粛の意味は、人と人との交流を減らし、感染拡大の速度を落とすことで、ウイルス撲滅とか、封じ込めという言葉は不適切である。ウイルスは、伝染するエキスパートであるから、P3レベルの隔離施設にでも滞在しない限り、伝播を止めることは不可能である。

いつの間にか伝染っていて、何事もなかったように、備わっている免疫系が抑えつつも、ウイルス自体は潜伏するのが通常起こっている。帯状疱疹の原因となるヘルペスウイルスや、HTMLV-1ウイルスなど、知らない間に罹っていることがあるが、敢えて症状がでてもいない段階でPCR検査したりはしてこなかったので、発症しない限り、これからも必要性はない。

いきなり、PCR測定し出したものだから、しかもそれを追跡する期間もにわかに開始しているので、ひょっとすると数年前から感染していた可能性もあるのに調べられてはいない。対照群がないため、比較がしっかりできていない。これは条件を統一させて、対照を設定する実験とは異なり、断定的なことはいえない。

自粛の意味は、患者の数が、病院の受け容れ容量を超えないようにすることだが、それはすでにGW明けに達成されているのだから、自粛延長に説得力はない。

だから、感染しないようにするための、マスク着用、手洗いというのは、ウイルスを遠ざけるための手段であって、すでに感染が広がっている段階に移行しているので、健康で免疫がしっかりあるうちに、免疫が押さえ込める量の僅かなウイルスに感染しておくことが、むしろ好ましい。集団で免疫されるわけではなく、個々にみると、感染するかしないかの2択しかない。

ワクチンや薬剤がない段階で、うまくコントロールできているスエーデンや台湾があるという事実は、裏を返せば、自然免疫の力でコロナウイルスはほとんどのケースで対処できて、免疫を獲得できることを意味している。ワクチンができるまで待つ必要も、また、ワクチン自体も要らないもの、ということができる。

(ワクチンの考え自体は否定しないものの、アジュバントと呼ばれる免疫をブーストする余計なもの、アルミや水銀を混入させる必要はない。そうした製品を、製造側の人間が好んで何ショットも打っているなら説得力はあるかもしれないが。)

参考となる番組プログラム

人間の内側にある癒しの力を確認するために :Netflix HEAL

冷やされて癒される: グープ・ラボ

ウイルスは、伝染るのが仕事で、それが活発化しないように、自然免疫が下がらないように、普通に暮らす、よく食べて、よく休息して、魂が喜ぶようによく動くこと。

不本意に自由な感覚や動きを奪われてしまうと、自然免疫は下がってしまう。自分に主体を戻し、自由な感覚と共に、自発的に動くこと。それが、生きるということだと思います。

Go your own wayrolfinger.com2020年5月12日

フリートウッドマックの、"Go your own way"を車に乗っている時に、ガンガン歌うとすっきりします。特にサビのところ:

♫ You can go your own way ♫〜 Go your own way ♩ いいなあ♪

https://youtu.be/kFNKhNLUS9s

病原体の挙動や致死率がよく見えない状況では、様子を観ながらデータを集める時期が必要だったかもしれませんが、今はもう違います。致死率が低いことも明らかになっていますし、医療機関の受け容れ容量も余裕が出てきている段階にも関わらず、根拠や納得のいく説明がなされないまま、自粛要請は垂れ流しのように出たままです。

日本赤十字社の抗体検査結果は5月1日にも公表と報道されたにも関わらず、未だ発表はありません。恐らくですが、予想より多くの検体でウイルス感染の足跡を示す結果が出たのではないかと推測します。だとすると、感染拡大防止を銘打った政策に意味がなかったことを露呈することになるのと、ワクチンや様々なお薬を必要としなくても、感染後健康でいられることが、明らかになります。 これは、ワクチン産業としては不都合な真実ですが、一般市民にとっては朗報です。何も必要としなくても、ウイルスを恐れることなく、生活を再開して問題なしということになります。

私自身、政治や武漢ガセワクチンにも興味はないのですが、遠方からのクライアントが多いので、その方々の移動が不当に邪魔されると、セッションに支障があるわけです。頼むから、セッションの邪魔をしないでほしいという願いしかないです。付け加えるなら、governmentと偏向報道のタッグで作り出された、実体のない恐怖で、心身のバランスを崩す人も多いという犯罪的要素があるので、そりゃだめだろってことで、珍しくブログってる次第であります。

しかも、ウイルスが新しくなる度に、いちいち緊急事態宣言出されちゃ、たまったもんじゃないですが、それを後押しする法律改正も目論まれているとか。嘘のような嫌な話です。

低致死率のウイルスに、"恐ろしい"という病原性を根拠なく与えてしまうと、さまざまな実害があります。会いたい人に会いたいタイミングで会える自由、集いたい仲間と集いたいタイミングで集う自由が奪われます。

もう二度と会えないかもしれないのにハグすら躊躇う風潮、相手の顔も見られない状態でのマスク越しの会話、繁盛できるのにやっかみと監視の目を気にして控えめにしか営業できないお店、などなど。人権以外にも基本的で大切なものがずっと踏みにじられています。

何かをするしないは関係なく、何かをしようと思えばできる状態、或いはしたくないときにはしない選択が、自分でできる状態、つまり、「自由」があれば、それだけで健康は取り戻せます。

他人がどうあれ、主体はあくまでも自分にあって、自由な感覚があれば、自ずと生きているという実感が湧くのだと思います。その実感があれば、心配や恐れから遠ざかり、健康は自ずとついてくるものだと思います。

You can go your own way !

自粛の罠rolfinger.com2020年5月12日

はたと気がついたのだが、このムダな自粛、何かに似ている気がすると気づいた。「減反政策」である。どう考えても可笑しな考えだが、お金を渡す代わりに田んぼを減らしましょう!という農業政策によって、農家はどんどん作付け面積を減らしてしまった。労働力を減らしてお金がもらえるので、ある意味楽になった。怠けて収入が得られる味を占めてしまった。

その結果、農業自給率はどんどん低下して、日本は食料自給率が下がり、他国に食料の輸入を頼り、依存度が上がることになった。これは国力が低下したことを意味する。

お米に余剰が生じたなら、輸出したり、何らかの形で貯蔵して備えに回すとかいくらでもやり方はあったように思う。その矛楯に気がついてもすでに農地自体が開発という名の下に別の住宅や道路に変えられ、復帰することができない。

すべて、お上のいうままに従った「結果」で、日本の国力を低下させようとする「策略」に乗っかってしまったといえる。

スポーツや技巧を必要とする職人ならわかると思うが、一旦鈍らせた技術というのは、復帰させるのに相当なエネルギーを要する。中学時代に卓球をやっていたが、一日練習を休んだだけで、次の日のラケットへの球の吸い付きや細かい感覚が鈍ることを知っている。団体競技などは、リモートではフォローできない部分が大きいに違いない。

自粛でスズメの涙のお金をもらって慎ましく行動を狭めることで、実は失っているものが大きい。そのことに気づいておいた方がいいだろう。

だから、クライアントがオフィスに来られないのは仕方がないが、私自身がオフィスを閉めてセッションの機会を少なくすることは絶対にしない。怠けることに慣れてしまう程、怖いことはない。それを恐れるべきである。

Power to the people ♫rolfinger.com2020年5月13日

今日はジョンレノンのPower to the people"民衆に力を" を貼っておきます。

https://youtu.be/4Epue9X8bpc

さすが、ジョン、パワーがあります。

緊迫感の中「生きるか死ぬか」の生活態度とは対極に、自分にとって必要だと感じることをゆっくり楽しんでいる姿勢が、「人生を豊かに暮らす」ということのはずです。「生きるか死ぬか」に直接関係ないような行動は「後回しにしろ!」といわれているような雰囲気を感じます。

音楽、美術、パフォーマンスから、人を笑顔にするお料理や職人技などなど、人生を豊かにしてくれる仕事が、二の次三の次にされています。TVでパワープレイされる医療従事者を応援するメッセージもいいけど、患者が目の前にいれば仕事をするのはある意味当たり前です。

それよりも、目を向けるべきは、人権を含め様々な権利が奪われていること。子供は学校で学ぶ機会を奪われ、研究者は実験する機会を奪われ、学生は調べものをする場所を奪われ、お店は働く時間を制限され、宿泊施設はお客さんを思うように呼べず、一方、自粛を強制する側は、自粛によって大した影響も受けない人達です。通常の8割自粛を呼びかけるなら、自分達は各種手当てと8割給与を返上した上で、自宅待機してリモートワークに切り換えるなら、説得力は多少あるかもしれません。民衆の力を奪うような流れに違和感を感じます。

お年寄りの命をたてにとってますが、致死率、抗体検査結果、基本再生算数からしても、発症・重症化リスクが高い人だけ注意すればいいだけの話です。

生きるか死ぬか、というのは、神経系でいうと、逃げるか闘うか、の反応と同じなので交感神経優位で、休息したり消化するという副交感神経の働きが阻害されてしまい、人生を豊かに生きる姿勢から遠い状態です。

そんな緊急事態?が続いて、結局、甚大な被害を被って犠牲になるのは、メインストリームにはいない、小さく暮らしている人々です。

しかし、世の中に面白みを与え、多様性をもたらしているのは紛れもなく、小市民です。負けるな小市民!自分のやっていること、やってきたことを小さくみたり恥じることはない!!

♬ Power to the people. ♫ Power to the people ♪

♬Power to the people. ♫ Power to the people, right on ♪

治すということの落とし穴rolfinger.com2020年5月13日

ロルファーとしては、症状がある場合もない場合も関係なく受け付けているが、本来は健常の方を対象にしていて、いわゆる治療者としてのスタンスで仕事はしていない。

ゴールを症状の改善としてしまうと、主訴が改善したところで治療は終了するが、根本的に症状がでないような高い適応力がある状態をロルフィングでは目指している。

人を治療する、治って喜ばれ、自己有用性が高まる。そのサイクルは循環していて、自己評価も高まる。ただ、そのサイクルにどっぷりつかってしまうと何が起こるか? その仕事のお得意さまが、調子の悪い患者となり、その存在が生きる上で必要になってしまうのだ。無意識にだが、患者が根本的に治ってしまうことを心から願えなくなる、危険性が常にあるということだ。実際に腕のいい治療家が、ある治療院に勤めて、患者を治したら、オーナーにいい気になるなと諫められたという話を聞いたことがある。

信じられないような話が実はあるが、本当にクライアントの回復や何にも依存しない状態に移行することをコミットすることと、クライアントを囲って通い続けるように仕向けることは全く違う動機に基づいた仕事への姿勢だが、外からは見えにくい。だからクライアントや患者としてどこかに診てもらう時には、盲目的に従ってしまうのではなく、常に対等性をチェックする必要がある。

何か違和感を感じたら、担当のプラクティショナーを代えていいのだ。それが自分を大切にすることにもつながり、ダメな医療従事者や施術者をそれ以上応援しないことになり、全体をよくすることにもつながると思う。

風邪の効能rolfinger.com2020年5月14日

を英訳した野口晴哉先生の本を坂本龍一さんから頂いたことがある(プチ自慢)。野口整体の考え方だと、風邪をひくというプロセスには、からだのバランスを整えるという効能があるらしい。その考えは、オーソドックスな医学の常識からは逸脱している。

病原体としての感染には悪い意味しかないように捉える立ち位置から、まるで罹ることがバランスに寄与する「利点」があるとは、実に面白い考えである。

ということは、ああ、風邪をひいたといって落ち込んだり、失敗した感じになるのではなく、何かそこから回復することで、レベルアップが見込めるということになる。

現在の非常事態宣言による自粛要請下では、おちおち風邪もひけない。お店に入った客が体調を崩し、PCR検査して陽性と出れば、そのお店にとって致命的なダメージを食らう。来店前後で、満員電車や他の密集エリアで感染した可能性があったとしても、恐らくほれみたことかとやり玉に挙がられるようなリスクがつきまとう。(しかもRT-PCR法だと擬陽性も拾う確率が大きいらしいし)

風邪に対して、これまで過敏になっていることも珍しい。だが、すでに致死率が低いことや感染したほとんどの方も後遺症なく復帰していることを考え合わせれば、危険レベルはかなりひくいわけだから、重症化リスクが高い人は別として、もういい加減自粛やめたらいいのにと心底思う。

私はというと、遠方からの客足は遠のいてますが、お越し頂くクライアントを拒まず、普通にワークしています。完全予約制で公共交通機関も使わず、そもそも月に合う人数も限られているのに、これ以上減らしたら、仙人になっちまうからね。(すでに仙人扱いされてますが)腕も鈍らせたくないし。

自粛ストレスで心身のバランスを崩す人が増えているこんなときだからこそ、どんどんセッションでストレスを放電してほしいと願っている。

毎日3時間程一緒に過ごす92歳の親父は武漢カゼとは無縁のようだ。先日血液検査したら、ヘモグロビンが標準の3分の1に低下して、一人高山で暮らしているような親父だが、何ら彼の健康状態に異常はない。1月から3月までは毎週焼き肉食べたり外食してたけど、関係なかったみたい。むしろ、感染を恐れて肉食べない方が基礎体力低下につながっていたと思う。まあ個々に状況みないといけないけど、高齢だからといって、過剰隔離するのも如何なものかと思う。命が命がって神経質になるより、人と人とが会えることがもっと大切だったりするじゃないですか。

お年寄りだって自由や人権は保証されなきゃいけないから、個々の状況判断で動けるようにした方がいい。でなきゃ、いろいろ後悔します。特に高齢の方との時間は限られているので、一律に面会できなりような体制は悲しい結果を生む。

ええっと、元に戻しますが、風邪や感染を忌み嫌ったりするのではなく、むしろバランスを回復するいいタイミングがきたといって歓迎できるような価値観があると、少なくとも、感染者や医療受持者への偏見・差別はなくなるでしょうね。

ポイントは、薬いらず医者いらずrolfinger.com2020年5月14日

緊急事態宣言で自粛が必要な理由は、ウイルス感染後発症〜重篤下して入院者が増えると、受け容れ容量を超えてしまい、本当に医療を必要とする患者さんが適切な医療を受けられないという点にある。パワープレイしますが、自粛行為は、ウイルス撲滅でも感染防止とも無関係である。

(私はむしろ、自粛ストレスによって、本来の免疫系が下がって、感染後重篤化するリスクが上がることを懸念している。)

要するに、医療体制というコップの水が溢れなければ、ムダな感染防止キャンペーンはやめて、免疫のためにも、感染しておくことが、必要な備えになる。麻疹やおたふく風邪が、成人になって罹ると、かなり重症になることは知られているが、それと同じ原理である。

仮にウイルスが変異しても、変異に関わらず共通の抗原はあるだろうから、決して無駄にはならない。風邪は冬に大流行することを考えると、それまでに罹っておくことがいい準備になる。だから、もうマスクをしたり、過剰な殺菌・抗菌行為はやめて、普通の暮らしをすることが、1番いいと思う。免疫が維持されている状態で僅かな量の病原菌に接することが、免疫を獲得するのにベストである。

(最近スーパーにしてもマスクなしだと入店できないこともあるので、仕方なく装着してますが、人混みじゃなければ、お散歩はマスクなんてしてませんよーだ!)

とにかく、1番大切なのは、病院にいかなくていい身体でいることで、そうであれば、医療体制を圧迫することもない。本当に調子が悪ければ話は別だが、検査結果を知ろうとするエネルギーを自分の免疫が信じられるように保つためにできることに向けた方がいい。

とにかく、漠然とした恐れに対して、それを誤魔化そうとして、常に何か外のものに頼ろうとする、そのパターンから抜け出すことが、自由な生き方につながる。

今日来てくれたクライアントは、自粛で動かない生活にしてしまったことが、調子を崩す原因になったとのことに気がついた。どこかが悪いから、調子を崩すのではなくて、問題をつくるような生活パターンが、その修正のために身体に違和感を創るようなケースは、珍しくないと思う。

身体の声に耳を傾け、外の雑音をシャットダウンして、小さく反逆することが、自由と健康を手にする秘訣だと思う。

https://youtu.be/6RN7lv9Xn2I

Hey Hey Hey, I was born a rebel, down in Dixie on a Sunday mornin'

Yeah with one foot in the grave and one foot on the pedal

I was born in a reble.

ハダカデバネズミの生き方に学ぶrolfinger.com2020年5月15日

自然の知恵を学び、生かそうとするなら、すでに生物が行っている智慧に倣うことが手っ取り早く、生体模倣-バイオミミックリーの考え方があります。その中でも、強欲な人間にとってはなんとしても手に入れたい能力の多くをハダカデバネズミは持っています。

その並外れた特徴は

1)低酸素耐性 息を止めててもすぐ死なない

2)疼痛耐性 -痛みに強い

3)長寿

4)老化しない

5)がんにならない

6)接触阻害に高感受性。 密集することに敏感

正常な細胞には、適切な組織の増殖の調節に役立つ「接触阻害」という現象があります。 隣接する細胞とのコンタクトにより、増殖を停止する(秩序を維持)タイミングを知っ ています。癌細胞は、本来の接触阻害の性質を失っていることが、よく知られています。 隣接する細胞同士が互いに接触しても、単層培養で分裂し続けます。Seluanovら (2009)は、ハダカデバネズミの線維芽細胞が、非常に低い細胞密度にもかかわらず、 接触阻害 になることを報告しています。したがって、この長寿命のハダカデバネズミの線維芽細胞 は、他の短命の齧歯類の線維芽細胞よりも、周囲により多くの空間を必要とし、隣の細胞を離れたところから知覚し、密集または過密になる前に成長を停止します。空間身体学的にいうと、ハダカデバネズミの線維芽細胞はいい「間合い」を知っているように見えます。

接触阻害という性質は、栄養分を奪い合うことなく効率良く秩序を保つために隣同士の細胞とうまく共存することを意味します。これは、「接触」に対する感受性が生命の秩序に関係していることを示唆しているのかもしれません。また、正常細胞には「足場依存性」という性質があり、生存し増殖するためには、拠り所となる足場に接地することが必要です。足場とコンタクトする、関係性を持つことが正常細胞の生育に必須なのです。また、細胞には、それぞれ一つずつ「一次繊毛」と呼ばれる物理刺激を感知するセンサーがありますが、癌細胞は一次繊毛が消失していることがわかっています。これらの関係を 以下の表にまとめています。

ハダカデバネズミ正常細胞がん細胞

(1)足場依存性++ー

(2)接触阻害+++ー

(3)一次繊毛++ー

Table1:正常細胞、癌細胞、およびハダカデバネズミ

1)足場依存性 は、細胞と細胞外マトリックスとの関係を示します。

2)接触阻害は、隣接する細胞同士の関係を示します。

3)一次繊毛は環境に対する反応性を示唆しています。

癌細胞は周囲との関係性を失った無秩序な暴走状態にあります。このことから、周囲との相互作用が低下した細胞が、もし周囲の細胞外マトリクス或いは近くの細胞との関係を再構築できれば、再び生命の秩序の中に参加し直すことが可能なのではないかと想像します。

相互の関係性 = 秩序、正常化

様々なセラピーや身体技法が、身体と重力・空間との関係性や、他者との関係性を扱いますが、関係性の改善によってクライアントが回復する手助けになります。

さて、コロナパニックによって、人と人との距離がソーシャル・ディスタンスなる言葉で、遠ざけられ、言葉や表情から読み取るコミュニケーションもマスクされ、スキンシップも憚れるようになり、本来働くべき場所ではない処に止まるように強制され、思い切り働くことすら制限されている状況が今起きています。

この自粛ストレス下では、ハダカデバネズミとは真逆の生活を強いられ、実際、クライアントの中には、自粛ストレスで心身のバランスを崩す方も少なく有りません。

https://youtu.be/eHi9FvUPSdQ

ハダカデバネズミは、真社会性の社会構造で生活することが知られています。それぞれに振り分けられた役割をこなしながら、コロニーを形成し、巣の中で互いに密に接触しながら生活する。草食で、繁殖をめぐっての争いもなく、平和的な生活を営むことが知られています。

1)コミュニティの中で、自分の役割をやり遂げる。

2) 人との適当な距離間と必要なスキンシップを保つ。

こうした生活様式が、長寿や癌にならないことにつながっていることが推測されますが、興味深いことに、飼育されたハダカデバネズミにはがんが見つかったという報告があります(😿)。人工的な環境で自然のコロニーから離した形で飼育してしまうと、本来の真社会性のコロニーでの暮らしとは異なり、自分の仕事の役割もなく生き方も変わってしまうのかもしれません。適所で働けないストレスなのか?或いは、本来の社会で働く自由を奪われることが、がん化を招いてしまうということなのでしょうか?

いずれにしても、他者との相互の関係性は、長寿や健康に大きく関わっているようです。また、社会における自分の役割を果たすこと、他者とのスキンシップや適度な間合いも大切ということもいえそうです。

ハダカデバネズミの生活様式は、私達に多くのヒントを与えてくれているように思います。

暖かくなればrolfinger.com2020年5月17日

気候が暖かくなれば、風邪も引きにくくなる。自粛してたから、感染が抑えられた調になっているけど、実際のところ、単に暖かくなってきたから、免疫が上がってきた可能性は大いにあると思うが、governmentの自粛要請が功を奏したようにしたいのかもしれないが、本当のところは曖昧なままである。

献血等でサンプリングされていた抗体検査結果がやっとでた。5月1日で公表される予定だったのに2週間も遅れた背景には、データが想定されたような結果ではなかったことが予想される。

0.4%程度の抗体陽性率で、昨年(新型コロナウイルス感染報告前)の血液サンプルもほぼ同じ%の抗体が検出されたという。これは海外で報じられた結果よりかなり低い。しきりに、検査キットに問題があって、データが信頼性に欠けるといっていたが、まず検査キットはかなりコストが高いので、何の解釈もできないような検査だったとすると、とんでもない損出である。責任者だったら、降格少なくとも始末書もんの大失態だ。でも、そんな信頼性の低いものをこのような状況下で製品化して世に送り出すだろうか?企業としては信用問題なので、正式なコメントをしてほしいと思う。

一方、得られた結果が試薬キットや操作、サンプリングに問題がなく、信頼できる結果だったと仮定すると、

今年と昨年の抗体陽性率が、同等でだったということから、"covid-19は今年から広まったわけではなく、つまり新型ではなく少なくとも昨年にはすでに広まっていた。"という可能性。

0.4%の抗体陽性率という低い値であることから、"PCR検査や報道された感染者数より遙かに下回る感染しかおきておらず、covid-19は感染拡大してなかった"という可能性。

仮に感染拡大は起きていたが、"covid-19に対する抗体ができにくいという性質があるなら、ワクチンを作ったとしてもムダ"という可能性。(生のウイルスは最も優れたワクチンである。通常、感染力を下げるために、弱毒化したり不活性化したり、一部の抗原を使ったりして作製するのが人工のワクチン)

が考えられる。

ワクチン産業の人達にとって都合がいいのは、多くの人が感染の証である抗体を持っていたが、追跡すると抗体が維持できないので、ワクチンでたまにブーストする必要ありとしたいところが、そもそもの抗体陽性率が想定より大幅に低くかったために、公表を2週間も遅らせてどういう見解にするかを検討したのではないかと勘ぐってしまう。次に規模を大きくして抗体検査したとして、どんな結果がほしいのだろうか?

BCG接種や海藻や発酵食品を多く摂る日本人にとって、ひょっとすると抗体に頼るような免疫を獲得する必要もなく、自然免疫だけで、covid-19に対応しているという可能性はないだろうか?

結果はどうあれ、私にはワクチンは不要で、自然免疫でなんとかできると信じているし、それを信じられる状態でいられるようにすることにエネルギーを使いたい、と考えています。

これから暖かくなっていけば、特定のウイルスとは関係なく体調はよくなり、緊急事態が解かれれば、全体が回復に向かっていくと思います。

ただ、問題はこうした緊急事態宣言によって、自由が奪われる可能性がこれからも起こり得ます。少なくとも、夏を越え、気温が下がって風邪を引きやすい気候になってきた時に、二次パンデミックに備えたいところです。

クラウドファンディングに参加してみてrolfinger.com2020年5月18日

音楽家やパフォーマーにとって、オーディエンスが多く集まる場所での講演ができなくなるのは、死活問題である。そんな中、何度も会場として使用させて頂いている代官山ライブハウスの「晴れたら空に豆まいて」がクラウドファンディングを立ち上げた。

私自身、存続を応援したい気持ちから、僭越ながら、応援メッセージを送ったのだが、ほとんどの方は、当然、晴れ豆を熱く応援する内容になっていたが、菊地成孔さんのメッセージはひと味違っていた。以下、勝手に引用:

「日常的に数多くの店に世話になっており、特定の店だけを応援しているように誤解されない事を願います。あくまで僕個人は、基金によって、救われる店と救われない店が明確になるようなシステムへの寄与は避けたいです。今、全てのライブハウスがクローズの危機にさらされています。僕の願いは、全ての店がサヴァイヴすることに他なりません。「晴れたら空に豆まいて」さんには、実に様々なイベントでお世話になっておりますので、単にそのリージョンのみによって、エールを送ります。他店には出来ない、イマジナリーなイベントを開催してくれている場所です。頑張ってください。」

菊地成孔(音楽家/文筆家)

これを読んでガツンとなった。一つの贔屓にしているライブハウスだけでも生き残ってほしい、と思うのは当然の願望だが、ふと気がついたのは、緊急事態下という圧がかかっている条件では、生き残るところは生き残るけれども、そうでないところは、閉店しても仕方が無いと心のどこかで思っていたことに、菊地さんのコメントを読んで気がついた。

そう生き残るべきは、全部のライブハウスなのだ。趣味や方向性も違うし、行かないけれども素敵なお店はたくさんある。素敵でないお店もあるが、じゃあ優れた(と自分が勝手に認識している)お店だけが残ればそれでいいのかというと、実はその考えは間違っている。自分と一見無関係に見えるお店や他人も、見えないだけで循環の中で関係し合っている。

たくさんの種類のお店があることで、それぞれのお客がお好みの店にいき、棲み分けされているので、お店としてもいろいろ絞りこんでライブすることができる。自分の興味の対象以外の世界が回っていることを無視していいはずがない。

自分の業界にもいえる。いろんな療法やアプローチがあって、必要とする技法に必要なタイミングで会うべきセラピスト/プラクティショナーがいるから全体が回っているのであって、そのためには、様々な療法と個性ある人材が豊富に存在する必要がある。

"救われる店と救われない店が明確になるようなシステム" には疑いを持つ必要がある。状況がどうあれ、圧力が加わったことで、適者生存のような考えは間違っている。 こんな状況だから、救われないお店やプラクティショナーがいても仕方ないなんて諦めてはいけない。

不要不急とされることが人生を豊かにしてくれる。神経系が興奮する「急で必要なこと」がないようにゆっくり生きることが健康につながる。適者生存の考えではなく、棲み分けること - 潰れていいお店や仕事を続けられない人達がいていいはずはない。少なくともそういうヴィジョンを持っておこうと思う。

クラウドファンディングを利用せざるを得ない業種もあるが、日常の中で、いつもいくお店に足を運ぶことが、間違いなく応援になる。

soothing musicrolfinger.com2020年5月18日

朝起きて、TVはつけない、Radioもつけない。頭を忙しくするSNSも、朝は控えめにして。

朝から警戒情報満載のNHKの画面は見ないようにしている。

瞑想もいいんだろうけど、動かずじっとしているのは性に合わないので、最近Amazon Music のハイレゾ音源でこれを聞いている。デスクワーク作業中にもお勧めです。

https://music.amazon.co.jp/albums/B086LCMZRH?ref=dm_sh_61cf-27cb-1cd1-64eb-6d467

万病の元、酸化ストレスのレベルを下げる - (1)rolfinger.com2020年5月18日

酸化ストレスマーカーの一つ、8-OHdGが低レベルで抑えられることは、がんや心臓病、認知症などの生活習慣病になり難い、つまり健康レベルが高いことを意味する。酸化ストレスを抑えることができれば、万病の原因とされる慢性炎症も抑えられ、昨今、Covid-19感染による重症化で問題となるサイトカインストームのリスクも低くなることが期待できる。

大雑把なイメージでいうと、体内がサビ難い、酸化していない状況をつくるということである。健康体であれば、活性酸素の消去系酵素が十分な働きをしてくれるため、速やかにO2ラジカルを消去してくれる。一方、エイジングと共にこの消去系もやや働きが悪くなり、消去されないO2ラジカルが細胞に傷害を与える。これが老化である。傷害によって、至るところで炎症が長期化し、慢性炎症となる。この慢性炎症が様々な疾患と関連していることが近年明らかになっている。

各種ビタミンやポリフェノール類など抗酸化物質を摂取することが、酸化ストレスを低下させることにつながるが、それ以外に、水素が豊富に溶存している電界水素水を飲用するという手段がある。サプリメント由来の抗酸化物質は、比較的分子構造が大きな分子であるため、作用部位が限定される。一方、水に溶存しているとその制限がない。

父の新居に浄水器を導入しようとして、いくつか検討していたが、日本トリム社の電解水素水整水器を選んだ。理由は、様々な研究機関との共同研究が進めれていることと、この水一本で勝負していることにも好感がもてたことによる。

https://www.nihon-trim.co.jp/research/collaboration/

初期投資はコストがかかるが、ボトルの水を買い続けるよりは低コストである。早速数日前から飲み始めてみたが、悪くない。 農業に用いている例もあるそうで、メロンが倍の大きさになるという収量増加が見込まれたり、養鶏所の給水に応用すると臭いが減るという応用例があるとのこと。

https://youtu.be/Khs3Mg8Vrq4

飲用ではなく、もっと直接的に点滴する療法を行っている施設もある。

https://jsom.jp/261-2

点滴までしなくとも、飲用で同様の効果は期待できると考えられる。

水の重要性は誰しも認識していると思うが、長い目で見ると、悪くない投資ではないかと思う。

電解水素水整水を利用する際の注意点としては、水に溶存している水素は保存がむづかしい。長期保存できない。容器内ですぐ揮発してしまうので、きちんとした整水器でフレッシュな状態で使い切ることが大切である。他社の製品も検討したが、データの数値として示されていないことが多いので注意が必要である。

藤井聡先生の提言 - 半自粛のすすめrolfinger.com2020年5月19日

自宅で、家族と2メートル離れて生活できますか?

政府専門家委員会の提言によると、家の中でもマスクして家族と離れて暮らせるか〜っつうの! 専門家会議は今すぐ、京都大学大学院レジリアンス実践ユニットと交替してほしい。人間の暮らしや生活の営み、文化を破壊する提言の由来は、専門家委員で、元WHO事務局長の尾身茂氏らしい。

https://youtu.be/BmNcDHTVzZI

そもそも、WHO;世界保健機構としてご立派な独立国際機関とおもっていたが、先日マダガスカルの大統領が、WHOから賄賂と共にコロナ治療薬に毒をいれるよう指示されたと曝露して、アフリカ全体にWHO脱退を呼びかけているという。そりゃそうだ。そんな機関に属して毒入れたら、犯罪者の仲間入りになってしまうじゃないか。

https://aobrempongnana.wordpress.com/2020/05/15/who-offered-me-20million-dollars-to-put-a-little-toxic-in-my-covid-19-remedy-madagascar-president-exposes-who/amp/?fbclid=IwAR3ui2K7YkGMUMqD_AqUhgWuBfBRbrXTqTLdv2MFMm_mHo82e-d_V8eLqVw&__twitter_impression=true

WHOって思ってた印象とは真逆の組織ってことになる。WHO出身の政府専門家会議からの提言、どこまで真に受けて、愛のない、コロナに伝染らなきゃいいロボットとして生きるのか?それとも、半自粛しながら人間的に暮らすのか? 結局自分次第だ。

No session, No liferolfinger.com2020年5月21日

ソーシャルディスタンスなる言葉の影響によって、人と人との関係は疎遠になり、顔から読み取るコミュニケーションも妨げられ、様々な関係性が希薄になり身体性を失いつつある。

パンデミックによるストレスは、人類が直面してきた遺伝子に刻まれ、原初的に避けようとする本能的な恐怖があるのかもしれない。そこにつけ込んだ形で、マスメディアによる恐怖を煽る報道が繰り返され、身体は警戒モードに陥りやすい。

しかしながら、人と人との交流は、そもそも皮膚を通しての築かれるものである。

こんな状況だからこそ、様々な関係性を回復するには、原初的なコミュニケーションとしての、タッチが間違いなく威力を発揮する。そこで人は、直接的なタッチを通してのやり取りに対して躊躇が生まれやすい。敢えて、対面でボディワークのセッションをするということは、癌やエイズのクライアントにマッサージするということに似ている。

マッサージという物理的な刺激を通して、腫瘍細胞が活性化して転移や再発が促されてしまうので避けた方がいいという考え方と、マッサージによってリラックスすることで神経系が鎮静したり、オキシトシンが産生されるなど、プラスの恩恵があるので、マッサージした方がいいという二つの考え方がある。

前者のリスクは、可能性としてゼロではないが、そのリスクと受けることによる恩恵を秤にかけた時に、どちらを選択するかということになる。

パンデミック状況下では、対面でのセッションを実施すれば、感染(正しくは発病)リスクは、ゼロではないが、そのリスクを低いものになるよう注意した上で、セッションを受けることによる恩恵・メリットがリスクを上回ればいいわけである。

結局、健康に対する考え方だったり、何に価値を置き、日々をどう暮らすか?という価値観に関わってくる。そして、どんな状況でも身体はどうすべきか、どこに行くべきかを知っている。誰でも、その身体からのサインを汲み取るだけで、様々な可能性が開けてくると思う。

皮膚感覚、重力との関係性、空間との関係性、それらがストレスからの回復の鍵になるだろう。

ロルフィング - 変化の持続性 酸化ストレス動向 Part 1rolfinger.com2020年5月24日

何かワークを受けた時に「効果の持続性」については常に気になるところです。ロルフィングの売りの一つは、変化が持続的であること。だから、何かに依存する生活から解放されて、自由と自分の身体に自信と力を取り戻すことができるところにシフトさせたいわけです。

姿勢の変化を写真データから比較する従来の方法以外に何か、バイオマーカーのような別の指標があると、ロルフィングの捉え方や意味が変わってきます。

研究員時代に御世話になって以来、懇意にして頂いているバイ・ディジタルOリングテスト(以下BDORTと略)認定医の先生に、写真データから酸化ストレスを測定してもらう機会を得ました。酸化ストレスの指標には、8-OHdGという物質を用います。-100〜+25の間で判定され、この値が低ければ低いほど、がん、糖尿病、認知証などの生活習慣病から程遠い、つまり慢性疾患になり難い体質であるという見方ができるそうです。

BDORT認定医7段の先生に、酸化ストレスマーカーを写真判定してもらったところ、10シリーズのロルフィングによって、 +20から、−30に減少。さらに何もせずに4ヶ月経過した後、−40とむしろ改善傾向にあることがわかりました。このことは、身体構造と一致した結果となっています。

An oxidant stress marker, 8-OHdG was decreased after the 10 session of Rolfing, followed by keeping the level for 4 months.

別のケースで見てみましょう。

この方は、2009年に10シリーズRolfingを終えた方です。ロルフィング開始前に+10だった酸化ストレスマーカーのレベルが、シリーズ終了直後では、−20に減少し、6回のRolf Movementによって−60にまで減少しています。その後、6年後にオフィスに来ていただいた時には、− 30と比較的維持されており、1回の調整によって、− 50に酸化ストレスが抑えられる結果となっています。

これらの結果は、ロルフィング及びRolf Movementのセッションが、酸化ストレスを下げ、さらに、その効果に持続性があることが示唆されます。ロルフィングを受けることが、生活習慣病の予防につながる可能性が示されたことになります。

酸化ストレスが低ければ、万病の原因とされる慢性炎症も抑えられ、即ちサイトカインストームも起きにくくなることになります。このような結果は、ロルフィングが、ホメオスタシスを向上させるという一つの説明になるのかもしれません。

ちなみにこのバイ・ディジタルOリングテスト (BDORTと以下略)は、認定制度があって、スキルを日本の武道に倣って「段」で示されるそうです。人間の筋肉反射と電磁波の共鳴現象を使います。高段者の測定技術は極めて正確で、臓器の造影結果と、BDORTによるトレースはとてもよく一致することが知られ、癌の早期診断としても有効な方法として知られています。ノーベル賞選考に深く関わるカロリンスカ研究所は早くからのこのBDORTの有用性に着目し、創始者の大村博士らは、欧州統合医療学会に招聘され、たびたび基調講演を行っています。日本では、ソニーの創始者の一人、井深大氏がBDORT研究を支援していましたが、途中で岡山のバイオ企業(株)林原の旧社長の林原健氏が引き継いだという経緯があります。私は、その一時期に林原に在籍し、1995年にBDORTとの共同研究に関わらせて頂きました。

ロルフィング - 変化の持続性 酸化ストレス動向 Part2rolfinger.com2020年5月24日

「ロルフィングには、姿勢や形状を変容させるだけでなく、万病の元となる酸化ストレスを軽減させる可能性がある。」

バイ・ディジタルOリングテスト認定医の先生との共同研究により、次第にロルフィングのプロセスが酸化ストレスにどう影響するのか、についての知見が集まりつつあります。

ロルフィングは、治療的な処置ではなく、その予後の時間軸も包括したプロセスです。ロルフィングのシリーズ中または直後に変化を実感する方がほとんどですが、稀にシリーズ終了後からの変化に驚かれる方もいます。写真で追跡すると、確かに後戻りするような退行的変化ではなく、統合が進む進化的な変化を示唆するケースもあります。

BDORTによる酸化ストレスレベルの測定で、ロルフィングシリーズ前後で違いがないケースが稀に存在します。ご本人に変化の実感があるにも関わらずです。

以下は、慢性的な便秘をお持ちだった80代女性のケースです。

Effect of Rolfing 10 series on the level of an oxidant stress by B-Digital O-Ring Test.

ロルフィング10シリーズ前と直後を比較しても、酸化ストレスマーカーの値は、+10のまま変化が認められませんでしたが、半年後+5に下がり、さらに調整セッションによって、0に減少しています。これは、時間をかけて酸化ストレスがちょっとずつ減少する方向に向いていたことが示されているのと、11回目の介入に対して受容性が高まっていたことになります。ご感想頂いた内容から判断すると、ロルフィングによって、生活のパターンにも変化が生じ、活動的になったことも酸化ストレスと深く関連しているように感じます。

10シリーズを受けて頂いた7年前当時は84歳でいらっしゃいましたが、2020年現在91歳になられて、いろんな体調変化がありながらもご健在と伺いました。嬉しい限りです。

2015年;10シリーズ終了から2年後には、以下のような感想をお送り頂きました。(引用許可を頂いてます)

↓ ↓ ↓

「田畑先生、ロルフィングに巡り合う所から、不思議な事がいっぱいでビックリ感動、感謝しております。

長くなり申し訳ございませんがお礼と感謝を込めて、書きます。

お時間の許す時にでも、目を通して頂ければ...ありがたいです。

これまで母とは仲良しではなくて距離を置いてきたのですが、

田畑先生のセッションを受け始めてすぐに、これは母に受けてもらいたい!

何故か私がロルフィングを勉強してからじゃ間に合わない!と思いました。

(50歳超えてロルファーになりたいなと無謀にも思って調べたらとんでもなくて...)

でもあの母が行くかどうか、10回続けられるのか?もわからず、

とにかく話してみたらOKで、10回の途中で嫌になったらやめてもいいからと言って連れて行きました。

初回は、まだ電車の西武線が東横線と繋がっていなくて、恵比寿駅からタクシーか、渋谷駅から乗り換えて代官山駅から徒歩と同行して、

高齢の母には大変で続けられるのか?と思いましたが、

2回目からは、なんと東横線が西武線と繋がって、楽々一人で通える状況になって、このタイミングの良さにビックリです!

10回終えて、ちょうど待っていたように遷宮のタイミングで伊勢詣りへ、

母も私も行った事がなくて、今迄2人で旅行した事も無くて、こんな事になるなんてビックリです!

ツアーで他の方々について行くのが大変だったんですが、楽しくて、

出雲大社詣り&厳島神社のツアーにも参加してしまいました。

翌年(2014年)5月には、千葉県の神崎寺の主催する西国33観音巡りツアーで兵庫、大阪の9ヶ寺を訪ねました。

山登りの所はバスの中で待っていたりしましたが、必死で楽しく付いて行けました。

先生のセッションを受けていなければ、この様な素敵な出来事はあり得なかったと母共々、この不思議な流れに驚き深謝申し上げております。

そしてロルフィングの本に載せて頂き世界デビューとは凄い母⁉︎です。

そして、私ですが、初回セッション受けて、ロルファーは無理、どうしようかなと(事務職をしているのに)何故か思ってしまいました。

急に、ハワイは凄い所だな世界の人が癒されに行くなんて他には無いなとふと思って、

...今迄アンチハワイでその上、新婚旅行のカナダ帰りに寄ったオアフ島で元夫が(8年前離婚したんですが)、結婚指輪をハナウマベイで落として無くすなんて事もあり...

ホ・オポノポノのモーナ・ナラマクシメオナさんを調べたらカフナで州宝でロミロミの原型を行っていたと知り、

1回目のセッション後、2013年1月からロミロミを学び始めました。

通っているスクールで9月にハワイ島のハワイアンのクムさんの所へ約1週間学びに行く企画があり、仕事を辞めて行ってしまいました。

戻って10〜12月先輩のロミロミの店を手伝ったんですが、

翌年2014年1月から3月はハローワークの職業訓練校で介護の勉強をして、資格取得し4月から訪問介護のヘルパーとして働き始めました。

ですが、4月半ばに又ハワイ島のクムさんの講習に何故か1週間前に急に参加したくなり、行ってしまいました。

それが3月にクムさんの元へ戻ってきたヘイアウのある土地でプライベートビーチで皆既月食の時に行われる最初の講習だと行ってわかりました。

介護で勉強した心と身体の事が、ロミロミとも繋がって何故か楽しく訪問介護ヘルパーの仕事を今しています。

ロミロミは出張で将来できればいいなと思ってます。

何故、介護なんだろうと自分でも?でした、一番苦手な所と思ってました、母もなんで?あんたが?とビックリ!

そしてまたちょうど待っていたように、母のすぐ下の妹が4月に介護が必要な状況になり、

私の学んだ事がすぐ役立ってスムーズに事が運び、母も(私の妹と同居しているのに)介護の申請ができ支援が受けられました。

なんだかわからない物事の自然な流れがあるんだなと感じる毎日です。

巡り合うタイミングの物凄さにビックリする出来事がまだまだあって生きることが楽しくなってきました。

心と身体と魂との繋がりの不思議さを感じるようになりました。

長くなって申し訳ありません、読んで戴きありがとうございます。

先生に巡り合えたお陰様で、母に思いもよらぬ親孝行ができて嬉しく、深く感謝申し上げます。

ありがとうございます。

また、宜しくお願いします。」

ロルフィングのプロセスが、家族の関係性や人生の流れに影響を与える可能性を感じます。

ロルフィング - 変化の持続性 酸化ストレス動向 Part2 の続きrolfinger.com2020年5月26日

前の投稿の続きですが、酸化ストレスの値をお知らせするために、ご家族に数年ぶりに連絡したところ、以下のメールを頂きました。偶然が重なり、以心伝心というか、何かのシンクロが起きていたようです。

「先週、母から電話があり、

今だから言うけど、2月中頃から血尿が毎日続き、ガンかなと思って、

心配で受診したら、特に血液や他の異常が全く無く、

医者も原因が判らずとにかく水を沢山飲んで汚いものを出しなさいとだけいわれたそうです。

本人も貧血なし、気持ち悪さなし、食欲も体調も変わらず、

水もそんなに飲めないし...お茶か白湯を少しずつ飲んで、血尿を毎日観察していたそうです。(呑気な人で)

お腹の中の汚いものが剥がれていくようで、ピラッとしたもの、血の塊、などなど凄い量が毎日4月末まで2ヶ月以上も続いた後に

ピタッと止まり、いきなり綺麗な尿になって、

お腹の中の場所替え移動があり、膀胱が動いた感じがして、背中が真っ直ぐになったそうです。

(残念ながら姿を見てないのです❗️コロナ予防の為、実家へは暫く行ってません...私が菌を運んでしまう可能性もあるかもと)

恵比寿の先生の教えてくれた事※は、本当だった、(失礼な母ですみません)

上記の様な不思議な事があってと語り、

骨は3ヶ月に一度変わって元にもどると骨の模型を使ってわざわざこんなお婆さんに丁寧に教えてくれて〜と

有難がって電話してきたのが先週です!」

※骨の細胞が3ヶ月周期でリニューアルされるので、骨といっても固定されたものではなく、変化するものというご説明をした記憶があります。

Rolfer' note

最後にワークさせてから7年経過して91歳になられた今でも、身体が自分で調整する力を発揮して、背骨が真っ直ぐになる変化が引き出さえたことに感動しました。酸化ストレスをバイ・デジタルOリングテストで評価する意義があることを実感しました。そして、ロルフィングのシリーズを受けることの意味も再確認できました。

要は高品質のワークを提供できるか、にかかっているrolfinger.com2020年5月28日

身体の状況によってオフィスに来てもらうということに、何らかのリスクが伴う場合もある。しかし、そうしたリスクを上回るような、その人自身が、セッションに価値を見出してくれている場合には、何はともあれ、受けに来てくれる。

「自粛警察」なる暇な人種がいることを知ったが、県によっては、ウイルス感染ゼロ(それは喜ばしいことだと思うが)で、なぜか、感染者が既に存在する東京などの地域に移動することを躊躇する傾向があるという。私には理解できないが、移動したことで万が一感染したら、白い目で見られるらしい。

しかし、どんな状況、どんな理由があったとしても、セッションを受けに来る人は来る。気持ちだけではなく、実際に来てくれる人は、それだけ、セッションを受けることに価値を置いている、というシンプルなことだ。

あるクライアントは、医療処置により免疫が低下している状況にも関わらず、実際に足を運んでくれた。彼女にとっては、感染リスクより、実際にセッションを受けることに価値を置いているということなのだ。

様々な事情があったとしても、こちらで提供する中身が、それらを上回る価値をしっかり持っているなら、クライアントは必ずやってくる。丁度いいタイミングで。

外部がどんな状況であろうとも、本当は関係ない。要は、こちらが価値あるものを提供しているかどうかなのだ。

肺内の菌叢rolfinger.com2020年5月28日

腸内細菌叢が、免疫と深く関わっていることは最近知られてきた。腸内の菌によって、腸管免疫が適度に刺激され、免疫系がうまく機能することになる。したがって、抗生物質は服用することは、腸内の菌叢のバランスを崩すことになり、むやみに使用すべきでないことは自明の理である。自明の理である。

パンデミックにより、除菌、殺菌、消毒などが過度に行われるなら、当然菌との関係性が変わり、バランスも変わる。常在する菌が皮膚には存在し、菌や表皮の細胞が分泌するDNAやRNA分解酵素が、バリアとして防御に関わっている。

さて、最近店舗で目にするのが、次亜塩素酸水による空中除菌である。この次亜塩素酸水にもいろんなグレードのものが存在し、すでに病院や歯科医院で使用されているものから、安価にネット販売され水に食塩を入れて電気分解して手頃に作れるレベルのものもある。塩素はハロゲン、つまり酸化力が極めて強いことが知られている。市販のものに急性毒性はなく、食品添加物としても使用されているとあるが、さて、慢性毒性については記述がない。

長期的に次亜塩素酸水を、加湿器で噴霧するのは、元々感染リスクの高い人々が集団として存在するので、病院等では利用するメリットは高いと考えられるが、そこまでのリスクがない場合に、長期に渡って、それを吸引した場合どうなるのか?

直接肺組織に害がないとしても、肺内には常在する菌が存在することを考えると、肺内の菌叢のバランスが崩れることは予想される。

https://www.yukoji.com/IntestinalFlora/News/copd.html

Covid-19による肺炎リスクを下げるために、空中除菌を実施するのは理解できるが、肺内の菌自体の量が減少してしまうのは、それはそれでリスクがある。肺組織には、多くの単球が存在し、単球は分化するとマクロファージになり、非特異的な免疫に深く関わっている。

そう考えると、むやみに次亜塩素酸水を過剰に使用することには、注意が必要だと考えられる。

そのような観点から、私のセッションルームでは、フルボ酸を主成分とするMK水(海洋性珪藻土抽出液)というpH2.8の酸性水をセッションとセッションとの間に噴霧して、常時噴霧はしない方針です。

まともな情報rolfinger.com2020年6月1日

コロナ脳から、まともな心身を取り戻すには、プロパガンダーラのサブリミナル効果から頭を洗い直し、まともな情報を仕入れて、筋が通った科学的に自分の頭で考えることだと思います。

政府発表の抗体検査結果は、ノイズに隠れて擬陽性を拾っているゴミデータ。これでは考察も何もできないので、S/N比の高い精密測定結果から、検討すべきということが、よく理解できます。

児玉先生すばらしい解説!

https://youtu.be/8crwEQN_DbA?t=54

PCR検査の意味についての考察。確かに検査すれば何かデータはでるけれども、検査の精度と特異性が高くなければ、検査の意味がない。PCR検査にはそれなりの費用がかかり、それによって収益を得ることも忘れてはいけない。

https://www.yushoukai.org/blog/pcr

スウェーデン方式に対するマスメディアの報道はやはり偏向。マスコミは筋書きと違う事実だと取り上げないようです。

https://youtu.be/K6dNQI9IaYw

日本の報道についての特徴だが、物事を曖昧にしたり、特別な印象を与えるには、元々ある日本語を敢えて使わず、横文字、カタカナ英語を使用する。

例)ローン;昔は月賦(げっぷ) といって、その響きから、人々が敬遠しそれをできればしないような生活を送っていた。が、カード会社も、ローンをいうなんとも素敵な響きで仕切りに借金を勧めている。TVCMも昔は、その手の広告は、深夜にしか放映されなかった。

クラスター ;本来は、集まり、集団という意味しかない。感染という意味は元々ないので、含めるなら、infective cluster とする必要有り。以前、吸収がいいということでクラスターが小さい水がいいというような宣伝を目にしたことがある。低分子クラスター水は、低分子感染者集団水となるのか?危なくて飲めやしないぞ!

ステイホーム、ステップ1,ステップ2, ロードマップ;(大衆は大人しく)家にいろ、手順1、手順2, 工程表でいいではないか・・

アジェンダ;行動計画 。

日本を含む東アジアは、コロナウイルスにすでに免疫がある可能性rolfinger.com2020年6月7日

精密定量型抗体検査法を確立された、東京大学の児玉龍彦教授の報告によると、日本、韓国、台湾、中国沿岸部の東アジアに住む人々が、欧州に比べ、新型コロナウイルス感染に対して、人口百万人当たりの死亡率が少ないという事実が明らかになっている。

東アジアの地域では、すでに過去において、既知の風邪コロナウイルスに罹っており、免疫がある可能性が高いということである。それを裏付けるデータとして、

通常の感染が起こると、まず、血中に病原体の抗原分子が増えてきて、炎症が起こり、それに伴って、初期防御のために、IgMという抗体が産生され、炎症が治まり、回復に向かうと、IgMから、IgGという種類の抗体が作られる。さらに、身体の中ではより、病原体の抗原と特異性の高い中和抗体がつくられるという過程を経て、この段階になると、もはや感染することはなく、免疫が確立する。これは、生体が、新しくウイルスや細菌などの病原体と出会った時に起こる順当な過程である。

一方、新型コロナウイルスの場合、上の順番とは異なり、IgMが立ちあがる前に、IgGが出現するという。

つまり、このパターンから、新型コロナウイルスと共通の抗原性を持つ、既知のコロナウイルスにすでに罹ったことがある可能性が高いということである。一方、欧米では、ウイルスに対して初遭遇であると、全くの未知の敵ということになり、免疫系の反応も当然異なってくる。

つまり、多くの日本人は、すでに必要な免疫を新型コロナウイルスに対しての免疫を持っているので、欧州と同じ捉え方をする必要はなく、脅威に感じることはないということになる。

加えて、日本小児学医会は、2歳児未満は、マスク使用は危険として公式に発表している。

2歳までの乳幼児は、抗体による獲得免疫が確立しておらず、ほとんど、自然免疫によって、感染を防いでいる。その乳幼児が、新型コロナウイルス感染によって重症化する例は極めて少ない、ということがわかってきた。つまり、新型コロナウイルスに対して、乳幼児のような抗体による免疫系が確立していない存在であっても、自然免疫でこと足りているということになる。つまりは、抗体産生を促す目的の"ワクチンは要らない"ということに他ならない。ワクチン開発を待つ必要もなく、自然免疫が落ちている方々は引き続き注意をするとしても、そうではない、働き盛りの人材は、自然免疫を落とさないように、普通に生活すればよいということなのだ。

「新型コロナウイルス、恐るるに足らず!」 (東アジア地域の人達はね)

※ 児玉龍彦先生のご報告を勝手に引用させて頂き、解説させて頂きました。元情報は、以下の通りです。

https://youtu.be/wJBaDMyfOwQ

児玉先生のご報告で、重要なコメントがあった。それは、ある福島の病院で、簡易抗体キットで680人の患者さんを測定したところ、58人が陽性だったとのこと。しかし、児玉先生らが確立した精密定量型抗体検査法で測定すると、6名のみが、真の陽性として測定されたという。つまり、52名も擬陽性だったことになり、ノイズが多いことになる。政府が今大規模に抗体検査をしようと考えているのは、この簡易キットを用いて測定しようとしている。つまり、擬陽性が7.64%もでてしまい、ノイズが大きすぎる。単純計算すると、1万人測定すると実際には感染していない、764人が感染扱いされてしまう。

感染がさも拡大しているように見せかける意図があれば、その格好の材料になるが、すべて嘘のデータということになる。児玉先生の主張通り、大規模に測定するなら、精密な測定方法で行わなければ、お金のムダと自粛死を誘導する有害政策となる。

抗体検査は、決して安くない。一検査8千円程度とすると、検査キットを販売する製薬会社は莫大な売上げとなる。そのことも忘れてはいけない。恐怖を煽れば、検査キットが売れ、擬陽性で感染者が多く見積もられれば、ワクチンを求める声も大きくなるだろう。

けれども、そもそも、風邪なら2,3日寝ていればよいし、ワクチンなどなくとも、免疫確立途中の乳幼児でさえ、自前の自然免疫で重症化リスクも小さい。そんなウイルスに、これ以上大袈裟で過剰な反応と、科学的根拠より、一度口にしたことを修正しない見栄を重んずる感染症専門家会議や、 行動自粛しても食いぶちに困らないお立場の行政の戯れ言自粛に付き合う必要があるわけがない。

自粛はあくまで"要請"であることを忘れてはいけない。

ダライラマ法王14世講演会(2013)を今 聞き直すrolfinger.com2020年6月15日

父と日曜の昼下がりに、この講演を見た。東日本大震災を経て、武漢肺炎による困難に直面している現在、とてもしみる内容です。

震災があって、日本人はどうすればいいのか?という問いに対して、法王は、

どんな難題でも必ず克服できる。日本は第二次世界大戦で大きな破壊にあった、あなた方は、戦争の灰から国を再建した。すでに、あなた方には、大きな自信(self-confidence)ととhard work (勤勉さ)があるので、その精神を続けて行けばいい。

と仰っていたのが印象的でした。

これは、バリの丸尾兄貴がよく口にする言葉、必死のパッチでがんばる、と共通しています。

恥ずかしながら、その場にいたのですが、当時より、言葉がたくさん自分に入ってくるのを感じます。

https://youtu.be/kAkRODaj8Cc

科学のいいところrolfinger.com2020年7月9日

科学者は通常、データを元に考察してディスカッションする。科学の前では、研究者は平等である。そこが科学の素晴らしいところです。NIHのギャロ博士の研究室に留学した古巣の研究所の先輩がいっていたが、ボスの言ったことに間違いがあるとためらいなく、ラボのメンバーがすかさず訂正していたという。ボスであるギャロも面子を気にすることなく、フラットに接していた様子が印象的だったという。

一方、科学的思考の前では、立場に関係なく、平等にディスカッションされるべきであるという理想とは別に、日本の会社の古い体質、取引先との関係性など、実際には様々な事情が存在する。

あるとき、前の会社の先輩Oさんが、某大学医学部の教授と研究開発会議の席で、教授の考えに異を唱え、「そんなことやっても無駄ですよ!」と正直に意見した。それを当時の研究所所長が慌てて、先輩に注意したことがあったそうである。けれども、科学的思考から、納得できないような意見を鵜呑みにして従ってしまうと、結局そのツケとして、彼の部下がしょうもない実験=無駄な時間と労力を強いられることになるわけで、そこはハーバード大学に留学して科学的思考をトレーニングされたOさんが、妥協できるわけがない。

立場に関係なく、平等にディスカッションする、それが科学のすばらしいところだと思う。

科学は思考停止を嫌う。権威がある科学者の意見だから、賞をもらった研究者だから、あるいは、インパクト指数が高い論文に掲載された内容だから、政府がそういっているから、NHKがそういっているから、などなど、それらは、科学的に正しいかどうか?ということとは、全く関係が無い。

科学は、まず疑う。陳腐なスピリチュアルやポジティブ思考は、疑わず腑に落ちてないのに鵜呑みにしてしまう。疑って、自分で検証する地道な作業から、定説を覆す発見が生まれる。そのためには、よく一つ一つデータを観察することだ。

感染者の数字を見るとき、母集団としてどんな集団を対象に、どのような特異性と感度を持ったどんな検査方法を用いて、どれだけの数を検査したのか? それによって、その数値の意味が違ってくる。それらを出さずに数字だけ示すと、意図した側に都合のいい印象を与えることができる。

ロックダウンは全く意味がなかったという結論に対する、十分な反論もないまま、何となく感染者数増大の数字だけ放送されて、何となく恐怖が煽られて、外出も控えたままだったり、びくついている受験生もいるという。

そんなとき、宮沢孝幸先生と武田邦彦先生の対談、ためになります。科学者、研究者はこうでないといけないと思います。

https://youtu.be/8V6teai5xyg

感染したとしても、重症化するかどうかが、問題だrolfinger.com2020年7月19日

政治的には、ロックダウンした意味が全くなかったことを曖昧にしたいのか、「夜の街」を標的にして、測定数を上げることで、感染者数を稼ぎたいようにみえる。

東大の児玉教授による研究結果:ノイズを拾わない精密度の高い抗体検査だと、市販のキットより感染自体が少なく、東アジア地域では広範囲に既知のコロナウイルスに既に罹っている可能性が高い、という知見から、日本人は、仮に新型コロナウイルスに感染しても、重症化率や死亡率は低いので、欧米で取られているような過剰な自粛や政策は必要ない、という結論にいくのではないかと、推測していた。しかしながら、児玉教授の最近の国会答弁や意見を見ると、その方向性ではなく、警戒を一層高める必要有りと考えているようだ。

私としては、さして重症化しないような「風邪」を敢えて、指定感染症に設定できるのか?そこから甚だ疑問を感じている。早急に感染症の指定を解除して、インフルエンザや他の肺炎と同様の医療処置に戻すことが、医療現場や社会経済を復帰させるためのシンプルな解決策だと思っている。

検査を増やせば、当然感染者数は上がる。武田邦彦先生のブログでは、重症化数は7月に入って、より減少傾向にあるという。

結局のところ、検査を受けたりワクチンに幻想を抱くのではなく、大切なことは、自前の自然免疫を維持することしかない。

国際医療福祉大学の高橋泰教授が、とても参考にすべき記事を書かれています。

https://toyokeizai.net/articles/-/363402?page=3

電磁波対策rolfinger.com2020年8月16日

生命活動には、常に電子のやり取りがあることを考えると、外部からの電磁波が、活動に影響することは容易に予想されます。CS60も余剰電流を抜くというのが、主な目的で、つまり電気を貯めないこと、貯めにくい状態にすることが健康と直結しているのかもしれません。

ただ、体外の環境にあまり神経質になると、それはそれで本質を見誤ることになりかねないけど、生活を快適にしてくれるものであれば、採用する価値はあります。

エルマクリーンIIという製品を愛用してますが、これは意味がありました。実際に購入した検電器で測定すると確かに電磁波が除去されるのを自分でチェックできます。買い足ししたいと思ってみたものの、現在在庫がどこにもない状況です。

そこで、それに代わる代用品はないかと検索したところ、電磁波除去カードαなるグッズを発見。

https://www.denjiha-honpo.com/?pid=26003026

手持ちの検電器で測定したところ、確かに電磁波除去能があることを確認。こんな薄っぺらいのに能力高いです。

枕カバーの下にカードを入れて眠ると、確かに眠りが深くなるのを感じます。

ベッドのシーツやカバーを誘電性のものに変えて、アースとつないだり、エルマクリーンIIを接続するというのも有効ですが、それだとやや大袈裟になります。このカードだと簡便に代用できるので、

なかなか寝ても疲れた取れないという方、

騙されたと思って試してみてはいかがでしょうか? 30日間返品保証もあります。

実際に測定に用いた検電器ですが、低周波域の電場の測定が可能ということで、それ以外の領域に関しては、別の測定機器でないと計れないということになります。携帯電話からの電場、無線LAN、Blutoothなどの電波については、別のプロテクトが必要になるでしょう。

ヒモトレ介護術(小関勲氏監修)を拝読rolfinger.com2020年9月15日

介護のみならず、人を援助・支援するとは、どういうことなのかを深く考えるきっかけになる書である。

実際の介護や養護の現場で目覚ましい成果が上がっているいくつかの実例に加え、脚注にリンクされた動画で確認できるのも画期的かつ説得力がある。

一方、この本のすばらしいところは、ポジティブな結果の紹介に終わらず、わかりやすい効果や変化が見えない場合について、丁寧に扱われ考察されている点である。多くの健康法では、ないものとして扱われがちな側面である。

華々しいホームランのような成果は、絶え間ない地味なエラーを含む安打や凡打のような変化の積み重ねの上に成り立っている。長期的支援が必要とされる介護や養護教育の現場で、地道に忍耐強く活動され、しかもヒモを通じて成果を上げられている著者の先生方には、貴重な症例をシェアして頂いたことに感謝の意を表したい。

高齢者介護に関しては、全部の要素が下り坂に直線的に衰えていくわけではない。日々揺らぎの中で刻々と変わっていく。しかし、どの段階でどんな状況だろうと、可能性や希望がなくなるわけではない。

被介護者との関係性が濃ければ濃いほど、過去の状態の残像や、他のケースとの比較、過剰な期待に囚われてしまいがちである。ヒモは、その隙間に無邪気にすっと入りこみ、遊び心と軽さと共にいつの間にか全体性を刺激する可能性を秘めているようだ。

援助者にできることは、健康寿命を少しでも長くし、人間的幸福度を維持する手助けである。

高齢であること、持病があることは、しばし可能性に目を向けない言い訳にされがちである。

しかし、この本で紹介されているいくつかの症例は、人間には、例え高齢であっても障害があろうとも、個々に人間的幸福度を向上させる可能性が常に開かれていることを示唆している。

本書で紹介されている、えぼし巻の実施例は、人間らしさや生の質について考えさせられる。人間的幸福度とリスク回避のバランスが問われる。ちょうど、92歳の父がタイムリー?に食事の度に咳き込むようになってきた。筋力も衰え、姿勢も前傾になって胸郭上腔も構造上狭まり緊張しやすくなっている。すかさず、えぼし巻を試したところ、咳き込みなく食べることができた。わかりやすく効果的だった。その巻き方からヒモが微細に刺激するであろう舌骨や甲状軟骨付近に優しく触れてみた。呼吸は明らかに深くなり、その後の食事がヒモなしでもスムーズになった。

どの段階であっても、サポートできる余地があることをヒモとこの本が教えてくれた。

ヒモトレ介護術

介護に関してrolfinger.com2020年9月16日

介護というと、ただでさえ周囲が深刻で閉塞感が生まれやすい状況ではあるが、被介護者の回復力や自己組織力は、どの段階においても存在する。

介護される側の高齢者は、日々調子が揺らぐ中で、かつて難なくできた動作が困難になり、衰えが生じてくる。抗うことのできない自然なプロセスとしての自己解体(=死)の方向に向かっていく流れの中で、介助側には、「何ができるか、その日その時にできることは何なのか?」を見つけ出し、淡々と行っていくことが求められる。

本人にとって、そのサポートがどれだけ役立っているのか?どれ程の意味を持つのか?それがベストな選択なのか?は、実際のところわからない。

だからこそ、そこで、ヒモのようなワンクッション置いた存在の介在は、視野を広げる。介入に対してのわずかなレスポンスを見逃さず、次にどうつなげていくのか、地道に続けて行く以外に道はない。提供したことが、どう受け取られるのかはその時の状況によってそれぞれ異なる。いずれにしても、長期的な支援には、淡々と続けていく「忍耐強さ」に加え、あくなき「研究心」が、求められる。そのためにも、被介護・被養護者の、"今の状態"をそのまま観て判断する必要がある。

この姿勢と観察は、すべての援助職が求められる力である。

家族は関係が近い分、介護に関してはできるだけ、ケアマネージャーやヘルパーさんなどのサービスを多用して、プロフェッショナルな立場から多くの人材にサポートしてもらうことが望ましい。特に父は、身内以外の他の人が家に入ってくることに大きな拒否感を、もっていたが、実際にヘルパーの方に来てもらうようになったら、幸運にも誠実でいい方々に当たり、父もそおきびきびした仕事ぶりに感心して、快く受け容れるようになった。どんな人が来てくれるかによるが、あの頑固一徹親父でもサービスの利用を受け容れるようになったのだから、いいケアマネージャーさんの勘とタイミング、どのヘルパーさんに当たるかによって、介護はスムーズにいくのだろうと思う。

一連の介護サービスを利用するまでには、介護認定に一ヶ月ほど時間がかかるため、早めの手続きをお勧めしたい。サービスが軌道に乗るまでの期間は、ちょうどコロナ禍で超多忙な妻に時間的に多少ゆとりがあるというタイミングもあり、全面的に食事その他のサポートをしてもらい、本当に助かった。被介護者にとって、食事は命と直結している。引っ越し直後は自力で身体を起こすことも困難で、看護師さんから、施設の利用を勧められる程状態はよくなかったが、約3ヶ月に渡って、妻の愛情たっぷりの食事で、何とか持ちこたえた。両足に浮腫もあったが、2ヶ月後にはそれもなくなり、短い距離なら自立歩行も可能になった。また、シニア向け住居という高齢で一人暮らしが可能な物件がたまたま近くにできて、ラッキーだった。施設ではないため、面会が制限されることもないことは本当に有り難い。同時にCovid-19も指定感染症のレベルを落として、あまり時間が長くのこっていない高齢の親御さんとの面会の制限が一刻も早く解除されることを願う。

現在はまた状況も変わってきているが、えぼし巻など使えるものは利用しながら、父とのあまり残っていない時間を大切に過ごしているこの頃である。

介護も子育ても共通しているのは、人の助けを積極的に求めた方がいいことである。人選は吟味しないといけないが、狭い関係性で抱え込んでしまうとお互いにいい結果を生まない。疲労困憊してしまうと、いろんなことが苦痛になってしまい、それは最も避けたいことである。お互いいい時間を過ごし、お互いを好きでいられるためにも、自分にも負担を課さない工夫が必要だと思う。できるけど、それ程得意ではない分野のことは、他者の助けを得た方がいい。そうでないと、気がつかないうちに疲弊してしまう。その人の命綱を握るのは複数で分担しながら、多くの関係性の中でサポートするのが介護のポイントのような気がする。

ロルフィング体験rolfinger.com2020年9月21日

パートナーからのご紹介でいらしたカウンセラーの方のモニター10シリーズ中に頂いたコメントを抜粋してご紹介します。

"今まで意識をしていないレベルでの繊細なバランスを感じることが出来たので、より日常生活でその感覚を大事に出来そうです。"

"自分や世界を深く信頼出来ていないという不安を解消するために、思考での理解や知識を得ることで安心を得たいという感覚が、自分の存在をより繊細に意識することで、自分自身に愛情が巡り、より自分や世界への信頼が深まったといった感じです。"

"自分自身をより一層大切にしています。嫌なことは出来ない感じ、感情や感覚を受け入れて、パートナーや周囲にも伝えるようになりました。

ただ自分はこう感じているよと、自分や相手や世界をより一層信頼して、コミュニケーションしている感じです。合わないもの、エネルギーが漏れるものがより顕著に分かるので、無理なく手放しが進んでいます。"

コア(芯となる内臓空間)の重要性rolfinger.com2020年9月21日

言うまでも無く、姿勢は骨格だけから成り立っているわけではない。内臓空間が萎んでいれば、身体は支えにくくなる。

その典型が以下のケースである。

https://www.facebook.com/Rolphoto.Gallery/photos/a.1531471570404327/2660539014164238/

セッション直後は、写真で示されるような前傾傾向が改善されるものの、10シリーズの4回目までは、再び前傾してしまう傾向が残った。しかし、5回目で内臓空間を広げる介入後、以下のように前傾する傾向はなくなり、それは一週間経過した後も継続していた。それ以降も、もはや前傾傾向を示すことはなくなり、ご本人曰く、50メートル歩くと息切れしていたが、100メートル歩いても息切れ無く歩けるようになったとのこと。 背骨はあくまでバックボーンであって、すべてを支えているわけではない。背骨の前の構造もまた「支え」に重要なのである。

https://www.facebook.com/Rolphoto.Gallery/photos/a.1531471570404327/2660542990830507/

内臓空間が広がるというのは正面から見るとこんな感じです。

https://www.facebook.com/Rolphoto.Gallery/photos/a.1531471570404327/2674587602759379/

コア(芯となる内臓空間)の重要性 〜 続きrolfinger.com2020年9月23日

前の投稿のケースだが、8回目のセッション中に、お腹のところが主張していて、もっとワークしてくれと言わんばかりだったので、入念に消化器系を中心にCS60を使ったり、流動性を引き出すワークをした。セッション開始前に提出してもらった質問表には特に記載がなかったが、ひょっとして盲腸とか何か開腹手術をしたことはないか気になって伺ってみたところ、

「実は昨年大腸癌のポリープを内視鏡で取った」

という事実が判明。4つ内視鏡術で除去したもののうち、一個が悪性だったという。それが、コアが萎んでいた原因の一つだったのか!と納得した。病理的な要因、医療介入による影響などが絡み合っていると思うが、この方にとっては、大病を患ったという感じではなく、敢えて尋ねられるまでは気にしていないほど、大きな問題ではないというのが興味深い。身体は確かにしんどいけれども、そのことが精神的に影響していなかったということなので、気にしないで生きてきて、必要な時に必要なことに出会うという、策を弄しない素朴さに強さを感じた。

TVのCMは、気がつけば閉店セール一年まだやってるのか〜いのジャニーズタレントが、がん保険をくどくどしく宣伝している。TVは基本録画してCM飛ばしで観るのがよい。時間節約と無駄に嫌な気持ちになるのを避けるために。

身体の境界rolfinger.com2020年10月1日

現在セッションをお受け頂いている方から、「どこまでが身体か?」という疑問がでてきた興味深い体験をシェアして頂きました。

以下シリーズ7回目のセッションのレポートです。

↓

今回はとても細かい部位の調整ではありましたが、いつもの様に身体の中のつながりを感じながら、心地よく受けられました。

今回、面白かったのはセッションが終わって目をあける時、あれ、どこまで身体なのかな...という感覚が強かった事でした。実際の身体の境界線がかなり薄くて、その身体よりもひとまわりか、もう少し大きなサイズ感で、あれ?身体なのかな?という感覚がリアルにありました。ちなみに厳密なここまでが身体という区切りがなくて、ぼんやり暗くて見えないけど、もう少し先にも続いている様な不思議な体感でした。

松果体とかにも関係してるのかもしれない...などとも思ってはみたのですが、今まで感じた事がない感覚でしたので、とても興味深く、これは田畑さんに伺うしかないと思い、帰り際に、身体がどこまでか?という質問をさせて頂いた次第でした。その時、田畑さんから、胎児が胎盤の中にいる時のお話が出たので、なるほど・・・確かに胎児の頃、自分と地続きで母親の体があり、その母の血肉というか、その身体の一部が、かつて自分の身体でもあったという事が、この時の不思議な追体験とすっとつながり、より理解できた気がしました。よく精神的なトラウマを解放するのに使われるヒプノセラピーなどの胎児体験とは少し違い、自分の実際の身体に対する意識がこの時、多分、かなり変化しました。

セッション後は、仕事面で色々と大きな変化を迎えていて心身ともに落ち着かない日々だったからなのか、なんとなく歯の噛み締めに意識が向く事が増えていますが、気になることはそれくらいでしょうか...。ここ2ヶ月あまり、田畑さんのセッションで調整して貰うたびに身体の気の流れが軽くなり、本当に嘘みたいに軽く、楽に感じられてきたので、最近は、逆に気の重さに対しても敏感になってきた様にも感じます。どうしていけば、もっと日々の中で流れが良くなるのか...考えてみたいと思います。

Yieldは、『ひたすら平和な感覚を伝授する儀式』rolfinger.com2020年10月1日

イールド(The Art of Yield)を学んでいる方から、セッションを受けた方が、興味深い体験をnoteに綴っています。

Rolfingの素晴らしいところは、10レシピと呼ばれる型があるので、それを各ロルファーがくり返し実践することで、体験から学び、スキルを向上させていくことができる点です。

技法が本質的であるためには、様々な解釈が成り立つ隙間があって、型はありつつも、そこから個々に発展させることが可能でなければいけないと常に思っています。

技法が細かいテクニックの伝授に偏ってしまうと、弟子はいつまでたっても師匠を超えられず、マウンティングされ続け、不動のヒエラルキーが形成されます。

そうした組織の構造はいずれ機能不全を起こし、自然な学びのぷろせすである、守破離からも程遠いものです。

そう考えると、イールドを学び、独自にセッションの機会を設けて実践しているMさんの姿勢は、本質的な学びのプロセスにあり、イールドの技法自体も中心にあるように思わせてくれる体験記です。

https://note.com/tadokublog/n/n647987f0f8c5?fbclid=IwAR3kl8ljjzsWgD5mq5DobFjHrtg9K0Y9kYtx8qPfvciZUn7GHoAK8_1XJHg

4年前に10シリーズロルフィングを終了された方からのお便りrolfinger.com2020年10月6日

わたしがロルフィングを受けたきっかけは、14〜15歳ごろに発症しずっと患ってきた顎関節症を改善したいという思いがあったからです。全10回のセッションを受け、回ごとに違った変化を感じながら、最終的にはきっかけとなった顎関節症の完治には至りませんでしたが、受けたことで身体との付き合い方が変わり、結果、現在は以前よりも心身ともに良好な状態で過ごせています。口腔外科医からも完治は難しいと言われていたので、体調が改善し安定してきたと実感できただけでも大変うれしく思います。

それまでも、顎関節症を治すために様々な療法を試してきましたが、ロルフィングの面白いところは、例えば整体や鍼灸などのように、"治したいところがあって、そこに具体的にアプローチして、わかりやすくシンプルに改善を感じられる"のとは異なり、毎回、自分の身体の感覚が繊細に研ぎ澄まされていくようで、「あっ、わたしの身体にはこういう感覚があって、それが整うとこういう感覚なんだ...」と抽象的だけれど確かな変化を感じられたことです。一度得た繊細な感覚は、セッションを受けてから4年が経過した今も薄れることはありません。

わたしがロルフィングを受けて得た最大の恩恵は、「身体が発する微細な声を受け止められるようになったこと」だと思います。例えば「お腹が空いた」や「眠い」という声は大きいのですぐに気付き対処できるけれど、「これはなんとなく良い気がする」や「これはなんとなく良くない気がする」などの理由はわからないけれど感じる身体の微細な声が、大きな声よりも大切だと気付きました。わたしの場合、微細な声を拾って丁寧に応えていくことで、身体を良い状態に保てるようです。

大きな声の多くは、ときに自分の本心とは関係なく、「こうでなきゃ」「こうあるべき」といった思い込みを含んでいて、その声に応えるために自分に無理強いして、結果的に心身を疲弊させていたように思います。今は思い込みからくる声に対して冷静に対応することができていて、思い込みよりも自分の本心(=微細な身体の声)を大切にし、心身ともに健康的に過ごすことができています。

まだ、"自分の身体と完ぺきに良好な関係を築けている"とは言い難いのですが、これからも身体の微細な声を丁寧に拾って、健康的な生活を維持していきたいと思います。

適応障害と診断されたクライアントへのAdvancedシリーズrolfinger.com2020年10月12日

"数年前にRolfing 10シリーズを受診し、長年苦しんでいた腰痛は完治したものの、昨年適応障害を患い数ヶ月休職した頃から、首周辺の流れが悪く頭が働かず、疲れやすくなっておりました。頭脳労働に偏った仕事をしており、頭が働かないと差し支えがあるため、Advanced5を受診することにいたしました。

治療中も身体が少しずつ緩んでいくのがわかりましたが、治療を受けた後に、治療前の写真と比較していただくと明らかにバランスが変わり、腰の反りが治って身体の負担が減っているのがわかりました。また、来院の際は重く感じて肩に掛けられなかったトートバッグを、帰りには肩に掛けて歩くことができるようになっており、バランスが修正されたのを感じました。

治療から4日経ちました、頭がすっきりとし、以前のように働き始めたのを感じています。"

2回目以降の続きは、

https://rolfinger.com/Experiences/2020/10/12/5advanced%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%83%A2%E3%83%8B%E3%82%BF%E3%83%BC%e3%80%80o%E3%81%95%E3%82%93/

変化には積み重ねが大切rolfinger.com2020年11月13日

当初かなり、前傾姿勢だったクライアントが10回シリーズを終えられた。ご本人曰く、セッションルームで、短い距離を歩いても息が上がってしまい、50メートルも歩けない状態だった。

第4セッションまでは、セッション直後での姿勢変化が保てずにいた。

上の写真のように、セッション直後から、徐々に前傾傾向が戻ったが、

第5セッションで腹部のコア空間を扱うことによって、一週間後も前傾傾向に戻ることはなかった。この頃から歩行が楽にできるようになり、食欲も上がったとのことだった。

その後も前傾に戻る傾向はなくなり、安定した変化の持続が観察された。

では、最初から腹部空間を広げるような働きかけをすればそれで十分なのかというとそうではない。5回目のセッションに至る、1から4回目までのセッションの積み重ねが、変化の土台になっていることを忘れてはいけない。骨盤が内臓を支えるには足が土台となり、そこから骨盤という内臓の容器が変化する準備ができる。容れ物がしっかりすれば、それが台座となって、内臓が収まるべきところに落ち着きやすくなる。

その準備なくして、内臓にいきなり働きかけても、持続するような意味のある変化にはつながらない。

変化の下地を作ること、それができていれば、身体は安心して変化を内側から起こすことができる。そして、実のある変化には、必要な回数と時間が必要です。

最終的に、息も上がらず200メートルまで歩行距離が伸びたとのことでした。

ファッシャとは?rolfinger.com2020年11月16日

先日インタビューを受けたのですが、その時にロルフィングは筋膜に働きかけるんですよね?って話になるんですが、そもそもファッシャは筋膜を越えたものであると再検討〜再定義が進んでいる最中でもあります。

ロルファーとしても、ファッシャをどう認識しているのか?ということが、重要だと思っています。

それは、Principlesの Wholismとも関連してきます。Rolfingを始めたばかりの頃は、働きかける対象をマイオファッシャとして、主に筋肉を介してファッシャを捉えていました。関節の動きは、基本的に骨とマイオファッシャを扱っていればこと足りるのですが、内臓や頭蓋を扱うことになると、内臓筋膜や堤靱帯、大脳鎌や小脳テントといった深部結合組織を扱うのみならず、それらが、movementよりさらに組織固有の微細な動き=motilityを持っていることを学ぶことがセットになってきます。

これらの深部結合組織も全体のファッシャのネットワークの一部ということになります。

細胞の外全体とつながっていて、細胞接着因子を介して、細胞内骨格ともシームレスにつながっています。

そして、その微細な動きが、目に見える関節の動きの根底にあることが理解できると、ワークが繊細となって身体に対する認識も変わってきます。高い統合状態を探究していくと、motilityが変わるだけに留まらず、それがしっかりmovementに還元されるような微細な働きかけが求められます。

結局、細胞以外の空間は、ファッシャで充填され、細胞の中にも細胞骨格とシームレスにつながっているファッシャのネットワークとして身体全体を認識するようになると、受け手の反応もワークの質も変わってくるに違いありません。

生化学でも酵素などの生理活性物質で知られていることは、「構造が機能を決定する。」

移転しますrolfinger.com2020年11月19日

今月末に、引っ越しします。

今までの場所は8階ということで、部屋からの見晴らしもよかったのですが、3つ前の恵比須苑以来久し振りに2階の部屋になります。

自分の中身やワークがアップデートしてくれば、当然しっくりする場所も変わってくるので、めんどくせ〜し、お金もかかりますが、空間身体学を探究する者としては、一貫性がなければ、説得力に欠けてしまいます。8割方まあまあよくても、タイミングがきたのなら、致し方ない。

介護のため、親父の近くにオフィスも構えるか考えていましたが、結果的にそういう流れにはなってないようです。

これまでより、やや広め、家賃も少し高めですが、滞在してみてその部屋が自分にしっくりくるのであれば、流れも自然になるはずで、なんとかなるでしょう。

準備中rolfinger.com2020年11月23日

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体験記をアップrolfinger.com2020年12月23日

1.出生時に鉗子分娩、先天性股関節脱臼と診断された方

https://rolfinger.com/Experiences/2020/12/22/センター軸が通り、丹田に気が充ち、開かれたか/

10回が終了して、一番変化したのは身体のセンターが意識できるようになり、下丹田に力が増したことです。

2.シリーズ全般を通して、触れずにセッションが進行

https://rolfinger.com/Experiences/2020/02/05/心身を根本から見直す必要を感じて/

9回目までの体験ですが、毎回かなり深い体験をされています。

3.幼少時に後天性てんかんを発症され、成長期に完治したものの体の左右の体のバランスを整えることにずっと興味あり、慢性疲労の方

https://rolfinger.com/Experiences/2020/12/22/体との会話の仕方、体の使い方を見直していきた/

セッションは生活習慣病を遠ざけるrolfinger.com2020年12月27日

今年2020年の国際ORTと伝統医学研究会(オンライン)で報告したデータを一部紹介します。

セッションしたクライアントの方A〜Sまでの症例について、写真データから、ORT指導医7段の下津浦医師に酸化ストレスマーカーである8-OHdGのレベルを測定して頂きました。値は、-100から+25までの値で示され、値が少ないほど酸化ストレスが少ないことを意味します。

表をグラフ化すると、以下のようになります。

調べたすべてのケースで、セッションによって酸化ストレスマーカーの値が減少していることが示されました。酸化ストレスは、万病の元とされ、このレベルが低ければ低いほど、がん、糖尿病、心臓疾患や認知症などの生活習慣病になりにくいといえます。

ロルフィングの10回のシリーズに加え、継続的にセッションを受けることは、生活習慣病になりにくい身体につながる可能性が示されました。

Library / ブログ・アーカイブ

ブログ・アーカイブ2021〜2022年(120件)

旧ブログ(2005〜2015年)とrolfinger.comのブログ(2015〜2026年)の記事を、年ごとにまとめています。題名をクリックすると開きます。

2021年62件

父と過ごした2020年を振り返るrolfinger.com2021年1月2日

2020年は、親父がこの世を去るという一大イベントがありましたが、ウイルス禍によって、かえって親父とゆっくり過ごす時間を取ることができました。最後の7ヶ月間は近所にいいタイミングで建ったシニア向けマンションに那須から引っ越してもらい、毎朝晩会うことができ、「看取る幸せ」を与えてもらいました。

父の最期と向かい合ううちに、自分の土台について考えました。親や育った環境がどれほど自分に影響を与えているか、はよく言われることですが、自分で選んでこの仕事に就いていると思っていたのが、自分が思っていたよりも遙かに親の土台の上に育まれてきたことに気づかされました。

ちょうど、昨年末にNHK Eテレの100分de名著でピエール・プルデューのディスタンクシオンという著作が紹介されていましたが、自分の自由意志で選んでいると思い込んでいる趣味・嗜好ですら、与えられた環境・階級で決まっている、という洞察です。同時期に放送された「ファミリーヒストリー」のオノヨーコさんの回で、確かヨーコさんの祖父が、名曲イマジンで歌われている思想をすでにお持ちだったことが明らかになっていました。

親の仕事に敬意を抱いた上で家の家業を継いだり、伝統を引き継ぐ姿勢はすばらしいと思います。(ただ、権力は腐敗するので、地盤を引き継いで2世議員、3世議員が政治にはびころうとすれば可能な制度は廃止すべきですが。)

与えられた土台は与えられたものとして否定することなく、ただ感謝して、それをこれからどう活かしていくかしかないなあと今更ながらに思った次第です。

そうしたことに気づいたときに、あまり感じたことがない父への感謝への気持ちが湧いてきました。

父が独り暮らしのまま、離れて暮らしたまま別れていたら、こんな気持ちにはならなかったはずです。2020は、肉親を亡くす寂しさは痛切ですが、一方で自分の土台は何かを見直すいい機会になりました。

追記)

父は農水省の農業試験場で、畜産の放牧の研究が専門でした。父と一緒に働いてくれた研究者の方々から後から伺ったところによる、 田畑研究室はそれまで生産性が低く粗放なものとして考えられていた放牧による飼育方法が肉と牛乳ともに高い生産性を有することを実証したのだそうです。→ 人間を育てることにも通じるものがありそうです。

従来の認識を変えた知見が、21世紀に期待される農業技術20選に 日本型集約放牧技術 として選定されたとのことです。その過程で牛の採食量とエネルギー消費(運動 環境要因等)を解明するため、世界で唯一直接的に熱の収支を計れる代謝実験棟(当時3億円)を何ヶ月もほとんど寝ずに一人で設計して円形脱毛症と引き換えに完成させた頃が、父にとって最もハードで充実していた時期ではないかと推測します。

こうした成果も 同じ研究室で共に汗を流し、牛(たまに役人)と格闘しながら 辛抱強く協力頂いた優秀な共同研究者の方々に恵まれたからに違いありません。不死身と思っていた父がいなくなって初めて、自分を遠くから見守り支えてくれていたことに気づきます。結果的に息子である私を「放牧」するかのように自由に育ててもらった 有り難みを痛感します。

2021年を迎えてrolfinger.com2021年1月4日

喪中により㊗️言葉抜きで、今年もどうぞよろしくお願いします。

昨年の串崎ロルファープロデュースによる2つのワークショップ、4つのRolf Movement®認定ワークショップなどを通じて、空間身体学的アプローチもかなり練られてきました。ワークショップに参加された方の中から、Yielding embodiment® として技法を提供する方々も増えてきて、伝えた側としてはうれしい限りです。しかも、こちらが教えた通りではなく、自身の解釈で探究しながらワークを進化させている点がすばらしい。昨年は、Yielding embodiment®3シリーズの提供ができるまでのコースを提供したので、さらにコアにも働きかける8シリーズまでの内容を紹介したいと考えています。そうすると、例えば、出産後骨盤のバランスを崩したケースや、手術等の傷痕が悪影響与えているケースなど、もう少し具体的に、受け手を手助けできる幅が広がります。

施術者 の育成は簡単なことではありません。個々の自発的な学びを阻害せず、必要な情報を消化可能なペースで提供することが大切です。

個人セッションの洗練については、これまで通り行っていきますが、今年はG-center=肚の重心感覚の重要性を再認識したので、ここをもっと追求していきます。昨年末に、バイ・デジタルOリングテストと伝統医学研究会に参加したのですが、そこで体心点呼吸法を開発した大伴医師のお話が興味深く、自分が追求してきた肚の感覚と一致するところがありました。機会があれば、直接お話したいです。

昨年の個人セッションは、組織や間接の自発的な不随運動が引き出されることが多くなり、身体感覚としては空間との親和性が高まった、空間への広がりが感じられる様になった等の感想を頂くことが多くなりました。それだけ、安全な場の誘導が深まってきたのかもしれません。

こうした研究を深められるは、セッションルームにお越し頂いたクライアントの方々と、ワークショップでグループで共に探究して頂いた方々のお陰です。

自分で納得して自らの行動を制限する本当の意味での自粛は自由ですが、身体が納得していない、腑に落ちていない振る舞いをし続けると、心身のバランスに狂いが生じます。 ちょっとした違和感を無視せず、自由で幸福な生き方をするために、その土台となる自由な身体に進化させる手助けが必要な方、当セッションをどうぞご活用ください。

今年もどうぞよろしく!

1月4日(月)からワーク始動です。

感染対策rolfinger.com2021年1月4日

10年くらい前から、HEPAフィルター内蔵の空気清浄器を導入してから、滅多にクライアントから風邪をもらうことがなくなった。たまにずるずるの風邪のクライアントも稀にいるのだが、そのような方とのセッションでも手洗いうがいを併用すれば、まず感染することはない。

個人セッションの前後で通常換気はするのであるが、飲食店などで換気するのはいいけれども、開け放たれたドアや窓からの冷風がキツいお店がある。隙間風は断熱膨張により、外からの風がより冷たくなるため、冷却効果がバツグンなのだ。換気によってより風邪をひきやすくなるって、明らかに本末転倒である。換気が必要なのは、明らかにその集団に感染者が存在していた場合というのが前提になっている。また、ウイルスは一個や多くて千個くらい存在していたとしても、基礎免疫で防御できる。1対1で行う個人セッションで、体調が良好である人間のどちらが感染している確率はかなり低い。

とにかく、自分がセッション受ける際に隙間風によって身体が冷えて、風邪引きそうになるのは避けたいので、セッション中は換気をせず、空気清浄器を2台フル稼働して、対応している。

武漢風邪ウイルス禍においては、健康面で元々自信がない場合や免疫が落ちているご家族と同居している場合等、いろんなケースがあると思うので、できるだけ感染リスクを減らすためにも、セッションで身体が冷えて風邪引いたなんてことがないようにしたいところである。

昨年の死亡者数を集計してみると、平年より約2万人減ったらしい。様々な理由が考えられるが、Covid-19に多くの人間が感作されインフルエンザなどの他のウイルスに感染しないウイルス干渉が働いているという説や集団感染が成立していて、T細胞免疫が獲得されているために日本人は欧米と異なり重症者・死亡者数が問題にならないくらい少ないというデータがある。風邪をひきやすい季節なので、油断は禁物だが、ウイルス断片を検出しただけのPCR陽性反応を感染者として非科学的な報道するようなTV・新聞に耳を貸すのは害がある行為である。科学的見地からは、閉鎖系でない限り、ウイルスは伝播し人間と相互作用する存在であり、免疫を維持するには、適度に微量の抗原(この場合ウイルス)と接し続ける以外に道はない。よほど体調が悪い時に多量 の生物活性のあるウイルスに1万個くらいと接しない限りは、重症化するような感染には至らない。

できることは、感染しにくい身体の土台作りと、恐怖扇動情報に触れず気にせず、明るく過ごすことが、免疫を維持することにつながります。

納得のいく科学的見地からの情報rolfinger.com2021年1月7日

行政の行っていることや大手メディアの報道に違和感を感じている人は少なくないと思う。政治は専門ではないし、発言することを躊躇する空気は常に流れている。

偏った情報でも繰り返し見聞きすると、それがすり込まれ、そこに馴染みが生じる。ただ、それは腑に落ちる感覚ではないが、周囲全体がその流れに乗ってしまうと正しいことや科学的な整合性がある考えでも異端になってしまう。

しかしながら、すべての情報を収集することはできない。その時に頼りになるのは、その情報を耳にした時の肚を通しての身体的感覚である。頭ではなく、身体全体でどうそれを感じるのか、そのためのセンサーを鈍らせてしまうと、本能的な危機を回避することができなくなる。

私が、身体的に腑に落ちるし、聞いていてすっきりする。

https://youtu.be/1RIzcLFv8h0

一方、権威はあるけど、聞いていて身体的に違和感がある発言には注意が必要である。...

感染しない身体づくりrolfinger.com2021年1月17日

①日光浴、あるいはビタミンD3サプリの摂取

Rolf Instituteの機関誌Rolf Journalの最新号で、ロルファーで内科医でもあるウィリー・パターソンが、Covid-19について、知り合いの医師からの情報を元に感染しないための情報をシェアしてくれています。感染患者のビタミンDレベルが低いことが挙げられるため、サプリとして、ビタミンD3を摂取すること、あるいは自力で合成するために、日光浴が有効とのことです。メラトニンもいいらしい。つまり、いい睡眠ということですね。また、バイディジタルOリングテストの創始者大村医師らは、ビタミンDは、がん抑制効果があることを報告していますので、その恩恵は感染以外にも及ぶ可能性が大です。

②毎日熱めの湯船につかる

風邪をひいた時に発熱するのは、炎症が起こり免疫担当細胞が活性化して病原体を攻撃するために必要なプロセスです。同時に熱ショックタンパク質が誘導され、宿主の抵抗性を上げることがわかっています。酵素風呂、サウナ、適度な運動は、正常な生理反応としての発熱が促されます。日本には湯船につかるという素晴らしい習慣と文化があるので、これを利用しない手はないでしょう。

③マスクが身体に馴染むのを避ける

BDORTと伝統医学研究会である医師が報告していましたが、マスクをするとアセチルコリン量が減少するそうです。マスクの有用性についてですが、口や目を触らない程度の意味はありますが、ウイルス粒子の大きさが0.1〜0.2ミクロンとすると、それは煙草の煙と同じなので、傍らで煙草を吸っている人の煙の匂いが感じられるということは、ほとんどその程度の粒子は常に吸気していることを意味しています。空気抵抗の少ないところに流体は流れますので、マスクと鼻の上の隙間から、主に吸気されることになります。この一年間はほとんどの方々がマスクを多用していて、日本の死亡率が抑えられている事実を考えると、マスクの有効性の有無に関わらず、感染抑制についてうまくやっているということだと思います。

それより、コミュニケーションの妨げ等の弊害があることは間違いなので、これに馴れてしまうことは避けたいので、必要のない時は意識的に外しては?と思うのです。

④ワクチンに期待することに疑問を持つ

人類史上RNAワクチンは例がなく、SARSのワクチンを作ろうとした段階であまりに副作用がですぎて、中止になった経緯があるそうです。はしかなど変異しない病原体には、一度免疫ができたら、死ぬまでならない終生免疫ができるタイプもありますが、インフルエンザのように、毎年変異し続け、決定的に有効なワクチンができていないことを見れば、有効性と副作用をみるのに少なくとも10年以上は必要だと思います。

人によって、自分の健康状態への信頼度が異なります。ちなみに私はインフルエンザワクチンを一度も打ったことがありません。そのワクチンが自分にとって効くと思える人は打てばいいと思います。でもそれに副作用と利点を秤にかけて、納得できなければ、打たなくていい選択の自由が確保されなければいけません。高校の時に教師から全員が打つことが意味があるような圧力を受けたことがあります。うちの父はあんなものを打つくらいだったら、ビタミンCを取って抵抗力を増すことに意味がある、という考えでしたが、今考えてもその通りだと思います。変異して当たるも八卦当たらぬも八卦のインフルエンザワクチン、その数十年続いている状況が、魔法の弾薬のように有効なコロナワクチンがわずか一年足らずにできたら、不自然過ぎる、というのが私の考えです。

⑤まともで科学的な情報だけをみる

日本のウイルス学といえば、昔から京大ウイルス研ですが、そこで常に正しい情報を発信し続けている宮沢孝幸准教授や、専門外とはいえ、科学的事実に基づいた考察から意見を述べていらっしゃる武田邦彦先生の情報は、常に参考になります。さらには、

「新型コロナに対して、自然免疫での処理で十分と判断している」- 高橋泰・国際医療福祉大学大学院教授

「新型コロナには感染しておくほうが、むしろ有利。ふつうに生活を送ればいい」 -奥村康・順天堂大学特任教授

「日本はすでに集団免疫を獲得し、細胞性免疫がその中心を担っている」 - 上久保靖彦・京都大学特定教授

・「自然免疫をしっかり持っていればそれほど心配しなくていい。」 - 宮坂昌之・大阪大学免疫学フロンティア研究センター招聘教授

政府御用達のコメンテーターではなく、これらの専門家の発信する情報に耳を傾けましょう。

世界情勢を既存大手メディア以外から捉えるrolfinger.com2021年1月17日

TV報道は最近、偏向並びに恐怖煽動報道に傾き過ぎです。以前程の信頼が置けない今となっては、ネットなどを通じて、正しい情報を入れる工夫が必要です。武田邦彦先生のヒバリクラブもいいですね。それと、

最近発見したのですが、YouTubeに林原チャンネルを見つけました。林原チャンネルの志とは「新しい日本の国づくりの発想を形にしていくこと」らしいのですが、 元大使の馬渕睦夫氏、ジャーナリストの河添恵子氏からの発言がとても興味深いです。

名前からして、古巣と関連しているのか調べてみたら、昨年亡くなられた林原健氏と浜田マキ子氏が立ち上げたそうです。すぐ削除されかねないような、かなりディープな内容となっていますが、世界の本当の仕組みが学べます。

https://youtu.be/vEj4_Kk9HeQ

Qアノンや極左、カルトなども一部正しいことを発信していて見分けがむずかしいところもありますが、批判的であっても、聞いていて清々しい気持ちになる情報は恐らく大丈夫。そのセンサーとしての感度を鈍らせないためにも、身体を整えておくことも大事。

対抗勢力の中にも、スパイのような存在が内側から邪魔する策略もあるので、常に注意深く観る必要があります。

基礎免疫・自然免疫には個人差ありrolfinger.com2021年1月17日

今回の武漢ウイルス禍にどう対処するのか、専門家のどの考えを取り入れるか? 諸説入り乱れて判断しづらい状況かと思います。

病原体への免疫の働き (犯罪に対する対処)

低病原性・少量病原体 → 元々の自然免疫で対処 (警察が軽い違反者から罰金取る)

低病原性・多量病原体 → 同上   (警察官増員で対応)

高病原性・少量病原体 → 自然免疫で対処し、免疫記憶成立 (逮捕後、前科)

高病原性・多量病原体 → ① T細胞性免疫で対処(機動隊出動)

高病原性・大量病原体 → ② B細胞免疫-抗体産生 (自衛隊出動)

専門家の先生によって、武漢ウイルスに対して、自然免疫で十分対応できているという捉え方もあるし、T細胞免疫で何とかなっているという見方もあります。大切なのは、上記5まですべての対処法で、自然免疫との連携が必ずあるということで、その能力には個人差があるということ。 風邪を滅多にひかない人がいる一方で、毎年風邪引いたり、胃腸の調子も常に悪い人がいます。それは決して年齢では計れない。また、その時の体調で自然免疫は上下します。だから、ある人の免疫系では、自然免疫で武漢ウイルスを処理できてるケースもあるし、ある人は自然免疫では対応できずにB細胞免疫まで動員されたケースもあるでしょう。

となると、自然免疫が十分働いて、免疫記憶が成立しないケースでは、いくら抗体や抗原検査をしてもバックグラウンド以下の反応しか得られません。また、免疫記憶が成立していても、生体は無駄なことをしないので、時が経つと、その病原体をブラックリストから外して、変異によって変装した病原体への対処が遅れるケースもあるでしょう。変異した株がメジャーになる前に、少数派の段階でウイルスに接しておく方が免疫のリンパ球教育には有利になります。

免疫担当細胞は、幹細胞から作られ、抗菌ペプチドや抗体はタンパク質から作られますので、それらの材料の供給のためにも、楽しい空間で仲間と一緒にステーキ会食、間違いなく最高の作戦です。

調査の結果、多くの人の血中にウイルスの抗体ができてないから、感染がこれから広がると脅すポンコツ学者もいますが、そもそも抗体 - 獲得免疫が作動する必要が常にあるかというと、そんなことはありません。カイコなどの昆虫を含む無脊椎動物には、自然免疫しかないことが知られています。ヒトを含む脊椎動物でも、感染初期の抵抗性、ガンや生活習慣病の予防、傷の修復などにおいて、特定の病原体だけに反応する獲得免疫よりも有効だと考えられ、依然として免疫の中心なのだと思います。

自分としては、奥村先生と上久保先生の情報が科学的ベースもあって信頼できるのですが、自然免疫でこと足りるとなると、ワクチンビジネスあがったりになりますし、弱毒性武漢ウイルスが大量に行き渡って集団免疫確立してたということになると、水際対策を怠ったことを認めてしまうため、行政は上久保理論を取り入れられないのだと推測します。政治家が最も恐れるのは、感染ではなく、失政がクローズアップされ支持率が低下することです。

飲食店時短など完全な的外れ失笑失策です。密を避けるというなら、むしろ、飲食店時間延長、交通機関増便で、ゆったりすればいい。密になるなら、密でない別のお店に分散するとか、8人集まってもいいけど、4人席でちょっと離れて、お酒も一人2,3杯に抑えてなどなど、一律に禁止事項を増やして統制しようとするポンコツなやり方ではなく、お客としての個人に判断を任せ、お店側にも判断・対策してもらえるよう、行政がお願いする立場が健全なのではないかと思うわけです。

後期高齢者の方が、せっかくそれまで健康に生きてきたのに年齢だけで、感染リスクが高いと一律に区分けされて、ワクチンを打たされたり、行動を制限されるのはたまったものではありません。高齢になるのは生きていれば誰もが避けられることではないので他人事ではありません。そして、ワクチン接種が他国間の往来に必須のような仕組みになるのは、絶対反対です。

結局ヒトが目指すべきは、自由で幸福な生き方です。 どんな困難な状況でもそれを見失ってはいけない。ワクチン接種やPCR検査の義務化、行動の制限、これらは、進むべき方向性ではないはずです。とれあえず、今は個人の裁量で感染対策しながらも、生活における活動量をなるべく減らさないようにすること、それが周囲を活かし、自分もサバイヴすることにつながると思います。

こちらで提供している技法を整理するとrolfinger.com2021年1月23日

空間身体学 (Spatial Somatics™)

・空間に対して広がりを持つ存在として身体を捉え、その在り方を研究する

・身体は空間から孤立した存在ではない

・身体のバランスは、外部環境との絶え間ない相互作用によって成り立つ

・それらの関係性の中で身体を動的な存在と捉え、身体とは何かを動的感覚による実践的体験を元に探求する。

片山洋次郎先生との共同宣言から引用

The Art of Yield (Yielding embodiment®)

・施術側と受け手の身体が、相互主観的に安心安全を感じられる場の誘導

・足場に自重を委ね落ち着くイールドの動きを促す

・施術者の肚の重心感覚:拡大と集中が同時に起こっている知覚状態に入る

・受け手の呼吸の動きが隅々まで行き渡る一体感のある状態、コヒーレントを引き出す

Carol Agneessensの胎生学 と田畑の細胞生物学的視点から生み出され、Rolfingに組み込み可能で、単体でもワークできる体系を発展した。

ROLFING s.i. Rolf Movement i.

・5つの基本方針

・間質液が間質(Fascia)全体に流動するのを助ける

・重力と周囲の空間との関係性の改善

・触れる、触れないは重要ではなく、重心感覚と共に施術することが最優先

Fasciaを間質組織液のインターフェースとして捉え、上記の空間身体学的視点とThe Art of Yieldを組み込む様式

ロルフィング終了して半年後rolfinger.com2021年2月6日

ウイルス禍中の昨年10シリーズ通って頂いた方から、半年後の感想を頂きました。

→

これまで家にいるときは四六時中音楽をかけていたが、そんなにずっときいていなくてもいいなと思うようになった。以前よりは音楽がないことが増えた。

すごく疲れたとか、どこかが痛いとか、しんどいということがなくなってきたように思う。調子がよくないときもあるけれど、そこまで悪くならないというか、その手前で気づくから自分なりに原因を考えて、眠ったり、湯船に浸かったり、食べるものを少し調整したり、ストレッチをするなどして対処できている気がする。眠る前は、身体が力んでないか、チェックする習慣がついた。

11月上旬にうっかり薄着で出かけてしまい、帰り道に寒気を感じて、このままいくと絶対に風邪を引くと思い、湯船に浸かって、厚着をして21時には寝た。暑くて何度か起きたけれど、翌日にはすっきり治っていたということがあった。

半年はほかの施述を受けないほうがいいと言われ、大丈夫かな? と思ったけれど、いまのところ平気。ロルフィングを受ける前は、2週間に一度は何かしら他人のケアを受けないと偏頭痛がひどいし、身体が重かった。日々のなかで小さく調整できていれば、大きな調整(施述)を行う頻度はこれまでよりもずっと少なくていいのだろうなと思う。

ただ、調整と運動はまた別物だなという感じがあり、秋から自重トレーニングに通うようになった。コロナ禍で半年ほど運動をストップしていたが、調子のよし悪しとは別に何をしても疲れるのが早くなり、身体が凝り固まっている感じがあったからだ。週に一度しか通っていないがいい習慣になっている。多少でも筋肉があると生活が楽だなと思う。こうした身体にまつわる判断が鋭くなってきた感じがある。

←

この方は、以下のような動機でご連絡頂きました。

都内在住で、半年ほど前から青山でCS60を受けている者です。CS60にはじんわりと可能性を感じて続けてみているのですが、担当の方によって合う合わないが大きく、何度か疑問を持ちながら施術を受けることが続いてしまって、一体どうしたもんだろう...と思っていたところ、田畑さんのセッションがあることを知りました。

1回目のセッションから10回目までの感想を、以下に掲載しています。

https://rolfinger.com/Experiences/2020/09/07/cs60%E4%BD%93%E9%A8%93%E3%82%92%E7%B5%8C%E3%81%A6%E3%80%81%E6%A0%B9%E6%9C%AC%E7%9A%84%E3%81%AB%E3%81%A9%E3%81%86%E3%81%AB%E3%81%8B%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%84%E3%81%A8%E6%80%9D%E3%82%8F%E3%82%8C/

89才のご婦人からの感想rolfinger.com2021年2月16日

10シリーズロルフィング終了後、継続して通って頂いているクライマーから、感想頂きました。17回目に首にワークして長年あった耳鳴りが解消して驚いていらっしゃいました。

→

確かに 治療後は 良くなった 実感は100%は感じられませんが

日がたつにつれ 良くなった 改善された 実感が 味わえました。

先週の耳鳴りの件ですが 翌朝また 感じましたが 以前より 低く なった ようです。

今の私 歳を 思うと もう 良いのかな? でも 命のある うちは 好きな事をして 元気で 居たいとおもいます。むりかな?

色々並べました、 スミマセン。

よろしくお願いします。

←

Rolfer's Note:

年齢関係なく、どの時点からも回復する可能性はあります。ある時点で、折り合いを付けるポイントはあって、いずれ誰にでもそのタイミングはやってきますが、自分達が思っているよりそれはもっと先にあるようです。

ロルフィングの創始者であるアイダ・ロルフ博士は、「身体の形と機能は一体であり、コインの表裏である。機能を高めるためには、適切なからだの形が存在し、それを創り出されなければならない」という言葉を遺しています。

ロルフィングと他の療法との違いrolfinger.com2021年3月14日

ロルフィングと他の技法との明確な違いを、創始者はこのように説明しています。

"This is an important concept: that practitioners are integrating something; we are not restoring something. This puts us in a different class from all other therapists that I know of. It takes us out of the domain designated by the word "therapy," and puts us in the domain designated by the word "education." It puts our thinking into education: how can we use these ideas behind Structural Integration? How do we put a body together so that it's a unit, an acting, energy efficient unit? One of the differences between Structural Integration Practitioners and practitioners of medicine, osteopathy, chiropractic, naturopathy, etc., is that the latter are all relieving symptoms. They make no effort to put together elements into a more efficient energy system."

"これは重要なコンセプトです。ロルファーは何かを統合しているのであって、何かを復元しているわけではないのです。 これは、私が知っている他のすべてのセラピストとは異なる分類になります。セラピーという言葉で指定された領域から離れ、教育という言葉で指定された領域に入ることになります。ロルフィングの背後にある考え方をどのように利用するか? ロルフィングの考え方をどのように活用するか?どうすれば身体を一つのユニット、つまりエネルギー効率の良いユニットにすることができるか?

ロルフィングと、医学、オステオパシー、カイロプラクティック、ナチュロパシーなどのプラクティショナーとの違いのひとつは、後者がすべて症状を緩和することに終始していることです。 彼らは、より効率的なエネルギーシステムに要素をまとめる努力をしません。"

ともすると、施術者は、傷痕や歪みが元通りになればいいとか、思いがちですが、それは幻想です。身体のシステムは年月と様々な経験を経て、別の状態に移行する途中と捉えれば、振り出しに戻ることをそもそも求めていないのではないかと思います。大切なのは、効率の良い一つのユニットになることです。

久しぶりにrolfinger.com2021年4月13日

のブログです。3月にオンラインで開催されたIASI(国際ストラクチュラルインテグレイション協会)のシンポジウムの登壇?75分持ち時間があるという枠でした。 10分発表5分質疑応答というのは、何度かこなしているので、身体で感覚が捉えられるのだけれど、60+15分というのは初めてで、いざ準備を始めるとさっぱりまとまらず、結局発表当日にやっと時間内に収めたという泥縄でした。

そもそも昨年ポートランドで開催される予定だったところ、パンデミックにより延期となって今年になったわけだから、準備時間は十分あっただろっ?と自分に突っ込みたくなるわけです。実をいうと、その時期、丁度父の引っ越し&介護の開始時期と重なっていたので、あのまま昨年開催していたら、とんでもないことになっていたので、延期はとてもありがたかったわけです。

延期になって、その間、下津浦先生から共同研究のお申し出も頂いたため、セッション前後の酸化ストレスマーカーの測定結果を今回盛り込むことができました。

どこかでまとめて報告するつもりですが、触れずに「間合い」だけでワークしても、かなり酸化ストレス※が減少することを示唆するデータが得られています。

この間合いのワークは、Yielding embodiment®の中のconditioningと読んでいる働きかけで、クライアントに介入する際に、まず安全な場を形成し、クライアントが介入を受け取りやすいように反応性を上げる手助けになります。

※8-OHdGという物質は、O2ラジカルなど活性酸素によって容易にDNAが損傷することで生成する物質です。生化学的に尿中や血液の8-OHdGをELISAなどの検査キットで測定できますが、Bi- Digital O-Ringのすばらしいところは、それを写真データから読み取ることができる点です。(但し、訓練された認定医でないとできませんが)

厚生労働省は、ワクチン接種を強制していないrolfinger.com2021年4月25日

職場や地域、コミュニティによっては、ワクチン接種を半ば強制する例もあるそうですが、厚生労働省は「強制ではない」と明記しています。

以下記述を貼り付けておきます。

接種を受ける際の同意

新型コロナワクチンの接種は、国民の皆さまに受けていただくようお勧めしていますが、接種を受けることは強制ではありません。しっかり情報提供を行ったうえで、接種を受ける方の同意がある場合に限り接種が行われます。

予防接種を受ける方には、予防接種による感染症予防の効果と副反応のリスクの双方について理解した上で、自らの意志で接種を受けていただいています。受ける方の同意なく、接種が行われることはありません。

職場や周りの方などに接種を強制したり、接種を受けていない人に差別的な扱いをすることのないようお願いいたします。

⇒職場におけるいじめ・嫌がらせなどに関する相談窓口はこちら

⇒人権相談に関する窓口はこちら

接種後の副作用、及びその後遺症が残る可能性も十分理解した上で打つのは自由ですが、打たない選択の自由が脅かされることには、はっきりNoという必要があります。

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/vaccine_iryoujuujisha.html

https://bonafidr.com/2020/12/07/新型コロナ・ワクチンは「無期限の不妊症」を引/?fbclid=IwAR13UeH1tc2bIVtR999xiICrQphQMV-LMb1i5rmojNac8t03dMghB6GdUuk

偏向報道を知覚のトレーニング材料にするrolfinger.com2021年5月4日

欧米より一般病床数は多く、感染率も1/50程度と低い日本であるにも関わらず、やれ緊急事態だ医療崩壊だと報道されているようであるが、ニューヨーク州ですら、飲食店が感染源ではないことを認め、営業時間は深夜0時まで延長されているし、スペインやオランダではコンサートで感染拡大がないデータも出始めている。

そもそも、Sarsウイルスが接触感染であることがわかって感染防止に成功している実績もあるわけだから、その親戚のウイルスが急に別の挙動を示すわけはない。

その流れに逆行する日本の行政の愚策が横行しているが、気味が悪いのは、上記のような恐怖を煽れないまともな情報が、表に出てこず、なかなか目に触れないのである。

TVでは、スポンサーにいいなりのCM芸人や誤用感染学者に事実やデータを元に考察できない輩がコメンテーターになって、お薬ビジネスの営業促進に回っている。

感覚のシステムは、何か動きのあるものや、危険を察知しそうになると、知覚がそちらに奪われそうになる。それは反射的な反応になるので、止めるのはむずかしい。だから、CMの前や番宣には、次どうなるか気になるような仕掛けが盛り込んである。それが正しい情報でないと肌ではわかっていても、つい見てしまうのはこのためだ。こうした手法は、放送法に抵触するものもあるが、木偶坊メディアは自分たちに都合が悪いことはしないのと、誤りを正さない。学術的にも厚生省の指針にもPCR陽性が感染イコールでないと分かっているのに、繰り返すこととごり押しでごまかそうとしている。事実かどうか?正しいかどうか?ではなく、繰り返しプレイすることによって、それを信じ込む多数派が周囲や情報を占めるようになると、感覚がそちらに馴れてしまい、思考の情報元として誤認してしまう。プロパガンダとはそういうやり口である。

そこで、自分でできることは、その誤った情報を目にしたときに、意識的に見ないようにしたり、そこと自分との間に距離を取るようにする。それを繰り返していると、それらの一連の操作される手口に対して、抵抗力を持ち、自分の頭で考え、肌に合う、腑に落ちる感覚を養うことができる。

これもまた、正しく観ることや、肚を養ういいトレーニングになる。

Macbook Airで英語〜英辞郎・Deeple活用中rolfinger.com2021年5月9日

電子辞書や翻訳ソフトがかなり発達してきて、英文作成の強力支援をしてくれる。これまで英辞郎にはかなりお世話になってきた。一昔のMacに一昔前の英辞郎の書籍付属のDVDをそのまま使ってインストールできたが、最近はどういうわけかうまくいかない。

今年に入って、web会議でCPUフル稼働で熱々になっているMacbook Proにそろそろ肩をたたきつつ、Macbook Air のインテル入ってないMI CPUを思い切ってゲット。これはかなりのポテンシャルを持っている。

書籍版英辞郎version 11を購入したが、インストールがそのままではうまくいかず、調べているうちにアルク出版とは別のダウンロード版を発見。これは今年三月に更新もあって、しかも安い!

https://www.tecorin.com/osx/index.html

ダウンロード後、ファイルを解凍してからの操作を以下に示す。

ユーザのフォルダーをクリックしてから、Option x ライブラリを指定。するとその中にDictionariesのフォルダがある。そこに以下のように JapaneseInputMethodらと同じ階層にEijiro dictionaryをコピーする。英和英辞郎、略辞郎も同様に複製。

次にMacの辞書アプリを開き、環境設定にある英辞郎らにチェックを入れる。

それによって、辞書に英辞郎が使用できるようになる! 英辞郎は例文も多く、とても助かる。

さらに、翻訳ソフトのDeepleは、長文を一気に訳してくれ、かなり不得手な領域もあるが、あっと驚くくらいの精度を発揮することもあって、あなどれない。

https://www.deepl.com/translator

おおよその日本語訳を知りたいときには、コピー&ペーストで,

こんな感じで訳してくれる。

使わない手はない。

血管組織への働きかけrolfinger.com2021年5月19日

様々な理由で、血管組織に負荷がかかった場合、どのような働きかけが必要なのか?

静脈瘤などのケースを見ると、つい太い血管に働きかけようとするかもしれない。しかし、こので大切なのは、その周辺の毛細血管の機能を向上することである。ファッシャのネットワーク同様、毛細血管のネットワークも身体の隅々に広がっている。微細な血管に詰まりがあれば、血流はどんどんそこを迂回するしかない。

CS60は、この血管の再生に役立つようである。西村先生からの情報によると、心臓疾患の方が、脹脛にCS60で働きかけたところ、劇的に心臓機能が改善するケースがあったとのことである。血管組織もファッシャで裏打ちされているので、SIワークも有効である。

血管が分化された器官とすると、間質に流れる間質液の循環を促すことも、障害を受けた血管組織に栄養と酸素を与え、再生を促すに違いない。

Carol先生のワークショップでご一緒したことのある、荒さんが開発したVFP®という血管ワークも有効に違いない。医療介入による制限はどうしても組織に残る。過剰な医療介入は避ければ避けるにこしたことはないが、そこから何ができるかという可能性に目をむけよう。手技にはQOLを向上させる大きな可能性がある。しっかり回復につながるケアをしていきたいものだ。

委ねると弛むと許すrolfinger.com2021年5月21日

身体が弛むということと、「許す」ということは関連があるのかもしれない。身体が警戒する必要のない状況なのに堅く構えていると、近くにいる他人の身体にもそれが共鳴して、どこか緊張が伝わる。緊張がない状態であれば、人は安心できる。

身体の土台がしっかりしていれば、その姿勢を維持するのに不必要な緊張がなくなる。すると、周辺にもそれが伝わり、緊張=警戒する必要もなくなる。土台がしっかりするとは、足場を信頼できて、その場所に身体を委ねている状態である。それが基点となって、周辺にも行動を広げやすくなる。つまり、それは自由を許された感覚である。実際に移動するかしないかより、移動しようと思えばできる可能性に満ちた感覚が重要なのだ。動き、つまり表現を制限されていない、そのままにできることを許されていることを双方に感覚を共有できれば、自分にも他者にも安心と許す感覚が出てくるのかもしれない。

仕事にとって大事な道具と、社会的責任についてrolfinger.com2021年5月24日

道具がその仕事のクオリティに影響するなら、可能な限り一流の道具を揃えた方がいい。ボディワーカーなら、マッサージテーブルが最も大切な道具の一つである。

ロルファーの松永直之さんと共に、マッサージテーブルについて調査した結果をシェアしておきます。これからマッサージテーブルを購入する際の参考になればと思うからです。

はじめに

マッサージテーブルは個人セッションやトレーニングの質にも関わってくる。単に安価であるという理由ではなく、クオリティの高い良質のテーブルを導入することには意味がある。

背景

数社存在したマッサージテーブル製造会社が、2006年頃から、中国に委託して安価で材料費等のコストを下げた製品が出回るようになった。日本で広く販売されていたアースライトが、Harmonyを出したブランド維持のために子会社として設立したインナーストレングス社が立ちあがった辺りの時期から、各社とも中国に委託するOEM生産の流れが加速した。価格競争が激化し、粗悪なものも出回るようになり、その結果、OEM生産されたアースライト社のテーブルのレザーがボロボロ(※3)になって張り替えが必要になるケースが多発しているという。

模倣から自社ブランドを立ち上げる会社も乱立したが、こうした時代の流れによって、いいモノを職人が丁寧につくるクラフトマンシップに基づいた会社として、最終的に米国のオークワークス(※4)とカナダのノマド社が残っている。

ノマド社のマッサージテーブル

カナダのノマド社の全てのマッサージベッドは、世界一厳しい外部検査機関である北米のULによる製品安全認証を受けている。また、フレーム(木製の躯体、脚)は、一生涯保証。TMC(ラベンダーヒル)は、14年間代理店としてノマド社の製品を扱っており、尚かつメーカーに関わらずマッサージテーブルのレザー張り替えや修理業務を行っており、どのメーカーのどの部位がどう壊れ易いのかを総合的にみており、他のブランドも扱っているものの最終的にノマド社の製品一番お勧めできるという結論に達しているとのこと。TMCは、レザーのジャングルテストと呼ばれる耐久試験等のデータも把握している。

購入に際して

2005年より前に作られたアースライト社のテーブルと、現在ブランド名は同じでOEM生産されたテーブルとでは、全くクオリティが異なる別ものとなっている。実際にOEMで生産されたと思われる安価なタイプのマッサージテーブルは、経年劣化によりレザーはボロボロになり、使用開始3年目には台の中央部分が凹むようになったという(※5)。

ノマド社のマッサージテーブルは、レザーをウルトラレザー(※6)という素材にすれば、優に30年は持つとのこと。わずか数年で質が低下するような安価なテーブルを購入してその都度買い直すというやり方もあれば、生涯保証がついていて、日本での修理も可能な質の高いテーブルを長く大切に使っていこうとする考え方もある。

材料やコストをケチらず、いいモノを地道に作って行こうとする職人魂を応援するのか? 或いは、無難な価格設定で、模倣を恥ともせず価格競争優先の会社を応援するのか?

それは各プラクティショナーの道具に対する考え方や何を大切にするのか?という姿勢と方向性(※7)にも反映することだと思う。

最近、新疆ウイグル地区での強制労働が問題視されるようになったが、単に安価という理由で購入した行為が、実はジェノサイド認定された非人道国家に利益をもたらし、それらの残虐行為を容認し、結果的に応援することになってしまう。

もちろん、OEM製品のすべてがそういった経緯で作られたわけではないと思うが、安すぎることには、理由があるということを認識すべきである。

【参考】

ノマド社の代理店ラベンダーヒルTMCから貴重なお話を伺うことができました。TMCは、社長自ら各本社/工場へ直接出向いて視察交渉を行う徹底ぶりで、ご自身のモノづくりへの姿勢やこだわりが強い。考え方はもとより小さい会社ならではのフットワークの軽さ柔軟さがある。

※3:レザーがボロボロ

長所短所備考

ポリウレタン(PU)柔軟性加水分解現在主流。メーカーによる耐久性の違いが大きい。日本の高温多湿条件に適しているのは日本製生地。

塩化ビニル(PVC)耐久性有害問題現在はほとんど使われない.

※4:オークワークス

日本代理店はラ・クラーテジャパンとGoodlifeアソシエーションが主だっている。前者は10万円台後半から電動の高額商品をspaやリゾートなど大手への提供メイン。後者は小~中規模経営、商品は13万からのみ。

※5:各社比較

メーカーMASTER(協会所有)EarthLite他NOMAD

商品例BERMUDASPIRITSUMO

直接価格\$280 (¥2.9万)\$439 (¥4.6万)\$399(¥4.2万)

日本価格変わらず¥7.0~10万(ベース)7.0万(ベース)

製造元中国中国メインにシフトカナダ

生産大量生産大量生産受注生産

◎

低価格 ネット通販によりほぼ現地価格で購入できる長年のブランド名 代理店通し修理依頼はできる 品質中~高耐久性 代理店通し修理依頼しやすい 生涯補償 丁寧なモノづくり 品質高い カスタム可

×

品質低い~並み 耐久性低い 修理は行わない (使い捨て前提)

耐久性下がった。 不良率3-5%小ロットのため輸送費等の中間マージンがかかる

※6:NOMAD製品のレザー展開

レザー名称メーカー価格備考

スタンダード-¥0ベース生地

レガート東京シンコーレザー+¥5000日本TMCだけの別注品 耐久性↑、低価格に抑えた

ウルトラレザーウルトラファブリクス(US) 第一化成+¥27000NOMAD標準オプション 柔軟性↑耐久性↑ 逆輸入でコスト高

※7:姿勢や方向性について

近年様々な分野で取り組み始めているSDGs「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」に、「12.つくる責任・つかう責任(持続可能な消費と生産のパターンを確保する)」という項目がある。

※8:テーパー脚の採用

従来、脚部はベッド面に対し垂直に位置する。ベッド短軸端面への荷重時にテコの原理が働き、反動で中央関節部にてポップアップしやすい。※トレーニング時に手を挟む事例あり。これを防ぐため、ベッド面に対し外向きに角度をつけ取り付けるオプションを採用できる。ノマド独自の機能。

田畑としては、新しくマッサージテーブルを次購入する際には、TMC経由でノマド社の製品を買うつもりです。

ワクチンについての参考情報rolfinger.com2021年6月12日

なまじっか、製薬関連の仕事をしていたせいか、ワクチンやPCRには懐疑的。ネガティブ情報が、オールドメディアによる偏向報道を通しては全くカットされていることに違和感を感じる。

サリン事件にも顧問として関わった毒物研究のコロラド大学の教授によると、武漢ウイルスは生物兵器であることは間違いなさそう。

インドはしがらみがない分、ゲイツ財団の疑惑について正しく取り上げているらしい。河添氏の発信する情報は信頼できる。

それと、ワクチンという考え方を洗い直す一冊、近藤誠先生の著書です。当初の版元が発売を遅らるという異常事態も発生し、出版会社を変えることになったいわくつきの本。

https://www.amazon.co.jp/こわいほどよくわかる-新型コロナとワクチンのひみつ-近藤-誠/dp/4828422692

https://youtu.be/bgLQdU98xCU

プラクティショナーの態度・心構えrolfinger.com2021年6月12日

身体技法の原理原則や基本方針は、様々だと思うが、入り口やテクニックは異なれど、共通して大切なのは、 enpowerすることだと思う。介入の度合いは受け手の状況や施術方法にもよると思うが、最終的に何かに頼らずとも基本的に「自力で」なんとかできる状態を思い描いていること、これが施術者の基本姿勢だと思う。

ところが、クライアントの話を聞くと、どこどこで、落ち込むようなことを言われた、とかどこどこが悪いと言われて、それがずっと気になっている等、エンパワーと逆の接し方をされた経験が珍しくない。セッションの中で、ちょっとネガティブに気になることをいうのは、悪質生命保険や脅し健康産業と同じで、不安を煽って、その不安を埋めるメニューを絶妙に提示する。そのやり口は、広範囲に見受けられる。

いいことだけいって、気分を良くするという意味ではなく、どんな状況でも、痛みに覆われている状態であっても、うまく機能しているところに気づいてもらって、そこから健全に向かって方向付けることは、それぞれの自己調整とアクセスするためにとても重要だ。

痛みや不快感が強いと、それに引きずられ易いし、それをオーバーフォーカスしがちなのはわかる。もう十分痛みを味わっているわけだから、さらに治療者が追い打ちをかけるように外部から不安になったり悲観的になるような方向付けをしてどうなる? と言いたい。

不安や深刻さに浸ることは、治癒や自己調整に有利なことは一つもなく、むしろそれらの生命力や可能性から遠ざけることになってしまう。

プラクティショナーや教育担当者、援助職は、基本的にエンパワーする姿勢がなければ、意味がないばかりか、ワークに毒が含まれることになる。それは本人が、どれだけ自身の身体の回復力や治癒力を身をもって信頼できて、尊重できているか、にかかっている。

セッションの後、投げかけられた言葉で萎縮したり、不安な感じが後を引いているとしたら、施術者やそのワークを見直すタイミングかもしれない。(本人が自分のパターンにしがみついているような場合は苦言を呈することがあるかもしれないが、内省的になっても嫌な感じや自信を失う感覚にはならないだろう。)

PS.現在の報道姿勢は、人々に公平に情報を伝えようとしていない。感染拡大や不安を煽る偏向報道によって、心身のバランスを乱す犯罪行為である。本来備わっているホメオスタシスや免疫防御機構で十分、余計で過剰な医療処置に頼らずとも、健全さを保てるポテンシャルがあると信じている。それゆえ、メディアが押さえ込んでいる政権に都合の悪いかもしれないが、科学的な情報をついシェアしたくなってしまうのである。

たいてい材料は揃っているrolfinger.com2021年6月13日

やれ、この筋肉が落ちているから、お金を出して鍛えましょう!とか、どこかで言われたり、仕入れましたというクライアントの話をよく耳にする。

筋肉が落ちるというのは、寝たままの生活が長くなっていくと、重力の負荷がかからないので、筋肉は自己解体の方向に向かって、確かに落ちることはある。父の晩年は、筋肉は細く薄くなってしまったが、それでも、補助器具を使いながら、部屋の中での移動を続けていた。この激減した筋肉量でも身体を支えられるというのは、驚異的だったが、人間の可能性を示してくれた。要は、筋肉量ではなく、使い方とバランスなのだ。

筋肉が落ちていると言われたという方の筋肉をみると、父の晩年の筋肉量と比較して、少なく見積もっても10倍以上ある。そう、材料は揃っているので、「落ちている」という表現は適切ではない。他の筋肉と比べると多少「機能していない」「連携がとれていない」ということになるだろう。

通常の生活での活動、立ったり座ったり、歩いたり、掃除したり、という動きの中で、お金を払わずとも、重力という負荷がかかり、必要な筋肉量は維持される。

筋肉が落ちているといった側の、頭の筋肉?が落ちているに違いない。

イールドワーク(Yielding embodiment®)トレーニング受付開始rolfinger.com2021年6月13日

イールドの技法を学びたい方向けのコースのご案内です。

この技法の基本を学ぶ1日ワークショップを企画しました。

イールドワークの紹介1日ワークショップ

Introduction of Yielding embodiment®

日時:2021年7月22日(木)10:30-18:30

講師:田畑浩良

取得単位:1 Yielding embodiment®認定単位※

受講料:2万円

参加対象: イールドワークを学びたい、他者への働きかけを学びたい方

お申し込みフォーム:https://yielding.work/script/mailform/workshop/

満席となりました。追加WSとして同じ内容のクラスを23日にも開催します。

イールドは、母胎に対して自らを委ねる動きで、すべての動きはまずイールドから起こります。イールド は、様々な緊張のパターンをリセットさせ、硬くなってしまった組織に再び動きを取り戻す手助けをしま す。施術者の知覚と施術者・受け手との「間」が、受け手のイールドを促すことを見出した開発者本人によるThe Art of Yield (Yielding Embodiment®)の一日紹介クラスです。

イールドについての詳細は、Rolf Insituteの機関誌に寄稿した記事を参照ください。

イールドの基本についての参考文献→ Rolf Institute機関誌の掲載記事Yielding

その後もYielding embodimentを学ぶかどうか判断するためのクラスとしてもご利用ください。

このクラスの特徴:通常ボディワークや他の身体技法を学ぶ時には、まず技法のテクニックから学びはじめ、それから技法の哲学に触れ、実践を通して、体験的に本質的に変化を引き出す何かに向かっていくのが通常の教え方になります。一方このクラスの進め方は、まず変容を起こす本質的なこと、"場"や施術者の在り方から探求していきます。その状態が最初に身についているところから、入っていくので、テクニックはあくまで後からついてくるものです。さらにいうと、この変容の場の誘導には、間合いが重要で、それはクライアントと施術者との相互主観性が鍵となり、組み合わせは特有のものです。それは何を意味しているかというと、施術者のユニークさが発揮されるということです。多くのトレーニングは、創始者を頂点として、一番弟子からn番弟子・・・というようにヒエラルキーが形成され、講師が行う施術が優れていているため、それにできるだけ合わせることが求められます。しかし、イールドの技法では、その受け手との間合いはユニークでそこから引き出される反応もまた異なる多様性があることが分かっているので、経験値の違いはあれど、ワークに優劣はなくなります。施術者となるあなたの存在がユニークであることを認めざるを得なくなるでしょう。

当初、イールドの技法は、皮膚や外圧に感受性の高い人々のために開発された経緯がありますが、実践を重ねていくうちにすべてのタイプのクライアントにも適用できることがわかってきました。それは、受け手のスキルがどうあれ、変化のための要件として、受け手の身体システムが周囲の環境を安全安心だと認識することが本質だからです。

イールドの基本的なタッチは、極めて柔和で非侵襲的であるため、ロルフィングで禁忌となるようなケースにも広範囲に適用できる可能性があります。

従来型の研修や学び方が、様々な自分に合いそうなアプリをインストールするところから入っていくのに対して、このイールドのクラスでは、まずOS(オペレーションシステム)をしっかりさせるところから入る方向性になります。

※ 必要となるYielding embodiment®認定クラス9単位を取得すると、Yielding embodiment®の商標使用と、3シリーズ提供が可能になります。

トレーニング詳細 :https://www.rolfinger.com/workshop.html#YieldingEmbodiment

イールドワーク(Yielding embodiment®)トレーニング その2rolfinger.com2021年6月13日

前投稿のイールド1日ワークショップで興味を持った方も、すでにイールドを学びたいと決めている方もPart 1からまずお申し込み下さい。

Yielding embodiment®3シリーズ提供のためのコースPart 1〜3

イールドと空間身体学的働きかけの基礎となる3シリーズ提供のためのプログラム

Part 1 日時:2021年8月7,8,9日(3日間)10:30-18:30

Part 2 日時:2021年9月18,19,20日(3日間)10:30-18:30

Part 3 日時:2021年11月21,22,23日(3日間)10:30-18:30

講師: 田畑浩良

取得単位: 9 Yielding embodiment®認定単位※

受講料: 各Part 53000円 Part 1〜3迄 計 159000円

参加対象: イールドワークを学びたい、他者への働きかけを学びたい方

お申し込みフォーム:https://yielding.work/script/mailform/workshop/

The Art of Yield (Yielding embodiment®)は、ロルフィングやSomatic Experiencing®やクレニオセイクラルワーク、CS60など様々な身体技法に組み込み可能です。なぜなら、セッションにとって本質的に求められる、安全安心な場の構築に有益な情報を含んでいるからです。また、Yielding embodiment®単独のワークとしての提供も可能です。

イールドについての詳細は、Rolf Insituteの機関誌に寄稿した記事を参照ください。

参考文献;日本語訳された記事→ Yielding : Engaging Touch, Presence, and the Physiology of Wholeness

上記3つのPartに参加することで、変容のための場をどう誘導するか、施術者の意識の持ち方や在り方の基本を学びます。身体を3次元的に広がりを持たせ、関節間のコーディネイトを容易にして、バランスよく支えられる身体を引き出します。

Part 1では、安全な基盤と呼吸、Part 2では身体の支えの充実、Part3では、身体の空間的広がりを主に扱っていきます。

この技法体系の特徴は、徒手の詳細なテクニックは二の次で本質ではなく、施術者の知覚や存在状態を探求し、触れる前、或いは触れた後の重要性を体験的に学んでいきます。この知覚状態に慣れ親しんでくると、人との間合いの取り方や、空間における配置への感受性が研ぎ澄まされ、華道のスキルアップにつながる例もあります。やることは至ってシンプルですがパワフルな効果があります。

参考文献:

米国でのワークショップに参加した同僚ロルファーによるインタビュー記事

Rolf Instituteの教授会での間合いとイールドワークのデモを含む記事:Working with Ma

参考情報:ロルフムーブメント認定クラスでYieldingを学んでロルフィングにも活用している串崎さんらの同僚もいますが、ボディワーク未経験からイールドを学んだ方もいます。

最初にYielding embodiment®を学んでセッションを提供されている馬渕海さんのサイト:Resonance Blue

WEBサイトをリニューアルしました。rolfinger.com2021年6月16日

WEBサイトをリニューアルしました。旧ページからの移行がまだなので、とりあえずこちらに前のページを載せています。

遠隔ヒーリングrolfinger.com2021年6月19日

光栄なことに、大好きなサイキック・チャネラー、ウイリアム・レーネンさんのつぶやきで、再び私の遠隔セッションについてコメント頂きました。

https://twitter.com/williamrainen/status/1405344161176293381?s=20

距離を隔てても、身体的な共鳴(somatic resonance)が起こるのは、これまでのリモートセッションで経験していますが、対面で得た、開かれた知覚状態と肚の感覚の探求を進めてきたことが、路線として間違っていなかったということかもしれません。

必要なことを必要なだけ促す、という考えをサポートしてもらったような気がします。

負荷によって、身体の気づきが促されるrolfinger.com2021年7月10日

恒常的にかかる重力のストレスに加え、様々な周囲からの影響によって負荷がかかると、身体の適応性が試されることになる。普段気にならないようなストレスも、流すことができず、全身の流れを妨げる滞りのきっかけになる。アイダの言葉、

"... no situation exists in a human which a psychologist would diagnose as a feeling of insecurity or inadequacy unless it is accompanied by a physical situation which bears witness to the fact that the gravitational support is inadequate."

大まかにいうと、重力のサポートが十分であれば、不安感や自分を無力に感じたりすることはない、という意味になります。だから、ストレスや負荷がかかって、不安に感じるようなら、自分の身体の支えがまだまだ不十分なのかもしれません。

違和感やストレスは、自分の身体にまだ可能性がある、ということに気づくためのきっかけと捉えることもできます。

1日ワークショップ追加クラスのお知らせrolfinger.com2021年7月13日

イールドワークの紹介1日ワークショップ

7月22日のクラスが満席となり、他にも希望される方がいらっしゃるため、翌日23日金曜日に追加クラスを設けます。

日時:2021年7月23日(金)10:30-18:30

講師:田畑浩良

取得単位:1 Yielding embodiment®認定単位※

受講料:2万円

参加対象: イールドワークを学びたい、他者への働きかけを学びたい方

お申し込みフォーム:https://yielding.work/script/mailform/workshop/

詳細については、22日の内容をこちらから参照ください。

接種券がrolfinger.com2021年7月13日

世田谷区から、届きました。日本在住の自分の立場からは、打ちませんけど。

オキシトシン研究の立場から高橋医師のメッセージ。

→動画が削除されていました。

早々に削除された自然療法士ルイさんの動画 https://www.bitchute.com/video/wAooHKH8blrD/

P社の治療計画書 p67が重要https://media.tghn.org/medialibrary/2020/11/C4591001_Clinical_Protocol_Nov2020_Pfizer_BioNTech.pdf

大阪市大名誉教授 井上先生の最新の知見を盛り込んだ注射情報

https://www.nicovideo.jp/watch/sm38955138

遠隔ヒーリングrolfinger.com2021年7月14日

空間身体学的共鳴を用いたリモートセッションを開始します。

プラクティショナーとの間で身体的共鳴が起こることで、身体の中に流れが生まれ、必要なプロセスが促されます。共鳴は関係性の中で生じる現象なので、響き合う相性やそのタイミングで起こることは多種多様です。

お部屋等でゆったりできる空間でくつろいだ状態でお受け下さい。

料金: ①6200円 / 10分   ②15000円 / 45分    ※10ミニッツ 3シリーズ 15000円/3回

すでにセッションルームでの対面セッションを複数回体験されている方は、身体が共鳴状態に入りやすいので、短い時間をお選び頂いても反応が十分進行しやすいと思います。ストレス等によって大きくバランスを欠いていると感じる方は、長めの時間をお選びください。対面も遠隔も初めての方は、45分をまずお選びください。

お申し込みフォーム

https://twitter.com/williamrainen/status/1405344161176293381?s=20

お支払いは、PayPal経由で、セッション翌日までに送金(送信と表示されます)してください。

ロルファー田畑浩良 x 能楽師・安田登氏 "空間身体学的介入とパフォーマンス\"rolfinger.com2021年7月19日

7月17日土曜日に東京・代官山ライブハウス:晴れたら空に豆まいて、にてコラボレーションイベントしました。ゲストに、安田さんがNHK 100分de名著の平家物語で、琵琶を担当された、塩高和之さんをゲストに迎え、空間身体的介入が、パフォーマンスにどう影響するのかを実験させて頂きました。

事前の打ち合わせなしで臨む安田さんとのコラボレーションはいつもながらヒヤヒヤします。一応お金取ってるイベントなので。 念入りに決めたことを忠実にやろうとすると、それはもっと難しいので、偶然性に身をゆだねるしかできないわけです。行った実験は以下の通りです。

塩高さんに、触れずに行うロルフィングセッションが、彼の謡と琵琶演奏にどう影響するか?

演者の配置を変えることが、パフォーマンスにどう影響するか?

塩高さんは、これまでマッサージ等の身体介入を受けたことはないとのことですが、古武術を実践されてきたとのことです。ワークの後で、謡の響きが変わったり、自分の琵琶の音がよく聞こえ易くなったとの感想でした。

2については、安田さん、塩高さんに加え、2人の若手が謡として加わりました。まず、最初はいつも通りの配置で演じてもらいます。次に塩高さんの位置を決め、そこを基点に謡の二人の位置を身体感覚をベースにしっくりくるところを決めます。3者の位置が決まったところで、安田さんに入ってもらって、パフォーマンス。次に私が感じる安田さんの最初の位置を変えてもらってのパフォーマンス。 それぞれに違いがあったようです。

オンラインチケット購入により、当日の動画が視聴できます。

https://mame-210717-0807.peatix.com

いつもに増して、言語脳が働かず、しどろもどろでしたが、安田さんの位置が異常な程に「はまる」位置が見つかり、それが一番面白かったです。

塩高さんにセッション中

トーク中

CS60開発者西村先生、女将さん、佐藤さんとスタッフのみなさんも見に来てくれました。最左はMy wife

空間身体学的 共生感覚rolfinger.com2021年7月19日

どこに自分を位置するか? とは、空間的にどこに自分を配置するか? ということになる。相手がいる場合、位置関係によっては、圧を感じて居心地悪い配置もあるし、理由はわからないが、相対している感覚を想起される配置もある。そのどちらでもないけどさらっとしていて安心できる関係性、社会生物学的な共生関係を築きやすい位置感覚、共生感覚を養うことは、持続可能な関係性を築くヒントになる。

一方、欧米の植民地支配の考えには、共生という概念がない。その土地のバランスされた生態系を含む社会秩序に、無理矢理介入して混乱を生じさせ、文明や医療を立てに、その土地の資源を搾取する。外来種の魚や虫が、現地の生態系を蝕んで、その結果、精妙にバランスされた全体のシステムを破壊する。最終的には侵略者自らもそこに留まれない状態に追い込まれてしまうことになる。そこで反省することなく、次の搾取対象を見つけるという膨張思想を持っているが故にたちが悪い。それは周囲との関係性を失った無限増殖を続ける、癌細胞と同じふるまいである。植民地化を正当化する思想の根源には、選民思想、優性学がある。人間には優劣があるというヒエラルキーをよしとする考え方である。

そもそも、共生感覚をベースにしていれば、他者の空間に浸食して 争ったり搾取するという生き方から外れることができるのではないだろうか。

先日の晴れ豆での安田登さんとのコラボレーションイベントでは、安田さんが、ここっという位置を見つけた瞬間が最大の山場だった。だが、実はその安田ポイントを見つける過程で、謡の女性が、安田さんがそこにくるなら、ちょっと位置を変えたい、と言って微調整した瞬間があったが、そこが肝だった。空間身体学的なベストポジションを見つけることが目的なのではなくて、それはあくまで手段と過程で、謡担当の彼女に「その感覚」がでてきたところがポイントなのである。その感覚を育むことができれば、別の場所、別の関係性になった際に、その感覚を指標に新たな位置関係へと調整することができる。その場所は、身体全体が響きやすく呼吸も楽にできて、身体の使い方も楽にしやすい位置である。そこを基準にできるとき、関係性の中で、ムダな衝突や争いも起こりにくい状況に条件化されると考えられる。

無症状PCR陽性者は、感染源にならないrolfinger.com2021年7月21日

Nature Communicationsという学術誌に掲載された "Post-lockdown SARS-CoV-2 nucleic acid screening in nearly ten million residents of Wuhan, China" という論文があります。高橋徳医師の動画で紹介されていた論文で公開されています。

https://www.nature.com/articles/s41467-020-19802-w

Abstract:要約を訳すと、

武漢では,2020年1月23日から4月8日までの間,厳しいCOVID-19規制措置が実施された.制限解除後の感染率の推定値は、ロックダウン後のパンデミック管理に役立つ可能性がある。ここでは、2020年5月14日から6月1日にかけて、武漢で行われた市全体でのSARS-CoV-2核酸スクリーニングプログラム(PCR検査)について述べる。

6歳以上の9899826人を対象にPCRテストをした結果、PCR陽性は300名であった。つまりこれは、0.00303% 陽性率で一万人当たり 0.303人が検出されたことになる。95%信頼区間は、0.270-0.339人。この無症状PCR陽性300人と濃厚接触した1174人からは、PCR陽性反応は全く出なかった。

過去にCovid-19に感染して回復した患者34424人のうち107人は、再びPCR陽性となった。つまり、再陽性率は、0.31 %で 95%信頼区間は0.423-0.574%である。

従って、武官におけるSARS -CoV-2感染の蔓延は、ロックダウン終了後5~8週間後には低くなっていた。

ここで重要なのは、約一千万人調査して、PCR陽性になったのは300人、その人々と濃厚接触した1174人を対象にPCR検査したが、陽性は一人もいなかった、というところです。大メディアや一部の感染学者が唱えてきた、「無症状感染者が、感染を拡大させる危険性」があるということで、自粛要請やマスク着用が必要ということになってきた訳ですが、その理由がなくなることになります。

二つ目に重要なのは、一度感染の患者になった34424人は、その後回復したにも関わらず、107人がPCR陽性になったとありますので、免疫を一度獲得しても、0.3%の人は再度感染するということで、普通の風邪と同じです。一度罹って回復しても一千万人いたら、そのうち3万人はまた感染してしまうことになります。ウイルスは変異するものという性質なので、当然といえば当然の結果ですが、一時的とはいえ、免疫獲得がワクチンであれ、自然免疫であれ同じことで、風邪引きやすい人は、ワクチンを打とうが打つまいが、何度でも風邪引くのと同じことになるので、ワクチンに過剰な期待は持てないことになります。

PCR陽性となっても無症状であれば、濃厚接触しても他人に伝染させることはなく、一度患者になっても回復すれば、99.7%の人はPCR陰性である、とこの論文は言っています。

変化の受け皿rolfinger.com2021年7月31日

最近、セラピーを受けて調子をくずした、つまりセラピートラウマからの回復を意図したセッションを行っている。

どのような意図であれ、介入すれば、それによって身体のシステムが、別の平衡状態への移行する。見落としがちなのは、元の状態はそれなりにシステムを稼働させてバランスを取っている完全性がある。何か、例えばトラウマの解放が起こるとすると、それによって起こる変化はポジティブなものが都合よく削除されるだけではなく、その変化の受け皿がしっかりしていないと、かえってバランスを欠くこともあり得る。また、別の平衡状態に移行するためにはプロセスの時間が必要になる。しかし、治療家が陥りがちな罠として、症状の改善に対して、酔ってしまうことがある。特に急激な改善が起きた場合には、むしろスローダウンして様子を見る余裕が必要である。

統合的な観点からは、あるレベルでの急激な変化は、他のレベルがそれにうまくかみ合っているかどうかも観察する必要がある。

技法的にトラウマの解放は難しいことではないが、ただ闇雲に解放すると、エネルギーや感覚は戻ってくるが、感覚は開けばいいわけではなく、鈍くすることでバランスしている場合もある。エネルギーが急激に戻ってきた場合、それをうまく消費する方向性が定まっていないと、理性的なコントロールが難しくなる。コントロールのための抑制は必要であり、アクセルとブレーキは、ドライブにとって不可欠で、それらの微妙な均衡を通常保っていることを忘れてはいけない。

リソースは、この世界に自分をつなぎ止める役割がある。自分をつなぎ止めるためのアンカーとして働いている最も確かなものは、身体というリソースである。自分という存在が身体とくに肚に収まることが、安定するということである。

そこが定まっていない上での、解放は時に危険が伴う。変化とは、別の平衡状態に移行することで、その状態の受け皿がしっかりしているのか?適切な介入であっても、受け手が許容できる範囲とタイミングなのか? プラクティショナーは、それをしっかり観察して、肚で感じる身体的共鳴をつかって、躊躇する感覚を大切にしなければならない。

恒常性(ホメオスタシス)を維持するrolfinger.com2021年8月5日

恒常性とは、環境が変化しても内部環境を一定に保つための機能である。急激に大きな負荷がかからない限り、容量の範囲内であれば、生体は外部からのストレスに適応している。免疫も一つの恒常性のための機能である。細菌やウイルスが少量侵入してきても、非特異的な自然免疫によって、感染を免れる。生体が健全であれば、最初の遭遇によって、次回の侵入により備えることができる。それが、抗体や細胞障害性キラー細胞を擁する獲得免疫である。通常の生活をしていれば、様々な種類の細菌やウイルスに接することによって、免疫が適度に賦活化され、恒常性はより強化される。健康体のうちに適度な免疫刺激を受ける経験が、免疫システムを確かなものに進化させるのだ。 この段階を経ないで、生体にとって未知の病原菌が大量に侵入してくると、爆弾テロが起こったような惨事になるため、予め病原体の抗原を生体に認識させて免疫記憶させるやり方が、ワクチンの戦略である。したがって、問題となる病原体が真新しいものではなく、生体にとって、全く未知でない旧知の抗原であれば、わざわざワクチンに頼らずとも既に免疫記憶ができているため、余計な医療介入は必要ない。

ワクチンが唯一の集団免疫に至る道ではない。最も安全で自然に免疫記憶を得るには、免疫が低下していない時に、わずかの病原体と接することである。抗原によっては、抗体依存性の獲得免疫ではなく、細胞性の獲得免疫もあるため、血中の抗体が検出されないからといって、免疫記憶や獲得免疫がないということは言えない。キラーT細胞の病原体の抗原に対する反応性があるかどうかを調べれば判定することができる。ただここで、問題なのは、自然免疫や細胞性免疫が機能している、という結論は、薬を売りたい輩には、非常に都合が悪い。食べるものを食べて、しっかり睡眠とっていれば、身体を支えてくれるホメオスタシスや内在性の免疫があるから、何の医療介入も要らない、という結論はお薬や検査薬を売るのには、営業の妨げになる。何も足すことなく、その状態で完全に機能している恒常性がある、そのことをどれだけ信頼できるのか? それは自分のシステムのみならず、他の人の身体の知性をどれだけ信じられるのか?というにつながる。

そこが信頼できないとするなら、他者への介入や手助けの方法も全く変わっている。その生体システムを手を加えなければ機能できない不完全なものと捉えるのか?、それともその状態を成り立たせる潜在的な力に満ちた完全なシステムとして捉えるのか? 生体に対する捉え方、認識の仕方は、「どう観るか?」「どう介入するか?」と対になっている。

坂上 仁志さんのyoutubeから得た情報だが、一昨年の11月に武漢でパンデミックが始まり、昨年3月に入国制限するまでの3ヶ月間、武漢を含む中国からの観光客が、約20万人日本の主要都市をPCR等の検査なしに、自由に往来していたという事実。すでに日本では集団免疫が成立しているという京大の上久保教授の主張に矛盾はない。すでに生体が、正常にウイルスに適応している平衡状態のところに、過剰な抗原が生体の至るところで産生される状況は、爆弾テロが身体の中で起こるような状況で、生体がADE(抗原依存性免疫増強)というパニックを起こしても不思議ではないと思う。集団免疫が成立しているかどうかの定義は別としても、昨年から今年にかけて、自分の生体システムは、異種抗原を体内で強制産生させる医療介入を必要としなくても十分機能している。

対等な関係でのみ意味のある変容はもたらされるrolfinger.com2021年8月11日

ロルファー/イールダーとクライアントは、いわゆる日本で治療家や医師を先生と呼ばせるような関係ではなく、対等であるべきだ。その関係性がプラクティスの魅力でもあり、大切なことである。プラクティショナーが、上でも下でもない間の位置にいれば、クライアントも必要に応じて、Noといえる空間と自由な場が生まれる。お互いが自由でいられる場は、相互に安全安心を感じることができる。役割があるとしても、どちらか一方が、優位にマウンティングする関係性では、深い信頼は得られず身体的共鳴はあるレベルから深まらない。

セッションが一方向の治療ではなく、相互作用だとすると、お互いが尊重される健全性を持っている必要がある。例としてわかりやすいのは、予約の時間を設定する。予約の24時間以内の取消にはキャンセル料が発生することに同意してもらう。仮にクライアントが急な仕事の都合でその予約時間にいけなくなる事態になった場合に、その状況に対しての責任をクライアントが自ら取ることが大人としての対応であり礼節であるから、キャンセル料を支払うことに躊躇はない。ところが、未熟なパーソナリティであると、セッションに行けなくなったことに責任を取らず、そこに穴があいてしまうことや、他のクライアントがその枠を臨んでいたかもしれない可能性や、プラクティショナーが親の介護や子供を預ける手配をして時間を空けていたかもしれないこと等を想像できないかもしれない。どのような状況であるかは関係なく、万人にとって、時間に対しては平等である。お互いにその時間をつくってくれたことを尊重できなければ、関係性は成り立たない。時間を合わせるということは相当意味のあることだと思う。

心配する必要なしrolfinger.com2021年8月15日

感染症はいずれ収まる。それは歴史が物語っている。病原体は賢い。人間の浅知恵は奴らには追いつけない。抗生物質などの薬剤があれば、細菌が耐性を獲得してサバイバルするために適応する。人間の免疫システムの合間を縫って、感染できるように変異する。ある病原体の抗原に対する抗体を産生できるようにしたところで、常に変異して感染拡大するのがウイルスという存在である。インフルエンザだって、そうだったじゃないか!なんで今回は違うと言えるの?? インフルエンザワクチンの型だってよく外れてたじゃないか。

免疫を獲得するメカニズムは、病原体の一部の抗原に体内の免疫担当細胞が反応して、記憶する。その抗原は、人工的につくられたものでも、天然由来の蛋白質でもどちらでもよく、ワクチンこそが、抗体産生を促すわけではない。(厳密には、天然ではなく、武漢研究所で開発された人工ウイルスである疑念が拭えないので、天然とはいけないかもしれない。)

感染症が収まる過程では、流行が起こらなくなるのではなく、伝播能力が高くなって、宿主に負担をかけない形、つまり弱毒化しながらで伝わっていく。人間にはウイルスを歓迎する受容体が存在するわけだから、ACE²欠損のノックアウトヒトでも遺伝子操作する以外に、伝播を止めることはできない。ゼロコロナのような政策は不可能である。さらに米国の厚生省にあたるCDCが、年内にPCR検査に依存することを止める流れになってきているのに、未だにPCR検査を促す野党は、正気を失っているとしか思えない。

現在の変異株が伝播して広まること自体は、集団免疫に向かっているのだから望ましい現象であり、致死率は下がっているわけだから弱毒化もしている。ところが、さも変異株が重症化させているように、大マスコミが煽っているようだが、熱中症で体調不良を訴えた患者さんをPCR測定したら、たまたま陽性だったというだけなのではないか、と予想できる。検査数が上がれば、陽性者も増えるのだから。飲食店が感染源でないことはすでに認識されており、ニューヨークなどの都市ではとっくに時短営業はしていない。にも関わらず、飲食店の時短に根拠がなかったことを認めると、行政に誤りがあったことを認めることになってしまうので、それを誤魔化そうとしているに違いない。官僚も政府も誤りを認めることは絶対にしない。都合の悪いことは隠蔽する体質が元々基本型なのだろう。

薬害問題や医原病は、政府や医療業界の欺瞞と嘘から生まれる。身体には、本来健全さを維持するための恒常性や自己調整能が備わっている。ツボをおさえた名診断や名医は確かにわずかながら存在するが、余計な医療介入、誤診はかえって生体を傷つける。煽られた不安や鬱々とした気分を紛らわせるためにやってしまうことは、そもそも必要のないこと。流体力学的見地からは、マスクは皮膚との隙間から9割が抜けてしまい、マスクを介してもウイルスの粒子は素通りである。一部の医師は、武漢風邪は、空気感染するといっている。だとすれば、1年半くらいは余裕で何度も、病原体に暴露されてきたわけだから、この期に及んで小細工したところで、何かが変わる方がおかしい。

つまりは、自分の身体は自分で守り、日々の身体活動を下げないこと。そして、もう少し、生来の身体の免疫をもう少し信頼してもいいのではないか、と思います。

田畑浩良: 現米国Dr.Ida Rolf Instituteの国際ムーブメント教員。ロルファーとなる前には、1987年から19956年まで、株式会社林原生物化学研究所にて研究員として勤務。新規生理活性物質の探索、インターフェロンγの血小板造血に与える影響等の基礎研究に従事。

居場所に見つけ直すrolfinger.com2021年8月15日

ハンズオンする前段階として、プラクティショナーとクライアントが相互にまず居心地良く落ち着ける場所を見つけることをします。いい間合いを見つけることになりますが、これは個々に持っている人間関係を投影するような位置でもなく、固定された位置でもありません。両者のその空間における、社会生物学的に共存できる配置になります。この関係性はユニークなもので、組み合わせが変わると、位置関係も変わります。そして、その関係性から生まれる身体的共鳴から派生する知覚の質も異なります。

理由はわからないが、ジャッジせずに、そのいい間合いからくる感覚に慣れてくると、位置を見つける感覚が育ってきます。それは本能的なことで、危険なところや、自分にとってそぐわない場所や方向を回避する感覚にも繋がります。

自分がいい流れにないとき、時に今は外部ストレス圧も高いために、そぐわないところがより顕著に感じられるはずです。本当は場所や関係性を見直すべきなのに、なんとなく自分の感覚に蓋をして、よりフィットする居場所を見つけるタイミングだとすると、今の環境を利用?すれば、フィットしていない違和感はよりはっきり感じやすいともいえます。

フィットして落ち着くべき居場所にいる時に、人生の流れに乗ることができます。その流れに乗ってしまえば、健康が過敏に気になったり、余計なことに引っかからなくなります。

落ち着く居場所にいるとき、人は、安全安心の感覚を取り戻すことができます。不安を誤魔化すための努力が減って、マインドもより建設的な方に向くことができます。

まずは、居心地のいい場所とその感覚を味わう時間を確保しましょう。

Advancedシリーズ後、1年経過してrolfinger.com2021年9月5日

昨年8月から10月にかけ、Advanced 5シリーズロルフィングシリーズをお受けになった方から、その後の感想をお送り頂きました。

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長年悩んでおりました睡眠不良、身体の冷えや、食欲が安定しないこと、適応障害と診断されたころからの頭が鈍く働かないことなどが改善されました。よく眠り、食事も摂れ、適度な運動もできるようになりましたし、転職して初参加したプロジェクトを成功させるなど、生活全般が改善でき、とても快適に過ごしております。有難う御座います。

終了後の昨年10月半ばころから、気温が下がっても体が冷えにくくなり、風邪を引いているわけでもないのに、暖房を強くしても寒くて居られない、という状態にならないことに気付きました。

食欲はあまりないことが多く、食べても筋肉にならなかったのが、食べられるようになり、筋力も体力も戻ってきています。

何より大きいのは、ほぼ毎晩よく眠れるようになったことです。いままで何十年も、十分に眠れていなかったのだということに気付きました。今は、ぐっすりと眠って朝気持ちよく目覚めることができ、今のことや先のことに目を向けられるようになりましたし、疲れている、と自分で気づくことができるようになり、無理をしすぎる前に休めるようにもなりました。

また、頭が働かないと感じており、新聞を読んでも頭に入ってこないことがありましたが、それも解消され、以前のように業務ができるようになりました。そこで自信をもって転職活動を進め、十分に能力の発揮できるポジションを得、業務に必要な語学能力の向上など、職務外の活動も十分にできるようになり、転職後の職場では、初参加したプロジェクトの成功に大きく貢献することができました。

肩こりや頭痛など、身体の調子が良くなったことはもちろんですが、それ以上に身体が整うことで生活が整い、快適に過ごすことができるようになり、大変感謝しております。

鬱に対してrolfinger.com2021年9月8日

精神や神経系が不安定な時に、その程度によっては精神科や臨床心理士からサポートを受ける必要がありますが、その手前でいろいろできることがあります。ビタミンやミネラル等の栄養面からのサポートです。

石黒医師からの情報ですが、ビタミンD が鬱に有効とのことです。ただ、2000IUが最適で4000IUになるとかえってマイナスになるようなので、サプリで接種する時には注意が必要。やはり、日光浴がベストかと。

オメガ3もいいらしいですが、酸化しやすいため、小魚、チアシードなど天然のものからの摂取が適切。

マグネシウムをエプサムソルトを入れた湯船に入って、皮膚から吸収するのもいいらしい。などなど、参考になります。

https://youtu.be/yJP9UAmVp2E

それから試したことないですが、青汁で便秘を解消したり、脳の栄養になるようなサプリも有効かもしれません。

特例承認の劇薬についてrolfinger.com2021年9月10日

従来型の生ワクチンや不活性型ワクチンと比較して、劇薬に分類されるmRNAワクチンについては、最新の技術であり、私が持ち合わせている生化学的知識には含まれていなかった。免疫においてもいくつか新しい知見が得られており、以下それらを挙げてみる。

核酸(DNAとRNA)は、指先などにも多く分解酵素が存在しているため、分解されやすい。特にRNAは不安定であるから、すぐ分解されてしまう。→ ワクチンに用いられるmRNAの中のウリジン残基は、メチル化という修飾を受けたシュードウリジンに置き換えられている。これは分解酵素に耐性で、安定しているため、細胞内で蛋白合成が効率的に進むことになる。   TVである医師が、RNAはすぐ分解されるようなコメントをしていたがこれは嘘である。ちなみに、その医師が中立に意見をいっているのか、それとも製薬会社に忖度しているのかは、マネーデータベースでチェックすることができる。

免疫記憶が起こるのは獲得免疫だけで、自然免疫には、免疫記憶がない。→ 理化学研究所(理研)石井分子遺伝学研究室の吉田圭介特別研究員、石井俊輔上席研究員らの共同研究チーム*は、自然免疫[1]に記憶[2]が存在し、病原体感染によるエピゲノム変化[3]の持続がその記憶メカニズムであることを明らかにしている。  ワクチン投与によって得られる抗体産生のみが、免疫獲得であるかのような報道がなされているが、実際には、自然免疫や細胞性免疫による免疫獲得も存在するため、抗体のみを指標にした評価は正しくない。

S1スパイク蛋白質は、細胞側の結合部位(ACE2受容体)であるだけでなく、それ自体が血管内皮細胞に傷害を与える病原性蛋白質であることが、米国のソーク研究所の研究から明らかになっている。 → 細胞と結合するリガンドそれ自体が、傷害性の本体ということは、病原体の抗体を作らせるための抗原を細胞に作らせる予定が、毒そのものを細胞に作らせて体中にそれを長期間循環させることになる。 ホメオパシーが限界希釈された毒を服用するのと、真逆の方向性である。いずれにせよ、mRNAワクチン接種によって、脳血管系や心臓血管系などに血栓が生じるリスクがあるため、副作用としての、脳内出血や心筋梗塞が起きても不思議ではない。

免疫賦活のために投与した抗原によって、中和抗体ができる。 → 病原体と結合する望ましい中和抗体だけができるわけではなく、逆に感染を増強させてしまう抗体が産生されてしまうことがある。ADE 抗体依存性感染増強という現象があるらしく、大阪大学のグループが報告している。 この現象は、ワクチン先進国イスラエルで、ワクチン接種者が感染し続けているという事実とうまく呼応している。

変異しやすいインフルエンザなどのRNAウイルスによる感染症には、ワクチンはできない。→ これまで何十年もかけてインフルエンザワクチンを開発しては打ってきた歴史があるが、インフルエンザによる感染症がなくならないのは、歴史が物語っている。理化学研究所の増田チームは、変異しやすいスパイク蛋白の先端部分S1ではなく、変異しにくい幹にあたるS2に対する抗体の産生を誘導することを狙っている。この方法がうまくいけば、ワクチンによる重症化と変異ウイルスに対しても対応できることになる。

経鼻生ワクチンによる広域中和抗体の産生を利用

これは、非常に期待が持てる研究である。これと、同研究所の福山チームの技術が組み合わさると、筋肉注射も必要なくなるので、凍結肩のリスクも回避できる。巨メディアは、感染恐怖を煽り、外圧で特例承認された舶来もののワクチンを売りつける方向に煽動して、対応が遅いと政府批判を繰り返しているが、こうした国内初の安全かつ有用な技術が立ち上がってくるのをもう少し、待ってもいいのではないかと思う。海外と往来する必要が取り急ぎないのであれば、ワクチン先進国のイスラエルなどを参考にして、自分はどう判断するのか、ゆっくり考えてもいいと思う。

生理的反応の悪用rolfinger.com2021年9月13日

虚大メディアの腹が立つところは、人間の心理操作が実に巧妙で、反射的あるいは生理的な反応を悪用している点である。人間のwell-beingや幸福の追求には、自由が不可欠であり、それに健康が後からついてくるものである。したがって、自由を抑制するものには、パターン化した行動様式や心身に染み着いた習慣がある。自分が感じている感覚をとりあえず、よしとすることが中々難しい場合が多く、これは戦後教育による占脳が無視できない。

ヒトは偏った情報から、正しい判断はできない。現在のTwitterやFacebookなどのプラットフォームが、ワクチン推進に反対の意見や見解を削除するという前代未聞の"緊急事態"に陥っている。それがわかっていながらも、実際に身近に耳に入ってくる情報の割合が多いもの、早期にインプットされた情報に影響を受けやすい。新聞に例えると紙面の割合を多く割いている情報を重要と錯覚してしまう傾向がある。

さらにここに、Fight or Fright - 戦うか逃げるか、の防衛反応の下地になる、生存が脅かされていると認識していると、常に身体に警告が鳴っている状態になる。この状態だと、冷静な判断は難しい。生存が第一に生体にとって最重要課題であるために、まず、そこから回避するように対処することが最優先になる。安全安心の下地の上に、冷静な判断が可能になるが、命を脅かされる、或いは脅かされているように認識している状態下では、生き延びるための方向性の思考になる。虚大メディアの犯罪性は、生体システムを非常事態だと錯覚させることで、大脳辺縁系にアラームが薄く持続的に鳴るようにコンディショニングすることである。思考を司る大脳皮質は、構造的にこの辺縁系によって下から支えられているために、後から本当は危機的状況ではないという情報がインプットされても、脳の奥には届きにくい。

例でいうと、臨床試験で有効性が認められたとするワクチンがあったとしよう。最初に得られたデータを元に有効率や重症化回避率など薬が効きそうに印象づける数値が提示される。しかし、病原体は、常に存続をかけて変異し続け、変異前のデータはもはや現在流行している病原体とは関連性の低いものとなっている。インフルエンザワクチンがこれまでことごとくタイプを外してきた経緯を忘れてきたことも併せて、ワクチン接種者が感染している現実をみれば、ブレークスルー感染などというカタカナ英語混じりの言葉を持ち出すこともなく、ただ、「そのワクチンは、治験の時のと違って今流行っている病原体に効いていない!」だけであるが、もはや現実に今起きていることを受け容れにくくなっている。こうした状況は、心身にとっては、有事であり、不安感や怖れが脳内に染み渡って下地になっているため起こりうるといえよう。

例えば、免疫学では明らかに、感染と検査陽性は区別されなければいけないが、反復してそれを連日連呼する誤った報道でも馴染みがでてくる。馴染みのある情報の比率が上がることで、何となくそれが正しいような錯覚にとらわれる。病原体や伝染に対しての恐怖を煽るためには、検査陽性ではなく感染、感染後は重篤化や後遺症といったインパクトのある言葉が多用され、ワクチン接種後の反応が、副作用やマイルドな副反応という表現にすり替えられているのは周知の通りである。また、人間は成長の過程でミラーニューロンを使って、まず真似ることを通して適応してきた。日本人の同調しやすい民族性もてつだって、長いものに巻かれて同一化しやすい気質があるように思う。

でもそこには、必ず身体はちょっとした違和感を感じている。自由を求める感性や自分にとってそれが正しいのかを決めてきた肚がその違和感を見逃すことはできない。 子供が予防接種の時に必ず泣き叫んで、それを拒もうとする衝動には意味がある。そこには"知っている何か"が存在する。ワクチン全般に関しては、近藤誠氏の著書を参考にしてほしい。それと、

https://plandemicseries.com

ドキュメンタリー映画「プランデミック」 シリーズ

残念ながら、日本語で視聴できないが、以下のニコニコ動画で日本語訳がつけられている。https://www.nicovideo.jp/watch/sm36896170

ヒトは、動きのあるものや、気になる対象を目にすると、監視システムが発動して、自然にそちらに注意が向くようにできている。これは、Orientation;通称なんだそれ?反射である。ヒトは常に周囲の気配を察知して、安全かどうかを監視するシステムを持っている。安全が脅かされそうな気配を感じると、バーチャルであっても反射的に注意を向けてしまうのだ。これは反射レベルなので、例えば、番組の途中でその結末が気になる手前でCMを入れるのは効果的な策略である。このやり方は汚いということで、うろ覚えだが、他国では禁止されているところもあるとのこと。視聴率を取るために、人間の生理的な反射を利用して、情報をインプットするやり方が巧妙に利用されている。こうした作為的なやり方に抗うのは、それを観ない、TVを消すのがシンプルに一番である。 ジェノサイド認定国家に賛同できななら、その国と仲良くやってる企業の製品を買わない、その国と関係の深い政治家を支持しないという、地道であるが確実に彼らを弱体化させることができる。

TVの報道や虚大メディアの情報と距離を置き、自分が信頼できそうな人の発信するニコニコ動画で検索すれば、かなり広範囲に情報を得ることができる。検査キットを提供するクリニックや製薬会社がスポンサーになり、そこからお金をもらっている医師は、TVでそれらの販売に不利益をもたらすようなコメントは放送はできないし、SNSではさらに検閲が厳しくなってしまい、中々まともな情報を得るには、ちょっと手間がかかるようになってきたが、それでもがんばって情報を整理してきちんと伝えようとしてくれる発信者の方々には感謝である。

犬房先生のチャンネル:https://www.youtube.com/channel/UCqLUacXBk84-VsGas0syFHQ

松田学氏のチャンネル:https://ch.nicovideo.jp/matsuda-pi

Yielding Embodiment認定ワークショップrolfinger.com2021年9月22日

先週末の3日間、イールドのワークショップPart 2を開催した。今年は2期目で、計9日間のコースを三分割して、3回シリーズを提供できるイールダーを養成する。このクラスの特徴は、触れる前と触れた後の変化の見守りを重視する。

身体のシステムが自己組織化する潜在力を最大限に引き出すための技法である。統合したり調整するのはあくまで主体である受け手の身体である。技法を突き詰めると、結局2つのことに行き着く。一つは施術者側のプレゼンスと、変容の場がどれだけ安全であると受け手の身体が認識するかということ。その条件が満たされる時に、必要なプロセスが発動する。

それは、施術者の力量だけが要因になるのではなく、施術者と受け手との空間的配置、間合いから生まれてくる作用である。

このワークのメカニズムは説明しきれていないところが多いが、数十回におよぶワークショップの体験から現象としては再現性がある。今回のクラスでも、参加生同士のプラクティスはすばらしい変化がもたらされていた。身体の構造に広がりと共に統合が進んでいた。

そこで得られる変化は、精神的にも落ち着きを取り戻し、昨今のインフォデミックによってストレス下にある身体システムをリセットする手助けになっていたようだ。

身体システムは本来の機能を果たしていれば、外から余計な介入を必要とせず、自律的に恒常性が維持されるはずの存在である。ところが、外的要因から、生存を脅かされているとシステムが認識すると、その真偽に関わらず、生体は、生存保持のための防衛反応にスイッチが入ってしまう。ストレスホルモンが血中を駆け巡り、それを回避するための行動にエネルギーがむけられてしまう。こうなると思考や視野に余裕はなくなり、冷静な判断もできなくなる。そこから、抜け出すには、思考に正しい情報をインプットするだけでなく、身体自体が今は安全だと再認識する必要があり、マトリックスにイールドする動きと間合いから生まれる安全安心の感覚を再体験することが、誤作動したシステムをリセットして正常化することができるのではないかと考えている。

大手製薬会社の販売戦略に対抗するには、個々が自分の免疫システムや自己調整システムに気づき、そのポテンシャルが発露するように身体を使って体感することが有効だと思う。

このイールドの技法は、とても求められているように感じた。

また、当初は、ロルフィングなどの技法に組み合わせた形でのイールドを想定していたが、単独で用いることの意味があるように感じている。

遠隔セッションの体験記rolfinger.com2021年10月2日

10シリーズを終えられた方から、セッションのご予約を頂いていましたが、体調が優れず動けない程でお越しになれないということで、急遽Zoomを使っての遠隔セッションに切り替えました。以下、そのレポートです。

セッション予定日前夜から左肩の後ろ側になんとなく痛みを感じ始めた。一晩寝れば治るかな、と思ったが、一夜明けてみると、痛みは治まるどころか酷さを増しており、ピリピリとした痛さとなって左肩後ろを広く覆っていた。少しでも動かすと痛くて、横になってじっとしていないといられない状態であった。

有難いことに、田畑さんが遠隔セッションをお申し出くださり、喜んでお願いすることにした。

‐横になって、ご指示に従って身体のおさまりの良い場所を探すことから始まった。体の向きを決めたあと、10分程度の角度で移動して、よりおさまりの良い場所を探すように、とのご指示だった。自分から心地良い場所を探すことは初めてだったし、肩は少しでも動かすと痛いし、うまくいくかなぁ、とちょっと不安な気持ちであった。痛みのために、10分の角度を一気に動かすことはできなくて、3分づつくらいだっただろうか、おそるおそる動いてみた。1回目、2回目の3分では体感になにか変化があるようには感じられなかったが、3回目の3分で、ん、なにか感じる、と思い、その感覚があっているのかどうか確認したくて、もう一度初めの場所に戻って、最初の3分、次の3分の場所に身体を戻してみた。やはり最初の2回では何も感じることがなく、3回目の場所でなにかをとらえることができて、やっぱりここだ、と確信し、そこにとどまっていると、身体の右側に温かさが感じられだし、続いて、なにかに包まれてほっとするような感じが生じてきた。田畑さんに位置が決まったことをお伝えすると、どんな感じかとのお尋ねがあり、「安心な感じがする」とお答えした。

‐セッションが始まって、身体は自然と動き出したのだが、開始直後はとにかく肩の痛さが先にたち、どんな動きをしているのか感じ取ることが全くできなかった。動きがあるたびに、痛っ、痛っ、と小さく声がでてしまっていたが、セッションが深まっていくにつれて、意識が落ちたままで動いていたのか、痛さは感じることがなくなった。

‐途中、田畑さんに、どんな感じかと何度かお声をかけていただいたときに、はっと意識が戻って動きを体感し、それをお伝えする、という感じだった。一番印象に残っているのは、うつぶせになったまま、左足のももの付け根が痛いにも関わらず、身体はその足を震わせようとしていたことであった。セッション後半は、意識はしっかりとありながらいろんな動きを続けていた。例えば、うつぶせになったまま両手を上に伸ばし、両足は思いっきり開脚などしていたのを覚えているが、その時には痛みはまったく感じていなかった。

‐最後、左足をぐるぐると回したままでセッション終了となった。Zoomが切れたあともしばらく回し続けていたのは覚えているが、その流れのまま眠ってしまっていた。はっとして目覚めたときには、ずいぶん深い眠りに落ちていたなぁ、と感じた。

‐ありがたいことに、翌日午後には肩の痛さはほとんど感じなくなっていた。痛みが治まったあとに感じていた肩のおさまりの悪さも、数日後には居場所を見つけて、ガクッとした感触とともにしっかりとあるべきところに落ち着いてくれてほっとした。

‐同じ時期、右を下にして寝ていると、左の臀部から下にかけて、なにか違和感を感じたので、探ってみると、左肩に感じていたのと同じ質の痛み、でもその程度は肩を100とすると、5とかそのくらいのもの、があって、それが2日ほど続き、痛みがなくなると、右脚内側にしっかりとした支えができているとともに、右側骨盤上の背骨に沿ったあたりに広がりができていた。

‐同じ頃、実兄を強く詰っている夢をみる。兄は表情を変えることなくただただ私に言われるがままでいた。実際、いろいろと言いたいことがないわけではないが、ここまで強い気持ちを抱えているとは正直思ってもいなかった。自分のことではあるが、今後、自分はこの気持ちにどんな形で折り合いをつけていくのか、興味深く思っている。

‐その後、右首の側面がひどく痛くなり、3日くらい寝たままだった。痛さが落ち着いてきたなと思ったころ、立ち上がったら、右腹あたりにとても大きく広がりができた感があり、息を吐いたときに、右側に身体が傾いてしまうと感じるほどだった。そして、3日間、気分が悪くて水分以外、ほぼ摂取していなかったのに、たまっていたものを一気に吐き出すかのように、おもいっきり嘔吐した。呼吸をすると、いつまでも息を吸っていられるかのようで、右のお腹から背中にかけて酸素がどんどんと取り込まれている感じがした。その感覚は今でも変わらずにある。また、右側の視覚が大きく開けて、ものの色が何時にも増して鮮やかに感じられた。

初めての遠隔セッション、自分から心地よい場所を見つける作業がとても新鮮で、ほんのわずかな位置の違いでも、全く異なる体感が生じてくることが本当に不思議だった。セッションの楽しさ、という意味ではもちろん対面に軍配があがるが、変化が着々と、しかもずばっと起きていく、という点で、対面とはまた違った面白さが味わえた。

Training course of Yielding embodimentrolfinger.com2021年10月5日

Yielding embodiment®3シリーズ提供のためのコースPart 1〜3

イールドと空間身体学的働きかけの基礎となる3シリーズ提供のためのプログラム

リスケジュールしました!

Part 1 日時: 2022年1月8(土)9(日), 10㊗️

Part 2 日時: 2022年 2月11㊗️ ,12(土),13 (日)

Part 3 日時:2022年 3月19(土),20(日) ,21㊗️

(3 Part x 3日間の計9日間)  10:30-18:30

講師: 田畑浩良

取得単位: 各Part Yielding embodiment®認定3単位※

Part 1〜3までの参加により9単位取得後商標使用と3シリーズ提供が可能になります。

受講料: 各Part 53000円

Part 1 〜3までの参加費:159000円

参加者数奇数の場合や空きがある場合に再参加受付ます。 →1日当たり15000円

参加対象: イールドワークを学びたい、他者への働きかけを学びたい方

参加申し込みフォーム

The Art of Yield (Yielding embodiment®)は、様々な身体技法に組み込むことも可能ですが、それ単独のワークとしても深い体験と身体構造にも変容をもたらす強力な技法です。イールドについての詳細は、Rolf Insituteの機関誌に寄稿した記事を参照ください。

イールドの基本について→ https://www.rolfinger.com/classic/Yielding.html

上記3つのPartに参加することで、変容のための場をどう誘導するか、施術者の意識の持ち方や在り方の基本を学びます。身体を3次元的に広がりを持たせ、関節間のコーディネイトを容易にして、バランスよく支えられる身体を引き出します。

Part 1では、安全な基盤と呼吸、Part 2では身体の支えの充実、Part3では、身体の空間的広がりを主に扱っていきます。

この技法体系の特徴は、徒手の詳細なテクニックより、施術者の知覚や存在状態を重視し、触れる前、或いは触れた後の重要性を体験的に学んでいきます。この知覚状態に慣れ親しんでくると、人との間合いの取り方や、空間における配置への感受性が研ぎ澄まされ、華道のスキルアップにつながる例もあります。やることは至ってシンプルですがパワフルな効果があります。

参考文献:

米国でのワークショップに参加した同僚ロルファーによるインタビュー記事

Rolf Instituteの教授会での間合いとイールドワークのデモを含む記事

ワクチン接種された方への遠隔及び対面セッションrolfinger.com2021年10月10日

10シリーズ終了後、年に一回くらいのペースで長期的にセッションを受けている方から、モデルナ社製ワクチン接種一回目の後に10分の遠隔セッションを行い、その後2回目接種の後に、対面でロルフィングセッションした後に体験をお送り頂きました。

以下体験をシェアさせて頂きます。

Covid-19 ワクチンと田畑さんの施術の関係性でいくと、1回目の接種のほうが、熱こそでなかったものの接種前と接種後に体が変わった感じ(体内に膜が張られた感じ、知覚や動作が少し遅くなる感じ、自分自身にアクセスしづらい感じ)がして、心身ともに違和感と嫌悪感がありました。頭痛や気持ち悪さ、だるさもありました。

1回目接種の後にうけた遠隔セッションは、短時間で途中から犬が吠えだして離席したりとありましたが上記の症状の改善、違和感の軽減に非常に役立ったと思っています。

このまま状態が改善しなければ2回目の接種はやめようと思い、できることはしてみようとシャーリックhttps://brtbyimedis.shop-pro.jp/?pid=159989079

も取り入れてみました。

遠隔セッション後からは、心身共に回復してきた感じを覚えたので2回目接種する気になりました。

2回目は高熱は出たものの、1回目に感じたほどのつよい違和感はそこまで感じなかったのですが、心身のバランスをもう少し整えたいと思い、9月にセッションを受けた という流れです。

9月のセッション後特に変化があったのは気持ちの方で、なんとなく前向きになってきた、ことを感じました。背中が開いた感じ、とでもいうような。

あの遠隔の冒頭5分は、心身へのfeedbackが早くてダイレクトで、そのあとに受けた60分のセッションと、心身へのリアクションがまた違うものでした。遠隔で短時間だからfeedbackは弱く、リアルで長時間だからfeedbackが早く、強いわけではない というのは自分にとっても大きな気づきでした。

ロルフィングセッションは、酸化ストレスを軽減させる可能性があるrolfinger.com2021年10月25日

10月23,24日は、ブラジルのBi-Digital O-Ring Test協会主催の国際シンポジウムがあって、15分間発表する機会を頂いた。以下が抄録。

ロルフィングによる酸化ストレスの持続的軽減の可能性 とCovid-19ワクチン接種者の症例

1. 田畑浩良 Certified Advanced RolferTM, International Rolf Movement faculty of Dr.Ida Rolf Institute.

2.下津浦康裕 M.D.,F.I.C.A.E., Cert. ORT-MD (7 Dan) (日本 BDORT 協会会長;下津浦内科医院院長)

はじめに:

ロルフィング®・ストラクチュラル・インテグレーション(以下ロルフィングSI)は、軟部組織の操作と動作教育を用いて身体構造を統合するソマティックな教育プロセスである。このプロセスは、身体が重力に適応する能力を高めることで、身体的パフォーマンスを向上させることが知られている。ロルフィングは、症状の改善を目的とした治療法ではないが、身体のバランスが整うにつれ、何らかの症状が改善されることが報告されている。

我々は、酸化ストレスマーカーの一つ、8-OHdGのレベルが、ロルフィング セッションを受けた身体の前後で、どのように変化するのかを、高感度かつ非侵襲的に評価可能なバイ・ディジタルO -リングテストを用いて測定し、そのプロセスが酸化ストレスを軽減させる可能性について報告してきた(1)。酸化ストレスを軽減させるためには、抗酸化成分を含む食事やサプリメントの摂取によるによる考え方はよく知られているが、習慣的に日常的な利用を必要としない、長期的に酸化ストレスを軽減させる方法は、ほとんど知られていない。

ロルフィングは、身体に持続性のあるバランスをもたらす技法であるが、この持続性が酸化ストレス軽減効果においても当てはまるのかについて、数週間~数年の間隔を空けてからセッションを提供した例について、上記と同様8-OHdGのレベルを調べた。また、新型コロナウイルスに対するmRNAワクチン投与後のケースにおいて、ロルフィングセッションがどのように8-OHdGのレベルに影響を与えるのかについても調べたので併せて報告する。

方法:

ロルフィング10シリーズは、Ida P. Rolfの10回のプロトコールに従って進められた。その際、田畑とAgneessensが発展させたThe Art of Yield(1,2)を導入して、セッションを提供した。8-OHdGのレベルは、ロルフィング前後の写真から、下津浦ORT認定医 (7 Dan)が測定した。 +25 ~ ー100の間での測定値で、値が低い程、酸化ストレスが低く抑えられた状態にあると判断される。

結果:ロルフィングセッション終了後、数ヶ月から数年経過したいくつかのケースにおいて、インターバルを置いた後に8-OHdGのレベルはやや上昇するが、比較的低レベルに抑えられている傾向が示された。

また、Covid-19 mRNAワクチン投与後、酸化ストレスマーカーは上昇傾向にあり、その後にセッションを受けることによって、調べた5例とも低レベルに軽減していた。

結論:

万病の元とされる酸化ストレスのマーカーである8-OHdGが低レベルで抑えられることは、生活習慣病に罹りにくい、つまり健康の質が高い状態であることを意味する。ロルフィングには、身体構造の統合のみならず、酸化ストレスのレベルを長期的に低く抑える可能性があることが示唆された。また、Covid-19 mRNAワクチン 投与或いは自然感染によって引き起こされる炎症に伴う酸化ストレスの軽減にもロルフィグセッションが役立つ可能性が示唆された。

ロルフィングは、Well-beingおよび、予防医学的にも意味のある身体技法であると考えられる。

参考文献:

(1) THE 36th ANNUAL INTERNATIONAL SYMPOSIUM ON ACUPUNCTURE, ELECTRO- THERAPEUTICS, & LATEST ADVANCEMENTS Jointly Held by & 16th Biennial International Symposium on the Bi-Digital O-Ring Test (29th Annual Meeting of Japan Bi-Digital O-Ring Test Medical Society) VII International Symposium on Bi-Digital O-Ring Test of the Brazilian Medical Association of BDORT (III Brazilian Symposium on Integrative Medicine of AMBBDORT)

On Demand Video Program No.21 What is the Significance to Enhance Adaptability of Human Structure to Gravity through Rolfing Process in the Diagnosis of Bi-Digital O-Ring Test? H. Tahata , Y. Shimotsuura M.D., F.I.C.A.E., Cert. ORT-MD (7 Dan)

(2)Agneessens, C. and H. Tahata 2012 Jun. "Yielding: Engaging Touch, Presence, and the Physiology of Wholeness." Structural Integration: The Journal of the Rolf Institute® 40(1):10--16.

(3)Tahata, H. 2018 Mar. "Working with Ma: Further Refinement of the Yielding Approach through Time, Space, and Intersubjectivity." Structural Integration: The Journal of the Rolf Institute® 46(1):44--51.

mRNAワクチン接種は酸化ストレスを上げるが、ロルフィングはその上昇を減少させ回復させる可能性があるrolfinger.com2021年11月3日

先日10月23日と24日にZoomで開催された、THE 37th ANNUAL INTERNATIONAL SYMPOSIUM ON ACUPUNCTURE, ELECTRO-THERAPEUTICS, & LATEST ADVANCEMENTS And VIII INTERNATIONAL SYMPOSIUM ON BI-DIGITAL O-RING TEST OF THE BRAZILIAN MEDICAL ASSOCIATION OF BDORT(IV BRAZILIAN SYMPOSIUM ON INTEGRATIVE MEDICINE OF AMBBDORT)で田畑が発表した内容を項目ごとに紹介します。

10シリーズロルフィングを提供したクライアントで、今年2021年にmRNAワクチン接種後にセッションをお受けになった5例について、その写真データを、ORT認定医の下津浦医師に酸化ストレスマーカーを測定して頂きました。マーカーは、8-OHdG※1です。

表にまとめたのが、上の結果です。酸化ストレスは、最大+25から最小は-100で表されます。mRNAワクチン接種の直前直後の酸化ストレスレベルを測定していないため、ワクチン接種が直接の原因として酸化ストレスのレベルを向上させたとはいえません。ただ、5例ともそのレベルは10シリーズ直後より上昇しており、その後のたった一回のセッションで、減少していました。ケースDについてのみマイナスレベルでしがが、このケースのみ10分の遠隔セッションを事前に行っています。

以下これらのデータ、クラフ化しました。

これらのデータから、mRNAワクチンによって、一時的に酸化ストレスは上昇傾向にあるが、その後のセッションによって、再び、減少しています。さらに2ケースについては、数回セッションすることでさらに、非常に低い酸化ストレスレベルに落ち着いています。米国Salk研究所※2の報告によると、mRNAをコードしているスパイク蛋白質はそれ自体が血管内皮細胞に傷害を与えることが分かっています。傷害を受けると必ず炎症が生じるため、ワクチン接種によって、酸化ストレスが上昇するのは当然の反応であり、ここで示したデータにもそれが反映していると考えられます。

しかしながら、ロルフィングのセッションによって、非常に効果的に酸化ストレスを減少に導く可能性が示唆されました。これらのケースは、BDORT診断による治療薬の服用を行っていない例です。サプリ等の服用に頼らず、酸化ストレスが低く抑えられることには、身体を生活習慣票から遠ざけることになるため、非常に大きなメリットがあると考えられます。

※1:8-hydroxy-2'-deoxyguanosine (8-OHdG / 8-oxo-dG:以下8-OHdG)はDNA酸化損傷マーカーで、4種類の塩基のうちdGは活性酸素による酸化を受けやすい。 このためdGの主要な酸化生成物である8-OHdGは活性酸素による生体への影響を鋭敏に反映する。現在最も広く用いられている酸化ストレスマーカーの 一つで、通常は尿を使って非侵襲的に生体内酸化ストレスを評価できる。ここではさらに、好感度かつ非侵襲かつ簡便にBDORTによって測定が可能になっている。

※ 2 https://www.salk.edu/news-release/the-novel-coronavirus-spike-protein-plays-additional-key-role-in-illness/

ロルフィング10シリーズ後、バランスを維持するのにどの位の頻度でセッションを受けたら良いのか?rolfinger.com2021年11月3日

先日10月23日と24日にZoomで開催された、THE 37th ANNUAL INTERNATIONAL SYMPOSIUM ON ACUPUNCTURE, ELECTRO-THERAPEUTICS, & LATEST ADVANCEMENTS And VIII INTERNATIONAL SYMPOSIUM ON BI-DIGITAL O-RING TEST OF THE BRAZILIAN MEDICAL ASSOCIATION OF BDORT(IV BRAZILIAN SYMPOSIUM ON INTEGRATIVE MEDICINE OF AMBBDORT)で田畑が発表したデータを元に検討します。

ロルフィングシリーズが終了後、どうすればいいですか?というご質問を受けることがあります。よくまとまっている場合には、基本的には半年くらい空けて変化を見守ることが意味を持つことがあります。実際に間を空けてかえって統合される例もありますが、写真判定以外に変化を追跡する指標がこれまでありませんでした。

今回、写真データからBDORTによって酸化ストレスマーカーの一つ8-OHdGのレベルを、ORT認定医の下津浦医師に測定してもらい、10シリーズ終了後数ヶ月または数年経過して、セッションを希望された方をピックアップして、時間による経過によって酸化ストレスマーカーがどう推移するのか調べました。

すると、一年以内(6ヶ月2例、9ヶ月1例)では、酸化ストレスマーカーは10シリーズ終了直後より、さらに減少傾向にあり、それ以上の5年、6年経過した例ですと、やや上昇傾向にありましたが、以前としてマイナスレベルに抑えられていました。いずれも、一回のみのセッションによって、10シリーズ直後と同レベルに酸化ストレスは減少していました。

これらのことから、10シリーズ終了後はしばらくプロセスが進み、酸化ストレスは減少し続けるが、数年経過するとやや上昇するため、調整維持という観点からは、数年に一回セッションを受けることで、酸化ストレスを低く保ったまま生活することが可能になるのではないかと考えられます。 以上の推察について、これらをより確認するためには、検体数を増やし、症例ごとに、尿をサンプリングして8-OHdGをELISAなどにより測定する等の手法をとる必要があります。

酸化ストレスのレベルは低ければ低いほど、がんや認知症、心筋梗塞などの生活習慣病から遠ざかると考えられています。

以下のケースは、最終的に-60まで低下した後6年後には-30に上昇していますが、以前として低レベルでした。一回のセッションが、効果的にさらに値を下げているのがわかります。写真からは、より統合されていると、酸化ストレスを低レベルに抑えることができる可能性をありそうです。

コロナ禍と酸化ストレスrolfinger.com2021年11月5日

先日のBDORTの国際学会で、ロルフィングが年単位で酸化ストレスを軽減させる可能性を報告した。一年以内であれば、酸化ストレスはさらに減少し、5年6年経過するとやや上昇(25〜30)するものの、マイナスのレベルを維持していた。

一方、すでにロルフィング10シリーズを終了したクライアントの中で、今年2021年にmRNA製剤を投与したクライアントの方々を対象にそれらの酸化ストレスマーカーの一つ8-OHdGのレベルをB-Digital O-Ringによって測定した結果は、50レベル以上の上昇があった。

酸化ストレスが高い状態にあると、がん、心臓疾患、認知症などの生活習慣病のリスクが高いことを意味するので、京都パスツール研の犬房先生らの研究が示すように、抗酸化サプリメント、例えば、Twendee X、グルタチオン、Lーシステイン、水素ガス等を摂取することも有効である。どのような方法を取ってでも、mRNA薬剤による炎症に続いて起こる酸化ストレスの上昇を抑える手段をとった方がいいであろう。(ロルフィングセッションやイールドの技法も酸化ストレスを減少させる可能性がある。)

ワクチンとして製造されたmRNAは、メチル化修飾がなされ、安定化しており、接種後も分解されず、一ヶ月体内に留まり、スパイク蛋白を製造し続けるというデータも示されているらしい。下の動画で示されているので参考にしてほしい。

スパイク蛋白質の毒性を持たない領域のペプチドを抗原蛋白として免疫賦活することを目的とした合成ペプチドワクチンを皮膚から吸収するワクチンが開発されれば、それは安全性の高い意味のある薬剤だと思う。

以下のウイルス禍の現状がよくわかる。

大阪市立大学名誉教授 井上正康先生のレクチャーがとても参考になるのと、小林よしのり氏の薬害エイズ問題にも取り組んできた経験等も踏まえながらの、対立軸との討論に対する構えに感動した。これはすぐ削除される可能性大なのでその前にみるべし。

https://youtu.be/giUU6Yld3zo

呼吸と休息のためのワークショップ Finalrolfinger.com2021年11月8日

日時:2021年12月5日(日)

午前の部 10:30〜13:00

深く休息できる身体の状態を思い出すワークショップ

様々なストレスによって身体が身構えたままになってしまうと、それが普通になって「身体を休める」ことを忘れがちです。すると心身の疲労が無意識に蓄積してしまうことになります。

このワークショップでは、あずけるという動きを通して、周囲の空間との親和性を回復する場を提供します。深い呼吸のためにはまず息を深く吐くこと、そのためには、自分の重さをそこに解放する必要があります。

ファシリテイター:田畑浩良

アシスタント:青山 結, 大友 勇太, 吉岡 英明, 宮原 伸宏, 川口美貴、他

午後の部 個別にワーク

時間:14:00〜17:30

ロルフィング個人セッション

担当米国Dr.Ida Rolf Institute認定ロルファー;青山 結, 大友 勇太, 川口美貴、田畑浩良、宮原 伸宏, 吉岡 英明

会場:東部地域公民

〒963-0667郡山市阿久津町字久保24-1

受講料:18才未満は無料

18才以上はドネーション(寄付)料金。

申し込みフォーム

https://yielding.work/script/mailform/kidsrolfing/

ロルファーの指名はご遠慮頂いてますが、女性の方で同性のロルファー希望の場合はご予約時にコメント欄にその旨お知らせください。

震災の年からこの活動も10年目となりました。始めた時に10年間はやろうと決めて、開始しましたが、今回の訪問をこのような形での活動は、一応一区切りとさせて頂きました。初期は、コーディネイターとして、小林悦子さんにご協力頂き、途中から佐久間香里さんに引き継いで頂き、今回まで多大なるサポートを頂きました。この活動がここまで続けてこられたのも、現地コーディネイターの支援及び、賛同してくれた同僚のロルファー達のお陰です。

この場を借りて、厚く御礼申し上げます。

酸化ストレスをどう対処するか?rolfinger.com2021年11月9日

様々な慢性疾患の原因とされる酸化ストレスは、もちろん低ければ低い程いいわけですが、じゃあ今の段階でどのくらいそのレベルがあるのかまず把握する必要があります。

酸化ストレスマーカー、8-OHdG測定サービスがあります。抗酸化のススメ! / カラダのサビつき検査「サビチェック」

尿サンプルを郵送して業者に測定してもらう形式なので簡便に酸化ストレスの度合いを知ることができます。

気になるレベルだったら、抗酸化サプリなどを服用したり、Bi-Digital O-RingTest(BDORT)認定医の先生に診断してもらうこともお勧めします。BDORT的には、ロルフィングセッションやイールドのセッションも酸化ストレス軽減の可能性があります。

但し、これまでのケーススタディから、8-OHdGのレベルを下げることができなかったケースも存在しています。10シリーズを終えた後すぐに検診で乳癌が見つかったケースに関しては、乳癌切除前の段階では、酸化ストレスレベルは、最大値+25でしたが、10シリーズのロルフィング後もそのレベルは最大値のままでした。BDORT的には、8-OHdGのレベルは、プラス25からマイナス100で表されます。マイナスの値が大きければ大きいほど、がんや認知症などの生活習慣病から遠ざかっているという解釈になるそうです。

8-OHdG

乳癌切除前Before Rolfingシリーズ25

After Rolfingシリーズ 25

乳癌除去後ー-20

After the session-30

化学療法開始ー20

After the session10

BDORT認定医による測定結果

検診で検出されるレベルの固形腫瘍があると、腫瘍周辺では炎症が起きている可能性がありますので、酸化ストレスが高くでることは矛盾していません。また、化学療法もその作用機作から酸化ストレスを上げることになるので、BDORTによる測定結果はそれらの説明と矛盾しない結果となっています。この他にも、代替医療的な診断などを参考にしながら、自分で納得できる方法を使って、身体のメンテナンスをいたわっていきましょう。

Rolf Movement認定ワークショップrolfinger.com2021年11月11日

Breath and somatic resonance 身体的共鳴と呼吸

日時:2021年11月30日(月)~12月3日(金) 10:15-18:45

講師: Dr.Ida Rolf Institute 国際ムーブメント教員 田畑浩良

CE取得単位:4Rolf Movement®認定単位※

受講料:80000円

参加対象:日本ロルフィング協会員及び協会員推薦のある方、IASI認定SI施術者、ISMETA認定施術者 (オンライン参加でペアワークする一方がロルファーであること)

定員:東京会場対面参加6名迄 +オンライン参加でトータル8名まで 最低施行人数:対面参加2名を含む計4名以上

申込みフォーム:https://yielding.work/script/mailform/workshop/

いわゆるコヒーレントな状態を受け手から引き出すためには、施術者自らの状態、プレゼンスのクオリティ を向上させる必要があります。受け手を呼吸をモニターすることは、様々な技法で普遍的に役立つ方法で す。呼吸のポテンシャルを高めるための、手技的及び知覚的な介入を空間身体学的な観点から学び、実践し ていきます。

感染症対策についての考えrolfinger.com2021年11月17日

クライアントの方のマスク着用は任意です。マスクの装着はクライアントの方の自由な判断に任せてます。

自分は身体感覚のパフォーマンスが落ちるので、至近距離でのワーク以外は基本的にマスクは装着してません。

部屋に入る隙間風は断熱膨張により冷気となり、かえって風邪を引きやすくするため、外気の気温が低い場合は窓は閉じています。

ウイルス除去のために、空気清浄機(AirDog x Dyson) と二酸化塩素溶液/次亜塩素酸水による加湿を実施してます。

毎月、ORT認定医からBDORT(Bi-Digital O-Ring Test)によるウイルスチェック受けてます。

必要に応じて、定期的に抗原検査によるチェックも行っています。

免疫系を強固にするには、適度な免疫刺激が必要なので、身体側で対処できる病原体と適度に接する必要があります。私自身は、上久保靖彦先生や井上正康先生らの新型コロナ感染症に関する主張を支持しています。免疫がよほど低下した状態でない限り、菌やウイルスを過敏に避けることなく、適当なコンタクトを通して免疫系を刺激し、人間らしく活動することが、心身の健康を保つためにも必要だと考えています。

ただ、セッションの場では、クライアントの方が安全・安心を感じることが大前提になるため、マスクを着用している方が安全を感じるのであれば、着用したままでいいと考えていますし、必要ないと感じていらっしゃる場合には、外してもらっています。マスクで息苦しかったら、「呼吸を取り戻す」ことを抑制してしまいます。ヒモトレに共感する立場でありながら、ゴム紐がついているマスクが身体にプラスになるはずはないし、微生物学の観点からすると、マスクは一度使用して外したら使い捨てる使い方が正しい使い方です。使用マスクは呼気や唾液で汚染されているため、不衛生です※。いずれにしても、クライアントの自由意志と判断に任せています。

プラクティショナー側としては、私自身が過敏症なのかマスクの異物感が堪えられないのと、顎にゴムの引っ張りが加わると身体のセンサーが低下するので、施術者としての知覚の感度を下げないために、通常は外してワークしています。そもそもささやく程度にしか話さないのと、元々問いかけ自体が少ないのですが。ただし、第7セッション等の顔周辺でワークする場合には、マウスガードを着用しています。

ロルファー田畑浩良の身体の捉え方rolfinger.com2021年11月19日

身体をどう捉えてどのような考えでセッションに臨んでいるのかは、

余計な反応を伴わない、本当に必要なプロセスだけをからだが自発的に起こすことは可能か?

などの記事を note でご覧下さい。

鼎談書籍

インタビュー記事

https://selfmaintenance.org/archives/2644

https://www.ko2.tokyo/archives/9701

投稿記事

ロルフィング体験記  以下今月のピックアップ

信陽堂〜草日誌

プロデューサー

ヨガ教師

舞踏家

ボイストレーナー

旧サイト

イールドワークに関する最新記事rolfinger.com2021年12月9日

KO2武術と身体のコツまとめのWebマガジンに、連載開始しました。

ライターの半澤絹子さんには、イールについて深く学んで頂いた上での-取材から編集までの強力サポートに加え、下村さんの総括編集が加わって、かなり内容的に私も納得した上での記述になっています。ご一読あれ!

イールドワークで学ぶ空間身体学 第1回 イールドワークとは?

腰痛の方への肩へのはたらきかけrolfinger.com2021年12月9日

数年前にすでに10シリーズロルフィングを終えた腰が怪しいという。足のサポートを充実させてところで、肩に動きがほとんど見られない。首の緊張もなかなか弛まないので、聞いてみると、mRNAワクチンを打ったとのこと。

そこで、CS60を用いて肩にアプローチしたところ、肩・首に広がりが生まれ、腰椎の圧縮傾向も解放され、腰への直接的介入なしに、腰が軽くなったとのこと。

ご本人はワクチン接種はそれほど負担にならなかったとのことだったが、肩甲帯と骨盤帯との密接な関係性を考えれば、不思議なことではない。一つの制限をきっかけに制限が、cascade反応のように連鎖していくことはある。その場合は、反応の上流にある制限にアクセスしない限り根本的な解決にはつながらない。中流あるいは河口の反応、つまり症状として現れている箇所に直接的に働きかけ過ぎてしまうと、逆に制限を与えてしまい、複雑化してしまう。

プラクティショナーが最初に練った戦略は往々にして、外れていることもあるので、常に受け手の身体の反応を傾聴しながら、軌道修正しながら進めるしかない。その中でも、肩甲帯への筋注による制限は極めて上流の制限である可能性は高い。

体験記更新rolfinger.com2021年12月13日

クライアントのセッションに関する体験記を整理&更新しました。昨年から今年に至るまでケースが主で、最近の田畑のセッションを反映していると思います。

https://rolfinger.com/Experiences/?p=1151

https://rolfinger.com/Experiences/?p=1145

上記2つは、親御さんを介護されている方々です。

https://rolfinger.com/Experiences/?p=832

https://rolfinger.com/Experiences/?p=1141

いずれもcS60を体験され、下の方は施術もされている方でイールドワークも習得中です。

https://rolfinger.com/Experiences/?p=913

岩手から通って頂きました。この時期に通われたことにも意味があったそうです。

身体への理解を深めると共に、身体や空間について学びたいダンサー

片山先生とのコラボワークショップでサポートしてくれた若者です。

ORTと伝統医学研究会での報告rolfinger.com2021年12月17日

毎年年末に、「気」に関する研究を報告する研究会がORT生命科学研究所主催で開催されています。基本的には何を発表してもOKな開かれた研究会で、お声かけ頂いたので発表させて頂きました。

近日公開予定のウェブマガジンKO2の記事ともリンクした内容となっています。間合いと治療効果について、安全安心な場と間合い、自然治癒との関係性について座長の今井浩之先生からは、その場でO-Ringテストを行って治療効果があるのを確認したとコメントいただきました。

https://youtu.be/Q056VSAXfqI

ブラジルBDORT協会主催国際学会での報告rolfinger.com2021年12月23日

以下抄録になります。文末に報告動画も載せています。

Rolfing Structural Integration may have potential to reduce the oxidative stress for long term and Case studies for Covid-19 vaccination

Hiroyoshi Tahata 1, Yasuhiro Shimotsuura 2

1. International Rolf Movement Faculty member of Dr.Ida Rolf Institute, Spatial Somatic Tahata Rolfing Laboratories, 2-6-204 Daikanyamacho, Shibuya, Tokyo,1500034 , Japan

2. Yasuhiro Shimotsuura M.D., F.I.C.A.E., Cert. ORT-MD (7 Dan). Japan Bi-Digital O-Ring Test Medical Association; President, Shimotsuura Clinic 496 Higashimachi, Kurume City, Fukuoka 830-0032, Japan

Rolfing® Structural Integration (Rolfing SI) is a somatic educational process for integrating body structures using soft tissue manipulation and movement education. This process is known to improve physical performance by increasing the body's ability to adapt to gravity. Rolfing is not a treatment aimed at improving symptoms, but it has been reported that some symptoms are improved in proportion as the body is balanced.

We have reported on the potential of Rolfing process to reduce the oxidative stress by determining how the level of 8-OHdG as an oxidative stress marker, changes in the body before and after a Rolfing session using Bi-Digital O-Ring test (BDORT).

While the idea of reducing oxidative stress through dietary intake of antioxidants or supplements is well known, less is known about how to reduce oxidative stress in the long term without habitual daily use.

We investigated if Rolfing process may also have the sustainable effect on the level of 8-OHdG for the cases of long-term client, as the process can bring lasting balance to the body. For several cases who have a vaccination for SARS-Cov-2, the level of 8-OHdG was determined by BDORT.

Methods:

The Ten Series of Rolfing SI incorporated with the Art of Yield approach(2,3) was given to the client according to the sequence of Ida P. Rolf's protocol through gentle touch and the somatic resonance of the Hara(center of gravity) to guide us in our particular position in the room to set up for the order of intervention.

The level of an oxidant stress marker, 8-OHdG was measured through the photo data of Rolfing process by Dr. Shimotsuura ORT-MD (7 Dan).

Results:

In some cases, months to years after the Rolfing session, the levels of 8-OHdG were slightly elevated after the interval, but tended to be kept at relatively low levels.

In addition, the oxidative stress marker tended to increase after administration of the Covid-19 mRNA vaccine, and were reduced to low levels in all five cases by receiving the subsequent sessions.

Conclusions:

It is meaningful for the quality of health to maintain a low level of 8-OHdG as an oxidative stress marker, which means low risk of a life-style disease.

These data suggest that Rolfing process incorporated with the Art of Yield may have the potential to not only integrate the body against the gravity field, but also reduce the oxidative stress for the long term. It is also suggested that Rolfing sessions may be useful in reducing oxidative stress associated with inflammation caused by Covid-19 mRNA vaccine administration or natural infection.Rolfing can be a meaningful somatic technique for well-being and preventive medicine.

References:

(1) THE 36th ANNUAL INTERNATIONAL SYMPOSIUM ON ACUPUNCTURE, ELECTRO- THERAPEUTICS, & LATEST ADVANCEMENTS Jointly Held by & 16th Biennial International Symposium on the Bi-Digital O-Ring Test (29th Annual Meeting of Japan Bi-Digital O-Ring Test Medical Society) VII International Symposium on Bi-Digital O-Ring Test of the Brazilian Medical Association of BDORT (III Brazilian Symposium on Integrative Medicine of AMBBDORT)

On Demand Video Program No.21 What is the Significance to Enhance Adaptability of Human Structure to Gravity through Rolfing Process in the Diagnosis of Bi-Digital O-Ring Test? H. Tahata , Y. Shimotsuura M.D., F.I.C.A.E., Cert. ORT-MD (7 Dan)

(2)Agneessens, C. and H. Tahata 2012 Jun. "Yielding: Engaging Touch, Presence, and the Physiology of Wholeness." Structural Integration: The Journal of the Rolf Institute® 40(1):10--16.

(3)Tahata, H. 2018 Mar. "Working with Ma: Further Refinement of the Yielding Approach through Time, Space, and Intersubjectivity." Structural Integration: The Journal of the Rolf Institute® 46(1):44--51.

ロルフィングによる酸化ストレスの持続的軽減の可能性 とCovid-19ワクチン接種者の症例

1.田畑浩良 Certified Advanced RolferTM, International Rolf Movement faculty of Dr.Ida Rolf Institute.

2.下津浦康裕 M.D.,F.I.C.A.E., Cert. ORT-MD (7 Dan) (日本 BDORT 協会会長;下津浦内科医院院長)

はじめに

ロルフィング®・ストラクチュラル・インテグレーション(以下ロルフィングSI)は、軟部組織の操作と動作教育を用いて身体構造を統合するソマティックな教育プロセスである。このプロセスは、身体が重力に適応する能力を高めることで、身体的パフォーマンスを向上させることが知られている。ロルフィングは、症状の改善を目的とした治療法ではないが、身体のバランスが整うにつれ、何らかの症状が改善されることが報告されている。

我々は、酸化ストレスマーカーの一つ、8-OHdGのレベルが、ロルフィング セッションを受けた身体の前後で、どのように変化するのかを、高感度かつ非侵襲的に評価可能なバイ・ディジタルO -リングテストを用いて測定し、そのプロセスが酸化ストレスを軽減させる可能性について報告してきた(1)。酸化ストレスを軽減させるためには、抗酸化成分を含む食事やサプリメントの摂取によるによる考え方はよく知られているが、習慣的に日常的な利用を必要としない、長期的に酸化ストレスを軽減させる方法は、ほとんど知られていない。

ロルフィングは、身体に持続性のあるバランスをもたらす技法であるが、この持続性が酸化ストレス軽減効果においても当てはまるのかについて、数週間~数年の間隔を空けてからセッションを提供した例について、上記と同様8-OHdGのレベルを調べた。また、新型コロナウイルスに対するmRNAワクチン投与後のケースにおいて、ロルフィングセッションがどのように8-OHdGのレベルに影響を与えるのかについても調べたので併せて報告する。

方法:

ロルフィング10シリーズは、Ida P. Rolfの10回のプロトコールに従って進められた。その際、田畑とAgneessensが発展させたThe Art of Yield(1,2)を導入して、セッションを提供した。8-OHdGのレベルは、ロルフィング前後の写真から、下津浦ORT-MD (7 Dan)が測定した。 +25~ー100の間での測定値で、値が低い程、酸化ストレスが低く抑えられた状態にあると判断される。

結果:ロルフィングセッション終了後、数ヶ月から数年経過したいくつかのケースにおいて、インターバルを置いた後に8-OHdGのレベルはやや上昇するが、比較的低レベルに抑えられている傾向が示された。

また、Covid-19 mRNAワクチン投与後、酸化ストレスマーカーは上昇傾向にあり、その後にセッションを受けることによって、調べた5例とも低レベルに軽減していた。

結論:

万病の元とされる酸化ストレスのマーカーである8-OHdGが低レベルで抑えられることは、生活習慣病に罹りにくい、つまり健康の質が高い状態であることを意味する。ロルフィングには、身体構造の統合のみならず、酸化ストレスのレベルを長期的に低く抑える可能性があることが示唆された。また、Covid-19 mRNAワクチン投与或いは自然感染によって引き起こされる炎症に伴う酸化ストレスの軽減にもロルフィグセッションが役立つ可能性が示唆された。

ロルフィングは、Well-beingおよび、予防医学的にも意味のある身体技法であると考えられる。

Note: mRNAワクチン接種直前と直後の酸化ストレスレベルを測定していないため、接種が直接酸化ストレスレベルを上げたかどうかは不明ですが、ソーク研究所が明らかにした研究結果、スパイク蛋白質は血管傷害性があることを考えれば、酸化ストレスを上げる可能性が高いことは容易に推測されます。ここでいえるのは、何らかの原因で向上した酸化ストレスを、抗酸化サプリメントなどの助けを借りなくても、イールドやロルフィングなどの身体技法が酸化ストレスを下げる可能性があるということです。これらを併用することで、万病の元、生活習慣病の原因となる酸化ストレスをなるべく低レベルに抑えることは、Wel-beingにつながるはずです。御自分がどのくらいの酸化ストレスレベルにあるのかは、ORT認定医の診断や或いは、市販の8-OHdG検査キットを用いればすぐ結果がわかります。これらを利用して、できるだけ生活の質を上げていきましょう!

https://vimeo.com/657873215

最近のセッションをよく表している体験記rolfinger.com2021年12月23日

ステージの空間デザインを手がけているアーティストの方に今年空間身体学的に進めた10シリーズをお受け頂き、レポートを書いて頂きましたので、ご紹介します。

<ロルフィング10を受けての変化>

・歩き方が変わった!施術を受ける前は、歩くときに足の裏全体をペタンペタンとつけて歩いていたと思います。正しい歩き方だと、かかとから着地するとは知ってはいたものの、出来ませんでした。けれど、施術を受けて5回目頃からは自然とかかと着地で歩けるようになり、驚きました。以降、ずっとかかと着地で歩くことができています。

・姿勢が変わった!(身体に軸が通ってまっすぐになっている)歩いているときに特に感じるのですが、身体に芯が通ってまっすぐになっていることに驚きます。以前は猫背で前傾、腰が前に出ていて、、、という感じで、前後に凸凹に曲がっていたような気がするのですが、今はすごくまっすぐです。逆に以前を思い出して凸凹にしてみようとしても出来ず、うまく歩けません。思い立って、(モデルさんがやるように)頭の上に本を乗せて歩いてみましたが、安定していて落ちませんでした!!

・肩が下がった!もともと肩こりでいつも肩や肩甲骨が固まっている感じで、肩が上がっていて、鎖骨が外上がりの斜めでした。(意識をしてグッと下ろしても一瞬のことですぐ戻ってしまう)施術を受けて、鎖骨が水平になってきて、肩が自然におりてきました。(肩をこれ以上グッとおろそうとしても下がりません)肩の力が抜けているのを感じます。

・立ち方が変わった!立っているときに、自分の重心が真ん中にあるかを感じる(意識する)ようになりました。今は、足の裏全体で地面に接地している、と感じられます。フラフラしておらず、しっかり立っている自覚があります。

・呼吸が深くなった!もともと、呼吸が浅くて、体感では、胸の上の方までしか息は入っていない感覚が常でした。いつもハアハアと息をしていて深呼吸するのに力がいる状態でした。それが、初回でいきなり肺やお腹まで息が入るようになり、その後ずっと、通常の呼吸がお腹まで入っています。逆に、胸の上の方だけで息をしようとしても、どうやっていたのか思い出せません。これには本当に驚きました。とても呼吸が楽になり、呼吸するのが気持ちいいと感じるようになりました。

・肩こりになりにくくなり、なっても自然回復するようになった! 30年来のひどい肩こりに悩まされており、ロルフィングを受ける前は、2週間に1回の頻度で鍼灸院に通っていました。一度悪化してしまうととにかく鍼灸院にかかるほかありませんでした。ロルフィングを受けている約3ヶ月の間は鍼灸院に行くことはやめていたのですが、肩こりになりにくい気がしました。また、肩こりになることがあったとしても、数日経つうちに自然回復していくようになり、今まではあり得ないことだったのでとても驚きました。生涯、鍼灸院通いするしかないと思っていたのですが、身体が整うとそもそも肩こりしにくいだけでなく、自分で回復(治癒)することもできるのだと、身体が持つ力に気づかされました。

・あごを噛みしめる癖がなくなったもともと、無意識にあごに力を入れていて、エラの部分が硬く、話すときに首に筋が入っていました。施術後、現在は下顎の骨が上あごの骨に自然とぶら下がっている状態であごの力が抜けているようになりました。エラのはりや硬さもほとんどなくなり、首に筋も出なくなりました。施術では口の中にアプローチする回があって驚いたのですが、こういった変化もロルフィングのおかげかと思います。

・以前より「落ち着いている」「半年前に比べて、話し方、声が変わった」と周りの人に言われました。実際、自分の内面がこの半年で大きく変化しました。それは、思考と感情の仕組みについてなどを学んだり、自分の生き方について考える半年だったこともあり、ロルフィングだけの効果ではないとは思うのですが、ロルフィングを受けて身体が整ったことで思考や感情が変化してきた、という影響は絶対にあったと思います。自分を見つめたいこのタイミングでロルフィングを受けられたことに感謝です。

<感想>

・ロルフィングというものがどういうものなのかをよく知らないまま、信頼できる方(北海道のSIプラクティショナー菊池由夏さん)に勧められるまま、田畑さんのところを訪ねました。菊池さんのHP http://www.rolf-rainbow.com/?fbclid=IwAR2HgthQC0ldjQzRvD5xy22qXaUmzYzrIXRDPEeROEfOvlVAtgzYn0EEYTw

「空間を使われるかた」とは聞いていたのですが、人と人、人と物との間には力(気?)が生まれること、それを緩ませていく(安心できる空間にしていくこと)から始まるセッションは、とても興味深かったです。本当にささやかにしか身体には触られないのに、なぜビフォーアフターが変化するのか、、、毎回、まるで魔法のようだと思いました。

・ロルフィングが、身体のこりや歪みを治療していく、というよりは、自分らしく生きるために一番自然な身体の状態を取り戻すためのものだと聞いて、本当にその説明がとてもしっくりきました。施術後は、身体に起こる変化に驚くと同時に、少しずつ「楽になる」と感じていました。

・身体と、感情や意識はつながっている、ということを聞いて、施術を受けているタイミングで「自分らしく生きる」ことに意識を向けて変化してきたことは、当然だったのだなと思います。

・施術後、特に自分では何も意識していないのに、日々、勝手に身体が変化していくのは不思議で、楽しかったです。10回を終えて、今後も、田畑さんの元に通うことは無くなっても、今後も身体は変化していくだろうと思います。より「自分を生きる」方向に変化していくだろうと、想像しています。(ということは、もうお会いすることがなくなってしまうのかもしれませんが。それはそれで少し寂しいですね。1年とか2年とか、もっと経ってからかもしれませんが、自分がふと「今またロルフィングを受けたい」と思う時がきたら、ぜひお願いします。

以下、セッション1〜10の体験記の全文が掲載されています。

https://rolfinger.com/Experiences/?p=1214

覚悟と自由rolfinger.com2021年12月26日

人生の残りの時間が少ない家族と会えないような制限は、人間の尊厳に関わる行為の制限であって、生きていることの意味を台無しにします。

でも、本当は誰も強制や制限を課しているわけではなくて、少なくとも日本において、ワクチンは任意であること、自粛も要請であって強制ではないことは、ずっと変わってません。入居されている施設や病院自体が面会を制限している場合は別として、地方に住んでいる家族と会えないわけではなくて、近所の眼や関係性の方が家族と会うということよりも単に優先順位が高いということをまず認めた方がいい。多くがなんとなくその制限に同意しているので雰囲気が形成されているだけで、本当に自由に生きようと思って覚悟を決めていれば、そんな周りの眼は気にならないはずで、あのとき会っておけばよかったとか、逆にあの時あれやんなきゃよかったってこともあるだろうし、或いはあの時あそこに行っておけばよかったというような後悔は生まれないと思います。

身体統合と統一感、自己一致rolfinger.com2021年12月27日

ロルフィングで身体が統合されると、身体内の連携や外部環境との関係性が変化する。身体に快適さが生まれたり、軽い感覚が得られることが多い。ロルフィングを、ターニングポイントで開始するケースは少なくないが、生き方、自分を活かし、自らの生きる方向に向いている、あるいは向こうとしている人にとっては、その流れに乗るための強力な後押しになる。

一方、どこかで気づいているけれども、自由になろうとする方向性に蓋をしようとしたり、今の自分の在り方つまり、スタート地点をキチンと見ようとしないまま、身体だけ調子よく変わろうとしても、そこには統一感がなく、矛盾がある。スタートラインをよく見るのは、楽しい作業とは限らない。負の側面もあるが、いずれにしても、それを自分のものとして、認める必要がある。

ロルフィングで自由な身体を手に入れた後は、自分の中の矛盾に気づき、それを着実に減らして、自分の中にある感覚とふるまいができるだけ一致するような生き方を実際にしていくことが、全体の統合につながっていく。逆らうのではなく、その内にある流れに「ゆだねる」生き方にシフトする準備ができていれば、ロルフィングや統合的な身体への働きかけは役立つものになる。身体の統合は、自分の生き方全体と関わってくることである。

2022年58件

受け手が望むものを与えるのではなく、受け手が対処する力を与えるrolfinger.com2022年1月4日

昨年末遠隔セッション後、その方のパートナーに遠隔セッションをクリスマスプレゼントしたいというリクエストがあって、米国在住の方に遠隔セッションしました。それでふと、サイキックカウンセラーのウイリアム・レーネンさんに言われたことを思い出しました。これから先、遠隔ヒーリングが求められているとのこと。もしそうであるなら、やはり応えていくべきではないかと。2021年は特に、対面自粛空気とリモート推奨傾向に対抗しようとするあまり、対面セッションにこだわり過ぎていたのかもしれません。 そういえば、ワークショップに参加された方同士で遠隔で交換セッションを続けることで、かなり調子よく過ごすことができたというフィードバックも参加生の方から聞いたばかりでした。

自分の中でも遠隔セッションを教えるクラスにも興味がでてきました。それを考えていると何だか肚も納得しているように感じるので自分にとっては正しい流れなのでしょう。でも遠隔あるいは対面にこだわることより大切なのは、

"受け手が主体的かつ自律的に適応する力、つまり対処する力を持てるようにサポートすること" です。

受け手が望むものを与えない、というスタンスはチャレンジが伴いますが、症状の改善がいいこととは限らないことも事実です。ソマティックな観点からは、インスタントな改善は、そこから学んだり気づく機会を奪うことになるかもしれないし、治療の場で、例えば、C型肝炎の治療にインターフェロンが使われだした時のことですが、確かに肝炎は治るのだけれども、副作用として抑うつ状態になってしまい、中には衝動的に自殺する人もでてきて問題になったことがあります。また、野口整体の創始者である野口晴哉氏が、おねしょが直らない子供に施術したところ、おねしょ癖は直った一方で今度は盗癖が出た、という話があるそうです。

症状が改善するという目に見える形で、そのセッションを評価するのは安直です。上記のように大元が変わらなければ、症状はただ別の形に変わって後から顔を出すということになります。アイダ・ロルフの言葉を借りるなら、症状のイタチごっこということになります。ここに黒魔術的なダークな力が使われたりすると、本人は改善したように見えてその周囲に悪影響が及んだり、施術者の健康と引き換えになったりと、全体が収まるべきところに収まるのではなく、歪みや犠牲がある形でのバランスということになります。

いずれにしても、プラクティショナーは、シンプルに、受け手ができるだけ「自前で」対処できる力を引き出すことを目指す、そうすれば、受け手本人とその周辺がより調和した状態に向かうのではないかと考えています。

" 受け手が望むものを与えるのではなく、受け手が対処する力を与えるソウルヒーリング "

https://twitter.com/williamrainen/status/1405344161176293381?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweetembed%7Ctwterm%5E1405344161176293381%7Ctwgr%5E%7Ctwcon%5Es1_&ref_url=safari-reader%3A%2F%2Frolfinger.com%2F2021%2F06%2F19%2FE981A0E99A94E38392E383BCE383AAE383B3E382B0%2F

今年はもっとオープンに遠隔セッションもしていこうと思います。

遠隔セッションに対するクライアントの感想について以下にリンクを貼っておきます。

https://rolfinger.com/Experiences/?paged=2&cat=57

もし、ご興味あればどうぞ!

Orchestrationという捉え方rolfinger.com2022年1月14日

全体をまとめ一つにする、という考え方が、統合-Integrationになります。身体に関しては、ランダムで無秩序な状態から有機的なまとまりを持つために、構造統合 - Stractural Integration(以下S.I.)が開発されました。バラバラだった状態からまとめるというイメージは画期的なコンセプトだと思います。

ただ、イールドの技法や空間身体学的なワークをそのイメージに合う言葉を選ぼうと思ったときに、

Orchestrationという言葉がフィットするように感じています。様々な楽器がそれぞれの持ち場でそれぞれの個性を発揮しながらも、全体として調和のとれた演奏をすること。音楽のみならず、Orchestrationには、組織化と調和のとれた、という意味があります。ワークでのプロセスを観察すると、創発という現象が起きているような印象を受けます。

Wikipediaによると、

"創発(そうはつ:emergence)とは、部分の性質の単純な総和にとどまらない性質が、全体として現れることである。局所的な複数の相互作用が複雑に組織化することで、個別の要素の振る舞いからは予測できないようなシステムが構成される。"

とあります。原則的には、ボディリーディングから分析を通して戦略を立て、意図を持ってワークするのが、従来型のS.I.で行われていることですが、戦略やこうあるべきというゴールよりも、身体システムの自己組織化能にゆだねることを優先する意味を込めて、Orchestrationを用いていこうと思います。 名は体を表すというように、どういう言葉を選ぶかは意外と重要な意味を持ってきます。

RolfingやRolf Movementの正式名称には、最後にIntegrationがつくことになっていますが、

こちらで管理している商標の技法の正式名称は、Yielding Embodiment® Orchestration、Spatial Somatic® Orchestrationとして用いることにしていこうと思います。

※9日間イールドのワークショップまたはそれに相当するトレーニングに参加され、すでにYielding Embodiment®の商標をお使い頂いている方は、Orchestrationをつけて使用する義務等の制限はありません。そのままご使用ください。

最近の感染症について参考になる情報rolfinger.com2022年1月17日

オミクロン株による感染状況について、ちょっと不安になっている方は、井上正康先生からの情報を目にするといいと思います。

今度のオミクロン株はこれまでの型と異なり、結合する足場(受容体)が違うことですが、伝染りやすいけど、上気道でしか増殖しないので、肺炎や血栓症のリスクは低いってことになるようです。

https://www.nicovideo.jp/watch/so39883433

ワクチン打ってないと仕事ができない、海外に住んでる、親類の介護で施設に入るため等、様々な理由で打たざるを得なかった方もいらっしゃると思いますが、とにかくお子さんはワクチン打つべきではないと私は思います。心筋症や血栓のリスクがあることやナノ脂質粒子が生殖器に蓄積するデータもあるし、どんな薬害が10年後、20年後にでるのかは誰にもわからないから、デマなのかそうでないかも何も言えない。しかも、不調になっても年月が経過していると、因果関係も問えない、司法的にも当時の医学知識では予見できなかったと言われれば、泣き寝入りしかない。母里先生のメッセージを何度でも読み直しましょう!

https://consumernet.jp/?p=8528

ちょっと長めですが、この新春ライブの討論会は、痛快です。今の状況は正にコントかもしれない。消される前にご覧になることをお勧めします。

https://youtu.be/Ptz52MA1Q1k

免疫学者の故 安保徹先生の講演に脱力。

https://youtu.be/VJr9kx-R7qs

オンラインワークショップしますrolfinger.com2022年1月20日

来る1月22日土曜日 20時からの1時間、休息のためのワークショップします。なにはともあれ、休息できる身体を取り戻しましょう。そのお手伝いをさせて頂きます。

当日は、イールドを学ばれすでに実践されている方々も多数参加してくれるので、安全安心の場の共鳴も凄そうです。

https://www.facebook.com/events/351543176801154?ref=newsfeed

オンラインワークショップrolfinger.com2022年1月25日

週末の土曜日夕方にオンラインワークショップします。

眼から全体を休める

スマートフォンをついつい見過ぎたり、リモートワークを通して、知らない間に眼を酷使しがちな毎日。眼球周辺の緊張は、全身の関節の制限につながります。

凝視したり、情報を取りに行くような使い方を一旦リセットするために、眼球が元の鞘である眼窩に楽に収まるようサポートをします。後半は、空間身体学的な共鳴によって、安全安心な場の中で、起こってくる自発的な動きに任せて頂きます。

日時:2022年1月29日土曜日

18:00時開始 (17:45 受付開始)

19:00終了講師:田畑浩良参加対象:WSに興味がある方、休息と呼吸を深めたい方、パンデミックストレスを解放したい方などなど

お申し込みフォーム:

https://yielding.work/script/mailform/briefing/

お申し込み頂いた方に、Zoomアドレスとパスワードをお送りします。

受講料:3500円 (1ファミリー/1webカメラ)

※ご用意頂くもの、150cc程度のぬるま湯の入ったビニール袋

※※ワークショップ開催中の録画録音は禁止です。

Onlineワークショップの感想rolfinger.com2022年2月6日

2月5日(土)に"眼を通して全体を休める" というテーマで、zoomによるオンラインワークショップを行った。

以下参加された方々からの感想をご紹介します。

兵庫Mさんからの感想:

「最初の男性の方のデモを見させてもらい、なぜ田畑さんも動きの変化が必要なのか最初は分かりませんでした。でも、少しずつの男性の変化を私も見ていく中で、私自身のカラダではないのに、しっくりとした位置を感じる瞬間がありました。頭ではなく感覚を捉えるようなときでした。

自分が実践している時間は、とても丁寧な時間でした。単4乾電池がまさかこういう使い方に用途があるなんて考えことがなく、とても面白かったです。子どもがざわざわとしてるの中でも、集中できる時間でした。微妙な左首のつかえを最初に感じましたが、終わりの頃になるとそのつかえもずいぶんとなくなっていました。ワーク終了時には、目の疲れは目を閉じないととれないと思っていたのに、とても視界が晴れ、キラキラしていました。

寝る前に、他のオンラインの勉強会があり、思考がぐるぐるとしていて、寝られるのか分からなかったですが、もう一度してみるといつの間にか眠りにつくことができていました。とても面白かったです。ありがとうございました。」

京都Yさんからの感想:

「田畑さんのオンラインワークショップは二度目の参加となります。はじめは参加を迷っていましたが、先週はじめに急に今のお仕事から変わる可能性が出てきて気持ちが混乱していたため、ワークショップを申し込みました。

はじめに他の方へのデモを拝見しているとき、ふしぎと私もワークを受けているような気持ちになり、関節が温かくなるように感じました。

単4の乾電池を使ったワークはとてもふしぎでしたが、やさしい重みによって、耳や目がゆっくりあるべき場所に落ち着くように感じました。コロナの影響で、目だけが走っているような状態が続いていたことに気づきました。

ちょうど前半のワークが終わるころに、自然と両方の目から涙が出てきて、いまのお仕事で上司から言われてつらかったことがふっと浮かんできました。自分では些細なこととしてすっかり忘れていたことでしたが、身体はそのつらさを記憶していたのだろうかと思い、手放せてよかったと思いました。いつも涙が出ると無意識に歯を食いしばってしまうのですが、今回はそのまま流れるままにし、自分の気持ちを解放しました。

後半の足などを含めたワークでは、終わった後に背中が温かく、ゆったりとした感じになっていました。

ワーク後、昨夜はめずらしく12時過ぎに就寝することができました。ここ最近ずっと深夜の2時過ぎに寝る生活が続いていました。今回は寝汗もかかず、こわい夢も見ず、穏やかに眠りました。夜ってこんなに長かったんだなと気づきました。

コロナ禍の異様な日常のなかで、いつのまにか自分のなかに埋もれていた違和感や閉ざしていた感覚を、拾い上げて解放することができて、とてもよかったなと思いました。

ありがとうございました。」

大阪Mさんの感想:

「眼球運動、田畑さんのお言葉をイメージしたら、眼球の位置から金色のすじが1本、ピーっと後頭部に走って、これ以上は動かせないと思えるほどのスピードと回転幅で、いきなりぐるぐるしだしたので、ほんとにびっくりしました。

オンラインWS、自分の反応もしっかりとありながら、多くの皆さんと時間を共にしている、その感じがとても心地よくて、すっかり気に入ってしまいました。」

「冒頭のデモンストレーションを拝見している最中、自分は、腕を動かす動きに始まり、ほどなく手を腰に当てて後屈する動きを何度となく繰り返す。デモされている方が首を左右に動かしておられるときには、自分はくるくるとその場で一回転してしまう。

‐自分の位置決め、なんだか今日は身体に落ち着きがないなぁ、と感じながら探っていく。ほぼほぼ昨日のWSと同じ位置に決まったが、やはり身体がちょっとバタバタしている。田畑さんが位置を探る動きに入られると、身体はじっとその様子を感じ取ろうとする。パソコン画面に近い左半身がどんどん涼しくなっていく。ほどなくして涼しい感じが消え、田畑さんが、今日はここしかよい場所が見つからない、と初めの位置に戻られたので、身体はちゃんと田畑さんの動きを感じ取っていたのだ、と思った。

‐今日の身体は、どんな指示にも従いたくないぞ、と言わんばかり、乾電池を使ったワークが始まって、耳に電池を入れてみても、目の内側、目の上に乗せてみても、反応を示すことを拒否しているかのようで、返ってくるものがない。そのあとの、目が自然と向かっていく方向、休まっていく方向を探すように、というご指示にも、しかたなく従っている感覚。

‐しょうがない、今日はワークを楽しむことは半分あきらめよう、と思い、身体の赴くままに動こうと決める。ワーク終盤、これ以上はできない、というほど身体をそり返らせているような、ねじっているような体感、また、最後には思いっきりブリッジしてそのままでいたら、左顎関節がミシミシっと音をたてて軋んだことを覚えている。

‐田畑さんと皆さんのお話が始まったが、身体は、左脚を曲げて床につけたまま動こうとしない。その体勢のままじっと天井を見ていると、いきなり両目を大きく開けてしばらく時間をとり、そのあと、ギュッとつむってまたそのままで時間をとり、その後目を開け、また身体を休め続ける。最後になって自ら目の動きをした身体にむかって、'なんだ、今日の、眼を休める、っていうテーマ、ちゃんとわかってたのね!'と、ちょっとだけツッコミを入れたくなった。

‐ほどなく、左脚を伸ばして起き上がり、腰から上を少し反り加減にして座り姿勢をとる。とてもすっきりと落ち着いた体感、思わず微笑んでしまいそうな心持ちだった。

‐WS終了後、歩いてみると、着地の感覚、特に左足かかとの着地の感覚がとても柔らかくなっている。そして、骨盤から下、両脚間の体重移動がとても滑らかにでき、上半身はしっかりと骨盤に乗っている体感。身体がどっしりと落ち着いていられ、自分自身をよりしっかりと感じとることができる。自分は自分なんだ、という感覚がより強く湧いてくる。

‐翌日から続いている変化:左顎関節がゆるまったことと関係するのか、上体を上に伸ばしつつしっかり胸をはり、首を右に傾けたり、前に思いっきり倒したりしながら、左肩の位置をさかんに調整しようとしている。呼吸がゆったりとして深い。

遠隔で、しかも複数人を対象にしたWSなのに、対面セッションで起こるのと変わらない変化をもたらしてくださる田畑さんのお力は、やはり、凄い、の一言に尽きます。本当に有難うございます。」

東京Yさんの感想:

「先週のWSでは立つのも横になっているのもつらかった腰の状態が、おかげさまで日が経つにつれて改善しつつあり、仕事も普通にできるようにはなっていた状態での、今回のWS参加でした。

今回のWSでは、最初自分の位置を決めて、その後田畑さんが位置を変えようと動いたら、画面の方にからだが引っ張られるような感覚がありました。今まで、プラクティショナーの位置によってこんなにはっきりと引っ張られるような感覚が起こることは私はあまりなかったので、おお⁇と思いました。なので、田畑さんが、最初にいた位置以外はあまり見つかりそうもないと早々に諦めていた様子、興味深かったです。他の参加者の方たちも、田畑さんが動こうとしたら違和感などを感じていたのでしょうか。

その後、単4電池を耳に入れたり目の上に置いたりのワークが始まりましたが、耳や目の辺りの感覚よりも、左脚の膝周辺、太ももから脛にかけて痛みが走ったりなど、左の下半身にいろいろと反応が起こっていて、そっちに気を取られていました(自分としては右半身の腰や背中の方に張りを感じていたのですが、反応していたのは左半身でした)。左の肩甲骨の下辺りは、痙攣するような動きもありました。

この半年ほど調子の良くない(でも最近はかなりマシになってきている)左の足関節が、位置を探すように微調整するみたいに動いていたのもとても印象的でした。

最後に起き上がってマッサージベッドに座ったとき、ワーク前と比べてかなり楽に座れている感じもありました。目とつながりのある股関節も緩んだからでしょうか。

また、最近寝る時に重低音の耳鳴りが少しぶり返していたのですが、昨晩寝る時にそれが聞こえず、思わず耳を澄ましてしまいました。それと、ホットカーペットの上に横になっているみたいに首や背中の辺りが熱くなったりしていました。

今日もまだからだのあちこちに痛みが出たり、じんわり熱いのが流れていくのを感じたり、調整が続いているなと思いつつ、からだに注意を向けています。

遠隔で、しかも参加者が複数いる場合、プラクティショナーの田畑さんは一人ひとりに個別の特定の意図を持ってやっているわけではないと思うので、やはり受け手のからだが主体的にこの変化を起こしているのだなと、改めて再確認し、何かエンパワーされたような気分です。

どうもありがとうございました!!」

セッションについて その1rolfinger.com2022年2月16日

身体は容れ物、器、containerとしてしっかりと構造が整っていることが変化の受け皿になります。

受け皿がしっかりしていなければ、様々な介入を受けてもそれを受け止めきれず、すぐ許容オーバーになったり、起こるべき変化が定着しません。したがって、あれこれ受ける前に、まずは10シリーズのロルフィングで土台を築くことが優先されるべきだと考えています。 ただ、10シリーズは時間もエネルギーも使うので、その前の準備として、応答性を上げる、Yielding Embodimentの3シリーズを受けるものいいと思います。

それらの準備を経て、10シリーズロルフィングを受けることで、身体システムの応答性向上や統合が促されます。

より Well-beingを追求したい場合には、8シリーズのYielding ® Orchestrationや Rolf Movement® Integrationを月に一回くらいのペースで受ける方もいます。

また、交通事故やトラウマ的な出来事が長く影響している場合には、Somatic Experiencing®によって、トラウマのエネルギーの解放が役立ちます。

集中的にセッションを受けた後に、最低半年程度は、外部からの介入を絶ち、自律的な調整に任せる期間も意味を持ちます。依存的に何かの治療を受けてきたループから外れてみることで、自前で何とかできる体験を得ることは、主体的な自由にとってとても重要です。

理想としては、身体が何も気にしなくていい状態が望ましいのですが、依存から外れて、探求を深めるという関係性で、いい距離感をとりながら、セッションを適度な間隔で受けることで、Well-beingの質を高めていくことは、人生という時間を大切に生きることでもあります。

10年程度経過した後、Advanced 6シリーズや、あるいは10シリーズを受けるのもいい選択だと思います。身体を快適にしておく意義は計り知れません。なぜなら、身体を通して、重力や空間と調和するということは、あらゆる関係性を改善し、あなたが生きたい方向にスムーズに進む生き方と密接な関係があるからです。

10シリーズロルフィングは最低でも終えるとして、その後どういう状態をゴールとするのか? 一つ私の考えるところは、わずかな刺激に反応し、それをきっかけとして自発的な組織化が進むために十分な適応力とシステムの応答性がある状態です。身体は有機体なので、ある固定された理想形があるわけではありません。何にも依存せず、かといって全く周囲との相互作用がない関係性ではなく、適度な距離感を持ちながら、微細なセッションで調整される状態、これを目指したいと考えています。具体的には、ある統合状態まで達した後で、1ないし2年ごとに一回の調整セッションでバランスを維持、あるいは、遠隔のセッションだけで、自己調整によってバランスされる応答性のある状態、これが一つの指標になるのではないかと思っています。

治療を受け続けなければ成り立たない状態 → セッションを受けたいから受けるという状態へ

セッションについて その2rolfinger.com2022年2月17日

その1は、一般的なロルファーからの提案でしたが、実際自分が受けた順番は、

1992年ボディワークやマッサージの経験はなく、いきなり10シリーズロルフィング by幸田良隆さん

(Rolfing上級講師のJim Asherのクレニオセイクラルワークショップに参加)

1995年RolfingトレーニングUnit 1中に、Rolf Movement 8シリーズ終了

1997年Rolfing トレーニングUnit 2でクラスメートからロルフィング10シリーズ受ける

1999年Rolf Movementトレーニング中に5シリーズRolf Movement

2002年 Carol Agneessens先生から8シリーズ Rolfing

2002年Vivian Jaye先生から Rolf Movementセッション

2009年SEトレーニング中に10回Somatic Experiencingセッション

2013年Jeffrey Maitland先生からRolfing セッション

2014年宮井健太郎さんから10シリーズロルフィング

という感じで、事あるごとにロルフィングセッションは結構受けていますが、何かを改善したいというよりは、探求と学びの目的です。たまに、ロルフィングは10回受けたらもう受けないものとどういうわけか思い込んでいる方がいますが、そういうものではありません。必要な時に活用すべきだし、治療のように不具合が前提ではなく、Wll-Beingを追求したいと思うタイミングで受けるものだと思います。そのロルファーもあなたが行こうと思えばいける場所にいつまでもいるとは限りませんし、年と共にワークの中身やクオリティ、テイストも変化していきます。受けたいと思った時がその時で、それを逃すと次はないかもしれません。  実際にVivian Jaye先生は亡くなったり、現役を引退された先生も数名います。

Haptic communicationrolfinger.com2022年2月18日

ハプティックコミュニケーションとは、非言語的なコミュニケーションの一種で、人や動物が触覚を通じて、感情や想いを伝達し合って交流するための手段です。触覚は、五感の中で最も洗練された原初的な感覚です。触覚は、古代ギリシャ語のhaptikosに由来し、コミュニケーションにとって非常に重要であり、"生存に不可欠なもの"です。

身体指向のセラピストやボディワーカー、教育・医療従事者を含む「援助職」の仕事は、ハプティックなコミュニケーションに基づいています。私が実践しているロルフィングやYielding Embodimentもハプティックなセンセーションを通して、重力や空間との関係性を改善することを目的としています。

巷では、 Close contactという用語が濃厚接触と醜訳され、接触する行為がまるで感染の元凶であるかのような危険なイメージが植え付けられています。保健所によって一人が濃厚接触者と判定されると、その周辺のclose contactした人間が芋づる式に行動の自由を奪われる仕組みになっています。拍車をかけるようにsocial distanceが一般化し、ますます人と人が交流しにくい「人間らしくない」状況下にあります。

意識的にそれらの要因を排除しないと、身体システムは、腹側迷走神経系の活動が抑えられ、神経系は不安定になり、またオキシトシンの分泌も低下し、ストレスに対抗する自己調整機能が低下し、感染に対する個々の免疫自体が低下しやすい状況に陥りがちです。

この状況から抜けるのは、実はシンプルなことで、従来普通に行っていたハプティックなコミュニケーションを増やすことです。必要なら援助職の手を借りて、自分の中に流れを起こして、感性を取り戻すことです。

そして、この生存に不可欠なコミュニケーションを通して、他者を手助けできる文字通り、本質的な仕事 - essential workに携わっているという自覚と誇りを持って、身体指向の同志の皆さん、ワークを続けていきましょう!

グラフィックデザイナー中島英樹さんを想うrolfinger.com2022年2月19日

プロ中のプロであるグラフィックデザイナーの中島英樹さんが亡くなられて、数日が経ちます。ずっと中島さんのことを考えています。デザインを通して、独自の感性で世界に切り込んでいった方と理解しています。YMOや坂本龍一さんのアルバムジャケットのデザイン、妻の作品を含む著名作家の書籍の装丁も担当されていました。

感性が鋭く、才能が本当にある人は数少ないです。中島さんもその一人でした。才能が本当にある人の作品や作風はオリジナリティに溢れているため、大衆受けせず玄人に評価されます。一握りの才能がある人間の周りには、その才能をリスペクトしてサポートする人、才能が突出しているが故に社会生活が困難であるため、常にそれを理解してくれる味方が必要です。才能はお金になるため、多くの業界人がその才能目当てに寄生虫のように群がります。また他方、才能があまりない人間は、才能のある人の作品をアレンジしたり切り分けて編集するのが得意で、それが売れちゃたりします。なぜなら、曲だったらどこかで耳にしたことのあるメロディーが入っていたりして、何となく馴染みああるので、わかりやすく、耳障りもいい。だから、結局人の才能を利用して利を得ようとする人々がまわりを取り囲む形になります。 一握りの才能がある人は、同じ職種の才能がない人に常に嫉妬されたり、常に彼らを利用しようする中にいるため、消耗します。作品のクオリティを本当に評価する環境が身近にないと孤立しがちになります。才能がある人は、感性が鋭いため、嘘やインチキな作品に嫌悪するからです。

本当に才能がある感性の持ち主は、とてもfragileな存在です。妥協することが仕事の政治家と対局の存在です。

中島さんは、デザインに一切の妥協のないプロ中のプロでした。一生で忘れられない人物の一人です。

中島デザインで、名刺を作って頂いたことを誇りにがんばっていきたいと思います。

今日も中島さんのことをふと思い出していました。

そんな中島さんでしたが、ロルフィングも3回受けて頂きました。

https://www.facebook.com/hideki.nakajima1/posts/2129953573749522

ロルフィングには好意的で、受けて頂いた後、中島さんが装丁を担当されていた講談社現代新書に、ロルフィング関係で書籍化できないか、プレゼンしてくれたこともありました。実現はしませんでしが、お気持ちとてもうれしかったです。

オンラインワークショップrolfinger.com2022年2月23日

休める身体を取り戻す〜イールドと間合いを使って 第 3 回

うつ伏せでの休息

目的と趣旨はこれまでの2回と同じですが、第3回目はうつ伏せでの休息を探求します。身体の前面を接地面としてイールドが進むと、身体の前の支えが充実します。ディスプレイを通して生活する現代の様式においては、前屈みになり易く、知覚も前面に偏りがちです。このクラスは、この傾向をリセットする手助けになるでしょう。

日時:日時:2022年2月26日土曜日 18:00 - 19:00

講師:Rolf Movement instructor 田畑浩良

参加対象:WSに興味がある方、休息と呼吸を深めたい方、パンデミック対策禍ストレスを解放したい方などなど

お申し込みフォーム:

https://yielding.work/script/mailform/briefing/

お申し込み頂いた方に、Zoomアドレスとパスワードをお送りします。

受講料:3500円 (1ファミリー/1webカメラ)

20才未満は、気持ちよく支払える金額でOK

肩を通して、休息と呼吸を取り戻す その2

スポーツ等による物理的な衝撃のみならず、幼少からの予防接種等による医療処置などによっても影響を受けてきた「肩」に今回注目します。

イールドと間合いをベースに、全体が休息した状態で、肩関節がより機能的で自然な状態を探求します。

※前回は仰向けでのワークでしたが、今回は上体をねじった状態で行います。

日時:2022年2月25日金曜日

17:50 受付開始

18:00時開始

19:00終了

講師:Rolf Movement instructor 田畑浩良

参加対象:WSに興味がある方、休息と呼吸を深めたい方、パンデミック関連ストレスを解放したい方などなど

お申し込みフォーム:

https://yielding.work/script/mailform/briefing/

お申し込み頂いた方に、Zoomアドレスとパスワードをお送りします。

受講料:3500円 (1ファミリー/1webカメラ)

20才未満は、気持ちよく支払える金額でOK

最小限の介入でバランスrolfinger.com2022年3月6日

ロルフィングやイールドの技法を通して仕事をしているが、最終的にどんな状態を目指しているのだろうか?

このクライアントは、10シリーズやアドバンストシリーズも終えた方だが、先日クライアントから10分の遠隔セッションを依頼されて行ったところ、以下のような感想が返ってきた。

" 昨晩、寝る前に頭痛と吐き気があったのですが、朝起きてセッションの予約時間が決まって、遠隔セッションを受けたらさわやかな感覚になっていました。今日は車を運転しましたが、頭が冴えてきてます。"

自立的に個人個人がバランスの責任をとれる状態を、ロルフィング10シリーズは一応の目標としているが、ではそれ以降全く他者の手助けも得ずにwell-beingが得られるかというと、そうではない。さらに統合を進めるには、自分の枠の中だけで、誰とも相互作用せずにバランスを維持したり変化させるのは難しい。どこかの駆け込み寺のような場所に毎週通い続けるような依存性のサイクルの中で平衡を保つのではなく、必要最小限の微細な介入に応答して、自己組織化できる状態が一つの目安だと思っている。数名信頼できるプラクティショナーがいて、その都度いろんなタイミングに応じてセッションを受けられる状態が健全なのではないかと思う。

ある程度統合され応答性がある身体であれば、一貫性が生き方に求められる。自由と主体性のあるバランスが揃っていても、生き方に矛盾があれば、それを違和感というサインとして身体に送ってくる。身体や感覚が敏感になってくると、ちょっとずれた生き方をしたことを身体は如実に感じ取るので一見バランスを崩しやすいが、必要な介入で戻りも早い。

適応性を上げながらも、どんなストレスがきても鈍くびくともしない固い肉体になることではなく、嫌なことをより明確に感じ取ることで、何も溜め込まず自分の感覚に正直に生きるために必要な器を整備することが、提供したい仕事なのだと思う。

そういった意味において、最小限の介入としての遠隔セッションを受けて、バランスが回復できる状態というのは一つの目指すべき目安にしていいのではないかと思う。

オンラインワークショップの感想rolfinger.com2022年3月13日

ワークショップに参加された乳幼児がいらっしゃる方から、終了後、ご感想をお送り頂きました。ご本人の許可を得て、紹介させて頂きます。ちなみに、歩きはじめたばかりのお子さんは、ワークショップ中、お母さんの気を引こうとすることもなく終始協力的でした。

→

WSのあと、娘に授乳をしたのですが、いつもと同じ場所で同じように授乳しているのに、首から背中のこわばりが明らかにやわらいでいました。そのあと、台所に立っているときも、肩が楽にストンと落ちている感じで、上半身の力がだいぶ抜けていることに気づきました。

WS中、右の骨盤に手を差し入れたとき、胸に入ってくる呼吸が、すーっと伸びるように増えたことも印象的でした。

リラックスへ向かうきっかけというのは、とても静かなんだなぁと感じました。

また参加させてもらいたいと思います。心身共に休まる時間をありがとうございました。

間合いと感覚、つながりrolfinger.com2022年3月27日

フランス在住のOさんとオンラインでイールドの3回シリーズ個人セッションしています。

Session 1の感想

"世界情勢が緊迫する中で、地に足をつけること、自分の体の中に「安心」を感じることができたのは、私にとって(そして多分、多くの人にとっても)本当に大切なことだと思います。

セッション中は、体の中にさざ波が感じられるたびに、先生のおっしゃる「Yielding Embodiment Orchestration」の「オーケストラ」のイメージが頭に浮かび、確かにその通りだなと思いました。

また、言葉にあまり重きを置きすぎることは、よくないように思っていた中で、セッション中に「委ねてみてください」という先生の言葉に、何かプツンと細い糸が切れるような感覚がして「安心」が全身に広がった時は、ギフトのような瞬間でした。

人間はやはり「言葉」に頼っている生き物だし、人と人の間をつなぐ信頼を作り出すツールとして「言葉」を大切にしてもいいんだなと思い直しました。

また、先生の記事「イールドワークで学ぶ空間身体学」を読ませていただいて、「安心があってからこその安全」なんだということが書かれていて、とても腑に落ちました。

日本は「安全・安心」が大きく謳われる中で、実は「安全」を求めるばかりに「警戒」が強まり、結果、本当の「安心」が提供できていない傾向があるように思います。私がフランスに来て感じたことは、「フランスは日本ほど安全じゃないかもしれないけれど、安心できる場所がそこかしこに散らばっている」ということでした。

私が日本の社会や、日本の家族に感じられなかったものに対する回答がここにある気がします。

同じ記事の中に、イールドとは「待つこと」であり「施術側がよかれと思う変化を押しつけず、プロセスを無理に進めようとしないこと」というのがあり、これはまさに「子育て」のことだなと直感しました。

そこで、子供達のためにも、イールドをいつか学んでみたいと、思い始めています。

とはいえ、まだ始めたばかりなので、初めはうちの猫(モモちゃん、メス8ヶ月)のお時間を借りて練習させてもらって、ゆくゆくは、心理カウンセラーを目指すパートナーにも、練習に付き合ってもらおうとも思います。彼自身、大病と手術を経験し、身体が「委ねる」とは程遠い状態にある上、将来のクライアントとの「間」を見つける上でもイールドは有用だと思うからです。

イールドは「共鳴」であり、「アート」であり「ワールド」ですね!"

Session 2の感想

2回目直前に、イールドに興味をお持ちの友人と一緒に受けたいとのリクエストがありましたが、文脈が異なるので丁重にそのお申し出はお断りして、個人セッションのまま進めることとさせて頂きました。

"先日はセッションをありがとうございました。

まずは「私個人のため」のセッションとして受けられて本当に良かったなと思いました。「友達とできたらな・・・」なんて、いわゆる「ふんわり」とした考えが浮かびましたが、これは「私のための」「私の体のための」貴重な時間で、それを「私自身が引き受けてあげて、守ってあげる」ことが、まずは「安心・安全」な場所と時間の確保になるんだなと痛感しました。普通に日々の生活を送っていると、いろいろな関係性の中で(力関係だけでなく、好きだからこそみたいな)、人に譲ったり、流されてしまったりすることがあるけれど、そういう積み重ねが小さい澱のように心身に溜まっていくんだと思います。そしてこれが続くと、「体調不良」とまではいかなくても、その人の中になんらかの「停滞」や「淀み」みたいなものが生まれるんじゃないかと感じます。

イールドは、そういう無色透明で、一見、人畜無害のような「停滞」や「淀み」に働きかけてくれるもののように思いました。

それはセッション中、先生の「どう感じるか?」という問いかけに対して、被験者が感じたことを感じたままに言葉にするという行為で浄化されるのかもしれません。

普段なら絶対に口にしないようなこと、誰とも共有できそうにないことを言葉にできるのは単純に面白いし、ここにこそイールドという「間合い」の鍵が隠されているように思いました。

イールドが、私の身体の「間」と先生の「間」の間合いを探る時間であるなら、言葉はその「合間」を埋め合わせる、あるいは、つなぎとめるための「結び目」のようなものなのではないでしょうか。

自分の体の中に起こる変化を、包み隠さず口にできることの開放感は、体だけでなく心にも影響してくるし、事実、私はセッションを終えると、「癒されたな」というだけでなく「楽しかったな」という気持ちにもなりました。それは隣の部屋で私の声を聞いていた、日本語のわからないパートナーですら感じ取ったようです。

それから、今回の横向きの姿勢は、私が小さい頃、指しゃぶりをして寝ていた時の記憶を蘇らせました。落ち着く感じと悲しい感じ。本当は、寂しくて悲しいから自分を落ち着かせるために指をしゃぶって横たえていたんじゃないか?だから、先生がBの地点に移動されると、その感情がでてきたんじゃないか?セッション後、そんな考えが浮かびました。体に刻まれた「感情の記憶」が呼び起こされるのは、真の回復のために必要だと思いました。"

Yielder's note: Zoom経由で接続して、ロルファーである自分の立ち位置をいくつか変えると、受け手の身体感覚に違いが生まれる。それを利用して、感覚を追跡していってもらうと、ポジションCでは、上半身の広がりや伸張が生まれるが、お臍から下肢へのつながりが全く感じられないとのこと。次にポジションBにこちらが移動すると、下肢のつながりが感じられるようになるという。しばらくそこに留まっていると、感覚が足の指先にむかって、充実していく反応がゆっくり進んでいくという。

こちらの立ち位置の変化だけで、受け手の身体内のつながりが変化する。

地味だが、染みこむような変化。これが恐らくは着実に定着する変化につながるのだと思う。

4月15日金曜夜オンラインワークショップ \[坐る\]rolfinger.com2022年4月12日

今回は、股関節を探求します。

デスクワークが増え、坐る時間が多くなっている最近の生活習慣。快適に坐るには、椅子の材質や形状、高さの調整も大切ですが、坐面が安定するためには、道具の工夫には限界があります。坐面という足場に対しての骨盤や股関節の在り方を探っていきます。股関節に対しての仰向けでのワーク、坐る際の身体の使い方について探求する1時間です。

日時:4月15日金曜午後8:00〜9:00

講師:Rolf Institute国際Rolf Movement教員 田畑浩良

受講料:3500円 / (1ファミリー/1webカメラ)

お申し込みフォーム ← クリックして必要事項を入力願います。 お申し込み頂いた方に、Zoomアドレスとパスワードをお送りします。

参加対象:どなたでもご参加可能です。

ご用意頂くもの:Zoom接続可能なネット環境、椅子、お部屋の床に仰向けで楽に横になれるように、ヨガマット等をご用意ください。

メカノバイオロジー〜足場rolfinger.com2022年4月14日

物理的/力学的刺激が加わるとどのようにそれを生体が受け取って、生化学的な反応に変換するかという学問、メカノバイオロジーの発展が進んでいる。ここ10年くらいでかなり進展しているようである。

細胞は、体表ではケラチノサイトが直接刺激を受け取っているが、少し中に入ると、細胞外マトリックスや組織液を介してか、あるいは隣接する細胞から情報を受け取る。とくに、細胞外マトリックスの物性、硬さや材質によって、細胞がどの細胞に分化するのか、という運命に関わる影響がある。再生医療のために、細胞の足場となる細胞外マトリックスの性質に関する研究や、運動性に関係するタンパク質や遺伝子が同定され解析が進んでいるようである。細胞にとって、力学的な刺激は、これまで想像していたより、ずっと重要な役割があるようである。万病の元とされる、慢性炎症も、細胞と細胞外マトリックスの秩序ある関係性の破綻に由来するようである。

タッチによる介入によって、外界が安全であると認識するような、振動やリズムが手を通して伝達されると、オキシトシンや炎症を抑えるようなシグナル分子が放出され、関係性の下地ができる。タッチの有効性は、今後のメカノバイオロジーの研究が進展されるにつれ、その意義がますます明らかになっていくであろう。

タッチは相当な情報量をもっている。もし、施術者のタッチのクオリティが安全性に乏しく、身体システムが、その刺激を侵害刺激と認識してしまうと、コルチゾールや炎症メディエーターが産生され、炎症反応が起きてしまう。よく効くということは、害になることも認識しておく必要がある。

足場rolfinger.com2022年4月14日

足場は動物における「動き」の礎である。足場を確保するために、藻類は粘性の多糖類を使って居場所を確保し、植物は根をはり、動物は、様々な場所でも足場として機能し足がかりにするための、足や爪や肉球を発達させた。身体の構造が崩れないように、移動するには、しっかり接地し、すぐさまリリースする、キャッチ&リリースが求められる。足の適応性はすごい。動物は、どんな地面がどんな状態であっても足場にできるように進化してきたといえる。動物細胞は接着班を足がかりにして移動することができる。植物は根を張ってしっかり足場を築き、移動という動きはできないが、細胞内では原形質流動のダイナミックな動きが留まることなく続いている。ヒトが直立して、身体を支えながら動くためには、3つのアーチを進化させた。ロルフィングの5つの方針にあるように、サポートが重視される。支えが充実してくると、自然とわけのわからない、自信がよみがえってくる。サポートは関係性である。地面、つまり重力との関係性の扉になるのが、足底である。足底の動的な地との関係性、そこが充実することが、心や情緒の安定にもつながる。動物の動きの元は足場であり、足場との関係性をつくる動きがイールドである。

2022年Rolf Movement ®認定ワークショップrolfinger.com2022年4月17日

2022年に開催予定のRolf Movement認定ワークショップは以下の通りです。

1.Integration , perception with Tuning board 統合、知覚、Tuning Boardを用いて

日時:4月29日祝 - 5月1日(3日間)

講師:田畑浩良

取得CE単位:Rolf Movement3単位 受講料:6万円(税込)

ローカルに起きた変化を全体に統合し、馴染ませるには、クライアント本人の自己 調整に委ねる時間が必要です。テーブルワークで得られた変化を、重力下で消化 し、統合するために、イールドによってもたらされる安全安心な場でのトラッキン グをご紹介します。さらにDarrell Sanchez氏の開発したTuning Board®も用いなが ら、統合について探求する3日間です。

満席御礼

2.Translation of core sessions into the movement コアセッションのモーブメントへの翻訳

日時:5月28,29,30,31日 (4日間)

講師:田畑浩良

取得CE単位:Rolf Movement4単位 受講料:8万円(税込)

骨盤を支える下肢のサポートを基盤として、骨盤腔・腹腔・胸腔を確保するための働 きかけを紹介します。ロルフィング10シリーズの中盤のセッションを機能的なア プローチで捉える4日間です。

満席御礼

3.Spine in motion  動きのある脊柱

日時:7月16,17,18 日 (3日間)

講師:田畑浩良

取得CE単位:Rolf Movement4単位 受講料:6万円(税込)

Axial complexについて探求する3日間です。脊柱の四肢との関係性、脊柱深部膜 組織との関係性を高め、脊柱の動きを探求する3日間です。

残りわずか

4.Introduction of Yield as a fundamental action 基礎となる動きとしてのイールドの紹介1日ワークショップ

日時:11月23日(1日)

講師:田畑浩良

取得CE単位:Rolf Movement1単位

受講料:2万円 (税込) 発達段階の最初に起こす動きとしてのゆだねる動き、イールドについて、様々な技 法の基礎となる安全安心の感覚との関連と、その動き自体が身体構造に変化をもた らことを体感します。すべての動きの上流に位置するイールドの質を向上させるこ とは、様々な動きの改善のみならず、深く休息してリセットできる身体を得ること にもつながるのです。

※お申し込み先: 申し込みフォーム

〇10年ほど前から、Movement認定は、全18日間のコースから、全30日間のカリ キュラムに移行しています。それに伴い、Teacher in trainingを希望される場合、 Advanced Rolferであることに加え、この30日間のMovement単位取得も条件に なっていることをお伝えしておきます。尚、2023年以降は、DIRIやERAの受講料 (2.5万円/1日単位)に合わせて行く予定にしています。

イールドワークに対する評価rolfinger.com2022年4月17日

2013年と2014年に米国アリゾナ州にて、Rolfingの教員向けにイールドワークの紹介および、セミナーを提供した後、

大御所であるところの上級Rolfing教員が、イールドのワークに対しての以下のようなコメントを寄せて頂いてました。

" Although it is premature at this point to state categorically such a way of working has appeared in our community, I think it may have already arrived in the form of Hiroyoshi Tahata's brilliant, but profoundly simple yielding approach. Almost like doing nothing, barely touching the client for only a few seconds, withdrawing and observing what happens in the client's body, this beautiful way of working on the wings of silence produces the very same changes we expect from traditional Rolfing. I am sorry to say that I do not fully understand how this remarkable and effective approach actually works yet."

「 現時点では、新しいワークが我々のコミュニティに現れたと断言するのは時期尚早ですが、私は、田畑浩良の素晴らしく、しかし深淵でシンプルなイールドのアプローチという形で、それはすでに到来しているのかもしれません。ほとんど何もせず、ほんの数秒間、クライアントにほとんど触れず、クライアントの身体に起こることを観察し、静寂の翼の上でワークするこの美しい方法は、私たちが伝統的なロルフィングに期待するのとまったく同じ変化を生み出します。この驚くべき効果的なアプローチが実際にどのように機能するのか、残念ながらまだ完全には理解していません。」

それ以降、さらにイールドで起こる変化がどのようなクライアントに対しても起こるような条件として、「空間的な位置関係 - 間合い」が重要であることを認識した上で、プラクティスを続けている。結局のところ、プラクティショナーとしての「在り方 - プレゼンス」についての本質的な問いを具体的に深めることになっている。ちなみに、2014年のセミナーのモデルクライアントになってくれた、別の教員の一人は、「これまで自分は数百というセッションを受けてきたが、今回のセッションは最もスキルフルなセッションだった。」とフェードバックしてくれたので、方向としては間違っていないと思う。

4月22日金曜夜オンラインワークショップ \[股関節と足指\]rolfinger.com2022年4月19日

今回は、足指を通して、股関節を探求します。

骨盤を支える足/脚。膝、股関節のみならず、足指の股関節との関係も密接です。足指を通して、腸腰筋を含む股関節がどのように変化するのを楽しんで頂ければと思います。

日時:4月15日金曜午後8:00〜9:00

講師:Rolf Institute国際Rolf Movement教員 田畑浩良

受講料:3500円 / (1ファミリー/1webカメラ)

お申し込みフォーム ← クリックして必要事項を入力願います。 お申し込み頂いた方に、Zoomアドレスとパスワードをお送りします。

参加対象:どなたでもご参加可能です。

ご用意頂くもの:Zoom接続可能なネット環境、椅子、お部屋の床に仰向けで楽に横になれるように、ヨガマット等をご用意ください。今回は、お部屋の壁を使ってワークします。

アーティストへのロルフィングrolfinger.com2022年4月20日

ギターを弾くときに、右手の指が思うように使えず、痺れたようになってくるというクライアント。子供の時に犬の噛まれた経験があるという。傷は手の指より甲の方に傷痕として残っている。表層からと表層とその周辺との空間に働きかけると、つながりが回復に向かう反応が進むようである。傷の周辺にイールドによるタッチを行うと、身体システムが恐らくだが、解除しきれていなかったであろう警戒を解き始める。ロルファーとしては当たり前の認識になっているが、忘れているような過去の出来事、事故や怪我は身体に記録されたままになっている。記録媒体は、細胞外マトリックス -ファッシャである。空間における細胞の鋳型となって、空間内の張力バランスをホメオスタシスによって、維持している。その力学的特性から、周辺の細胞は情報を受け取り、生化学的反応のパターンを形成する。要は、マトリックス側の構造や状態が変わり、細胞の存在状態のどちらもがリセットされないと、機能も変わらない。

次のセッション時に、ギターを弾くときの小指はどうか尋ねると、痺れはなくなっているとのこと。今日は第7セッションだった。

遠隔ヒーリングセッションの感想rolfinger.com2022年4月20日

以前10シリーズロルフィングのモニタープログラムに参加頂いた方に、遠隔10分のセッションを行いました。その感想を以下シェアします。

4月18日(月)2022年 遠隔の感想

施術予定日の前日から体調はすこぶる悪く 施術当日も、朝から寝たままだったので、 開始時刻前にすでに、ベッドに仰向けに寝ていた。

身体を包む空気感に変化が感じられ、時計を見ると約束の 開始時刻になっていた。

身体の上にジェリー状の空気が出現したように感じた。 症状は伝えていなかったのに、 出現したジェリー状の空気が、不調だった内臓を包むように もごもご動き、 問題があると感じていた部分に、正確に触手を伸ばし癒やしてくれた。

腹部、頭痛のする部分、しめつけを感じていた首の付け根に 心地よい刺激を感じた。

施術前日からのあまりの具合の悪さに、 このまま何日も起き上がれないんじゃないか? あるいは何年もこんな感じだったらどうしようと心配していたのに、 施術が終わって2, 3時間寝たら、なんだか大丈夫という感じ。 気分も良くなっている。

効きました。

昨日は悪夢を見ませんでした。3日続けて悪夢見ていたんですよ!

施術うけている時は、 その時の感覚に集中して、先のことや、前に起きたことを一切考えなくなりました。 これすごいことだって思いました。

体調もですが鬱ぽくて、それがヒシヒシきつかったんですが、 悪夢もなくなり、働いてない罪悪感もなくなり、田畑先生のお陰様です。 実際、田畑先生の遠隔しか施術といったものなにも受けていなかったものですから

首の左側面が腫れてるので もう少し元気が出たら、 負担にならな検査とかしてみようと思っています。 ですが、 この腫れも、最初に遠隔していただいた翌日からほぼ目立たなくなっちゃってました

どひぃ〜です 昨日ビックリしてたんですけども

Rolfer's note : 遠隔のメリットは、セッションが必要だと思った時に、予約のためのアレンジメントする気力がないような時にも応用可能です。

Tuning Board™ についてrolfinger.com2022年4月21日

ロルファーで、Somatic Experiencing®プラクティショナーでもある、Darrell Sanchez氏の開発した、バランスボード、Tuning Board™ はソマティックワークにとても役立つツールです。

Darrellとの最初の出会いは、ロルフィングトレーニング Unit 3のインストラクターだったPatric Ellinwood先生が、ゲスト講師として、統合のための1日クラスを教えに来てくれた時です。今を遡ること1998年のことです。Darrell Sanchez氏。立位で言葉がけだけのトラッキングで、どんどん統合されていくデモを観たとき、自分の感じていたこととと声かけのタイミングも見事に一致していたことに感動しました。それまで、いろんなボディリーディングやアナリシスを見てきたけれど、自分の感覚とは結構違うなと感じてました。それを自分の経験不足によるものかもと思っていた節もあるのですが、Darrellのデモを観たときに、自分の感じ方はそうそう間違ってはいなさそうだと思えたのを覚えています。

認定後少し滞在時間があったので、Darrellになんとか、セッションを見学できないかお願いしました。クライアントの都合とタイミングが合わず、結局そのリクエストは叶いませんでしたが、今思うと、セッションを見学したいと思いお願いしたのは、彼が最初でしかも他のプラクティショナーにお願いしたことは今までありません。セッションを受けたいと思ったプラクティショナーはもちろんたくさんいますが。

Darrellがデモで行ったワークをSEトレーニングで習えるのではないかと思い、藤原千枝子さんがオーガナイズして下さった最初の日本のSEトレーニング(2009〜2011)に参加したのだけれど、最後までそのテクニックは出てこず。DarrellさんのオリジナルなテクだとわかったのはSEトレーニングが終わった後でした。自分なりに、ロルファーになった後から、彼のトラッキングテクニックを見よう見まねで、セッションの最後にプラクティスしてきたのですが、確かにSEの内容は一部役立ちました。

Darrellのデモの実際は、クライアントが立った状態で、シンプルな動き、足の位置を変えたり、膝を弛めたり、上体を少しだけ回旋する等をクライアントにゆっくりやってもらいます。ただ、その動きは、身体が欲している動きで、そう動きたさそうな方向に沿ってもらう動きです。セッションの最後に、変化したところについていってないところが違和感として主張することがあります。そのままクローズして、だんだん慣れてもらうのもありなんですが、そのトラッキングを行うと、変化した場所と全体との調和がとれて、違和感が消えたり、気にならないレベルになることがあります。それがうまくはまると、それは見事な、アートとして映ります。

この統合的アートを引き出すには、場が安全安心である必要があり、ずっと、このトラッキングがうまくはまるためには、イールドワークが誘導する場がそれをサポートすることがわかっているので、今ではより安定して行うことができます。

そのDarrell さんが、開発したTuning Board™ですが、前庭系の"安定化"にも役立ち、Somatic Experiencing®にも使えますし、ロルフィング®やロルフムーブメント™のセッションのテーブルワーク後のまとめや統合に使える優れものです。

自分が重力に対して、どんなパターンをもって立っているのか、そのアウェアネスに使えます。そのメリットは、他者がフィードバックするより、クライアント自身が気づき、感覚を変えたり、身体の特定のパーツを意識するとそれがバランスにどう影響するのかを、自分自身で気づくことができることです。 ロルフムーブメントの目指す、重力に対するバランスの取り方を自分で気づき学ぶことができる、本当に優れたツールなんです。従来のバランスボードと異なり、ほんの僅かなバランスの違いに応じて、ボードに傾きが生じ、それをフィードバックすることができます。→ご興味があれば、ロルフムーブメントのセッションでTuning Boardを中心に使うこともできますし、各セッションの最後に使うだけでもその使用の有効性を感じることができます。

購入に際しては、Darrellさんのサイトから直接注文する形になりますが、日本から購入する場合、discount code : "HIRO2022" を入れると10%割になります。輸送費は一台当たり \$189.30かかり、お急ぎ便の場合はdiscountは適用にならないのでご注意ください。ロルファーのみならず、日本から購入する場合なら、どなたでも使っていいそうです(適用期間はいつまでかわからないので、終了していた場合は悪しからず) ちょっと届くのに多少時間はかかりますが、HIRO2022を入力するのにもし躊躇がなければ、どうぞご利用ください。

サイズは、Tuning Boardに乗る人間の体重で判断します。体重56kg- 84Kg がMサイズ、それ以下はSで、それ以上はLです。

ちなみに、ロルフィングトレーニングUnit 3には、SE創始者のPeter Levineも1日ワークショップに来てくれたのですが、あまりに眠くて、しかもだんだんイライラしてきて、この日はハズレだったと当時思ったのを覚えています。SEなんて習うものかとまで思ってました。今思うと、様々なビデオを見せられているうちに私の身体がフリーズするトラウマの反応がでてたのだと今理解できます。当時胸の内で悪態をついていたことに対して、Peterに"心から"謝りたいと思います。

ロルフィングのベーシックトレーニング中に、先生のPatricが、Darrell もPeterも招聘してくれたことで、貴重な体験ができました。それ以外には、Laelの母君でRolf Movement教師かつHakomiセラピストのHeather Wingもワークショップしてくれました。今のトレーニングでは味わえないリッチな時間と内容でした。

注射の傷跡rolfinger.com2022年4月23日

以前、Rolf Movement名誉教員のMary Bond先生にイールドのタッチを用いてワークさせて頂いた時の様子が、先生の著書「Your Body mandala」の中に書かれています。注射によって、診断名がつく程度の障害※がなくとも、注射を打たれた衝撃は、何らかの形で身体に記憶されています。ただ、回復の可能性がないというわけではなく、以下のような介入によって変化をもたらす可能性があります。

傷跡

昔の予防接種の傷跡が、左腕のビクッとするしぐさと関係があるのかどうか、気になるところです。ロルフィングの同僚である田畑浩良さんにお願いしてワークしてもらうことにしました。彼のワークは非常に繊細です。まるで、遠くでギターを弾くような、軽やかで短いタッチ。その存在感は、「安全」というエッセンスを伝えてくれます。私の腕の後ろにある10セント硬貨大の痕に、彼はかすかに触れている。70年以上前、1歳か2歳のころに注射をされたのでしょう。私は一息ついて、心の中でたたみかけ、そして怒りを爆発させた。私はとてもとても幼い。医者の先生の赤い髪、ピンクの顔、メガネ、頬にかかった息、一瞬にして思い出す。先生はいつも蝶ネクタイをしていた。足を蹴りたい、腕を打ちたい。言葉はないけれど、内心、血の気の多い怒りで叫んでいる自分がいる。幼い頃の熱い非力さを感じる。もし、声や視線を通して、或いはピアスで穴を開けると、子どもの(あるいは誰かの)ペリパーソナルな空間がへこんでしまい、その結果、生涯にわたって体の組織に影響を及ぼす可能性があることを、自分の親や世話をしてくれる人が知っていたらどうしたでしょう。私は、ワークが終わって治療台から立ち上がると、背中の上部にいつもと違う広がりがあることに気づきます。肩甲骨の間がもろいと感じるのではなく、背骨のその部分が私の心臓を支えることができると感じるのです。その気になれば、Beaux医師をドアの外に押し出すこともできる。それは、とても力強い感覚です。こんな軽いタッチで、どうしてこんなに変わるのだろう。でも、その時、ファッシャの感覚神経の90パーセントは、皮膚のすぐ下にあることを思い出したんです。

Scar

I'm curious to know whether an old vaccination scar has anything to do with the wincing gesture of my left arm. I've asked my Rolfing colleague, Hiroyoshi Tahata, to help me investigate. Hiro's work is exceedingly subtle. His touch is light and brief---fleeting, like the strum of a guitar in a distant room. His presence conveys the essence of safety. He barely touches the dime-sized mark on the back of my arm. I must have been given that shot when I was one or two, more than seven decades ago. For a beat or two, I fold down inside myself, then erupt in fury. I'm very, very young. In a flash, I remember the doctor's red hair, his pink face and glasses, and his breath on my cheek. He always wore a bowtie. I want to kick my feet and beat my arms. There are no words for this, but inwardly I hear myself screaming with bloody rage. I feel the hot impotence of my infancy. What if caregivers knew about peripersonal space, knew that a piercing---of voice, of eye, or needle---could dent the space around and within a child's (or anyone's) body, and in so doing affect the body's organization for a lifetime? Standing up from the treatment table, I'm aware of an unusual expansiveness in my upper back. Instead of feeling fragile between my shoulder blades, I sense that that area of my spine can support my heart. I could now, if I wanted to, push Dr. Beaux right out the door. It's a powerful feeling. How could such a light touch have such a transformative effect, I wonder. But then I remember that up to 90 percent of the sensory nerve endings in fascia are located right beneath the skin.

---『Your Body Mandala: Posture as a Path to Presence』Mary Bond著

https://a.co/0cFTn1w

Rolfer's NOTE: 上記の介入は、イールドによる働きかけ (Rolf Movement®のThe Art of Yield//Yielding Embodiment®)で、まず施術者と受け手との間のちょうどいい位置関係から相互に安全安心の場を創りだし、受け手の身体システムを侵害しないように空間からゆっくり働きかけ、触れたとしても触れるか触れないかの境界にあるようなタッチを多用しました。タッチよりも、触れる前と触れた後に、ちょうどいい間合いから身体システムが自動的に起こす変化を見守ることに重点があります。

※筋肉注射自体の物理的刺激と化学的刺激によって筋肉組織が壊死し、その修復過程において瘢痕が生じることがあり、これが拘縮を引き起こす。注射薬の作用だけでなく、注射薬の不適切使用という医療行為を原因とするものである点において、医療過誤の絡んだ薬害ともいわれる。

遠隔ヒーリングの感想rolfinger.com2022年4月28日

2022.4.25(1/3回目)

今年の2月に精神的、肉体的にショックなことがあり、田畑さんの遠隔ヒーリングを受けました。そのときのことを思い出すと、いつも背中の下部にどろどろと腐るような痛みがあり、気持ちも突然怒りや落ち込みを感じることが続いていました。

・遠隔ヒーリング中に感じたこと

床に仰向けになった状態でヒーリングが始まってから、体の輪郭がふわりとしたものにくるまれたような感覚がありました。その後、後頭部に鈍い痛みが起き、しばらくするとその痛みは右足に移り、その後痛みを感じなくなりました。その後、首の後ろから軟骨がぱきっとなるような音がしました。

そのまま目を閉じていたら、何度か映像のようなものが浮かびました。昭和くらいの懐かしい感じで、慎ましく暮らす若い女工さんのような人が2人ほどいました。なにか切ないような、悲しいような気持ちがしました。

ヒーリングが進むと、肚のあたりにやわらかな温かさを感じ、最終的には床に体がなじむようにぺたっと落ち着きました。

・遠隔ヒーリング後に感じたこと

身体全体に温かさを感じました。特に気になっていた背中の下側が温かく、やわらかいものに包まれている感じです。その後しばらくずっと、背中にほのかな痛みと温かさを同時に感じました。

また気持ちの方は、静かに温かく落ち着いている感じがしました。ただしばらくすると、辛かったときの記憶や伝えたかったことがたくさん浮かび上がってきて、混乱もしました。

2022.4.26(2/3回目)

1回目を受けてひと晩経ち、きのうより気持ちがすっきりしたように感じました。そのためか、前の仕事関係でずっと送るのをためらっていたメールを送ることができました。また、なぜかきのうのヒーリングの最後に、大きな地震があったことを思い出しました。

・遠隔ヒーリング中に感じたこと

今回も仰向けで、お腹に手を置いて受けました。今日はヒーリングの初めから、なぜかお腹からどくどくと脈拍を強く感じました。

始めのほうで、また後頭部に鈍い痛みを感じました。昨日より頭の奥のほうで、かすかな痛みでした。

始まってから足に温かさを感じ、やわらかなものに包まれた感じがし、右足のつま先から左足に広がっていきました。

その後、胸全体に温かさと涼しさが広がり、胸が平たくひらけていくような感じがしました。終わり頃、首を左側に向けたくなり、傾けたら落ち着きました。

最後に右肩に軽い痛みのような、なにかに確かにふれられたような感覚を感じ(感触としては乾いた竹の細い枝の部分)、思わず左手で右肩を触りましたがなにもありませんでした。気がついたら、お腹の脈拍は静かになっていました。

・遠隔ヒーリング後に感じたこと

脚全体が軽く落ち着いている感じがしました。また、気づいたら背中が軽くなっていました。鎧がとれたような感じです。ただし、まだ背中の下側にほんのり痛みがあり、左側のほうが痛みを強く感じます。

ヒーリング後、起き上がって歩いていたらふと、私はとても傷ついていたんだなあと気づきました。その後しばらくして1時間ほど眠り、今は静かな気持ちがしています。今までは頭にあった気持ちが、胃の下あたりに落ちてきた感じです。

2022.4.27(3/3回目)

・遠隔ヒーリング中に感じたこと

今回は始まって間もなく、体の左側に温かさと柔らかさを感じました。その後、左肩を中心に床にぐっと沈み込むような感覚がありました。また後半、頭の前側に痛みを一時的に強く感じました。体が思い出したように、ふっと痛みが浮かび上がってきたようでした。

・遠隔ヒーリング後に感じたこと

終わってしばらくしてから、背中や以前痛めた左脚に痛みがふっと浮かび上がってきては、まもなく消えていきました。

気持ちも、相反するような気持ちがふっと浮かび上がってきました。また、なぜか今朝急に、この冬ずっと悩んでいたことを家族に伝えることができました。いちばんしたくないことだったので、できたことがふしぎでした。

2022.04.30 (3回を総括して)

田畑さんの遠隔ヒーリングを受けるのは今回が初めてでした。1日ごとに10分間を三回という短い時間でしたが、毎回気がつかないくらい、少しずつ楽になっていきました。三日間の感想をあらためて読み返してみると、ずっと体に押し込めていた痛みや感情を、自然に表に出せていることに気づきました。本当に辛いことがあった日、誰にも言えず、ぎゅっと口を結んで必死で帰ったことを思い出し、体というのは記憶の海のようになっているのだなあと感じました。このまま無意識の深い底に沈む前に解放することができて、本当によかったです。ありがとうございました。

Yielding Embodiment® Orchestration オンラインセッション体験記 (Oさん)rolfinger.com2022年5月1日

フランス在住の方に3回シリーズのYielding Embodiment®Orchestrationのセッションを提供しました。以下ご本人の了解を得てレポートをシェアさせて頂きます。月一回のペースで実施されました。

一回目の感想

世界情勢が緊迫する中で、地に足をつけること、自分の体の中に「安心」を感じることができたのは、私にとって(そして多分、多くの人にとっても)本当に大切なことだと思います。

セッション中は、体の中にさざ波が感じられるたびに、先生のおっしゃる「Yielding Embodiment Orchestration」の「オーケストラ」のイメージが頭に浮かび、確かにその通りだなと思いました。

また、言葉にあまり重きを置きすぎることは、よくないように思っていた中で、セッション中に「委ねてみてください」という先生の言葉に、何かプツンと細い糸が切れるような感覚がして「安心」が全身に広がった時は、ギフトのような瞬間でした。

人間はやはり「言葉」に頼っている生き物だし、人と人の間をつなぐ信頼を作り出すツールとして「言葉」を大切にしてもいいんだなと思い直しました。

また、先生の記事「イールドワークで学ぶ空間身体学」を読ませていただいて、「安心があってからこその安全」なんだということが書かれていて、とても腑に落ちました。

日本は「安全・安心」が大きく謳われる中で、実は「安全」を求めるばかりに「警戒」が強まり、結果、本当の「安心」が提供できていない傾向があるように思います。私がフランスに来て感じたことは、「フランスは日本ほど安全じゃないかもしれないけれど、安心できる場所がそこかしこに散らばっている」ということでした。

私が日本の社会や、日本の家族に感じられなかったものに対する回答がここにある気がします。

同じ記事の中に、イールドとは「待つこと」であり「施術側がよかれと思う変化を押しつけず、プロセスを無理に進めようとしないこと」というのがあり、これはまさに「子育て」のことだなと直感しました。

そこで、子供達のためにも、イールドをいつか学んでみたいと、思い始めています。

とはいえ、まだ始めたばかりなので、初めはうちの猫(モモちゃん、メス8ヶ月)のお時間を借りて練習させてもらって、ゆくゆくは、心理カウンセラーを目指すパートナーにも、練習に付き合ってもらおうとも思います。彼自身、大病と手術を経験し、身体が「委ねる」とは程遠い状態にある上、将来のクライアントとの「間」を見つける上でもイールドは有用だと思うからです。

イールドは「共鳴」であり、「アート」であり「ワールド」ですね!

2回目のセッションの感想

先日はセッションをありがとうございました。

まずは「私個人のため」のセッションとして受けられて本当に良かったなと思いました。「友達とできたらな・・・」なんて、いわゆる「ふんわり」とした考えが浮かびましたが、これは「私のための」「私の体のための」貴重な時間で、それを「私自身が引き受けてあげて、守ってあげる」ことが、まずは「安心・安全」な場所と時間の確保になるんだなと痛感しました。普通に日々の生活を送っていると、いろいろな関係性の中で(力関係だけでなく、好きだからこそみたいな)、人に譲ったり、流されてしまったりすることがあるけれど、そういう積み重ねが小さい澱のように心身に溜まっていくんだと思います。そしてこれが続くと、「体調不良」とまではいかなくても、その人の中になんらかの「停滞」や「淀み」みたいなものが生まれるんじゃないかと感じます。

イールドは、そういう無色透明で、一見、人畜無害のような「停滞」や「淀み」に働きかけてくれるもののように思いました。

それはセッション中、先生の「どう感じるか?」という問いかけに対して、被験者が感じたことを感じたままに言葉にするという行為で浄化されるのかもしれません。

普段なら絶対に口にしないようなこと、誰とも共有できそうにないことを言葉にできるのは単純に面白いし、ここにこそイールドという「間合い」の鍵が隠されているように思いました。

イールドが、私の身体の「間」と先生の「間」の間合いを探る時間であるなら、言葉はその「合間」を埋め合わせる、あるいは、つなぎとめるための「結び目」のようなものなのではないでしょうか。

自分の体の中に起こる変化を、包み隠さず口にできることの開放感は、体だけでなく心にも影響してくるし、事実、私はセッションを終えると、「癒されたな」というだけでなく「楽しかったな」という気持ちにもなりました。それは隣の部屋で私の声を聞いていた、日本語のわからないパートナーですら感じ取ったようです。

それから、今回の横向きの姿勢は、私が小さい頃、指しゃぶりをして寝ていた時の記憶を蘇らせました。落ち着く感じと悲しい感じ。本当は、寂しくて悲しいから自分を落ち着かせるために指をしゃぶって横たえていたんじゃないか?だから、先生がBの地点に移動されると、その感情がでてきたんじゃないか?セッション後、そんな考えが浮かびました。体に刻まれた「感情の記憶」が呼び起こされるのは、真の回復のために必要だと思いました。

3回目のセッション後

3回という限られた回数でしたが、一つ一つの回がそれぞれ意味深く、貴重なものでした。

私にとって、イールドのイメージは「マグマ」です。マグマがゆっくりと、重力と均衡する箇所を探しながら動いていく様子が、セッション中に自分の体の中におきている集中力と探求に似ているような気がしました。しかも、イールド中に感じる、あの「温かさ」と「冷たさ」の感覚は、マグマの中の温度と表面の温度差のような感じもしました。

私が、私の体の中で、ゆっくりと重力との接点を見つけるまで、先生がどのように関与してくださっているのか、正直最後までわかりませんでした。でも、先生が、私が重力との接点を見つけるまで「待っていてくださる」、「そういう時間と場所を与えてくださる」という安心感を提供していただけること自体が、イールドの意味なのかなと思っています。

そして、その接点を見つけた時、それは「死」に近い状態なのではないかとも思いました。

幸い、私は最後のセッションの時、苦手とするうつ伏せの状態で、人生で初めて、自分の心臓の動きというものを感じました。それはまさに、「生」でした。

この世に生を受けたものは全て、生まれ落ちた瞬間から「死」に向かって落下しています。

それがいつ「死」という地点に到達するのかは誰にもわかりません。

だからこそ、「死」は誰にとっても恐いものですが、イールドは、自分の体の、生の部分の重みが、重力に浸透していく間合いの探求、言ってみれば「土に還る」瞬間を探るということ、つまりは「死」を受け入れるワークでもあるのではないかと考えています。

でもそれは決して「死ぬための」ワークではなくて、「今を生きつつ死を思う」ワークなんだと思います。

イールドは受ける側によって様々な受け取り方があると思います。なので、これは私の直感的で、荒削りな、誤解を招くような意見かもしれません。でも、近年私がずっと考えてきた「死」について、新しい見方をいただくことができたように感じました。

私はイールドは一旦ここでお休みにして、こちらでロルフィングの10シリーズに挑戦しようと思います。

今はただ漠然と、いつか、私もこの自分の身体と他との間にできる「間合い」を見つけられるようになりたいと願っています。

Yielding Embodiment® Orchestrationの特徴rolfinger.com2022年5月9日

通常の徒手療法の多くは、触れることが介入になっていると思いますが、Yielding Embodiment Orchstration (YEO)が重視しているのは、触れることよりむしろ、触れる前と手を離した後の施術者のプレゼンス - 「在り方」です。特に、受け手の身体システムが、介入を受け容れる準備ができてから、働きかけることが重要で、そのためには、受け手とプラクティショナーが相互に安全安心を感じる位置関係を最初に探っていきます。この時、プラクティショナーの肚を感じることを通して、最初に落ち着ける位置関係を決め、第一ポジションとします。そこにしばらく留まることで、安全安心のレベルが深まり、それをきっかけに、多くの場合、受け手の身体システムのさまざまな方向への親和性が高まっていき、介入に対する準備につながります。

トレーニングの特徴は、負担や変化を強いることがないため、連日の効果セッションにも関わらず、調子は上がっていきます。調子を崩したり、情報が未消化になると、せっかく何かを学んでもEmbodyされず、身にならない使えない情報になってしまいます。

相互主観の中で安全安心な場を誘導し、肚の感覚を重視することで、ワークによる変容は、特定の例えば、神経系だけ、とか筋膜系だけ、といった限定された変化ではなく、全体のシステムが包括した変化を起こすようです。→経験的なものですが。

実際に、5/2-5のクラスでは私が参加生の実習時間に受け手になる機会があったのですが、右肩の関節でもパーツでもなく、全体の細胞が一斉にちょっとずつ側方に広がって、まるで腕が「生えた」ような感覚になり、反応が収まると背中が軽くなっていつも負担になる違和感が消えてしまった変化がありました。ワークして頂いたのが、クレニオのバイオを実践されている方で、その背景も関係したと思いますが、とにかく今まで経験したことのない、衝撃的なセッションでした。

というような変化もあり、実習以外は実りあるディスカッションに費やされますが、イールドワークを詰めていくと以下のような原則?が浮かび上がってきました。(なぜか訛りが)

Yielding Embodiment®の本質:

急がば回れ    (虫がいいこというんでねえ!)

まねっこはなんねえ (間合いは組み合わせでその都度違う)

わからんことはわからんでええ (身体が起こすことはわからんのやから)

してみにゃ、わからん(こんな症状に効きますか?という質問に対して)

視覚/聴覚のトーンを落ち着かせるためのロルフムーブメント™ オンラインワークショップrolfinger.com2022年5月12日

【内容】

パンデミック禍および対策禍によるストレスによって、身体の感覚が鈍くなり、日常生活における動きも少なくなっています。このクラスでは、イールド- あずける動きと身体共鳴を使って、深い休息を伴う安全安心な感覚を誘導します。これまでのワークショップで紹介した内容から、好評だった眼球と耳周辺を休ませるためのムーブメントをご紹介します。

【講師】

田畑浩良

【会場】

オンライン

【日時】

2022年5月14日(土)18:00-19:00

【料金】

3500円

【定員】

なし

【お申し込み】

https://yielding.work/script/mailform/briefing/

【備考】

当日は、床に仰向けで寝た状態で行います。単4の電池をご用意ください。

お部屋の床に仰向けで楽に横になれるように、ヨガマット等をご用意頂き、

可能であれば、全身が映るようにPCまたはスマートフォンかウェブカメラのセッティングをお願いします。

プライバシーの関係で、ビデオをオフにされたい場合はオフでも構いません。

ミーティングIDはできるだけフルネームか、こちらがご本人と認識できるお名前に設定お願いします。

オンラインワークショップの感想rolfinger.com2022年5月15日

先日の5月14日(土)に開催した、Rolfing Daysの流れでの「視覚・聴覚のトーンを落ち着かせるためのRolf Movement®オンラインワークショップ」に参加された方から体験レポートをお送り頂きました。行った内容は、まずそれぞれの空間で落ち着ける場所に横になって頂いた後に、ファシリテーターである私の立ち位置を、A,B,Cと変えて、身体の感覚にどのような違いが生まれるか?感じて頂きました。  体験がない方には、突飛なことと捉えるかもしれませんが、ネットとPCを通しての身体的共鳴があるので、実際に感覚の変化があります。それを利用することで、安全な空間が形成され、参加者の身体システムが自己調整や自己再構成といった必要なプロセスを進めることになります。空間身体学の観点からは自然なことです。

転載の許可を頂きましたので、シェアさせて頂きます。

最初の田畑さんが移動しながらの位置決めの時、A B Cの体感がかなり違うことに驚きました。

(どの場所も嫌な感じはなく、どこもアリだなぁという感じでした)

A 右の足元がふんわり温かく少し離れたところから包んでもらっているような感じ

B 左の足元がじわじわと温かい感じ

C 頭の上の方の空間に広がりが出て涼しい感じになり、その広がりに頭がついていくように緩んでいく感じ

横になった時点で、脛がじわっと温かくなり膜が緩むのを感じていて、その脛の感覚がだんだんと太腿、股関節、腹腔へとつながっていくのを感じていました。

目に乾電池を乗せた時は、同側の顎関節の力が自然に抜けていくのを感じ、それが頸に響いていく気持ちよさを味わいました。

同時に股関節のスペースが広がるのを感じて、そこから膝にいつも力を入れ過ぎているのだなぁということにも気づきました。

耳に乾電池を入れた時は、頭蓋内の重みがベッド側へ移動していくのを感じて、それがとてもはっきりしていたのでおもしろかったです。

鼻に乗せた時もそれは続いて、鼻腔の空間も感じられました。

あと私は乳児期に、鼻から口蓋内にかけての手術をしているので、鼻に乾電池を乗せた時に、手術側の感覚は敏感というか、何かが反応するのを感じました。

鼻あたりから、少し意識がいつもと違うところにあり、時間の感覚が違うような感じがしていました。

両膝を立てた時はとてもしっくりと心地よく、そのままずっといられそうな感じがしました。

起き上がってみると、股関節のちょうどよいスペースがよく感じられ、その広さと安定感のある上に、上半身が自然に乗っている感覚がありました。

足裏の感覚も繊細さが増して、床の質感がよくわかる感じがしました。

参加されたみなさんのシェアもとても興味深く聞かせていただきました。

とても有意義な時間となりました。

ありがとうございました。

5/14オンラインワークショップの感想rolfinger.com2022年5月17日

5月14日の視覚・聴覚のトーンを落ち着かせるためのRolf Movement®オンラインワークショップに参加された方よりレポートを頂きました。

前回、前々回の2回にわたる股関節のオンラインWSを

経る中で、深い夢をみたり、思ってもいなかったイメージが

湧き出てきたりして、それを自分の中にうまく落とし込めずに

きていたのですが、今日の遠隔セッションで、お願いする

きっかけが身体の不具合いではありましたが、その気持ちを

図らずも扱っていただけることになりました。

2回の股関節のWSを通じて、腰の背骨のあたりのねじれていた

何か(たぶん背骨自体のように自分では感じています)が

ほどけたり、左上半身がぐっと伸びたり、いままでは左脚が

浮いてしまってかくことのできなかった胡坐がかけるように

なったりと、自分にとってはびっくりするような、身体的に

非常に大きな変化がありました。左脚の位置が外側に少し移動して、

それとともに左膝の関節の位置を変えようとする変化はいまも

ずっと続いています。

身体の変化が大きかった分、解放されてきた感情もとても大きくて、

それを受け止めるつらさを感じてきていたのですが、その気持ちを

今日のセッションでくみとっていただける結果となりました。

同情するような、うわべだけの優しさで、では決してなく、ゆったり、

深いところから大きく支えてもらっている感触に、涙があふれて

仕方がありませんでした。

肝心の、セッションをお願いするきっかけとなった、ガチガチに固まって

しまっていた右の首、肩まわりは、いまはいつもの感じに戻っています。

夕方のオンラインWSでは、身体も気持ちもほんとうにゆったりとしてすごす

ことができました。重ねて感謝申し上げます。

5/14オンラインワークショップの感想-Mさんrolfinger.com2022年5月25日

10シリーズを別のロルファーから受け、その後上級講師から3回のAdvanced セッションを受けてから、こちらの5回シリーズRolf Movementを終了された方が、久しぶりにワークショップに参加してくれました。その時の感想をお寄せ頂きましたのでシェアさせて頂きます。

先日のワークショップとても面白かったです。

ワーク中に画面から電車の通る音が度々して、普段だと人工的なものはうるさいノイズに感じるのですが、 体が委ねる状態になるとそういうのも心地よいBGMのように聞こえていたのが印象的でした。

身体感覚が変わると外への感覚も変わりますね。 田畑さんの立ち位置が変わっただけでこちらの感覚も変わるというのも、興味深かったです。 対面でなくても、ネット上においても「場」と自分の「位置」が影響し合うんだなと。 サイバー空間における自分のあり方について気づきがあり、良い学びでした。

オンラインでボディーワークのセッションに参加するのははじめてでしたが、とても心地よい時間でした。

ありがとうございました。

今のネット社会&コロナ禍においてとても大事な気づきだなと思いました。

空間身体学的な\"間\"をセッションにどう活かすかrolfinger.com2022年5月25日

オンラインで画面を通してセッションあるいはワークショップしていると、何人かの方は、離れていてもこちらの立ち位置が変わることで、身体に起こる反応が変わることに気づくようです。これは身体共鳴によるもので、距離を超えた現象です。

では、このことがセッションにどう使われるノでしょうか?

つい先日ワークさせて頂いた時のことですが、最初にちょうどいい立ち位置を見つけると彼の左の足下側でした。しばらくこの側でワークして、場が変わってきて、コンディショニングされてくると、彼の右側に位置しても受け容れられている状態になり、ハンズオンのワークをするという流れでした。途中から、何か彼の右の膝とその周辺が「主張している」ように感じました。右側のサポートシステムが、より連続性とつながりを求めているような感覚。それにしたがってワークするという流れで、他の場所に比べると、右の膝の前後に多くの時間を費やしました。

ワークが終わってから、彼に感想を聞くと、自転車競技で転倒した事故で右側半身を怪我した経験があるとのこと。

ワークの事前情報を何も聞いていない状況でセッションしたのですが、空間身体的な共鳴を元に、どこから始めてどこに時間をかけ、終わるか、というセッションの構成が、双方の間によって誘導された、間によって創られていたことになります。

直感的にワークする、その人の全体性に働きかける等の、より発展的な介入には、間のコンセプトを導入することには意味があると考えています。ここ数年は、新しい何かを導入するより、この間の感覚を研ぎ澄ませることに集中しています。

根本的な改善を期待する際の注意事項rolfinger.com2022年6月4日

心身のバランスを欠いて、さまざまな医療処置を受けたにも関わらず、改善しない場合に、セッションを希望されることがあります。セッションに可能性を感じて、利用しようというお考えはとても嬉しいですし、心情的にはできるだけ改善につなげたいという気持ちは言うまでもなくありますが、すでに治療を続けている場合でお薬の服用をされている場合には、注意が必要です。

さまざまな代替的な介入に対して、ご本人が許容できる状態になるかどうかと、医療側がそれらの働きかけにある程度の理解とオープンであるかどうかのスタンスも大切です。

最も懸念されるのは、改善してきて、薬の服用を段階を経ずに突然止めてしまうと、「中止後発現症状」になるリスクがあると言われています。セッションがどれだけ有効に作用するかは、ワークしてみないとわかりませんが、改善してきた場合に、投薬について、かかりつけ医と相談しながら決めていくのが望ましいとされています。

そもそもそのかかりつけ医が、減薬や最終的に薬に頼らない状態を目指して診療を行っているか?ということも重要です。そこを目指していないのであれば、別のかかりつけ医を探す必要があるかもしれません。

薬物依存と診断された慢性的な頭痛の方や、長期ステロイドを服用してきたが痛みが改善しなかった方が、毎冬にぜんそくの発作を繰り返してきた児童が、ロルフィングのシリーズを活用して改善方向に向かった実例があります。そうした話を聞いてセッションを受けにいらっしゃる方がいます。常に身体には回復に向かう方向性があり、それを引き出す可能性には、ロルフィングやイールド、SEなどの技法にはあります。

モニター10シリーズRolfing開始rolfinger.com2022年6月14日

先週から,パーソナルトレーナーが10シリーズロルフィングを開始しました。写真/動画データの使用許可とレポート提出にご協力頂くモニタープログラムでのお申し込みです。以下,一回目のセッション前後と一週間後の右側面の写真です。  セッション直後より1週間経過した後の方が,バランスが取れているのがわかります。

Yieldingを組み込んでますが,セッション直後より変化が続いていく印象があります。

セッション中に感じたこと

初めは少し離れた場所から、どう感じるかを確認しながら、私が一番心地よい方向から少しずつ間合いをとって徐々にアプローチしてくださったのと、最初は微かに、タオル越しに身体に触れるというやり方で、少しずつ緊張がほぐれた。施術台がとても寝心地よく、途中少しウトウトした後、身体の緊張がよりほぐれたと思う。

右と左に立たれた場合の自分の感じ方の違いが面白かった。また、常にどう感じるかを聞いてくださったのだが、自分がどう感じているのかを感じて言葉にするということが、思いのほか難しかったが、新鮮でもあった。施術台がとても心地よく、途中少しウトウトした後、身体の緊張がよりほぐれたと思う。

セッションの前と後で自分の立ち姿の違いに驚いた。

セッション後に感じたこと

セッションの帰り道、電車内で座った時、足先を揃えて座ると、膝が自然と左右に開いて、そこが一番無理ない姿勢だと感じたのが興味深かった。また、歩いている最中、親指の腹が後ろに残るような歩き方をしている自分に気がついた。この現象はセッションから1週間が経つ今も続いている。

帰宅後、歯磨きをしている時や、料理をしている最中、今までは無意識にカウンターや壁などに寄りかかったり、重心をどちらかの足に預けていたのが、寄りかからずにまっすぐ立っている状態が心地よく、逆に今までのように寄りかかる方が違和感を感じた。セッションから1週間が経つ今も、寄りかかってはまっすぐに立つ、ということをしている。

座った時、足を組むことが多かったのが、セッション後は足を自然に揃えて座る方が心地よく感じて、ほとんど足を組んでいない。

立っている時、時々膝が緩む感じがあった。

Rolfing series 体験レポートrolfinger.com2022年6月17日

Rolfer's note : 2回目はside positionで行いました。2回目から2日後の写真では,頭部がより正中線に乗っているのがわかります。開始前と頭の支え方,骨盤の前傾傾向は変わってきています。振り出しに戻るような変化ではなく,セッション直後から自己再構成の変化が引き出されています。これらは,The Art of Yieldを組み込むことによって,得られやすい結果です。

2022/06/14 2回目セッションセッション中に感じたこと

前回と同じく、アプローチされる立ち位置によって、圧を感じたり、あまり感じなかったりする違いが興味深かった。

横向きに寝た時、自然に腕を伸ばしているだけなのに、腕の重みで自分の肩こりや筋肉の張りに気づいたのが興味深かった。ほんの少し角度を変えるだけで楽になったので、重力の影響を感じた。

足の内側(リンパのあたり)を押されているときに、身体の別の部分、臀部や、肋骨の辺りなどにも反応があるのが面白く感じた。

自分が今何を感じているのかを感じることが難しかった。何をどう感じているのか、身体の感覚を言葉にするのも難しかった。

最後に立った状態で、首と頭の位置を少しずつ調整した後に歩いた際、太ももの後ろの筋肉痛が感じづらくなった事はとても興味深かった。

セッション前後の写真で、明らかに身体の状態が違うのが見て取れ、さらに1回目と比べると、2回目のセッション前の段階で、ロルフィングを受ける前とは顎の位置が違い、変化をキープできているように思った。

セッション後に感じたこと

前回のセッション後の帰り道と同じく、電車で座ったとき、足先を揃えて座ると膝が自然に左右に開いたが、膝の間の隙間が前回より狭まっているように感じた。

歩いているとき、右膝が内側に入っているように感じ、さらに、右の足先も内向きになっているように思い視認したところ、どちらも真っ直ぐに前に出ていた。

座っているとき、仙骨が後ろに倒れ、お腹に力が入っていない状態になっている事が多いと気づいた。例えばリラックスして本を読んだりしているときや、オンラインで動画を見ているときなどはそうなりやすい。ダイニングチェアに座っているときそうなる事が多いが、仕事用の椅子だとちゃんとまっすぐ座れているので、リラックスする場所、座る場所を気をつけようと思う。

ヨガの練習中、片足で立つポーズのバランスが取りやすかった。

その他

今日6月16日でファスティング5日目に入り、身体が軽く動きやすくなっている(6月7日の1回目のセッションの時に比べ2.5キロ軽い)。

ピラティスのレッスンに2回行った。骨盤の位置や、いろいろな筋肉を意識して動かすので、身体の状態をより感じやすくなりそう。

対面とオンラインのワークショップrolfinger.com2022年6月23日

今週末土曜日25日にワークショップ行います。

しっかり立つ〜Tuning Board™を用いて  2時間ワークショップ(対面)

"立つという動作は,重力に対する身体の適応そのものです。居心地良く立つことができれば,楽に歩くこともできます。ワークショップでは,身体を起こした状態で,身体を支えを探求します。立位でのトラッキングをイールドと間合いの観点から,そしてロルファーでSomatic Experiencing®プラクティショナーでもあるDarrell Sanchez氏が考案したTuining Board™を使います。

日時2022年6月25日土曜日10:30-12:30

講師:田畑浩良

受講料:6200円

定員:6名

場所:渋谷区代官山町2丁目

※詳細はお申し込み頂いた後にお知らせします。

申し込みフォーム:https://yielding.work/script/mailform/briefing/

先週参加頂いた方々からの声:

"立ち方のパターンが変わり、身体の居心地が違う"

"タッチ無くてもあれだけの変化が有るのはとても面白い。翌日もまだ変化していて、その影響度に驚いている。"

"「空間の感じが変わった!」と感じた感覚が明確になってきた。"

オンラインワークショップ   下肢体の支えと動き

今回は,主に足から脛(すね)の筋肉の動きについて探求します。立つという動作の中で,脛の筋肉群を適度にオンにして,バランスと使い方のパターンに気づいていきます。身体の支えの土台をしっかりさせ,「歩き」が楽しくなるきっかけになればいいなと思います。

Rolf Movement講師:田畑浩良

受講料:3500円

参加対象:WSに興味がある方、休息と呼吸を深めたい方、社会環境ストレスに対処したい方などなどお申し込みフォーム:

https://yielding.work/script/mailform/briefing/

お申し込み頂いた方に、Zoomアドレスとパスワードをお送りします。

受講料:3500円 (1ファミリー/1webカメラ)

20才未満は、気持ちよく支払える金額でOKオンラインワークショップ参加者の声

https://rolfinger.com/Experiences/?cat=75

「痛みは、自作自演だったのか?」 体験記からrolfinger.com2022年6月28日

2022年6月22日に,セッションにいらした方が体験レポートを書いてくれましたのでご紹介させて頂きます。10シリーズのモニタープログラムにも参加頂いた方です。

https://rolfinger.com/Experiences/?p=947

その後コロナ感染され調子を崩し,遠隔セッションもお受け頂いています。

https://rolfinger.com/Experiences/?p=1379

それらを経て,今回セッションにお越しになりました。

2022 年 6 月 22 日(水) 14:30〜

6 月 21 日(火)朝、起き抜け、首の側面、そして、後頭部から首の付け根を経由して 肩甲骨にかけて痛みがあって、肩も痛く、頭痛もあった。

ここ何ヶ月というもの、気力が落ちてどこかに連絡をするエネルギーなんかなく、 ましてや、電車に乗って移動する自分なんて想像もできない状態だったので、体調 が悪くてもじっとしているしかなかった。

が、しかし、6 月 21 日の朝は、外側からなにかしらの介入が必要だと切実に思う程 の体調の悪さだった。

体調が急変してドタキャンしたら迷惑かけてしまうかも? という心配もあったが、 田畑先生に、予約のとれるスケジュールをお尋ねしたところ、翌日に施術をしてい ただけるご返信をいただけた。

施術予約の依頼の連絡をした直後、首の側面の痛みが和らぎ、予約確定のご返信を いただいた後は、頭痛と肩甲骨の痛みがなくなってしまった。 田畑先生と回路が繋がっただけでロルフィングの施術が始まったみたいだった。

施術当日、ベッドにうつ伏せになると、田畑先生が、ベッドの周りを移動して、立つ位置による感覚の違いを訊ねてくれる。 これは個人的には施術の中で大好きなワクワクするパートだ。 田畑先生の立つ位置によって、びっくりするくらいに心身の感覚に変化が生じる。 空気の圧を身体のある一定の部分に受ける感覚があったり、温熱を身体にあてられているように感じたり、そういう感覚が生じる部分も、施術者の移動によってかわ ってくる。そして、心の様子も変わる。

自分の心身の変化に注意を払っていると、昨日からのヒドい痛みを「忘れている」 ことに気付いた。痛みは、自作自演だったのか? という考えが浮かんだ。

田畑先生が左足許の延⻑戦上に立った時、左右の肩を底辺に、左つま先を頂点とす る三角形の範囲が、赤味を帯びた光と熱で温められているように感じた。その同じ 部分に重低音のバイブレーションが響いているようにも感じた。

ベッドの周りを一巡したくらいで、

「どこが 1 番おちつきますか?」的な質問。 どの位置もそれぞれ特有の面白さがあって迷う。だが、左腕の決断は意識よりも早 かった。左腕が、左足許をビシッと指し示し

「そこがいいです」と答えていた。

うつ伏せになる時、顔を向けるのに楽な方向として、左を選んだにも関わらず、左 の首の付け根に引っ張られるような痛みを感じ始めた。 それと同時に、頭の中で、痛みの原因として考えられることや、その痛さを説明す るのに適した言葉の組み立てを頭が考え始めて、にわかに頭の中がうるさくなった。

脳内が騒ぎだしたそのタイミングで、田畑先生に、

「今どんな感じですか?」と訊かれた。

首が痛くなったことは伝えず、なにか別の内容が口をついて出た。

なにをどう答えたのか忘れたが、

「今どんな感じですか?」

の質問の後、

頭の中が水を打ったように、鎮まりかえった。

痛みについての説明文は消え去り、

身体ごと深い水の中に沈んだような感覚。

田畑先生の施術は潜在意識に作用しているんだ、とぼんやり思った。

その後、頭の中で、「不思議、不思議」という言葉が波のように押してはかえし始めた。

不思議のベクトルは、この施術自体に向いていた。 ほとんど触られてもいないし、ベッドにうつ伏せになって、その周りを移動されて 質問されただけで心身にくっきりと変化が現れている、ということが不思議だった のだ。痛い痛いと心が心配と不安でいっぱいで、身体のいたるところがバラバラの 方向に動きたがっているようだったのに、心も落ち着いているし、身体も痛みを感 じないで、ゆったり横たわっている。それはとてもいい気分なのに、おかしいぞ!

となにかを疑いたがっている。

「施術」といえば、身体をもまれたり、さすられたり、なにがしかの力を加えられ ることだという設定があるからだろうか? 身体を包む空気が変化していくのを感 じながら、ゆるやかになっていっているこの感じを素直に楽しめない。

治療は、痛みを伴う、特訓のようなもの、そんな設定がどこかにある。なにかを成 し遂げるためには苦しみが伴う、みたいな。昭和の部活感覚。

話が逸れるが、 ニューヨークで暮らしていた時、何度となく、英語が言葉だったら日本語は言葉じ ゃないし、その逆もまた真なり。と思っていたことを思いだした。 間違いなく両方、言語であるように、この施術もまた施術。実際、いい気分だし、良 くなっている。 しかも、連続セッションを受けた時に、ロルフィングでは毎度、大きな身体の変化 を確実に目にしていたのに! 私の考えの設定というか、OS は古いままなのだ。と 思ったタイミングで、私の OS のアップデートが始まった感じがした。

OS がアップデートされていくのはいいが、ハードが古いと、OS が上手く機能しな いのでは? と不安になった。私の、気力不足、エネルギー不足のこの身体/ハー ドウエアは、今日の潜在意識への作用や、新しい OS のインストールについていけ るのだろうか? とにかく、いちいち、変化がある度に心配ばかりしている自分が めんどくさい、が、やめられない。

でも、心配になると、解決につながるいい考えが浮かぶのだった。

施術前と、施術後に身体を前後左右から撮影した写真を見比べれば、必ず、身体の ルックスに大きな変化がでていたことを思い出し、身体というハードウエアも施術 によって、アップデートされていくんだということを思いだした。OS がアップデー トされても、大丈夫だなと安心した。

そんなことを考えていたら、身体が、森の中の大きな大木になったような感じがした。羽虫や光が漂っている静かな空気の中をごくゆっくりとしたスピードで、枝を 伸ばし、枝の先に葉をつけ、つるを伸ばして、まわりの空間の中に広がって空間を 確かめていく大木のイメージ。

施術中、身体のあるパーツへの微かな作用で生じる他のパーツへの響き、具体的に いうと、肩に刺激を受けたら、左足の膝の内側にツンとした痛みを感じるというよ うな・・・そんなことがある度に、田畑先生の手技は、その響いたパーツに移動す る。何も言わないのに。 自分の身体の神経伝達システムとか、身体ネットワークにアクセスされているとい うか、ハックされている、という感じ。システム開発者も気付いていない創造的な 方法で、オリジナルのシステムに改良を加えていくという本来の良い意味でのハッ キングですが。

今回、特にインストールされたソフトは、「自分で自分を調整できるから大丈夫」と 「安心して変化を感じとけ」というものだった気がする。

施術以外でも、田畑先生が、スゴいなと思うのは、身体のどこどこが悪いという類いのことを言わないこと。そして自分で治せますよ、と言ってくれること。

帰宅後、もの凄い眠気に襲われ倒れこむように寝た。夜中に、ロルフィングの連続 セッションで消え去ったはずの身体中の過去の痛みがが炸裂した。 ふくらはぎをつったり、足首をつったり、首も痛いし、背中も痛い。身体のあちこ ちで花火があがって、身体大花火大会のようだった。

翌朝は、問題だった頭痛、首の左右の痛みがとれて、そのかわり、右の肩甲骨のま わりがすごく痛くなった。もしかして首の痛みのせいでこの痛みに気付かなかったのか? あるいは、すごく痛いが、可動域は増えた感じなので癒着していた部分が 剥がれていくことで生じる痛みかも? と解釈して変化をみることにした。ロルフィングのセッションの後は色々な変化が出るので、心配はなかった。

そしてまた 1 日経ち、 色んな方向に首を動かしてみると、左右、それぞれに傾ける角度によって痛みを感 じる箇所があった。なんだかやだなあと思いながら、首を動かしていたら、2つの ことを思いだした。 1つは、仰向けに寝た状態で膝をたてた時、右膝の内側に痛みを感じると、田畑先 生に伝えた時、膝の位置を変えてみることを提案されたこと。 膝のポジッションを変えただけで痛みはなくなった。

そしてもう1つは、 痛みを覚える首の傾きは、施術前にとった写真に写っていた首の位置と同じだとい うこと。

痛く感じたのは、痛く感じるポジションに首を置いたからなのだった。 縛られているわけでもないのに、痛みを感じるポジションに首を置くことなんかな い。自分で自分を痛い場所に固定するなんて・・・へんだが、自作自演の痛みってまさにこのことだ。

2 日経ったタイミングで、ウォーキングをしたいという気になった。 これまで 10 分も歩くと、疲れてだめだという感じだったのに。 大好きなウォーキングができて嬉しい。 そんなやる気が出て嬉しかった。

気力や体力が落ちて困った面ばかりを見ていたが、施術後に、気力が落ちて良かったことも見えてきた。無理ができなくなったことで、意味のない義務感にかられて なにかをしたり、罪悪感にかられて何かをやる、というような余計なことをしなくなった、といういい面もあることに気付いた。「心配を解消するために、たくさんの ことを、色々やる」という重荷をおろせた感じだ。

そんな風に考えられたのも、セッション中に頭が静かになって深い自分にアクセスできる機会を得たからだと思う。

なんというか、とてもいい体験だった。海の中に潜ったり、森の中を体験したり、 ずいぶんとおしゃれで完成度の高い、ステキなテーマパーク、あるいは、アトラクションに参加したみたいな体験でした。

10シリーズ終了後一年経ってrolfinger.com2022年7月4日

イールドの技法を熱心に学んで頂いているYさんですが,10回シリーズロルフィング終了されて一年が経過したところでのレポートをお送り頂きました。以下ご紹介します。

10シリーズを受け終わった頃と比べて、1年経った今も、身心共にいろんな変化が続いています。

10シリーズを受け始めてから、とうに頭の方では忘れてしまっていたつもりなのにからだはしっかり覚えていたことなどもたくさん出てきましたが、10回シリーズが終了したからそれらも終わるというものではなく、もう終わったと思ったものが、また出てきたりなどしています。でも、以前の状態に戻ったというのとは違って、少しずつ良くなっていたりして、緩いらせん階段を昇っていくようなものだと思いました。

仕事を変え、それにともない、自分の心にも向き合い、窮屈でありながらも慣れ親しんできた自分の古いやり方、考え方、生き方みたいなものを少しずつ変え始めている最中に10シリーズを思い切って受けることにしたのですが、からだの土台を整えることをサポートいただいたことは大きな助けになりました。

からだの土台を整えることは、自分(のからだ)に対する信頼感を育てることでもありました。田畑さんが、からだの支えがしっかりしていれば、心は不安になりにくい、みたいなことをおっしゃっていましたが、私自身は、仕事も、仕事に伴って生活スタイルもがらりと変わり、更年期であることも手伝ってか、いっぱい不安にはなりました!

でも、10シリーズを受け終えた自信ーからだの支えがあり、からだ(自分)への信頼が培われたからこそ、不安が多い不安定な時期も乗り切れたと感じています。

今は、忙しくて体に無理をかけてしまったり、思考で忙しくなってしまったときも、セッションを受けていた時のようにからだに注意を向けたり、あるいは、時々あるオンラインWSや対面のWSなどでセッションを受けたりすれば、身心共に「いい感じ」を思い出せることが早くなりました。

これからも、どんな変化が続いていくのか、楽しみです。

田畑さんの、受け手のからだの知性、自己調整の力を徹底して尊重する在り方のおかげで、これからもずっと付き合っていく自分のからだへの信頼感を育てることができ、これは今後も大きな拠りどころになります。本当にありがとうございました!

https://rolfinger.com/Experiences/?p=1141

Carol先生によるオンラインワークショップrolfinger.com2022年7月10日

7月9日は,同僚ロルファーと共に企画した,Rolfingの恩師Carol Agneessens先生のオンラインワークショップを無事終えた。43名の参加があり,先生の人気は健在だった。先生の独自の視点から,従来の解剖と異なる,胎生学的な知見とイマジネーションを使った身体の捉え方で,翼を感じるというユニークな内容だった。

内容がどんなものであるか,ということを超えて,先生の進行につれて,自分の神経系がいつの間にか落ち着いていくのを感じた。声のトーン,ペース,抑揚,その流れを途切れさせない古川智美さんの通訳。すばらしいワークショップでした。

なにより,先生とご主人の姿もチラッと拝見できた。共にお元気そうでホッとした。

今回のクラスに際して,入念な準備とスタッフへの気遣い,久しぶりに恩師の偉大さに触れ,大変勉強になった。

最後の質問では,どうやってプレゼンスを保っているのか?という問いに対して,自分が身体をして感じていないことにまず気づいて,例えば悲しければ悲しいということを感じることの大切さを強調されていた。前日に通訳の智美さんと話していたことと重複する内容で,シンクロしていた。常に身体を介してfeelすること,feelは感じる,「主観的に」あくまで主観的に感じることです。思考やロジカルなことではなく,気分とか,曖昧だけど,身体を通して,今感じていることをモニターし続けていくと,自然にプレゼンスが育っていくようです。それは,独自のものなので,他の何かに寄せていくというより,自分だけの感覚を発見し,育てていくプロセスです。

2022後期 Yielding Embodiment認定ワークショップrolfinger.com2022年7月10日

Yielding embodiment®3シリーズ提供のためのコースPart 1〜3

イールドと空間身体学的働きかけの基礎となる3シリーズ提供のためのプログラム

Part 1 2022年 8月11日 ㊗,12日(平日),13日(土)  → 満席になりました。

追加クラス 9月17日(土)、18日(日)、19日(㊗️) → 募集中

Part 2 2022年 10月8日(土) ,9日(日),10日 ㊗

Part 3 2022年 11月20日(日) ,21日(平日),20日(平日)

(3 Part x 3日間の計9日間)  10:30-18:30

講師:田畑浩良

開催場所:東京都渋谷区代官山  →お申し込み頂いた方に詳細お送りします。

取得単位: 各Part Yielding embodiment®認定3単位※

Part 1〜3までの参加により9単位取得後商標使用と3シリーズ提供が可能になります。

受講料: 各Part 53000円

Part 1 -3までの参加:計159000円

参加者数奇数の場合や空きがある場合に再参加受付ます。

→1日当たり15000円

参加対象: イールドワークを学びたい、他者への働きかけを学びたい方

定員:6名

お申し込みフォーム :https://yielding.work/script/mailform/workshop/

The Art of Yield (Yielding embodiment®)は、様々な身体技法に組み込むことも可能ですが、それ単独のワークとしても深い体験と身体構造にも変容をもたらす強力な技法です。イールドについての詳細は、Rolf Insituteの機関誌に寄稿した記事を参照ください。

上記3つのPartに参加することで、変容のための場をどう誘導するか、施術者の意識の持ち方や在り方の基本を学びます。身体を3次元的に広がりを持たせ、関節間のコーディネイトを容易にして、バランスよく支えられる身体を引き出します。

Part 1では、安全な基盤と呼吸、Part 2では身体の支えの充実、Part3では、身体の空間的広がりを主に扱っていきます。

この技法体系の特徴は、徒手の詳細なテクニックより、施術者の知覚や存在状態を重視し、触れる前、或いは触れた後の重要性を体験的に学んでいきます。この知覚状態に慣れ親しんでくると、人との間合いの取り方や、空間における配置への感受性が研ぎ澄まされ、華道のスキルアップにつながる例もあります。やることは至ってシンプルですがパワフルな効果があります。

参考文献:

ワークショップに関する投稿

米国でのワークショップに参加した同僚ロルファーによるインタビュー記事

Rolf Instituteの教授会での間合いとイールドワークのデモを含む記事

Workshop 頭蓋へのアプローチrolfinger.com2022年7月28日

空間身体学的イールドの観点から,頭蓋への働きかけについて学びます。ムチ打ちなど様々な衝撃により生じた頭部へのトラウマにより,偏頭痛など慢性的な頭部の違和感に対して,有効だった介入方法をご紹介します。頭部内の組織液の循環や膜組織の微細な動きなど,頭部への直接的な働きかけだけでなく,頭部の支え,空間知覚も扱っていきます。局所的な変化を無理強いしない,内側からの変化を促す,極めて侵襲性の低いワークです。

テーマ:頭蓋へのアプローチ Working with Cranium

日時:2022年9月23日(金・㊗)〜25日㈰

時間:10:30 - 18:30

受講料:8万円 (3日間)  認定イールダー:6万円

定員:6名

参加資格:イールダー,イールドのワークショップに参加経験がある方が望ましい

単位取得:Yielding Embodiment®認定 3単位

お申し込み:申し込みフォーム (https://yielding.work/script/mailform/workshop/) に入力願います。

頭痛といっても,その原因は様々です。鉗子分娩などで発達の極めて初期に生じた深部膜組織への制限,ムチ打ち等による胸部/頸部〜胸郭の堤靱帯の歪み,打撲による頭蓋骨や骨膜に残る衝撃などなど,手技的或いは知覚的な働きかけが有効となるのは,いわゆる緊張性と診断される種類のケースです。基本は頭部が変化するための土台となる支えから見ていく必要があります。頭部内部と周辺との動的バランスと組織液循環の改善が,結果として違和感の解消につながると考えています。

体験例

片頭痛・緊張型頭痛に長年苦しみ,薬物乱用頭痛と診断された方へのAdvancedシリーズ

鉗子分娩でお生まれになった方

コロナ感染症の後遺症ならびにワクチン後遺症に対する働きかけrolfinger.com2022年7月29日

これまで,ワクチン接種後の肩の不具合や,疲れがなかなか取れない慢性疲労のケースから,頭がはっきりしない,物事に集中しにくくなった,頭に靄がかかったような,ブレインフォッグの症状の方々にワークしています。

頭部に対しては,硬膜などの深部膜組織と脳脊髄液を知覚して,動きの足りないところに動きを回復するように働きかけます。睡眠を取っても,なかなか疲れがとれない,という方は,枕側に完全にはゆだねることなく,弱いですが,こわばりがあるため,休息できていない事が要因と考えられます。

イールドの技法によって,休息できる状態を身体が思い出すことで,深い休息が可能になります。メディアによる不安を煽る報道やネット情報に飲み込まれると,その日の疲れをリセットするのに十分な休息を伴った睡眠につながりません。

通常のセッションと後遺症向けのセッションとの間に大きな違いはありません。十分休息できる安全な場が誘導されると,身体はおのずと回復に必要なプロセスを開始するからです。

感染症に対して憂いを持てば持つほど,自然免疫の要であるナチュラルキラー細胞の活性は下がってしまいます。特定の医療処置に依存する事なく,身体のシステムを信頼すれば問題ないことが歪められています。漠然とした不安は,元々何か自分のシステムを信頼していない人との間で,バッドバイブレーションとして共鳴して集団的に不安な共有場を創り出します。そこに浸ると不安は増幅するので,例えば特別なことではなく,とにかくグッドバイブレーションを持つ音楽なり芸術,あるいは美味しい食事を取ったり,お互いを高め合うような仲間と会ったり,調子をよくする各種身体技法に触れることです。頭にある不安を誤魔化そうと行動するのではなく,身体や感性が喜ぶことをすることが,すなわちグッドバイブスです。

体内で増殖したウイルス由来或いはmRNAから産生されたスパイク蛋白質は,血管内皮細胞に作用し,炎症を起こすことがわかってきています。スパイク蛋白質は血流に乗るため,どの場所に炎症が起こるのかは,個々の状況で異なりますが,血管に生じた制限は,末梢神経系やファシアに影響を与えます。当然,関節の動きや組織の微細な動きに影響を与える可能性がありますが,タッチを通して,安全な足場を提供することで,傷害が起きた箇所が近接する組織と相互作用して関係性が修復して,再び可動性や動きのクオリティが回復します。炎症が起こっている場合には,酸化ストレスのレベルも上がるため,8-OHdGという酸化ストレスマーカーの動向によって,介入が適切かどうかを判断することができます。

O-Ring Test認定医になると,なんちゃってOリングと違って,しっかりトレーニングされているので,診断は信頼できます。彼らは,写真から身体共鳴による筋肉反射を使って,病態を調べることができます。つまり,簡単にいうと写真に写っている人がグッドバイブレーションを持っているのか,バッドなのか,いくつかのマーカーを使って調べることができます。

下の表は,Bi-Digital O-Ring Testの国際学会で報告したデータですが,ワクチン接種したケースに対して,イールドベースのロルフィングセッションを提供したところ,酸化ストレスマーカーのレベルが減少する傾向がありました。炎症が起きて,酸化ストレスが高いということは,身体の中で戦いが起こっているわけで,バッドなバイブレーションということがいえます。

かたや,酸化ストレスが低いということは,心身が調和にあるということとほぼ同じです。

5例について,酸化ストレスマーカー8-OHdGのレベルを,O-Ring Test認定医7段の先生に測定依頼した結果です。ワクチンにより酸化ストレスが増加傾向になったとしても,一回の調整セッションによってマイナスレベルに減少しています。

実際にコロナウイルスに感染した後にセッションを受けた方はどんな感想を持ったのでしょうか?

チリでワクチンを打って帰国された方は,自粛生活のストレスもあって,慢性疲労でしたが,帰国を機に6回セッションして,高層階の階段の昇り降りも苦にならなくなったとの感想でした。

それ以外に10シリーズのモニターになって頂き,その後遠隔セッション3回受けた方

"ここ何ヶ月というもの、気力が落ちてどこかに連絡をするエネルギーなんかなく、 ましてや、電車に乗って移動する自分なんて想像もできない状態だったので、体調 が悪くてもじっとしているしかなかった。

が、しかし、6 月 21 日の朝は、外側からなにかしらの介入が必要だと切実に思う程 の体調の悪さだった。"

→ 続き 体験レポート

慢性疲労になると,何かするにも億劫になりがちですが,行動を抑えると運動不足になり,身体は重くなり,行動範囲が狭まるという負の循環になりがちです。まずは,動いてもいいと思える,動くこと自体に楽しいと思える身体を取り戻すのに,ロルフィング,イールドのセッションは役立ちます。どうぞご活用ください。

お問い合わせ

微生物という分解者に任せるrolfinger.com2022年8月6日

納豆菌抽出液がウイルス感染力を低下させる研究が昨年発表されたが,それ以降それを積極的に推し進める研究がないと思って調べたところ,EM菌でも調べられてた。 商品名EM-1という有用細菌を含む液体を使って,コロナウイルスの感染力を測定している。EM-1 による新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)の不活化効果について

考えてみれば,微生物の大きな役割は地球の分解と清掃,スカベンジャーだ。ありとあらゆる有機物,蛋白質から油,糖などを分解する酵素を何種類も分泌している。感染のためには,細胞に結合する必要があるが,それを担っているのはウイルスの外側を包む,エンベロープ蛋白質である。感染機能ともう一つの機能は,植物における細胞壁のように,中身を守るためである。エンベロープ蛋白質が分解されれば,殻が破れ,ウイルスの中にある核酸(DNAあるいはRNA)が出てくる。裸の核酸は,分解酵素に弱い。細菌は細菌のウイルスである,バクテリオファージに感染されないように,独自に制限系と呼ばれる制限酵素とよばれるDNA分解酵素を作って,防御するシステムを発達させてきた。細菌の免疫システムの一つである。

真核多細胞生物である人間も,同様にウイルスに感染しないように,指先や体液には核酸分解酵素が含まれている。 遺伝子の実験には手袋が欠かせないが,それは研究資材中の核酸の分解を防ぐ目的である。

RNAは,DNAより遙かに分解されやすく扱いにくいが,メチル化などの修飾を受けることで安定化する。現在のmRNAワクチンのRNAは修飾され難分解性に加工されている。そのため,体内での分解に強く,容易には代謝されないことになる。

宿主側は,感染から免れるために,防波堤として,核酸分解酵素を出して防御してきたが,ウイルスはウイルスで,何とか核酸分解酵素の攻撃を避けるために,外側に壁をつくるべく,エンベロープ-外皮蛋白質をつくることで,内側を守り,しかも細胞表面を足場として接着しやすいように外皮蛋白をデザインして適応してきた。しかし,そんな外皮蛋白質も分解できるような蛋白分解酵素を産生して,防御している。蛋白質分解酵素には特異性があって,特定の配列のアミノ酸だけ分解する選択性が存在する。やみくもに非特異的で強力な分解能があると,分泌した側がその酵素でやられてしまう。

病原性のある菌は,宿主とうまく共存する関係性ではないが,人類がこれまで長い時間をかけて共存してきた,パン酵母やワイン酵母,日本酒の酵母,ヨーグルトの乳酸菌,納豆,味噌に使われる麹菌などが無害で有用なことはいうまでもない。

それらを複合的に摂取することで,多種多様かつ人体に無害な蛋白質分解酵素の働きによって,エンベロープ型のウイルスを失活させることができる。なにせ鎧を剥いでしまえば,中はへなちょこな分解しやすい核酸なのだ。

日本は発酵食品に囲まれ,かなり感染防止に有利だと考えられる。それが海外と比較して感染被害が低かった理由ではないかと推測される。ただ,アルコール消毒や抗菌グッズを多様すると,体表の常在菌などが減少してしまう。抗菌グッズは,病原菌のみならず,足場が確保できず,有用菌も生息しにくくなる。指先の核酸分解酵素も薬剤によって失活してしまう。 過剰な殺菌/消毒生活は,かえって感染に有利になってしまうパラドックスを生む。

薬剤によるウイルス不活性化は可能で有効だが,感染防止にとって有利であっても,検査対策(陰性が陽性にでてしまい行動制限が課せられるリスク)には十分ではない。アルコールや塩素系薬剤は,確かにエンベロープ蛋白質を部分的に傷をつけることはできるが,エンベロープ全体を解体する力はない。したがって,中身の核酸は保護されたまま残ってしまう。 すると中身が十分に分解されずに保存されてしまうことになる。完全な外皮を持たず感染能を失ったウイルスの抜け殻はもはや安全であるにも関わらず,pcr検査で陽性と判断される可能性があるのではないかと考えている。薬剤不活性化ウイルスサンプルと,発酵微生物と反応させ不活性化させたウイルスサンプルを作製し,それぞれ,pcrでどのような違いがでるのか,実験してみたい。

この予測が正しければ,集団的pcr検査(そもそも非特異的な反応が起きてしまう酵素反応)で陽性と出てしまう数は割り増しになっていると考えられる。そこで,提案であるが,pcr誤使用ポンコツ行政に対抗するには,完膚なきまでにウイルスを分解するために,やはり,微生物の力を最大活用しない手はない。手っ取り早く,害にならない菌で部屋を満たす,EM-1などがいいだろう。土壌改良で実績もあるから,人への害は考えなくていい。

遠隔セッションrolfinger.com2022年8月7日

Spatial Somatic Art of remote healing

セッションルームにお越し頂かなくても,現象として,遠隔のセッションによって,身体共鳴が起こり,その場に身をあずける動きが促され,深い休息と共に様々な変化が促されます。個々に反応や体験は異なりますが,慢性的な疲労状態がリセットされることもあります。

"10分の間だけで 様々な反応があり濃密な時間でした。セッション後もしばらく堪能してゆったりと過ごせました。その間 呼吸がどんどん深くなっていくのですが今朝になって 呼吸を感じて安心することをはじめて実感したような感覚を味わいました。今も日常で様々な対応の中にいても身体のどこかに落ち着いた感覚があります。"

ーこれから登山に行くクライアント

"おかげさまで何やっても取れなかった慢性疲労がすっかり楽になり体が軽いです。"

https://rolfinger.com/Experiences/?p=1379

遠隔セッションでは,どのようなことをしているのかというと,まず,クライアントの方にはゆったりとくつろげる場所で横になって頂きます。セッションでは,携帯電話でテキストメッセージを通じて開始を告げます。その間,プラクティショナーである私は,クライアントの方の存在を意識しながら,その空間に於ける丁度いい間合いを感じられる場所を見つけ,ただそこに留まります。その時の知覚は,肚に感覚が集まり同時に空間に対して広がりが感じられる状態です。この場所は,相互作用で生まれる固有の位置関係になります。そこが見つかると受け手の身体の反応が開始します。一旦この状態にコンディショニングされると,後は介入がなくても,自発的にプロセスが進みます。 10分間はこのコンディショニングに必要な時間で,反応はその後も続きますが,ご自宅でゆっくり横になったまま,必要なだけ変化を見守ることができるのがオンラインの利点です。

https://twitter.com/williamrainen/status/1405344161176293381?s=20&t=OqncDOmxaAIZ5yTuaY5FzQ

遠隔セッションは,感染症や医療処置,事故をはじめとする様々なストレス後に生じた,慢性的に疲労している状態からの快復に役立つ可能性があります。パンデミック禍や様々な理由で対面セッションが不可能な場合にも適用できます。突発的な事故で動けない場合や,高齢になって外出がままならない状態になった場合にも応用できる受け皿としたいと考えています。

遠隔セッションは,一度対面した経験のあるクライアントだけ反応が引き出されるわけではありません。経験によってプロセスが補填されるような心理系セラピーの遠隔とは概念が違うようです。また,zoomを通してグループで行っても,共鳴現象は起きます。サイエンティフィックな解釈はまだまだこれからですが,多くの方にご活用頂きたいと考えています。

申し込み

LINKrolfinger.com2022年8月9日

Yielding Embodiment®情報 公式サイト 日本語でイールドワークを提供する認定イールダーのリストも載せてます。

共鳴するプラクティショナー

〇イールドの技法に共鳴する施術者たち   Yielding Embodimentの公式サイトのイールダーリスト

〇オンラインプロジェクト串崎昌彦さん,楠美奈生さん,伊藤泰佳さん

〇空間身体学の共同提唱者 片山洋次郎先生

〇郡山・福島ワークショップ&Rolfingに賛同してくれた仲間

宮原伸宏さん、青山結さん、大友勇太さん、吉岡英明さん、川口美貴さん、佐藤耕祐さん、宮井健太郎さん、高橋美穂子さん、三浦正貴さん、平原健さん

〇古くからの友人:河原浩孝さん

〇日本での最初のRolfingトレーニング開催に関わった功労者:安田登さん、中村直美さん

その他信頼できるところ

〇ウィリアム・レーネンさん マックスコッパさんを紹介するIBOKの公式サイト

〇 O-Ring 生命科学研究所 研究員時代からの縁で,現在も共同研究させて頂いています。

抗原検査してみたrolfinger.com2022年8月10日

ここ最近,知り合いにもpcr陽性になったり罹ったという人が増えてきた。自分は,月一回下津浦先生によるO-Ring診断でコロナウイルス感染についてチェックしてきたが,抗原検査キットなら試してみたい気持ちもあって,ここ4日間連続測定してみた。pcr検査は原理上,擬陽性や偽陰性の確率が高く,確定診断には適さないことと,鼻粘膜からのサンプリングは侵襲性が高い。一方,抗原検査はスパイク蛋白質に特異的に結合するモノクローナル抗体による検査なので,pcrとは測定の質も信頼性も異なる。比較的安価に入手できるため購入して,測定してみた。いずれも小林製薬のものである。

結果は,以下の写真に示す通り,どのCのコントロールにはラインが検出されているが(これはこの測定自体がうまくいっていることを示すコントロール),T,つまり検体にはラインが検出されないことから陰性という結果だった。そもそも何の症状もないので当たり前の結果であるが,実際測ったらどうなるかはやってみないとわからない。

pcrは,症状がないなら絶対やるべきではないが,クライアントの状況はそれぞれ異なるので,免疫弱者の方に接する機会がある場合やクライアント自体が相当免疫が落ちているような注意が必要な場合は,こうした検査で確認して安心してもらうのも一つ手段としてありかもしれない。

身体に活を入れるCS60セッション (期間限定)rolfinger.com2022年8月10日

感染に対する不安というより,濃厚接触者となることで行動制限がかかるリスクを考えると,以前より行動の幅が狭まったり,人と会うことに抵抗を感じたりします。行動様式は身体システムに影響を及ぼしますので,まめにリセットしていく必要があります。  からだに活を入れるには,CS60が有効です。ほどよい刺激を身体に与えて観ませんか?  イールドの技法とはまた別の視点からの働きかけです。

以下のようなCS60セッションを設けました。

CS60 15分/3500円

とりあえず,施術者や方法との相性をはかる機会にもご利用ください。

その他の設定:30分/6200円, 60分/12500円

肩や背中,或いは頭部や眼に帯電している制限の解放を目指します。

期間限定で実施します。2022年8月〜9月までの企画とさせて頂きます。

参考) CS60ニューズレター取材記事

お申し込み CS60以外のセッションお申し込みはこちらのフォームから

Publicationrolfinger.com2022年8月16日

Rolf Institute機関誌Journal of the Dr.Ida Rolf Institute

過去,Rolf Lineという雑誌名で創刊されたRolf Instituteの機関誌Journal of the Dr.Ida Rolf Instituteにこれまで投稿した記事・論説を以下に示します。

The superficial layer as Sensory Envelope

Structure, Function, Integration / July 2019download

All stimuli in the environment are perceived by the superficial

layer of the body through sensory cells prior to neural or visual

registration. Working with the superficial layer as a sensory

envelope therefore holds great potential for integrating the

body, more than just our traditional view of the sleeve sessions

being preparatory work for the core sessions.

Working with Ma

Structural Integration / March 2018download

Introduction by Interviewer Kathy McConnell

"I attended a workshop on The Art of Yield with Tahata in April 2015. Since then, I have been weaving various aspects of his innovation into my sessions with good results."

The Body-Mind Relationship

Q What is something from your Rolfing® Structural Integration practice or another field of study that has struck you about the body-mind relationship? How has it affected your thinking, how you practice our work, or how you communicate with clients?

A While working at a pharmaceutical company before becoming a Rolfer, we collaborated on a project with two physicians, Drs. Omura and Shimotsuura, who are using a procedure they call the Bi-Digital O-Ring Test (BDORT). ・・・・

Structural Integration / July 2015download

The Art of Yield: An interview with Hiroyoshi Tahata

Structural Integration / November 2015download

Rolf Movement教員の視点

イールドの技法:Kathy McCornellによる田畑浩良へのインタビュー記事

Yielding: Engaging Touch, Presence and the physiology of Wholeness

Yieldingdownload

Carol Agneessens先生との共著,Yieldについての記念すべき第一報

上記の日本語訳も掲載中。

雑誌ソトコト:シリーズ ロルフィング追求記

クリックすると記事が開きます。

ロルフムーブメント教員養成課程の最終段階,米国コロラド州ボルダーの本校でロルフィングの講師体験

米国アリゾナ州で開催されたセミナーで,イールドの技法を教授会で初披露

米国アリゾナ州フェニックスで,Rolf Instituteの教員仲間にイールドの技法を教える

米国カリフォルニア州サンタクルーズにて,イールドのムーブメント認定ワークショップを教える

翌年もサンタクルーズにて,ムーブメント認定ワークショップで間合いと肚の感覚を教える

2018年のRolf Instituteの教員会議にて,触れないロルフィング,間のワークをデモンストレーション

2019年欧州ロルフィング協会教員のニコラ・カロフィーリオと田畑とのコラボワークショップ ソトコト記事

雑誌ソトコト:Somatic Experiencingトレーニング

日本で最初のSomatic Experiencing®認定トレーニングに参加した時のレポート

Somatic Experiencing®認定トレーニング修了する年に,東日本大震災に。震災支援チームに参加体験

クレニオバイオの施術者の10シリーズ体験rolfinger.com2022年9月10日

第2回目

7月12日 主訴左手伸筋麻痺/右五十肩

半年以上よくならない五十肩と,左手指にでた原因不明の麻痺の治療のために伺いました。

全く介入される感じがなく,,でも自分の身体の変化はとてもパワフルに感じられる、、その対象がとても興味深いセッションでした。

お腹の前あたりに広がった空間が内側の空間のバランスを変えていく感じ、そのあとに、うわっと呼吸が広がる感じ。そのつながりの中で鈍く感じていた不具合のある部分が,少しづつ変化していくのを感じたのも、とても貴重な体験でした。

セッションの前後で最も違ったのは,立った時の空間との親和性というか,抵抗のなさ、広がったものが中心にすっかり集まって縦に伸びていく感じ。

上半身を起こしていることに思いの外エネルギーを使っていたことに気付きました。身体を起こすという無駄なエネルギーが解放され、重心がどっしりと中心に据えられたせいか、なんとなく気持ちも明るくなり、何より身体の繋がりと変化を感じたことで,具合の悪い部分も全体の中で良くなっていくというイメージと信頼感も持つことができました。自分自身の気づきとともに、先生の佇まい,間合い,触れ方、全てから、たくさんの事を学ばせていただきました。

第3回目

8月17日

症状:右五十肩

前回のセッション後、左手首と手指に出ていた麻痺は

段階的に改善し、ほぼ完治。今回は半年以上痛みの治らない右側の五十肩の症状をお伝えして、セッションして頂きました。

いつも通り、心地よい姿勢と間合いに細心のお気遣いをいただいて、セッションに入ると、まず身体の緊張が抜けて、呼吸をかんじることができました。

意識は集中していた右側から、全身に満遍なくうつされて、身体に統一された感じがまずやってきました。

それから、足に触れられると、身体が息をついて沈んでいく感じ、、、さらに力が抜けて呼吸が深くなりました。

さらに骨盤底に触れていただくと、全体に暖かくなって、右肩付近の冷えに気付きました。そこに少しづつ血が通ってくると、親指、人差し指に続いて手首にじわじわとした痛み、同時に肘は後方、肩は前方に局部的な痛みが感じられ、その後通り過ぎて行きました。

セッション後立ち上がってみると、右肩甲骨が明らかに上方に持ち上がった感じ、痛みは残りましたが、下半身が安定し、とくに肩が痛くなる前から安定しない右の仙腸関節付近が骨盤内のよい位置に収まった感じで、どっしりとバランスが取れた感じで歩くとさらにその感じが増しました。

第4回目

9月6日

今日は全身の倦怠感、胃腸の不調、長引く五十肩で肩周りにもシクシク痛みが出ていてかなり調子の悪い状態で伺いました。

セッションで横になり、先生が後方に立たれ、ある距離をとられた時、ゆっくりと身体が広がるように暖かくなりはじめ、不思議と森に踏み入れたように全身が楽になりました。

まずは胃腸から。緊張で縮まって嫌な感じだった腹部から力が抜けて腰の周りが温まってきました。痛みがなくなることでさらに緩んで股関節も楽になりました。

次に骨盤、踵としっかり手を触れていただいた時、とくに踵にアプローチして頂いた時に芯が通ったような感覚があり、全身のピースがぴたりとはまった感じがありました。

その後仰向けになると、背面に静かに降りていく感じがあり、そこから全身に安心感と温かさが広がり深い眠りにおちました。

それから目が覚めて起き上がってみると、しっかり地面とつながり、さらに上へと伸びていく植物のような力強さを感じ、すっくりと立っている、その感じが何より嬉しく、セッション前との明らかな違いを全身で感じました。

まずは胃腸から整い、全身に緩みと安らぎが広がり、そして軸ができて、エネルギーがとおっていくその全てに、無理がなく、何か、正しいプロセスを辿っているそんな印象をうけました。

深い森に癒されたような、終始本当に自然な優しいプロセス、けれども力強い生命力のようなものを確かに実感できる素晴らしいセッションでした。

次の展開がたのしみです。ありがとうございました。

第5回目

9月22日

今回は全体の重心のバランスが落ち着かない、そんな感覚で伺いました。

先生が周辺に立たれて、間合いを見ていらっしゃる時も、場によってかなり快不快がはっきりしていて、左側はほとんど感覚がない、右頭部周辺は少し息苦しく、唯一かなり距離を取った右足の辺りに心地よい場が見つかりました。

空間に意識を向ける集中力がなく、思考が忙しいのがしばらく続きましたが、先生が踵にダイレクトにアプローチしてくださったあたりから、身体に意識を向けることで、集中力が戻ってきました。

右の踵の位置によって、関節の揺らぎ、筋組織の引き合う感じが具に感じられ、ある一定の角度では、そこを通り過ぎるたびに右肩に局所的な痛みが出て、それが、股関節、骨盤が整うプロセスで和らいで行ったのがとても印象的でした。

最後にもう一度、先生がまわりに立たれると、何も感じなかった左側の空間に、しっかりと体の一部のような感覚があり、それが全方向に均一にひろがっているのにおどろきました。

肉体が肉体だけでなく、周辺の空間にもしっかりと支えられている感じ。

それはとても安心できるどっしりした感覚で、自分のホーム、居心地の良い領域が広がった感覚です。

痛かった右肩、胸も開いて、呼吸もしやすくなりました。

第6回

10月6日

主訴 右五十肩

今回は仙骨から背骨を整えて頂きました。

うつ伏せで、最初は五十肩の右側が気になり痛かったのですが、逆に先生の立ち位置によって痛みが変化し、背中の緊張や弛む感じ、中心が締まる感じ、広がる感じをかえって掴みやすかったです。

先生が左に立たれた時には、最初右半身全身にぎゅっとしたテンションを感じ、骨盤、仙骨付近に温かみを感じ、次に位置を変えられた時には、胃の辺りと左の広背筋のあたりに軽くストレッチされたような変化がありました。

それから仰向けで寝ると、右肩の開いているのがよく分かりました。

最初と最後に左右の足に片方ずつ重心を移動して立つ、というエクササイズをしたのですが、最初は右の股関節に不安定さがあったのですが、セッション後は、左右均等に軸がしっかりと整ったように感じました。

土台が整うことで、右肩にどのような変化が現れるか、、次回も楽しみにしています。

ありがとうございました。

第7回

10月18日

主訴 右五十肩

背骨と仙骨、骨盤を整えて頂いて、とても楽になった前回のセッションから2日後、雨の日に転倒し、右臀部を強打、右腕を強く後ろにひいたせいで、右肩の痛みが振り出しに戻ってしまいました。

さらに、翌日から、半分息を吸うとぎゅっと横隔膜が締め付けられるように痛んで、息ができない、右後方に振り向けない、左右側屈ができない、、など

悲惨な状態に。運良く翌日がオステオパシーの勉強会で、応急処置の治療をうけて、なんとか通常呼吸に支障が出ないぐらいには、持ち直して、7回目の田畑先生のセッションに伺いました。

はじめ仰向けで横になると、すぐに右サイド全般に明確な快不快が感じられ、右の7番目の肋骨と椎骨の関節あたりにシクシクとした痛みが出て、そこが徐々に温まるように広がっていきました。

痛みがだんだん落ち着いてくると、こんどは、左サイドの肋骨の少し奥、横隔膜が捻れて位置調整する感じ、気づいていない不調がつぎつぎと現れては消えを繰り返していくうちに左右のバランスが取れてきたように感じました。

最後に、頭蓋の調整、口内と鼻腔にダイレクトに触れられ、少し緊張もありましたが鼻腔の触知が終わると、逆に頭全体、喉の奥にスペースが広がって、呼吸が格段にしやすくなり、頭の中心に空間が開いた感じがほんとうに心地よく、肩周りにも少し余裕を感じました。骨盤にもひろがりを感じ、体全体で呼吸がしやすくなりました。

このバランスを維持して、次に繋げられたらと思います。ありがとうございます。

第8回

11月08日

主訴 右五十肩

前回あたりから、下半身の安定感の圧倒的な変化が現れ始めました。

エクササイズのクラスで、片足で立つ時の安定感が全然違う!言われないと気づかないほど、安定した身体が馴染んでいたことにすごく驚きました。

今回は8回目。顔横向きのうつ伏せでかた足を曲げて骨盤を少し浮かす姿勢から始まりました。

始まるとすぐに反応が起き始め、先生が立たれる位置によって、少し浮かせた骨盤がゆっくりと回転しながら降り始め、脊椎、、頚椎、、、連動して順番に変化していくのがはっきりと感じられました。

体調がいいのか、今回は、反応している場所や順番がとても掴みやすく、とくに、あたま(側頭骨、縫合や頭蓋内)の動きが活発に感じられて、頭とかかと、鎖骨と手首などバラバラなようでいて、だんだん統合されていく感じに、不思議と安心感を覚えました。

全体に、やわらかな空間に触れられていた感じ。

田畑先生が、"要所要所、強めに触れましたが、大丈夫でしたか?"と聞いてくださったのですが、確かに、そうだったかもしれないと思い出せる程度で、全く違和感がなく、触れる質のグラーデーションぐらいな感じで、回数を重ねるごとに、触れている触れていないにもあまり違いを感じなくなってきているのがとても興味深い発見でした。

終了後立ち上がると、特にかかと、ふくらはぎを中心にしっかりと地に足がついた感じ。胸と骨盤が開いて、全体で呼吸しやすく、頭がとてもクリアになったのが印象的でした。

あっという間に残すところ後2回、既にお名残惜しさが押し寄せつつありますが、最後まで変化を楽しみたいと思います。

次回も宜しくお願いします。

第9回

12月6日

本日、10シリーズ9回目のセッションに伺いました。改めて、先生の前で歩いたり立ちどまったりしていると、シリーズを始めた時との骨盤と下半身の違いをかなりはっきり感じることができました。

今まで主訴であった右五十肩も7.8割は回復し、腰に手を当てる、といったような、肘を後ろに引いて手首を返すような動作をしなければ、ほぼ痛みも感じなくなりました。

今回のセッションでは、身体の痛みや不調があまりなかったせいか、自分の内側だけでなく、外側にも積極的に感覚をひらけていたように思います。

後ろ足元に先生が立たれた時には、風穴が空いたように涼しい風が通り抜けるように感じたり、

前方に立たれた時は居て頂ける安心感はあるものの、少し窮屈な、感覚が開ききらない感じがあったり。

何ヶ所かを提案して頂いた後に、1番心地の良い場所で、ちょうど良い間合いをとって頂くと、身体がどんどん沈んで落ち着いてくるのがわかりました。

落ち着くと、重心をしっかり感じているのに自分の輪郭は柔らかく、空間との境界をかんじなくなっていて、そのストレスのなさをすごく心地よく感じました。

横向きから、仰向けに姿勢を変えると、身体が沈み込んでいく後に、広がりが起きる感覚がもう一度起こり、背骨がさらに、フレキシブルに統合され直された感じがしました。特に首から頭にかけての楽になった感じは(18年ほど前に首のヘルニアを体験しているのですが)本当に久しぶりに出会えた感覚でした。

思わず"マッチ棒のような"と表現させて頂いたのですが、、コアは、しっかりと中心をささえているのに、輪郭からは解放されて、周りの空間とすごく流体的に関わっている感じがしました。

その身軽さとコアの安定感が、なんとなく、気持ちの安定も築いてくれているようでした。この感覚は少し表現が難しく、爽快というか、なつかしいというか、ずっと浸っていたいような感覚でした。

とても心地が良かったです。

次回が最終回なのが、かなり名残惜しいのですが

楽しみに迎えたいと思います。

宜しくお願いします🤲

第10回

12月28日

7月から始めた10シリーズ、本日10回目のセッションを終えました。

回を重ねるごとに感覚が研ぎ澄まされて、まず症状のあるところに意識が向かなくなってきた、、セッションが始まると同時に、すでに癒しの起きる場を信頼して、そこに身を委ねて待つ、ということが習慣になってきたのがいちばんの驚きでした。空間の持つ身体性を感じるようになってきたというか、その共鳴の波が体に作用しているのをはっきりと感じるようになりました。

今日の要はお腹。

1番最後にお腹に触れられた時の何とも言えない深い癒しがとても印象的でした。始まりを見つけたというか、そこから、周辺の空間に確かに広がっている身体を感じたというか、、

今日は何となく始まる前に、自分の身体的な癖というか、考え方も含めて、中心に引き寄せようとするエネルギーのベクトルを外に向かう方向に変えたいという希望をなんとなくうっすら抱いていたのですが、それが中心から繋がる形で実現したのが、本当に驚きであり、喜びでした。

自分の中心にも心地よいスペースが広がりそれが場と共鳴しているような。内外との自然な空間のやり取りが本当に気持ちよく、最後は深い安心感でセッションの終わりを迎えることができました。

今日のセッションの身体的な反応は右仙腸関節から起こり、内転筋を伝わりながらまず動きが足先に広がっていき、その後脊椎沿いに右首に抜けていった感じがあったのですが、半年以上患っていた右の五十肩は、その流れの中で、いったん硬い構造が柔らかく溶け出すように、液状になって再構築される感じがありました。

セッションでは、毎回森の中で休んでいる感覚に近いものを感じるのですが、その中で自覚している症状とは全く違うところから、ランダムに動きがつながっていく、その順番がなぜだか、根拠なくきっと、身体にとって正しい順番で起きているのだろうといつも思うのですが、最終回の体験もその感覚にしっかり確信の持てるものでした。

治療とは誰かがするというのではなく、自然であれば起きること、、そんなことを思い、、、何かするというより、場の治癒の力が最大限に生きるように介添えされている、そんなとても謙虚だけれども、だからこそパワフルな素晴らしいセッションでした。

10回終わってしまってなんだかお名残惜しい。

また機会を見て伺いたいです。

本当にありがとうございました。

2022年内のイールドワークショップ追加日程rolfinger.com2022年9月22日

Yielding embodiment®3シリーズ提供のためのコースPart 1〜3

イールドと空間身体学的働きかけの基礎となる3シリーズ提供のためのプログラム

Part 1 2022年 8月11日 ㊗,12日(平日),13日(土)  終了

追加クラス 9月17日(土)、18日(日)、19日(㊗️) 終了

Part 2 2022年 10月8日(土) ,9日(日),10日 ㊗

追加クラス 11月16日(水),17日(木),18日(木) 募集中(Part 1終了者及び再参加対象)

Part 3 2022年 11月20日(日) ,21日(平日),22日(平日)

追加クラス 12月19日(月),20日(火),21日(水)  募集中(Part 1&2終了者及び再参加対象)

(3 Part x 3日間の計9日間)  10:15-19:00

講師:田畑浩良

開催場所:東京都渋谷区代官山  →お申し込み頂いた方に詳細お送りします。

取得単位: 各Part Yielding embodiment®認定3単位※   再参加の場合は単位取得は不可

Part 1〜3までの参加により9単位取得後商標使用と3シリーズ提供が可能になります。

受講料: 各Part 53000円

オンラインセッション体験レポートrolfinger.com2022年9月29日

2022年9月にオンラインで,Rolf Movementセッションを提供しました。以下ご本人の了解を得て,転載させて頂きます。

セッション前の状態:両肩が内側に入れ込む感じ、肩甲骨の違和感、反り腰になってしまう感じ、体がバラバラな感じ、上半身は力み下半身は緩んでる感じ、など、違和感があり、困っております。

本日は施術いただきありがとうございました。

とてもありがたく、楽しい時間をありがとうございました。

あの後、心地よい動きの中に身をゆだた後、起き上がって時計をみたら13時でした。

その後、一番つらかった両肩の重みは落ち着き、重力に委ねる事が出来るようになりました😭

また、足裏が浮いていた感覚も、大地に足がつき、重力に身体をゆだねることができるようになりました。

あらためて、

体の声をきちんと聴いてあげる事は大切な事だと感じました。

そして、

身体の声のシグナルは自身の心の声の代弁者なのだと。

体が整うと、

どうしてそうなったのか、

身体が何を伝えたいのか、

自身は何を感じていたのか。

どうなってゆきたいのか。

、、自然と流れ出しました。

子どもたちにも、、とのおもいも。

一歩ずつ。

日々の身体の使い方にも活かしてまいります。

今後とも、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

長文、失礼致しました。

本日は心より感謝を込めて御礼まで。

Advanced Rolfing 5シリーズ体験レポートrolfinger.com2022年10月6日

体験記専用のサイトに過去上げているのですが,受け手側のスキルが高い方の体験はいろいろなロルフィング/イールド/間合いの可能性を感じさせてくれるので,再度こちらに紹介します。

アドバンスト5シリーズの感想

◯セッションを申し込んだ経緯、理由

「統合」ということを深掘りしたかった。そう考えた時に、田畑さんにお願いしたい、と言う直感やご縁を感じて申し込んだ。

費用的、時間的側面からも、セッションの申し込みには少し決意が必要だった。しかし、その時点ですでにロルフィングのプロセスは始まっていたのだと思う。

地元でロルフィングの10シリーズ、ムーブメントの5セッションを半年ほどかけて受けた後に、3ヶ月ほど間を空けて申し込んだ。それまでの過程でも、長らく抱えていた身体的な課題(腰痛や頭痛)、そして精神的な課題(イライラしやすい、疲れを感じやすい、など)には大きな変化を感じていた。

しかし、そこでの変化をさらに進めたい、確かなものにしたいと感じたこと、さらに、「統合」という言葉に、何かもっと探求してみたくなる可能性を感じていたので、田畑さんへセッションの相談をした。メールで経緯を説明すると、アドバンスト5シリーズを勧めてくださり、お願いするに至る。

田畑さんに相談したのにはいくつかの経緯があった。

元々、10シリーズを受ける前、ロルフィングが気になって情報を集めていた時に、田畑さんのホームページの言葉や他の方の体験談を読んで参考にしていたこと。

田畑さんの「間」のワークショップに参加した時の経験が素晴らしかったこと。このとき、クライアント役の方との間に、ほんとうに豊かな、"いのちの流れ"という風にしか言い表せない空間を感じられた。こういう場こそ自分が求めていたもので、またこんな場に帰ってきたい、創れるようになりたいと直感した経験がある。

そして、自らの人生の岐路に立っていたこと。直接関係ないようだけれど、かつて吉本ばななさんや吉本隆明さんから、岐路になるタイミングで影響を受けていたことも、何かご縁があるのでは、と感じられる背景にあった。

そうしたものが組み合わさった結果なのか、どうしてもセッションを受けてみたいと感じる、何か惹きつけられる思いを抱いていた。これが一番重要だったと思う。

◯セッションの時期、受け方

2018年1月5、6、18、19日、2月6日の5日間。

遠方に住んでいること、諸々の事情で東京に5回往復することが大変だったことから、相談の上、二日連続×2回、プラス一日の5回で完結、と言う予定でスタートした。

また、セッションの時間は、じっくりと体に起こることを味わいたいと感じて、毎回2時間でお願いした。

◯セッション中、印象的だったこと

・田畑さんの働きかけと自分の反応

セッション開始時から、田畑さんの立ち位置によって、体の感じ方が大きく異なっていたこと。そしてその最初に感じた感覚がセッションの間に起こる変化を象徴していたり、プロセスに織り込まれていくこと。

例えば、セッションの最初に仰向けに寝ていて、左右の足元側に順番に立たれた際、田畑さんが立つ右側の脇腹が暖かく感じられたり、逆に左側に来られると左肩と側頭部の間の空間がやけに冷たく感じられたりする。田畑さんにそのままを伝えると右側に立たれてセッションが進む。

右脇腹にあった暖かさが、順に体を伝わって左肩に届いていく。すると左肩と頭の間にあった冷たい空間が次第に広がってきて、その空間に押されるように頭が右に傾き左肩が下がる。さらに左腕にうねうねとした動きが起こってきて指先まで伝わる。落ち着くと、胸郭にそれまでなかったスペースが生まれていることにふと気づき、目一杯空気が入ってくる。

その過程での田畑さんの働きかけは、その存在で、私が落ち着ける場所を創ってくれること、何か動き出しそうだけれど滞っている箇所に言葉やタッチで変化のきっかけを与えてくれること。そういう風だったように感じる。

そう書くとふわっとしたセッションを予想される方もいるのではないかと思うが、あくまで私個人の体験だけれど、自分の内側に溜め込まれていたものがどんどん引き出されて、むしろ、とてもダイナミックな体験だったと感じる。自分の中から起こる強烈なレスポンスに驚き、ときに振り回されそうになるほど。田畑さんに見守られていると、私自身よりも私の体を(ある意味での厳しさも感じるほど)真摯に、深く見つめてもらっているようにも感じた。

・閉ざしていた感覚に気づく、骨盤が動き出す、脚を信頼し始める

強く記憶に残っていることの一つが、2回目か3回目のセッションで、右の体側を下にして横向きに寝ていたときのこと。足の裏や右脚の内側などに意識を向けたりした後に、ここの重さを感じてみてください、と右坐骨の内側を軽くタッチされる。すると、骨盤の左右の骨達が、滑らかに、"溶ける"ように動き出すのを実感する。

それまで私の中では、骨盤というのは一つの固まった存在だったので、そんなことが起こるとは夢にも思わず、ほんとうに驚いた。

ふと、幼少期に工事現場の大きな駆体の上を飛び回って遊んでいた時に足を踏み外して恥骨を強打したことを思い出した。骨盤自体は自由に動ける可能性があったんだけれども、いつからか、ずっと骨盤を"固めて"いたんじゃないだろうかと。テーブルから立ち上がって歩いた際に、脚と骨盤、骨盤と体幹との関係性が新しくなっていて、感動したことを覚えている。

その前のセッションで、15年ほど前に手術した右膝のあたりが扱われたとき、最後に立ち上がって歩いてみると、右脚への信頼感が生まれていることに驚いた。歩く時に、右脚の周りを心配せずに足を踏み出している。むしろ、それまで無感覚すぎて、自分が右膝の周りの空間をずっと心配しながら一歩を踏み出していたことに、そのときようやく気づけたくらいだ。こうしたことが重なって、イールド=委ねるということや、自分と周りの空間との関係性、ということの意味が深く感じられるようになった。

セッションを重ねるにつれ、反応は段々深まっていった。あるセッションの前に、そのセッションのテーマとなる箇所が疼いたり痛みを感じたりすることもよくあった。セッションの日の朝起きたとき、腰のだるさや痛みを感じていたら、その後そこがまさにテーマになったり。次第に、深いところからの自発的な反応も現れてくる。

・ディスチャージ

4回目のセッションでは、うつ伏せの状態でスタート。冒頭、ヘッドレストに頭を入れていると強いめまいがして寝ていられず、頭をテーブルの上に横向きにして伏せることでなんとかうつ伏せになることができた(そんなことは初めてのことだった)。

セッションが進む中で右肩の周りの空間に意識を向けていたら段々と右肩が自発的に動き出し、激しく右腕全体をバタバタと振り回すことに。あまり激しい動きにこの後どうなるのかなと思っていたら、少し離れて見守っていた田畑さんから、お臍のあたりにその感覚を集めてみてください、との言葉。すると、右肩や腕に集中していた"動きの衝動"が、お臍に伝わり、それが頭に昇ってくるのが感じられた。

その衝動がめまいのように頭の中でぐるぐる回りながらも、"それ"がどこに行きたがっているのかを感じて、そのままに許していると、背骨から下にまで伝わってきて、段々、体全体がうねうねと動き出す。腕や足もそれにつられて動く。最初はとてもぎこちなく、アメーバのような動きだったが、次第に動きの流れが現れてきて、テーブルの上にいながら、まるで水の中を魚がうねうねと泳いでいるようだなと感じていた。

動きの衝動は、お臍から出発して頭に昇り、首、胸から腕、お腹を通って骨盤、そして脚へ、と言う風に全身を伝わっていく。そのサイクルが何度も繰り返され、動きの流れがハッキリしてくる。自分を観察する余裕があるようでいながら、自分の中の動きの衝動の力強さに促されるようにプロセスが進んでいった。絶妙な間合いで田畑さんにサポートされ、促されながら。

おたまじゃくしが陸に上がり始める時のように、手をついて上半身を反り起こしながら頭から足まで体を揺する。さらに四つん這いの姿勢になり、体を揺する。体のパーツを頭からそれぞれ、順に大きく揺するような動きだ。

その頃、田畑さんがマッサージテーブルの高さを下げ、ゆっくりとテーブルから降り、床の上に敷いたダイセムシート(滑り止めマットのようなもの)に手や足を置くように促される。四つん這いでしっかりと大地に出会えた感覚がした。大地を得た事で、体を揺する動きに細やかさも加わってくる。頭に浮かんだのは、水に濡れた犬が頭から順に全身を震わせ、水しぶきを飛ばす様子だ。手や足の指先まで動きは伝わっていく。汗も大量にかいた。

四つん這いから、ゆっくりと起き上がり、二足で立ち上がっていく。その間にも、臍→頭→全身→足の先へという揺れる動きは続く。セッションのクロージャーに向けて、田畑さんから、手も使いながらお臍の周りに感覚を集めて"漏れない"ようにすること、衝動を感覚で追いかけながらなるべくゆっくりと小さな動きにしてみることを提案され、動きがようやく小さくなり、外に出て帰ることができそうな状態になった。

1時間以上は震えていたのではないかと思う。そうしたことは全て初めての体験であったし、アドバンストシリーズを受け始めた時には予想もしていなかったことだ。驚きつつも、しかし、田畑さんのサポートの中、体から自発的に起こってきたことをそのまま進めることができた。それにしても、水の中にいる感覚から二足で立ち上がるまでを経るというのは、まるで生命の進化を追いかけてきたような体感だった。

セッション5では、セッション前にいつもより口をすぼめる動きが気になるということを申し出ると、口の中のワークも行うことになった。いつものようにとても優しく、でも触れられた場所の感覚が確かに目覚めるタッチで、歯茎や軟口蓋を触ってもらう。そうした場所の重さを感じてみたり、軟口蓋に太鼓の皮のような張りを感じみたりしていると、口の中から先回と同じような動きの衝動が起こり、最初はぎこちなく、しかし徐々にはっきりと、消化器をスパイラルのように通り抜けていく流れが、実際の体の動きを伴いながら感じられた。

・日常、統合へ

各セッション後には、体のどこにスペースが生まれているのか、全身がいかに重力の中で調和して立てるようになっているのか、セッション前後の立ち姿の写真を見比べながら確認をした。

体のアライメントなど構造的な変化に加え、周囲の空間との関係性が変わっていたり、無感覚になっていたところに感覚や信頼感が生まれること、さらに、視界が広がり明かりがすごく快く感じられるというような感覚器官の変化までもが、セッション後には感じられた。

変化のプロセスは、最終セッション後の日常でもしばらくハッキリとした形で続いた。夜中に突然目が覚めて、体の動きが色々と起こる日が続いた。セッション中にお臍→頭→全身へと巡っていた動きの衝動は、体表、筋骨格系、消化器系、脳脊髄系でも起こった。それに伴い、体の繋がりが弱いところ、滞っているところをストレッチしたり。体に任せていると、今まで一度もとったことのないポーズ、動きで組織が伸ばされていく。中には、ヨガにありそうな姿勢や動きも含まれていて、何年も前に参加した初心者ヨガを思い出したり。自分の動きを追いながら、ヨガが生まれた背景が勝手に感じられてくる。

また、時に自分の腕で自分をハグする動きもあった。"自分をこんな風に大事にしたかったんだ、今まで気づかなくてごめん、ずっと一緒にいてくれてありがとう"、という気持ちが湧いてくる。そうこうするうちに、ひとしきり済んだかなという感覚が生まれ、またぐっすりと深い眠りにつく。

日中、嗚咽の衝動が起こったり、これまで言えずに溜め込んでいたであろう言葉を連呼したりすることもあった。吐瀉物は全くないのに嗚咽の衝動が続いて辛いなと感じられた頃に、田畑さんに相談した。

相談のメールを書くだけでも少し反応が落ち着いてくる。そのお返事のアドバイスはどれも助けになったが、特に、自然に触れ合う、浸る、ということがとても響いた。

日中、一人で車を運転していると、当初予定していたルートにはどうしても体が行きたがらない気がしてくる。代わりに、手がハンドルを操り、目が行きたがる方向に任せて運転していくと、これまで一度も訪れたことのない、気持ちの良い丘の上に出た。草むらが続いていて、少し先には雑木林が見える。通り抜ける風も、太陽の光も、全てが心地よい。そこでぼーっと散歩したり、好きなようにストレッチをしていると、狼か馬になってそこを歩き、走るイメージが浮かぶ。たまたま訪れた場所なのに、ずっと来たかった場所、もともと居た場所であるかのように感じて暖かい涙が流れる。

そうして、一つ一つの体験を経るたびに、統合、ということが実感されてくる。身体それ自体の繋がり、心と体の繋がりの感覚、起こってくることへの信頼感が深まっていった。

その少し後だろうか、結構頻繁に感じていた目眩(当然のことになっていて問題視もしていなかった)が少なくなっていたり、以前は疲れたらすぐ横になるといったように休憩を必要としていたのが必要なくなっていたりすることに気がつく。自己調整力のようなものがついてきていることが感じられた。

◯今になって振り返るアドバンスト5シリーズについて

「体は賢い」ということに、思わず頭が下がるようなセッションだったように思う。大きく、深く、いつまでもそのプロセスが続いているように感じられてきた。

その間、学びを続けたり、間を空けて他の方からロルフィングやSEのセッションも受けたり、その時必要と思われる事を探求してきた。そして1年半以上を経て、一つの区切りが来たのかもしれない、と思えるようになった。

その間の気づきを短く表現すると、呼吸器系を通り抜ける動きが起こる、いろいろなものが直線ではなく螺旋状に振幅している、振幅=上下/前後/左右/内外の両方向を持ちながら循環・往復すること、体を動かす衝動の奥深くには(いつも)静寂・呼吸がある、自分と他者へのコンパッション、といったこと。

それらが全て、自分と繋がり直し、世界と繋がり直すことに結びついているように思う。ロルフィングを受け始めてから体験した沢山の事が、まるで一つの大きな物語の伏線だったかのように感じる。

今回、何とか自分の中で言葉にしてみたけれど、これからも身体の、自然の賢さに驚かされ、探求する旅を続けていきたい。

その大きな転換点を共に創ってくださった田畑さんには感謝の念が絶えない。

On-line  Yielding Embodiment®3シリーズ体験記rolfinger.com2022年10月9日

あんまマッサージ師で,気やクラニオセイクラルなどを織り交ぜた施術をされている方です。日頃は,血糖値の変動が激しいとのことです。常時血糖値をモニターされていて,心臓の動悸が気になるという方へのオンラインでセッションしています。

以下お送り頂いた感想を転載させて頂きます。

第一回目

今日はセッションありがとうございました。

とても良かったです。

このようなセッションを受けることができたことに嬉しさと感動で胸がプルプルしています。

次回も受けたいのでよろしくお願いします。

これが【観る力】のすごさなんだ!と思いました。

あれから

心臓の動悸がいつもより少なく、また夕食後の血糖が数値が驚くほど上がらなかったです!ありがとうございます。

そして、自分の感覚を信じてすぐに田畑さんに連絡してよかったと思いました。

感動しています。

また余談ですが、夕食を作っているときに急に気持ちが悪くなりました。

どうしたんだろう、と思いながらも、冷凍してあった鶏肉を出して解凍していたので切って、料理しようとしたところ

なんだかにおいがすっぱいのです。どうやら夏に買ってきたもので腐っていたようなのです。

そして、はっともしかして鶏肉の細胞と共鳴して気持ち悪かったのかも!と思いました。

そのうちに気持ち悪いのが消えていました。

こんなことがあって面白かったです。

次回もどうぞよろしくお願いします。

第二回目

安心安全とはこのような空間のことなんだなとリラックスして受けることができました。

心臓からカタツムリが出てきて、変貌してナメクジみたいにでてきてしまったときにはどうしようかと思いましたが、そのうちに思い出したことがありました。

途中で何度か笑ってしまいましたが、以前笑いヨガとか、笑いのワークショップに行ったことがありその時も笑って笑って笑い転げてしまったことがあったのです。

その時もちょっと異常で、やはり抵抗力がない影響を受けやすいというのがあったのだと思います。

影響を受けやすいということは日常でもあり、ずっとどうにかしたかったことです。

でも後半に、脊柱の一つ一つの骨をしっかりとかみ合わせてもらったような感じがして、最後にファスナーもシッカリと閉めて余計なものはいりません、みたいなイメージがありました。

今は窮屈な感じがしなく、心臓にも余裕があり、いつもより体も心も快適な感じです。

ありがとうございました。

本当にイールドの魅力を感じることができています。

このようなセッションを私もいつかしてみたいです!

Yieldワークに関してのトークイベント (動画有り)rolfinger.com2022年10月12日

【10/4(火) ソマティックウィークDay1「イールド~身体共鳴がもたらすもの」アーカイブ公開中】

※最初の15分はソマティック心理学協会会長 久保隆司先生からのご挨拶とソマティック・京都フォーラムのご案内です。 ※LIVE内でご紹介したweb siteのURLは、コメント欄の最後に投稿しております。

登壇者:田畑浩良、小松ゆり子さん  天の声:半澤絹子さん(編集者/ライター)

「イールド」とは「ゆだねる」こと。真に安心して身を委ねることができた時に、私たちの身体は、土台をみつけた種が発芽するように、あるべき自由に伴って変化をはじめます。イールドワーク(The Art of Yield )は、施術者とクライアントの存在の間合いや共鳴に意識をおき、その変化を見守るムーブメント・ワーク。と、聞いてもまだ謎多きイールドの世界。開発者の田畑浩良さんに存分にお伺いしていきます。

という紹介でパーソナル・セラピストの小松ゆり子さんとトークイベントしました。当日の模様は以下の録画でご覧頂けます。

https://www.facebook.com/1572872964/videos/616578683275342/

Spatial Somatics™ workshoprolfinger.com2022年10月19日

Embodying the Zen of Hara Within the Field called MA with Hiroyoshi Tahata of Japan. Rolf-Movement® Instructor.

Join Hiroyoshi Tahata & Carol Agneessens for this 6-day exploration.

Where: Santa Cruz, CA

Date: October 20-26, 2022 (day off Oct. 23)

Tuition: \$1275.00

CEU: 40 IASI

Hiroyoshi Tahata, Rolf-Movement® Instructor, is renowned for developing, teaching, and practicing a subtly powerful work that integrates the deepest levels of self with the informing field in which he stands. His unique approach to spatial somatics™ recognizes that the body is in constant relationship to the surrounding space. Developing balance, orientation, and coordination require constant interaction with the external environment whether you are working in a therapeutic session or within your daily life.

Carol Agneessens began her studies at the Rolf Institute in 1981. She is actively involved in somatic integrative arts; deepening her curiosity and understanding of the cranial sacral system, embryology, movement, and intentional interaction and immersion with the surrounding field.

In this workshop we will explore:

How the "spatial" relationship between practitioner and client facilitates safety within a therapeutic process.

Neuroception is the ability to distinguish whether an environment is safe, dangerous, or life-threatening.

Intentional positioning between the practitioner and client creates a safe matrix for the therapeutic relationship and deepening changes.

The vagal system and theory with approaches for facilitating neural coherence and reciprocity.

The 'somatic residue' from our time living through pandemic isolation.

Forced social and physical distancing may have affected our ability to sense field relationships.

Feeling secure through a practitioner's intentional positioning can reset the pattern of shallow breathing caused by months of masking.

Attending to spatial dynamics™ supports both deepening and yielding into the 'gravity response force' revitalizing the system.

Integrating the body through 'core lines' of formation that emerge from embryological beginnings.

This workshop is open to all somatic practitioners and can be immediately

applied to your life and practice.

For more information: Carol: carolagneessens@mac.com // Hiro Tahata: rolfer@rolfinger.com

To reserve your place in this workshop please send \$200. (non-refundable) Carol Agneessens, 114 Rio del Mar Blvd., Aptos CA. 95003.Tuition is due in full by September 20, 2022. Students who cancel participation 30 days or less prior to the start date will not receive refund of tuition paid. Please confirm the class is A-GO prior to booking non-refundable travel etc. Cancelations 30-60 days prior to start will receive a 50%refund of tuition minus the reservation fee.

Space is limited. Covid safety will be followed. Hiro will be bringing items from Japan he is using to keep his teaching classes covid safe.

Spatial Somatic Workshop in SataCruzrolfinger.com2022年10月22日

Hello, participants of Spatial Somatics Workshops. I am uploading the recording movie by removing the part of practicum. Youtube video is privately uploaded. This page is restricted to watch by password.

Day 1

Demonstration with Jenny as a client and Hiro

https://youtu.be/Ey8zB8g9GWs

Day 2

Demonstration with James as a client and Joy as a practitioner

https://youtu.be/lT1Xvq5aXBo

Day3

Demonstration with Matt as a client and Georgia as a practitioner

https://youtu.be/CS8QQMIQDpg

HARA

When you have sense of Hara, your extremities would be relaxed. If you want to be relaxed, the Hara needs to be contained fully. In terms of Rolf Movement, when your body prefer G-center, it will be grounded. Hara locates the center of Human structure. Please get used to have sense of Hara. It takes time to feel sense of Hara.

Standing position with good Ma

The 1st position to see the practitioner where is neutral with dynamic perception of expansion and convergence.

This geometrical relationship of practitioner and client is based on primitive and biological. This is not reflected by specific human relationship. It is like configuration of stones in the garden of temple in Kyoto or it is seen in the Japanese traditional flower arrangement.

Case study for an ADHD client

A person who has completed the 10-session Structural Integration series requested a 50-minute remote session, which we offered via Zoom. He sent us his feedback and here is what he had to say. (Reproduction permission has been granted.)

"Thank you very much for your treatment the other day ... . I am emailing you to tell you my impressions: ・I am very happy with the treatment.

I am very happy with the results of the Rolfing/SI session...even though it was done remotely, I still feel the same sensations in my body as I did after my previous live Rolfing/SI session (light stiff shoulders, breathing deeper, feeling more grounded, etc.). It is very interesting.

Originally, the symptoms of difficulty in concentrating due to ADHD were my main problem (my head was always flickering, making it difficult to concentrate on my work or schoolwork), but after receiving Mr. Tabata's treatment, I feel as if I can focus on things more easily. However, it is not a narrow-minded way of focusing, but a more relaxed way of focusing. It's more like seeing the forest for the trees.

I was surprised that I could "see" my body image when I moved my hands and feet with my eyes closed during the treatment. Now it is a little blurred compared to during the treatment, but I could "see" each and every small joint of my hands during the treatment.

I am somewhat off topic, but an IQ test I took at a psychiatrist's office the other day indicated that my verbal IQ>>motor IQ. In other words, my verbal processing ability is high, but my non-verbal processing ability is relatively weak.

In my life, I have tried to understand "manual procedures" and "martial arts kata" by translating them into language, even though it would be more natural for me to learn them non-verbally with my body. However, the more complex the operation, the more difficult it is to translate into language, and even if it could be translated into language, the amount of data it would require would be so large that it would overload short-term memory and working memory, and in many cases, memory capacity would be exceeded and the system would fail. Forcing the mind (≒ language) to memorize and understand what should be memorized and understood by the body results in overloading the working memory and depriving the mind of the ability to concentrate. ...This is only a hypothesis, but I had a feeling that something like this was happening inside of me, and I thought that it might be helpful to interact with my body and the space around me in a non-verbal way during Rolfing, so I decided to see Mr. Tabata this time. I decided to take the treatment with Mr. Tabata.

As a result, I think it was a very good decision. I think it was a "good decision" in the sense that it seemed to improve my specific symptom of difficulty concentrating, but more importantly, it gave me a fundamental realization about my life as a whole, that I need to change my language-dominant, head-in-the-sand way of life and value more non-verbal interaction with my body and the space around me. I think that was the most important thing."

Translated with DeepL

Spatial Somatics™ workshopを終えてrolfinger.com2022年10月28日

2022年10月20日から(カリフォルニア現地時間)に,サンタクルーズでの14名の現地参加者に対して,Spatial Somaticsのワークショップを3日間提供した。

Rolf Movement®の恩師Carol Agneessens先生が招いてくれたのだが,米国入国にワクチン接種がまだ義務付けられているため,今回は無念ながら入国せずに,東京のセッションルームからOn-line中継する形での講義となった。このようなハイブリッド形式は初めてだったため,クラスが上手く進むかどうか全く予想が付かなかった。On-lineでどこまでできるか?については未知数だったが,頭を切り替えると,それを実験できるまたとない機会になる。同計画は昨年からあったが,Carol先生と共に延期は何としても避けたかった。

1日目

まずは自己紹介から開始。これまで私のクラスに参加したことのある,Brandon,Glenn,Alice,Cokoという懐かしい面々に加え,何とJonathan Martinの姿が映った。彼は,私の1995年と1998年のRolfingトレーニングの先生であり,2001 年には日本で最初のロルフィングトレーニングのために来日してくれた恩師である。その後も何度か継続教育のクラスのために来日しているが,オプラウィンフリー・ショーにも出演し,世界的にも知られたロルファー兼インストラクターである。最近はご無沙汰していたが,あまりの懐かしさに胸が熱くなった。彼のクラスをアシストした際に,イールドのセッションを受けてもらったことがあるが,その印象が強く残っていることと,安全な場を創ることを学びたいとコメントしていた。その他,私のYieldingのarticleを読んでくれている生徒さんが多いことに驚く。

Demonstration

今回は,Zoom越しにこちらから直接ワークする形をとることにした。モデルクライアントに手を挙げてくれたのは,Jenny。長年YOGAのインストラクターをしてきた彼女もまた私のイールドのarticlesを読んでクラスに参加するのを心待ちにしていたとのこと。

2カ所の立ち位置を候補として,それぞれをJennyに尋ねる。右側は反応が進むが早い。左側はnerutralとのことなのでこちらを最初のポジションとして,しばらく留まる。Jennyの身体のイールドが進む。通常の対面セッションと同等にプロセスが進んだ。今回聴講者が複数いる中でのon-lineでの公開デモンストレーションは初めてだったが,実験的試みは成功だった。

Practicum

現地で参加生同士ペアを組んで,相互主観的に居心地よく居られる位置関係を探してもらう。組合せを代えて,計3回第一ポジションを探してもらう。 最後のペアで,時間をとってプロセスを見守ってもらうというワーク。組合せによってプラクティショナーの立ち位置が変わることを体験してももらいたかったが,3つの組合せとも同じ位置だった,或いは3回のうち2回は同じだったというフィードバックが多かった。日本でのクラスでは3回とも異なるという結果がほとんどだったのに比べて違いがある。最後のペアで少しプロセスを見守ってもらう時間を取ったが,想像していたより反応はうまく進んだようである。

2日目

Check-in

Mathewから,昨日の変化が続いているように感じるが始めての感覚だというフィードバック。このような持続性のある変化はどうして起こるのか?興味が湧いてきているようだ。

Demonstration

Model practitionerとして,Joy, クライアント役はJames。Joyに第一ポジションを探してもらうが,中々定まらないのでこちらから支持を出す。肚の感覚を使いながら,心地良く感じる場所を見つけるというのは思ったより簡単ではないのかもしれない。Joyの位置が定まってからは,Jamesの反応もちょうどよく進み,腕が砂になったように何かが抜けていく感覚は初めての経験だったとのこと。

Practicum

3人組で行うTriadでの実習。観察者を加えて,セッションの途中でプラクティショナーに対して,肚と松果体を意識してもらうサポート役も兼ねてもらう。どのグループも実習は上手くいっているようで,終了時には,皆言葉少なめであった。

2日目を終えて,Carol先生とZoomで話した。いつもながら,講師としてやりやすい最善の環境を用意してくれる恩師には感謝しかない。今回講義に専念できたのも恩師の準備と,参加生として参加するつもりでいたのに通訳を引き受けてくれたTomoko Baldridgeさんにも感謝である。

3日目最終日

Check-in

朝は,プラクティショナーとしての意識状態など様々な質問がでた。最終日ということもあって質問も多めである。Demoはどのような内容にするか直前まで決めていない。毎度のことなのだが,LogisticsやSyllabusを詰めようとすると,息苦しくなってしまい,結局変更してしまうため,準備ができないまま当日を迎えることになる。私の場合は常にその繰り返しだ。

Demonstration

新しいテクニックを紹介するより,今回のクラスは,最初に選ぶ立ち位置の重要性を認識して欲しいという気持ちから,ほとんど2日目のデモと重なる内容にした。Pratictioner役にGeogia,Client役にMattが名乗り出てくれた。Geogiaが最初に選んだ立ち位置は,Mattの反応が進むものの,Yieldというより浮き上がる方向に進むため,場所を移動してもらい,Mattが肚を中心に落ち着いていく場所を第一の立ち位置としてもらった。 Matt曰く,脊柱どんどん伸張していく,痛いほどに。安定性が乏しくなってきたように観えたので,膝を立ててもらい,足底からのサポートを感じてもらう。するとMattの腰が楽になっていき,脊柱が伸張する方向から戻る反応にシフトした。反応が収まるまで,Geogiaに変化を見守ってもらう。身体を起こしたMattが,脊柱がundulationの動きが続いているとのことで,彼にとってはとてもインパクトのある体験だったようだ。

Practicum

ペアを組んでもらい, Dyadでの実習。そのペアも間合いを見つけ,Hands-offでのワークを楽しんでいるようだった。

結果的に最初の立ち位置の重要性を認識してもらう内容になった。どの参加者も空間に対して気配を感じるセンスがあるため,とても進行しやすいいいクラスだった。最後は,Carol先生が,日本酒を現地参加者に振る舞って,乾杯で〆。すぐさま来年開催のリクエストがあって,来年の企画が早くも進んでいる。来年こそは,Covid関連の全ての制限が解除され,現地で講義したい。

以下のFacebookのページには,参加者からのコメントが寄せられている。

https://www.facebook.com/hiroyoshi.tahata/posts/pfbid02oF8TYTDhxzRU9YQ7Tkvmfa2Cc8wi6wg3THZaRdNtSPAJc9qeDoqvY9cUQ29XoBLel?comment_id=1809033362769353&reply_comment_id=645261583615347¬if_id=1666586961954976¬if_t=feed_comment&ref=notif

https://rolfinger.com/2022/10/19/spatial-somatics-workshop/

体験レポート Hさんrolfinger.com2022年11月14日

アレクサンダーテクニークを学ばれ,以前俳優をされていたというHさんから,施術後に感じたレポートをお送り頂きました。

Session2

Day 1

右膝を痛めたことはすっかり忘れていました。

高校の自転車通学中に道路の陥没にタイヤを取られ投げ出された時の怪我です。

裂けた肉の間に透けて見える骨、というビジュアルがショッキング過ぎて、出血がほとんど無かったこと痛みが感じられなかったことを後から不思議に思ったのを覚えています。

その後は縫合した傷口の痛みや抜糸までの歩きにくさ以外は特に気にした記憶がありません。

その怪我が実は何十年も経った今の立ち方にまで影響しているとは本当に驚きでした。

でも、自分の体なのに本当に知らないことだらけだなぁと実感することは最近とても増えていて、人生の新たな楽しみを見つけたワクワク感があります。

終了後にそのまま美術館に行ったので、夜までほとんど歩いているか立っているかのどちらかでした。

美術館内を歩く途中から右足の先の方が靴に当たって痛くなり、履き心地のいい靴のはずなのに「おかしいなぁ?」。

帰りに電車の座席で顔の右半分だけが上方に釣り上がっていくような感覚があって、でもこれはピカソのせいかな笑。

乗り換え時の階段では首の右側の筋に急に痛みが走りイタタタ!でも30秒もしないうちに消滅、「今のなに?」。

降車後にいつもの喫茶店に行きお店の人と話していたら、いきなり仙骨の辺りが左右に揺さぶられるような振動が始まり「地震?」と聞いたら「え?揺れてないよ?」。

1分も続かなかったと思いますが、まるで大きく震える手に触れられているような不思議な感覚でした。

その後徒歩で帰宅途中に、右足がもう靴の中で当たってない、痛くないことに気づき、同時に疲れを忘れて軽快に歩いている自分を発見。

揚力を備えた新しいカラダ、のような。

帰ってシャワーを浴びている時には、いきなり右膝の真ん中に空洞ができたような不安定さが襲ってきました。

「膝が笑う」ってこういうことなのかな。

湯船に浸かって立ち上がったらもう笑ってませんでしたが。

翌朝からまた膝の心もとない感じが戻ってきました。

ふだんから立っている時に膝の裏をピンと張ってしまう癖があり、この状態だと余計にカクカク笑いそうになります。

なので自然と膝を緩めようとする自分がいて、立ち方のバランスの変化があっておもしろかったです。

アレクサンダー・テクニークでも膝の過度の緊張を指摘され直したいと思っていたので、意外な関係性を見つけた気がして嬉しいです。

このところずっと練習している呼吸法があるのですが、今日はとても上手くできました。

吸気が骨盤の底から後頭部までを余すところなく満たして、お尻が床にみっちりと張り付く感じの安定感でした。

そして呼気はめずらしく意識を向ける必要がないくらい自然だったと思います。

瞑想中には、気になっていた左右のバランスの悪さ(背骨が捻れて右側を向く、右の太ももに重さが傾くのを防ごうとして左半身が緊張する、など)が感じられず、いつもより余分な力が抜けていることに気づきました。

外出時も膝の違和感が絶えずあるので膝裏を緩めようとしながら歩くことになり、ふだんとは違うバランス感覚が得られた気がします。

こうやって文字化してみたら自分の中でとても具体的になって、さらにさらに興味が湧いてきました。

これからも楽しみです。

Day 3~5

右太もも付け根の外側と右ふくらはぎに筋肉痛に近い違和感があったのですが、徐々に移動、今は右腰全体から足首まで鈍痛があります。

これは体重を支えるバランスが変化しているせいかなと。

膝の心もとなさは続いていて、あまり力を入れると関節が外れそうな感じ。

日頃やっている温熱療法の刺激に右だけ敏感に反応することにも気づき、もしかして膝の訴えは以前からあったのに無視してきたのかなと思ったり。

そして妙に眠いというか、眠いとしか表現しようのない鈍重さを感じました。

外を歩いている途中、もし道端にベッドがあって「どうぞ」と言われたら躊躇なく横になるぞと考えたくらいで、こんなことは初めてです。

ただ、鈍重さのせいで頭の中のいつものうるさいお喋りが止むのか、住宅街に微かに響く虫の音に聴き入ったり、秋空の微妙な淡い色に「絵の具を混ぜたらこの色が出せるだろうか」と想像したり。

心が凪いでいるってこんな感じでしょうか。

そして実際によく眠りました。

信じられないほど早く就寝、なのに起床はいつもより遅く。

なぜか「寝る子は育つ!」と頭の中から聞こえてきました笑。

瞑想中にも印象的なことが。

今日はイールドや間合いといった事をなんとなく意識しながら始めてみました。

すると突然、体の周りに隙間なく付着した無数の容器から蓋がいっせいに外れて全開になるイメージが浮かび。

そして容器内から自由になった触手が果てしなく伸びていく。

どこまでも安心して拡がっていく自分がいました。

幼少時に恐怖から自分を守るために常にオフにしてきた感覚器センサーがオンになったのだろうかとか、安全を認識した時の体の反応のイメージだろうかとか、終わってから色々と考えました。

興味が尽きないです。

Library / ブログ・アーカイブ

ブログ・アーカイブ2023〜2026年(65件)

旧ブログ(2005〜2015年)とrolfinger.comのブログ(2015〜2026年)の記事を、年ごとにまとめています。題名をクリックすると開きます。

2023年28件

2023 Happier New Yearrolfinger.com2023年1月17日

今年もどうぞよろしくお願いします。

4月には,ロルファー25周年を迎えます。個人セッションもワークショップも積極的に行っていきます。

引き続きよろしくお願いします。

予定中(計画中を含む)しているクラスは以下の通りです。

〇欧州ロルフィング協会の講師,France Hatt-Arnold先生による Rolf Movementの3日間のクラスのアシスト 9月

〇同じく欧州ロルフィング協会の講師,Pierpaola Volpones先生による Manipulationの4日間のクラスのアシスト 10月

◎カリフォルニア州サンタクルーズにて,Spatial Somaticsのワークショップの講師 10月

◎ヒモトレ発案者小関勲トレーナーとのコラボワークショップ in名古屋 6月

◎胎生環境を参考とした体外空間-キネスフィアの知覚と探求 1日ワークショップ in 東京 8月俟つor 9月上旬

以下Rolf Movement認定及びイールドのクラス:

①Support system Part 1  下肢体の支えを充実させる      4日間 2/23- 26

② Translation of core session into yielding work コアセッションのイールドへの翻訳 - 4日間 3/18 - 3/21

③Core Space -1 Pelvic cavity for centering sensation コアの空間1  中心感覚のための骨盤腔   3日間 4/29 - 5/1 (早割1/29迄の申込み)

④Core Space - 2 Thoracic cavity for dynamic expression コアの空間2 動的表現のための胸腔   3日間 5/2 - 5/4(早割2/2迄の申込み)

⑤Spatial Somatics, Ma, Hara, Seeing   空間身体学,間,肚,観ること 3日間 7/15 - 7/17 (早割4/15迄の申込み)

⑥Dynamic Support, Integration.   動的サポートと統合   4日間 11/23 -11/26 (早割8/23迄の申込み)

依頼が増えている新しいメニューrolfinger.com2023年1月17日

2022年末から依頼が増えてきました。

メンターシップ - 個別指導

2名から4名までで行う,個別指導です。ご質問を受けて,ワークやテクニックを直接個別にお伝えします。例えば,イールドの技法で,第一ポジションの見つけ方を個別にお伝えしたり,技法についての疑問点について実技を通してお答えしています。

受講料:2時間 / 25000円 /一回のメンタリング 〜

ロルファー以外の方も、タッチ、プレゼンス、各種技法などなど、実践に関わる疑問に応えながら、個別にそれぞれの学びのペースに合わせながら、こちらでのやり方をお伝えします。 ペアを組める方と一緒にお申込み下さい。

※欧州ロルフィング協会トレーニング要件となるメンターシップとしても利用下さい。

4名まで 以下一メンタリングの料金です。一人当たりは人数で割った金額

The prices for the mentor are then as follows:

1 student (for a two hour mentoring session) pays 25000円

2 students per mentoring session: 32500円

3 students per mentoring session: 37500円

4 students per mentoring session: 42500円

"イールドに触れ、自分の思い違いや考えや感覚の微妙なズレやスタンスを体感できたように思いました。ほんの薄皮があるかないかの瞬間の、ただ居ること、ただみることの大切さ、これからも探究したいと思います。" -メンタリング体験者

ダブルセッション - 共有場を利用

イールドのワーク中に傍らで横になっているだけで,共鳴により変化が促されます。この現象を利用して,一人がワークを受けている間に,もう一人はマッサージテーブルで横になる,という形式を順番に行います。同じ場を共有することで,単独で受ける場合の約2倍のプロセスが楽しめるでしょう。

2 clients for 2 hrs 35000円   (お一人17500円)

2 clients for 2 hrs  3万円 (20才以下の方が含まれる場合)

お申し込み

遠隔個人セッションの体験rolfinger.com2023年2月14日

SLEと診断され年末イールドベースのロルフィングセッションを3回お受けになり,その後香港に戻られてから遠隔のセッションを希望されました。ご本人の許可を得て体験記を紹介させて頂きます。

今朝はセッションをありがとうございました。

始まりの時にもお話しした通り、

ここ最近、体の右と左がばらばらな様なそんな感覚を感じていました。でも、"最近"と頭で思っているだけで、身体はもっと前からそう訴えていたのかもしれないなと感じました。そう思うほど、年末のセッションを終えてから、自分の体の感覚に繊細になっている自分がいます。ちょっとした瞬間に、自分の身体の中で、その時には不必要な筋肉の強張りや緊張があると気付くことが増えてきてもいます。そして、自分がいる場所に安心して身を委ねてみようと思う気持ちが出てきたことに気が付きました。

そんな中での今日のオンラインセッションは、

正直な気持ち、受ける前は"オンラインで同じように感じることが出来るのだろうか"と考えていた自分がいました。でも、そんな思いもセッションが開始されてからすぐに消え去りました。対面で受けた時と同じ位、もしくはそれ以上に今回は様々な身体と心の反応が見られたことに驚きと喜びの両方を感じています。

セッション開始からすぐに、ピリピリとした感覚が立ち上がったのですが、これは、1回目のセッションの時に起きた感覚だったので、ただ受け入れてただそれを感じていることができました。田畑さんの言葉掛けのお陰で、身体の中からいらないものが出ていっていて、それはとても自然なことなんだと落ち着いて捉えている自分がいたのも嬉しかったです。

右の顎関節の辺りが動き出している様な、微かだけれど音が聞こえて、そこから耳の方まで抜けていく様な感覚があったこと。そして、セッション終了後に横たわっていた時に起きた、鼻の骨も同じ様にもぞもぞと動き出す感覚。(10歳位の時にバスケットボールが顔面に当たり、そこから鼻の骨がずれているのです)この二つは驚きでした。

右膝を立てた時に、倒れない様にしないといけないという気持ちが出てきて、そこからとても悲しみが強くなりました。その悲しみを観察してみると、様々な思いが湧き上がってきました。"私は今まで自分の身体に対して親切ではなかった。自分の身体を自分の所有物の様な感覚で扱ってきていて、とても無理をさせて。強引に使ったり、恥じたりもした"でもそれは違うことだと気がついて、今までごめんねという気持ちが現れたのです。そして、その事で初めて自分の身体と正面から向き合うことができたように思います。それに気付けたから、今までとは違う身体との向き合い方ができると思えたし、それは私にとって、とても意味があって素晴らしい体験だったと心からそう感じています。

こんな風に開放が進むことで、様々な感情が立ち現れてくると、やはり身体と心は繋がっているんだなと深く感じます。

セッション終了後、zoomの接続が切れた後もしばらく横たわって解放が進むプロセスを体験していました。そこから、目を閉じた状態で自分の身体を触ろうとした時、自分の身体がどの辺りにあるかという感覚が掴みにくく、それが曖昧な感じがありました。

身体が空間に馴染んでいる、溶け出している様な感覚。実際に触れてみた時、手と肌の間に空間があるような膜があるような、触っているけど触っていないような。

外出した際、周りの植物たちの色彩がとても色鮮やかで浮かび上がる様に見えたことが印象的でした。

そしてこれは今回のセッションとは関係ないのですが、以前まで感じていた右の首の付け根の強張りはほとんど感じなくなってきています。左股関節に詰まりの様なものが長年あったのですが、年末からその違和感も感じていません。そして引き続き食欲はしっかりあるのもとても嬉しいです。

サポートを探求するrolfinger.com2023年2月28日

2月23日からの4日間は,Yielder対象の「下肢のサポート」に関するワークショップを開催した。

ロルフィングのみならず,腰・骨盤構造の重要性は言うまでも無いが,腰を支えている基盤の支えが充実している必要がある。セッションの中で,下肢の支えが充実してくることで,骨盤のみならず,肩や首にも何らかの改善が起こることはよく経験する。身体の観方として,仮に違和感などの主訴があったとしても,その下部のサポートをチェックすることを怠ってはいけない。二足歩行を行うヒトは,2軸を中心とした支持構造を基本としている。左右の2軸が連続性と結合性が向上してくると,結果的に2つの筒の接しているラインが中心線:ラインとなって現れる。 そうラインは結果として表れてくるものだ。

とすれば,2軸を形成する2つのシリンダーとして身体を捉える時,シリンダーの芯:コアラインがまずつながっている必要がある。コアラインがつながった後に,コアラインの周辺の組織との関係性が重要になってくる。様々な怪我や火傷,交通事故によって,サポートシステムは脆弱となり,組織を硬くしたまま,それを補償するパターンで適応し,固定する。

プラクティショナーからの介入としては,イールドによって,組織間の連携と微細な動きを引き出し,身体と空間との親和性を改善するように,抵抗のない場所に,風の吹かない立ち位置から観て,働きかける。

どこから働きかけるのか,どこを立ち位置にするのか,それによって,介在/介入の文脈が決まり,フラットでニュートラルな感覚に居ることがすべてだ。

今回のクラスは,サポートを充実させるための手技を一応紹介しつつ,最初の立ち位置とその存在状態,肚の感覚をくり返し見直す機会を提供した。人間同士の関係性に由来する位置関係と,その下のレイヤーにある,存在同士の関係性に由来する位置関係は異なる。存在同士の, primitiveな関係性とそこから生じるプラクティショナーとしての在り方を突き詰めていくと,それによって,日頃人間として身につけてきたパターン,サバイバルするために使ってきたが今は必要ないパターン,これまであまり使ってこなかった馴染みがないが,自分と一致しているパターン,様々なパターンに気づくようになる。つまり,これは自分と自然と向かい合うことになり,核となる自分の発見にもつながるpathwayとなる。

グループで実習と体験を通して,自分の存在とそれを支えるシステムについて,探求を進めた4日間だった。

すでに基礎パートを修了したYieldersによるクラス構成だったが,それぞれに持っている経験が活かされたり,ワーク自体もこれまでとは違う深みが増してきたように感じた。実際に実践していくには,クリアしていかなければならないことがそれぞれにあるが,間違いなくそこに向かっている。

欧州Rolfing協会教員Franc Hatt-Arnold先生による3days Movement ワークショップrolfinger.com2023年3月1日

欧州ロルフィング協会のロルフィング®及びロルフ・ムーブメント™の講師である,フランス·ハット アーノルド先生は,世界的に有名なベテラン講師で,今回日本の皆さんに先生をご紹介できることを喜ばしく思います。 ムーブメントを通して,統合についての理解と体験が深まる貴重な機会になると思います。

Rolf Movement® ワークショップ

フランス·ハット アーノルド先生から学ぶ3日間

日時:2023年7月20日(木)~22日(土) 3日間

10:30~19:00 予定 (多少前後する可能性有)

講師:France Hatt-Arnold

アシスタント講師 :  田畑浩良 串崎昌彦

通訳:古川智美

オーガナイザー:田畑浩良

協力:企画室・音と光

会場:いずるば

受講料:8万円 (5/23迄 限定早割 62000円 )

Rolfer 向け継続教育単位:3Rolf Movement認定単位(登録料別)

定員:23名

参加対象:ISMETA,ソマティックな身体技法の実践者,ムーブメント教育関連,ピラティス/ヨガ講師など

お申し込みフォーム

フランス·ハット アーノルド(France Hatt-Arnold)は、音楽とムーブメント教育(ダルクローズ・リトミック)に子どもの頃から親しみ、長年にわたりヨガ、コンタクト・インプロヴィゼーション、タップダンス、太極拳、フラメンコ、サルサ、気功、瞑想など好奇心旺盛に学び、実践しています。

ロルフィングに出会ったのは、1983年。コロラド州のボルダー·マッサージ·セラピー·スクールで学んでいた時でした。それ以前は、スウェーデン式マッサージ、リフレクソロジー、指圧、ネオライセンマッサージ、栄養学、その他基礎医学の知識などを学んでいました。

その後、1994年からロルフ·インスティテュートでロルフ·ムーブメントを、2007年から欧州ロルフィング協会でロルフィングを指導しています。現在はスイスに居住し、様々なニーズを持つ人々と出会い、彼女自身がこれまでロルフィングやロルフムーブメントの実践を通して学び、身に付けてきた技術やツールを伝えることに喜びを感じています。

この3日間のクラスでは、呼吸と歩行のメカニズムに注意を向け、非常にシンプルな動きの中で、どのようにすれば重力からのサポートに対しこの3日間のクラスでは、呼吸と歩行のしくみに注意を向け、非常にシンプルな動きの中で、重力に引っ張られるのではなく、重力に支えられるための適応の仕方を見つけ、それを感じ取り,理解することになります。

重力のサポートを受け入れることで、私たちは統合へと向かいます。私たちの姿勢や動きはすべて、私たちの知覚のあり方に深く根付いています。それらと深く関わっているフェルトセンスの構成に介入する方法(言葉遣い、手技、ムーブメント)を精巧に探っていきます。ペアや3人組で、より楽なコーディネーションを促すことに焦点を当て、お互いの知覚と意味づけの世界を楽しんでみましょう。

動きの中で、自分自身のコーディネーションを感じる能力を高めることで、クライアントのコーディネーションをより理解することができるようになります。

これはまた、クライアントが動きや動作のパターンを繰り返すことによって生じる怪我や制限に対応する方法を示すことにも役立ちます。

France Hatt-Arnold先生

現在,欧州でのクラス3日間の受講料平均は,日本円で約9万円です。通訳付きで開催される今回のクラスは,会場となる「いずるば」様「企画室・音と光」様のご厚意と,France先生が日本に来日されるという幸運が重なり,破格の設定となっています。この機会に是非、欧州本場のムーブメントを体感ください。

共鳴テンセグリティを用いたオンラインワークショップの感想rolfinger.com2023年3月6日

共鳴テンセグリティ®モデルを用いた身体共鳴を楽しむ と銘打ったオンラインワークショップを3月4日に開催しました。30ストラッドのモデルに加え,今回はシナジェスティック研究所梶川泰司所長より提供された12ストラッドのモデルも用いて,それぞれについてホールドの仕方を変えて,身体共鳴を楽しむという実験的な試みでした。それぞれの参加者が居心地よく感じる空間的な位置を見つけた上で行うことによって,共鳴と身体感覚に敏感になるというコンディショニングの後にこれらのモデルを使いました。

オンラインWS初参加のKさん

普段思考が止まらない方ですが、第六チャクラのあたりがきゅうっとなって緩んだ感じがありました。そして終わったあと胃がスッキリして気持ちよくお腹が空いてご飯が美味しかったです。

そして猫のスーはもう7年いるのですがとっても怖がりで日常生活での生活音にとても敏感ですぐ「ビクッ」としたり逃げたりするのですが、影響があったのでしょうか⁉︎いまはどっしりしています。以前、保護猫の活動をされてる方に聞いたら白猫は外では目立つので外敵に襲われやすくて本能的に怖がりだそうで仕方ないと思っていましたが、安心してる感じです!そして、ワークショップの2日前から胃の調子が悪くて連日、餌を吐いていたのですがそれも止まりした!

臨床心理士でイールド研修中のKさん

昨夜も素敵な時間を提供してくださり、有難うございます。毎回ゆっくりと現実に戻っているため、その場で感想を言うことができませんで、メールにてお伝えします。

テンセグリティは、1つ1つのパターンを通して、段々と360度の空間が広がっていくような体験になりました。その1つ1つの質感も違うものであり、1つ1つが味わい深いものでした。うろ覚えですが、6パターンの感想を挙げます。

1パターン目、古びたロボットが動き出すようにギギギーと頭・肩・背骨を中心に体全体に鈍くぎこちない響き、

2パターン目、背骨がじんわりとゆっくり鈍く伸びる、温かみがある、

3パターン目、肘や指が自由になるような感覚(肘・指周りに空間ができるような感じ)、錆びた鉄の体に油をさしてもらったような感覚、

4パターン目、頭頂から引っ張られるような感覚のもと、スーッと全体が伸びる、

5パターン目、両腕が横・上に広がっていき(腕と胴体の間に空間ができる感じ)、ビリビリビリと何かが満ちていく、

6パターン目、急に前に重心が移り始め、グーっと前に傾き、足の指に全体重が乗りました。しばらくするとゆっくりと元の位置に戻り、さらに全体が上に伸び始めていき、顔も上をむき、口もポカンと開き、喉の奥まで開いていました。

横になって、田畑さんの位置が決まってくるとお腹あたりに上から下に気が通っていく感覚があり、そのあとは寝ていたのか、起きていたのか、ここはどこなのか、、、と微睡んでいました。ゆっくりと起き上がっていくと、目線がとても高くなっていてびっくりしました。一方で、その新しい知覚を味わい、探求していきたいというよりも、横になっていたいという欲求が強く、皆様のシェアを聞きながら、体が赴くままに休みました。

最終的に起き上がってみると、お家の空間が大掃除を終えた後のように明るく清々しいものに感じました。夜の眠りも、日中のちょっとした休憩も、休息しやすさを感じています。

イールダーのYさん

最初に立った状態で、下からからだを感じていく時間だけでも、からだが落ち着いて随分快適になる一方で、快適ではないところがよりくっきりしてきて、あのまま続けていても、いろんなことが起こるだろうなと感じていました。

また、テンセグリティの感じ分けは私には難しそうと思っていましたが、わりと分かりやすかったように思います。ただ、五角形の時は云々の事前知識があったので、それにも影響されていたかもしれないですが。

ただ、立った状態でも、横になった状態でも、30の方が広がりがあるところで調整される感じ、12だともっと狭いところで鋭角的な感じの印象がありました。(狭い=窮屈という感じはなかった)

WSのシェアの時間にも言いましたが、横になった状態で30の五角形に触れた途端(あるいは触れる前からだったかはちょっと定かではありません)、意識がとても深いところへ潜っていって、表面の方へ行ったり来たりしつつ、一瞬自分がどこにいるのか、何をしてたのか、WSに参加中であることすら忘れてしまって、驚きました。時間の感覚もなかったような。でも、12の三角形だか四角形に移った途端に、プールから目のところだけ出しているイメージになり、意識がかなりはっきりしたのも印象的です。

最後に少し今の状態を味わう時間をとった時には、頭蓋のどこかの膜か何かが動く感じとか、右の顎関節辺りがゆっくりと細かく動いているような感覚があって、長く続いていました。同時に左の肩甲骨辺りや股関節の方なども反応していたように思います。

夜、顎の下辺りに偶然手を当てたら一瞬すごく痛くてびっくりしました。また、夜寝る時に仰向けでからだを感じると、いつも骨盤内とか脚の方から地鳴りのような振動が上がってくるような感覚があるのですが、昨夜は頭の中にもその振動が感じられたのもとても印象的でした。

最近頚椎の調子がよくなくて、それと関連してなのか、手指も調子よくなかったのが、今日はいい感じで、それがとてもうれしいです!まだ変化は続いている感じです。

ロルファーのMさん

テンセグリティの違いやホールドする場所によっての体への影響は正直はっきりとわかりませんでしたが、

休息の時間は、うっすら田畑さんの声を聴きながらとても心地良く深い休息時間でした。

休息の後の体は、よりグラウンディングして呼吸もしやすかったです。

驚いたのは、私は第四腰椎すべり症で(2021年11月にアクシデントでなりました)それ以来、動き方の角度によって痛みや違和感が常にある状態でしたので、休息の後にその痛み、違和感が無くなっていたことでした。

1時間半ぐらいした後、またいつもの痛み、違和感は戻ってきましたが、休息の後の滑らかさはとても心地良いものでした。

コロナ以来、なかなか自分の体をケアする機会がなかったので、またこういうWSがあれば参加したいです。何回も経験するとテンセグリティの影響がより感じられるようになってくるのかなと思いました。

共鳴テンセグリティを用いたオンラインワークショップ②の感想rolfinger.com2023年3月15日

3月11日のオンラインワークショップに参加頂いた方から感想を頂きました。

イールダーでクレニオバイオも実践されているSさん

テンセグリティモデルを使ってのワーク、とても興味深かったです。ありがとうございました。

テンセグリティモデルの触れ方を変えていく時

①側頭骨、内耳が開いていくような感覚。仙骨のモティリティもよく感じられ、膨張するような感覚があった。

②くっきりと①と違う感覚になる。耳が詰まるような感じで、身体の中心はキュッと集まるような感覚があった。嫌な感じではない。

③身体全体が外側へ広がるような感じ。手のひらがジワジワと広がる感じがした。

④方向がどちら、とは言えないのだけど、感覚として、それまでの方向と逆の方向へ動かされ、流れをかき混ぜられるような感覚が起こった。それにより、ちょっと車酔いのような感じが起きた。

全体にどの感覚も嫌な感じはなく、ただ体感としてはかなり違うというのが印象的。

横になってのワーク

①でお腹のスペースが広がり、開け放たれる感覚があり(ベッドではなく少し硬い床の上に横になっていたのだけど)すぐに深いところへ入っていく感じがあった。

少し意識が漂うような感じが続き、③で意識が落ちて、④のところは聞こえていない。

テンセグリティモデルから手を離してからの時間の半分くらいの頃だと思うが、意識が深いところからスッと戻る感じがあり、その戻り具合のクリアさが印象的。声はかけられていないけど、外側からの呼びかけで起こしてもらったような感じがあった。

そのあとは呼吸が自然に入ってくる感じで、呼吸と共にいる、という感じを味わう。

身体の前面がつま先まで温かさに包まれて、穏やかだけど全体が息づいて巡っている感じがあった。

横になっている時は、これはこのあとすんなり起きられるのかな?と感じたけれど、起きてみたら大丈夫だった。

とても深く休んだ感じがした。

ロルファーでイールダーのGさん

・肚の感覚を養う、回復するのに今日のワークショップは役立ちました。序盤、椅子に座って田畑さんのインストラクションを聞きながら取り組んでいると、そうそう、肚の感じってこれだった、と思える感じに繋がることができました。この時間は骨盤の空間にフォーカスがあったけれど、身体の動きが起こるのは頭部や胸郭上部など、身体の上の方が中心だった。

・田畑さんがテンセグリティモデルを持ち替えられる度に異なる身体の反応が現れました。皆さんそれぞれ反応が違うのが興味深い。少なくとも今日のところは左勝手や右勝手、テンションの違いなどで法則性はなさそうだった。

・横になってのワークは、どんどん休息が深まって、半分ほどは寝ていた。これまで田畑さんのオンラインワークショップで寝ることは殆どなかったと思うのだけど、テンセグリティモデルが登場してからは、毎回寝ている気がする。寝るまでの間は、田畑さんがテンセグリティモデルを持ち替える度に、身体の異なる部位が、穏やかに反応していた。右の仙腸関節、頭部、左の仙腸関節、寝落ち、、、といった具合だった。

・起き上がると、目をつむった時に瞼越しに届く部屋の明るさが気持ちよいことに気づきました。頭の空間も何となく広がったような感じ。歩くと足部の動きが滑らかで、後方への足の移動やプッシュオフの動きが気持ち良い。そして、どことなくマイルドで優しい気分で過ごせました。

・1月から身体・思考・精神的に不調な期間が多くあったのですが、身体に落ち着いていられる感じが戻ってきました。一連のオンラインワークショップに触れられていることで、不調の中でのサポートや、滞りが流れ始めるきっかけを得られているように感じます。

NOTE:

共鳴テンセグリティ®モデルを以下の種類に持ち替えて身体共鳴を促した。

①30 struds左勝手 高張 ②30 struds右勝手 高張 ③30 struds右勝手 低張 ④12struds

肚の感覚を育てるrolfinger.com2023年4月6日

Webマガジン Ko2に寄稿しました。

https://www.ko2.tokyo/archives/10208?fbclid=IwAR2OVTqni3Wjpv7X3zHdEfnI4uTVNX39PmZD9fg8yufI2XV2YhnHzyvK0Lk

オンラインワークショップでの新しい試みrolfinger.com2023年4月17日

先日オンラインワークショップでは、日頃簡単にできるストレッチによるリセット方法を紹介しました。2週間実践頂いた方から、感想が届きました。アウェアネスと2つのシリンダーで身体を捉える観方を採用しました。さらに後半のグループイールドワークにおいて、30strudsモデルに加えて、未公開の新型テンセグリティ®モデルを用いました。

https://rolfinger.com/Experiences/?p=1457

プラクティスを紹介した後に、共鳴テンセグリティ®を用いたグループワーク。

施術側が同じ立ち位置で共鳴テンセグリティモデルを変えて実験したが,今回は3つの候補地でそれぞれ直観でテンセグリティモデルを選んだ。  A: 新型(未公開) B: 高張左勝手30struds C:低張右勝手30 struds

イールダーHさんの感想:Aは肩関節に動きがあり,Bは背中と胸部がイールドする動きがあり,Cは全体的に和んだ。

参加者のうち3名は30 struds (5角形を両手でホールド)モデルを用いた時に最も心地良く広がる感覚や和む感覚が得られたとの感想。新型に関してはフラットで何も起きない印象だったとのこと。それに対し,1名は,新型モデルを施術側が持った時に,ここ数日継続して胸にあった詰まった違和感がリリースされて楽になったとのこと。30 strudsモデルの場合には変化は感じられなかったそうである。  これまで、張力が弛めの右勝手の30 strudsを施術者が持つことが、受け手の身体に広がりと落ち着いた感覚と動きをもたらす傾向があったが、ケースによっては新型の方が必要な変化を促す場合があることも分かった。印象としては、低張力の右勝手の30 strudsは、イールドの動きと広がりを引き出し、新型は、反応を収束させ全体をまとめる方向に促す傾向がある。 高張力の左勝手の30 strudsについては、緊張を高めるケースが数例あったが、個々のケースで反応が異なる。

※新型モデルは、シナジェスティック研究所からお借りしたもので、未公開ですが上記で示されたように有効なモデルと考えられます。

オンラインワークショップの感想rolfinger.com2023年5月2日

10シリーズロルフィングの後5シリーズロルフィングのモニターに参加頂いた方の2023年今年開催したオンラインクラスのレポートです。

①2023.1/27 金

腕を介した頭部・頸部への空間身体学的アプローチ

1月は毎週末体調を崩すことが続き、弱っていたときに田畑さんのワークショップを受けました。

ワークショップ後は、あごの力が抜けて、鼻の詰まりもなくなりました。また、肩の上に羽が生えたような感覚が生まれました。

また、寝るときに、なぜか腕で身体をぎゅっと押さえつけて寝るようになっていたのですが、いつのまにかしなくなっていました。

感情面では、昨年10月くらいから否定していた感情を認めることができました。

そのほかにも、ワークショップの三日後にお仕事の契約更新のお話をいただきました。予想外のことでとてもうれしかったです。ワークショップを受けて、身体に空間が生まれたように感じました。

②2023.2/11 土

側方空間から,顎・咽頭周辺を探求する

ワークのはじめ、なぜかぐるぐるとお腹がなり、終盤では頭部から骨盤への響き合いを感じました。このときも、ワークショップ後にあごの力が抜けました。

また、ワークショップ後に職場の健康診断を受けたところ、一昨年から6キロほど自然に体重が減っていました。

環境面でも、新しい仕事を頼まれるなど、自然な広がりを感じました。

③2023.3/4 土

共鳴テンセグリティ®モデルを用いた身体共鳴を楽しむ

共鳴テンセグリティを使ったワークを初めて受けました。なんとなくですが、身体や精神により全体的に働きかけてくるように感じました。

体感的にはテンセグリティの角数?が少なくなるほど、だんだん頭に向かう感じで、

五角形は身体、三角形は精神に働くように感じました。

またワークショップ後にワインを飲んだところ、なぜか翌日一日中寝込んでしまい、今まで嗅いだことのないような匂いのある汗をたくさんかきました。快復ししばらくしてから、1月の体調不良から続いていた体のだるさが抜けていることに気づきました。

またワークショップ後に、ここ半年ほど毎日見ていたのら猫が、初めて近寄ってきました。共鳴テンセグリティの働きだろうかと思いました。

ふしぎなことに、職場でもなんとなく合わない方は異動し、穏やかな方が残りました。

共鳴テンセグリティを使ったワークショップは、ただ一時的によくなるのではなく、より全体的な調和に導くように感じました。

④2023.4/1 土

下肢の支えの探求 〜 足場とセルフファッシャルストレッチ 〜

ワーク中は、疲れもあり眠りそうになりましたが、田畑さんがCの場所に移動されたときだけ、ぱっと目が覚めました。そのときの私にいちばんしっくりする場所だったのだと思います。また、ワークショップ後に部屋のなかを歩くとき、なぜか一時的に腰が痛くなりました。

終わってから足首の力が抜けていたことに気がつき、便秘が自然に改善されていきました。

またワークショップの数日後に、止まっていたお仕事の延長手続きが進み、無事更新していただくことができました。こうしてみると、ワークショップを受けるたび、身体もお仕事の状況も少しずつ進展していったことに気づきました。

田畑さんのワークショップは、いつも終わった後に、とても静かで満たされた感じがします。本当にありがとうございます。

もうしばらく、身体や気持ちの変化を見守り続けていきたいと思います。

ロルフィング体験レポートrolfinger.com2023年5月3日

海外にお住まいで帰国の機会に、今回は10シリーズロルフィングの第4回目から7回目のコアに関わるシリーズを終えたところでレポートをお送り頂きました。第一回目から3回目の感想は、こちらです。

日本滞在時はセッションをありがとうございました。

あれからすでに二週間を経過していることに時の流れの早さを感じています。

香港に戻ってからも、今回は体の感覚が継続している感じがしています。胴体の伸び上がりと腰回りの安定感が特に。それから、姿勢が悪くなった時、それに気付いて元に戻ろうとすることを自然と行っています。それを身体が教えてくれているという感覚もあります。

以前は、右肩が自然と下がっていたのですが、今は少しずつ左右差がなくなってきている様に感じます。試しに右肩をわざと下げる様な姿勢を取ってみたら、身体に違和感を感じました。そして自然と自分にとっての心地よい場所に身体が戻るというか動いていくのを感じました。

今では右肩から下がりたくないんだという意思があるのを感じます。この位置にくると身体が楽でいられて、楽に動かせるというのが分かるようになってきた感覚もあるのです。

胸を軽く空の方へあげて歩くことが自然にできていて、力むことなく颯爽と歩けるというか。そして、変わらず身体は真ん中に凝縮していて、腰回りがどっしりと安定している感覚も継続しています。

精神的な面でも、今までの自分の考え方のくせやパターンから少しずつではありますが、抜け出せてきている様に思います。少なくとも、それを客観的に見ることが以前よりずっと簡単にできる様になりました。

最近は身体や心にとって心地よいと感じる選択を、他の人を気にすることなく自分に正直に取れる様になってきています。身体で感じることを大切にしていきたいという気持ちが大きくなってきたように思います。

今回の4回のセッションも私にとっては大きな変化と気づきを伴ったものとなりました。そして、田畑さんのいつも見守っていてくれる優しい在り方に安心を感じるとともに勇気づけられてもいました。

セッション体験記 Eさんのケースrolfinger.com2023年5月14日

10シリーズRolfingを終了後、Yielding Embodiment®基礎コースを終えられたEさんが、個人セッションを受けに来てくれました。

"昨日はセッションどうもありがとうございました。久しぶりに自分の身体と静かに向き合う時間がもて、とても有り難かったです。セッション後、身体がきゅっとコンパクトになったような、ぼんやりしていた感覚がなくなって自分の手足を取り戻したような気持ちになりました。

思っていた以上に、色んな力が身体のあちこちに入ったまま過ごしていたのだと、腰の重みがとれたり、肩甲骨のあたりが緩んでいったりする変化をおいながら、改めて感じました。

とくに、首のところはつまっているような違和感があったのですが、セッション中、休ませるイメージをもつという言葉がけをきいて、スッと楽になってゆく瞬間がありました。1日たった今は、余計な力が入るパターンになりそうな時、昨日のセッションの心地よい感じを思いだしながら横になったりして、ゆっくり良い方向へ変化が続いている感じです。

最近忙しさにおわれて忘れがちだったので、どんなイメージをもったら、身体に変化が起きるのか、自分の身体を含め、丁寧に探りながら、色々発見を楽しんでゆけたらと思います!"

ワークショップ体験記rolfinger.com2023年5月16日

2023年4/29-5/1のコアについてのワークショップに参加された方から体験の感想が届きました。

先月4月末〜のワークショップもお世話になりました。

田畑さんから教えていただいたこと、また参加者のみなさんから学び得た経験はとても深いものでした。ワークショップに参加するたびにYielding Embodiment® 技法や理論が近しいものになってきていると思います。が、そのたびに、新しいスタートに立たされたような緊張感があります。

これからもYielding Embodiment® を深めていきたいと思います。

今回もありがとうございました。

帰宅し、wsで学び過ごした3日間と、いつもの日常と馴染ませようとしているようなカラダと自分を感じつつ、いつもの日々を過ごしています。

自分の奥にこれまでより落ち着いた安定感を感じます。微かですが。肚の感覚があるという安心感でしょうか、感覚的には、いつも感じているわけでも、強い感覚ではないのですが、肚でみている、きいている、ふれている、ようなこれまでにないフシギな新しい感覚に気づき、少し戸惑いながら、じっとそのままにしています。

通奏低音のような微かすぎる振動にふと気づくる時戻れるスペースがあるっていいな、と初めての思いが湧いてきます。変わりのない自分ですが、これからも日常とyieldの経験を調和させるように過ごしたいと思います。

名古屋ワークショップrolfinger.com2023年6月10日

ロルファーの蒲池さんに名古屋に呼んで頂き、 半日ヒモトレ立案者のトレーナーである小関勲さんとコラボレーションワークショップを行い、翌日は1日ワークショップで、イールドと肚感覚について探求するクラスの講師を務めさせていただきました。

6月3日土曜日 小関さんとのコラボWS

小関さんに前半担当頂き、後半はイールドワークのデモを行った。モデルクライアントとプラクティショナーも参加された方が担当した。プラクティショナーの立ち位置及び意識の向け方にも助言しながら進めた。

小関さんの講義と実習の後なので、参加生の身体に適度な張力が行き渡っており、デモもスムーズだった。このところ日々のセッションにおいても共鳴テンセグリティ®を多用しているが、ちょうどいい張力を身体にどうやってもたらすかを日々考えているところだったので、小関さんとのコラボはいいタイミングだった。

小関さんがヒモを巻くとき、自然体で洗練された動きの中での所作なのでとても美しい、こちらも凜とした気持ちになる。

あまりにさりげないので、さらにヒモが巻かれていることも忘れてしまう。変化の主体は、あくまで受け手にあるということが小関さんのワークでは貫かれている。そこで誘導された場の波長は清々しいものだった。イールドの技法で大切にしていることとヒモトレは共通点が多く共感できる。今後もまたコラボの機会を作っていきたい。

6月4日イールドと肚感覚の1日ワークショップ

イールド初体験の方や遠方から参加のイールダーやロルファー達に見守られながら進行した。イールドの技法は堪えず変化し進化している。今回2回行った後半のデモンストレーションは、私にとって大きなターニングポイントになる内容だった。セッションもその後の交換セッションによる実習も、場の静寂が深まり、no wordの領域に入っていった。参加者の方々とその深い共鳴の体験と静寂を共有できたことがうれしい。この場を提供してくれた、ロルファーの蒲池さん、スタッフとして協力してくれた同じくロルファーの橋木さん、大切な人達に声かけしてくれた古川智美さん、前日ご一緒させて頂いた小関さんにも改めて大感謝である。肚の感覚を伝えるのに、蒲池さん所有の共鳴テンセグリティ®モデルを用いた。

以下参加された方から感想をお寄せ頂いた。ご本人の了解を得て転載させて頂きます。

セラピストの方:

今まで生きてきた世界観をひっくり返すような素晴らしい体験をすることができ、心身共にとても喜んでいます。誰かが介入したり何かをしようとしなくとも、本来のありのままの存在でただ在るということを、安全の中で尊重されることで、信頼や生きる喜びのようなパワーが生まれてくるを感じました。そして自然に自己調整が起きる...芸術のようでした。人の身体の不思議にとても興味がが湧きました。自分を整えるということに時間がかかりそうですが、取り組んでみたいです。

ピラティス講師の方:

最後の感想シェアの時、朝と比較すると、頭のざわつきが収まって、全身が統合されてるようで、言葉に、少し魂が宿ったように自分では、感じられました。皆さんもそうだったように思います。帰りの電車では、身体の表面が温まってきて、風邪でも引いたかしら、思うくらいで、朝早起きして疲れていたものの、覚醒して、〝今〟にいる感じでした。私の中では、あれが〝日本の和〟であり、現代に合う仏教の実践のように感じられました。ちょうど、〝委ねる〟と〝依存する〟の違いを、考えていたのですが、単なる〝依存〟は、自分の呼吸がわからなくなってしまう事なのかも、と、また気づきが深まりました。翌日の、高齢者のピラティス風グループレッスンでは、今までで一番、自分がリラックスして、出来たように感じています。

Workshop in SantaCruzrolfinger.com2023年7月11日

恩師Carol Agneessens先生と何度もワークショップに来てくれているPaul Wirthさんが、オーガナイズしてくれているクラス。

Hiro-Tahata-class-Santa-Cruz-Oct-2023ダウンロード

ロルフィング体験レポートrolfinger.com2023年8月7日

共鳴テンセグリティ®ワークショップに何度か参加されている方が、梶川泰司氏のツイッターでこちらとのやり取りからロルフィングに興味をお持ちになり、セッションを受けに来てくれました。

以下その感想です。

はじめてのロルフィングは、とても自然にリラックスして臨めました。

森林浴のあとのような癒しを感じながら、帰路につきました。

身体に感じる変化を眺めているうちに、

自分の身体をひとつの空間のように感じ始めました。

田畑さんが少し触れただけで、安心感が広がっていき、

身体が無理なくバランスをとっていくように感じました。

些細な違和感が生まれたり、無くなって行ったりするのを眺めながら、

不思議と静かになっていく感覚が瞑想のようでもありました。

空間的なイメージを感じたのには、

自分でも共鳴テンセグリティのモデリングを組み立てたり、

日常で触れていることが影響しているような気がします。

家でくつろぐときの体勢にも変化があり、

自分で自分の身体を楽に支える体勢を見つけやすくなっているような気がします。

セッション中に感じた静けさが、心にも心地よく、

当時の静かな時間や場所をまるごと思い出すような感じがあります。

セッション後は、とにかく静けさの中にいました。

その静けさが、いま自分がいちばん欲していたもののようにも思われました。

色々と、頭の中でごちゃごちゃと考えて心にプレッシャーをかけてしまうことがあるのですが、

心をかき混ぜることなく、そのままを静かに眺めていく時間を以前より持てている気がします。

自分の身体が、心にとってどんな居場所でいられるか、心にとって居心地よくさせてあげられるか、

そんなふうに身体から自分をサポートしてあげたい気持ちが生まれてます。

すこし、アクティブになってる自分がいますし、身体のことを静かに感じようとしている自分が常にいるようです。

いまは、そんな感じです。

体外空間(キネスフィア) の知覚と探求のワークショップrolfinger.com2023年8月29日

昨年に引きつづき、atelier flow 山中暁子さんに1 dayワークショップを企画して頂きました。

胎生学は、身体技法を実践する上で非常に役立つ情報が多く含まれています。ヒトの生命の成り立ちやどのような成長過程や形態を含むのかが、理解できるからです。ただし、

①著者の生命についての思想が色濃すぎる。

②体験型になると出生時の追体験や退行に向かうリスクがある。

③医学的知識満載で体感覚とかけ離れている。

等々の問題が潜んでいます。

情報先行でいざ実習に向かうと、本来そのとき身体が起こしたい変化とは別の変化に方向付けされたり、不必要な退行が起こるのは何とも避けたいところです。身体が開いて,無防備になった状態は、vulnerableで、 特に出生時の体験は、デリケートな問題を含むこともあるので、よほど安全が担保されていない限り扱うべきではありません。

今回は、山中さんの提案でこのようなテーマになりましたが、座学はほとんどなく、シンプルにイールドのコンディショニングを行い、安全な体外空間から包まれる、物理的接触と共に包まれる、体験をするという実験的試みでした。

体験の一部を紹介させて頂きます。

【午前のワークの感想】

◯イールドをしていて自分の内面を見ることが多かった、今回は皮膚とか外側の感覚を感じたことが衝撃だった。内側,外側と分けていたことがフラットになる感覚が育ちそう。うちと外ととらわれない経験ができた感じがします。

◯自分が選んで行ってる場所のパターンがわかって、自分の認識を捉え直す機会になった。

寝ている時は感覚の変化ぎよくわかりやすくておもしろかった。

しずんだようなかんかくがあって、静かにダイナミックな感じが面白かった。整った感があった。

◯受けての時は、膜の感覚をやってる時、皮膚の少し外側でおしくらまんじゅうをしている感じがして、魚が捌かれた感じで体が開かれて、そしたら上半身がスッキリした。

キネスフィアを惰力で感じられなかったのだけれど温度とかで感じられるようになった。境目って自分も治療される場所なのかなと思った。

【最後の体験のシェアのメモ】

◯やってもらっていた時、夢現な感じで気持ちいい。呼吸だけで気持ちいい。待ってるのが気にならない。満足してるから。

何かしなきゃと思わなくていい。

雑念が沸いても、受け入れられる感じ。

◯安心感が深まった。空気に親密さが増した。他者なんだけど自分の一部のようなフィーリング。普段なら抵抗するものも通り抜けてく感じ。空間全体に安心感がある。

◯包まれることがなかなかない。包まれる人を見るのもさなぎ感がある。内側で熱が充満している感じ。午前のワークと午後のワークが感鍵違っていて面白かった。

◯自分が思ういい感じというのをそもそも違うところに持っていたような気がします。静かな感じが感じられてよかったです。

◯包まれた時にすごく大きな呼吸をしていた。難産で生まれたことを思い出して、そうして生まれた自分が強くなってきている感じがした。難産で生まれたことが自分のパワーとなっている気がした。

◯包まれたら、内側から力が出てきて,外側に向かってくかんじぎでて、シーツを撮ってもらった時に、こっちが私の世界だと思った。開放感でした。

◯シーツを被ってもこっちもあっちもない不思議な体験でした。

◯切れ目のない呼吸を感じた。人がされているのを見ているのもよかった。落ち着いた。満足感。

◯ニュートラル、ただそこにいる感じが心地いい。

◯包まれたら自分がいなくなった。終わったら自分に戻った。安心安全の中にいる時ってそういうことなのかなぁと思った。深い経験をさせてもらった。

◯遮断されて外の感覚が希薄になるんだなぁと思った。

◯安心感があって治癒的な感じがした。

◯足首もどこも緩んでいて

何時間も立ってられそうでした。2枚シーツをかけてもらった時に深海に落ちた感じで深海魚だったかもと思った。

◯1日通してタップリ味わった感じ。前半は1自由度が高いかんじ。後半はシーツに包まれたら内側に入っていっていつもよりも深く長くあじわえるかんじがした。日常の体験がリリースされた感じがした。

◯空間を作るのが楽しい...自分がこんなふうに感じるのが楽しい。

写真提供:shin yamane

メンターシップ (直接指導教育)改訂rolfinger.com2023年8月31日

Mentorship

欧州ロルフィング協会(ERA)のメンタリングとしてのみならず、日本でもロルファー以外の方々を対象にご利用頂いているメンタリングですが、ERAのプログラムとの整合性を取るため、一部改訂します。

日程:随時受付

講師:田畑浩良

受講料:€ 200 〜 申込み時の為替レート

欧州ロルフィング協会(ERA)のメンタリングとしてもご利用下さい。

ロルファー以外の方も、タッチ、プレゼンス、各種技法などなど、実践に関わる疑問に応えながら、個別にそれぞれの学びのペースに合わせながら、こちらでのやり方をお伝えします。 ペアを組める方と一緒にお申込み下さい。

2〜4名まで 以下メンタリングの料金です。時間は2〜4名の場合3時間

1名/2時間 €200 (ERAmentoringの場合 € 100 →講師←ERA € 100)

2名/3時間 €150 x2 (ERAmentoringの場合 € 140 →講師←ERA € 120)

3名/3時間 €110 x3 (ERAmentoringの場合 € 180 →講師←ERA € 120)

4名/3時間 € 90 x4 (ERAmentoringの場合 € 220 →講師←ERA € 120)

対象をロルファーに限定しない場合 (2024年2月現在の日本円での料金)

1名/2時間   1人33000円

2名/2.5時間  1人24000円 x 2名

3名/3時間   1人17000円 x 3名

4名/3.5 時間 1人15000円 x 4名

八ヶ岳Orでのワークショップの感想rolfinger.com2023年9月9日

2023年9月1日と2日に渡って開催されたシナジェスティックスワークショップに参加された方より感想が寄せられました。

(2日目午前の実習から)

イールドのセッションで◎〇さんと組ませていただき、あの時の自分には◎〇さんの振動が必要だったことを今も感じています。 ◎〇さんの気配を感じながら、そのエネルギーが身体の中に入ってくるのではなく、自分の身体の外で響き合っていくうちにだんだん自分の感覚がはっきりしてくる、というのはボディワークならではだと改めて感じました。 ペアを選んでいただいた田畑さんの采配に感謝です。 ありがとうございました

その後のシェアで、私は建物の構造からか聴覚が適応できずに梶川先生のお話などは単語を飛び飛びに聞き取れる程度でしたが、そんな風に先生方やみなさんのお話を聞いているうちに、自分の中のテーマに気付きがパズルのようにハマっていくのを頭の後ろの方で感じていました。

そのパズルの絵が自身に浸透していくうち、気付かない内にぼやけてしまっていた視界がみるみる合わさりクリアになるという身体感覚を体験しました。 そうしてひと段落すると自分の輪郭がハッキリしたように思います。 今回の八ヶ岳で自分の進みたい方向、居着きたい処、そのために必要なことが明確になったことで今、とても安心しています。 田畑さんのコラボに間違いなし

ロルフィング体験記  Mさんrolfinger.com2023年9月15日

テンセグリティワークショップに参加されている方が10シリーズロルフィングに興味を持ち、プロセス進行中です。

【3回目セッションの感想】

この日は、お盆の帰省後すぐだったので、たくさん動き回ったり移動したりして身体と心がアグレッシブになっている状態で、

セッション中に内観する感覚も、静かなのですが少しアクティブだった気がします。

施術中に、肩まわりがほろほろとほどけていくような感じがして、

セッション直後、歩いていると後ろから誰かに押してもらっているような感覚でした。

数日間は姿勢を作ろうという気持ちが起こらず、

上半身の様子を感じて心地いい体勢にして行く感覚がありました。

嬉しかったのが、呼吸がとても変わったことです。

今まで、深く息を吸い込むと、胸の前でつっかえて、むせ返ることがよくあったのですが、

それがまったく無くなりました。

肺がやわらかく広がって、身体がやわらかく空気を包み込むようで、

気道からお腹まで全体がゆるやかに動いている空間を感じます。

声の響き方も変わったのではないかと思います。

何も気にせず呼吸ができるというのが嬉しく、安心感にも繋がった気がします。

心が緊張しているときも、呼吸をしてほぐしながら調子を眺められます。

意識をすることなく、自然な自分に近づけるのかもしれません。

心と身体は繋がっていると感じますが、最近は、心と身体のどちら側にも偏らない場所にいると感じることがあります。

久々に長時間散歩をしました。改めて足が良い感じに着地して、しなやかに使われていると感じます。

関節の浮いているようなスムーズさは、伸ばしきらず・曲げきらず。いつも余裕を保つような使われ方をしている気がします。

ずっと歩いていると、まるで身体が「このままだと疲れそうだぞ」というのを察知して

疲れない身体の動かし方にバランスを調整する瞬間があるように思いました。

身体の一部を動かしても、そこだけではなくて、全体を眺めるようになりました。

ロルフィング体験記  Mさんrolfinger.com2023年9月15日

テンセグリティワークショップに参加されている方が10シリーズロルフィングに興味を持ち、プロセス進行中です。

【2回目セッション後の感想】

身体の使われ方が変化したのを感じました。

まず、歩いているとバネのようなものを感じました。今まであまり使っていなかった筋肉が使われてるような感じで、普通に過ごしていながら、ずっと軽いスポーツをしたあとのようでした。同時に疲れや負荷が溜まるような感じはありませんでした。

太ももは、今まで前の方を集中的に使っていたのか、内側と外側に新鮮な負荷を感じ、全体が後ろ側に包み込まれるように支えあって、もも自身がももを持ち上げてる感じがしました。

足の指がよく揃ってしっかりと地面を掴んでいる感じがあって、足の甲にも使っている感覚を強く感じました。

力強さを感じたり、新鮮な負荷を感じたりするのは、2、3日でだんだん落ち着いて、身体に馴染んでいきました。

いままでに負荷がかかっていたところは軽くなって、そのぶん新しいところを使っているのを感じて、全体的にやさしいです。

<身体の重心・バランス・重力の感じ方の変化を感じます>

胴回り、腰が安定しています。いままでは、腰が前後にぐらつくような座っていないような感じで姿勢が迷子になっていたのですが、それがほぼ無くなりました。

膝、腰の関節がとてもスムーズで、なんだか存在感がないくらいです。関節と身体がいつも少し浮いているような、軽さをいつも感じます。

また、長時間の作業のあとに歩いていると、柔らかくなった身体が重力によって整うように落ちていく感じで、リラックスと心地よい揺れを感じました。

体勢を支える感覚も、支え方を自然と見つけたり探したりするようになっていて、新鮮です。繊細に分散して支えあってるように思え、局部が頑張るのではなく、身体全体が手を繋いで強力しているようなイメージです。

セッションを始めてから、どんどん身体を動かしたくなります。身体を動かすことによるリフレッシュ力が上がったのをとても感じます。動くことで癒やされて、歩いているだけで心もよりリフレッシュできるようです。

集中すると数時間同じ姿勢でいてしまうことが多いのですが、そんな時でも身体のなかで流れ続けているものを感じます。疲れていても身体に軽さがあります。作業の合間に身体を動かすと、一気に血の巡りが良くなる感じがあります。

一晩寝て、朝に姿勢がリセットされているのを感じられます。睡眠への信頼感が強くなりました。

また、自分で考えて頑張って姿勢を正したり、動かし方を意識したりしなくても体が自然とバランスを整えているような感じで、あまり考えずに身体に委ねて耳を澄ませる信頼感も出てきました。

4月頃から毎日のようにあった眩暈も、もう現れなくなったみたいです。

それから、鼻唄をよく歌うようになりました(笑)

登山愛好家の方のロルフィング体験rolfinger.com2023年10月1日

毎週のように登山を楽しんでいるKさんは、下山時に尾骨を強打した経験があり、慢性的な腰痛があるとのこと。

"ロルフィングについては、たまに接点がありましたが、あまり自分事とは捉えていませんでした。しかし、年を重ねるにつれ、潜在意識が身体にそのまま出てしまっていること、また、それにより日々の活動に影響が出ていることを感じ、取り組んでみたいと考えるようになりました。"

という動機でロルフィングを2023年3月2日から開始し、同月31日に10シリーズを終了されました。一回目からの体験記の全文は以下にアップしています。

https://rolfinger.com/Experiences/?p=1479

10シリーズ終了後半年経過してどのような状態でどんな感覚なのかについてレポートされています。

" 今年の夏山は、おかげさまで腰の心配をする必要がなく、着実に山のレベルを上げられたような手ごたえを感じています。

以前は、山行を積み重ねて筋力と体力を付けていく、という感覚でしたが、今は、山行ごとに全身がバージョンアップしていくような感覚があります。

昨年は、腰痛で山小屋内を這うようにして移動しておりましたし、1つ山に行くと2~3回は針治療に通っていました。それが結局、一度も治療には通わずに夏シーズンを終えることができました。強い筋肉痛や痛みが残っても、睡眠で治療ができるようになっています。腰痛は前世の記憶だったのではないかと思うくらいのコンディションの違いです。

ただ、ちょっと暴走しすぎたのか、生理周期が乱れ、強いPMSが生じ、結果、夏の終わりには、1か月ほどブランクを持たざるを得なくなってしまいました。

やはり、回復に要する時間は人それぞれであり、世間で推奨される登山頻度、間隔が全員にあてはまるわけではないのだな、と、当たり前のことにようやく気づけた次第です。

とにかく、3月に集中的にロルフィングを受けさせて頂いた後から、別の人生を生きているような不思議な感覚があります。ロルフィングを受ける前の記憶を思い返すと、何か体に違和感を覚える不思議があるのです。

正直、7月以降は山と仕事のスケジュールのジャグリングで精いっぱいであり、身体のことを丁寧に見る時間はほとんどありませんでした。"

上記の3月から9月までの総括以外の時系列の覚書についても記述頂いた全文は以下にアップしています。

https://rolfinger.com/Experiences/?p=1532

八ヶ岳ORワークショップに参加された方のレポートrolfinger.com2023年10月1日

2023年9月1〜2日に八ヶ岳ORにて開催されたシナジェティクスワークショップ〜「身体とベクトル平衡体の共鳴テンセグリティ®︎による実験」に参加された方から体験レポートが届いています。

Touch for World 代表パーソナルセラピストの小松ゆり子さんから、すばらしいレポート記事が公開されていますが、一ヶ月経過が過ぎた本日、別の参加者からも感想が寄せられました。

demonstration of Hiro's yielding work

以下ご紹介します。

ワークショップを終えて、しばらく経ちますが、「振り返る」という感覚はしっくり来ません。 今でもずっと自分の中で経験した時間が変化しながら・発見されながら、いろいろに息づいてい るようです。言葉が浮かんで来ても、そんなふうに続いている感覚の中にすぐに還ってしまい、困 りつつも、幸せに感じます。今でも、あの場所でみなさんと一緒に過ごせたことが、じんわりと 嬉しくなります。

共鳴テンセグリティ®モデル制作では、以前参加した30strutsモデルの時とは異なった体感でし た。角度があるからなのか、アクロバティックな感覚がありました。手の中で変わっていく空間 と頭の中のイメージを、忙しなく往き来していました。圧縮材と張力材の長さの関係に繊細なバ ランスを感じました。多角形と角度の関係への視点が、個人的に新鮮で、今まで意識しなかった 視点が出来てきている気がしています。

完成したモデルからは、張力材を弾くときの「やわらかさ」・両手で抑えたり置いて押したと きに感じる「張り」、双方の緩急をとても感じます。細かく左右に捻れて震える様子が、よりいっ そう印象的です。 制作しながら、自分にとってモデルの構造とパターンを解釈する時間があり、人それぞれにモデ ル完成へのプロセスがあるのだと思いました。またそれは、個性の道筋の現れのようにも感じら れ、ワークショップ中、自由な空間が広げられている空気に満ちているのを感じ、わくわくしま した。言語化できないままのものや、発想の可能性が育まれたと思います。

手で触れ、動かしながら考えていく体感と共に、変化や生まれてくるものを感じ、その一連の中 に、頭で理解する以前の経験があり、まるで植物にとって良い土が耕されていくようでした。今 でもふと新しい発想と視点に出会うときに、同時に共鳴テンセグリティ®モデル制作の記憶がちら つくことがあります。ワークショップを通して自分の中でほぐされているものがあるのだと思いま す。 「知る」ということは授かったり受け止めたりすることだけでなく、自発的に扉が開かれたそ の先で、新しい発想や視点に出会いやすいフィールドが出来上がることでもあるのかもしれない と感じます。

3日間を通して思うことですが、ありとあらゆる空間の感じ方に出会えました。 二人組になって互いの安心する静かな位置を探しているとき、決してどちらが一方的に主張し たり、汲み取ったりするのではなく、互いの存在感が均一になっていくような気がしました。 自分の心地よさ、相手を気遣うというよりも信頼するような感覚、立ち止まって心の中を空っ ぽにするように、ただ待ちながら純粋に感じ取られるものだけに身体と心を澄ませる、そうして いくうちに、周りの音は別の質感になっていました。パートナーの方の、声だけがよく聞こえてく る、感じられてくる、相手の中で起こっていることを自分が勝手に想像したりしないで、互いに出 来上がらせていく空間の一部分どうしになるイメージがありました。 周りに調和しながらも、独立した空間を感じました。この感覚は、共鳴テンセグリティ®ドーム の中でも感じられました。

1日目に制作したモデルを使って、身体にどんな反応を感じるのか。

働きかける側のとき、序盤の位置探し・空間づくりの影響なのか、自分が何かをしようと思った り、相手のことを解釈しようとしてはいけないような気がして、なるべく無心で、そこに起こって来るものを見ようと思いました。共鳴テンセグリティ®モデルを掲げたり触れたりしていると、モ デルが仲介役になって、パートナーの方との何かを繋げてくれているような感覚でした。 パートナーの方が言語化してくれるアウトプットも、抽象的だったり、イメージを共有できるよ うな気がしました。

三人組で位置や空間を変えてみるワークショップでは、テンセグリティドームに入る実験でグループごとに個性を感じたので、「違う人との組み合わせだったらまた違うことが起こるんだろ うなあ」というのをより強く思いました。 ワークショップ中、三人で実験していく時間が楽しく不思議さもありつつ、なんだか深遠な心地よさとイメージの中にいることができ、同じグループだった方々に感謝の気持ちが湧いてきま す。 終盤までたっぷり、動く順番を変えずにやり続けたのですが、順番によって心地よさの探しか たなどが変わってきそうだなと、感想を交わしながら感じました。 自分は三番目に動く役で、繰り返しているうちに先に動く二人が、自分にとっても心地よいと 思うところに動いてくれるので、「あまり動かなくても良いな」と、受身的に心地よい変化を見つめているのを感じました。静かに佇み苔むしていく岩のような気持ちにもなりつつ、あえて冒険してみようという気持ちで動いていました。 ずっと静かな気持ちのままで、同調・自立・尊重と「ありのまま」をそこで感じ取っているよ うでした。

共鳴テンセグリティ®ドームの中に入ると、皮膚が微かにじんじんするような感じでした。前方 上に伸びていくような感じを三人ともが感じていました。ドームの中は開放されたまま籠った空 気に包まれている感じでした。風の流れかたが違うように感じました。中で寝っ転がったとき は、時間の流れを忘れるほど静かでした。

表現のしかたが人それぞれで、その人からそのまま、そのときいま汲み上げられて来ているような言葉に思えて、とても楽しく、学びのある時間でした。抽象的・イメージ的な表現もたくさんあって、共有の余地を感じるやさしい空間だと感じました。 多彩にさまざまな人たちが集まって、言葉にしながら言葉にできないものを共有し合ってい て、ひとりひとりが尊重し合い・され合っている空気を常に感じる、素敵なワークショップでした。

言葉というものも、また空間なのだと思います。

いろんなことを、静かに繊細にしみじみ感じ続ける3日間でした。 日々、言葉を使うことに対して興味を注いでいるのですが、このワークショップを過ごし、明 らかに楽しさ・おもしろさが倍増しています。

梶川先生の講義と共鳴テンセグリティ®モデル制作のときに出会う新鮮な発想や視点の体感も、 田畑さんの空気で語るような静かな空間の中でのワークショップも、普段じっくり見つめられていなかった大切なことがいっぱい広がっていました。単なる素晴らしい思い出にとどまらない、 新しい種や開花を感じた場所として、私の中に息づいています。 共にした皆さんと初対面とは思えないほど馴染み合えて不思議でした。幼い頃、好奇心のままにやっていた遊びや感じていたことをたくさん思い出しました。 皆さんから、とても素敵な気持ちをいただきました。自分の中にこれからもずっと変わらな い、やさしく頼もしいものが心の中に灯っています。ワークショップで感じた安心さや感覚は消えるものではありません。 素晴らしい実験と体験、楽しい時間に参加できたことをとても嬉しく思います。 心から、ありがとうございました。

クラス終了後の翌日、二日目アシスタント講師を務めてくれたロルファー串崎氏と、近くのprimitiveな神社にお礼参り。

第4セッションの感想rolfinger.com2023年10月14日

八ヶ岳ワークショップに参加された方の10シリーズロルフィング第4回目の感想

【セッション中にて】

今までのセッションの中でいちばん、身体の反応を表情豊かに感じ取れました。脚に触れられているとき、最初はただ皮膚に触れているなという感じでしたが、それからすぐにほぐれて、どんどんくすぐったくなっていきました。そのくすぐったさが、触れられているところからほかの部分に派生していって、反応が広がっていく感じでした。太腿の裏からはじまって、膝周りと腰下まで波のように感触が広がっていきました。筋肉やお腹の中がピクピク動いておもしろく、じんわりと細胞たちが動いていると思いました。セッション中、身体に違和感が浮き上がって来るのを感じる時は、「いまから整っていくよ」と、体が何かやっているような気がします。そこに、田畑さんのサポートが自然にそっと寄り添われていく感じで、気持ちよく安心感がずっとありました。寝っ転がって身体を静かにさせている最中に「体勢をすこし変えてみよう」と思う時は、身体の奥の声に従っているような感じがします。身体自身が 操作されない・操作しない で動いているのがとても心地よく、癒されます。リラックスしながら、静かに身体が内部で何かをやっている、動いているのを眺めていると、身体が自由になっている気がします。

田畑さんの立ち位置で、自分の身体の声が変わってくるのが不思議です。身体の外側がカチッと感じたり、やわらかく重力に委ねていくようなことが起こったり。セッションルームの空間が、静かに繊細なものを感じられる場所なのだと改めて実感します。部屋に置いてある共鳴テンセグリティ®️の位置が前回と違ったりしてるのを見かけると、「今日はここにいるのね」と、ほっこりします。

【セッション後】

2回目のセッション後の感覚と少し似ている印象もありました。よりいっそう、腿全体がやわらかくキュッと均一に締まっている感じです。身体を動かす時、全体が包み込まれながらやわらかく動いて、空洞な軸があるように思えます。その軸に向かって、筋肉達がきゅうっと集まってコンパクトな感じがします。今回のセッション後の一日は、ずっと下半身だけちょっと熱めの温泉に浸かっているような、じんじんじわじわ、あたたかく、身体が中で動いてなにかやってる感じで、静かに過ごしていたのに腿の内側がすこし筋肉痛のようになって、かなり軽くなりました。いままで頑張って脚の姿勢を良くしていたけれど、自然に頑張らずに支え合う姿勢が出来ているらしく、同時に腰と上半身も同じようにリラックスしています。脚がピクピク動くことが、2、3日続きました。今でも身体のどこかしらがピクピク動くことがあります。いままでのセッションのあとに新鮮に感じた筋肉の使い方が、少しよみがえり、改めてバランスが整っていく感じがします。

ロルフィングセッションを始めてから、だんだんと身体の中の滞りがなくなっていくように感じます。心と身体の繋がりに調和が生まれていきます。自分が好きなこと・心地良いことをする時、心と身体がほぐれて、自分の中にサラサラとした流れを感じます。身体全体・身体と心のネットワークがよくなっているような感じで、それはシンプルな心地です。動き方・体勢も、意識して頑張らなくても良い感じのバランスに行ってくれてるような気がします。ちょっと身体を動かしたいとき、今までやらなかった動きをするようになっていて、身体が欲しているものに近い動きをしているのかなと思います。八ヶ岳のワークショップで、人に共鳴テンセグリティをあててもらった時の感じ方と、自分であてた時の感じ方がずいぶんと違うのが、改めておもしろいなと思いました。人に触れてもらう時と、自分で触れる時の感覚が全然違うということ。当たり前のことなのですが、他者からだから感じられる癒しや安心が、人の中にあるということが素敵だなと思います。自分も誰かの他者であるということを深く考える時間が生まれます。自分自身への向き合い方や、人と人、心と心のあり方を、やさしく見つめられるような気持ちが湧きます。

セッション料金について〜米国の目安rolfinger.com2023年11月15日

Rolf Instituteの機関誌にロルフィングのビジネスに関する内容の記事が投稿された。

https://www.sfijournal.org/article/the-business-of-rolfing-r-si

著者は、Rolfing講師のLu Mueller-Kaul,というロルファーで、インフレ等の影響を考慮してしっかり料金設定するべきということが書いてある。

Lu の提言する目安

入門期を経て開業3年目までの初心者料金:

1セッション60分190ドル(28500円)。10シリーズの一環として最適。

10シリーズ全体 - 1600ドル(24万円)のパッケージ料金。一括前払い。

ロルフィングSIセッション1回90分 - \$265(4万円). ロルフィング・シリーズの数ヶ月後のフォローアップ・セッションや、ロルフムーブメント®の時間を増やしたり、より詳細な組織ワークの時間を増やしたい場合に最適。クライアントとロルファーが、それぞれの状況に合わせてより長いセッションを希望されることもある。

2時間のロルフィングSIセッション - 345ドル(52000円)。90分ではまだ足りない場合、あるいはクライアントの状況によって2回のセッションの方がカバーしやすい場合もある。例えば、10シリーズであれば、セッション4と5、またはセッション5と6になる。

アドバンス・ロルフィングSIの料金の目安 (Ⅰドル150円として換算)

60分セッション 235ドル ( 35250円)

90分セッション 310ドル (46500円)

2時間セッション - 410ドル (61500円)

以上が、米国であるロルフィング講師が目安として考えているセッション料金である。米国の物価や平均所得などの状況はもちろん日本と異なるが、自分はここ10年ほとんど料金設定を変えていないのでハッとした。自分にではなく、セッションという作品に対して丁寧に対価を付けることは、仕事への敬意でもあるので、疎かにしてはいけないと思った。

その後、ボルダーでプラクティスしている恩師の1人は、60分セッション 200ドル で、別のボルダー郊外にいる教員の同僚は、\$150だった。地域にもよるが、米国の物価を日本のそれと比較すると、1.5倍くらい高いような印象がある。というようなことを考えると、自分が長く設定してた額は妥当だったのではないかと思う。

プラクティショナーとしての資質rolfinger.com2023年11月27日

セッションを受ける場合と、セッションを提供する側の立場は異なります。セッションの時間は、主に本人のためのものであり、自身の回復や機能向上に焦点があり、それをプラクティスを提供する側がそれをサポートすることを目的にしています。

一方、プラクティショナーは、自身が完璧な状態である必要はありませんが、セッションの時間は自分のプロセスを一旦脇に置いて距離を置き、互いのバウンダリーに注意を払い、必要以上に立ち入らず、クライアントをempowerすることがワーク:仕事になります。

そのためにも、プラクティショナーは自分の身体に常に気づいている状態で、他者が感じていることと自分が感じていることを分ける必要があります。境界が曖昧だと、過剰な介入をしていることに気づかなかったり、或いはクライアントのプロセスに無意識に影響され、時には身体を害することにもなります。

境界がはっきりしていれば、他者の影響を必要以上に受けることもなく、自分が感じていることと他人が感じていることを分けることができます。そのために、適度な距離感を常にとる必要があり、どのような状況でも一定の静けさを内側に保つことで冷静に対応することができますし、自分のためだけではなく、他者へのサポートにエネルギーを使うことができます。

プラクティショナーとして求められるのは、

●自分の状態を管理して、自分のプロセスに責任がとれる maturrity

●距離感をとって他者のシェア/フィードバックを冷静に聞くことができる。neutral with Ma

●他者ではなく自分軸で自分(自分の身体)がどう感じていることをモニターできる。 containment

●黒子やサポートする役回りに徹することができる。 comittment

クライアントのプロセスを邪魔せず、統合に方向付けるためにも距離感が保てるかどうかが重要だと思います。

方向付ける 〜矯正しないマインドでrolfinger.com2023年12月8日

多くの施術が、その直後での効果を謳い、患者もそれを期待するという構図かもしれません。元々、その違和感の改善を目的或いはきっかけに来院しているでしょうし、その直後に得られるインパクトが顧客獲得にもつながるというビジネスの視点があるかもしれません。

結果として、一過性の効果より、持続性のある状態に向かう方が、根本的な解決になると思うのですが、身体が納得した上で、バランスされるにはそのための時間と適切な介入が必要です。

方向付けのためには、身体が納得する入力とタイミングが重要になります。

以下の例でいうと1回目のセッションから4ヶ月後の方がバランスされていることがお分かり頂けると思います。

以下の例は第6セッション後の結果ですが、側湾傾向が直後では依然として残っているのに対してその一週間後はバランスされています。

介入が適切であれば、身体がどう変化したいのかの方向付けをサポートできます。適切な介入であれば、身体は無理なく受け容れる、抵抗があれば痛みとして受け容れないか、後で辻褄を合わせる必要が生じてしまい、持続しないでしょう。

Spatial Somatic workshop with Tensegrityrolfinger.com2023年12月10日

2023年10月20-22, 24-26日の計6日間、米国カリフォルニア州サンタクルーズにおいて、ワークショップの講師を務めた。招聘してくれたのは、ロルフィングの恩師Carol Agneessens先生で、それ以外にロルファーを中心に13名が参加してくれた。ちょうど一年前にも企画されていたが、完全にはパンデミックによる規制が解除されていなかったため、その時にはオンラインで3日間のワークショップとなった。遠隔でもセッションが成り立ったり、ちょうどいい間合いとなる位置を見つけることで、セッションの場が変わり、身体にも変化が生まれることをほとんどの参加者が体験した。その体験を深めるべく、今年の対面によるクラスを申し込んだロルファーもいれば、新規で申し込んだロルファーもいる。昨年は、Jon MartenというRolfing講師が参加してくれたのだが、その代わりに?今年は、Ray McCallというlegendary な講師が含まれていた。両者とも上級トレーニングを教えることができる先達である。

Day 1

会場は、宿泊先のRio Sands Motelから車で10分程度のところに位置する恩師の友人の広い自宅でSanta Cruzのダウンタウンの高台に位置している。

クラス開始前

朝は、Carol先生のMovement瞑想から入り、チェックイン。パンデミック期間中に、カリフォルニアの火災で家を失った2名、親しい人を複数亡くしたり、ストームによって家が浸水したり、様々な出来事があったことを一人一人の口から聴く。中にはかなりシビアなトラウマを幼少期に体験した参加者もいる。トラウマは比較できないというけれども、かなり悲惨なことを体験しても、ロルフィングの技法を高め、それをクライアントに還元している「まっすぐな生き方」をみると清々しい。そうではないものには、できるだけ近づかない方がいいに決まっている。

さまざまな出来事がどのような形でどのように身体に影響を与えているのか、そしてそれを、このクラスで創り出される場によって、どのような解放が起きるのかは未知だ。しかし起きてしまうことは必然的に起こる。それを期待もしないが、身体システムが許せば、場のクオリティに応じて、ごく自然に解放が起きてしまうのは誰にもコントロールできない。個々の身体システムが決めることだ。

レビューを兼ねて、最初にデモンストレーションのセッションから入る。モデルクライアントとしてPJが手を挙げてくれた。感受性が高い彼は、すぐさまお互いにちょうどいい場所の感覚をフィードバックしてくれたので、そこからは順調にイールドと空間的広がりが身体に引き出された。肚へのセンタリングの感覚を掴んでもらうため、2人にプラクティショナー役とクライアント役になってもらい、どのように最初の立ち位置となる第一ポジションを見つけるのかをこちらでサポートする。Jamesには、このセンスがあるようだ。はじめてにしては、受け手となってくれたJennyも、位置決めとそれに関連する感覚の把握が早い。午後はペアを組んで交換セッションの実習。それぞれの第一ポジションのチェックをするが、今回強調しようと思っていた低重心のセンタリングの感覚をほとんどの参加生が掴んでいて、昨年のオンラインクラスが下地になっている面もあるかもしれないし、それぞれがロルファーとして積んできた修練も関係しているように思えた。

Day 2

先日は、仰向けでのワークだったが、2日の今日は、横向きで行う。モデルクライアントとなってくれた彼は、全体が昨日の実習で広がったものの胸に圧迫感があってそれがより強調される形になっているという。セッションが開始すると、感情が解放されると同時に胸の圧迫感が無くなっていったというフィードバック。その間、第一ポジションに留まり、ひたすら肚のセンタリングに意識を向けていた。感情解放を意図したわけではないが、変容の場が提供されると、身体システムは必要なプロセスを起こす。それはコントロールできないが、もっとスローダウンできた可能性もある。全体がそれぞれにプロセスを開始しているのを感じる。全体に創り出している安全場がプロセスが進むきっかけと母胎を提供したのだろう。

Day 3

3日目はうつ伏せでシリンダーのコアラインを感じるデモンストレーション。じっくり触れるのではなく、きっかけを与える程度の触れ方で、すぐさま第一ポジションに戻り、ひたすら見守る。モデルクライアントとなってくれたJも、見守られている内にイールドをゆっくり進めて、どんどん台上でフラットになっていった。結果として、両シリンダーを感じたとのこと。また、後日便通にも変化があって興味深かったそうだ。

翌日は、一日day off。

Day 4

一人一人メンタリングして、低重心の肚感覚をチェックしたいところだが、それを一辺にできないだろうか?ということで、グループ全体で順番に場に入ってそれぞれの位置を見つけてもらうワークを実施。これまで数回日本では行ってきたが、米国で試すのははじめてだった。新たな人間が加わるたびに場が落ち着いていく。石庭のワーク(Japanse rock gardening work)と名付けることにしよう。場の安全が深まったところで、デモンストレーションに移る。モデルクライアントは希望者を募る方式ではなく、私が直感に従って浮かんだ人物に声がけした。

セッションは横向きで、行う。途中激しく咳き込む反応が出てきた。後から聞いたところによると、幼少時のトラウマが関係した反応だったようだ。テンセグリティモデルに、反応が収束する方向に向かうのを手伝ってもらう。

今回のクラスは、日本人で米国在住ロルファーのCokoさんとTomokoさんが参加されているので、通訳も手伝ってもらえるということでとても気分的に楽であった。

Day 5

デモはセッション6に関係する領域を扱う。モデルクライアントは、Mを指名。彼は講師養成課程中で、Rayのアシストに入ったこともあるとのこと。テーブルワークの前にモーションテストをして骨盤の可動性を観る。デモセッションは結局触れたところは3カ所で、骨盤内テンセグリティの張力と背部と頭部ドーム構造のresiliencyを扱った。テーブルワーク後に再びモーションテストにより、骨盤の可動性が均一になったことを確認。ただし、そうなるように介入したわけではなく、結果としてだ。それを観ていた参加生の一人のMiraが、WOWを連発していた。このワークが構造統合を促すことを目の当たりにした衝撃が大きかったようだ。私も含めて、このワークの有効性とポテンシャルを確認した。

Day 6

Closureを意識したセッションで、反応がすでに亢進されているパターンを鎮静化する方に方向づけるには、プラクティショナー自身が一定の張力を保つ必要がある。これは、反応が暴走しやすいクライアントへのセッションに役立つが、このことを米国で紹介できたのは自分にとて大きい意味を持っているような気がした。最終セッションは、希望したTさんになり、鎮静化する方向付けのワークが役立つことを検証する結果ともなった。

集合写真

実に素晴らしいワークショップ体験だった。参加生の一人Aliceがまた来年も来て教えて欲しいといってくれた。

2024年21件

エネルギーと共にワークするrolfinger.com2024年1月20日

ラインと共にワークする、という意味の理解が深まっている今日この頃です。

ラインが引き出されるように触れる、そのために、圧力を用いたり、Intentionを向けるなど、いろんな方法がとられます。ラインとはmid line(正中線)からではなく、まずサポートとしての左右の2軸それぞれのつながりを確立すること。そのことによって、その間から、mid line(正中線)が立ち上がってくる、という現象があります。左右それぞれの軸のCore lineが繋がってくると、上肢帯/下肢帯が再構成されます。Core Lineのつながりがprimaryに重要です。そのためになら、どのような技術を使ってもそれを引き出すべきべきです。Core Lineのつながりが得られないままシリーズを終えてしまうと、統合は遠くにあります。実際にロルフィング10シリーズを終えたけれども、何も起きなかったという話を聞くことがあります。いくら様々なプロセスがあるとはいえ、数年経過して、何も自覚できないようであれば、ロルフィング体験は起きていないといえます。ロルフィングを受けることは、イコール統合を意味していません。残念ながら。重力線が上手く身体を通り抜けるためには、geometricな、言葉を換えるとenergeticなLINEが身体に顕在化している必要があります。それによって、ロルフィング体験が得られるのです。

上級ロルフィング教員のJeffrey Maitland先生は、エネルギーについて以下のようにコメントしています。

... instead of trying to explain energy or say what it is (whether it is spiritual, physical, or incorporeal), I begin with a much simpler and more circumspect question: How do you experience energy? ...At the heart of energy work is the ability both to feel and to manifest the capacity to do work. Thus, as a preliminary and tentative attempt to understand how we experience energy,

" from Structural Integration(ジャーナル名): The Journal of the Rolf Institute (June 2017), The Felt Capacity to Do Work; Working with Energy, by Jeffrey Maitland and Deborah Weidhaas, Certified Advanced Rolfers.

......エネルギーを説明したり、それが何であるか(スピリチュアルなものなのか、物理的なものなのか、それとも実体のないものなのか)を語ろうとする代わりに、私はもっとシンプルで慎重な質問から始める。すなわち、 エネルギーをどのように体験するのか? ...エネルギー・ワークの核心は、まずワークをする能力を感じ、また顕在化させる能力である。したがって、私たちがエネルギーをどのように経験するかを理解するための予備的かつ暫定的な試みとして、私たちは、エネルギーとはワークをするために感じる能力であると言うことができる:

ロルフィングセッション7回目の感想rolfinger.com2024年2月1日

テンセグリティワークショップをきっかけにロルフィングに興味を持たれて、10シリーズを開始したMさんの体験レポートが送られてきました。

<セッション中に感じたこと>

セッションが始まる直前、田畑さんが立たれた瞬間、スイッチが入るように静かな感覚になり、あまりの早さにびっくりしました。

足元しか触れていないのに、後頭部と首の後ろが通りがよくなったように脈打ち始めました。

肩へ広がるようにほぐれて、頭から背筋にまっすぐ流れていくイメージがあって、じわじわスッキリしていきました。

セッション後、背中の中心が柔らかくなって背筋がぶれない感じがして、肩の上と首の周りに空間を感じるようなゆとりを感じました。

下腹あたりにカチッとしていて、セッション前に比べて姿勢が身体の軸におさまっているようで、立っているだけで前後に対するポジションの印象の違いをはっきり感じました。

いままで自分が意識していた軸は、頭からおへそあたりのイメージだったのですが、今回その軸が身体全体まっすぐに伸びて、より整っていくような感じがします。

<生活の中でロルフィングセッションのイメージが結びついた出来事など>

6回目のセッションのあと、このところ気になっていた左足首の捻挫の古傷の違和感がいつのまにか無くなっていて、忘れた頃に「なにもない!」と気がつきました。

いままで生理をきっかけに起こっていた腰の凹んでいるあたりに滞りがあるような感じも、一度も訪れることがなく、軽やかに過ごせています。

久々に、弓道の型の練習をしてみたくなり、やってみると、身体のまとまりと呼吸がリンクしている感覚に驚きました。

自分にとって今回のセッションの感覚が、弓道の所作の感覚ととても相性がよかったように思います。

だからなんとなく思い出してやってみたくなったのかなあとも感じました。

身体が調和している心地よさと、それを内観する感覚がすこし身についたのかなと想像しています。

セッションを始めてから、体を動かしたくなったり、こんなふうに昔やっていたスポーツをまたやりたいなと思う気持ちが生まれることがあります。

今まで、心身を眺めている時に「変化」と感じていたものを、最近は「表情」と表現したくなるようになりました。

セッションを重ねるにつれて、こわばっていたものがやわらかくなる感覚や、日常で心の中にニュートラルを感じるようになって、

「変化」よりも、静かで穏やかな流動性と自然に在るものを感じるイメージを持つ「表情」という言葉がしっくりくるのだと思います。

また、このように感じたことを言語化することも、わたしにとってセッションの一部分に感じています。

言葉にするために起こるプロセスにも、脳と身体を動かすことに似た大事なものがあるように思います。

レポートを書き終わると、なんとなく気持ちが整って、スッキリ元気になります。

セッションで生まれた感覚の何かが、身体から出たがっているのではないかと思うくらいです。

セッション中の、普段頭の中で思考したり意識して捉えることから離れた言語化しないありのままのを感じることと、

そのあとに少しずつ起き上がってくるものを表現してみる(または、いつのまにか表れている)こと。

ありのままを型に嵌めずに漂わせたまま感じることと、ありのままを大事に感じながら表現として掴んでみること。

両者の関係性にそんなものを感じています。

そんな両方を往き来するようなプロセスの中に、静かに自分と向き合っている時間が存在しているようにも感じています。

On-line workshop Feb.3/2024rolfinger.com2024年2月5日

2024年最初の呼吸と休息のためのオンラインワークショップを代官山のセッションルームからお届けした。

口腔から消化管のつながりを通して、休息を促し、時折テンセグリティモデルをホールドすることで、講師側の張力にもバリエーションを持たせた。参加者には、イールド研修中、あるいは研修修了生含まれ、ロルファーも計3名にご賛同頂いた。それら多様なプレゼンスもまた、距離を超え、全体の共鳴に影響したと考えられる。なかには、

"複数のプラクティショナーからセッションを受けていたようだった"

という印象を持った方もいたことは興味深い。

ワークショップをお受けになった方々からの感想は、以下をクリック

講師の最初の立ち位置がイールドの技法にとって肝になるが、最終的に2カ所に絞って、平穏な方を選択し、第一ポジションとした。

体験レポート

ロルフィングセッション8回目の感想rolfinger.com2024年2月29日

テンセグリティワークショップをきっかけにロルフィングに興味を持たれて、10シリーズを開始したMさんの体験レポートが送られてきました。

<セッションと身体の変化について>

前回のセッションが続いているような、身体が思い出すような感覚がありました。

いつもより、1週間くらい間隔が短かったからでしょうか...?

横になっているだけで、身体が楽になりながら上にも下にも伸びていくようでした。

今回のセッションでは、特に背中から足先までサラサラとほぐれていく感じで、

膝のおさまる位置がすこし動いたような間隔がありました。

片足だけを触ってもらっているのに、反対側の足も対称的に反応していることがあり、おもしろかったです。

セッション中はいつも身体と心に穏やかさが流れていて、

「人の手ってやさしいなあ...」と、改めてしみじみ感じていました。

途中で眠りそうになるくらい気持ちが良かったのですが、

終わって身体を起こしてみると、身体の中がたくさん動いたような充足感がどしっと来たので、意外でした。

セッションを受けた日に、1時間くらい歩いたのですが、左膝の使い方なのか、位置なのか、変化していたようです。

6回目のセッションくらいから、身体がまとまっていくようなイメージがあり、軸が安定して生まれてる気がしています。

動作のイメージがコンパクトになって、そのぶん身体の周りに空間と軽さを感じます。

<ロルフィングと日々のことについて>

日常で、過去のことや未来のことを考えて、心が落ち着かなくなりそうなとき、

自分の中心に気持ちがストン、と静かにおさまるのを、いつでも感じられるようになりました。

目の前で流れていく時間も、心に流れている時間も、壁が無いかのようにおんなじで、

そこで自分が何をどんなふうに見て感じているのか、観察しているようなときがあります。

ロルフィングの経験が自分の世界に加わって、身体と精神のバランスを知っていけているような気がしています。

もともと、内観したり物事を見つめることが好きでしたが、心と体が噛み合わないような ちぐはぐさが生まれて

気分が塞いだり、体調を崩すこともよくありました。

今では、心と体が手を取り合って足並みを揃えているのだということを感じられているように思います。

身体の声の感じ取り方を、ロルフィングを体感するまでは殆ど知らなかったのだと思います。

自分が意識で気づいていないことも、身体が感じ取って知らせてくれるのだと思います。

心がうんと先に進む時もあれば、身体が心をリードしてくれる時もあります。

考えや先入観よりも、感じることから...そんなふうに過ごして、すこしずつ、自由に広がっていけたらいいなと最近感じます。

いろんな日々がありますが、自分自身のいちばん奥のあたりで、一日いちにちを楽しんでいるのを感じるようになりました。

いつもと変わらない日々の中で目に触れるものは、いつもなんとなく新鮮で、

日々の中にある、いろんな出会いや出来事へのまなざしも変化していくのだなと感じます。

書きながら頭の中でまとめていると、改めて心と体ってパワフルだと思いました。

パワフルな日々を、バランスをとりながらどんどん進めているのは、やっぱりロルフィングのおかげだなと思います。

伝えるということrolfinger.com2024年3月4日

何か伝えたいことがある時に、教材や器具、道具、模型が参考になる。テンセグリティモデルは、resiliencyや適度な張力の有力な参考になる。自力で何とか作れないかと試行錯誤してきたが、何かピンと来ないし、進まない。

今日の朝、ふと気がついた。恩師であるCarol Agneessensが、Peter Melchior という先生からロルフィングを習った時の話を思い出した。トレーニング中、Peterがワーク中のCarolの手にそっと手を添えた時に、Peterが伝えたいことがわかったという。手を通して伝えることは理屈抜きに一瞬で伝わる。

適度な張力とは何かを考えた時に、臓器/組織/細胞ごとに異なる。その張力がその臓器の特徴を定義しているといっていいかもしれない。どんなモデルでも、ある一つのtoneしか示すことができないが、身体は、polytoneでpolyrhythmic な存在だ。それを総合して伝えるには、やはり手に勝るものはないのかもしれない。

教材はデジタル化により複製可能だが、デジタル化するということは、その過程で含まれていた情報の何割かがカットされる。オーディオ的には、データ量を減らしてノイズをカットできる反面、豊富に含まれていた音も同時に除かれてしまう。

除かれてしまう情報は、耳で聞こえない成分だが、認知できないからといって、それが無意味であるかどうかは別で、身体は振動として受け取っていて、その意味の解釈は大脳皮質で認識可能かという限定的なものだ。手で直接伝えるという作業は、その場にいて対面でなければ成り立たないが、これは省略できないことが含まれているに違いない。

On-line workshop(2024.02.24)の感想まとめrolfinger.com2024年3月6日

2024年2月24日にオンラインワークショップ 〜身体共鳴から呼吸を探求する、を開催しました。

今回は、参加者それぞれのお部屋での、居心地のいい場所を見つけるという基本について、デモもしながら時間をかけて頂きました。その後は、講師が最初の立ち位置となる候補を3つに絞り、その中でも低重心かつ静寂に向かう候補Cを選択して、しばらくそこに留まり、途中テンセグリティモデルを2種ホールドするというシンプルな内容でした。最後に数名の方々に感想を伺って、クローズしました。

関西でヨガを教えているAさん:

昨日は午後からの力仕事や寒さによる冷えで、疲れと身体に強張りが出ていたところのワークショップでした。自分がしっくりくる場所を探す事に慣れて来ているのを感じながら、スムーズにスタンバイできました。田畑さんがA.B.Cと3箇所場所を変えて行かれると、AとBはBが若干緩やかだったように思いますが良く似た感覚で弛緩が急速に始まりました。ワークショップのスタートに選ばれたCでは急速に起きた弛緩が収まりました。しばらくは頭の中が忙しく集中出来ませんでした。最初のテンセグリティモデルを持たれた時から自然と感覚に意識が向けられ、モデルを離された時にはうつらうつらとまどろむ感じで意識ごと身体が沈んでいきました。2個目のテンセグリティモデルを持たれた時に、意識が身体の外側に向きモデルを離されたタイミングで意識が外側に広がって覚醒していきました。しばらくすると、上顎が左にスライドし始め、動きが止まると下顎も左にスライドし上下の奥歯が歯軋りをするように前後に擦り合わさり始めました。以前にも1人でyieldをしている時に顎が勝手に動いたことがあったので、そのままに任せてみました。その後、左にスライドし切っていた下顎が後ろに引かれて半楕円を描くように右にスライドし始めました。動きが一旦止まると、今度は下顎は後ろに引けていきカーブを描くように後頭骨の方へと上がる動きがありました。この間、意識は覚醒しており身体もいつでも動かせることができる状態でした。完全に動きが止まってほどなくワークショップが終わりに近づいて、身体を起こす準備に入りました。身体にも意識にも重さや抵抗がなく、スムーズ起き上がることができました。少し胸のムカつきを感じましたが、頭も身体も軽やかで良い感じでした。どのタイミングか忘れてしまいましたが、何度か心臓が内側からドン!と打つようなことがありました。この数日、同じようなことが続いていたので自分だけの感覚と思っていましたが他の参加者の方が同様のことを仰っていてびっくりしました。今回のワークショップでは、深い睡眠や機能を鎮めることだけが休息ではないのだなと感じました。

中部地方からご夫妻で参加されたMさん:

初めてオンラインでのイールドワークを受けたのですが、対面時のように色んなタイミングで色んな変化が起きたので驚きました。ワーク中ワーク後、身体が快適になりました。「体が動きたいような感じがあれば、そのまま動かしてあげて下さい。」のお声がけを受けて、頭が勝手に動き出したのが分かりました。本当に小さな動きですが、顎がゆっくりと引かれていき後頭部の接地面が上部から中央の辺りになり、首の後ろに長さができて、呼吸が楽になりました。ポジションBが一番楽で、CはBほど楽ではないけれど何かある感じがして、Cで続けてほしい試してほしいと思いました。一つ目のテンセグリティで体の広がりを感じ、二つ目のテンセグリティで心拍の鼓動が鮮明になってドキドキしているのが感じられ、右側の腰仙関節と仙腸関節の詰まりと若干の痛みに気づきました。イールドが深まってきた頃、詰まりと痛みが緩和されていること、吸気が丹田の辺りまで届いて呼気が丹田から口外へ出ていくのが感じられました。両足を三角に立てた後、丹田まで行き来する呼吸の動きで、下腹部の空間の広がりと柔らかい弾力があることを知覚しました。ご主人の感想:ポジションAでは標高2,000mの山頂に寝転がっていて、雲の中に入ったり、雲が通り抜けた後は視界がクリアになる、曇ったりクリアになったりが繰り返される感じイメージの中にいた。Bは同じ山のまま、背中の面が柔らかく沈む感じがした。Cは水の中にいて、フワフワする感じだけど深海なのでちょっと苦しかった。田畑さんの見た目が若々しかった。今日は貴重な体験をありがとうございました。またどうぞよろしくお願いします。

初参加のHさん

参加させていただき、ありがとうございました。場、に存在するものに対して、自信を持つことが出来ました。今回、呼吸と休息のためのワークショップ、でありましたが、ワークショップ中は基本動的なものでした。身体を動かし続けて調整を常に楽しんだ感じです。A地点は赤、B地点は緑、C地点は白とも銀とも取れるような色を感じました。家の中にあるものの流れや、太陽のエネルギーの流れ、私の体内を流れるときに止まるもの詰まるもの、身体が覚えていたもの、手放したもの、終了後は身体の軽さとブラのホックの位置が2つ狭まるほどの筋肉身体の緩みを体感いたしております。今は少し頭と肺あたりに熱っぽさを持っています。場の力を楽しめました。皆様にも感謝申し上げます。これから呼吸を深く楽しめる予感です。そして芯の休息に触れたように感じます。この場を設けていただき、ありがとうございました。次のご縁ある機会を、また楽しみにしております。

北陸からイールダーのTさん:

今回は自分の部屋ということで、楽な気分で横になりました。終了後、参加者の方々が、シェアされたと同じように自然とたくさんの空気を吸いこみ、カラダが膨らむような呼吸に自分でも少しおどろきました。まさに呼吸と休息のワークショップでした。田畑さんや参加者のみなさんと共有したスペースで、ゆったりと深い休息の時間を過ごせたと思います。ありがとうございました。A、B、Cとポジションが変わりましたがAが反応のキッカケとなるような強め感があり、カラダが、特に左脚が指先、足首、膝が、少し痛いような刺激がありましたが、B〜Cに至るまで質(?)が変わることなく落ち着いていく流れに安心感があり、カラダも深く緩んでいったように思います。テンセグリティが変わるたびにカラダは察知していたようですが、思考が意識に辿りつかないような感覚で眠ってはいませんでしたが、カラダを、田畑さんの言葉をただ聴きながら、ただ見ていたように思います。始まった時から、最近慌ただしい毎日で、胃腸の不調を感じていたせいか、腹部全体がポコポコと音をたてて動いていました。意識がカラダのどこに向かうのか、という田畑さんの言葉を聴くと意識は左半身〜左半身側面に落ちていくように向かっていきました。左手首内側が膨らみだして、押さえられているような重さのある温もりを感じていると、それが手のひら辺りまでひろがり、ふんわりと大きくなり指先が微かに動いていました。その左手首まわりと手のひらの温もりと指先の微かな動きが弾力のように感じ、その弾力に自然に呼応するかのように右側頭部、右顎、右首側面が連動して動き出したのをただみていたと思います。日常のいつもの動作の動きとは違う、そんなふうに動くのは不自然では?というような複雑で緻密な動きを首、喉、顎、頬、口腔内、鎖骨、肩まわりとアチコチに感じましたが、カラダは難なくやってのけ、その振動、共鳴が全身に響いていくと、段々と呼吸がしやすくなりました。喉の奥がひろがり、気管支や消化管が下腹部まで通ったような太く真っ直ぐなラインを感じていました。膝を立てた時にここ数日感じていた、腹部全体の膨満感が緩み、とてもラクになっていました。また、左半身の頭から左脇腹〜股関節内側〜足先までラインがス〜っと繋がったような感覚がありました。後頭部の接地面も変わり馴染むのに少し時間がかかったように思います。起き上がった時、左半身の感覚がとても軽く右半身が重く感じるくらいでしたが、バランスがなじみ始めた時、いつも気にしていた、無意識にも気にしていたらしい左肩周辺が無くなったと思うくらい軽くなっていました。すっかり忘れていましたが左肩の関節石灰沈着症の疼痛や長いリハビリの記憶から開放されたような明るい気分になりました。田畑さんのzoomでのyieldWSを受けたことでyieldを学んでいますが今回は、カラダとそれを見ている意識の距離感を、これまでと違った初めての感覚で体験したように思います。カラダを見ているだけの、とても静かで穏やかで何でもない、何もないような空間で、カラダと自分、そしてその微細な関わり合いを改めて、初めて知ったような、明確な言葉にし難いそれは、どういうことなのか?わからないもどかしさが今もありますが。WSの時のカラダはのびのびと自由だったと思います。Ws翌日のいつも通りの今日はカラダも軽く時の流れがとてもゆるやかで、どことなく、なにかしら落ち着いて過ごせています。

イールド研修中のRさん:

腰と肩の痛みで身軽に動けないので、理想のポジションを探すのは早々に諦めてしまいました。A地点では首が右側に動き全身も傾いていくような感覚、B地点では身体に中心軸が通るような感覚、C地点では左半身を中心に接地面に深く沈み込んでいく感覚がありました。「身体の周りの空間を感じて...」と聞こえたあたりから、全身が拡がっていって境界線が消え、同時に大きなコクーンの中にいるような安心感に包まれました。2種類のテンセグリティモデルについては、それぞれ違いを感じた覚えがあるのですが、なんだったのか全く思い出せませんw。その後は浮遊感というか、宇宙空間にでも漂っているような至福の時間でした。今はいつも痛みに耐えながら生活しているのですが、WSの間その痛みから完全に解放されたことでイールドの素晴らしさを改めて実感しました。参加できて本当に嬉しいです。

京都からYさん:

オンラインワークショップの数日前に、体調を崩してお仕事を休んでしまい、回復途中の状態で参加しました。気持ちの上でも、またいつもの悪循環のサイクルに入ってしまったのだろうかと落ち込みもありました。今回は初めて参加された方もいて、田畑さんがゆっくりとデモを交えながら始まったことも、とても新鮮でよかったです。田畑さんが三つの場所に立たれたとき、Aは静穏な感じがし、Bは身体の左側の細胞?がぷちぷちと弾けるような感覚がありました。はじめはBがいいかなと思いましたが、しばらくすると少し反応が強すぎるかなと思い始めたころ、田畑さんがCに移動し、落ち着くのに何かが深まるような、起き上がるような感じがし、今回はここだと感じました。田畑さんがCの場所でしばらくすると、自然と私もお腹が鳴り出し、身体が反応をしていたのも興味深かったです。田畑さんがテンセグリティを持たれたときは、残念ながら半覚醒の状態でほとんど記憶がないのですが、今回は仰向けになりながら、腰の下にときどき両手を入れたりなど、無意識的な身体の動きが多く発生しました。またワークショップの終盤では、なぜか仰向けになったまま足踏みをしたくなり、半分無意識で足踏みをしていました。ワークショップが終わってから、足の裏がふかふかになっているのを感じました。最後に、田畑さんと参加されたみなさんとで感想をシェアしていたときに、田畑さんがテンセグリティを手に挟むように持たれたとき、テンセグリティがしなるような感じになり、思ったより弾力性があって柔らかいものだったのだと気付きました。もっと固いものかとイメージしていたので、新たな発見でした。ワークショップの翌日は休日出勤でしたが、無事終えることができました。またワークショップ後しばらくしてから、きつい下着やタイツを捨て、着心地のいいものに買い換えることができました。まだ気持ちが落ち込んだり、自分が本当に生きたい生き方を選択することにおそれはありますが、オンラインワークショップを受けるたびに、少しずつ気持ちや身体が変わり、自然な流れに抗わなくなったように感じます。今回はなんとなく場の雰囲気がよい感じで、安心して受けることができました。本当にありがとうございました。

揺腕法についてrolfinger.com2024年3月11日

Ko2ウェブマガジンでお世話になっている編集者の下村さんが肝いりで推す揺腕法。それが書籍になったとのことで拝読した感想を以下に示す。

静のヒモトレと動の揺腕法

立位または坐位で腕を上げる動作をすると、ヒラメ筋や脊柱起立筋などの抗重力筋が働くことで姿勢が維持される。腕を前後に振ることで、きわめて精妙に抗重力筋群が協調しながら、内蔵空間を保つ。揺腕の動きによる安定化の負荷は、バランスボードに乗る際の刺激と共通しているが、異なる点は、足や坐面という足場が安定した状態で行なえるため、立つことさえままならない状態の方にも応用できる。

身体構造的に体幹部が安定して、内臓空間が確保されるメリットは計り知れない。体幹はそもそも「鍛える」べき対象ではない。ヒモを巻くという行為は、身体を意識し過ぎでもなく、かといって無視するわけでもない。そして揺腕法は、腕を動かそうと意識し過ぎるわけでもなく、慣性のままにするわけでもない、ちょうど間の中動態を目指している点も興味深い。どちらでもあって、どちらでもない間には、お宝が隠れていることが多い。

揺腕法は、体幹/体軸を囲む筋肉群の協調をさりげなく扱えるという点において、大きな意味を持つ。一人でも手軽にはじめられ、しかも奥が深いという点で、ヒモトレと並ぶシンプルで継続しやすい方法として、普及していくに違いない。

ロルフィングセッションとセッションの間やセッションの後、自分でできることは何か?とよく尋ねられる。よほど身体感覚のある優れたパーソナルトレーナーでない限り、sleeve側の筋肉を発達させ、intrinsic マッスルを不活性化して、バランスがかえって偏るようなジムトレーニングやエクササイズはお勧めしない。(ただし、楽しい範囲で進めるのはいいと思う)

負荷の少ない、ウォーキングやジョギングを勧めることはある。軽く汗をかく程度にするとよい、とよくいわれることであるが、その意味はその位距離を歩くと、その過程で身体がより負荷なく動こうとして、体幹が安定化するようにコーディネイションする。動き始めは身体が重かったりしんどさが感じられても、あるところから余分な力が抜けて、快適さがでてくる瞬間がくるのを体験された方はいると思う。

体幹部の安定化に伴い、身体全体の張力が、過緊張でもなく虚脱でもない状態に移行するにしたがい、吸気と呼気が両立するバランスとなる。しっかり吸えてしっかり吐けるなら、自ずと自律神経も安定してくる。姿勢維持が容易になるなら、抗重力筋、つまりTonic musclesをコントロールしている辺縁系や大脳基底核の神経ネットワークも次第に整理され再構成される。つまり、その領域は、情動や感情を司る脳内の担当部署であることから、自動反応的なトラウマ的なパターンが知らず知らずのうちに修正されることも起こりうる。実際に身体指向のトラウマ療法としても活用されているSomatic Experiencing®の創始者Peter Levine博士も、セラピーの現場で、体幹部を刺激する振動性の器具を用いることがある。書籍内に掲載されている様々な体験は、不思議な現象ではなく、かといって過度に期待すれば叶うような直線的過程は辿らないとしても、すべて起こりうる可能性に満ちている。

ロルフィング9回目の感想rolfinger.com2024年3月27日

<9回目のセッションと身体の感じ方について>

今回のセッションは、とても繊細で不思議な動きだと思いました。

6、7回目のセッションあたりからでしょうか、だんだん身体がまとまりを持ち始めているように感じます。

9回目のセッション中も身体をまるまるやわらかい一塊で感じるような時間がたくさんありました。

最近、身体が自分で自分を釣り上げているような軽さを、よりしっかりと感じます。

1、2回目のセッションのときに初めて感じた感覚が蘇るようなときもあり、改まってる感じがすこしします。

今まで「身体を支える」というと、足で地面から支えたり、手をついて身体を持ち上げるイメージだけでしたが、

やわらかく身体自体がいつもリフトアップしているような軽やかさです。水の中にいるときの感覚にちょっとだけ似ている気がします。

身体に感じる変化も、局部的な気づきより、具体的に言い難い全体的な感覚の変化をじっくり味わっています。

身体を動かすとき、なんとなくさらさらとしたイメージがあります。夏の高原の空気の中にいるみたいな気持ちよさです。

セッション後に変化を眺めていると、今までの過去の感覚で作られた意識との時差に気づくことがあります。

身体はいつも今ここにあるので、まずはそれを感じてみると「今まで自分は実はこんなふうに身体を扱ってたんだな」と、

ニュートラルに近い立ち位置で見つめる感覚に気づかされます。

前よりも調子がよくなって初めて、自分の不調に気づくというようなこともありましたし、

気づかないうちにいろんな変化を「普通」のものとして受け止めているのかなと思います。

日常では静かに移ろいでいくものがたくさんあって、その中には気づかない不調のように、変化を求めているものもあるのだろうなと思います。

自分の中にある、そういう小さな変化の声を、ロルフィングは見つけて背中を押してくれているのかな、と感じています。

Rolf Movement認定25周年記念企画rolfinger.com2024年4月1日

1999年にワシントンDCにて、Rolf Movementプラクティショナーとして認定され、その10年後の2009年には、Rolf Movement教員として認定されました。ということで今年2024年は、Rolf Movement認定25周年であり、Rolf Movement教員としての15周年ということになります。

身体統合を考えるとき、構造と機能は硬貨の裏表の関係です。構造が変われば、機能としての動きが変わり、動きのクオリティが変われば、身体の形も変化します。かたち(構造)から統合するのが、ロルフィングであり、動きや知覚といった機能面から働きかけるのが、Rolf Movement Integrationになります。ロルフィングの創始者は誰もが知るところですが、Rolf Movementは、複数のMovement教員が共同で作り上げた(進行中)技法です。皮膚から働きかける筋筋膜リリースのような直接的な介入ではないため、着衣のままで受けられる点や侵襲性が低いことから、日本人に受け容れやすい技法だと思います。

RMIのワーク例

私自身は、1995年のRolfingベーシックトレーニングの最初のUnit期間中に8シリーズのMovementセッションを受けました。非常に興味深い、マイルドなタッチでどんどん変化が進んだことを思い出します。そして、Rolf Movement認定トレーニング中に、講師のCarol 先生が私の頭をホールドした時に、脊柱全体が自発的に伸張した体験や、2002年の上級トレーニング中に故Vivian Jayeという名誉講師による関節へのワークで、痛めていた右肩関節が音を立てて一発ではまり直したという強烈な体験もありました。いずれも、Movementの大きな可能性に目を見開かれた貴重な経験でした。そこから、Yieldという動きを軸に構築した8シリーズ※を自分でも受けてみて、これはかなり意義のあるシリーズだということを身をもって確信しました。

ロルフィングのみならず、多くの方にこのRolf Movementの魅力を知って感じて欲しいと思います。

今年は記念すべき年ということで、Rolf Movement Integration強化の年として、以下のような設定を考えました。

Rolf Movement Integration 8 シリーズ  15000円/1時間 x 8回

条件:①8シリーズ12万円を一括支払い ②写真/動画データ使用許可(ご本人とわからないよう加工) ③体験についてのレポート提出 ④予約確定後基本的に変更がなく安定してスケジューリング管理できる方 ⑤キャンセル規定に同意頂ける方

定員:25名

※これまで、こちらで10シリーズロルフィングを終了された方には、後もこの設定で2024年内承ります。

お申し込みフォーム

※Yieldに特化したmovementワークをYielding Embodiment®Orchestrationとして、ロルファー以外のYieldingプラクティショナー(イールダー)もこのセッションを提供し始めています。

不可抗力と故意rolfinger.com2024年4月3日

ビールやお酒、味噌に醤油と、日本の発酵は世界に誇るべき文化であり、技術である。発酵によって、原材料自体の活きが落ちても、菌が増えることで食品全体の活きた活性が維持される。さらに、現在料に含まれる多少の夾雑物や有害物質も微生物由来の核酸分解酵素や蛋白質分解酵素で、無毒化される。さらに、微生物は、増殖がピークを過ぎると二次代謝産物として、様々な有機酸や生理活性物質を産生する。発酵は日本のお家芸であり、食文化を支える土台でもある。

発酵の際に、一番生産側が気を遣うのが、他の雑菌が混入するコンタミネーションだ。例えば、ビール工場でコンタミがもし起こって、そのロットが使えず廃棄することになると、工場長の首が飛ぶと言われるほど、通常その管理には最新の注意が払われる。飲食業で最も避けたい事態としての食中毒と同じ意味であろう。

小林製薬の紅麹サプリに疑いがかけられているが、その健康被害の特定方法にも問題があるが、百歩譲って、もし生産中にコンタミが生じて、雑菌による夾雑物が混入したとしても、それはあくまで、不可抗力である。工場側では細心の注意管理体制の中で、起こったことになるから、間違っても故意ではない。生産株の全ゲノムDNA配列を決定し、腎臓への悪影響を及ぼす可能性のあるシトリニンが産生されないことまで確認している。

一方、mRNAワクチンは対照的である。製造過程で断片化されたDNAがコンタミ(導入された細胞に断片化ランダムに組み込まれる危険性が指摘されている)し、シュードウリジル化したRNAは、すぐには分解されず体内をしばらく循環し、スパイク蛋白をつくって、様々な臓器に炎症を起こす。千歩譲って、DNAを完全除去するような工程が含まれ、スパイク蛋白のホールではなく、免疫記憶に最低必要なエピトープだけを含む断片が極めて一過的に翻訳されるような系で製造された薬剤なら未だ多少理解の範疇にあるが、コンタミが起きてしまう危険性や炎症有害物質が血中を通して全身に回ることがわかった上で、それを作り続け、投与し続ける行為は、薬害が起こることを前提で行っているため、「故意」といえる。

ところで交通事故死しても、あとからでもPCR検査して陽性となれば、コロナ死と認定されたナゾの判定方法は、紅麹サプリで健康被害と断定された方々には適応されたのだろうか?

病気の人のための薬は必要だが、病人指定する必要のない人に診断名をつけて薬を投与する体制をつくり、病人を増やす。健康な人に投与できる薬を投与して有害事象を増やして、別の薬が売れるようにする。その次は、人を健康にするものを使わせないようにして、病気になりやすい状況をつくる、というような意図を感じてしまうのは、妄想だろうか?

高い発酵技術を持つ醤油製造メーカーが、mRANワクチンの原料の一つシュードウリジンを供給している。間違いなく膨大な利益が出ているに違いない。バイオ研究者としてその仕事に誇れるのか?その会社の方針に全く同意して胸を張って後悔なく生きることができるのだろうか?

姿勢と痛みrolfinger.com2024年6月2日

10シリーズROLFINGをモニターで申し込まれた方へのセッションが進行中である。この方は、かなり腰痛が酷く、夜中に痛みで目が覚めてしまい、よく眠れないという状態からシリーズが開始。回数が進むにつれ、身体の再構成が進む。

セッション1の後

"右臀部の痛みが目下の課題ですが、初回セッションの夜が一番痛みが出てきたようで、痛みで何度か目を覚ました程でした。"

セッション2の後

"前回セッションでは、脚に小さな無数のムズムズした感覚が起きました。その後、臀部の痛みは少し引いてきた感じはありますが、数日前から肩甲骨が一定の動きに伴って痛くなることが続いています。"

セッション5の後

"今回は前回終了から間が長くなり、その間に前から問題になっていた臀部の筋肉の痛みがかなり減ったことが感じられました。少し違和感は残っていますが、夜眠れない困りごとは無くなりました。それから、日常の中で呼吸を止めているように思えるようなことに気づくようになり、その時は意識して胸や背中まで深い呼吸を入れられるようになりました。"

セッション7の後

"前回のセッションの後、胸の辺りが広がった感じがあり、意識して呼吸したときに空気がたっぷり入る感じがします。また、ここ一週間はお尻の筋肉の痛みのことをすっかり忘れるほど、痛みが出ずにすんでいます。"

セッション7で扱う下顎と上顎のバランスが、クライアントの骨盤に影響を与えていた可能性がある。クライアントは、かなりシビアな歯科矯正中である。第7セッションによって顎のバランスが変わることで、腰に対する違和感も改善したようだが、下の写真が示すように、7回目のセッションの直後から一週間経過後の写真はむしろ前傾傾向にある。一旦バランスがオフになったように見えても、本人にとっては痛みから解放されることがあるという一例。

いわゆる「出っ尻」傾向にあるケースの多くは慢性的腰痛を抱えていることが多い。前傾を立て直そうとするために中臀筋付近の慢性的緊張を引き起こす。だが、下の7回目後一週間経過後には痛みから解放されていることを考えると、外見上のいわゆる姿勢と痛みには直接的相関関係があるとは断定できない。大切なのは、こうしたプロセスがダイナミックに進んでいるということに意味がある。ロルフィングのプロセスは一時的に、下方に方向付けられるタイミングもあれば、逆もある。そうした身体にとって必要な過程を経て、上下左右の動的二方向性が引き出されるのだ。

そしてこのクライアントの場合は、セッション前後でフェルトセンスに注意を向けたり、自覚的な変化への気づきはほとんどない。それでも、認知脳とは関係なく、身体は変化していく。私というロルファーは、クライアントの認知脳との会話に興味はない。結果がすべてだ。

※ロルフィングセッションはすべてイールドの技法がベースになっています。

Rolfing Days/災害支援ワークショップ@富山rolfinger.com2024年6月19日

6月15日(土)に富山市のサンフォルテ富山にて、呼吸と休息のワークショップとロルフィング/オールドの個人セッション提供を実施した。

内容は以下の通り。

震災を含めさまざまなストレスを受けると,身体は身構えた状態のまま,深い休息を 忘れがちです。安全な感覚の中で身体がまず重さにゆだねるという"動き"を思い出す と,そこから広がろうとする方向性が生まれます。さらに,滞った場所に動きが伝わ りはじめると,パターン化した呼吸が変化します。 前半のワークショップでは,ご家庭で,タッチを通して,深い休息と楽な呼吸につながる手法を紹介し ます。おうちでお子さんや大切なご家族の方に使って頂ければと思います。参加される方同士でペアになって頂き,ワークを交換します。 後半は、ロルフィングを中心とした個人セッションを提供します。

日時:2024年6月15日土曜日

前半)ワークショップ    13:15 〜 15:45 (2時間半)

講師:Rolf Movement教員 田畑浩良

アシスタント:吉岡英明、古川智美

現地コーディネイター兼アシスト:竹原昭子氏

定員:24名

後半) ロルフィング個人セッション

担当:Rolfing )吉岡英明、古川智美、田畑浩良

Yielding work) 竹原昭子、南田みのり

① 16:00 - 16:45

② 16:45 - 17:30

③ 17:30 - 18:15

※担当者の指定は不可。枠については、お申し込み状況により時間枠が変更になります。

参加費:自由料金(ワークショップ/セッション後に、腑に落ちる金額をお支払いください。18才以下は基本無料)

ワークショップの参加者は、16名、富山、石川、長野、東京などから。

個人セッションは、ロルファーの吉岡英明さん、古川智美さんと田畑がロルフィングを担当し、イールドワークをイールダーの南田みのりさんと現地コーディネイターでもある竹原昭子さんに担当頂いた。

ロルファー古川智美さんによるロルフィングセッションと右横はイールダーの竹原さんによるイールドセッション提供中。

イールダーの南田さんの子どもへのワーク

ロルファー吉岡英明さんがロルフィング提供中

今回はじめての場所でのワークショップであったが、竹原さんと古川さんのお知り合いの方へのお声がけによって、16名の方にお集まり頂いた。郡山での活動は、初回ドカ雪も重なって、スタッフ3名と参加者3名でスタートしたことを思うと、大盛況である。

地震による影響は身体が休息できない状態を長引かせる。適切な介入でリセットできれば、QOLを向上させることができる。ロルフィングやイールドをお役立て頂ける機会を増やしていきたい。

今回参加頂いた方々から、ドネーション頂きましたので、有り難く、交通費と夕ご飯代に充てさせて頂きました。🙏

参加された方からの感想

Hさん  (WS & 個人セッション)

"先日は、ワークショップや個人セッションの企画に参加させていただきありがとうございました。富山でこのようなイベントを開催していただきありがとうございます。

初めての体験で、最初はどうすればいいかよく分からなかったのですが、まず、最初に施術する方になり、途中から、相手の方の呼吸が明らかにゆるやかに変化したことがみて取れました。なんとなくですが、自分にとって、心地のよい場所や触れてみたい相手の場所があるように感じました。

自分が、してもらう方になると、相手の方に触れてもらうと、より下の方に脱力して行く感じがしました。個人セッションの時は、触れられるとそこがとても暖かい感じがしたのと施術者の呼吸が伝わってくる感じがしました。ワークショップの時、施術した相手の方から、途中から上に上がっていた体の部分がまっすぐになったと言われたので、そうなのかと思いました。起き上がって歩くと足の裏がしっかり床についてる感じがしました。

その日の夜は、いつもなら夜中に1回目が覚めて、トイレに行くのですが、朝までぐっすりでした。とても不思議な体験でしたが、日頃、こんなふうにゆっくりと床に寝転び、呼吸したことがなかったと思いました。これからはそんな時間も取りたいと思いましたし、主人にも同じ体験をして欲しいと思いました。紐トレも気になったので調べてみます。

素敵なイベントありがとうございました。"

Kさん (WS & 個人セッション)

"先日はロルフィングワークショップに参加させていただきありがとうございました。

毎日慌ただしく過ごしており、ゆっくりとした休息ということについて深く考えていなかったので、今回はとてもよい経験になりました。 体験した感想は ふたりセットになり、気?エネルギー?のようなものを合わせることによって、なぜかひとりで休むより身体が楽になりました。 力をかけているわけではないのに少し触れただけで、段々と呼吸がゆったりと深呼吸になり、 身体は、短時間なのにゆったりと休めて、足が楽にバランスよく歩けるようになりました。 とくに、ヒモを使った足の休息がよかったと感じました。

そして、終わった後は、不思議なことに、全員が整ったせいか、始まる前に自分が整う場所を探していた時と比べて、空間の波長?波動?も変化したようで、スタジオ内の空気も整ったようでした。 初めての体験でしたが、ロルフィングによって短時間で身体を整えることができて、とても良い体験になりました。 有難うございました。 "

Oさん (個人セッションのみ)

土曜日のセッションの後、2日間倦怠感が半端無く、何も手につかない状態でした。少しづつではありますが、普段のテンションに戻りつつあります。私のカラダの中で何かがおきてるのでしょう。夜はぐっすり眠りにつきます。今日ぐらいから通常業務に稼働してます。カラダのバランスが良くなった感覚があります。カラダの大掃除をした後の様な感覚です。ありがとうございました♪

Nさん (WS & 個人セッション)

15日は富山のロルフィング体験会ですごく貴重な経験ができました。子供と一緒に参加させていただいて、どういうものかあまりよくわからず参加させていただいた為チンプンカンプンでしたが【スミマセン】

体験させていただいて...

目がすごく視力あがったのか、開くみれるようになったのか...

見え方が前と違ってスッキリしていました。

ロルフィングをしていただいたおかげで、右脚のクセが治せなくてずっと何がおかしいのか...とりあえずクセが気になっていたのが気にならなくなり、重心の位置が左足と違ったからだと気づけました🌟おかげ様でまっすぐ立つ+歩くのが楽になりました❇️感動デス、

ありがとぅございました🙇‍♀️🙇‍♀️

Yさん

本当に参加させていただいて、紐一つで、こんなに体の体感が変化するのかと、びっくりしました。

じっくり体を観察する、たった30分ほどの時間で、驚くほど、心が満たされました。

自宅に帰った後も、憑き物が落ちたように、心も体も、いつもどこかに重くのしかかっていた何かがとれて、軽やかでした。

ありがとうございました。

ソマティック・エクスペリエンシングに対する考察rolfinger.com2024年8月9日

ソマティックエクスペリエンシング®(以下SEと略記)は、トラウマ解放に有効な身体指向の技法として知られています。

トラウマを解放するという介入に対して、講師によって随分と考え方が異なるという話を複数のクラスのアシスタントを経験した方から伺いました。トラウマを熊に例えるとすると、寝ている熊を起こすやり方と、もう一方で寝ているなら熊を無理に起こそうとせず、プロセスに任せる方法論があるとのことでした。話をしてくれた方は、自分は後者が合っていると仰っていました。自分はどちらかといえば、イールドの観点から、後者を採用します。

熊が寝ているのには理由があったり、起きる準備ができていないかもしれません。だとすると、準備不足なタイミングでせっかく寝ているところを急かすのは、ちょっとまずい気がします。トラウマが渦を巻いているとすると、近づこうとするだけで巻き込まれるリスクがあります。イールドの技法では、トラウマのエネルギーを手放そうと思えばいつでも手放せる場という下地を提供するという考えです。手放すことを積極的に促進するような介入はせずに、待つというスタンスです。ただ、クライアントが自己調整にアクセスすることに迷いがある場合は、上手く案内して上げる必要もあると思います。

その見立てや見極めは、クライアントの状態を把握する、観察力が求められます。この能力に長けているなら、セッションは安全に進むでしょう。ただ、トラウマの渦が強力なエネルギーを持っている場合は注意が必要です。

イールドの技法で用いる静寂に満ちた中立な立ち位置を施術者が見つける時、その状態にクライアントが共鳴して、あたかも、台風の目に立体的に上からすっぽり入るようなイメージになります。同一平面上でアプローチしていくと、必ずトラウマの渦の近くを通ることになりますが、方向は別として、すぐさま台風の目に入ったところからセッションが経過していく、SEにイールドの間合いを用いる時のイメージはそんな感じです。

Dr. Ida Rolf Instituteの機関誌への投稿rolfinger.com2024年8月25日

Rolf Instituteの機関誌2024年7月号に田畑のarticleが掲載されました。

Space, ground, gravityというテーマで前巻に引き続き今回の巻でもファカルティを中心に論説が掲載されています。

さて、中身について、昨年特に集中してテンセグリティと身体について探求したわけですが、共鳴テンセグリティモデルが、適切な張力の有益な参照になること、テンセグリティという造語に含まれる完全性という意味、真骨盤内に重心を定める意味と、体心点との関連性を包括してみました。

介入に対して非常にセンシティヴなケースに対応するための、施術者と被施術者との間合いと施術者自身の身体張力の重要性

イールドと間合いを実践することによる恩恵 -- イールド研修に参加することによって、尿中酸化ストレスマーカーが低レベルに抑えられた結果の提示。

施術される側だけでなく、施術する側が身体構造が整うという実例の紹介

海外とのリモートワークの可能性

https://www.amazon.co.jp/dp/B0CWCZ52B7?ref=cm_sw_r_cp_ud_dp_N52BC217BDA07SM0K18P_2&ref_=cm_sw_r_cp_ud_dp_N52BC217BDA07SM0K18P_2&social_share=cm_sw_r_cp_ud_dp_N52BC217BDA07SM0K18P_2

鼎談書籍rolfinger.com2024年8月25日

身がまま整体の片山洋次郎先生とロルファー同僚の藤本靖さんと私との鼎談書籍が発売になりました。

https://www.amazon.co.jp/共鳴するからだ-片山洋次郎-ebook/dp/B0DBH73B16/ref=sr_1_1?__mk_ja_JP=カタカナ&crid=QKRTF7LTE2QA&dib=eyJ2IjoiMSJ9.-slxSrE0P6hoSz8elNSMCN1HmThUOjByiEUKVHbjiupmMq7zdgGCuSfsxf1sdYFWcwdgRA28i8tNPZvDXwgaFavuL5CKAEagxmM84TFsQEwRhzuTsS5FystHxe3D4ShSwPv2LVcRn2nfqhVbzxiHWw.EAxTVTvVS5lRXTH6jraaiiC8YgQa38Fs7b50gm4rnYo&dib_tag=se&keywords=共鳴するからだ&qid=1724570451&s=digital-text&sprefix=共鳴するからだ%2Cdigital-text%2C178&sr=1-1

\"共鳴するからだ\"を読まれた方の感想①rolfinger.com2024年9月4日

書籍を読まれた、イールダーの方からのご感想をご紹介します。

読んでいる最中、お話しされている言葉の一つ一つ、その時々によって浮き出た言葉から扉が開いてその奥には広がりが感じられるような感覚がありました。言葉一つの中に積まれた臨床の経験や知見を感じ、例えるならホームページに掲載された文章の単語にそれぞれリンクが貼られ、そこからたくさんのページにアクセスできる仕様になっているような、そんなさらっと読むには私にはもったいない本でした。これからも読む度にきっと発見があると思います。以前、講座の参考資料にシェアしていただいた「センサリー・エンべローブ(感覚外皮膜)としての、表面層」と交互に読み進めたところ、相互補完するように読むことができました。(この論文は、PCのディスプレイから風が吹きました)

今年の2月にPart2を受講、デモンストレーションのモデルをさせていただいた時に、「感覚が過敏であることの受け取りやすさとコヒーレントな状態での受け取りやすさとの違いはなんだろう」と自分の中で疑問が生まれ、講座が進んでいく中で過敏である時に刺激を受け取る時は身体の表面にアンテナが無数に生えてそれらがビンビンにあっちの刺激、こっちの刺激を受信して騒々しい感じ・コヒーレントな状態の時は自分ではお腹の真ん中がぺこりとクレーターのように凹み、そこからじわーっと身体の中の変化が進んでいく感じ、と一旦まとまっていました。

ご著書の中で、コヒーレントな状態を不揃いなメトロノームが段々そろっていくように細胞の第一次繊毛の動きが揃っていくイメージとして例えに、椅子からガタッと立ち上がりガッツポーズをしました。それです、それ〜、きっとそれなんです〜!うわ〜ん。と、身体が一斉に万歳したような。語彙力が吹き飛びました。この本を読み、改めて自分の大切にしたかったまだあやふやだけれど確かにあったものとイールドがリンクしていたことがつながり、イールドの世界を通してそのあやふやさをもう少し形にしてあげたいな、そのためにもセッションの臨床ケースを積んでいきたいと思います。

無敵な本だなあと感じます。ありがとうございました。

Rolf Instituteで開催されたRolf Movement認定ワークショップ報告rolfinger.com2024年10月9日

2024年9月9日から4日間、米国コロラド州ボールダーのDr.Ida.Rolf Instituteにて、"Seeing centering in Hara, integration with Ma"という題目でワークショップを教えてきました。参加希望者が増えて、講師1人に対して8名が基本のところ、18名まで枠を広げて締め切り、それでも10数名がキャンセル待ちという有り難い状況でした。人数が増えた分、クオリティが下がらないか一抹の不安もありましたが、教員仲間やイールドに対して共感してくれているロルファーも多かったので、協力的で安全で静かな変容の場が安定して保持されていました。通訳としても参加してくれた、智子バルドリッジさんの助けもありがたく、また、Instituteのクラス運営をよく知る、ムート延子さんとニール・アンダーソンのバックアップもうれしかった。

2008年のTeacher in trainingのためのPrinciples週を教えた時以来のInstitute本部でのワークショップでした。

Rolf Movementトレーニングの恩師、Rebecca Carli-Mills先生や、教員養成課程にあるCalyn McHose先生、教員仲間であるDuffy Allen、Neal Anderson、ムート延子さんも参加して下さったリッチなクラスでした。過去7,8年前にSantaCruzで開かれたクラスに参加してくれた、MeikeさんやLarrenさん、昨年のクラスに参加してくれたSteveさんやJennyさん、Tomoko さんも通訳を兼ねながら助けてくれました。この写真をクリックすると、Facebook上のこの写真に寄せられたコメントを見ることができます。

このクラスの後日談として、このクラスが、触れないことを扱ったり、他のファカルティが教えていないのではないか?Rolf Movement認定ワークショップとして認められるのか?という懸念が、割とクラシックなRolfingを教えていて、今回参加していないファカルティから、出されたようで、それに対して、Rebecca先生が一つ一つの質問に回答して対応してくれたのです。結果、認定ワークショップとして問題ないとする結論でしたが、Rebecca先生が参加してくれていて、幸運だったと思います。

従来の丹田の位置ではなく、真骨盤内をテンセグリティとした場合の中心は、さらに低い位置にあり、このポイントを、True Pelvic Centering Point(TPCP)として、ここにセンタリングする感覚を得るための間合いを体得してもらうのがこのクラスのハイライトでした。ロルファーは、Proprioception-体内位置感覚やInteroception-内受容感覚が優れているため、場所さえ示せば、感覚を共有するのはそれほど難しくはありません。ただ、精度を上げるためには、センタリングするポイントを前後でも調整する必要があります。この微調整によって、変容の場のクオリティが全く変わってしまうことも、デモンストレーションしました。この微調整に関しては、年単位のプラクティスを要します。参加者のほとんどが、一回のワークショップでは足りないことを悟ったのか、来年にまた次のクラスを開いて欲しいとのリクエストの声が多数上がりました。そのリクエストに応えつつ、waiting listに載った今回参加できなかった人々向けのクラスも開催しようと思います。その他、SIプラクティショナーのスタディグループから、オンラインでクラスを開いて欲しいというリクエストも来たりと、肚、間、そしてイールドの技法に関して、興味は高まっているようです。

参加してくれたロルファーの感想を紹介します。

Lauren Harmonさんの感想です。

https://www.facebook.com/share/p/JgqPJf43TbLCCRkf/

FB投稿記事の和訳:

長年にわたり、田畑浩良(Hiroyoshi Tahata)さんから学ぶ機会を得る前から、彼のワークについて耳にしていました。そして彼がロルファーや人間であることの意味を拡大していることに、とても深く共鳴しました。2016年にサンタクルーズで彼のクラスに参加できた時、それはまるで帰郷したかのようで、私が世界に対して自分の「魔法」を提供するやり方が正しいのだと感じ、ロルファーやプラクティショナーとして、自分の仕事や提供物が「普通の定義」から外れていても大丈夫なのだと確認できました。この経験は、セッションにおいて、人々や馬と関わる際に、私自身でいる自由を深く与えてくれました。

最初のクラス以来、彼ともっと多くの時間を共有することを夢見てきましたが、この8年間、その機会はなかなか巡ってきませんでした。しかし、今週、再び彼の生徒として学ぶ機会を得たことに、心から感謝しています。彼のワークは、人類が癒され、再び統合されるための入口です。彼からセッションを受けることができたこと、そして美しいクラスメートたちとの時間を持てたことに、言葉では表現しきれないほどの感謝の気持ちを感じています。

田畑さんとのセッションは、私に自分でも知らなかったテンセグリティの感覚を見つけさせてくれました。私はまったく新しい感覚を得て、完全に支えられていると感じ、最良の形で永遠に変わりました。私の可能性の認識が無限に広がったのです。浩良さん、そしてクラスメートの皆さん、本当にありがとうございました🙏💕

日本からRolfing インストラクターとしてご活躍のムート延子さんもFB上でこのクラスの感想をシェアしてくれています。

https://www.facebook.com/share/p/bxKAuhkYozTGYAAC/

FB投稿記事の和訳:

夢が叶いました。田畑浩良(Hiroyoshi Tahata)さんのワークショップに参加し、「肚」と「間」を体験しました。通訳はバルドリッジ智子さんでした。浩良さんは、クライアントのシステムを優しく、非侵襲的に快適な状態に導く方法を私たちに教えてくれました。その方法をいくつかの言葉で説明するのは簡単ではありません。http://yielding.work/index.html

私が体験したセッションは、まるで深海の底に横たわって休息しているような感覚でした。身体の様々な部分で小さな動きが現れては消えていき、徐々にベッドに沈み込んでいきました。それはまるで、体内のすべての液体が一滴のように拡がっていくような感じでした。その後、ゆっくりと重力場に戻り、座り、立ち上がると、まるで新しい体になったような感覚がありました。

先週末から、この考え方をロルフィングのセッションに取り入れ始め、良い結果を感じています。イールドの世界はまだまだ奥深いです。ぜひご自身でも体験してみませんか?

その他 FB上で寄せられたコメントの訳を紹介します。

ケビン・フランク先生 (Rolf Movement Faculty)

私はその場にはいませんでしたが、(2017年の)教員会議のプレゼンテーションで田畑さんの重要なワークを見たことがあります。しかし、カリン(今回参加してくれたCalyn McHoseさんでケビンさんのパートナー)はそこにいて、田畑さんがロルフ・ムーブメントの分野に追加しているものに対して深い感謝の気持ちを持ち帰りました。ソマティックムーブメント教育の広い分野における、異文化間の素晴らしい相互交流の例です。ブラボー!

マイケ・グルンドマンさん(参加者の一人)

田畑さん、あなたの深い知恵と教えに今も畏敬の念を抱いています! あなたのワークをこの世界にもたらしてくれて本当にありがとうございます。心から感謝しています。

バルドリッジ智子さん(通訳としてもお手伝い頂きました)

肚(TPCP:True Pelvic Centering point )と間の理解を深めるこの機会を得られたことにとても感謝しています。田畑先生、教えとご指導を本当にありがとうございました。素晴らしいロルフィング/ロルフ・ムーブメントの先生方を含む素敵な仲間と一緒に学べたことは本当に幸運でした。私たちが創り出した(あるいは見つけた?)空間は、とても静かでありながら力強く、癒しの場でした。クラスに参加された皆さん、ありがとうございました。また今後も一緒に学べることを楽しみにしています🙏

上記、TCPCのセンタリングポイントを見つける作業は、イールドの基礎研修でもお伝えしている重要項目です。

遠隔セッションの感想rolfinger.com2024年10月19日

四国にお住まいの方で、対面でのセッションも何度か受けて頂いています。今年5月の名古屋でのワークショップで、フィードバックされた一言がずっと気になっていたことと、ご実家で一大事ともいえる出来事があり、遠隔でのセッションをお申し込みになりました。以下のその後に頂いた感想です。ご本人の許可を得てシェアさせて頂きます。

" 先日はやわらかな時間を過ごさせて頂きまして誠にありがとうございます。セッション後、急にやる気スイッチが入りメンチカツとコロッケを沢山作りました。息子が帰省していたこともありとても充実した夕餉をたのしむことができました。

セッション翌日の朝は身体を立てわりにスキャンする感覚が高まったようで、これまで感じたことのない筋肉や腱に縦筋があることを実感しました。また、骨盤が安定しているにもかかわらず以前のような筋肉痛を伴うホールドされた感じは無く、とても自由奔放な均衡といいますか柔軟なサポートといいますか...表現が難しいのですが、具合のいい両足の存在に感動しました。

ところが、今朝になり右足裏の中心に脱力を感じ、各指と膝、股関節との繋がりがギクシャクし始め、右骨盤内の縦の流れが滞っているように感じました。そのとき、パッと閃めいたのがヒモトレの草鞋巻きでした。ちょっと試してみたところ実にしっくりと落ち着きました。幸せってこういうのじゃないかしらと嬉しくなりました。

遠隔なのに今の私に必要な効果が得られたことに「スゲー」と大声で叫びたくなりました。それと、これがセッションと関係しているかわからないのですが、セッションの晩に今大変な状況の弟に他県に住む弟の大親友から「お米2俵持って行くからな」と電話がありました。誰にも連絡できないとぼやいていた弟の顔がみるみる明るくなったのはイールドのおかげのような気がします。イールドの不思議って身体だけじゃないと信じています。自分をしっかり持つことで周りもかわる??のかしら??やっぱり「スゲー」と叫びたくなります。"

メンタリングrolfinger.com2024年11月22日

メンタリングは、技法を提供する中で出てくる疑問や、もう少し理解を深めたいプラクティショナー向けに、個別の質問にお応えするプログラムです。単に、言語的にお伝えするのではなく、体験と実習を伴いながら、お伝えしていきます。テーマを参加者が個別に決めるテーラーメイドのワークショップという言い方もできるかもしれません。

例として、3ヶ月おきにあるイールダー3名がほぼ定期的にメンタリングにお越しになっていますが、過去に参加したワークショップで、わかりにくかったところをハンズオンを通してお伝えしたり、イールドセッション時の肚のセンタリング位置の確認を目的に参加する場合もあります。メンタリング受ける側は施術者として、他の参加者のどなたかにクライアント役になって頂きます。ここは、主眼ではないのですが、受け手として講師が見守る形で1セッション受けることになるので、身体もバランスされます。

基本的には、ロルフィングトレーニング中のロルファー候補生向けのプログラムで。ロルファーやイールダーの方をはじめ、こちらで提供したRolf Movementワークショップ等に参加頂いた方もどうぞご利用ください。

5,6年前からイールドの技法を習いはじめた方でも、先日のメンタリングで、「今更だけどやっと、肚の感覚がわかった」と仰っていました。くり返し習っていることでも、肚のセンタリングポイントを体得するには年単位の時間がかかります。それは、私自身が10年以上かけて試行錯誤しながら、発見し検証しながら培ってきた感覚でもあるので、数回のワークショップで掴むのはよほど経験がある方でも困難です。通常のクラスの実習では、場も整っている中で、クライアント役からの適切なフィードバックもあるため、セッションは上手く進行しやすいのですが、実際に自分のプライベートなセッションルームで行う状況とは明らかに異なります。肚の感覚、しかもセンタリングポイントが低い重心で正に中心にチューニングされるには、鍛錬が必要です。ただ、数だけこなしても、シンプルな作業だけに無意識に我流を繰り返してしまうことは起こりがちで、ある程度経験を積みながらも、客観的な指導が要所要所で必要になってきます。

ただ、強調しておきたいのは、イールドの技法で用いる低重心の肚の感覚は、田畑だけが特異的にできる特別なものではなく、私以外にも安定して、センタリングポイントを内側に見つけ、他者に対しても指導するレベルにあるイールダーがすでに3名いらっしゃいます。イールド研修35日単位を取得し、その後も数回メンタリングを受けた方々です。通常のワークショップは数日ですので、それだけで習得できるわけではなく、新しい情報をどう消化し、どう実践し、それをどう評価し、次につなげてワークしていくか?のくり返しになります。

自分の中心をどこに置くのか?セッション中にプラクティショナーとしてどう在るべきか?これらは、プラクティショナー人生を通じて、ずっと問い続けなければならないテーマです。

私自身が使っている感覚や状態は、個々の皆さんが固有に目指すべき最終地点ではないですが、そこを目指す過程での、一つの参考として利用頂ければと思います。

ということで、メンタリングは、私も好きなので、どうぞご利用ください。イールダー基礎研修修了の方は、8シリーズ提供のための単位としてカウントされます(一回のメンタリング=一日単位、3回まで)。

料金と時間:

¥24000 x2 /2.5時間/2名

¥17000 x 3/3時間/3名

¥15000 x 4/3時間/4名

※欧州ロルフィング協会のメンタリングプログラムの基準に沿って設定されています。

セッションの進め方についてrolfinger.com2024年11月29日

Ⅰ. 最初はロルフィング

様々な技法を受けるとしても、最初に10回のシリーズを受けておくと、ボディリソースが増え、下地が整っている分、その後の介入を効果的に受けることができます。いわば、ボディワークの基礎中の基礎、マスト的存在です。ただ、ロルファーとの出会い、相性は大切なので、上手くいっていない、マッチしていない場合は、ロルファーを変えたり、受け直す必要もあります。

1.身体のバランスや統合に興味がある

①Rolfing 10シリーズ 一回セッション時間は60 min

10回のセッションを3~4ヶ月の間に集中的に受ける

②Post 10 Rolfingセッション

半年経過して、10回後どう変化したかを評価しつつ、一回のセッションで調整する

バランスが維持されて快適であれば、さらに半年〜一年ごとに、チェックと調整を兼ねたセッション

2. 身体にトラブルがあり、バランスを回復させたい

①Rolfing 10シリーズ 一回セッション時間は60 または90 min

10回のセッションを5週間程度で集中的に受ける

②Post 10 Rolfing セッション

10シリーズ後、様子を見ながら、月一回程度のペースで3回セッションを追加

経験的に事故や手術などの医療介入の影響が大きい場合は、10回に3回程度追加セッションでバランスが維持される

セッションとセッションの間が長いと負担になるため、より短期間で終えるスケジュールが望ましい。

3.できるだけ短期間でまとめたい

①Rolfing 10シリーズ 一回のセッション時間は60 min

一時帰国等、短期のみ東京滞在できる場合や、とにかく身体が辛い場合10回のセッションを2週間程度で終える

②Post 10 Rolfing セッション

必要に応じて追加数セッションを実施。

4.遠方から通いたい

①Rolfing 10シリーズ 一回のセッション時間 60または90min

月一回のペースまたは、セッション1〜3と、4〜7と、8~10に区切りブロックごとに集中的に受ける。以下上記と同じ。

5.自己探求や自己成長のため

一回の時間を長く

①Rolfing 10シリーズ 一回のセッション時間 120 min

自己の成長や探求に投資を惜しまない方向けに、2時間(場合によってはプラスα)という枠を使って、イールドの技法を最大限使って内発的な変化をひきだすために十分な時間を確保します。

②追加Advanced 10 シリーズ 一回のセッション時間 120 min

10シリーズ後は、しばらく期間を空けて変化が消化された後、次の課題が現れてきます。

探求を深めたい方は、10シリーズ後も身体に違和感を感じなくなった後も、さらなる状態を目指し、結果的に10回行うことになるケースが多いです。ロルフィングに自己投資の意味があると理解するからでしょう。

オフィスに通いやすい場合

①Rolfing x Rolf Movement 17 シリーズ 一回のセッション時間 60 min または 90 min

17回という回数を使って、10シリーズロルフィングに加えロルフムーブメントを挟みながら、構造と機能の両側面から集中的い働きかけます。途中必要に応じてSomatic Experiencingも行います。

Ⅱ.ロルフィングシリーズ終了後

①Rolf Movement 8シリーズ 一回のセッション時間 60 minまたは90 min

構造が整った後に、うごきの教育を行うという順当な働きかけの順番になります。こちらでは、Rolf Movement はイールドの技法をベースにしています。

②Advanced 6〜10シリーズ 一回のセッション時間は90 minまたは120 mini

上記①と②の順番はどちらが先でもOKです。Advanced シリーズは、古典的には5回で構成されていますが、身体の統合を高めるのに実際は回数に制限はないのです。とりあえずAdvanced を6回で行うことにして途中変更ももちろん大歓迎です。

Ⅲ.すべてのシリーズが終わった後

①Somatic Experiencing®

身体構造と機能が統合された後は、ボディリソースも増えていて、様々な介入にも受容性が高まります。(ただし、その介入が適切であればの話ですが)その段階で、特定の怪我やトラウマの影響からさらに心身を解放し、ソマティックな気づきを高め、神経生理学的な回復力をより向上させるために、Somatic Experiencing®が役立ちます。

また、ある程度統合されていても、時として、回復力を超えた大きなストレスがかかることや、継続し知らず知らずの内に蓄積したストレスを解放する機会をからだは窺っています。からだにも時としてガス抜きが必要です。

② Yielding embodiment®orchestration イールドの技法

③CS60

生体に余剰に蓄積された電流を解放するデバイスとして利用されている施術器具ですが、傷痕や硬化した組織の柔軟化を促す効果があります。当セッションルームでは、予備的用いています。その都度、余剰電流を抜くことを定期的に繰り返すよりも、身体全体の統合によって、つながりを高め、電気的な滞りが生まれないようにすることに主眼があります。

2024年12月7日オンラインワークショップの感想rolfinger.com2024年12月9日

2024年12月7日のオンラインワークショップ Yielding体験〜身体共鳴を楽しむ を開催しました。講師の部屋で、立ち位置を居心地よくいられる場所としての候補としてA,B,Cの中から、低重心で知覚バランスが良好なAを選択しました。場が深まったところで、テンセグリティモデルを持つ、精油ブレンドを嗅ぐ、ということで講師の知覚状態の変化が、受け手となる参加者の身体共鳴にどのような影響があったのか、実験したところ、以下のような感想が寄せられました。

参加者Tさんのご感想:

田畑さんが、A、B、Cと動かれる中でAで反応は始まっていて、A〜B〜C〜と田畑さんのポジションを変えるなかでCがとても快適でした。その後、Aに動かれた際、Cが快適だったので、抵抗?躊躇?のようなカラダの気配に、何だろう?とその時思いました。そして、Cから合わせるように??Aの共鳴を感じとろうとしているカラダがいました。しっかりとした意志があるようで、これがカラダの知性なのか?と思いました。

(中略)

Cでの共鳴を軸にしながら、腹部の内臓まわりの空間の流れを感じ、

テンセグリティモデルを持たれてからは、頭,脳?が反応したように感じられ、その波が次第に胸部にながれ,膨らみ、そこに空気が多く入るような大きな呼吸がはじまり、胸部全体にいき渡っていったように思います。

精油からは、やはり、Cの共鳴の軸?を中心に腹部、胸部、首,頭部がつながるような流れが続いたまま、全体が沈み、その軸を中心に、全体がまとまるような苦しくはないけれど重めの流れの中にいたように思います。起き上がる時は、カラダが少し重かったです。

セッション中、左股関節のスペースが空虚で左脚とのつながりが希薄でしたが、田畑さんのリードでカラダをスキャンした後歩いてみると股関節がこれまでより内側に収まっていて左足を踏み出すときの、いい加減な踏み出し方ではなくなんと言いますが、踏み出すぞという意志があるように思いました。それは全体性のバランスが整ってこそのカラダの連携なのかなと、思いましたが。

今回は立ったときの縦方向と横、側面、足底の踵の安定感から背面のスペースと、カラダ全体が空間に包まれ、空間との揺らぎをここちよく感じていました。カラダは自主的でもあるけれど、空間の間合いのバランスの中で立っているのだなと感じました。また、カラダの縦のラインのつながりが柔らかでとてもしなやかに感じられました。

・・参加しても寝てばかりいるのかなと思っていた主人も体感を覚えていたようでよかったです。

通常はカラダのことを注視することがないので細かいところまで感じられたことをフシギそうに話していました。また、参加後はいつもカラダが軽いと言ってます。

精油の作用を遠隔でしたが、遠隔でも体験できたこと、うれしく思いました。

参加者Aさんのご感想

久しぶりのオンラインワークショップは、マインドは騒がしいのに身体感覚はyieldに対する信頼感が自分にはあるのだな...と感じました。

これまでは対面でのワークよりオンラインでのワークの方がモードの切り替わり、プロセス共にドラマチックだったのですが、今回は全てにギャップがない、とても繊細で優しい体験となりました。

繊細とは言え、確かにプロセスは起こっておりポジションAでは左半身が左へ流れていく感覚があり、Bでは自分のセンターラインが沈んでいく感覚、Cではセンターラインを界に左右のトーンが均一になって、再びAに戻られた時に身体と空間のトーンの差が薄まったように感じました。

ポジションが決まって程なく頚椎が捻れるようなバラバラと動くような不思議な動きを始め、脊椎や仙骨も僅かに同様の動きを感じました。合わせて顔の方向が何度か変わり、真ん中で静止しました。

田畑さんがテンセグリティモデルを手にされる直前から顎が動き出し、それは起き上がる為に膝を立ててもしばらく続いていました。

顎の動きも下顎が左右、前後に動いたり楕円を描くように動いたり、下顎が床の方へ沈み下唇が上歯の裏側に収まったり、口が大きく開いたりしたりを繰り返していました。

ワーク後のシェアリングでは、自分のコンディションの影響で感覚が鈍くなっているのかなあと思っていましたが、意識は終始クリアで静かで起きたことはほとんど全て覚えているので、もしかしたら、これまでのドラマチックな感覚は、わたしのそう見ていただけなのかも知れませんね。

今も、とてもフラットな感覚のままワークの余韻を味わっています。ありがとうございました。田畑さんも、お元気そうで何よりでした!

追:ワークショップ開始15分前に突然、感情的なものが溢れ出してきました。その感情の原因は分かっているのですが、なぜこのタイミングなのだろうと不思議でした。

→ Rolfers note: ワークショップ開始15分前にちょうど精油をどれにするか選択したタイミングでした。

2025年11件

幸福感がもたらされたセッションrolfinger.com2025年1月17日

ロルフィング10シリーズ終了後、月一回のペースでいらしているクライアントの方がいらっしゃいます。

ロルフィングを終えられたお嬢さんがセッション料金を支払う形で、通っていらっしゃいます。

今回は、ほとんど触れない形式で、つまりイールドの技法のコンディショニングによる結果です。この、ふれないロルフィングについては、note記事を参照ください。

第19回目のセッション前後の写真による比較とセッション後に感想を伺った際の肉声を記録しました。肩から首にかけての違和感の消失もありましたが、幸福感、充足感が得られるということには、とても意味があると考えられます。

幸福感とはすなわち、ロルフィングが目指す、Well-beingのことです。

セッション直後の感想(肉声)

ダレル・サンチェス博士初来日ワークショップrolfinger.com2025年1月21日

ダレル・サンチェスは、まさに「プラクティショナーのためのプラクティショナー(The practitioner for practitioners)」と呼ぶべき存在です。表立って活動することは多くないものの、彼の深いワークは静かに、そして確実に、多くの教育者や実践家に影響を与えてきました。たとえば、Somatic Experiencing®(SE)の研修では、来日した講師がダレルから学んだ手法をデモで実演する場面にしばしば出会います。まさに、音楽でいう「ミュージシャンのためのミュージシャン」といった存在です。

Body in Tune 身体の調和とトラッキング

"Tuning Board™はあらゆる種類のソマティックワーク、特にSE®(ソマティック・エクスペリエンシング®)の質と価値を高める素晴らしい発明です。ダレルから直接、チューニングボードの多面的な可能性を学ぶことは、臨床スキルを深めるためのまたとない機会です。"

--- Somatic Experiencing®創設者 ピーター・レヴィーン博士

日程: 2025年10月11日~13日(土~月)

会場: いずるば、東京

講師: ダレル・サンチェス Ph.D

アシスタント講師: 田畑浩良

通訳: 古川聡美

オーガナイザー:串崎昌彦

Dr.Ida Rolf Institute 認定継続教育単位:3 Elective credits (別途登録料必要)

受講料:12万~17万円 (参加人数による)

約10年ほど前に、恩師であるCarol Agneessensが、前庭系についてのワークショップで、Tuning Board™が日本ではじめて紹介されました。その後、セッションの中で特に最後のまとめに使うことが多かったのですが、欧州では、3回に分けてTBの使用法について、教えています。察するに、まだまだ知らないTBの使用例やコツがありそうです。

Darrell Sanchezが執筆したSomatic Psychotherapy Today Volume 10(2) Summer 2020 p.45の翻訳文を掲載しています。この論稿には、Tuning Board™の価値と意義、そして多くの可能性が示唆されています。一読をお勧めします。

Tuning Board™とは?

さらにその利用価値など、考察についても以下をclickしてお読みください。

Tuning Board®の可能性、価値について

膝についての考察

後半に出られる方も可能であれば、基本的な使い方も大切なので、前半からのお申し込みをご検討ください。

統合の探求

ダレル・サンチェスと田畑浩良によるコラボワークショップ

...人間において心理学者が不安感や劣等感として診断するような状況は、重力によるサポートが不十分であることを示す身体的な状況が伴っていない限り存在しない。

--- アイダ・P・ロルフ博士

日程: 2025年10月15日~17日(土~月)

会場: いずるば、東京

講師: ダレル・サンチェス Ph.D x 田畑浩良

通訳: 古川聡美

オーガナイザー:串崎昌彦

Dr.Ida Rolf Institute 認定継続教育単位:3 Elective credits (別途登録料必要)

受講料:12万~17万円 (募集人数による)

3日間を通して、統合とは何かを探求していきます。

私(田畑)が初めてダレルのワークに触れたのは、1998年のロルフィング®トレーニング中でした。ある日、講師のPatric Ellinwoodの計らいで、ダレルが「統合」をテーマに1日だけクラスを担当してくれたのです。ちなみに別の日にはピーター・レヴィーンも1日クラスを担当してくれましたが、私が強く惹き付けられたのは、圧倒的にダレルのクラスでした。

何より衝撃的だったのは、ダレルが受講生モデルに一切触れず、言葉だけの誘導で、立ったままの状態から身体をどんどん統合へと導いていったその場面です。その姿を目の当たりにし、「このアプローチを学びたい」と強く感じました。彼の名刺には「SEP(Somatic Experiencing Practitioner)」とあったため、私は「SEを学べば、このようなトラッキングが身につくに違いない」と思い込み、その約10年後、日本で初めて開催されたSEトレーニングに申し込みました。

しかし、実際にSEを学んでみると、あのときのような立位でのトラッキングは一向に現れません。トレーニングの終盤になってようやく、あれはSEではなく、ダレル独自の実践によるものだったのだと気づきました。その後、私は独自に立位でのトラッキングを探究してきましたが、彼はすでに30年以上も前から、その領域を生きた臨床の中で磨き続けていたのです。

現在もダレルは、コロラド州ボールダーのダウンタウンで、Somatic Experiencingやムーブメント・ベースのアプローチを活かしたトラウマセラピーを提供しています。今回、45年以上の臨床経験をもつ彼とコラボレーションできることを、私は心から楽しみにしています。

ソマティックツールの開発者としての彼ではなく、実際の臨床家としてのダレル・サンチェスに出会えるまたとない機会です。彼のタッチは、私の記憶ではしっかりと存在感があり、リアルな臨床のなかで、どのようにその技術をトラウマや繊細なケースに応用しているのか、デモンストレーションから多くを学べるでしょう。

Tuning Board™(TB)は、ソマティック界で広がりを見せている革新的なツールですが、ダレルにとってはその豊かな実践の「オマケ」にすぎません。とはいえ、欧州ではそのTBだけで数回のクラスが構成されるほど奥深い内容があり、すでに所有している方にとっても新たな気づきがあるはずです。

私は、目立つわけではないけれども、本当に実力をもった方々を紹介したいと思っています。まるで映画『ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ』でライ・クーダーがかつての巨匠たちを世に紹介したように──今回のこの機会が、そんな出会いとなれば幸いです。

お申し込みフォーム

お問い合わせ先:串崎

Pure Yielding セッション提供開始rolfinger.com2025年1月27日

イールドの技法(Yielding Embodiment® Orchestration)における変容場の訓化(conditioning)のみで行うセッションを提供します

noteのこちらの記事にも記載しましたが、この方法はRolf Instituteの教員会議や2024年の欧州ロルフィング協会主催の隔年総会でもデモンストレーションを行っています。この、いわば「触れないロルフィング」のセッションを受けた教員同僚や、介入に対して非常に高い感受性を持つロルファーである馬本薫美さんからのフィードバックを踏まえると、このアプローチは究極にシンプルでありながら、大きな可能性を秘めていると考えています。

ただし、触れないだけでなく、30~40分程度で終わるセッションの最後をどのような状態で締めくくるかについて、もう少し明確にする必要を感じ、準備を進めていました。このプロセスで少し行き詰まっていたとき、恩師であるキャロル先生(Carol Agneessens)からの連絡とやりとりの中で、大きなヒントを得ることができました。この件に関しては、考察がまとまり次第、お伝えしたいと考えています。ただ、考察以上に実践を重ねることが何よりも重要であることは言うまでもありません。

ロルフィングのような構造統合を目的とした設定とは異なる観点

ロルフィングのような「構造統合」という明確な意図とゴールがある設定とは異なる視点からセッションの在り方を見直す必要性を感じました。というのも、イールド基礎研修において検証した結果として、セッションを通じて受け手が変容し、統合に向かう反応があるのは当然のことですが、施術者自身もセッション前より整う現象が写真で確認されています。

料金と時間設定

Pure Yielding Embodiment® Orchestration

¥15000 /45分 (モニター)

¥17000/45分(対面)

Note:

この時間枠はオンラインセッションと同様とし、カウンセリングや質疑応答には対応いたしかねます。お話しするよりも、ご自身の身体で起きているプロセスと向き合っていただきたいという意図からの判断です。セッションの方法について知りたい場合は、ワークショップやメンタリングをご活用ください。

また、精油を使用した嗅覚刺激による exteroception(外部感覚)の活性化を行う場合があります。そのため、香水やコロンなどの香料はお控えいただき、着替えの必要がないリラックスできる服装でお越しください。

モニターとしてご参加いただく際は、匿名での写真データの使用、または実名での体験レポートやインタビューへのご協力をお願いしております。

写真データの例

お申し込みフォーム

2025年Dr.Ida Rolf Institute認定トレーニング提供一覧rolfinger.com2025年1月28日

今年開催する日本ロルフィング協会または、Dr. Ida Rolf Institute主催継続教育ワークショップ:Rolf Movement ®認定プログラムは以下の通りです。

以下のクラスはすべて米国Dr.Ida Rolf Institute国際ロルフムーブメント教員の田畑浩良が講師を務めます。参加対象は、ロルファー、IASI会員、及び日本開催のクラスは、日本ロルフィング協会会員の紹介のあるまたは講師が参加を許可したsomatic practice実践者です。日本開催クラスの受講料は、米本国での開催に比べ約三分の二(早割は約半額)の設定になっていますので、欧米でのクラスに比べると参加しやすい価格となっています。

○ Breathing through the shoulder girdle and the Core space~上肢帯とコアを通しての呼吸

日時:2025年2月8,9,10,11日10:30 - 19:00

提供CE単位:4 Rolf Movement certification credits

受講料:10万円

場所:東京

申込みフォーム:https://yielding.work/script/mailform/workshop/

肩甲帯の制限はGプライムの配置や呼吸に影響を与え、予防接種などの医療的介入による影響も身体周囲の キネスフィアに及びます。このことは、身体の応答性や位置覚、そして身体構造にも影響をもたらします。 胸郭入口から口腔隔膜までの領域である頸部内臓区画には、気管や食道、頸動脈鞘といった生命維持に重要 な構造が含まれており、硬い構造による保護がないため、損傷を受けやすい特徴があります。また、ムチ打 ちなどで胸郭内の靱帯が不安定になると、首から頭へのサポートが不十分になり、適応力が低下します。こ れらの構造の連続性と肩甲帯との連携を引き出し、呼吸の質の向上を目指します。

○ One day class for resting the body through yielding

~イールドによる休息のための1日クラス

日時:2025年5月2日(金) 10:30 - 19:00

提供CE単位:1 Rolf Movement certification credits

受講料:2.5万円(早割2万円2025年2月2日迄の申込み)

場所:東京

申込みフォーム:https://yielding.work/script/mailform/workshop/

イールドの動きと体験の1日ワークショップです。様々な介入の準備となる基礎として、或いはプレゼンス の探求のはじまりとして最適なクラスです。

● Seeing centering in Hara, integration with Ma: A four-day workshop with Hiroyoshi Tahata in Boulder, CO for Rolfing® Certification & Continuing Education

Date: 3月24日25 -27日 (4日間)

Cost $900.00 + \$ 75.00 (admin fee)

Total: \$ 975.00(約15万円)

Location : Boulder in Colorado, USA

Register : https://mms.rolf.org/.../invoice_rolf_registration_v2.php...

詳細はDIRIの公式サイトから:

https://mms.rolf.org/.../course_catalog_detail_ROLF.php...

○ Translation of the 10 series into the movement for the core sessions

~コアセッションのための10シリーズのムーブメントへの翻訳

日時:2025年5月3,4,5,6日10:30 - 19:00

提供CE単位:4 Rolf Movement certification credits

受講料:10万円(早割8万円:2025年2月8日迄の申込み)

場所:東京

申込みフォーム:https://yielding.work/script/mailform/workshop/

コアスペースである体腔の土台は、骨盤腔です。骨盤腔は、真骨盤内のテンセグリティ構造によって支えら れています。内壁を構成する骨盤底筋群や閉鎖膜などに適度な張力が行き渡ることで、体腔の基礎としての 骨盤腔のスペースが確保されます。骨盤内壁を構成するいくつかの筋肉は大転子と結合しているため、骨盤 帯構造もまた、直接骨盤腔に影響を与えています。骨盤腔の状態のクオリティは、ロルフィング10シリーズ のコアセッションにとって非常に重要です。このクラスでは、真骨盤内壁の適度な張力を整えながら、コア 構造への働きかけを探求していきます。

○ Walking through the line ~ ラインを通しての歩行

日時:2025年8月9,10,11日10:30 - 19:00

提供CE単位:3 Rolf Movement certification credits

受講料:7.5万円(早割6万円2025年5月9日迄の申込み)

場所:東京

申込みフォーム:https://yielding.work/script/mailform/workshop/

身体が無理なく長時間立っていられる状態にあると、それが歩行の機能性を自然に高めます。努力のない立 位は、身体全体が結合組織のネットワークを通して適切な張力によって支えられることで達成されます。身体の各部分や組織の関係だけでなく、身体と周囲の空間との関係も重要です。支えは関係性から生まれま す。このクラスでは、シリンダーモデルに基づき、シリンダーの中心線のつながりを引き出し、肚や正中線 との関連性に焦点を当てながら、歩行の質を探求します。

申込みフォーム:https://yielding.work/script/mailform/workshop/

● Translation of the Rolfing Ten-Series Recipe™ into Movement for Core Sessions in Boulder, CO for Rolfing® Certification & Continuing Education

Date:9月22日 -25日 (4日間)

Cost:$900.00 + \$ 75.00 (admin fee)

Total: \$ 975.00(約15万円)

Location : Boulder in Colorado, USA

Register: https://mms.rolf.org/.../invoice_rolf_registration_v2.php...

詳細はDIRIの公式サイトから:

https://mms.rolf.org/.../course_catalog_detail_ROLF.php...

その他:

Tuning Board™開発者のDarrell Sanchez氏を招いて10月11-13日, 15-17日の日程でワークショップ開催予定です。

Tuning Boardの可能性、価値についてrolfinger.com2025年5月16日

Tuning Board上でワークする意味

過去のトラウマ体験に大きく影響を受けているケースでは、いかにクライアントを今という時間軸に戻した上で、必要なプロセスを進めるか、ということに終始する必要があります。健全なリソースにならないような過去の時間軸に意識が向いてしまい、今起きている身体を通しての体験にフォーカスされない限り、起こる反応は、パターンのくり返しや追体験につながってしまい、反射的なパターンを強化することになってしまいます。それを避けるためには、身体の筋肉を使い、適切な張力を保ちながら、身体から意識を離さない、意識が途切れないように工夫することです。セラピストの言葉がけによる、本人への気づきの促しもその一つの方法ですし、セラピストが集中力を保ちながらトラッキングし続けるという戦略もありますが、その合間をぬって、過去の体験の記憶にどっぶりアクセスして、いわゆるトラウマの渦に入ってしまうスキがあります。

では、クライアントがTBに乗っているという状況によってどんなことが予想されるでしょうか?

クライアントは、TB上でバランスを取ろうとして、途切れることなく、身体に意識を向け続けることを余儀なくされます。もし、今のバランスに必要なだけの身体への集中が途切れたときに、TBは大きく揺らぎバランスを欠くことで、身体に感覚を戻すことを教えてくれます。つまり、TBに乗るというシンプルな行為によって、身体はフル稼働で平衡感覚を司る前庭系や、固有受容感覚を働かせることになります。身体感覚が、解離するヒマを与えない、かといって、機械的な負荷が過剰にかかって逆にフェルトセンスを感じる余裕がなくなるわけでもない、ちょうどその間です。バランスを取るのに、努力しているわけでもないけれども、怠けているわけでもない、TBは、その間に立つように、方向づけられます。

ライン上に立つ

ロルフィングの創始者アイダ・ロルフ博士は、人間を次のように定義しています。

人間とは、ラインの周りに形作られたものである。

言葉を換えると、ラインが人間を成り立たせている源ということになり、人間の中にはラインが既にある、それが人間を形成した生命力であり、構成力であり、治癒力であり、復元力ともつながっている。ラインによって作られた人間は成長するに従って、怪我やトラウマなど様々な外的要因によって、ラインが潜在してしまうが、個人の成熟や進化とは、再びラインを顕在化することではないかと考えています。ポテンシャルをポテンシャルのまま埋もれさせてしまうか、成熟するに従って、ラインが現れるように調整し、生きることもできる。それは選択であり、可能性ともいえます。話が逸れましたが、Tuning Boardに立つということは、手技に頼らず、ボード上に立ったクライアント自身が、自分の中にラインを見つけ、周囲の空間との関係性を見直すワークです。ここにプラクティショナーが介在することで、関係性の中での位置関係が僅かに相互作用を生み出し、自分の立ち方のお決まりの偏ったパターンから抜けだし、ラインを身体の中に見つけ直すという大きな意味を持つワークになります。ラインが健在したときに、人間は重力を外からのストレスではなく、重力というエネルギーを利用する側に立つことができるのです。

Brantbjergらは、ポリヴェーガル理論が提示する腹側迷走神経(ventral vagal)と背側迷走神経(dorsal vagal)の二分法だけでは、臨床的な実感に即した扱いが難しいとし、より軽度で日常的な副交感神経反応として、「PNS I」というカテゴリーを提唱しています。これは以下のような状態を示すための分類です:

完全なフリーズではないが、引きこもり傾向や意欲低下が見られる

防衛反応が働いているが、生命の脅威レベルには至らない抑制状態

この状態は、ロルファーからの視点からすると、重力という負荷と"闘っている"状態であり、そこから安心/安定が得られず、恒常的で軽度の防衛反応が引き出され、エネルギーがロスして枯渇しやすい状態ということができます。こういうケースは、程度の差はあれ、エネルギーが低いため、それを補うために、人間関係などの外からの要因から得ようとします。共依存という名のエネルギーの奪い合いになるため、争いが生じやすくなります。つまり、防衛反応が常にオンになっています。

その状態から脱するには、まず人や外から何かを得ようとする寄生的な在り方をまず変える必要があります。

こうした「無気力」や「低反応」の状態に対して、Brantbjergらは以下のような介入が有効であるとしています:

共感的なコンタクト

ゆるやかなペーシング

小さな動きや内的感覚への繊細なアプローチ

これらはまさに、TBを用いたトラッキングやイールドワークが最も得意とする領域であり、このアプローチがPNS Iの状態への復元力をサポートするのに適していることは明らかです。そして、インターパーソナルな方法論からも脱して、まず人間の身体構造が、重力と闘わずに防衛反応をオフにして、重力場と調和した状態になることが、一見遠回りに見えても近道なのではないかと考察しています。

Rolfing 10シリーズ後の感想rolfinger.com2025年5月17日

イラストレーターの福田利之さんの展示会にいらしていた方が、ちょうどロルフィングに興味を持ち始めたタイミングだったようで、それから10シリーズを受けにいらっしゃいました。

足についての気づき、それまで抱えていた慢性的な痛み、セッションとの能動的な関わり等についてコメントされています。

10回目の後にインタビューさせて頂きました。

ロルフィング体験rolfinger.com2025年7月22日

不安感、世の中や自分への認識の変化、お子さんからのフィードバック

ロルフィング10シリーズ終了後、8ヶ月経過してレポートお送り頂きました。以下ご紹介します。

感覚の違いを感じようと意識すると、ゆっくりと変化の経過を追えずに手近なところへ落とし込んでしまうような気がして、あまり意識せずに過ごしていたのですが、そしてレポートのことも後回しにして忘れてしまっていたのですが(すみません!)、このところふと気がつきました。自分の奥底に常にあった漠然とした不安や恐れみたいなものがいつの間にか消えているということに。ずっと怖いと思いながら生きていたように思いますが、以前はそのことにも、あまり気がついていなかったように思います。

気持ちが常に前かがみの姿勢のようで、ソファでゆっくりと背もたれにもたれるような委ねるような感覚はなかったのですが、最近はその感覚があることに気が付きました。世の中には落とし穴や罠がたくさん仕掛けられていて、気を張って失敗しないように生きていないとやられると思っていました、なんででしょうね。何にあんなに怯えていて不安だったのかわかりませんが、今は、世の中というか、自分自身というか、もっと信用していいような、大丈夫だよという気持ちになっています。

身体のどこが痛いということもたまにありますが、そんなに気にならなくなりました。以前は、ここが痛い、また痛い、なんでだろう、と痛みや違和感があるとそこにばかり意識がいっていたように思います。

何か自分の思うような結果が得られないときにも、振り返ることはありますが、自分を責めたり防御することに時間を割くことがなくなりました。

子どもも最近のお母さんは怖くない、と言っています。ママ友にも、雰囲気が変わって親しみやすくなったよ、と言われました。前は話しかけづらかったそうです笑。何が変わったんだろう?と考えていて、あ、ロルフィングかも。と思い出しました。

経過を事細かく記録していないため、いつどう変化していったのかご報告できないのですが、どこかで劇的な変化があったわけではなく気がつくとこういう感覚になっていました。この感覚を覚えておこうと思います。

ありがとうございました。

きっと今必要なものはロルフィングなのでは、と思い申し込まれたTさんrolfinger.com2025年8月18日

10シリーズ終了後のインタビュー

ロルフィング第1回

①色々読んでみたもののなかなか想像できないままはじまった1回目でした。

ずっと体の悩みはあるもののどこに相談したら良いものか分からずにいました。

慢性化していた不均等な体のバランスに、新しい切り口が入った感覚です。最初はどのように感じるのか、どのように答えるべきなのかさえも手探りでしたがセッションが進むうちに自然と感覚を答えることができたように思います。特に押したりさすったりすることもないのに変化が体に起きることが驚きです。

今までバラバラだった手足が繋がっている実感が少し湧きました。全ては繋がっている、当たり前のことだけど腰や足は人ごとのようでした。帰りに歩くのが楽しみでした。気持ちひとつ、意識ひとつでこんなにも体と気分が変わりました。10回、楽しみです。

②その後歩く時に大腿骨を意識するとぐんと歩く速度が上がる気がする。歩きやすく感じる。ほかも姿勢良く、など色々考えるとバラバラしてくるのでひとまず大腿骨だけに集中しようと思う。

痛かった左肩、右足を意識して踏み込むことにより動きやすくなった。車の座席で振り返って取れなかったものがとれるようになった。まだ角度によっては痛みがあるものの、他の部分を使うことにより痛みが軽減することが分かりとても気分も楽になった

第2回

前回同様、最後に自分の意識する位置で痛みが出たり消えたりすることに驚きました。

全ては自分の動きから出ていることかと納得しました。

帰りは腰から下がスムーズに動いて軽くなった気がします。足の運びが連動している感じです。

その後

今回は肩の痛みをどう和らげるかに意識がいきました。ふとした動きから痛くないように反対側に意識がいくようにしています。これが慣れてきたら当たり前の動きになる時がくるのかな、という期待と、慣れない不安もありつつ、な日々です。

1回目の大腿骨の意識も忘れないように肩のことも気をつけてみたいと思います。

今後なおしたいところ

・気づくとおなかをだした体勢になりがち

・首を縮めてしまう、前にでている

・寝る時の体勢が落ち着かない

第3回

ふと腰の違和感を感じた際、すぐに体のポイントをかえるだけで違和感がなくなりました。

ここ数回で痛みに対して緩和できるのは体の使い方ということを実感しているので心配はしていなかったのですが、改めて確信しました。

立ち上がった時は腰が安定したものの、足裏の感覚がまだ不安定でした。

仙骨とお腹のあいだの感覚を意識したら上半身が安定しました。ここと歩きだしの頭のイメージを思い出しながらしばらく歩いてみます。

横向き写真は上方向にハリがでた感じ。

その後

うつ伏せがリラックスして寝られるようになる

腸がすっきりせず、デトックスしたいなぁと思う

歩き方が速くなってきた

ふとした時に足が出ている感覚が増えた

お腹(丹田?)を意識するのを忘れがちでだらっと歩いてしまうのを気をつけたい

今後なおしたい

背中の丸み、ふとすると猫背になっている

第4回

今日は骨盤あたり、と聞き足から順に上がってきた実感が湧きました。

一番体の中でも気になっていた骨盤まわり。

横向きに寝て重心を下に落とすことでリラックスできました。

またすっかり私の意識の中から消え去っていた坐骨〜モモの裏。自分の写真は見るに堪えませんが裏側を正面から見ることで受け入れる気持ちが出来てきました。

今日の学びは尾てい骨から振り子が落ちるような感覚、です。とてもイメージができたし体の水平も写真でみれて骨盤の前傾後傾にも繋がるのかな?と普段にも意識ができそうです。

その後

歩く時に尾てい骨を下げるイメージにするとまっすぐ歩いている感じがします。スーーっとぶれないような。そうすると大腿骨を忘れてしまうので体に染みつくといいなぁと思っています。

次は腸腰筋!たのしみです。

第5回

今回もまた今までにないバランスを感じて終わりました。外側に広がる、ということが良いことと思ってなかったからです。

広がる→太る、という単純なイメージでしかありませんでした。

歩幅やバランスを広げたら帰りの歩きは足全体、とくに大腿骨裏側が動くのを感じました。

重心も左右の真ん中、という感覚がうまれました。

ひもとれを使って日々この感覚が自然にできるようにしたいです。

気になっていたクビの力も抜けたようです。

その後

なかなか腸腰筋を感じることはできないまま過ごしていますが姿勢を気にすることが前よりは慣れてきました。

ひもとれを購入したので日々活用してみたいです。

第6回

とっても首が軽い!!

すっきりした向きで歩いてる感じがします。

足も左右にまっすぐでている、けど揺れているわけではない、感じになってます。

続くといいな。

うつ伏せも最初はつらかったが重心がかわり楽になった

首の力みもふと気づくと少なくなってる気がする...

左右に傾けた重心の感覚でまっすぐになるといいなぁというイメージです

その後

足(膝下)がまっすぐ向いている気がする

腰が重い、かたまりやすい、ふと気がつくといたたた、となる...

おなかをだしてしまう。

まだ姿勢を気をつけどころがわからない...です。

第7回

なんと、口の中、鼻の中ははじめての感覚でした。これがロルフィングの真骨頂かしら!と内心叫んでました。

歯茎の上側は剥がれる感覚があり広がる感じが気持ちよかったです。下顎はくっついているのか痛気持ちい感じでした。鼻の中も喉や食道と繋がるイメージがあり色々通りがよくなりそうな感覚でした。

今日は腕から上だったのにも関わらず、骨盤の変化があり驚きました。この感覚のまま過ごしたいものです。

その後レポート

やはり日々に戻ると軽く腰が痛くなったり背中が固まる感覚があります。

腕は今まであまりにも意識がなさ過ぎたのか、変化にも気付けないくらいですが、全身で知らない場所はないくらい意識をしていきたいと思いました。

第8回

今日は間が空いたので久しぶりの施術の感覚でした。この一週間は無意識でした...

今日は施術後の立ち上がりがどっしり、足の裏が平らになった感じがしました。

骨盤も安定したので家でもヒモトレしていきたいと思います。

仙骨を意識したらしっぽが生えた気分になりました!笑

次回、耳抜きや喉の使い方の糸口が見えてきたらいいなという期待を込めて。

その後

歩き方が考えなくても自然になってきている気がしています。足がまっすぐでてるのかな。足を出すのがまっすぐでいいのか、と改めて思いました。

第9回

帰り道はからだの広がりを感じる。

骨盤が動く、呼吸と合わせて動く、思ってもないイメージ。仙骨に乗せてるイメージも分かりやすかった。

首が楽な位置で乗るように意識してみようと思う。

風邪をひいて咳がでているので腹筋が痛い。

食べていないので体がスッキリしている。それに合わせて姿勢もスッキリするといいなと思う。

その後

なんとなく仙骨、しっぽが降りてる感じをイメージして歩いている。

歩くことが謎でなくなった。まっすぐ出せばいい、と腑に落ちました。

ずっと痛いと思っていた肩が全く痛くなくなったことも、バランスがとれてきている証拠かな、と感じています。

体の知らない部分が少なくなったと思います。

だいぶ風邪もよくなり、次回は耳管のバランスや呼吸の仕方などが耳抜きに繋がるといいなと思っています。

第10回

ついに10回目。

寂しいような到達したような。

今回は気になるところを施術していただいた感が強いです。

やはり口腔の影響はとても大きいです。

今まで触れずに生きてきた感が強いです。

ロルフィングがはじまって、改めて今までの人生で何があったかなぁと考える時間が増えました。薬が飲み込めないのも8回くらいまで思い出してなかったし、嚥下への違和感も当たり前のように押し殺していました。

なにかトラウマあったかなぁ?と考えてみたりもしました。特に事件があった訳ではないですが、自分が認識していないものをからだに入れない、という無意識は幼少から強かったと思います。基本的によく噛むしそんなに滅多に大きいものを飲み込みません、、

でも自分以外の人に口の中の空間を作ってもらうことにより、これでいいんだ、開いていいんだ、と新しい感覚が増えました。

こう思うと結構マインドが大きく関わって今の自分が出来ていることに気づきました。

今までの自分はきっとこうありたい自分、意識のない部分は気づきたくない、受け入れられていない自分だったのだなと深く感じました。

全身写真もそうですね...

受け入れることからはじめて見直すよい時間になりました。

はじめるきっかけとなった歩き方も今では前に足を出すことが自然になりました。

まっすぐ足の位置から前に出せばいいのだ、と再認識しました。←これは誰に言っても大体伝わらない話でした。

歩く時の足の軌道がずっと謎でした。今までは駅の階段を降りている時にいつもこのまま足がもつれて落ちるに違いない、とか転がり落ちる自分を想像をしながら降りていました。足とイメージが追いつかないという感覚でした。今ではその心配がなく降りられています。

またはじめた頃に痛かった左肩も7回頃には忘れているくらい違和感はなくなっていました。

全回を通して体が広がるイメージを感じ、またそれが体にいいのだ、という新しい感覚を覚えました。

広がる=太って見える、だったので私の中でナシでした。広がると写真のような変化も感じられるしスッキリした印象でした。

ロルフィングの体験は色々と自分の思い込みがいい意味で覆されるいい機会でした。何も覚えて帰らなくていい、という魔法の言葉で気分も軽く、無意識で体が変化していく興味深い経験でした。

まだまだ気になるところもあるし、ふと足の指の使い方を意識したり頭の位置をふと戻したりしながら体の様子を伺ってみます。

また少し経って変化を実感できたら嬉しいです。

全身性エリテマトーデスと診断された方rolfinger.com2025年9月4日

自己免疫性疾患の一つである全身性エリテマトーデスと診断された方に、イールドを組み合わせたロルフィング10シリーズを提供しました。

海外在住で帰国されたタイミングを利用して、1〜3セッション、4〜7セッションと10回目までと3回に区切りながら、10シリーズを完結されました。セッション3と4の間にはオンライン個人セッションも利用されました。

解説)「全身性エリテマトーデスは、免疫システムが自己の組織を誤って攻撃する慢性の自己免疫疾患であり、膠原病の代表的疾患。皮膚、関節、腎臓、心臓、肺、血液、神経系など多臓器に影響し、症状は再燃と寛解を繰り返すのが特徴。日本では難病に指定されている。」

セッション1- 3回目を終えて

"今回、何から何まで初めての体験で驚きの連続でした。以前もお伝えしましたが、自分の身体全体に感覚を行き渡らせて集中し続けるということをあんなにも長い時間行ったことは初めてで。一瞬一瞬を全力で感じたい、毎回そんな思いでセッション中は過ごしていました。そして、それが私にとって必要なことだったのかなと感じています。

また、私の稚拙な質問にもいつも丁寧に回答してしてくださりありがとうございました。セッション中もそうだったのですが、私の発言について肯定も否定もせずただ受け止めてくださることに安心感を感じ、思ったことを素直に口に出せていた気がします。

セッションを受ける度に、心も自由になる感覚があり、空の広さや花の美しさに心を動かされる瞬間が増えていきました。持病のことも関係しているかもしれませんが、生きていることの素晴らしさに嬉しくなったり幸せを感じたりもします。

セッションを受けて様々な変化があったのでが、その中でも特にうれしかったのが、食欲が増えたことです。3年ほど前から、胃腸の調子が良好ではない時が多いのですが、滞在時は食べたいものを美味しく食べられていました。

そして、今でも身体が縦に伸びている感覚はあり続けています。これからの日常の暮らしの中でも、身体の感覚に耳を傾けることを意識し続けたいです。"

オンラインセッションの感想

"ここ最近、体の右と左がばらばらな様なそんな感覚を感じていました。でも、"最近"と頭で思っているだけで、身体はもっと前からそう訴えていたのかもしれないなと感じました。そう思うほど、年末のセッションを終えてから、自分の体の感覚に繊細になっている自分がいます。ちょっとした瞬間に、自分の身体の中で、その時には不必要な筋肉の強張りや緊張があると気付くことが増えてきてもいます。そして、自分がいる場所に安心して身を委ねてみようと思う気持ちが出てきたことに気が付きました。

そんな中での今日のオンラインセッションは、

正直な気持ち、受ける前は"オンラインで同じように感じることが出来るのだろうか"と考えていた自分がいました。でも、そんな思いもセッションが開始されてからすぐに消え去りました。対面で受けた時と同じ位、もしくはそれ以上に今回は様々な身体と心の反応が見られたことに驚きと喜びの両方を感じています。

セッション開始からすぐに、ピリピリとした感覚が立ち上がったのですが、これは、1回目のセッションの時に起きた感覚だったので、ただ受け入れてただそれを感じていることができました。田畑さんの言葉掛けのお陰で、身体の中からいらないものが出ていっていて、それはとても自然なことなんだと落ち着いて捉えている自分がいたのも嬉しかったです。

右の顎関節の辺りが動き出している様な、微かだけれど音が聞こえて、そこから耳の方まで抜けていく様な感覚があったこと。そして、セッション終了後に横たわっていた時に起きた、鼻の骨も同じ様にもぞもぞと動き出す感覚。(10歳位の時にバスケットボールが顔面に当たり、そこから鼻の骨がずれているのです)この二つは驚きでした。

右膝を立てた時に、倒れない様にしないといけないという気持ちが出てきて、そこからとても悲しみが強くなりました。その悲しみを観察してみると、様々な思いが湧き上がってきました。"私は今まで自分の身体に対して親切ではなかった。自分の身体を自分の所有物の様な感覚で扱ってきていて、とても無理をさせて。強引に使ったり、恥じたりもした"でもそれは違うことだと気がついて、今までごめんねという気持ちが現れたのです。そして、その事で初めて自分の身体と正面から向き合うことができたように思います。それに気付けたから、今までとは違う身体との向き合い方ができると思えたし、それは私にとって、とても意味があって素晴らしい体験だったと心からそう感じています。

こんな風に開放が進むことで、様々な感情が立ち現れてくると、やはり身体と心は繋がっているんだなと深く感じます。

セッション終了後、zoomの接続が切れた後もしばらく横たわって解放が進むプロセスを体験していました。そこから、目を閉じた状態で自分の身体を触ろうとした時、自分の身体がどの辺りにあるかという感覚が掴みにくく、それが曖昧な感じがありました。

身体が空間に馴染んでいる、溶け出している様な感覚。実際に触れてみた時、手と肌の間に空間があるような膜があるような、触っているけど触っていないような。

外出した際、周りの植物たちの色彩がとても色鮮やかで浮かび上がる様に見えたことが印象的でした。

そしてこれは今回のセッションとは関係ないのですが、以前まで感じていた右の首の付け根の強張りはほとんど感じなくなってきています。左股関節に詰まりの様なものが長年あったのですが、年末からその違和感も感じていません。そして引き続き食欲はしっかりあるのもとても嬉しいです。"

セッション4-7までを終了して

"〇〇に戻ってからも、今回は体の感覚が継続している感じがしています。胴体の伸び上がりと腰回りの安定感が特に。それから、姿勢が悪くなった時、それに気付いて元に戻ろうとすることを自然と行っています。それを身体が教えてくれているという感覚もあります。

以前は、右肩が自然と下がっていたのですが、今は少しずつ左右差がなくなってきている様に感じます。試しに右肩をわざと下げる様な姿勢を取ってみたら、身体に違和感を感じました。そして自然と自分にとっての心地よい場所に身体が戻るというか動いていくのを感じました。

今では右肩から下がりたくないんだという意思があるのを感じます。この位置にくると身体が楽でいられて、楽に動かせるというのが分かるようになってきた感覚もあるのです。

胸を軽く空の方へあげて歩くことが自然にできていて、力むことなく颯爽と歩けるというか。そして、変わらず身体は真ん中に凝縮していて、腰回りがどっしりと安定している感覚も継続しています。

精神的な面でも、今までの自分の考え方のくせやパターンから少しずつではありますが、抜け出せてきている様に思います。少なくとも、それを客観的に見ることが以前よりずっと簡単にできる様になりました。

最近は身体や心にとって心地よいと感じる選択を、他の人を気にすることなく自分に正直に取れる様になってきています。身体で感じることを大切にしていきたいという気持ちが大きくなってきたように思います。

今回の4回のセッションも私にとっては大きな変化と気づきを伴ったものとなりました。そして、田畑さんのいつも見守っていてくれる優しい在り方に安心を感じるとともに勇気づけられてもいました。

後残り3回でセッションが終了してしまうことに少しのさみしさもありますが、自分の身体にどのような変化がおきるのかに思いを馳せながら、また次回お会いできることを楽しみにしています。"

セッション10までを終えて

その後お礼のメールを頂きました。

"身体と心が良くなる方向に向かうきっかけが、ロルフィングだった様に思うこと、ロルフィングを受けたいと決断した自分にありがとうと言いたい、ということ。

セッションに関しては、全てを受け入れてもらえているという安心感に包まれていた、これからは、自分の身体と心を見守るように寄り添いながら生きていきたいと記されていました。

茶道の所作において、手が震えてしまうケースrolfinger.com2025年10月3日

セッションを受ける動機: お茶を人前で行おうとすると手が異常に震えて、肘から先が制御できない。職業柄、数百人を前に話すのは問題ないが、手元を見られると急に足元から冷たくなり、手が震えてくる。これを治すために様々な方法を試したが解決できなかった。友人の紹介により来オフィス。

様々なブランディングを手掛ける多忙の方が、10シリーズロルフィングを終了しました。

10回目のセッションの直後にインタビューさせて頂きました。

指先のジストニア様の症状のようでしたが、さて、ロルフィング体験は、そこにどのように作用したのか? それ以外の生活にどのような変化が生じたのか?

以下、ご本人のロルフィング体験についてインタビューさせて頂きました。以下ご本人の了解を得て、生の声をお伝えします。

The clients commented how Rolfing experiences worked on just after finished 10 series of Rolfing

幼少時期から過剰な迷走神経反射による失神が頻繁に起こる方のロルフィング体験rolfinger.com2025年10月29日

https://rolfinger.com/Experiences/?p=2054

セッション2回目開始/前回の振り返り

https://rolfinger.com/Experiences/?p=2057

https://rolfinger.com/Experiences/?p=2060

https://rolfinger.com/Experiences/?p=2062

https://rolfinger.com/Experiences/?p=2065

https://rolfinger.com/Experiences/?p=2067

ずっと調子がよかった経過と異なり、6回目

https://rolfinger.com/Experiences/?p=2069

https://rolfinger.com/Experiences/?p=2071

https://rolfinger.com/Experiences/?p=2073

10回目のセッション最後のまとめのためのトラッキング

第10セッション最後のトラッキング

10シリーズ終了後のインタビュー

10シリーズ終了直後のインタビュー

最初〜4:00分:失神や気分が悪くなったことについて  4:00〜:心や精神への作用  7:00〜:身体の変化について 7:45〜:他に試したこと 9:10〜:根本的な胸郭の変化 10:20〜:自分を取り戻すタイミング 11:00〜:根本的な変化と気づき 13:30〜:根本的に変えようとしたときに 14:15〜:変化を起こす主体 16:30〜:楽という土台から 18:00〜:可能性とタイミング 19:00〜:生き方と可能性 22:00〜:今後について

2026年5件

どのアプローチにも価値がある―マニュアルセラピーの世界を巡る旅rolfinger.com2026年4月7日

Certified Advanced Rolfer, Jeffrey Burch氏の論説をご紹介します。2024年の9月号のDr.Ida Rolf Institeの機関誌 Structure, Function , Integrationに掲載されたもので、その翻訳と使用に関しては、Jeffrey Burchご本人から許可を得ています。

手技療法のルーツ、歴史、そしてオステオパシーとロルフィングの関係性についてうまくまとめられた内容です。

以下の章に従って記述されています。

【スティルから始める】

【オステオパシーの記録を通して】

【ロルフに対するBurchの見解】

【オステオパシーの整理・明確化】

【マニュアルセラピーの未来】

【解剖学へのアンカー】

【用語の定義】

【評価・治療・再評価】

論説全文については以下をclickすれば読むことが出来ます。

原文  翻訳版

Structure, Function, Integration , Sep. 2024

There's a Place for All of It: A Walk through Manual Therapy Work

どのアプローチにも価値がある - マニュアルセラピーの世界を巡る旅

By Jeffrey Kinnunen, Certified Rolfer®, Jeffrey Burch, Certified Advanced Rolfer

【要旨】

著書『マニュアルセラピストのための評価と治療法(Assessment and Treatment Methods for Manual Therapists, 2023)』について語りながら、Jeffrey Burchは、マニュアルセラピーの技法を学び、教えてきた長年の歩みを振り返る。生涯学習者であるBurchは、Ida Rolf博士、オステオパシー、そして自身のマニュアルセラピーのツールボックスを発展させてきた過程について論じる。

インタビュアーのJeffrey Kinnunenは、マニュアルセラピーにおけるいくつかの用語、すなわちダイレクト/インダイレクト、バリア、リージョン(病変)、アドウヒージョン(癒着)、リストリクション(制限)について、それぞれの違いを説明するようBurchに求める。

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Jeffrey Kinnunen(以下 JK):このたびは、ご著書

『Assessment and Treatment Methods for Manual Therapists(2023)』

についてお話しできる機会をいただき、心から感謝しています。

この本は、ストラクチュラル・インテグレーション分野において非常に重要な貢献だと思いますし、その背景にある動機をぜひ深く伺いたいと思っています。この本を書こうと思われたきっかけを教えていただけますか。

Jeffrey Burch(以下 JB):こちらこそ、お話しできてうれしいです。ご質問ありがとうございます。

私にとって、他者から学んできたこと、そして自分自身で発展させてきたことを次の世代に手渡すことは、とても大きな意味があります。私は永遠にここにいられるわけではありませんが、未来の人々に語りかけ続ける一冊を残すことはできます。

この本は、マニュアルセラピーの仕事をより効果的に行うための可能性を提供するものです。

より少ない労力で、より多くのことを成し遂げる。それは施術者にとっても、クライアントにとっても有益なことです。

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【スティルから始める(Starting with Stil)】

JK:私が『Structure, Function, Integration』誌のために

あなたと話したいと思ったのは、この本が非常に役立つツールだと感じたからです。

マニュアルセラピーの歴史を織り込み、すべてをアンドリュー・テイラー・スティル[オステオパシー医学の発見者、医師・外科医(1828‒1917)]へと結びつけている点を、とても興味深く読みました。

あなたがこれらのことをきちんと書き残そうとした姿勢に深く感謝しています。

私の理解では、スティルは技法を教えることにも、それを記録することにも消極的だったとされていますが、それは正しいのでしょうか?

JB:はい、その通りです。

人々は何年にもわたって、スティルに「あなたがやっていることを教えてほしい」と求め続けていました。

彼は、組織に変化を起こすための非常に優れた方法をいくつも開発しており、しかもそれを素早く行うことができました。

彼は「稲妻のボーンセッター」として知られていました。

それほど迅速かつ効率的に結果を出していたのです。しかし長い間、人々が教えを乞うと、彼の答えは決まって

「自分でもどうやっているのかわからない」というものでした。

彼が60代後半になった頃、ようやくそれが変わります。自分自身の身体能力が少しずつ落ち、臨床に立つ時間も減っていく中で、「これを伝えなければならない」 という思いが強くなったのです。

この話にはもう一つ並行する重要な要素があります。

教え始めた当時のスティルは、驚くほど創造的な人物でした。

彼には、物事を成し遂げるための多種多様な方法がありました。

夜、寝床で目を覚ましながら、新しいやり方を思いついていた、という逸話も残っています。

そして彼は、学生たちも同じように創造的であるべきだという前提と意図を持っていました。

実際、彼の時代以降、彼の後を継いだ人々は数多くの新しい方法を生み出しました。

しかし正直に言って、アンドリュー・テイラー・スティルほど創造的だった人物はいません。

そのため、彼は実際には具体的な技法をあまり教えませんでした。

彼はこう言っています。

「我々の学校には三つの科目しかない。

解剖学、解剖学、そして解剖学だ。」

彼は、物事を変化させるためのいくつかの一般的な考え方だけを教え、

あとは「自分で考えなさい」 と言ったのです。

歴史的に見て、これは問題でもありました。

私たちは、彼が実際にどのように施術していたのかをもっと知りたいと思っているからです。

私の本の中では、彼が誰かの肩に対して何かを行っている唯一残された映像資料について記述しています。

それは10秒ほどの、無声で粒子の粗いフィルムです。

彼は1917年に亡くなっており、当時はまだ映像記録技術がほとんど存在していなかったため、これが私たちが具体的に確認できる唯一の資料なのです。

この流れで、ウェールズのオステオパスであるジョン・ルイス(DO)の著書について触れておきたいと思います。

かなり前の話になりますが、

スティル家は彼の個人的な文書を大量に、カークスビルにあるオステオパシー学校のアーカイブに寄贈しました。

ルイスはそこに赴き、2年をかけてそれらを読み込みました。

これらの資料は、スティルに対する私たちの理解を飛躍的に深めるものでした。

ルイスは、それらを基に、より決定版といえるスティルの伝記を書くことができました。

私は、これまでに出版されているスティルに関する伝記をすべて読んでいますが、ルイスの著書

『From the Dry Bone to the Real Man(2012)』は、スティルとその生涯をはるかに豊かに描写したものです。

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【オステオパシーの記録を通して(Through the Osteopathic Annals)】

JK:2019年7月号の『Structure, Function, Integration』において、あなたはロルフィング®ストラクチュラル・インテグレーションの歴史についての記事を書かれていましたね。その中で、もしご自身がストラクチュラル・インテグレーションの学校を運営するとしたら、「10シリーズ」のレシピを教える代わりに、ジャン=ピエール・バラルDOおよびその協力者たちとの友情と関わりの中で学んだ評価法を組み合わせて教えるだろう、と述べておられました。

その知識に、さらにご自身の長年の経験から生まれた独自の工夫も加えられているように感じます。ご著書は、まさにそのことについて書かれた本だと言えるでしょうか。

JB:はい、その通りです。この本は、そのようなカリキュラムの教科書として使うことができると思います。少し補足しますと、私はジャン=ピエール・バラルから多くを学びましたが、それだけではありません。フランスのオステオパス、アラン・ゲアン、カナダのオステオパス、フィリップ・ドルエルなど、他の多くのオステオパスからも学びました。また、古いオステオパシー文献も大量に読みました。

JK:なるほど。ロルファー®としてのあなたのキャリアで興味深いのは、オステオパシーのマニュアルセラピーの伝統に深く足を踏み入れた点です。私の認識では、私たちがロルフィング・ストラクチュラル・インテグレーションと呼んでいるものは、オステオパシーにまで遡ることができる一つの系譜であり、そこから分岐した枝のようなものです。あなたは、その両方に関わってこられました。

オステオパシーの世界で、ストラクチュラル・インテグレーション側の疑問に対する答えを見つけたのでしょうか。それとも、新たに考慮すべき事柄を発見したのでしょうか。

JB:両方です。私は系譜に対する強い好奇心を持っていました。アイダ・ロルフ[PhD(1896--1979)]が自身の仕事を発展させる過程で、オステオパスたちと広範に学んでいたことを知っていたからです。特に、ロルフはケネス・リトルやエイミー・コクレーン、そしてジョン・ワーナムなどのオステオパスと学んでいました。

オステオパシーの文献を読んでいくうちに、ロルフの治療哲学の中にあるものは、「重力」を前面に押し出した点を除けば、すべてオステオパシーの正典に含まれていることに気づきました。重力は、オステオパシーでは比較的軽視されがちで、時に忘れ去られている要素です。そこで私は、「ストラクチュラル・インテグレーションのルーツとは何なのか」「これはどこから来たのか」という問いを持つようになりました。その探求は、オステオパシーにとどまらず、先史時代から世界各地に存在してきたマニュアルセラピーの伝統へと私を導きました。

これらの伝統は、地域によってさまざまな名前で呼ばれています。イギリスではボーンセッターと呼ばれ、実際に骨折を整復することもありましたが、同時にマニュアルセラピーも行っていました。

ポルトガルではアルジェブリスタ(algebrista)と呼ばれていますが、これは代数学(algebra)と同じ語源を持っています。代数学が方程式を「簡約」する学問であるように、身体の苦痛や問題を「簡約する」存在でもあったのです。ドイツではヴンダルツ(Wundartz)、直訳すると「創傷治療者」。モンゴルではバリアチ(Bariachi)と呼ばれています。

もちろん、古代からのマニュアルセラピーには違いもありますが、同時に世界中で驚くほどの共通点も見られます。私は以前、鍼灸と中医学を学び、実際に中国で施術をしていたアメリカ人と仕事をしたことがあります。彼は、中国には現在私たちが知っている鍼灸の系譜とは異なる、より古い伝統のボーンセッターが存在すると話してくれました。

彼自身がその人たちから施術を受けた経験から、「あなたのやっていることは、彼らのやり方とまったく同じだ」と言ったのです。

JK:それはすごいですね。

JB:ええ。私は、そうした伝統について何が書かれ、何が記録されているのかを探しましたが、文献は非常に乏しいものでした。その理由の一つは、マニュアルセラピーの知識が徒弟制度によって、しばしば家系内で伝えられ、秘密として守られてきたからです。そのため、文献として残っているものは限られています。

再びアンドリュー・テイラー・スティルに話を戻しましょう。彼の父親は医師で、スティルはバージニアで生まれましたが、父はすぐにカンザス準州で仕事を得ました。それは、後のインディアン事務局につながる組織の仕事で、先住民居留地でネイティブ・アメリカンに医療を提供するものでした。

このことは、いくつか興味深い結果をもたらしました。スティルは父の往診に同行していたため、初等教育を受ける前から医学教育を受けていたことになります。また、彼は先住民の言語を学び、彼らの伝統的治療者から学びました。晩年、スティルは「オステオパシーの核心は、ネイティブ・アメリカンから学んだものだ」と語っています。

JK:それはショーニー族の伝統ですね。

JB:そうです、ショーニー族です。

JK:興味深いですね。あなたがスティルを「創始者」ではなく「発見者」と表現しているのも、その文脈で非常に納得がいきます。

JB:それはスティル自身の言葉です。彼は自分を「発見者」だと表現しました。つまり、彼がそれを創り出したのではなく、すでに存在していたものを見出した、ということです。

JK:常にそこにあったものを。

JB:その通りです。

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【ロルフに対するBurchの見解(Burch's Take on Rolf)】

JK:まとめると、あなたはこれまでのさまざまな関係性の中で、バラルのテクニック、内臓マニピュレーション、そして神経や血管に対するいくつかのマニピュレーションを教えられるレベルまで訓練を積んでこられた、ということですね。また、頭蓋系のさまざまなテクニックの豊富なレパートリーもお持ちです。さらに、ご自身の長年の経験の中で独自の工夫を重ね、あなた自身のテクニックを生み出し、それらに対するご自身の視点を本の中で示しておられます。これらについて、少しお話しいただけますか。

JB:はい。ここでいくつかコメントしたい点があります。まず、ロルファーのトレーニングは、何十年にもわたって大きく変化してきました。正式なカリキュラム設計による場合もあれば、教師が自分のやりたいことを自由にやっていた場合もあります。

私がロルファーとして訓練を受けた1970年代後半の時代には、非常に強調されて、繰り返しこう教えられました。「ロルフィングには特定のテクニックというものは存在しない」と。

ロルフィング(ストラクチュラル・インテグレーション)の目的を達成するために行うことなら、どんなことであっても、それはロルフィングなのだ、と。

これに関連して、アイダ・ロルフとエメット・ハッチンズ[ストラクチュラル・インテグレーション・ギルド共同創設者(1934--2016)]との間で交わされた、少し有名な逸話があります。

ある晩、アイダがエメットの家で夕食をとっていたときのことです。食後にエメットがこう言いました。

「アイダ、質問があるんだ。もし私がクライアントと仕事をしていて、多くの点は改善しているけれど、まだ少ししっくりこないとする。そして、股関節の骨膜が"呼吸"できるようになれば、もっと良くなると分かったとする。もし、その骨膜を変化させるために、魔法の呪文を唱えたり、流行歌を口笛で吹いたりしたら、それはロルフィングになるのだろうか?」

それに対して、アイダは彼女独特の言い回しでこう答えました。

「あなたはどう思う?」

エメットが「ロルフィングになると思う」と答えると、アイダは「私もそう思う」と言ったそうです。

つまり、ロルフィングの結果を達成するために、仮に魔法の呪文を唱えることが合法であるならば、それもロルフィングになり得る、ということです。これは、私たちがどのようにアプローチするかについて、非常に広い自由度があることを示しています。

ロルフはオステオパスたちと学びましたが、主に哲学や理論を学び、テクニックそのものはそれほど多く学んでいませんでした。彼女は自分自身の初期のテクニックを生み出しましたが、率直に言って、それはかなりぎこちなく、結果を出すために多くの力を必要とするものでした。

私が利用可能なオステオパシーのテクニックを学ぶにつれ、より速く、より容易に結果を出せることに気づきました。自分にとっては労力が少なく、クライアントにとっては快適で、結果もより早く現れました。

そして、さまざまな方向からテクニックを学ぶ中で、私はいくつかのパターンに気づき始めました。スティルが非常に創造的で、多くのやり方を持っていたように、

「自分自身でも、もっと多くのやり方を見つけられるのではないか」と思うようになったのです。

例えば、本の中で紹介している私のテクニックの一つに、「アコーディオン・テクニック」と名付けたものがあります。これは、マサチューセッツ州ボストンへクラスを教えに行く飛行機の中で思いついたものです。自分の腕の組織をいじっているうちに、発見しました。

当初は「ボストン・テクニック」と名付けようかと思いましたが、私はより記述的な名前が好きです。このテクニックで行う特定の操作が、アコーディオンの扱い方に似ているため、「アコーディオン・テクニック」と呼ぶことにしました。

その後、ある同僚が「オルタネート・デコンプレッション(交互減圧)テクニック」と改名してはどうかと提案してくれました。こちらの方が、さらに記述的な名前だと思います。

JK:あなたのロルフィングの指導者はどなたでしたか。あなたは、アイダ・ロルフが存命中に当時のロルフ・インスティテュート®(現在のDr. Ida RolfInstitute®)に在籍していましたが、実際に彼女に会う機会はなかったようですね。

JB:1977年に私が訓練を受けていたとき、オーディターとして参加していたクラスでは、マイケル・サルヴェソン(アドバンスト・ロルフィング・インストラクター)が指導し、ニール・パワーズ(ストラクチュラル・インテグレーション・インストラクター)がアシスタントを務めていました。

その後のプラクティショナー・フェーズでは、ピーター・メルキオール[ストラクチュラル・インテグレーション・ギルド共同創設者(1931--2005)]が指導し、ノースカロライナ州出身のロルファー兼心理学者であるキャロライン・ウィドマーがアシスタントでした。

私が訓練を受けていた時代には、テン・シリーズは初心者ロルファーのためのものでしかない、と繰り返し強調されて教えられていました。それは、キャリアの初期に「十分に良い仕事」を行えるようにするためのものであり、やがて各クライアントが本当に必要としているものを知覚できるだけの経験を積むための足がかりでした。

私たちは、ある程度の経験(おそらく5年ほど)を積んだら、シリーズを超えていくべきだ、という使命を持って世に送り出されました。

アイダ・ロルフは私が訓練を受けていた当時まだ存命でしたが、重い癌を患っており、すでに教えることをやめていました。彼女は私が訓練を修了してから約18か月後に亡くなりました。そのため、私は彼女に直接お会いする機会を持つことはできませんでした。

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【オステオパシーの整理・明確化(Clarifying Osteopathy)】

JK: ここで「オステオパスである」ということの意味を明確にしておく必要がありますね。これは混乱を招きやすい点です。DO(Doctor of Osteopathy)という資格を持つ人がいますが、アメリカ合衆国では、DOはMD(医学博士)と同等の医師免許を持ち、医療行為を行うことができます。

一方、カナダでは、オステオパシーの卒業生はDOMP(Diplomate in Osteopathic ManualPractice)と名乗り、アメリカのDOのような医学博士号は持っていません。また、週末の継続教育コースなどでオステオパシーの技法を学んだ施術者もいますが、それはオステオパスであることとは大きく異なります。

JB: その歴史を簡単にまとめてみましょう。アンドリュー・テイラー・スティルは医学博士(MD)でしたが、生涯を通してMDの肩書きを使い続けました。彼自身は、自分の名前の後ろにDOという資格を付けたことはありません。

当初、彼は自分の行っていることを、医学の一部ではなく、独立したマニュアルセラピーの実践として成立させたいと考えていました。最初に教え始めた頃は、実際にそうしていました。

スティルの学校の初期に、ジョン・マーティン・リトルジョン(1865--1947)というイギリス人の医学博士がいました。彼は医学博士に加え、二つの博士号を持っていました。リトルジョンはスティルの評判を聞き、治療を受けに来ました。彼は呼吸に問題を抱えていましたが、スティルはそれを見事に治しました。

その体験に感銘を受けたリトルジョンは、この仕事に強い関心を持ち、スティルの学校に入学しました。彼は学問的な経験が豊富だったため、学生でありながら同時に学生部長にも任命されました。

卒業するとすぐに、リトルジョンはスティルの学校の教員となりました。彼らの間には一種の「交換」があり、リトルジョンは生理学を教える代わりに、オステオパシーを学ぶための授業料を免除されていました。

数年間スティルの学校で教えた後、リトルジョンとスティルの間で大きな対立が起こりました。その詳細はあまり記録されていませんが、非常に激しいものであったことだけは分かっています。ロルファーだけが、こうしたドラマを経験しているわけではない、ということですね。

リトルジョンは学校を去り、イリノイ州シカゴに移って、「アメリカ医学・外科学・オステオパシー学校」を設立しました。そこでは、スティルから学んだことに加えて、医学と外科学のすべてを教えました。これは、スティルがまったく望んでいなかったことでした。

この競争と、学生からの圧力の結果、スティルは最終的にミズーリ州カークスビルの自分の学校でも、オステオパシーと並行して医学と外科学を教えるようになりました。

シカゴの学校を約10年間運営した後、リトルジョンはその学校を閉鎖し、イギリスのロンドンに戻って「ブリティッシュ・スクール・オブ・オステオパシー」を設立しました。そこでは、マニュアルセラピーのみを教えました。

皮肉なことに、これはスティルが当初望んでいたオステオパシーの形でした。このブリティッシュ・スクール・オブ・オステオパシーは現在もロンドンに存在しており、アメリカ以外の世界におけるすべてのオステオパシー学校の「母体」となっています。アメリカ合衆国は、オステオパスが医学と外科学、つまりMDと同等のすべての医学教育を受ける唯一の国です。世界の他の地域では、オステオパシーはマニュアルセラピーのみであり、薬理学も外科手術も含まれません。

これはオステオパシーにおける大きな分断の一つであり、リトルジョンは結果的に、その両側を育てる役割を果たしたことになります。

長い間、アメリカのオステオパシー学校への入学要件は、医学部よりやや低い水準でした。そのため、医学部に入れなかった人々が多く入学してきました。オステオパシーは、医療行為への「裏口」となり、多くの学生はマニュアルセラピーにほとんど関心を持っていませんでした。

その結果、アメリカのオステオパシー教育におけるマニュアルセラピーの比重は低下し、1970年代には、マニュアルセラピーの授業を一切受けずに卒業できるDO学校さえ存在しました。

ジョン・アプルジャー[DO(1932--2012)]は、そのような学校を卒業したオステオパスの一人で、彼自身、博士号取得後に大学院教育としてマニュアルセラピーを学んだと語っています。

JK: とても分かりやすい整理ですね。私はマニュアルセラピーに入る前に、科学に基づく正式な教育を受けてきました。学士号は臨床栄養学、修士号は運動科学です。私はマニュアルセラピーの訓練を受けるためにオステオパスになりたいと思っていました。

私はミシガン州を拠点にしているので、ミシガン州立大学を検討しましたが、そこでは4年間の医学・オステオパシー教育と、3年間のレジデンシーが必要でした。その7年間の訓練の中で、マニュアルセラピーの訓練はわずか3週間しかありませんでした。

つまり、そのルートでは、結局は自分で後から学ばなければならない、という点で、あなたの言っていることと同じ結論に至りました。私はその道を選ばないことにしました。

JB: それは理にかなっています。現代において、オステオパシーは多様化し、人々はさまざまな技法や哲学を発展させてきました。

実際にマニュアルセラピーを行う人々の間には、もう一つの大きな分断があります。それは「構造派(ストラクチュラリスト)」と「エネルギー派」です。

エネルギー派の人々は、手を使って物理的に組織に働きかける施術者を、粗野で原始的だと考える傾向があります。一方、構造派は、エネルギー派の人々に「実際に身体に触れて何かしてほしい」と思っています。マニュアルセラピーのあらゆる分野において、「自分たちこそが正しく、他は間違っている」と主張する正統派が存在し、なぜ相手が間違っているかを説明しようとします。これはごく普通の人間の行動です。

しかし、真実はこうです。

―すべてに居場所がある。時には一つの方法が必要であり、別の時には別の方法が必要なのです。

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【マニュアルセラピーの未来(The Future of Manual Therapy)】

JK:私はロルフ本人や彼女の弟子たちによる古い論文を読み返してきましたが、あなたがおっしゃったように、そこにはさまざまな視点があります。あなたの文章を読んでいると、ロルフィングの仕事は、その「目的」と、私たちの身体が環境―私たちが住んでいるこの惑星を含めて―とどのような関係を持っているか、そして重力が私たちに及ぼす影響によって定義されている、という点で一致しているように感じます。

教育と執筆の経験を踏まえて、マニュアルセラピーの知識において、次に埋めるべきギャップは何だとお考えですか。また、この分野が今後どのように発展していくことを期待していますか。

JB:とても興味深い質問ですね。まず申し上げたいのは、あなたが今言った「ロルフィング(ストラクチュラル・インテグレーション)は方法によってではなく、目的によって定義される」という考え方は、私の基礎トレーニングの中で明確に教えられていた、ということです。私たちはそのように訓練されました。

ですから、他の人と同様に、私も「自分のやり方こそが正しい」と思っていますし、それが当時の訓練の仕方でした。

私が最近とても関心を持っているのは、田畑浩良(Hiroyoshi Tahata)が2018年に書いている、人と人との空間的関係性についての研究です。私たちは皆、他者や集団に対して、どのように座るか、どのように立つかによって、その場のダイナミクスが変化することを知っています。

田畑の文章から学んでいるところによると、日本語にはそれを表す言葉が実際に存在します。それは非常に短い一音節の言葉で、「間(ま)」です(※田畑による「間」についての記事)。これは日本文化において非常に意識されている概念です。

このようなやり方でワークをすることは、私にとってはかなり枠外の発想です。しかし、空間的関係性や、私たちが互いにどのように関わるかによって、構造的・機能的な変化を生み出すための新たなフロンティアがここにあると感じています。

ストラクチュラル・インテグレーターとして、私たちは身体内部の空間的関係、地球や重力との関係に関心を持っていますが、田畑はそこに「対人空間」という新たな次元を導入しています。これは、ぜひさらに探究してみたい分野です。

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【解剖学へのアンカー(Anchoring into Anatomy)】

JK:著者としてのあなたの方向性は、私には非常に「解剖学的」に感じられます。あなたは物事を解剖学的な用語で記述しています。マニュアルセラピストとしての私は、「今触れている具体的な解剖構造をイメージできれば、それが何を語ろうとしているのかを理解できる」と自分に言い聞かせています。すると、たいてい何か興味深いことが起こります。

思考を解剖学だけに限定してしまうのは、あまりにも狭すぎる枠でしょうか。

JB:それは私にとって非常に居心地のよい領域です。ここ、私の左側には、長さ8フィート(約2.4メートル)の解剖学書の棚があり、これまで私はそこに並ぶ本を何時間も、何時間も、何時間も読み込んできました。

私は、身体の「内的ホログラム」を構築することを自分の目標に設定しました。つまり、頭の中で構造物にズームインし、その中を移動し、回転させることができるようになることです。そして、その目標はかなり達成できたと思っています。

これは、人の身体で何が起こっているのか、自分が今どこにいて、何をする必要があるのかを理解するうえで、非常に役立っています。

先ほど触れた、オステオパシーにおける構造派とエネルギー派の分断に話を戻すと、私は完全に構造派です。

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【用語の定義(Defining Terms)】

JK:あなたの文章の中で、私が特に深く評価している点の一つは、さまざまな用語について、あなたが非常に明確に定義しようとしていることです。残念ながら、それが常に行われているとは限らないことを、あなたもよくご存じだと思います。

JB:はい。その点については、本の中でも触れていますし、用語の使われ方が曖昧になっている例をいくつか挙げています。

JK:あなたは、講演者が異なる用語を使う際に、必ずしも自分自身が何を意味しているのかを明確にしていない場合がある、と書いていましたね。私はバイオメカニクスや運動学のしっかりしたバックグラウンドを持っているので、専門家が動画の中で不正確なことを言っていると、違和感を覚えます。あなたも同じような感覚を持つことがあるのではないでしょうか。

JB:あります。私が本の中で挙げている例の一つが、オステオパシー、あるいはオステオパシー由来のテクニックについて語るときに使われる、「ダイレクト-直接法」と「インダイレクト-間接法」という言葉です。

その一つの意味は、「変化させたい部位そのものに直接働きかけている場合がダイレクトで、身体の離れた場所からテコの原理などを使って影響を与える場合がインダイレクトである」というものです。

しかし、別の意味もあります。例えば、可動性テストを行い、エンドフィール(最終抵抗)まで動かしたとき、ある方向にはより遠くまで動き、別の方向では早く抵抗にぶつかる場合があります。このとき、より長く、動かしやすい方向に動かすことをインダイレクトと呼ぶ人がいます。一方、バリアに向かって進み、より早く抵抗に出会う方向をダイレクトと呼びます。

ところが、人によってはこの用語を逆に使います。したがって、誰かがダイレクト/インダイレクトという言葉を使った瞬間に、あなたがまずやるべきことは、「その人がその言葉で何を意味しているのか」を正確に確認することです。多くの場合、話している本人ですら明確に定義できていません。それは、用語が泥沼のように混乱した環境の中で使われているからです。

この用語自体があまりにも曖昧なので、私はそもそもダイレクト/インダイレクトという言葉を使うことを避けています。

JK:なるほど、それはよく分かります。「姿勢(posture)」と「アライメント(alignment)」については、どうお考えですか。

JB:1977年にロルフ・インスティテュート®で教えられていた定義では、「構造(structure)」とは、人がまったく努力をしていないときに、身体が空間の中で自然に存在している位置のことでした。つまり、最小限の努力でいられる場所です。

一方、「姿勢(posture)」という言葉は、「ポーズ(pose)」と同じ語源を持っており、人が多少なりとも意識的に自分を保とうとする在り方を指します。この区別は、非常に有用だと思います。

JK:とても実践的ですね。それでは、「バリア」「リージョン」「アドウヒージョン」「リストリクション」という用語についてはいかがでしょうか。

JB:ああ、なかなか良い取り合わせの用語ですね。

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【バリア(Barrier)】

JB:まずバリアから始めましょう。これは、組織の可動性テストに関係する概念で、非常に小さなスケールのものから、大きな動きまで、あらゆるレベルに当てはまりま可動性テストをゆっくり行うと、速く動かしているときには気づけないことに気づけるようになります。例えば、合成ゴムでできた輪ゴムのように、均一な素材だけでできたものを引き伸ばす場合を考えてみましょう。

ある一定の長さまでは、簡単に伸びます。さらに引っ張ると、より大きな力が必要になりますが、まだ伸びます。しかし、最終的には、これ以上伸びない地点に到達します。

一方、リネンとスパンデックスのように、複数の繊維が混ざった布地を考えてみてください。最初は簡単に伸びますが、ある瞬間から、より大きな力を使わないと変化が起こらなくなります。そこに「小さなバリア」があるように感じられるでしょ

う。さらに引っ張ると、次の素材特性に移行し、また別のバリアに出会います。複合素材では、異なる素材や繊維間の関係性に応じて、複数の移行点が存在します。

人間の組織には、複数の種類のコラーゲン、複数の種類のエラスチンなど、多様な成分が含まれています。したがって、私たちの組織も段階的な力―変形曲線を示します。私たちは、その変曲点の一つ一つを「バリア」と呼びます。

組織を伸ばしたり、曲げたり、圧縮したりするとき、内部に複数のバリアにぶつかっているように感じるのはそのためです。

さまざまな治療テクニックは、この力―変形曲線上の特定の位置、すなわち特定のバリア、あるいはバリアとバリアの間を対象としています。治療を組み立てるためには、自分が今その曲線のどこにいるのかを知る必要があります。

第一バリアを対象とするテクニック、中間バリアを対象とするテクニック、エンドフィールを対象とするテクニックがあります。先ほど触れたハロルド・フーヴァーのテクニックは、第一バリアよりも手前の、非常に特定された力レベルを用いるものです。

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【リージョン(Lesion)】

JB:次にリージョンです。これは非常に幅広く、時に混乱を招く用語です。単純に切り傷を負い、縫合が必要な状態もリージョンです。感染性のリージョンもあります。

例えば、腫れ物(できもの)があれば、それもリージョンです。

私たちの分野でこの言葉を使う場合、多くは「特定の部位で組織が弾性を失っている」ことを意味します。あるいは逆に、弾性が過剰になって、組織の統合性が失われている場合もあります。

広い意味では、「身体の中の局所的な組織機能不全」をリージョンと呼ぶことができます。しかし、この定義は問題を含んでいます。なぜなら、身体のすべては結合組織マトリックスや神経系を通じて互いにつながっており、あらゆるリージョンが相互に関連しているからです。

そのため、リージョンという言葉は、「身体の中で何かがうまくいっていない場所」を指す、かなり曖昧で混濁した用語だと言えます。

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【アドヒージョン(Adhesion)】

JB:アドウヒージョンという言葉は興味深いものです。これには、関連する用語として「拘縮(contracture)」と「線維化(fibrosity)」があります。より一般的な用語は線維化です。

身体のある部位が、直接的な外傷、使い過ぎ、あるいは感染によってダメージを受けると、線維芽細胞が修復を行おうとします。損傷した線維を取り除き、新しい線維を敷設するのです。しかし時に、線維芽細胞は過剰に働きすぎ、必要以上の線維を作ってしまい、その結果、硬さが生じます。

身体の結合組織は、それぞれの役割を果たすために、適切な量と比率のエラスチンとコラーゲンを必要とします。損傷が大きいほど、線維芽細胞はより過剰に反応し、コラーゲン優位の線維を大量に作る傾向があります。弾性を失ったこの状態が「線維化」です。

線維化のバリエーションとして有用な概念が二つあります。その一つが「拘縮(contracture)」です。例えば、胸郭内の胸膜のような膜組織を考えてください。これが摩耗などで損傷し、過剰な線維が増殖すると、拘縮と呼ばれる状態になります。拘縮という言葉は「短縮」を連想させますが、必ずしも短くなっているわけではありません。本質的には、弾性が失われ、伸ばしにくくなっているのです。

また、身体には、潤滑液を挟んで向かい合う二枚の膜が存在する部位があります。そこには本来、機械的な結合は存在すべきではありません。

例えば、肺の外側表面にある臓側胸膜と、胸壁を覆う壁側胸膜の間です。肺が身体のどこかに物理的に付着してよい唯一の場所は、肺門と呼ばれる、内側表面の小さな逆涙滴状の領域だけです。

それ以外の部分では、肺は胸壁に対して、十分に潤滑された滑走面を持つべきです。しかし、胸部への打撲や肺感染が起こると、線維芽細胞が修復を行う過程で、本来は潤滑されていた空間を横切って線維が伸び、二つの膜が縫い合わされてしまうことがあります。これがアドヒージョンです。接着、つまり「糊付け」と考えてください。

近年、拘縮をアドヒージョンと呼ぶ人に、口頭でも文章でも出会うことがあります。これは用語の混乱を招くため、私はその区別を繰り返し強調しています。

多くの場合、アドヒージョンと拘縮に対する治療テクニックは似ていますが、目指す結果は異なります。アドヒージョンの場合、私たちはそれを分解し、線維を破壊して、潤滑された滑走面を回復させたいのです。

一方、拘縮の場合は、弾性を回復させたいのであって、分解してはいけません。そこには構造的完全性が必要だからです。

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【リストリクション(Restriction)】

JB:リストリクションとは、動きが制限されている領域のことです。先ほどの定義から分かるように、それは拘縮である場合も、アドヒージョンである場合もあります。

また、平滑筋細胞が持続的に収縮していることで、その部位の可動性が低下している場合もあります。ここで重要なのは、平滑筋細胞と横紋筋細胞の違いです。横紋筋は間欠的な収縮を行うためのもので、長時間収縮を維持することはできません。腕を前に伸ばして、どれくらい保てるか試してみれば分かります。

一方、平滑筋細胞は、栄養と酸素が供給されていれば、理論上は一生涯収縮し続けることができます。横紋筋ほど強い収縮力はありませんが、多数の平滑筋細胞が集まると、相当な硬さを生み出します。この領域は、私たちが神経系に働きかけるアプローチが有効となる場面の一つです。

JK:ここまで詳しく説明していただき、ありがとうございます。読者の中にはすでにこれらを知っている方もいますが、ストラクチュラル・インテグレーションについて学ぶために読んでいる方もいます。これらは、私たちが日々扱っている重要な要素です。

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【評価・治療・再評価(Assess, Treat, and Reassess)】

JK:マニュアルセラピストとして仕事をしていると、どうしてもテクニックそのものに強く意識が向いてしまう誘惑があります。しかし、あなたの本ではテクニックよりも「評価」に重点が置かれていました。それも、一度評価して終わりではなく、全体像が立ち現れてくるのを待つ姿勢が強調されています。すぐにテクニックに飛びつかない、ということですね。

JB:はい、その理解で正確です。評価には実に多くの方法があります。アイダ・ロルフは、人の身体の輪郭を視覚的に観察するだけで、必要なことはすべて分かると主張していました。そして、彼女はその方法から多大な成果を引き出していました。それは、当時彼女が持っていた最良の評価法だったのです。

ロルフの時代以降、多くの評価法が開発されてきました。そのおかげで、現在では、身体で何が起こっているのかを、より包括的かつ精緻に評価することが可能になっています。それぞれの評価法は、何か一つの側面を示してくれますが、どれか一つの方法だけですべてを把握できるわけではありません。また、どの評価法にも誤差率があります。ですから、似た評価を複数用いることで、より多くの情報を得ることができます。

多くの状況において、私は一つ以上の評価を行うことを勧めています。それぞれが重要な情報を提供し、しかも情報の一部が重なり合うからです。例えば、身体の炎症を評価する方法は少なくとも三つありますが、「今この瞬間」の状態を示すものもあれば、より長期的な傾向を示すものもあります。

私は、本書に記載した19種類の評価法を日常的に用いています。もちろん、すべてを毎回すべてのクライアントに使うわけではありません。頻繁に使うものもあれば、道具箱の隅にある、必要なときだけ取り出すような評価法もあります。

私が勧めているのは、「常に複数使う」ことです。通常、4~5種類の評価を組み合わせると、何に取り組んでいるのかについて、はるかに完全な像が浮かび上がります。これらの身体的テストは、クライアントへのインタビューと組み合わされ、病歴や本人の主観的な理解と統合されていきます。

ロルフは身体の輪郭を見ました。それは確かに価値ある情報ですが、それだけでは十分ではありません。

JK:あなたの哲学は「評価し、治療し、再評価する」という流れにあるように感じます。

再評価して、何が起こったかを見るまでは終わらない、という姿勢ですね。

JB:まさにその通りです。ジャン・サルタン[上級ロルフィング・インストラクター]は、私が彼の継続教育コースやアドバンスト・トレーニングを受けたときに、この点を強く印象づけてくれました。

「治療する前に評価すること。そして、治療の直後に再評価すること。」

これによって、自分の治療が何をもたらしたのか、即座にフィードバックを得ることができます。これは、セラピストとして成長するために非常に重要なプロセスです。自分の一つひとつの行為が、どんな結果を生んだのかを学べるからです。治療しながら、「すべてが思い通りにいった」と感じることもあれば、「何も起こらなかった」、あるいはその中間であることもあります。もし望んだ変化がまったく得られなかったなら、別のテクニックが必要でしょう。

私たちがこれほど多くのテクニックを持っている理由の一つは、ある瞬間には、あるテクニックが、特定の人にとって最適だからです。時には「方向性としては良い変化が起きたが、今日はもう少しここをやろう」と判断することもあります。

ここで、評価と治療を理解する上で、もう一つ重要な点があります。特に、非常に線維化した組織を扱っている場合、一日で完璧にしようとしないことです。

ある地点を超えると、組織を柔らかくしようとしているつもりが、実際には損傷を与えてしまいます。一時的には可動性が増したように見えても、数週間後には線維芽細胞が再び働き、以前よりも悪い状態になることがあります。

身体は、「今日はここまで」という明確なサインを出します。熟練したマニュアルセラピストは、それを読み取ることができます。

人の身体は、セッション後も何週間にもわたって変化し続けます。すべてをセラピストがやろうとするよりも、身体自身に変化させる余地を残した方が、クライアントはより良い結果を感じます。

JK:そうですね。統合は自宅で起こる、ということですね。ロルファーにとって必読だと考える参考文献は、他にありますか。

JB:本の巻末に、いくつかのページにわたって推薦図書を挙げています。その中には、整形外科的テストを学ぶための本も含まれています。

そして、もう一度強調したいのが、ジョン・ルイスによるアンドリュー・テイラー・スティルの決定版伝記『From the Dry Bone to the Real Man』です。これは特に価値の高い一冊です。

他にも多くの本が思い浮かびますが、とりわけルネ・カリエ[MD(1917--2015)]の著作群は重要です。彼は7冊の本を書き、それぞれ異なる身体部位や症候群を扱っています。評価の観点を学ぶうえで、非常に有益です。

JK:素晴らしいですね。40年以上ロルフィング(ストラクチュラル・インテグレーション)を実践してこられて、ロルフィングは痛いものだ、という神話をそろそろ払拭できるでしょうか。

JB:はい、それはできます。数年前に世論調査を行ったことがあります。一般の人々に、歯科治療、鍼治療、ロルフィング・ストラクチュラル・インテグレーションについて、どれくらい知っているかを尋ねました。

歯科治療については、ほとんどの人が経験しており、ある程度理解していました。鍼治療については、知識は少なめでした。ロルフィングについては、言葉を聞いたことがある人が約10%、実際に何か説明できる人は1%程度でした。

そして、その説明内容はこうでした。

「高価で、とても痛い。」

この「痛い」という評判は、アイダ・ロルフの初期の、かなり強引な治療法に由来しています。私たちは、いまだにその時代の評判を引きずっています。

現在では、痛みを伴わずに、望む結果をすべて達成する方法があります。

JK:確かに、慢性疼痛を抱えている人にとっては、どんな触れ方や動きでも不快に感じることがありますね。それは、もともと存在している不快感であって、施術そのものが乱暴だからとは限りません。

JB:その通りです。そのような場合、直接触れる代わりに、長いレバーを使うテクニックが適していることもあります。身体の別の部分を箸のように使って間接的に影響を与えることで、より快適なプロセスにすることができます。

あなたは、この本とマニュアルセラピーの仕事について、多くの重要な側面を引き出してくれました。最後に、この記事と本を読む読者へのメッセージを一つ。より穏やかなやり方へ移行するとき、あるいは実験としてでもよいので、施術中はできるだけ自分の身体をリラックスさせてください。これは、最近の指導経験から得た知恵です。

人々がこの教材を学ぶ様子を見ていると、強い力で働くことに慣れているため、肩甲帯や体幹を固めてテクニックに入ることがよくあります。それでは、組織はうまく反応しません。

この本は、私が「Functional Methods(機能的方法)」というタイトルで教えてきた一連の講座の教材から発展したものです。これらのクラスでは、本書の内容をほぼそのまま教えており、多くのテクニックは非常に軽い力で行います。

面白い実験があります。例えば、手首の可動性テストを行うとき、自分の身体ができるだけリラックスしていれば、ある可動域が見えます。そこで、意図的につま先をぎゅっと緊張させて、もう一度試してみると、手首の可動域は小さく見えるでしょう。

自分の身体で、相手の身体に起こってほしい状態を「モデル化」してください。そして、施術中は自分自身がリラックスしていることが大切です。

JK:それだけで一つの大きなテーマになりますね。最後に何か一言ありますか。

JB:結局のところ、「知れば知るほど、自分が知らないことに触れるようになる」ということに戻ってきます。内側だけでなく、外側にも目を向けてください。そして、私たちが発見し続けているこの世界の壮麗さと不思議さを、どうか楽しんでください。

JK:とても美しい言葉です。本当にありがとうございました。

JB:こちらこそ、ジェフ。大きな喜びでした。ありがとう。

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【注釈(Endnotes)】1.詳細については、オステオパシー医学博物館に、広範な資料コレクションがあります。

https://www.atsu.edu/museum-of-osteopathic-medicine/a-t-still-papers-american-school-of-osteopathy-aso

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【著者略歴】

ジェフリー・バーチは、オレゴン大学で生物学と心理学の学士号、カウンセリングの修士号を取得した。1977年にロルファーとして認定され、1990年にアドバンスト・ロルフィング®ストラクチュラル・インテグレーションの認定を修了。フランスのオステオパス、アラン・ゲアンを含む三つの異なる学校で頭蓋マニピュレーションを学んだ。1998年以降、ジャン=ピエール・バラルDOおよびその協力者のもとで内臓マニピュレーションを学び、指導資格を得た。現在はバラル・インスティテュートとは提携していないが、内臓マニピュレーションを教える許可を得ている。

複数のオステオパシー系教育機関で評価・治療法を学び、既存の方法とともに、自身で開発した新たな評価法・治療法を指導している。近年は、関節包、滑液包、腱鞘における線維化を評価・リリースする独自の方法を開発し、指導を始めている。

IASI Yearbookの創刊編集者として、また他の専門誌にも定期的に寄稿している。

ジェフリー・キンヌネンは、認定ロルファー、米国スポーツ医学会認定臨床運動生理学者、米国運動協会認定ヘルスコーチである。クライアントがよりよく生きる可能性に気づけるよう支援することを目標としている。

ロルフィング体験インタビュー:調香師rolfinger.com2026年4月12日

Stand.fmにアップした内容をnotebookLMで文章化し、興味深い点をピックアップてみました。

10回のセッションを通じて、調香師であるクライアントの身体の感覚や日常の捉え方には、以下のような多角的な変化がありました。

1.嗅覚の洗練と受容性の広がり最も顕著な変化の一つとして、嗅覚の感覚が鋭くなり、響きの粒子の細かさを捉えられるようになったことが挙げられます。

以前は苦手だった天然香料(例:ほうれん草の葉から抽出したスピノチリーフなど)の香りを心地よいと感じるようになるなど、「好き嫌い」の枠を超えて、一度全てを受け入れるパレットのような感覚が育まれました。

この感覚の変化により、電車の中などの環境を以前より敏感に感じるようになった一方で、自分にとって心地よい場所(軽井沢など)を正直に選択するきっかけにもなっています。

2,身体感覚の微細な変化と日常での活用自分自身の身体の反応を繊細に感じ取れるようになったことで、日常の動作にも変化が現れています。

「心臓の位置を下げる、あるいは少し後ろに下げる」落ち着きを取り戻せるようになりました。

また、世界が目に見えないところで「響いている」ことを繊細に感じ取れるようになり、その響きに身を委ねることに心地よさを感じています。

3. 「天」と「地」の結びつき(グラウンディング)もともと意識が空へ飛ぶような感覚(宇宙的な感覚)は得意でしたが、このプログラムを通じて「地に足をつける(グラウンディング)」ことの大切さを学びました。

セッションの前後で行う「歩く」動作は、当初は修行のように感じられましたが、足で地面を掴み、天だけではなく土と結びついて生きているという感覚を実感するようになりました。

4. 直感の鋭まりと日常の捉え方日常で起こる出来事や人間関係の捉え方も、より素直で直感的なものへと変化しています。

自分自身の「ピンと来る感覚」が研ぎ澄まされ、直感に従って予定を変更しギリシャへ向かった結果、嗅覚アートのコンペでファイナリストに選ばれるといった好循環が生まれています。

劇的な人間関係の変化というよりも、自分に起こる出来事を「宇宙的な流れ」としてより素直に受け止められるようになり、運気の良さを感じながら流れに乗って生きているという感覚が強まっています。

歩く動作が「修行」のように感じられた

歩く動作が「修行」のように感じられたのは、クライアントがもともと意識が「空へ飛ぶ」ような宇宙的な感覚を得意とする一方で、地面に「戻ってくる方法」が分からなかったためです。具体的には、以下のような理由が挙げられています。

意識の浮遊感の自覚: セッションの最初に歩く際、「今日も(意識が)上に行っているな」と実感することが多かったため。

グラウンディングの難しさ: クライアントにとって、空に飛ぶ感覚は自然なものでしたが、反対に「地に足をつける(土と結びつく)」という感覚を掴むことが課題となっていました。

身体感覚への集中: セッションの最後には、指導のもとで「足で地を掴む」ように歩く練習をしましたが、それはあなたにとって「よちよち歩き」のように感じられるほど、不慣れで意識を要するプロセスでした。

「天だけでは生きていけない」という気づきの中で、天(宇宙的な感覚)と地(土の感覚)を繋ぎ直す作業が、クライアントにとってひとつの鍛錬や「修行」のような重みを持っていたことが伺えます。

ギリシャでの嗅覚アートの活動について

ギリシャでの嗅覚アート(オロファクトリーアート)の活動は、クライアントの研ぎ澄まされた直感と「宇宙的な流れ」に乗る感覚が形となった象徴的な出来事です。ソースに基づいた詳細は以下の通りです。

直感による予定の変更: もともと6月は仕事でミラノとパリに行く予定でしたが、「自分はギリシャがいい」という強い直感に従い、急遽予定を延期して飛行機をギリシャ行きに変更しました。

コンペへの挑戦と成果: ギリシャに行く理由を探していたところ、締め切り間近の「オロファクトリーアート(嗅覚アート)」の集いがあることを発見しました。急いで応募(論文などの提出)をした結果、見事にファイナリストに選出されました。

活動の背景にある感覚: この出来事は、セッションを通じて「ピンと来る感覚」が磨かれたことや、目に見えない世界の響きに身を委ねる心地よさを知ったことに関連しています。クライアントはこれを、「宇宙的な船に乗っているような感覚」として捉えており、自然な流れの中でチャンスを掴み取っています。

このように、ギリシャでの活動は単なる仕事の一環ではなく、セッションを通じて得た「自分の感覚に対する素直さ」が、具体的な成果として結実した例と言えるのかもしれません。

土地を買う」決断と身体感覚の変化にはどのような繋がりがありますか?

「土地を買う」という大きな決断は、クライアントがこの10回のセッションを通じて培ってきた「研ぎ澄まされた直感」と、「地(地球や現実)と結びついて生きる感覚」の変化に深く根ざしています。ソースに基づいた具体的な繋がりは以下の通りです。

1. 「ピンと来る」直感の洗練セッションを通じて、自分自身の意識や体の反応を俯瞰して捉える力が養われ、「ピンと来る感覚」が研ぎ澄まされていったことが、土地との「いい出会い」を引き寄せ、決断する力になりました。以前は自分の体の微細な反応に自信が持てなかった状態から、今では自分の直感を信じ、宇宙的な流れ(運気の良さ)を素直に受け止めて行動できるようになっています。

2. 「天」と「地」を結ぶグラウンディング クライアントはもともと意識が「空に飛ぶ」ような宇宙的な感覚は得意でしたが、このプログラムを通じて「足で地を掴む」という「地の感覚」の大切さを学びました。

修行のような歩行ワーク: 毎回行っていた「歩く」ワークは、当初は「修行」のように感じられるほど「地に戻る」ための訓練でした。

現実への着地: 「天だけでは生きていけない」「土と結びついて生きる」という身体的な気づきが、物理的な「土地」を購入するという現実的で象徴的なアクションへと繋がっています。

3. 自分にとっての「心地よさ」への正直さ嗅覚や身体感覚が鋭くなったことで、電車の中などの不快な環境に敏感になった一方で、「自分にとってどこが心地よい場所か」に正直になるきっかけを得ました。

環境の選択: 軽井沢などの心地よい場所を選択しようとする意識が、自分の居場所(土地)を確保するという具体的な形になったと言えます。

4. 宇宙的な流れへの信頼日常の出来事を「宇宙的な船に乗っているような感覚」で捉えられるようになり、無理に抗うのではなく、自然な流れの中で起こる出来事(土地との出会いなど)を素直に受け止めることができるようになりました。このように、土地を買うという決断は、単なる不動産の購入ではなく、クライアントが獲得した「天と地を繋いで、自分の感覚に正直に生きる」という新しい身体感覚の現れであると解釈できるかもしれません。

オンラインセッションの実際rolfinger.com2026年4月24日

Zoomでのオンラインセッション(45分)の際にAI companionの文字起こしと要約機能を用いて、さらに匿名性を確保するよう校正した記録です。

ケーススタディ

座位における位置関係の調整によって生じた安全感と自己調整

概要

本ケースは、オンラインセッションにおいて、クライアントが座位での最適な位置を探索することにより、胸部のつまり感、反り腰傾向、接地感の不安定さに変化がみられた例である。

セッションでは、特別な呼吸法や強い介入を用いるのではなく、座る位置、足の接地、坐骨と座面との関係、身体の向きなどを微細に調整しながら、クライアント自身が「しっくりくる位置」を見つけていった。

その結果、頭が過剰に働かず、「ただいる」感覚が自然に生じ、胸・肩まわりの緊張、足の接地感、座面との関係性に明確な変化が現れた。

主訴

クライアントは、数日間続く胸まわりのつまり感、お腹の感覚の不明瞭さ、座位における反り腰傾向を主なテーマとして挙げていた。

また、日常生活においては、一人でいることや移動、外出時の不安定感が残っており、身体が安全を確認しにくい場面で過剰に反応しやすい状態がみられた。

セッションの進行

セッションでは、クライアントに座位をとってもらい、複数の位置を比較しながら、身体がもっとも落ち着く配置を探索した。その後、プラクティショナーが自分のセッションルームにおける立ち位置を探索した。

A、B、Cという複数の位置を試したうえで、最終的にはAの位置を微調整した場所がもっとも快適であることが確認された。

その位置では、足が床にしっかりと接地し、坐骨が座面と「仲良くなっている」ような感覚が生じた。クライアントは、頭が働かず、無になれるような状態を体験した。

この反応は、何かを意図的に変えようとした結果というより、身体が支持面と空間との関係を見つけ直したことで、自然に生じたものと考えられる。

観察された変化

胸や肩まわりでは、それまで「ガツッ」と固まっていたような緊張感がやわらいだ。

足部では、床との接地感が安定し、浮いているような感覚が減少した。足がしっかりと接地することで、腰だけで身体を支える必要が少なくなり、背中や腰の緊張も分散された。

お尻や太ももまわりでは、筋肉がやさしく緩み、座面とのあいだにあった抵抗感が少なくなった。

反り腰傾向についても、座位の位置関係が整うことで軽減がみられた。触れて確認すると、以前ほど反り腰が強く感じられない状態になっていた。

全体として、身体が「支えられている」と感じられる条件が整ったことで、神経系が落ち着きやすい方向へ移行した可能性がある。

日常生活での変化

セッション前後の経過として、これまで難しかった外出や食事が可能になってきていた。本人の感覚としても、気持ちの面、身体の面の両方で、以前より楽になっているという報告があった。

また、身体との関わり方にも変化がみられた。

以前は、頭で判断して「痛いところまで行く」ような動きになりやすかったが、最近では身体の反応を見ながら、その少し手前で止める練習ができるようになってきていた。

ストレッチにおいても、まっすぐ行うことにこだわるのではなく、身体が安定する方向へ少し向きを変えることで、より安心して動けることに気づき始めていた。

これは、身体を外側から修正しようとする関わりから、身体の応答を尊重しながら調整していく関わりへの移行と捉えることができる。

介入の要点

本ケースにおける重要な要点は、座位そのものを介入の場として扱った点にある。

座面の高さは、膝と座面が同じ程度、あるいは座面がやや高めになることで、足の接地が得られやすくなる。足がしっかり床につくと、腰だけで姿勢を支える必要が減り、背中や腰の負担も軽減しやすい。

ただし、最適な位置は固定されたものではない。その日の身体の状態、場所、椅子や床との関係によって変化する。そのため、毎回同じ正解を再現するのではなく、その都度、身体が「しっくりくる場所」を探すことが重要である。

また、不安を感じやすい場所では、入口や出口を確認し、いつでも移動できる感覚を身体に伝えることが助けになる。

頭で安心しようとするのではなく、実際に首を回して周囲を見る、空間の中を少し歩く、なんとなく落ち着く場所を探す。こうした行為は、身体を通した安全確認として機能する。

考察

本ケースでは、強い介入や明確なテクニックによって変化を起こしたのではなく、クライアントの身体が安心できる位置関係を見つけることで、自己調整が生じた。

特に印象的だったのは、「ただ座るだけ」で頭の働きが静まり、「ただいる」感覚が生まれたことである。

これは、身体が支持面、空間、施術者との関係性の中で、安全を認識し始めた状態と考えられる。安全感が高まることで、防衛的な緊張が低下し、呼吸、接地感、姿勢、筋緊張に変化が現れた可能性がある。

また、クライアントが日常生活の中で「少し手前で止める」ことを学び始めていた点も重要である。身体が受け取れる範囲を超えて変化を求めるのではなく、身体が「ここまでなら大丈夫」と感じられる範囲で経験を重ねることが、過剰な反応の軽減につながる。

いわば、身体に対して「危険ではなかった」という経験を少しずつ積み重ねていくプロセスである。

結論

本ケースは、座位における微細な位置関係の調整が、接地感、安全感、胸郭周辺の緊張、反り腰傾向、頭の過活動に影響を与えた一例である。

介入の中心にあったのは、身体を修正することではなく、身体が自ら落ち着き、再構成し始める条件を整えることであった。

「ただ座る」「しっくりくる場所を探す」「少し手前で止める」といったシンプルな実践は、クライアントが身体への信頼を回復していくための重要な足場となる。

身体への信頼が育つにつれて、多少の誤作動が生じても、それを過剰に恐れずに扱える余地が広がっていく。その余地こそが、回復や統合に向かうための基盤となる。

ロルフィング説明会rolfinger.com2026年5月15日

日本ロルフィング協会主催Rolfing Days企画に乗って、ロルフィングの説明会をします。

日時:2026年5月24日日曜日13:30 - 15:00

場所:東京都渋谷区代官山 詳しくはお申し込み後お知らせします

担当:田畑浩良 他

参加対象:ロルフィングセッションを受けることに興味がある方

定員:対面9名

参加費:無料

内容:

ロルフィングは、本来「方法」ではなく「目標」によって定義されるワークです。

そのため、筋膜リリースを中心とした構造的アプローチから、Jeffrey Maitland が探究した "Zero Distance" のような、技法の顔を持たないアプローチまで、多様なプラクティスが存在します。

今回の説明会では、特に後者のエネルギー的・関係性的なアプローチについて、実際にどのようにワークが展開していくのかを、実践を通してご紹介します。当日いらっしゃることができない方向けに、ご希望があれば、オンラインでの配信も行うかもしれません。

お申込み:申込みフォーム

Rolfing Days活動報告rolfinger.com2026年7月6日

Rolfing の創始者Ida P. Rolf博士の誕生日にちなんで、世界的にRolfing Daysと称したイベントが開催されます。日本ロルフィング協会においても、理事の植本麻子さん、ほしのあつこさん、溝辺英子さんが企画担当とサポートを担って頂きました。今回、田畑としては、ロルフィング説明会、Tuning Board x Yieldのミニワークショップ、福島県会津若松市にて、ロルファー宮原伸宏さんと合同でワークショップと個人セッションの3つの企画を開催しました。

ロルフィング説明会参加者からの感想

オンライン参加のYさん

田畑さんからデモセッションを受けた方が、はじまる前と終わった後で、雰囲気が場にしっくりとして、いきいきと輝いて見えたのがとても印象的でした。発する言葉も少し変わって、重心ができたように感じました。デモセッションの後は、現地参加されたみなさんの質問や田畑さんの回答も、だんだんと深まって、とてもすばらしかったです。私自身も、一昨日から隣室に新しい方が引っ越してきて不安でしょうがなかったのですが、少し気持ちが落ち着きました。ロルフィングのすばらしさをあらためて感じた時間でした。本当にありがとうございました。

Tuning Board™ x Yield ワークショップ

Aさんの感想

WSはとてもよかったです。2時間半があっという間でした。boardをおりたときの、ぴたっと床に足裏がはりつくような感じ、からだの安定感、気分もすっきりとした感じ、やはりとてもいいですね。自己調整をせざるを得ない不安定な面に立つことで、バランスが自力で無理なくいい感じに変わっていく体験ができるtuning board、やはり欲しくなりました...。WSの場自体も、経験の有無で差がつきにくい開かれた感じが心地よかったです。まだ訳も分からず田畑さんのWSに参加していた頃、そういう開かれた感じにずいぶん助けられていたことも思い出しました。

後半の、眼を閉じた状態で乗ったときは、うまいバランスの落としどころが見つからないまま時間切れになってしまいました。その後、右の脇辺りに硬さ、引っ張られる感じが少し出てきたのですが、この感覚はひどい腰痛が出てきたときにずっとセットであったものでした。また最近もときどき出てきたりしていたのですが、目を閉じた状態でboardに乗ることはひとつのヒントになりそうという感じがしました。

boardに乗っているとき、そしておりたときのいい感じがまだうっすら残っていて、今日も電車に乗っているときなど、勝手にboardに乗ったつもりでからだのバランスをとってみたりしています。ありがとうございました。

6.イベントの様子のお写真など

呼吸と休息のワークショップとロルフィング個人セッション 於 福島県会津若松市 5月30日

参加された佐久閒香里さん

・・・郡山市での活動を世話人として支えて頂いた方で郡山から駆けつけてくれました🙏

五年ぶりの参加してきました。今このタイミングで必要だったなぁとロルフィングのワークやセッションを体感する度に繊細な感覚やプロセスを観察しながらバラバラだった身体の位置感覚、こわばりが、自然に繋がって呼吸がとおる感覚を丁寧にたしかめて全体性を取り戻すような時間になりました。身体の部位のみならずエネルギーと場にある物質としての身体のズレ感がワークによって少しずつまとまりをもたらしてくることをペアになった方から言語化いただき、身体はそれを感じて居た。まさにそうです

と腑に落ちました。足すのではなく減らして行く多様なプロセスを経て統合する腑に落ちます。セッションでは、一週間ほど前からのクビの筋肉痛からの右がわのこわばり喉の痛みを経て風邪症状がでて鼻水咳、呼吸のしにくさ、まだ残っている感覚を確かめながら経て行く。ひとつひとつ微細な変化に「プロセスは続いて居ますか?」とプラクティショナーさんに問われて、ああそうか。と思うのでした。わたしの内側がこうした繊細さ見えないほど細やかな感覚やプロセスを蔑ろにされたくなかったんだなぁと、どこからくるのかわからない苛立ちや残念な感じ、体調においては最近の不調。それらが何をメッセージしていたのかがなんとなく伝わってきたような心地がしました。わかりやすいことで分類分けされて処理される事を嫌がって居たんだなぁと気づきました。わかりにくさを丁寧に扱う。まずは、わたしを大切にする、とはそこでした。何かをほどこすよりもうすでにそこにある目に見えない、わかりにくさを感じながらただその場に居るそれだけでゆるんだりほぐれたり安心できるフィールドが出来る。そのことを存分受容できると感じられた時何とも言えない充ちあふれるような幸福感が内側から滲み出るようにあらわれてくる。何をするかよりしない足すより引くすでにある。ここにいつもつながっていよう。帰り道は故郷の美しい自然の景色がより鮮やかにうつりました。15年前、猪苗代湖のかめ丸

から旅が始まったんだなぁと懐かしい気持ちになりました。ロルファーさん福島でのワークショップをありがとうございました。再会を楽しみに...

Library / ブログ・アーカイブ

ブログ・アーカイブその5:2017年5月〜2018年6月(43件)

旧ブログ(2005〜2015年)とrolfinger.comのブログ(2015〜2026年)の記事を、年ごとにまとめています。題名をクリックすると開きます。

2017年27件

お子さんへのロルフィングrolfinger.com写真22017年5月2日

ロルフィングシリーズを終えた後,娘さんにも3回セッションを受けさせた高知の方から,また娘さん自身がセッションを希望しているとの連絡がありました。

前回から既に4年経過していますが,肩や首の緊張をなんとかしたいということでした。小学生だった彼女が,セッションのことを覚えていてくれて,自分から受けたいと意思表示されたことに驚きと嬉しさを感じました。

写真データを比較すると,1回目のセッション直後より,そこから次のセッションまでの変化の方がよりバランスされていることがわかります。(写真をclickすると大きく見やすくなります)

3回目後では,特に身体のパーツがうまく並んでいることがわかります。

さて,その後どうなったのか?

3回目までで得られた変化が,4年という歳月を経てもなお引き継がれているように見えます。これは明らかに1日目前の状態に戻るような方向性ではありません。

4回目のセッションで,コアサポートが生きるようにワークしましたが,肩甲帯も土台である骨盤帯の支えが充実したことによって,肩・首が楽になったとの感想を頂きました。

遠方からですが,また寄ってもらってシリーズを完結したいですね。

10シリーズ終了,9ヶ月経過したところでrolfinger.com2017年5月6日

心臓手術を経験されたオペラ歌手でハープ奏者でもあるクライアントの方から,9ヶ月が経過したところでの感想を頂きました。

→

ロルフィング10回シリーズを終えて、9ヶ月が経ちました。その後の様子を報告いたします。

セッションを終えて

・身体がとても元気になった。

・たくさん動けるようになった。

・行動的&活動的になった。

・ハープや歌の練習ができるようになった。

・疲れている、休みたいと言う身体の声に従えるようになった。

・身体がNOと言っていることをすると、すぐに反応が出るようになった。

1番大きな変化は、身体の声に従えるようになったことです。

身体がNOと言うことをすると、熱が出たり、起きれなくなりました。身体にすぐ反応が出るようになったのです。

身体が嫌がる事はせず、身体を優先しようと思うようになりました。

ロルフィングを受けたことで、どういう状態がゼロであるかを知れたのが良かったです。脱力して、無理のない時、身体はどんな状態なのか。身体の基本が分かりました。

また、人や物との距離の取り方を感じとれるようになったことは、非常に良かったです。人や物がいる又はある位置によって、身体が感じる圧迫感や不快感が変わってきます。身体が楽なところにいられるように心がけようと思っています。

胸骨の痛みは、まだありますけれども、痛む時の対処法をセッションの中で教わりましたので、生活の中に取り入れています。(胸骨と背中の間を感じる、など)

まだ時々身体に無理をさせて熱を出したりしていますが(実は昨日も)、もっと身体を大切にしたいと思います。

これからも、時々通わせていただきます。ありがとうございました。

5月11日代官山のライブハウス\"晴れたら空に豆まいて\"でトークショーrolfinger.com写真42017年5月15日

『人との間合い、身体の間合い』

出演:甲野善紀(古武術)X 田畑浩良(ロルフィング)ゲスト:吉本ばなな(作家)

冒頭のwifeによるじーんとくる朗読に続いて,甲野先生のヒモを緩く巻くことが身体の驚くべき能力を引き出すお話。下着のゴムの締め付けは,身体に過剰なノイズとなって,弊害をもたらすなどなど,興味深い情報満載でした。

私自身身体にかなり敏感を通り越して過敏ですが,ゴムがそこまでの影響を身体に与える可能性があると知り,ちょっとほっとしました。なぜかキツい下着はなぜかすぐ脱いでしまうことなどが腑に落ちたからです。

なにより感動したのは,甲野先生が身体の反応に対して真摯に正直に接していることが伝わってきたからです。僭越ながら甲野先生相手にセッションのさわりをステージ上で実践しました。台上でワークが終わった後,中々起き上がろうとしない先生。なんと身体の起こし方がわからないとのでした。触れることなくただ見守るだけのワークでしたが,身体全体の筋緊張がリセットするレベルにまで深くプロセスが進むような感受性にも感動しました。

初めてお目にかかったのは,2011年の震災直前に雀鬼会の桜井会長のところです。もっと男男していて理論家なのかと勝手に想像していましたが,実際にワークさせて頂き,そのオープンさと繊細な入力に対する豊かな感受性に印象が全く変わりました。もちろん,よい方にです。あれだけ,感度が高いとさぞかし生きてこられた上で大変なことも多かったのではないかと想像します。

この企画はそもそも,晴れ豆で昨年の1月にwifeとロバートハリスさんがトークショーされた時にロルフィングの話になって,居合わせた私が呼ばれ,ハリスさんのボディリーディングをしたことがきっかけで,晴れ豆の桃江さんの発案でお声かけ頂いたという経緯でした。トークショーの達人達に混ざり,チャレンジな経験でしたが,終わってみると楽しかった〜。

終演後,甲野先生の刀当てによるびっくり治療や,私もお礼がてら,ひとワークさせて頂き,番外編も盛り沢山で楽しかったです。

また,何かご縁があれば呼んで貰えるように,日々精進してセッションを積み重ねたいと思います。

桃江さんをはじめ,観客としてきてくれたロルファーズの見守り,wifeの日頃からの惜しみないサポートに感謝しつつ,無事終えられてよかったです。

開演前に

興味深い甲野先生のお話にただ聞くばかり

持参したマッサージテーブルも活躍

甲野先生にロルフィングセッションのさわりを

そのセッションを続けるか,中止するか?rolfinger.com2017年6月2日

クライアントの中には,過去のトラウマを何とかしたいために,様々な療法を試みた方がいらっしゃいます。でもセラピストから言われたことがそのままトラウマになっているケースも多いようです。

Aさんは,虐待経験のある方であるトラウマ療法に何度も通ったらしいのですが,

(1)セラピストが治療中寝てしまうことが多発。

(2)希望しているセラピー以外のことをしたがる。

(3)トラウマ体験を話したくないという意向を聞いてもらえない。

(4)中止を申し出ると「今中断すると今までやってきたことがすべて無駄になってしまうので止めてはいけない。」という対応。

ここで,(1)に関しては,ボディ中心のワークですと,クライアントと共鳴しつつ,深く入っていく過程で覚醒度が下がって,意識が落ちたように度々なることは起こりえるので,一概に"よくない"態度と決めつけることはできません。ただ,セラピストが寝不足だったり,実際にセッションへの集中度が下がっている場合,それ以外に双方に麻酔のトラウマを持っている場合にもそうしたことが起こり得る可能性があります。いずれにしても,セラピスト側の問題はできるだけクリアして臨む努力は必須と考えられます。

(2)と(3)に関しては,クライアントの意向は聞くべきで,セラピストの充足感のためのセラピーになっていないかチェックする必要があります。

(4)については,ロルフィングのようにシリーズで受けて初めて意味が出てくる場合もありますが,あくまで原則であって,仮に中断したとしても全くそれまでのワークが意味のないものになってしまうということはないはずです。また,クライアントがどうしても中断したいという意志は尊重されるべきです。

(4)のような対応を受けたAさんは,結局セラピストを変えたものの,言われた言葉がずっと気になってしまい,夜眠れなくなる,寝てもビクビクしながらすぐ目が覚めてしまう日々が続いたということです。つまり,セラピストの言葉がトラウマになってしまったケースです。セラピーを開始するよりさらに後退する結果となっているのは深刻な事態で,このケースでは,明らかにそのセラピストの言動に問題があったといえます。

オリエンテーションを失って非常に気弱になっているクライアントが,半ば強引に主導権をもっている指導者なりセラピストに引っ張ってもらってなんとかなるケースもあるにはありますが,最終的にクライアントが自分の感覚で様々な判断や選択ができるようにencourageまたは,enpowerすることがプラクティショナーの役割だとすれば,それを感じられない場合は,できるだけ早めに,思い切って,そのセラピストと縁を切って別のチョイスに目を向けることです。

感じとる力が蘇ってくれば,最初からそのセラピストには何か不自然なものをもう少しはっきり感じ取って,そこにすら行かない状態になれるはず,それが目指すところ。ただ,人間弱くなっていると肚の感覚より情報を優先して判断してしまいがちなので,セラピーを提供する側は,クライアントを"囲いこまない","自由意志を尊重する","セッション中の言動には十分過ぎる程注意する"こと肝に銘じるべきでしょう。

人生の流れに乗るrolfinger.com2017年6月2日

山陰から通ってくれているクライアントがどんどんいろんなことに気づいてきて,それをシェアしてくれた。音楽教師でピアノ演奏家でもある彼女は,練習のし過ぎで身体を痛めてしまったことをきっかけとして,セッションに来ている。

彼女は,身体が整ってくるにしたがって,感覚も回復してきて,嫌な場所にいると我慢できないし,何か不自然なことに対して,より敏感になったという。それによって,方向性にズレがあると,身体が教えてくれるようになったという。

ロルフィングは,身体の不具合が調整されたり,パフォーマンスが向上することも勿論大切だが,仮にピアノが急に前のようなパフォーマンスで弾けるようになったとしても,身体を痛めるような使い方や演奏や練習に対する考え方や姿勢が変わらなければ,意味はないだろう。付け焼き刃でパフォーマンスを維持するより,せっかく身体から痛みというサインが出たのだから,生き方そのものを修正しているという見方ができなければ同じことのくり返しになってしまう。

どこにフォーカスして生きるかは人それぞれだが,それぞれの人生の方向性や流れがあるとすれば,それに乗っているときに,人間にとって身体はむしろ気にならない存在となる。何かの不自然さを身体が教えてくれるという認識があれば,すぐに軌道修正することができる。

身体がセンサーとなり,送られてくるサインを無視しなければ,人はよくわからない占い漬けやセミナー中毒になったり,人からだまされたり,できるけどしたくないことにやっきになったり,身体を痛めることをわかっていながら,ついやってしまうようなパターンに陥ることもないだろう。

ロルフィングの私が引き出したい最も大切な変化は,この身体のセンサーの感度を上げ,身体と一致することで,その人自身の人生の流れに乗る手助けになればいいなと思う。

違和感がなくなることが目的ではない。それを細かく感じ取ることができるように手助けする。つまり,治療ではないということだ。

呼吸と休息のためのワークショップ in 郡山・福島rolfinger.com写真42017年6月7日

一週前には大和郡山を訪れ,次の日曜6月4日(日)は 福島県郡山市でワークショップ。

ロルファー仲間5人と共に郡山駅近くの会場に向かう。今回は,避難解除によって福島に戻ってくる方々もこの春増えるというお話を昨年11月に伺っていた。そのせいか,いつになく申込みは早い段階で埋まった。

午前のワークショップは15名,個人セッションは,25名の方々にロルフィング体験して頂いた。遠くは岩手,栃木,いわき市,福島市,会津若松,三春町,そして現地から集まって頂いた。

時間枠や場所など,通常のセッションと設定が異なる状況で,どれだけ早い決断とセッションに集中できるか,ロルファーにとってその力量が問われる貴重な機会となっている。 震災の影響がある土地でワークをするということだけで,何かの支援という意味合いはもはやない。

ソマティックワークは,エンターテインメント性が必要だ。身体が心地よくなる,気分が変わる,これはワークに意味がなければ起こりえない変化だ。

その変化の体感があれば,それに対して投げ銭してもらう。ストリートで芸や演奏するアーティストと同じ感覚である。 面白ければそれに応じてお金という形で交換しバランスを取る。

初回は無料ではじめたが,参加者のお一人が,無料だと参加しづらいし遠慮してしまうので,お金をとって下さいという申し出があった。確かに気兼ねなく参加してもらうにはその方が正解かもと思って,今のところ,投げ銭方式をとっている。

結果としてだが,ワークショップ,そして個人セッションも,お決まりのスクーリング形式のトレーニングでは得られない,ワークの幅を広げる貴重な学びの場となっている。 通常の個人セッションと異なる設定で,あれこれ考える間も与えられない状況でセッションに集中すると,今まで使っていなかった力を使いはじめる自分を感じる。そしてその体験がまた,通常のセッションにも何か発見をもたらすいい循環になっているようだ。

会の終わりには,頂いたお金を持って,打ち上げ。とても不思議なことに,会計をすると,頂いたお金と会食代金がほとんど同じ額になる。偶然とはいえ,どこか上の方で会計してくれている気持ちになります。

今回の同行メンバーロルファー仲間

違和感は悪いものではなく、より自分らしく戻っていくための、ヒントみたいなものrolfinger.com2017年6月13日

遠方から通って頂いた,ピアノ演奏家の方から,体験記が届きました。ご本人の許可を得て,以下ご紹介します。

初めてロルフィングを受けたとき、まず一番に感じたのは、こんなふうに繊細に、感覚を大事にしてほしい、という身体の声でした。

いろんなものがこみ上げてきて、泣きそうになったのを覚えています。

外側のことはきっかけにすぎず、自分を縛っていたのは、だれでもなく自分だったんだな、と思います。

最初は、痛みで日常生活もつらく、しっかり寝ることもできない状態でした。田畑さんが、繊細に誠実に身体に接してくださる度に、身体が安心していくようでした。

そしていろんな違和感もゆっくり聞こえるようになり、子供の頃に感じていたことをたくさん思い出すようになりました。

締め付けが嫌で、パンツを履くのが嫌いでよく怒られていたこと。

集団の中で同じ動きをするのが苦手だったこと。

ひとりで何かに向かう時間が好きだったこと。

山でいろんなものを見つけては、感動していたこと。

ピアノを弾くことや、土を触ること、自分が好きなことをするのは、ただシンプルな身体の欲求だったこと。

そんな小さないろんなことが、ふっと出てくるようになって、ゆっくり自分の感覚が戻ってきたように感じています。

大人になるにつれて、少しずついろんなことを我慢したり、周りに合わせなきゃと思いすぎていたり、自分とは違う方向に、気づかないうちにずれていっていたんだなと思います。

痛みが出ることに対しても、自分の身体を無意識に責めてしまっていたんだなと気づきました。その痛みは身体を守って、そっちは違うよーと知らせてくれていたのにな、と。

今は、痛みもだいぶ和らいできていますが、痛みが出ているときも、あ、何を言おうとしてるのかな?とそれを感じながら受けとめて、心地よい感覚を探りながら、今どうしたい?と、ゆっくり身体を見守れるようになってきたように思います。

ときどき不安になったり、イライラしてしまうときも、まぁそんなときもあるよね~と、焦らず気持ちを感じていけるようにもなってきています。

こんなふうに自分のいろんな面に対して大丈夫だよ、と言ってあげられるようになったのは、とても大きな変化でした。

違和感は悪いものではなく、より自分らしく戻っていくための、ヒントみたいなものとして感じるようにもなってきました。

そして心地よい方に意識を向けていくことが本当に大事なんだなと。

自分のことも人のことも、弱い存在として心配の目で見るのではなく、自分で良くなる力を持っている存在として信頼の目で見ていくほうが、どんなに心強いことかと感じています。

ロルフィング中、田畑さんに、今はどんなかんじですか?と聞かれたとき、最初は言葉にしていくのを難しく感じたこともあったのですが、途中から(日常生活でも)すぐに言葉にしようとするのではなくて、自分の感覚をゆっくり見てあげて、それを自分なりの言葉になるまで待ってから、ゆっくり出してあげようと思うようになりました。自分の言葉も、拙くてもいいから大事にしてあげようと。

そうしているうちに、自分はこう思う、と言うこと(嫌なことを断ることや、私は違いますと言うこと)も、身体が一緒に手伝ってくれて、前よりも自然に外に出せるようになってきたように思います。

自分の心地いいペースは、自分が思っていたよりも本当にゆっくり、ちょっとずつだったんだなぁということにも気づきました。

やってみて、なんか違うなと思ったら、いったん止まってまた身体に聞いてみる。やめたいと言ってきたらやめる。嫌な場所からは離れる。そんなふうに、生活の中でだんだんと身体の声を尊重していけるようになってきました。それも、ゆっくりちょっとずつです。

また、周りにいる人たちがそれぞれに心地よくいるかんじが、なんかゆるむし嬉しくなるな~と、こんなふうに心地よさは自然と伝わっていくんだな~と、いろんな場面であらためて感じています。

その度に、自分にできることは、やっぱり自分の感覚を大切にすること、どんなときでも、心地よい方に意識を向けていくことなんだということも。

セッションではいつも、その方向に自然と向かえるような、静かなきっかけをいただいたように感じています。

自分の感覚に気づいて、それをちゃんと自分で信じてあげること。そして自分で進んでいけるように、感覚を通して、身体の深くに届けてもらっているような感じでした。

ゆっくり感じていった自分の感覚は、本当はこんなふうに生きたい、と内側で少しずつ広がっていっている気がしています。

ただじんわりあったかくなるような感覚で生きていきたい。それだけなんだな~と。

これからは、身体の声と自然な流れにまかせつつ、ゆっくりたんたんと、心地よくいることに心を置いて過ごしていきたいなと思っています。

小さく楽しみながら。

たくさんの気づきのきっかけや、あたたかいサポートをいただき、本当に感謝しています。

ありがとうございました。

Rolfer's note: 主体を自分に戻すということは,パフォーマンスを上げるより大切なことだと最近強く思います。小関さんのヒモトレはそれを目指したものとのことです。

Post 10セッションとその後rolfinger.com2017年6月15日

理学療法士でピラティス講師有資格者の方の10シリーズ後のPost10セッションについての感想が届いています。

セッション中

久しぶりに伺って少し緊張したが、セッションが始まると落ち着く。いつものように自然と体が動きだす。少し動きをコントロールしながら自分の中にその動きが漂うのを感じる。あっというまに終わってしまったような感じがあるが、セッション中の問いや刺激が以前よりマイルドに体に馴染む感じがある。

終わった後に写真をとってもらってびっくり。10シリーズが終わったあと、また母が亡くなった時期前後から調子が崩れ始めて、元に戻っているような感じがあったが元には戻ってはいなく、更に変化が体に馴染んでいる感じがして驚いた。

10/29

セッションが終わって着替えようとした瞬間にふと今までの体の中に持続していた嫌な緊張感がすっと途切れたことを感じる。すっきりしていてお腹も軽くなり何かを食べたくなる。帰り道歩いているとふくらはぎが軽く痙攣して普段ここを使っていなかったことを実感。ご飯を食べると体がずんと重くなり我にかえるような感じがする。体が休みたがっていて横になりたかったが仕事があったためカフェでぼーっとする。

10/31

久しぶりにしっかりとした月経がある。母の命日の少し前から調子が崩れていたので一度リセットできて安心をする。セッション後に感じた緊張の糸がぱちんと切れて緩んだ感覚がとても影響していることを感じる。

11/3

久しぶりに祝日に休みを取った。秋晴れの気持ちが良い日。朝は眠くて寝坊ぎみ。出かけるも体はスイッチオフモード。やらなければいけないこともあるがまずは休息と思って帰宅後昼寝をする。自分が動きたいか、休みたいかがとても良くわかる。10シリーズのあともそれを実感したが、その感覚がより一層厚くなったような感じ。

セッション後意識してメモを取っていたのはここまで。

その後も続けてセッションを受けたいと思っていましたが、徐々に体を変化を追っていたらその変化が留まらず、心身ともに本当に良いタイミングで妊娠となり今に至ってしまいました。

妊娠後も安定期前、安定期後心身ともに振れ幅は大きくないですが、寧ろ色々な体の変化を内側からじわじわとした感じで今までにはない不思議な内向的な状態で過ごしていました。

思春期以降月経のリズムは崩れている状態が普通で、仕事をするようになってからそれは著明に表れており、自分で体の状態を意識する前から自然と体が守りに入ることは自覚していました。その不調の重要性を若い時はさほど認識していませんでしたが、30代前から体が思うように動かなくなるのを自覚して自分が子供を産めるかどうかは潜在的に常に不安に思っていたように思います。

今回色々な流れで10シリーズを受けることを決めて、その後またセッションを受けた後に体がリセットされたように感じてその後妊娠したのは、自分の中では決して偶然とは感じてはいないです。(10シリーズの開始時に自然と妊娠出来る体を作りたいとお伝えしてはいませんでしたが、体調や自分の感覚を整えた結果として暗に思っていたのは事実です。)

妊娠経過中はやはり未体験の日々の連続なので不安はありましたが、辛くてどうしようもないと思うような悪阻もなく過ごしました。8ヶ月になった今は後半に突入した安心感もあり、ようやく自分の今の状態での体の変化も比較的上手く受け止められるようになり、仕事量も減ったことで外向き内向きの感覚が良いバランスで生活が出来ている所です。

10シリーズを受ける前は歩くのが辛い、前に進まないと思っていましたが、体が重くなった今もお腹のちょっとした張り以外は辛いと思う事な動いて、歩いています。

セッション中に感じ取った体の置き場所を探すこと、身を預ける感覚を作る事は今でもちょっとした不調に役立っていて、いつもベットの上のイメージを引き出して使っています。ありがとうございます。

自分の内側から湧き出る動きに身を任せる、逆に抑制するスイッチの存在やオンオフも以前より身近にあることを感じています。

今までになく自分の感覚を疑わず、でも捕われず、素直に日々暮らしていると思います。

昔のホームページrolfinger.com2017年7月4日

昔作ったホームページが読めることを発見。

昔も今もそんなに考えていることは変わりませんが,痛みについては随分こだわっていたことが分かります。

現在は,ロルファー仲間も増えたけど,成り立て当時は,ロルフィングの商標も国内で登録される前で,公式認定者も少なく,痛くてよくわからないワークをしてる人たちがロルフィングという言葉を使うことも多かったという背景もありました。

https://web.archive.org/web/20000612193942/http://plaza2.mbn.or.jp:80/~herolf/index.html

体力がない方には,陰を上げる必要があるrolfinger.com2017年7月11日

イールドのアプローチでセッションを受けた方が,どういう原理でバランスが変わるのですか?という質問を度々受けます。ロルフィングについて聞いていた印象と随分違う,軽すぎるタッチにも関わらず変わることに不思議だと感じるからです。

古典的ロルフィングの考え方は,過緊張の筋膜を弛めて,全体の張力バランスをとる。つまり強すぎる陽を減らす。そのことによって,今まで,あまり使われていなかった場所が自ずと動員されることによって,陰が立ちあがってくるのを促すやり方です。別の見方をすると,強烈な圧力を加えるストレスによって,身体がある種の危機的状況になることで,ホメオスタシスに喝をいれて,生命力にスイッチを入れるという荒技が功を奏する,という理屈ではないかと思います。

こうした,一見するとかなり乱暴な働きかけですが,統合への変化が促されることは確かにあります。全体のエネルギーが元々高くて,適応性がある場合には,陰が自ずと立ちあがってくる体力がある場合には,うまくいくでしょう。人間にとって,バランスがオフになって,転倒するということは生体にとってかなり危機的なことなので,それを回避するためには,全体でなんとかする力が無理矢理にでも発動する仕組みを応用していることになります。

一方,元々活力が低下している場合や,荒技的な働きかけに対してそれを受容できない,強い侵襲的介入によって,神経系や筋骨格系のバランスが崩れてしまうタイプもいます。私もこのタイプに属していますので,基本的に強く揉まれたり押されるとそれだけで,身体が悲鳴を上げます。実際に中医学的にも,外部からの強い圧力には適応性が低い傾向があると分類される,肺虚という証が存在するそうです。ということは,こういうタイプへの働きかけは,陽を下げようとする働きかけではなく,陰をまず上げてやるという戦略の方が適していることになります。

イールドのアプローチで行うのは,まず全体のシステムの微細な動き=ゆらぎを全体に引き出し,細胞内部のダイナミクスを上げます。今まで陰として機能に参加していなかった場所にも広範囲に動きがでてくることで,低張性たっだ組織が適度な張力に向かうことになります。過低張で支えに参加できなかったパーツも全体と連携する方向づけがなされるのではないか,つまりは陰を上げるということなのではないかと考えています。

「心の専門家はいらない」 〜 援助職が読むべき一冊rolfinger.com2017年7月16日

心を扱うセラピストにとっては,その立場を脅かす衝撃的なタイトルである。しかしながら,セラピーのみならず,教育など,他者に対して何かしらのサポートする援助職に携わる人間にとっては,自分がやっていることを再考察するきっかけとなる良書である。

よかれと思っていることが,或いは習ったことをそのまま実施することが本当にクライアントのためになっているのか? 形式上は,クライアントに主導権があるように見せかけているのに,実はセラピスト側が勝手に理想とする着地点に無理矢理誘導してないか? これがもし起きているとしたら,セラピー自体無駄でむしろ害になる危険性さえある。

「自ら自由に決めよ、ただし望まれるように」

すべてとはいえないものの多くの教育或いはセラピーの現場で一般に起こっていることをズバリ言い当てている。鋭い洞察である。

身体技法に関しても,施術者側がオープンな装いをしながらも,実は施術者が無意識あるいは知識として得たブループリントに当てはめようとすることはよくある。ワークがうまく進んでいると感じられない場合,クライアント側に責任を転嫁したり,施術者に苛立ちがでてくる。これは実際に私がクライアントとなって感じたこともあるハズレ施術の例である。

施術側とクライアントは,無意識のレベルでも,コントロールする・されるという関係性では何かがうまくいかない。人間と人間との関係であることを外さないようにしなければならない。少し前に私の同僚があるセラピーを受けにいったが,データを取るというニュアンスが前面にでていて,なんだかなあという感想を漏らしていた。セラピストは大学関係者だったので,学会発表ネタになると思ったのだろうか?対人間として好ましい態度とはいえないだろう。データとして記録する重要性は勿論否定しないが,つまりセラピーに対する集中や個人として尊重されるべきところが希薄だったが故に,上記のような感想が漏れたのだと推測する。その教官兼セラピストが,一体学生に何を伝えられるというのだろう??

本当のことは,言いづらい。だが,本当のことを知っているのは,その分野の一部の専門家に限られている。その事実の公開や問題提起は,それを言い出した人間の立場を危うくする,故にとりあえずは黙っておくという事なかれ主義が横行している中,小澤牧子氏は立派な方だと思った次第です。

私としては,小澤氏の批評に耐えうるセッションを心がけたいと思う。

Rolf Movement5シリーズ 実施例rolfinger.com2017年7月23日

他のロルファーの方から10シリーズロルフィングを終了され,その後Advancedシリーズを受けた方から,Rolf Movement Integrationの依頼がありました。骨盤周辺,股関節に違和感があるとのことで,その改善を希望。

Session 1

ミッドライン(中心線)に対して,イールドするcapacityを上げるために,横向きで,ワークしました。さらに臀部への注射の影響があると予想されたので,臀部とその周辺の空間との関係性,親和性を回復するためのタッチ。実際には触れずに周辺に手を置くことで反応が引き出されます。このワークによって,違和感はほとんど減少したとのことです。次のセッションまで10日間ありましたが,セッション2の直前に撮ったBefore 2と比較すると,セッション1で得られた頭部の支え方が維持されていることがわかります。

Session 2

前回は骨盤の外側に働きかけしたので,今回は骨盤内部,内臓の容れ物としての骨盤を骨盤底を含むTrue Pelvis(真骨盤)内に着目。ワーク後,上方にリフトされていることが分かります。骨盤底,閉鎖膜,恥骨結合,仙腸関節,これらはどれ一つとっても重要な構造で,適度な張力,微細な動きを引き出すことは,多くのメリットをもたらします。頭部に対しても側方に対して休めるようにワーク。

Session 3

うつ伏せで下肢から脊柱のつながりを引き出しました。臀部の組織のモティリティと呼ばれる微細な動きが出てくるのを待ちます。一連の働きかけによって,股関節周辺の違和感は皆無になったようです。

Session 4

仰向けでのワーク。大腿上部にもワクチン接種を受けている例も多く,この影響によって周辺組織に制限が生じ,骨盤と大腿部の連携が乏しくなることがあります。通常のベーシック10シリーズロルフィングではこうした観点で臀部や大腿部にワークすることは恐らくないと思いますが,ワクチン接種の影響は私達が思っているより大きいものがあります。仮に必要だとしても,受けた医療処置による影響を無くす程,ホメオスタシスは向上し,統合状態が高まる可能性があります。

このセッションの後,クライアントの方から,ワークに興味がでてきたので,120分枠を試してみるか,5回から8回にしようか迷っているとの感想。

Session 5

前回のセッションの後,アクシデントがあって,左足裏に安全ピンが刺さってしまって,しばらくびっこをひいていたとのこと。思ったより回復が早いとのことで,ただ,右半身にはかなり緊張を感じている。傷は修復しているが,右足が地に対して安全に着地できないという知覚レベルでの偏りが生じているため,足へのイールドタッチが有効となります。それぞれの足底に触れるか触れないかのタッチで空間との関係性に影響を与えると身体全体にも動きが伝播していきます。最後は,後頭部から小脳や延髄が休息できるように促すイールドタッチ。激痛や強いストレスがかかると,頭部の深部にも緊張が蓄積することがありますが,このタッチによって,肩と首がとてもスッキリしたというフィードバック。

全体としてかなりまとまったので,一応完結ということになりました。

クライアントにとって,最初の10シリーズはハードタッチだったので,Movementは興味深い体験となったようです。

Rolf Movementは,機能的側面から行うRolfingSIという言い方もできますが,いずれにしても,問題を解決したり,"治す"という観点からではなく,どこに変化しうる可能性があるのかを探して動きを引き出すプロセスです。

以下,セッション前後の写真を動画でまとめていますので,どうぞご覧下さい。

Rolf Movement 5 series

職場復帰をサポートrolfinger.com2017年7月24日

職場の配置換えに伴って,同僚からの嫌がらせが原因で鬱状態となり,休職中だった方が,ロルフィング10シリーズを終了されました。

2ヶ月で10回を終了し,それに伴って身体に安定感がでてきて,最終的に精神科で処方されていた薬の服用の必要がなくなり*,職場に復帰できるレベルにまで回復されました。薬を服用すると身体が重く動く気力がでなくなり,それによって様々な障害が生じたとのことでした。

職場での理不尽なハラスメントも問題ですが,さらに処方された薬の副作用も無視できない問題です。薬が効き過ぎてしまう可能性や,合わないケース,副作用が強すぎる場合などいろんな可能性があると思いますが,この"動く気力"を奪ってしまうとしたら大問題です。以前脳梗塞の後遺症に苦しむ方に10シリーズをお受け頂いたことがありますが,気になっていた痺れが全く無くなったわけではないが,セッションを終えて,動く気力がでてきたことが大きい変化だったと仰っていたのを思い出します。運動をするという行為というより,実際には動作はなくても,動かそうとすれば動かせる,動かそうとすることに抵抗がない状態が,心にとっては重要な意味を持つようです。

様々なハラスメントをきっかけに,心身のバランスを欠いて,合わない薬でさらに抜けられないループに入ってしまう方は少なくないような気がします。

普通は人が人である限り,まさかそんなことはしないだろうということを平気でするような悪意のある人は確かに存在します。残念ながら。そのような場面に出くわした時に,自分を必要なだけ守る姿勢も必要です。さらにそこから,薬に悪影響があるということも知っとく必要があります。深みに入ると何が何だか分からなくなりますが,とりあえずは,自分の居場所を見つけてそこに落ち着く感覚を思い出して,必要な活力を蓄え直すことではないかと思います。

いずれにしても,ロルフィングのセッションを,職場復帰に役立てて頂いて,うれしいです。

*注:医師の監督の下での服用停止されています。

イールドの意味〜馴染む感覚rolfinger.com2017年8月4日

身体が怪我など危機を感じたときに,空間に対する認知が変わります。例えば,注射を打たれれば,その皮膚の周辺,組織のみならず,その周りの空間も別の感覚として捉えることになるでしょう。その周辺に何か対象があると,はっきりとした痛みのような感覚ではないけれども,何か落ち着かない感じやうっすらとした違和感が生じることが予想されます。ムチウチのような衝撃もそうですが,正にその事故が起きた時点では,症状として捉えられるような違和感はないとしても,それが時間をかけて影響を与え続け,何らかの障害をもたらすことがあるということです。

この時,身体はそれなりに今の状況に順応するために,慣れようとします。違和感や不具合があろうとも,その状況に慣れた状態になると,それが基本の状態となります。身体はいかに楽になろうとも,すぐさま慣れた状態から変わろうとすることには抵抗があります。変わることにはリスクが伴うからです。頭で分かっているけど,止められないということの一つの原因として,変化より"慣れた状態"を優先する,保存しようとする力が意外にも強いことに驚かされます。

そこから脱するとしても,今まで慣れた状態というのは,それなりの秩序の中で見えない関係性とのバランスで成り立っています。施術者からみた都合のいいような変化が中々起こらないのは,見えない関係性があって,そこに慣れ親しんでいて,それなりのメリットがあるわけです。

したがって,別の秩序の形態を得るには,別の関係性を作るためにどうしても時間が必要になります。そして,前の状況より,慣れ親しめそうな状態に方向づけされる必要があります。

では,どうやって?

慣れた状態から,馴染む状態へ

慣れる(get used to)とは,主体が一方的に克服してその状態に馴化すること。それに対して,馴染む(fit in) は,周囲の環境と調和している状態になります。慣れるが,調和というより無理に合わせる部分があるのに対して,馴染むには周囲と相互作用しながら,落ち着く(settlle)感覚が伴います。 settleには,移動していたものが最終的に定住するという意味がありますが,足場を見つけてその場所に落ち着くことは,あらゆる生物の本質的な最初の動き=イールドにつながることになります。

発達する過程でも,さらに現在身体の中でも細胞が成長するのに使われている動きがイールドです。この感覚と動きが起こるためには,周囲が安全であることが前提になるので,イールドが起こるということは,その場所を通して,安全に重力と馴染むという感覚と動きがセットになっています。心身がバランスを失っているような状況では,あれこれ行う前に,まず身体を休めてエネルギーを蓄えることが最優先です。

災害が起こった直後に,心のケアがどうこういう前に,まず被災された人々が心身ともに休息できる安全な場所を確保することが最優先であることと同じ原理です。

安全な状況でまず,そこに落ち着くこと,それによって,身体はやむを得ず適応して得た慣れた状態から,それよりも周囲と馴染んだ状態と感覚があったことを思い出すことで,変化してもリスクはないことを納得した上で必要なプロセスを開始するのではないか,と考えています。

イールドがまず起こるような場を設定することが,セッションの基盤であり,本質的なことだと考えています。そこが抜けていると,変わったことはわかるけれどもそれが馴染まない,定着しない,ということになってしまうのだと思います。

脳内での報酬という形で行動パターンを変えようとするアプローチもあるようですが,私は,心身のバランスを崩した状態に慣れた状況から脱するには,まずその場所に安心して落ち着くことによって,身体が周囲の環境に対する認識が変わり馴染んでくることで,重力を含む外側との関係性が変わるきっかけになるのではないかと考えています。

それが,イールドが身体構造に変化をもたらす要因の一つだと思います。

離れたところから見守ることによる身体構造への影響rolfinger.com2017年8月8日

最近の場の探求〜自分の間合いを見つけるワークショップが面白い。

初参加でソマティックな働きかけに全くの素人の方でも,しっかり反応して変化が引き出される。ワークショップを通じて,より空間を観て感じる眼が養われてくるようだ。使えば使うほど,感覚は強化され,確かなものへと変わってくる。面白い経験だ。

見守るだけで身体構造に変化がもたらされる例

施術者自らが健全さを保ちつつ,セッションを深めていくためにrolfinger.com2017年9月3日

技法の種類に関わらず,施術の質やスキルが向上してくると,より受け手と深いレベルでつながり,様々な効果や改善といった結果が伴ってきます。

しかしながら,施術内容が深く精妙になってくるにしたがって,受け手から悪影響を受けやすくなって,過度に疲労を感じたり,健康を害した経験のある援助職の方は少なくないはずです。

では,施術者が,自らの健全さを保ちつつ,施術をより深め結果を出して行くにはどうしたらよいのでしょうか?

受け手との間合い,施術者のプレゼンスの向上や知覚状態が大きな鍵になります。

Rolf Instituteの教員会議での発表rolfinger.com写真52017年11月3日

9月中旬にボールダーにあるロルフ・インスティテュートで開かれた教員会議に出席してきました。

私がロルフィングトレーニングを受けた旧校舎。

パールストリート沿いにあって,裏の公園にも隣接していた校舎のロケーションは最高でした。現校舎のある場所は,ダウンタウンからも遠く,車なしではアクセスできず,馴染めません。

旧校舎裏のレッドロック

トレーニング中何度も昇った岩。

Rolf Institute最初の校舎

ここで学んだことはありませんが,ロルフ博士が教鞭をとった場所としても有名です。

ムーブメント教員仲間

一番左のノルウェー人でサンタクルーズ在住のペレとも仲良くなりました。左から3番目は,私のUnit1の講師もしてくれたスーザン。ムーブメント仲間ならではの,親密感もあります。

会議も終わってやれやれの表情。教員のみの集合写真です。

やれやれでした。

デモンストレーション中。

これはエキサイティングな体験でした。一切触れないワークの紹介。多分,インスティテュート歴史上稀なプレゼンだったと思います。

詳しくは,雑誌ソトコトで紹介します。

ワークの質を上げるためにrolfinger.com2017年11月12日

いくつかの体験と仮定を元にイールドアプローチや間合いのワークを発展させ,実践してきました。

◎施術は相互の作用〜対人のみならず空間の中での関係性・共鳴から成り立つ。つまり,一方向の反応ではない。

・施術者は,出来るだけ力みのない状態が望ましい。

・施術者の力みが抜けた時に,それに受け手は呼応する。

◎触れている時より手を離してから反応が進むことがある。

・触れ過ぎ,間を詰めすぎが,受け手の反応を抑制する。

◎施術者がいいと思っていることを押しつけない。

・オプションとなる提案はできるが,絶対的に正しいことはない。

・受け手が望んでいない余計な反発的な反応が起こり,時に害となる。

・施術者は,受け手の身体が望む働きかけと同期する必要がある。

◎受け手の身体が,"安全"を感じている時に,入力を受け容れ可能。

・深く安全を感じている時に,自ずと統合への変化を開始する。

◎セッションで目指していない余計なことをしない

・施術者は,隠れて支配的な意念や霊的なことをやり取りしない。

・変化の結果よりその過程で気づくことに意味があるとすると,違和感が減ることが,すべてのケースでいいこととは限らないかもしれない。

◎受け手の存在とその状況は尊重されるべきである。

◎定着する,意味のある変化は,時間をかけゆっくり進む。

・ゆっくり進む,いい変化は,変わったことすら気づきにくい。なぜなら,定着して馴染んでいく変化はちょっとずつ進むから。

・逆にわかりやすい変化は,それが定着するのか観察が必要。

◎施術者はあらゆる変化にオープンである必要がある。

・働きかけによって,受け手がどう変化するかどうかはわからないという前提が必要。こう入力したらこうなるというのはこじつけであることが多い。むしろ,施術者側の知覚が狭いことで,様々な可能性が狭められるリスクがある。

・起きたことの説明や解釈は断定的であってはいけない。断定はできないが,施術者の感覚としてはこういうことかもしれないというスタンスでのコメントはできる。

以上のようなことを考えてきたので,一方的に受け手に強引に変化させるようなワークとは別の方向性を探ってきました。

このワークの種類に関わらず,施術の「強引さ」は一番避けたいことです。自分の流儀のみならず,私自身が他者からワークを受けるときに優先的に考えることです。逆にいえば,強く圧を加える技法を用いていても,こちらのシステムを思い込みではなく,しっかり読み取った上での施術であれば,身体はすんなりその入力を受けとるはずです。

上のことが保たれているとき,施術者側と受け手側相互に健全さが保たれるはずです。

統合セッション(8-10)の理解を深めるrolfinger.com2017年11月18日

ロルフィング10シリーズの8,9,10回目では,統合を扱います。

統合とは何ぞや?という問いかけに対しての答えは,言葉での説明には限界があって,こういう"感じ"としか伝えられないところがあります。

昨日までの4日間のロルフ・ムーブメント認定クラス〜SI10シリーズのイールドワークへの翻訳では,まさにこのテーマに取り組みました。

同テーマでこれまで,5回クラスを行ってきましたが,今回突然閃いたこと。それは,つながりをつくる主体は,受け手であって,それをプラクティショナーはコントロールできない,こと。できるとすれば,つながりが引き出されるような,条件や場を提供することだけであること。それを踏まえた上で,講義したり実習するととても楽で居ることができました。

今回のクラスで興味深かったのは,最終日の10セッション目としての生徒さん同士の交換セッションが,施術者の介在度合いが最も少なかったにも関わらず,もっとも変化した印象が強かったことです。

私のワークショップでの最も大切にしていることは,最終日に参加生全員の心身のバランスが整って,統合された状態で終えることです。

クラスの内容が情報として優れていることと,実習の成果がそれに比例していなければ,意味がない。ボディワーカーは身体が資本ですから。

コラボレーションrolfinger.com写真12017年12月5日

先月末は,ヒモトレの小関勲トレーナー,古武術の甲野善紀先生と鼎談,その2日後は身がまま整体の片山洋次郎先生とのワークショップと立て続けに大きなイベントが続いた。

私がコラボして楽しいのは,上記の方々のような,決められたことを決まったように行う枠にはまったものではなく,その場に応じて新鮮さを失わず,臨機応変に対応してもらえる方々との組合せである。

それ以外の組合せには興味がない。というか時間の無駄なのだ。ロルフィングの教員でも恩師のキャロル先生ほど自由にやらせてくれる懐の広さを持つ教員は珍しい。

そんなことを考えている中で,今年のコラボはよかったとしみじみ思う。

それと,協会主催の私が講師をしたワークショップも,いい人材が集まってくれて有意義な学びの場を共有できた。この先いつまでもいい状態でワークショップができる保証はないし,相手の方がどんな事情で一緒にできなくなるかわからない。

実際に,10月に予定されていたハンナソマティックスのワークショップが講師の体調不良が原因でキャンセルになったことを目の当たりにして,クラスが無事開催され成功のうちに終わるということは,いろんな要因が不備なく揃う必要があって,ある意味運がなければ成り立たない。

どのイベントも,日々のプラクティスにいいフィードバックをもたらす意味のあるもの揃いだったと思う。

ありがたいことです。

苦手克服に意味はあるのか?rolfinger.com2017年12月5日

最近よく考えるのは,苦手克服って必要ないんじゃないのかということ。

一芸に秀でたり,一つのことしかできない人に対して,あれもこれも周りは要求しすぎなのではないのかと思う。人間らしさとか自分という存在を理解するためには,

好きなことをする,というより,自分がしないといられないことをする。

やろうと思えばできるけど,気が乗らないのだったらしない選択を考える。

苦手なことは他人は得意で任せた方がいい場合がある。

余裕があっても,嫌なことや苦手な人と過ごすことで埋めない。

時間が無限にあるわけではないことを考えると,わざわざ抵抗のある方に向かう必要はないんじゃないかと思う。そこに何か目的や体験してみたいという興味があれば話は別だが。そうしないと,本当はオレって何がしたいのか? やりたいことをやっているときの充実感から遠ざかったしまい,わけがわからなくなってしまうような気がする。

そうしたことに無自覚だと,自分の本来使いたいセンサーの感度が鈍ってしまい,結果運気が下がるような状況を引き寄せてしまうのではないだろうか? 思考を停止させることなく,人間らしく自分らしく生きるには?ってなことを考えると,巷でいうような上昇志向とか苦手克服という言葉に惑わされないように用心する必要があるように思う。

そんなことを考えています。

一般に発達障害と診断される人々は,それ以外の人間ができることができないことをクローズアップしがちだが,それをそのままにしておくことを許さないことが多い。少なからず人間はデコボコしているわけだから,大きな支障がない限り,無理に克服しなくていいのではないか。上昇志向も問題だ。その状況を味わうことなく,常に何かを漁っているギラギラした前のめりの姿勢,そんな人が近くにいると落ち着かない。もっときっとその状態を味わった方がいいこともある。

そんな風に感じています。

脳梗塞による後遺症に対してrolfinger.com2017年12月6日

先日,脳梗塞後の後遺症が残る人にもこのロルフィングは適用して効果はあるのか?

という御質問を受けました。

度々受けるお問合せなので,コメントできる内容を以下に示します。

→

今まで3例ほど経験があります。

そのうちのお一人はご自身のブログでセッションの体験を綴っていらっしゃいます。

https://blogs.yahoo.co.jp/ohji0227/folder/1485835.html

お二人目は,半身麻痺の度合いが大きく発作も複数起こしている例でした。開頭手術もお受けになっていました。

発作を起こす数年前に10シリーズを終えられた方で,その有効性は身をもって体験しているので,後遺症に対しても改善を期待され,月一回のペースで長く通っていらっしゃったのですが,写真での変化は毎回得られましたが,ご自身が自覚できるような改善は得られなかったようです。

三人目の方は,長年麻痺に悩まれているという例で,11年前に13セッションお受けになりました。終了された後にブログに書いた内容を以下に示します。

"数年前に脳梗塞で倒れて,回復したものの半身の痺れに悩む方へのロルフィングが,2ヶ月ほど前に終了しました。左半身に麻痺があるので,右半分の頭蓋内部の広がりを引き出すようにワークしましたところ,左手に力も入るようになり,食事も容易になったとのことです。身体として楽になる以外に,気持ちがとにかく前向きになったといううれしい報告もありました。一ヶ月後も多少のしんどさはあるにしても,以前のような何もしたくない希望のない状態とは明らかに違い,効果は持続しているようです。身体がとにかく重く,動いた方がいいとわかっていても,つらさからそんな気にもなれず,周囲からはなかなかその理解を得られない,それは想像を超えた苦悩だと思います。同じようなつらさを抱えた方も少なくないでしょう。

このような方に対しては,conventionalな医者は悲観的なことしか言わないし,その他の療法を試しても,可能性のないことしか言われないというのが現状のようです。ロルフィングは勿論すべてのケースに有効ではないとしても,この恩恵をうけられるケースは多いと思いますし,そういう方がロルフィングを活用する機会が増えるといいなと思います。"

この方は興味深いことに,気持ちが前向きになり,奄美大島の方に引っ越しをされました。

後遺症の程度によって,快復の度合も異なると思いますので,あくまで参考として捉えて頂ければと思います。

ムチウチに対するセッションrolfinger.com2017年12月15日

長年ムチウチによる体調不良で,いろんな治療の末にロルフィングを見つけたクライアントの方は,少なくないです。

多くの場合,整形外科的な牽引,背骨矯正などを受けています。牽引は,一時的に圧迫を解放しますが,伸びきった結合組織はその後支えとして機能しづらくなります。また,背骨だけで頸部が支えられているわけではなく,頸椎の前側の内臓空間に縦横に張り巡らされた堤靱帯のことを考える必要があります。

そうした身体を機械的に見て,施術者が何かを正そうと矯正した結果,新たな歪みを生んでしまい,字体が複雑化することがあります。

いろいろ受けすぎていると,何もしていない人よりバランスの回復に時間がかかったり,回数もそれなりに必要な場合もあると感じています。

いろいろ試すのはいいと思いますが,何かそれを受けていて,アレ?何か変な感じがすると思ったら,それを伝えて加減してもらったり,中断する勇気がないと,身体を痛める原因になり,後々リカバーに時間とお金がかかったり,或いは,違和感と慢性的に付き合う羽目になってしまうリスクがあることを忘れてはいけないでしょう。

治療ではないという意味rolfinger.com2017年12月19日

ロルフィングは身体の再教育であって,治療ではない,といいますが,決して,「治そうとしない」わけではありません。つまり,施術者が症状の改善だけを見て治そうとするマインドで処置をするのではなく,その手前にある,治ろうとする力に受け手の方がつながる手助けをすることが,ロルファーの仕事なのだと思います。

経験を積んだロルファーなら,ここを広げると痛みはすぐ緩和されるだろうとかあたりをつけることはできるでしょう。でも,ひょっとすると,その場所から遠いところに触れることが,そこが変化する準備になって,痛みを一時的に和らげるより,痛みを通して何かと向き合う必要があったり,或いは,身体全体としては休息する必要があって,生活全般を考え直す時期なのかもしれません。

ひょっとすると,ですが。もちろん検討違いの下手な施術だと,何かの反応はでるけど,それは好転反応ではなくて,身体がバランスを取り直すための仕方なくの再調整だったりすることもあります。

そういったこととは別のレベルでの話ですが,ロルファーが真摯にクライアントに向き合って,その場所を制限があると分かっても,どうしても触れることができない,という感覚になって,それに従った時には,余計な介入のない,正しい判断となるはずです。その場所にあえて触れないことで,別の場所が変わることで問題と思っていた箇所が変化する体験をすれば,受け手が身体のつながっていることをその過程を通して理解する貴重な時間となります。

ロルファーが自分の肚とつながり,受け手と深く共鳴しているときに,その流れや文脈に従って,触れたり,或いは十分に変化を離れて見守るとき,必要なことが必要なだけ起こるのだと思います。その流れにあれば,何かを治す,治さないというマインドではないはずです。

新しい試みとしてrolfinger.com2017年12月21日

元々ロルフ・ムーブメント認定プログラムのイールドによるロルフィング10シリーズの翻訳クラスではすでに行っていたことですが,セッションとセッションの間を数日空けずに,連日セッションを行っていくということもメニューにいれようと思います。

ロルフィングの基本の考えは,ワークによる変化を消化して,プロセスを時間をかけて体感するために,少なくとも2,3日は空けながらシリーズを進めます。

一方で,ソマティック・エクスペリエンスのセッションは,連日行うことも珍しいことではなく,介入と介入との間を必ず空ける必要がない場合もあります。

では,イールドの技法を用いて,セッションする場合はどうでしょう?

身体が最も安全と感じる間合いと,休息できることを優先して進めていくということは,無理な変化は強要しないということです。しかも,安全というリソースが確保されていれば,介入によってフリーズするような好ましくない反応も回避できます。それまで,トレーニングの中では,9日間で8セッション,時には一日に2回セッションを受けることもありますが,6回のクラスの中で問題が起きたことは一度もありません。

遠方からの方や,出産後の変調と過去のムチウチの影響があるクライアントの方からのリクエストもあって,イールドを用いた集中シリーズ,空けることによる負担より,進めた上で,終了後にまた変化していくのを見守ってもらう選択もありではないかと思っています。

では,なぜ基本ロルフィングは,間隔が必要なのか? 時間が料理する部分と気づきの時間を得るため,というプラスの側面もあります。もう一つの解釈として,Basicシリーズは,働きかける領域を割とはっきり決めて,その領域の変化に身体が消化する時間をしっかりとるということだとすると,最初からそれぞれの介入が全体とのつながり,統合を意識していれば,必要以上に時間をかける必要がない可能性があるということになります。

私は一つ一つの工程には意味があると思いますが,常に検証し,自分で納得できることだけを取り入れたいと思っているので,実際に試して検証したいと思います。

今のところの感触としては,歪みが多い状態を長く放置しておくよりも,負担は少ないばかりか,身体がバランスを取り戻す方向性と力が強いとすれば,空けない方がいいかもしれないとさえ思っています。

ロルファーとクライアント - ① 相性rolfinger.com2017年12月21日

クライアントの方は,どうロルファーを選んだらいいんでしょうか?

たまにメイルで質問されますが,最優先はロルファーのセンス!と答えてきましたが,単純に,そこに足が向くかどうか?という感覚は大切だと思います。うまくロルファーとクライアントがマッチングするのは,タイミングがあるはず。

そのロルファーのオフィスに足が向く。写真をみて,モヤモヤしたり,必要以上に惹き付けられたりせず,抵抗がない。

実際に対面した時に,ロルファーに対して身体が向こうとしない,避ける感じが身体になくある程度安心できる。間合いが取りやすい。

実際にワークを受けて,よく分からないなりにも,クリアでいい感じになっているのか?で判断してもいいと思います。

ロルファーとクライアント - ②関係性rolfinger.com2017年12月21日

ロルフィングは,クライアントの身体を自由にする手助けをするのが仕事です。ところが,それがワークではなく,ビジネスだとすると,クライアントは,縁で出会うのではなく,獲得される獲物。いろんなことを直感に従って試す自由がある存在ではなく,囲っておいてリピーターとして定期的にマネーを供給するカモでなければいけません。

少々言い方がきつくなりましたが,本当にクライアントの健康と幸せを願っていたら,多方面から働きかける必要があるだろうし,本当に出会うべき施術と施術者に出会うまでの橋渡しになる役目かもしれない。大きな流れにゆだねるべきで,常に次に来てもらうように,依存させるのはもっての外です。

もちろん,信頼関係が築かれて,長い関係性の蓄積の上でしか,為し得ない深いセッションも確かにあります。ですが,その場合も,1回1回のセッションで終結していて,次来てもいいけど,来なくてもいい,という間にあるスタンスでこそ成り立つのではないかと思います。

SNSやメールマガジンなど,ネットワークで常時つながるのはいいけれど,いつでもそこから離れられる距離感,間合いがあるかどうかが大切だと思います。

現代社会は関係性が希薄になってきていて,寂しいという感覚にいくらでもつけいられるリスクがあります。

2018年16件

Post 10 調整セッションについてrolfinger.com2018年1月19日

髪の毛を切ってもらうために,床屋さん若しくは美容師さんにお願いする場合に,上手な美容師さんに切ってもらうと,髪がの伸びた時まで,両サイドや前後のバランスがよくて,数ヶ月先まで長持ちするのですが,一方,安いけど下手なお店で手早く済ませると,結局のところ,すぐ左右の違いや,粗が目立ち始めて,すぐまた切る必要が生じたりします。

身体アプローチも同じで,セッションしたすぐ後だけいいけど,長持ちしないところに通う回数が多くなると,回数と時間をかけると,単価は安いかもしれないけど,時間のロスや快適度合いを考えるとトータルにお得とはいえないことになります。

以前は,単発の調整Post10セッションは,通常より料金を低く設定していたのですが,クオリティの高いものを提供できれば,それだけ,長い時間快適でいられることになるから,下げる必要はなくて,むしろそのクオリティを上げる方に集中とエネルギーをかけた方がいいと今は思っています。

これにはいろんな考え方があるので,どれがいいとかはないです。10回せっかく通ってくれたから,メンテナンスは安く気軽に来て貰える設定にしています,という考えもOKだと思うし,何となく顧客を大事にしているニュアンスも出せるのでそれも一つの考え方ですが,それだと,どこかで顧客を囲うことにもなります。

Post10には,10回後の状態に維持するという意味で使われるのですが,身体の分子は3ヶ月あれば置き換わってしまうことを考えると,ある状態を保つこと自体が難しいわけで,変わり続ける中で,ベターな状態を探せるように,プラクティショナー側も進化し続けなければ,対応できないでしょう。

料金は厳密な意味でいろんなものをダイレクトに反映します。安いことにも高すぎることにも隠された意味があるので,丁度いい,交換ができるように設定するのは意外と奥深い作業です。

インタビュー記事和訳rolfinger.com写真12018年1月24日

サンフランシスコのベイエリアで活躍するロルファーKathy McConnell女史が,田畑にインタビューしてくれた記事です。Structural Integration / November 2015に掲載された記事をgoogle翻訳の力を借りて,適当なところも含みつつ訳してみました。

→

Rolf Movementインストラクターである田畑浩良が開発した「イールドのアート」は、メアリー・ボンドによって「完全に存在し、何度も何度も観察する」という方法として記述されています。

私は2015年4月に田畑浩良を講師とする「イールドのアート」に関するワークショップを終了しました。それ以来、私は彼のイノベーションのさまざまな側面を良い結果でセッションに組み込んでいます。彼の方法では、セッションは施術者が自分の身体感覚に意識を持ち、その後自分自身を接地させ、クライアントと部屋のスペースを含めるように意識を広げることから始まります。これはすべてクライアントとの物理的なタッチの前に行われ、 'フィールド'を創るための手順です。施術者は、「コンディショニング」という技術を採用しています。コンディショニングは、身体の様々な場所で、手の甲側で軽く触れ、ほとんどの場合は体を変化させるための準備になります。目的は、クライアントを回復し、細胞の足場を提供し、微細な動きの波を生み出すことです。この最初の部分が完結すると、残りの介入は同じように進められますが,行程としては優しく短くなります。一つ一つのタッチの後、施術者はテーブルから離れたところから変化をスキャンして追跡します。施術者が鋭敏に受容しているときに、クライアントのシステムは次に行くべき場所についての指示を与えるでしょう。典型的には、イールドのセッション中に身体に実際に触れるよりも、身体から離れた時間が費やされます。

私自身の練習では、変化を創造するという意図を持ってセッションを始めることが、セッションを通して豊かな存在を維持するのに役立つトーンを設定することが分かりました。私が自分の意識を体,とりわけ丹田に戻し続けている限り、私は場の中でその流れに任せることができます。時間はゆっくり進み、私の直感的な知覚が現れます。私の手は、私が達成したいことについての考えが空間に侵入する前に、どこに行くべきかを知っているようです。私の呼吸、私の身体、そしてとりわけ、クライアントの組織,すべてが従順に感じられます。私の思考心で戦略を立てることは、存在を維持することに比べれば,二の次となっています。

クライアントからのフィードバックは,各々の関係は固有なものですが,非常に肯定的です。彼らは私と同じように軽いタッチがいかに効果的かに驚いています。私の長年のクライアントのひとりは,このように表現しています:「あなたがすることをしなければしないほど,より多く感知できる,ような気がする。」と。私のプラクティスの本質は,新しい方向に進化していると言えます。そのワークはいま、自分自身、クライアント、そして関係性(フィールド)によって活性化される第3の有機体と共に存在しています。

このインタビューは電子メールで行われました。英語は田畑浩良の母国語ではないため、わかりやすく編集されています。

Kathy McConnell(以下KT):あなたが開発したRolng ®Structural Integrationへのこの「イールドのアート」のアプローチの特徴を教えてください。

田畑浩良:「イールドのアート」は、生きている組織における動きの反応を刺激し、それは深い変容の可能性を持つシステム全体の一貫した動きを促進します。施術者のタッチは、身体全体のマインドシステムで非常に深いリラクゼーションを招き、関節の減圧とコアスペースの拡張を容易にします。これは、一般にRolng S.I.で使用される古典的筋筋膜解放の手法に耐えられない人々に構造的身体統合法を提供する必要性に対応して進化しました。「イールドのアート」は、穏やかで簡潔で正確なタイミングを持つタッチによって効果的な構造変化が達成できることを示しています。それは、プラクティショナー(のマインド)が必要と考える何某かの変化を強制するのではなく、クライアント自身の自己調整的知性を利用することによって、変更がより永続的で意味深くなるという概念に基づいています。

施術者の知覚状態がこの作業の鍵です。あなたの内部の感覚だけでなく、セッションを通した一貫してクライアントを含むあなたの周りの空間の感覚にも注意することが重要です。この状態によって明白な流れが可能となり,施術者が表れてきたモティリティ(微細な動き)の波を捉えやすくします。さらに、内側への感覚と同時に周囲に感覚を方向づけることは、本質的なプレゼンスにつながります。

KM:「イールドのアート」はどのように進化しましたか?

田畑:私は圧力に比較的敏感なので、私は自分が触れられたい様に,人に触れる方法を探していました。私は多くのロルファーが自分のプラクティスの中で肘や拳、または指に過度の圧力を加え,自分自身を傷つけているのを見ました。私たちは身体の健康に従事する専門家で、他者に対して、より楽に,暮らし動くための方法を教えています。私がやっていることと私がクライアントを教えていることとの間に一貫性があるはずです。もっと楽に仕事をする方法を見つけたかったのです。

1998年に認可されたロルファーになったばかりの私は、80年代の男性に10シリーズを提供しました。耳鳴りが改善されたので、彼は非常に満足していました。しかし、彼はシリーズが終わっても,完結していないと感じていたようです。私はイールドのタッチのプロトタイプを使ってポスト10セッションを行いました。私は単に台上に横たわっている彼の身体の下に指を置き、そこで感じられる微細なモティリティと呼ばれる動きに従ったのです。彼は本当にそれタッチを感謝し、私は、意味のある構造変化をもたらしたシリーズの本当の「完結」を感じました。まもなく、別のクライアントが私のところに来ました。彼は重度の便秘に悩まされていた。彼の肌はすごくツルツルしていてワックスがついているような感触で、私は構造に働きかける手技的に働きかけることを諦めなければならなかったので、独特のムーブメントを使って10シリーズを行わざるを得ませんでした。興味深いことに、結局、彼の便秘は解消され、彼の肌はより正常になった。これらのケースによって、皮膚状態または直接的な筋膜解放による働きかけを容認できない様な様々な理由のある人々と共に、私が即興的にその場に応じた対応を余儀なくさせたわけです。それらのことすべてが、「イールドのアート」の発展のためのすばらしい資源になってしまったことになります。

[その他の影響] 2002年の私の上級トレーニングでは、左肩を壊していたので、練習中に私の肘を使用するのは難しかったです。幸いにも、トレーニングの聴講にきていたVivian Jayeから,Rolf Movementの個人セッションを受ける機会に恵まれました。そのセッションの間、上腕骨の骨端は大きなバキッ!!☆/(x_x)という音と共に「戻るべき場所」を見つけ、肩は完全に治りました。それは劇的な変化であり、私は非常に深いやり方でムーブメントのパワーと潜在力を体験することができました。その前に、1999年に私のロルフ・ムーブメントトレーニング中にある出来事が起こりました。講師のキャロル・アギネッセンス(Carol Agneessens)は、とりわけ伸ばしたり圧縮を解いたりせずに、やさしく背中と頭に触れました。私は背骨が自発的に伸びるのを感じました。私がこの種の動きの反応を感じたのは初めてのことでした。この経験は私の好奇心を刺激して、この種の反応をより頻繁に呼び起こす方法を見つけたいと思うようになりました。

また、Rolf Movementトレーニングでは、すべての動きの根底にある最初の動きとしてイールドという概念が紹介されました。この新しい基礎的な理解によって、私は細胞生物学における私の経験と構造統合の実践の間の橋渡しになると認識したのです。このタッチが,細胞の集合的応答を刺激して、運動性を高めるための足場を提供するように作用するかもしれない,とわかり始めたのです。

それが私のロルフィングのキャリアの転換点でした。その授業以来、私は自分のプラクティスでイールドを積極的に試すようになりました。私は意図的に細胞性の足場を提供する意識でこのタッチを使用すると、クライアントはより簡単に応答することを見出しました。

KM:なぜこの最小限の介入がこのような重要な変化を生み出すと思いますか?

田畑:ジグソーパズルのように体を想像してください。 ロルファーとして、私たちは、絵の全体を含まずに1つだけを変更すれば、変更は成立しないことを知っています。私たちがワーク中にジグソーパズルを追跡しようとすると、私たちが生きている全体を呼吸するのを妨げる可能性があります。細胞レベルで作業することで、パズルの個々の部分をバイパスすることが可能になります。 1つの小さなセルは、すべてのセルに情報を送信し、ホログラフィックで全フィールドを処理します。これは体系的なコヒーレンシー、あるいは私が「パリトニック・ハーモニー」と呼ぶものをもたらします。セルはジグソーパズルのピースとは異なり、よりダイナミックで反応性があります。

KM:「イールドのアート」は伝統的なロルフィングパラダイムの中にフィットさせていますか?

田畑:私はStruractural Integration,Rolf Movement、そして 10シリーズの中での「イールドのアート」をブレンドして、セッション前後の写真を比較しました。「イールドのアート」は、クライアントのシステムを使って,どこへ行くかの決定を下すことで、構造的な変化と統合を新しい方法で呼び起こします。私は触れている部分だけを変化させようとするのではなく、セッションの古典的なバウンダリーをその系の扉として使用します。私たちは、あなたがどんなロルフィングセッションでもそうするように、セッションの始めに機能的なゴールを確立します。しかし、私は変化を創り出すための主要なツールとして、自分の内的感覚とフィールドの意識を使用します。私が体に触れるたびに、私はその場所で体全体の共鳴を感じています。例えば、私が膝に軽く手を置くと、膝を通るすべての隔膜(ダイヤフラム)の共振が感じられます。私は、体から手を離して波を観察するために,身体から離れることで変化が始まります。

KM:あなたがシェアしたいことは他にありますか?

田畑:よく,この介入がエネルギーワークであるかどうか質問されます。非常に軽くて簡単な介入ではありますが、エネルギーワークではないと認識しています。私はムーブメントの介入として「イールドのアート」を理解しています。それは、より広範な変化を見分け、それに従う。初期の段階では、圧力感受性の人々にのみ「イールドのアート」を適用すると思っていましたが、時間の経過とともに、それは誰にとっても適した方法であると思っています。

Tahata Hiroyoshiは、認定アドバンストロルファーであり,ロルフムーブメント施術者です。 Rolferになる前は、林原生化学研究所で生化学研究員として働き、細胞のコロニー形成行動に親しみを感じました。彼の現在の仕事の発展に関連するものは、2011年に日本で修了したSomaticExperiencing®のトレーニングです。彼は親愛なる妻、息子、2匹の犬、2匹の猫、そしてカメと東京に住んでいます。もっと詳しく調べるには、https://rolfinger.com/にアクセスしてください。

R.C.S.T.(認定クレニオセイクラルセラピスト)のKathy McConnellは、認定アドバンストロルファーであり,ロルフムーブメント施術者です。彼女はまた、バイオダイナミッククリニオセイクラルセラピーと医学気功でも認定されています。彼女は2000年からサンフランシスコベイエリアでプラクティスしています。

注

1. 「イールドのアート」アプローチは、いくつかのRolf Movementトレーニングで教えられている「イールド」のタッチから派生しています。重要な違いは、田畑のアプローチの不可欠な点は、ワークが行われるフィールドを作成するプラクティショナーの知覚の継続的な関わりです。

詳細は、2012年6月号のStructural Integrationの記事「Yielding」を参照してください。その記事から: "イールドは最初の発達段階の動きです。受動的な降伏や「何もしない」と誤解されることがよくありますが、イールドは実際には積極的な関係性にあり、他のすべての根底にある基本的な動きの振る舞いです」と述べています。あなたは彼のプロセスについてより多くのことを読むことができ、前に彼のクライアントの写真を見ることができます。

参考文献

Agneesens、C. and H. Tahata 2012年6月「収穫」構造統合:RolfInstitute®40(1):10-16のジャーナル。

Tahata、H. 2012年6月「イールドを用いたケーススタディ」構造統合:RolfInstitute®40(1):31-33

本物の一流とは?rolfinger.com2018年1月25日

先日の代官山ライブハウス晴れ豆でのイベントで,私のワークは,スランプの人にいい,と甲野先生が仰っていた。身体の筋緊張のトーンが一気にリセットされるので,スランプから脱するのには効果てきめんということだ。小関さんからは,一流のアスリートだと,変化に対してオープンなので,自分が知らない新しい状態になることに対して,恐れではなく好奇心で臨む姿勢があるということを仰っていた。

確かに,ロルフィングに限っていえば,最初何が起きているかわからず,頭で自分が把握できるところで判断しようとして,--よくわからないので・・・といって10回の途中で止めてしまう人が稀にいる。 シリーズ半ばでなんやらそこから先に進むのを躊躇しはじめて,止める理由付けをしてしまう人もいる。

自分の把握できる範囲を超える新らしいものに本当に開いていたら,ロルフィングを途中で辞めようなんて思わないはず。(注:よっぽど,スキルがないとか,相性がめちゃめちゃ悪い場合は,ロルファーを変えた方がいいですが。。)

思い返してみると,本物,一流の人は,これだ!と思ったら躊躇なく,最初から10回すると決めて,変な遅刻やキャンセルもなく,ただただ完結する。もう20年くらい前のことですが,教授や妻はそうだった。自分が経験していないことに,チャレンジする気持ちをわすれず,そのことに時間とお金を真っ直ぐに投資をする。そういう姿勢があるからこそ,成功するのだと思う。

気を悪くする人もいるかもしれませんが,本当のことだからしかたない。

SE同期の高田美和子さんを偲ぶrolfinger.com写真12018年2月7日

一番右が高田美和子さん

高田美和子さんが1月13日に亡くなられたそうです。

同じSomatic Experiencing(SE)トレーニングの東京1期生として,ご一緒させて頂きました。

美和子さんとの思い出は,東日本大震災の2ヶ月後に,一緒に宮城県七ヶ浜を訪れた時のことです。SE第一人者藤原千枝子さんの呼びかけで,Ale Duateを団長とする震災支援チームが結成されました。

震災の影響からフェリーで仙台入りすると,驚いたことに現地を牛耳るとんでもない教育マフィアのおっさんがいて,にわかには信じられないかもしれませんが,こちらの活動に対して露骨な妨害をしてきたのです。チームが機能しないように二分しようとしたり,現地の方々に提供しようと考えていたワークショップを自分のグループ向けに変更しようとしたり,会場に届くように手配した書籍はほったらかし,空きスペースを利用して会場の方々に提供し始めたSEセッションに横槍をいれてきたりと,やりたい放題 - 想像以上のワルでした。

妨害やら様々なストレスの中,チーム全体がダウンしかけたときに,そんな状況に左右されず,キラキラとしたエネルギーを維持したまま,一番活躍したのが,紛れもなく美和子さんだったのです。

美和子さんの辛抱強い電話交渉の末,行方のわからなかった書籍も回収できて間に合い,横槍が入る前にチームメンバーが現地の方々に提供し始めたSEセッションの受付も待ちがないように滞りなく段取りよく振り分けてくれたのも美和子さんでした。

普段研修中で自分が知ってたはずの美和子さんから想像もできないほどの活躍ぶりに,

"美和子さん,すごいですね,"

というと,

"毎日の暮らしの方がいろんなことを感じすぎて,大変だから,この状況は特別ではなく,むしろ大丈夫なんです,"

と。

"そうか!ってことは美和子さんは平時より,"有事に強い"ってことですね,"

というと,ニコニコ笑っていました。

チームメンバーがセッションを進める中,完全に裏方に回ってもらったので,そのことに対して申し訳ない気持ちを伝えると,またもやキラキラと,

"私が信頼する最高のプラクティショナー達からワークを受けてもらうお手伝いができるのは本当にうれしい。"

と心から仰っていました。

美和子さんはその空間の隅々まで細かく感じて受けとっていて,私達が想像できないくらい密度の濃い体験の毎日だったのかと思うと胸が痛みます。

生の笑顔をもう拝見できないのはとても寂しいですが,精一杯生きられた美和子さんのご冥福をせめてお祈りしたいと思います。

合掌

動的で健全な関係性とは?rolfinger.com2018年2月17日

つながり,の大切さを強調されすぎると,今度は一度つながった関係性から離れるのが難しくなる。そうなるとしがらみや囚われの中での関係性となり,結果として,次に出会うべき人や行くべき場所にアクセスするチャンスを逃してしまうことになる。

例えば,分子と分子にしても,一旦結合したらもはや離れない,共有結合もあるが,結合力は強固ではないけれども,その代わり,離れたり,またくっつくことが動的にできる,水素結合のようなつながり方もある。

人と人,人と場所も,必要なときにつながり,そうでないときには離れることができるような,ゆるい遊びのある関係性が健全だ。

固定化されていない,動的な状態,いったりきたりできる自由な関係性をつねに築きたいもの。

ネットでつながったり,いろんなつながり方があるけれども,つながりを強調しておけば,離れることに罪悪感を持たせたり,本能的な帰属欲求を刺激することで,グループやコミュニティから離れる動きを抑え込むことができる。

会社を辞めるときに加入していた生命保険を辞めようとしたときに,保険の担当のおばさんが,いつもニコニコ対応していた顔から一変して鬼のような形相と対応になったことを覚えている。

うちの親父は90才で一人暮らしだが,孤立して孤独なわけではなく,独りを楽しんでいる。そのような状態をloneiness ではなく,solitudeというらしい。人によっては誰かと群れていたい人もいれば,ほっておいてほしい人もいる。ほっておいてもらう自由があるはずなのだ。

しがらみの中でのネットワークやグループに籍をおくことで,漠然とした不安を誤魔化しているとしたら,とりあえず距離を置いてみる。会合を休んでみる。行くのを延期してみる。そのコミュニティが健全であれば,その自由を認めてくれるはずだ。

そうでないとしたら,その関係性は健全ではない。そこから離れようとした瞬間,搾取する側は供給されるモノが絶たれてしまうため,あるいはその脱退の連鎖がおこるのを押さえるために,別の顔を現す。

あなたをケアしているはずのセラピストや所属しているグループから,そこでできることを完了して,次のレベルに移行する時にその人達はそれを心から喜んでくれるだろうか?

それとも,何か理由をつけて囲いこもうとするだろうか?

必要な時に出会い,つながることも大切だが,離れるタイミングがきたら,離れる自由を確保していたい。なぜなら次に出会うべき人や機会が遠ざかってしまう。それでもそこに留まったり通い続ける場合,自分が何を得ようとしてそこにいっているのかが明確で自覚できていればいいと思う。

移行期,大きくシフトするタイミングが人生には何度か訪れるが,今までのパターンを捨てて慣れないやり方になるので,不安になったり,混乱を感じたり,という時期が必ずある。

そこは焦らず,長い目でみて,躍動する時期もあれば充電期もあるとして,じっくり進むしかないのだろう。

統合するということは,一貫性をもっていろんなレベルを一致させて行くということ。身体の整合性や内側の関係性が変わっていくと,身体の外との関係性にも影響が及んでくる。

仕事rolfinger.com2018年2月19日

仕事に関して,英語ではいろんな単語がある。

work,business, labor, profession 。。。

businessとして割り切り,お金メインで忙しく詰め込むセッションには隙間がない。余裕や一つ一つのセッションへの丁寧さや,受けに来てくれることへの感謝が薄らいでしまう。

研修で習ったことを鵜呑みに忠実にするあまり,task化してしまうと飽きがきていたり,身体に負担があるのにそれを推して行うと,きつい労働Laborになる。

援助職の本来目指す意味での仕事は,workだろう。いろんな側面があって,結果的にお金に結びついたりしているが,バランスをとるためのお金の交換であって,お金優先でクライアントのサポートが二の次になってしまうとしたら,方向性が間違っていることになる。

さらにお金だとわかりやすいのだが,援助職というその立場を悪用して,クライアントよりも高い位置に自分を置く欲求を満たそうとする行為,つまりマウンティングのためにその職業を選んでいるんじゃないのか?と疑いたくなるおうな輩もいる。

立ち直ろうとする受け手は,元々元気いっぱいではなく弱っている場合が多いので,容易に無神経な言葉の投げかけで傷つきやすい。さらには個人情報も握られているのでつけ込まれやすい。

その人の仕事の姿勢,マウンティングや営利優先なのか?チェックする必要がある。悲しいかな,そういう輩は少なくないので注意が必要だ。

そこで本当に必要なことを終えるまでは,通うことに意味があるが,健全な関係性とは,いつでも止めることができるけど,そこでまだワークする価値がある,好奇心があるからセッションするという関係性であって,永続的に通い続けるように囲い込もうとする縛りに念や重さはないはず。

人格が伴わない中途半端に勘がある輩は,巧みに方向づけしたり,今とりあえず扱う必要のない,あるいは元々ない問題を作って,気になるように仕向けたりする。そうした行為は,もほや,workではない。ワクチンを売る業者が,そのウイルスも製造してばらまいて儲けるような行為とおなじである。

10シリーズ終了4ヶ月後に頂いた,心に響く感想rolfinger.com2018年2月24日

月一のペースで遠方から通って頂いた方が,10月にロルフィングシリーズを終了。それから4ヶ月経って,その後について感想を送ってくれました。

ロルファーとして感じていたのは,セッションをすごく大切に,そして感謝と共に受けて頂いていたことです。私もそのことに対して,敬意を覚えたことを記憶しています。 頂いた体験記を拝読して,提供する側として受け手がどうそれを捉えようとも,一つ一つ大切にセッションをしなければいけないと改めて感じたい次第です。

ともすると,施術者側からすると,複数のクライアントの中の一人ですが,受け手からすれば,ロルフィングを受ける私という人間は,複数とは関係のない,たった一人の自分であることを忘れてはいけないのです。

http://rolfinger.com/Experiences/2018/02/24/頸部・腰背部に痛みがあった方のその後/

回復にはいろんな道筋があるはずrolfinger.com2018年2月28日

本来は,治癒や回復を促すための医療や援助の仕事が,その目的に反して,かえって被害にあってしまうこともあります。

ある技法でうまくいかなかったとしても,その技法で受けた被害は,その技法を通してしか回復できないと助言するような浅はかで経験値の足りない輩の言葉が頭から離れず影響を受けてしまうこともあるようです。

ある技法で受けた被害は,その技法を通してしか解放できないというのは何の根拠もない戯言です。

受けた苦痛は同種の苦痛を通してしか解決できないというような身体技法もあるようですが,害ある思い違いです。

人は観たいものしか観ないということの反映だったりして,でたらめな考え方は多く存在します。じゃあ,強烈な整体で骨折した怪我は,同じ技法でしか治せないといっているのと変わらないです。

なぜなら,治る主体はあくまで受け手にあるので,そのきっかけはどんな方法でも構わないのです。

トラウマについて,一見全く関係のないことをしていて,例えばあるマンガを読んだことによって,嘘のように深刻なトラウマの事件への捉え方が変わってしまったというクライアントの方もいました。ただ,3ヶ月して理由なく泣いたら,痛みがなくなった方,2年かかって気がついたら変化していた方もいます。

回復の過程には様々な角度からの可能性や時間の介在があるのだと思います。

ですから,それがまともなアドバイスであれば,腑に落ちる感覚があるのと,それを打開しようとする行為自体に周りもサポートしてくれる自然な流れがあるはず。それがないようでしたら,とりあえず,一息ついて,他人のいうことは他人事の戯言として聞き捨てることも時には必要です。

あくまで,あなたの生き方や考えは誰に支配される必要もなく,主体はあなた自身にあって,決定権はあなたにあるのです。

能楽師の安田登さんとのイベントrolfinger.com2018年3月5日

こんどの3月8日(木)夜の代官山ライブハウス「晴れたら空に豆まいて」にて能楽師の安田登さんとイベントします。

このイベントを前に,安田さんご自身のブログの中で,ロルフィングと能におけるシテの役割,そして何もしないことの意味について解説されています。一時期ほんの短い時間でしたが,安田さんから能を習ったことがあります。当時,シテの役割について伺ったことはあるものの,今その役割がはっきりわかった気がします。そしてそれは,自分がロルファーとしての役割とすごく重なる部分があることも理解できました。

すでに現役バリバリの能楽師として活動されていた安田さんが,時間とエネルギーを捻出して日本初となるロルフィングトレーニングを推し進めつつ全課程を修了された意味が,今となってはわかる気がします。身体について深く学ぶことが安田さんにとって必要なんだろうなあとだけ思っていたところがありますが,実は,ロルファーの仕事は,能におけるシテの役割と,同じということ。

そして,シテを演じきることは,聴衆が知覚を拡大したり,ものの観方をシフトさせるきっかけになることができる。結果として,教育という分野にも関連してきます。安田さんの多岐に渡る才能や自由な活動は,矛盾なく,大きな一つの流れに沿っているんだろうなと思います。

また,能の舞台を通じて,修練されてこられた安田さんですが,何かの技法を修練していく過程で,技法を成熟し分化させて型から離れる時期が訪れたときに,本質は押さえたままで"離"の状態にどう移行するのか,この辺りも安田さんに伺いたいところです。

能楽師の安田登さんとのイベントを終えてrolfinger.com2018年3月9日

3/8に,代官山ライブハウスで,下掛宝生流ワキ方の安田登さんとのイベントがありました。たくさんの収穫があった今回のコラボでした。

深いセッションをしていると,自分が憑依性を帯びてくることがあります。自分であって,自分でないような感覚です。それは,スピリチュアルと言えばそうなのですが,特別なわけでもないし,かといって意味不明の怪しさでもないけど,確実に起こることです。

ワキという役割は,積極的に霊を呼び込みながら役を演ずるそうですが,憑依されてしまうのを避けるために,肚に力を入れるそうです。

肚に力を入れるというのは,力むこととは違うので注意する必要がありますが,要するに様々な情報に気づくために知覚は拡大しながらも,自分がお留守になって,乗っ取られてしまったり,他人の感覚と自分との境が曖昧になって精神的に不安定にならないようにするためには,肚に意識を向けることがことさら重要ということです。

これは,セッションで体験的に分かっていることですが,肚が感覚で満たされていないと,ワークの効きも悪く,セッション自体がどよ〜んとしてくるので,肚は常に重要だと思っていたことと,安全にセッションを進めるためにも押さえるべきツボ中のツボです。

あ〜久し振りの安田さんとイベント楽しかった〜。

能∞ロルフィングのイベント後に寄せられた感想rolfinger.com2018年3月16日

先日3月8日に代官山ライブハウス,晴れたら空に豆まいてに於ける,安田登さんとのイベント後に寄せられた感想をご紹介します。

「8日のワークショップは、気づきと気持ちよさの宝庫でした。

田畑さんが安田さんに施術されている時はあまりの気持ちよさに

目を閉じてしまい、自分が受けているかのような錯覚に陥りました。

自分が初めて受けた時は、ロルフィングのロの字も知りませんでしが、

田畑さんが左に立たれた時は怖くて泣いたことを、

右に立たれた時は怖さはそれほどでもなく、安心したこと

などを思い出していました。

自分が受けていた時、いつも目をつぶっていたので、田畑さんは

一体何をされているのだろうとワークショップでは頑張って

目を開けようとしていたのですが難しかったです。

安田さんと間を図っていらっしゃるのを「見ていて面白いですか?」と

安田さんは仰いましたが、「いつまでも見ていられる」と思いました。

始めのスライドも、お言葉の中に真髄がいっぱい詰まっていました。

また、ロルフィングだけでなく、能も好きで時々見に行くので

シテ、ワキのこと、冥界とのことなども知れてうれしかったです。

成長のブレイクスルーは突然起こること、全身全霊で何も

しないこと、自発が起こること、滲み出ることなどキーワードが

目白押しですが、あわててメモしなくても、必要なものは必要なときに

出てくるのかなと思っています。」

- Iさんより

「先日の安田さんとの対談とセッションは、対談として想像していたのと全然違う感じでしたけれども、とてもよかったです。お二人でずっと楽しげにいろいろされていて、後ろのほうから見ている私は置いて行かれてる感満載でしたが、それがいつの間にかこちらも体が整ってきて楽になりました。帰り道は足が前に出やすくなっていて恵比寿まで歩くスピードが早くなりました。

職場で人が立て続けにやめてしまいまして、今年に入ってから残業続きとストレスで、夢にも仕事が出るし胃も胸もつねに詰まっている感じで割と追い込まれている状態でしたが、安田さんと田畑さんが距離や向き合い方をいろいろ試されていたあたりから、はっきりと楽になっていると自覚し始めたなと思います。上にあがってつまっていたものが久しぶりに、下におりてきてくれて楽になったのを感じました。

2年ほど前から能の謡のお稽古を初めてまして(先生は安田さんではありません)、たまたま対談翌日の昨日がひと月ぶりのお稽古でした。しばらく仕事にかまけて自主練もできず、このまま先生の前で謡ったらのどがしまりそうだなと思っていたのですけれども、声を出してみたら意外にも楽だなと感じ、次にこれならのどがしまらずにやれそうだから、下に下げて響かせられるかもと思って、肚まではさすがにいけませんが下のほうに下げてみたりしました。田畑さんのセッションの後に安田さんが謡を謡われた時、いろいろ試しましたと話されたのをと思い出しました。比べ物にもなりませんけれども、あれ、なんかいけそうと思ってそのままなんとなく試したくなる感じや、後から、対談セッションと自分のお稽古が発声でいつの間にか結びついたことなどに気づいて、いろいろ物事は面白いなと思いました。また安田さんとの対談第二弾がありましたら必ず参ります。お二人が楽しそうにいろいろされているのを拝見できますから。そして自分にもいいことがたくさんあります。ありがとうございました。」

- Kさんより

その他にも,デモのお裾分けで調子がよくなったという方や,もう一度セラピストを目指そうと思われた方もいたりで,反響が大きいトークショー?でした。

フィンランドのロルファーrolfinger.com写真12018年4月2日

先週3泊5日で,フィンランドに行ってきました。少し前から,何か縁のようなものを感じて,何の仕事や知っている人もいないのに,ただ惹かれるから異国の地を訪れるという体験は初めてだったと思います。

ムーミンや北欧のデザインには魅力を感じていたのですが,天候が,那須の寒さと松江の天気が混ざった感じで懐かしい感じがしました。それから,あからさまにセンスの悪いどぎつい広告やデザインのものが,目に触れないことで,まず気分がいいこと,それから,人々も優しいというのが印象に残りました。あと,国旗の色に代表される紺色を昔から好きだったこと,食事の際のお皿にのる料理の量も丁度よくて,過ごしやすかったです。

飛行機のチケットを手配してから,フィンランドにロルファーいないかなあと思い検索したところ,一人だけいることがわかりました。連絡をとって,美術館のあるキアズマという場所にある現代美術館のカフェで待ち合わせしたのですが,現れたJussiさんは,がたいのいい真面目な方でした。彼はまさに,フィンランドのロルフィングのパイオニアです。

彼と話して印象に残っているのは,「ロルファーは,その時のトレンドを学んだりするけど,自分は,常にロルフィングの根本に立ち戻ってワークしたい。」といっていました。欧州のロルファーは,全員内臓マニピュレーションなどのオステオパシーの技法を学ぶものと思っていたので,私にとっては新鮮に思いました。

とかく"学び続ける"という言葉の陰で,外から情報を収集することだけに気を取られてしまうと,自分の内側からにじみ出てくる独自性や,学びたいという気持ちよりも,何か乗り遅れてしまうような不安から習いにいってしまうように方向付けされていることもあるかもしれません。外側にソースを追い求めるより,目の前のクライアントと向き合って,その実践から学ぶ尊さに勝るものはないわけですが,それをトップに置きながらも,誰からか学ぶタイミイングがやってくれば,必要な縁だと思うのです。

Jussiさんのロルフィングの根っこにあるものを掴んで離さない姿勢は,いいなあと思いました。

「間を用いてワークする」という記事を投稿rolfinger.com2018年5月2日

Rolf Instituteの機関誌Structural Integrationに,記事が掲載されました。

Working with Ma Further Refinement of the Yielding Approach through Time, Space, and Intersubjectivity

という題で書いています。結構力を入れて書きました。空間に対する捉え方やワークでの活用等,ここ最近考えていたことを盛り込めたと思います。

同号のコラムで,Footについての考察も書いています。こちらも上記論説とつながる内容になっています。

腸内環境を整えるためにrolfinger.com2018年5月4日

最近耳にしたのですが,小麦粉にはかなり防腐剤が含まれている可能性が高いので,その影響で便秘になる人が多いということ。

ちょっと調べると,ポストハーベスト農薬,つまり収穫後に虫がついたりカビや菌が生えないように防腐剤が輸入小麦の場合はほとんどのケースで使用されるそうです。

http://kimamalove.blog94.fc2.com/blog-entry-3014.html

農薬や抗生物質の大切な特徴として,選択毒性があります。つまり,ヒトには害がないけど,他の生きものには生育阻害や抑制効果があるということ。だから使っていいという考えの大元になっています。

ところが,腸内の免疫細胞が積極的に腸内細菌から刺激を受けて,賦活化されている,相互作用しているという知見が最近得られました。これは非常に大きな意味を持つ発見で,上記の抗菌剤・防腐剤を使ってOKという考えを根底から揺るがします。

つまり,菌をお腹の中で飼っている以上,その増殖を抑えるような食品や薬剤は,我々の免疫系に重大な悪影響を及ぼすことが予想されるということになります。

風邪やウイルス疾患時の抗生物質の服用や輸入小麦を使ったパンやパスタや加工されたお菓子類,あるいは食中毒防止のために添加されたお惣菜や弁当などにより,とうに母乳から受け継いだ有用菌群は,息絶えているはず。

したがって,できることは,菌を補うために生きた発酵食品を摂る,防腐剤ができるだけ含まれていない食品を選ぶ,むやみに抗生物質を服用しない等でしょうか。

ロルフィングセッションによっって腹部内臓空間にゆとりができて,消化管の動きが活発化することでお通じが改善するケースは多いのですが,それでも違いがでないような場合は,腸内環境からも一考する必要がありそうです。

怖いのは,大手の製粉会社とか有名商社は,CMのスポンサーになっているため,こうした都合の悪い情報は表にでてこないことです。

多数が共有しない情報が正しくても,ランキング上位に権威を持たせるような風潮があるためか,いつの間にか"ないことに"なってしまうことが多いような気がします。本当のことは,だいたい差し障りがあることで,埋もれやすいですが,それを判断できるセンサーを養うしかないです。

腸内菌叢の重要性とロイテリ菌について

藤田先生の動画とその次に自動的に流れるロイテリ菌についての動画も参考になります。

https://youtu.be/vlO4e79AQOI

ロイテリヨーグルト

https://ohayo-reuteri.com

タブレットの方は,人工甘味料として,ハロゲン化合物であるスクラロースが入っているため,お勧めしません。

Be aware of Darknessrolfinger.com2018年6月13日

これは,ジョージ・ハリスンの名曲の題名です。

いろんな出来事で調子を崩す場合がありますが,人間の悪や闇にあまり触れたことがない方に多いのですが,悪意にやられることがあります。

普通そんなことないだろう?と信じたくない気持ちも解りますが,実際に悪い人は実際に存在します。

一見それとはかけ離れてそうな職業でも実際に中身や印象が異なることがあります。それは,たとえばセラピストだったりすると,彼あるいは彼女の期待通りの結果がでているうちはいいのですが,そこから外れるとイキナリメッキがはげて正体を現します。

そもそもその職業を選んでいる動機付けが,人より優位な位置に身を置きたい,とにかくマウンティングしたい欲求が強いと非常にタチが悪い。

そんなことしないだろう?そんなはずない!と思いたい気持ちも山々だし,そう思うことは裏を返せば,育ちがいいということです。育ちがいいというのは,この上ないメリットで,基本は人を信じているということですから。

問題なのは,そこにつけこむような輩、悪人が確かにいるということです。そんなときは,潔くその関係性を断つこと。寄生虫みたいなもんですから,あなたから吸い取ったり利用できなくなることを恐れてあの手この手を使います。

最近,いろんなセラピーを受けてかえってバランスを崩したという方が複数いらしています。未熟なレベルでの腎臓へのタッチやある種のエネルギー療法,家から出られなくなる程深刻なダメージを受けたケースもあります。

何かを改善したいという弱った状態でそのセッションに来ていると,セラピストの思惑や押しつけの強いワークに"あたる"こともあります。様々な刺激に感受性が元々高い人は,要注意です。影響しやすいことを自覚した上で臨まないと,セラピストが望む変化がなかった時に,さもそれが受け手側に問題があって,異常だとジャッジされてしまいます。 その場で起こるあらゆる反応に対してオープンに" そのまま観る" ことができない未熟なセラピストに起こりがちな対応です。未熟とは経験があったり資格があるということではなく,何を目指してそもそもその仕事をしているのか?ということにも関係してきます。心の底で他者を援助しようと思っているのか?それとも別の思惑や,その場を通して,施術者の何かを満たそうとして(満たせるわけないんですが),周りを巻き込んでいるだけなのか?

それに付き合うことはない。

問題と思わされていることが,別の見方をしたら自分のリソースだったり,その手法やその人を通さなくても,回復や治癒に向かう方法は無限にあるはずです。全然その事柄と関係のないことに集中していたらいつの間にか何かが改善していたこともあるでしょう。

時間とお金を使って,そうした輩を応援する必要はないし,かえってそうした行為を認め助長することになってしまいます。

健先生のいうように,

病気どころか,トラウマなんかないんだ! 粒々なんだから!!

と思ってみると,なんだかゆるくていい感じに私はなります。

喧嘩両成敗?rolfinger.com2018年6月14日

日本語には,たくさんのいい言葉とコンセプトがある。基本的には弱い立場の側を応援する「判官贔屓」という言葉。弱気を助け強きを挫く,という考えにも共通している。

一方,ちょっと気になる喧嘩両成敗という言葉がある。紛争が起きたときに,片側だけが悪いということはなく,双方に責任があるということだが,これはあくまで,双方が同等の力を持っているということが前提になる。

であるから,立場が明らかに違うケースにはこれは適用されるべきではない。裁判をして闘っているからといって,その双方に同じだけの担うべき責任があるだろうか? 列強国が,植民地化しようとして,抵抗する弱者である国との戦争が果たして喧嘩両成敗を適用していいんだろうか?

そんなはずはない。

何か事件が起きたり,ハラスメントの訴訟が起きたときに,必ず被害車に非があったような意見がでるが,そもそも立場が異なったり,パワーバランスが明らかに異なる場合には,もめ事の原因を弱い側にも負わせるのは,悪しき「勝てば官軍」的な発想と同じタチが悪い倫理感だと思う。

強い立場ということをうまくベールに包みながら,それを利用する輩に注意しなかればならない。

一般に職業や学歴が,"ごりっぱ"な方々の中には,実にトンデモない輩が潜んでいます。油断は禁物なのだ。

論稿

Agneessens, C., & Tahata, H. (2012). Yielding: Engaging touch, presence, and the physiology of wholeness. Structural Integration: The Journal of the Rolf Institute®, 40(1), 10–16.
イールド、タッチ、プレゼンス、細胞・細胞外マトリックスの観点を結びつけた論稿。


Tahata, H. (2012). Case studies with yielding: Application for joint/lordosis involvement. Structural Integration: The Journal of the Rolf Institute®, 40(1), 31–33.
関節や脊柱前弯に関わる事例を通した、イールドの応用報告。


Tahata, H., & Hoff, A. (2014). The experience of working in post-disaster Fukushima. Structural Integration: The Journal of the Rolf Institute®, 42(1), 10–12.
東日本大震災後の福島で、同僚のロルファーとともに行った支援ワークショップとセッションの報告。


Tahata, H. (2014). Case studies with yielding, part 2: Application for octogenarians. Structural Integration: The Journal of the Rolf Institute®, 42(2), 13–16.
80歳代のクライアントに対するイールドの応用事例。


Tahata, H. (2015). [Contribution to “Ask the faculty: Current fascinations and obsessions”]. Structural Integration: The Journal of the Rolf Institute®, 43(1), 5.
施術者の知覚が場の変容をどのように生み出すか、という探究についての短い回答。


Tahata, H., & McConnell, K. (2015). Rolf Movement® faculty perspectives: The art of yield―An interview with Hiroyoshi Tahata. Structural Integration: The Journal of the Rolf Institute®, 43(3), 3–4.
Kathy McConnellによるインタビュー。


Tahata, H. (2018). [Contribution to “Ask the faculty: About feet”]. Structural Integration: The Journal of the Rolf Institute®, 46(1), 4–6.
足を通した接地への信頼、イールドと支持の回復についての症例報告。


Tahata, H. (2018). Working with ma: Further refinement of the yielding approach through time, space, and intersubjectivity. Structural Integration: The Journal of the Rolf Institute®, 46(1), 44–51.
時間・空間・間主観性を通して、イールドのアプローチを「間(ma)」へと展開した論稿。


Tahata, H. (2019). The superficial layer as sensory envelope: New perspectives from the art of yield about the ‘superficial’ sessions of the Rolfing® series. Structure, Function, Integration: Journal of the Dr. Ida Rolf Institute®, 47(2), 37–42.
表層を感覚的な包絡として捉え、細胞科学とイールドの観点から10シリーズの表層セッションを考察した論稿。


Tahata, H. (2020). [Contribution to “Ask the faculty: Start at the beginning with breath”]. Structure, Function, Integration: Journal of the Dr. Ida Rolf Institute®, 48(2), 7–8.
パンデミック下の呼吸と安全感、間(ma)を用いたオンラインセッションについて。


Tahata, H. (2024). Space, ground, and gravity: Tuning our practitioner body to suitable tone and ma sensitivity. Structure, Function, Integration: Journal of the Dr. Ida Rolf Institute®, 52(1), 34–49.
肚を通した内受容感覚、適切なトーン、間(ma)への感受性、共鳴するテンセグリティと臨床事例を扱う論稿。


口頭発表

Working with Ma through Rolfing Structural Integration – New Perspectives of Manual Intervention. 口頭発表、International Conference on Traditional Medicine and Ethnomedical Research(ICTM 2019)


Case Studies of Rolfing Structural Integration Incorporated with the Art of Yield. 田畑浩良・下津浦康裕(M.D.)、口頭発表、European Congress of Integrative Medicine(ECIM 2018)


研究員時代

Tsuji-Takayama K, Tahata H, et al. Interferon-gamma enhances megakaryocyte colony-stimulating activity in murine bone marrow cells. J Interferon Cytokine Res. 1996;16(9):701–8.


Tsuji-Takayama K, Harashima A, Tahata H, et al. IFN-gamma in combination with IL-3 accelerates platelet recovery in mice with 5-fluorouracil-induced marrow aplasia. J Interferon Cytokine Res. 1996;16(6):447–51.


ヒト細胞培養由来の巨核球増強因子に関する研究. 日本生化学会大会(仙台)『生化学』第67巻・第7号(1995年)


US Patent 5,910,303(US5910303A)Agent for promoting the platelet and the leukocyte productions(血小板および白血球の産生促進剤)発明者:Kazue Takayama, Akira Harashima, Tsunetaka Ohta, Noboru Izumi, Hiroyoshi Tahata, Masashi Kurimoto


 

著書

片山洋次郎・田畑浩良・藤本靖(2024)『共鳴するからだ』晶文社
整体・ロルフィング・身体の専門家の3人が、「空間身体学」の視点から、からだと場の共鳴について語った本。
 
 

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